【打ち手バカ上司に価値はない】『コンサルがマネージャー時代に学ぶコト』著者が説くニュータイプ管理職/部下の信頼得る“インテレクチャルリーダーシップ”って何?【MANAGEMENT SKILL SET】
Summary
TLDRこの動画では、「インテレクチュアルリーダーシップ」と呼ばれる新しいマネジメントスタイルについて解説しています。単に部下のモチベーションを高めるのではなく、問題点を体系立ててブレークダウンし、論理的な思考を促すリーダーシップが重要だと説きます。会議ではまず論点を立て、サブ論点に分解し、タスクを設定する「6ステップ」を提唱。タスクバカに陥らず、左側の問いの領域に主眼を置くことで、高い生産性が生まれると主張しています。リーダーとしての「ファシリテーション力」を身につけ、質の高い議論を生み出すことが肝心だと強調しています。
Takeaways
- 🔑 インテレクチャルリーダーシップとは、従来のモチベーション重視のリーダーシップとは対照的に、論理的思考と建設的な意見交換を重視するリーダーシップのこと。
- 📋 課題解決のプロセスとして、①論点、②サブ論点、③タスク、④スケジュール、⑤実行、⑥アウトプットの6ステップを提唱している。
- 🤔 多くの人が「打ち手バカ」になりがちで、タスクに傾倒しすぎてしまう。本質的な課題の発見や分解が不十分になる。
- ✅ マネージャーの役割は、ファシリテーションを通じて論点・サブ論点を明確化し、建設的な議論を導くこと。
- 🧠 知的な発言を「インテレクチャル」と呼び、そうした発言を重視することが肝要。
- 💭 「何か」ではなく「なぜ」に焦点を当て、本質的な課題や原因を追求することが重要。
- 📚 本の内容や登場人物の紹介よりも、本の中核的なメッセージを理解し実践することが大切。
- 🔖 ミーティングでは論点に沿った建設的な議論を行い、テーマから逸脱しないよう留意する必要がある。
- 💡 アイデアと問題提起を区別し、アイデアは問題提起の文脈からくるものと捉えること。
- 🗺 論点→サブ論点→タスクの流れに従い、ステップを踏んで議論と作業を進めていくことが重要。
Q & A
インテレクチュアルリーダーシップとは何ですか?
-インテレクチュアルリーダーシップとは、上司が部下の意見を引き出し、その意見を活かしながらリードしていく新しいリーダーシップ手法のことです。従来の「モチベーションを上げる」というやり方とは異なり、部下の頭の使い方を促し、意見を言わせて相互に気づきを与え合うスタイルです。
インテレクチュアルリーダーシップを実践するための6ステップとは?
-6ステップとは、1.論点(問題)を設定する 2.サブ論点(問題を細分化する) 3.タスク(作業項目)を設定する 4.スケジュールを立てる 5.アウトプットを生み出す 6.WBS(作業構造)として体系化する、という一連のプロセスです。このステップを踏むことで、論理的に問題解決を図ることができます。
この6ステップを実践する上で最も重要な点は何ですか?
-最も重要な点は、打ち手(単なるアイデア出し)にならず、必ず「問い」から始めることです。多くの人が作業項目やアウトプットから逆算して考えがちですが、インテレクチュアルリーダーシップでは「問い」を明確にし、そこから論理的に作業を組み立てていくことが肝心です。
タスク設定の際に気をつけるべき点は何ですか?
-タスクを設定する際は「アイデア」ではなく「サブ論点」から導き出す必要があります。アイデアと言うと単なる発想にとどまりがちですが、サブ論点から導き出されたタスクは論理的な裏付けがあり、より質の高い作業につながります。
ファシリテーションの重要性について教えてください。
-ファシリテーションは非常に重要な役割です。マネージャーは、部下の発言をうまく「問い」へと整理し、論点やサブ論点を明確にしていく調整役を担います。適切なファシリテーションがなされれば、議論が散漫にならず生産的な会議になります。
論点を明確にすることの利点は何ですか?
-論点を明確にすることで、議論や作業の方向性が定まり、目的が曖昧になることを防げます。また、論点が明確であれば、作業の優先順位をつけやすくなり、無駄な作業を避けることができます。さらに、アウトプットの質も向上すると期待できます。
会議の進め方について、何かアドバイスはありますか?
-会議の進め方として、一週間ごとにテーマを分けるのがよいでしょう。最初の週は「論点会議」を行い、問題を明確にします。次の週は「タスクとスケジュール会議」を行い、作業項目と期限を決めます。このように会議のテーマを分けることで、効率的な議論ができます。
論点会議の具体的な進め方を教えてください。
-論点会議では、まず最初に問題提起された論点を共有し、黙読する時間を設けます。その後、疑問点や気づいた点をメンバーに質問してもらいます。マネージャーはそれらの質問をもとに、サブ論点を導き出し、整理していきます。こうすることで、問題の本質が明確になります。
タスクとスケジュール会議の具体的な進め方を教えてください。
-タスクとスケジュール会議では、論点会議で導き出されたサブ論点からタスクを設定していきます。その際、具体的な作業内容だけでなく、マイルストーンや期限も決めていきます。作業の優先順位もこの段階で検討し、WBS(作業構造)として体系化します。
インテレクチュアルリーダーシップを実践する上での注意点はありますか?
-インテレクチュアルリーダーシップを実践する上で注意すべき点は、単なるアイデア合戦にならないよう気をつけることです。アイデアを素早く出し合うだけでは議論が深まらず、本質が見えづらくなってしまいます。必ず問題提起の段階から論理的に進めていくことが大切です。
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