【毎日御書 番外編】　「海の文化と村の文化」ドクター部　於保哲外先生の講演内容再朗読

Summary

牧口先生の生まれ故郷である新潟県の柏崎と日蓮大聖人ゆかりの地を訪れ、大聖人と牧口先生の深い関係性を感じ取った。また、日本文化の二つの流れである「村の文化」と「海の文化」の違いについて解説し、相対学会は「海の文化」を基盤とするべきだと述べた。最後に、自分自身の命を尊ぶ「本尊」の考え方を説明し、そこから個人としての信心が開花することを訴えた。

Takeaways

• 😊 牧口先生は海の文化の中で育ち、自立的な考えを持っていた
• 🤔 日本文化には村の文化と海の文化の2つの流れがある
• 📝 真面目で我慢強い人ほど開けない不思議な法則がある
• 😮 大乗仏教は自分を100点と信じる宗教である
• 🔍 本尊は自分の生命そのものである
• 🙏 慈悲とは最悪の自分を温かい目で見守ること
• ☸️ 仏法を実践するには喜びながら自分の命を輝かすことが大切
• 📢 学会は海の文化である仏法を世界に広める使命がある
• 😊 偉大な仏である自分を喜びとともに生きることが本業
• 🌟 一瞬一瞬を喜びの命で生きることが正大な仏法実践である

Q & A

牧口先生はどのような宗教を求めていたのか?

牧口先生は、生徒を温かい心で見、人間の可能性を開くという相加教育学の土台となる宗教を求めていました。自立的かつ論理的な宗教です。

補教と二前教の違いを教えてください。

補教は、世間から相手にされない存在や差別された人を実は偉大な存在と解いているのに対し、二前教はそうした人を救おうとしなかった。人間主義という点で補教の方が優れているといえます。

村の文化と海の文化の違いは何か?

村の文化は保守的で世間体を気にし、海の文化は自立的で活動的・進歩的・解放的です。日本の文化にこの2つの流れがあるとされています。

不思議法則とはどのような法則ですか?

自分を我慢して自分を殺す人は不運になり、自分を大切にして自分の命を輝かせて生きる人は不運を増していく、という法則です。

ご本尊を信じるということはどういうことですか?

自分自身が妙法蓮華経如来の当体であると信じることです。神戸は妙なり、喉はほれなり、という生命観です。

慈悲とはどういう心ですか?

最悪の時に自分を温かい心で包むことです。そこに魂の勝利があります。他者をも慈しむ心が育ちます。

自分を100点と信じることは傲慢ではないのですか?

人と比べずに、自分自身の生命に誇りを持つなら一流の生き方です。これは正しい満と呼ばれ、慢心とは違います。

大商人の仏法とはどのような思想なのですか?

自分自身の生命を根本として尊敬することから出発する思想です。どんな境遇でも生命の尊敬があることが大切です。

補教を実践する上で心がけるべきことは何でしょうか?

朝夜のお勤めの時や日常生活のあらゆる場面で、自分の生命を妙法蓮華教と信じて喜びをもって生きることが大切です。

牧口先生はどのような背景を持つ人物だったのですか?

牧口先生は海の文化の中で育ち、自立的な考え方を持つ人物でした。大商人の仏法と相性が良かったと考えられます。