Cross-Chain Transfer Protocol (CCTP) - Demo

Summary

ジェフ・デイが開発したクロスチェーン転送プロトコル（CCTP）についてのデモを紹介します。CCTPは、ブロックチェーン間でネイティブUSDCをシームレスに移動できるように設計されており、ラップされたアセットを排除し、統一された流動性を提供し、高速な転送を実現することを目的としています。また、異なるブロックチェーンにも対応するシンプルで柔軟なバリデーション戦略を持ち、コミュニティと開発者が上に構築できる軽量で組み合わせ可能なコアプロトコルを提供します。

Takeaways

• 🚀 CCTP（Cross-Chain Transfer Protocol）は、Circle社が開発したブロックチェーン間でUSDCをシームレスに転送できるプロトコルです。
• 🎯 CCTPの主な目的は、ネイティブUSDCの焦点を当て、ブロックチェーン間でUSDCを簡単に移動できるようにすることです。
• 🛡️ ラップされた資産の使用を避け、安全性と効率性を高め、資金の損失を防ぎます。
• 🌐 現在、ネイティブUSDCは8つのブロックチェーンで利用でき、CCTPを介してさらに多くのブロックチェーンに展開する予定です。
• 🔁 異なるブロックチェーン間でUSDCを高速で転送可能にし、数分以内で完了するように設計されています。
• 🔄 USDCの転送プロセスは、トークンメッセンジャー契約書による承認、デポジットとバーン、メッセージ送信、そして遡及証明の取得を含みます。
• 🔗 CCTPはシンプルで統一されたバリデーション戦略を採用し、任意のスマートコントラクトブロックチェーンで動作します。
• 🔄 今後のCCTPの開発では、EVMチェーンだけでなく、それ以外のチェーンにも対応するように設計されています。
• 🌐 ユーザーは直接SolanaからArbitrumなどのブロックチェーンにUSDCを転送できるようになります。
• 🔧 CCTPは軽量で組み合わせやすいプロトコルとして設計されており、コミュニティや開発者が上に素晴らしい体験を構築できるようにしています。
• 📚 Circle社の開発者ドキュメントには、CCTPの仕組みや使用方法に関する詳細が記載されており、例アプリケーションでの活用も紹介されています。

Q & A

CTCTPの主な目的は何ですか？

CTCTP（Circleのクロスチェーン転送プロトコル）の主な目的是は、ユーザーがワンチェーン上でネイティブUSDCをバーンし、別のチェーンで同じ量のUSDCをミントすることを可能にすることです。

ネイティブUSDCを他のブロックチェーンにシームレスに移動することの重要性は何ですか？

ネイティブUSDCをシームレスに移動することは、ラップされたアセット（大きなハニーポットの原因となる）を避け、ユーザーが異なるUSDCバージョン（ネイティブとラップ）の違いを理解しやすくすることで、カスタマーエクスペリエンスを向上させ、資金の損失を防ぐことにあります。

CTCTPの設計の基盤とは何ですか？

CTCTPの設計の基盤には3つの要素があります。まず第一に、ネイティブUSDCに焦点を当てること。第二に、リキッドитиの統一化。第三に、高速な転送を実現すること。

CTCTPはどのようにしてクロスチェーン転送を実現するか説明できますか？

CTCTPは、イーサリアムからアバロア这样的のメッセージを送信する際、イベントがイーサリアムで発生し、アタテストサービスがイベントを観察してメッセージを署名することで実現します。この署名とイベントデータはオフチェーンAPIを通じて取得され、avaxのコントラクトで検証され、メッセージが有効であると信頼できます。

CTCTPがサポートするブロックチェーンは何ですか？

現在、ネイティブUSDCは8つのブロックチェーンで利用でき、CTCTPは将来さらに多くのチェーンにUSDCを追加する予定です。

CTCTPのバリデーション戦略は何ですか？

CTCTPのバリデーション戦略はシンプルであり、任意のスマートコントラクトブロックチェーン（EVMチェーンかどうかに関係なく）で動作するように設計されています。

CTCTPがどのようにして高速な取引を実現するか説明できますか？

CTCTPは、ブロックチェーン間の資金移動において、銀行のような長い待ち時間から離れ、数分以内に資金を移動できるように設計されています。

CTCTPが将来的にどのように進化するかについて説明できますか？

CTCTPは将来的により多くのブロックチェーンにUSDCを追加し、シンプルで軽量なプロトコルを維持し、開発者コミュニティがその上に素晴らしい体験を構築できるようにします。

デモアプリケーションを使ってCTCTPの機能をどのように示すか？

デモアプリケーションでは、AvalancheからEthereumにUSDCを転送するプロセスが示されています。これは、トークンメッセンジャーコントラクトの承認、デポジットとバーン機能の実行、CircleのAPIによるアタテストの取得、そして宛先チェーンでのメッセージ受信機能の呼び出しを通じて行われます。

CTCTPを使用する際に参考になる開発者ドキュメントはどこにありますか？

CTCTPを使用する方法について詳しく説明した開発者ドキュメントは、developers.circle.comにあります。

CTCTPがどのようにしてクロスチェーン転送を簡素化するか？

CTCTPは、シンプルで軽量なコアプロトコルを提供し、開発者が簡単に組み合わせて使用できるようにすることで、クロスチェーン転送を簡素化しています。また、異なるブロックチェーン間の直接的な資金移動を可能にし、一連のプロセスをスムーズに行うことができます。

Outlines

00:00

🚀 導入とCCTPの概要

ビデオスクリプトの第1段落では、ソフトウェアエンジニアのジェフ・デイがCircleのクロスチェーン転送プロトコル（CCTP）について説明しています。CCTPは、ユーザーが一つのチェーンでネイティブUSDCをバーンし、別のチェーンで同じ額のUSDCをマイントすることを可能にします。このプレゼンテーションでは、CCTPの開発理由、高いレベルでの概要、統合ウォークスルー、短いデモなどについて説明します。CCTPの主要な設計原則は、ネイティブUSDCの焦点、流動性の統一、迅速な転送です。また、CCTPはシンプルで拡張性があり、コミュニティや開発者が上に素晴らしい体験を構築できるように設計されています。

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🔄 USDCのクロスチェーン転送手順

第2段落では、USDCのクロスチェーン転送の手順について詳しく説明しています。EthereumからAvalancheへのメッセージの送信プロセスを例に取り、イベントの発生源、Attestationサービスによるイベントの確認、Off-chain APIの使用、そしてAVAXのコントラクトでのイベントデータとAttestationの検証プロセスを説明しています。さらに、USDCのクロスチェーン転送の具体的な手順も紹介されており、トークンメッセンジャー契約の承認、Deposit for Burn関数の実行、Attestationの取得、最後にメッセージトランスミッター契約のReceive Message機能の呼び出しが含まれています。デモアプリケーションによる実際の動作も展示されています。

Keywords

💡Circle

Circleは、このビデオスクリプトで言及されている金融技術企業です。ソフトウェアエンジニアであるジェフ・デイが所属し、クロスチェーン転送プロトコル（CCTP）についてのデモを行っています。Circleは、USDC（アメリカドルにペグされた安定コイン）のブロックチェーン間の移動を可能にする技術を提供しています。

💡CCTP (Cross Chain Transfer Protocol)

CCTPは、ブロックチェーン間でUSDCを焼却して同じ量を別のチェーンで鋳造することができる、無許可のオンチェーン・ユーティリティを指します。このプロトコルは、ブロックチェーン間の資産の移動を簡単かつ迅速に行うことを目的としています。

💡USDC

USDCは、アメリカドルにペグされた安定コインの一種で、Circleが発行するデジタル通貨です。CCTPの主な目標は、ネイティブUSDCのブロックチェーン間での移動を可能にすることです。

💡Native USDC

ネイティブUSDCは、特定のブロックチェーン上で発行され、そのブロックチェーンのルールに従って動作するUSDCです。これに対して、ラップされたUSDCは、別のブロックチェーン上で使用するためにラップされたUSDCのことです。CCTPの目標の一つは、ネイティブUSDCを広く使用し、ラップされたUSDCの使用を排除することです。

💡Permissionless

無許可（Permissionless）とは、システムやサービスを使用するために、事前に承認を得る必要がないことを指します。CCTPは無許可のプロトコルであり、ユーザーがブロックチェーン間でUSDCを移動する際に、中央認証机关の許可を受ける必要がありません。

💡Liquidity

流動性（Liquidity）は、資産を迅速かつ容易に売却できる能力を指します。CCTPの目的の一つは、USDCの流動性を統一することで、顧客の混乱を減らし、ユーザーエクスペリエンスを向上させることです。

💡Interoperability

相互運用性（Interoperability）は、異なるシステムやプラットフォームが互いに通信やデータ共有ができる能力を指します。CCTPは、異なるスマートコントラクトブロックチェーン間でUSDCを移動できるようにするため、相互運用性を高めることが目標とされています。

💡Fast Transfers

迅速な転送（Fast Transfers）は、資産の移動が短時間で完了することを指します。CCTPは、ブロックチェーン間のUSDCの移動を迅速に行うことを目的としており、ユーザーが長時間待つ必要がないように設計されています。

💡Extensible

拡張可能（Extensible）は、システムやプロトコルが将来的に機能を追加したり、改善したりできることを指します。CCTPは、コミュニティや開発者が上に構築し、より素晴らしい体験を提供できるようにする軽量で組合せ可能なコアプロトコルを目指しています。

💡Attestation Service

証言サービス（Attestation Service）は、イベントが発生したことを確認し、そのイベントを検証するサービスです。CCTPでは、証言サービスがトランザクションの正当性を確認し、ブロックチェーン間でのUSDCの移動を可能にします。

💡MetaMask

MetaMaskは、ブロックチェーンとインタラクトするためのブラウザ拡張機能とウォレットです。CCTPのデモでは、MetaMaskを使用して、AvalancheからEthereumへのUSDCの移動を実行します。

Highlights

Jeff Day, a software engineer at Circle, presents on Circle's Cross Chain Transfer Protocol (CCTP).

CCTP is a permissionless on-chain utility for cross-chain transfer of native USDC.

The protocol allows burning of native USDC on one chain and minting the same amount on another.

The primary goal of CCTP is seamless movement of native USDC between blockchains without using wrapped assets.

CCTP aims to unify liquidity by eliminating confusion between native and wrapped USDC versions.

The protocol focuses on fast transfers, aiming to move funds between chains within minutes.

Interoperability is a key feature, with native USDC currently on eight blockchains and plans for expansion.

CCTP uses a simple validation strategy compatible with any smart contract blockchain, including non-EVM chains.

The protocol enables direct money movement between two blockchains with native USDC.

CCTP is designed to be extensible, allowing developers to build on top of it.

The presentation includes a high-level overview of how CCTP works, from event emission to message transmission.

A live demo showcases transferring USDC from Avalanche to Ethereum, highlighting the practical application of CCTP.

Developer documentation for CCTP is available at developers.circle.com for those interested in implementing the protocol.

CCTP's design pillars include focus on native USDC, unification of liquidity, fast transfers, interoperability, and extensibility.

The protocol's architecture is designed to avoid wrapped assets, which can be vulnerable to exploits.

CCTP aims to improve user experience by eliminating the need to understand the difference between native and wrapped USDC.

The protocol is built to be lightweight and composable, encouraging community and developer engagement.

CCTP's validation strategy is based on event observation and attestation signing by the attestation service.

The demo application shows the capability of CCTP in a user-friendly interface, facilitating cross-chain transfers.

The presentation concludes with a call to action for developers to explore CCTP's potential through its documentation.

Transcripts

hi everyone my name is Jeff day I'm a

software engineer at Circle uh today I'm

going to be giving a demo on circles

cross chain transfer protocol also known

as cctp a permissionless on chain

utility that will allow users to burn

native usdc on one chain and mint the

same amount on another chain so at a

high level this presentation will cover

the following why we built cctp a high

level overview an integration

walkthrough and a short demo so first

why we built cctp we had a few key

design pillars around which we wanted to

build cctp first a focus on Native usdc

our primary goal was to allow

individuals to seamlessly move native

usdc between blockchains we really want

to move away from any type of wrapped

asset because they create huge honey

pots as we've seen over the past year or

so so the escrow contracts can be

drained and cause a huge loss of funds

second unify liquidity we have a lot of

confusion in customer errors caused on

blockchains where there are two versions

of usdc uh both the native usdc and

wrapped usdc many users are not sure the

difference between them uh or and which

ones you use and this has caused uh poor

ux and lots of customer mistakes uh long

term we want to have native usdc

everywhere and eliminate the usage of

wrapped usdc completely third or fast

transfers we looked around at some of

the existing Bridges and it's really not

a great ux when you need to wait many

hours or maybe even up to a week to move

your money between Chains It's kind of

similar to a bank and that's all what we

want to move away from We Believe moving

money between blockchains should not

take more than a minute or two next

interoperable today native usdc is on

eight blockchains and we are planning to

add usdc to many more chains in the

future

all of these chains are a little

different uh with these differences in

mind our goal was to have a simple

validation strategy that can work on any

smart contract blockchain whether it's

an evm chain or not next many many to

many we wanted to decide the protocol in

a way where money can move directly

between 92 blockchains which both have

native usdc we've built it in a way

where customers will be able to move

money from Solana onto arbitrum directly

without needing to go through each first

which we think is pretty cool last but

not least extensible we wanted to allow

the community and developers to really

build and take this and run with it so

we purposefully keep the core protocol

lightweight and composable in order to

allow all developers to build some

awesome experiences on top of it so now

that we talked about what we wanted to

build let's talk about how we built it a

high level overview in practice let's

consider passing a message from ethereum

to Avalanche at a very high level an

event would first happen on ethereum

which emits some message next our

attestation service will observe the

event happening and sign a message

saying that it is seen event a on eth

anyone can call this off chain API and

say hey Circle I want an attestation for

event a our API will return the event

data along with the attestation

the event data and the attestation can

then be passed into a contract on avax

all the contract needs to do is verify

the author of the signature and then I

can trust that the message is valid and

take whatever step steps it wants to so

let's walk through the steps for a usdc

cross chain transfer

first approve the token messenger

contract to transfer usdc

second you would execute the deposit for

burn function which deposits the user's

usdc to the Token messenger contract

burns the usdc and calls the message

transmitter to pass the message and emit

an event

third uh fetch the attestation for

circles API the message can be fetched

using the message hash from the message

sent event from step two finally call

the receive message function on the

message transmitter contract on the

destination chain to receive usdc at the

original specified address so this is

kind of a higher level uh you know image

of how all the smart contracts interact

basically a diagram that explains what I

just walked through so next we're going

to go through an integration walkthrough

in demo this is a demo application that

we've built to show the capabilities of

cctp at the landing page you can see

I've already connected my metamask

wallet

that holds um some avax and some usdc on

Avalanche so first I'm going to go here

and specify that the source chain that I

want to burn usdc on is Avalanche the

destination chain that I'm going to want

to Mint on is ethereum I'm going to

press this button to copy my wallet

address here so that my usdc ends up in

the same wallet on ethereum let's say we

want to transfer one usdc so we would

hit the next button now this message

will pop up asking to approve the

transfer so I'm going to hit approve

this is popping up a notification from

metamask I'm going to confirm it

[Music]

next we just want to hit send to uh to

uh which will make the deposit for burn

call we mentioned earlier

so that that should also pop up a

metamask notifications you see we're

calling deposit for burn here

so I'm going to confirm that

great uh so now we wait for the burn to

take place on Avalanche and to fetch the

attestation using circles API so this is

just kind of a screen saying that that's

going on in the background

um

so we're going to wait for this to uh

wait wait for the burn and mint to

happen

foreign

great so now we have a notification uh

popping up confirming that we want to

receive uh usdc on at the address that

we specified on the destination chain

ethereum so first we want to switch to

this to the Gurley Network as we were on

the Avalanche test Network and click the

receive button

so this is uh asking us to confirm the

transaction to receive usdc on

gurleyheath we're going to confirm

wait for the transfer to complete

and as you can see our transfer is

completed so if we take a look at our

metamask account now

on ethereum

if we look at assets

we now have one more usdc than we did

here on ethereum if we go back to our

Avalanche

we'll have one fewer usdc

that's that's that's the demo

um going back to the presentation the

last thing I wanted to talk about is

just our developer docs we have some

developer documentation at

developers.circle.com this can really

outline uh it you know how the cross

chain transfer protocol works and also

how you can use it in an example

application so that's the presentation

thanks so much

foreign