地域とともにある学校づくり ～コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進～（国立教育政策研究所 志々田まなみ）：校内研修シリーズ№136

Summary

国立教育政策研究所の志々田まなみが、地域と学校の連携を通じたコミュニティ・スクールの必要性とその推進方法について解説。地域学校協働活動の重要性や、学校運営協議会での議論を通じた教育目標の共有と達成について述べ、具体的な取り組み例も紹介している。

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Q & A

国立教育政策研究所の志々田まなみさんはどのようなテーマについて話していますか？

志々田まなみさんは地域とともにある学校づくり、コミュニティ・スクール、地域学校協働活動の一体的推進について話しています。

「地域とともにある学校づくり」という用語はいつから使われるようになったのですか？

「地域とともにある学校づくり」という用語は、平成28年頃から説明されるようになりました。

コミュニティ・スクールの導入が義務付けられたのはいつですか？

コミュニティ・スクールの導入が義務付けられたのは、平成29年からです。

コミュニティ・スクールの基本的な要件は何ですか？

コミュニティ・スクールの基本的な要件は、地域と学校の間で子供や学校を巡る教育的な課題や教育目標を共有した上で、必要となる教育活動を協議したり、学校運営の評価・改善をしたりすることです。

地域学校協働活動の誤解として最も一般的なものは何ですか？

地域学校協働活動の誤解として最も一般的なものは、地域住民と教職員が同じ時間、同じ場所、同じぐらいの負担を分け合って、一緒に実施する子供のための活動だと勘違いすることです。

地域学校協働活動推進員の役割は何ですか？

地域学校協働活動推進員は、学校と地域との連絡や調整をしたり、学校と地域とが共有する教育目標やそれらを一緒に取り組む意図について地域住民に理解を促すなど、中間的な支援を果たす役割を持っています。

拡大学校運営協議会とはどのような取り組みですか？

拡大学校運営協議会は、通常の学校運営協議会のメンバーに加えて、地域住民や保護者、教職員など様々な立場の人々が一堂に会して、地域で育てていきたい子供像や教育ビジョンなどについて熟議をする機会を開催する取り組みです。

コミュニティ・スクールの導入が進んでいる地域で、学校と地域の連携がどのように機能していますか？

学校と地域の連携は、地域住民による授業支援や学校支援のボランティア活動、地域交流、ふるさと教育のプログラムなど、多様な形で機能しています。地域と学校が一体となって子供達の成長を支えることが重要視されています。

コミュニティ・スクールの制度が位置づけられている背景には何がありますか？

コミュニティ・スクールの制度が位置づけられている背景には、学校教育の質的な充実・改善、社会に開かれた教育課程の実現、地域との連携・分担による学校マネジメントの実現などがあります。

地域学校協働活動推進員を選任することのメリットは何ですか？

地域学校協働活動推進員を選任することにより、学校運営協議会の議論が地域全体に発信されるようになり、地域住民との相互理解を図る関係性の構築が促進されることが期待できます。