【宮台真司「日本はインチキ先進国」】クソ社会だからこそ世界の先例に／ギリシア的世界と宮台氏の育児論／教育の失敗が良い結果を生む？／宮台氏と安藤氏が考える「次世代の育て方」

Summary

このトランスクリプトでは、日本の政治、経済、社会の問題点について議論が展開されています。特に、教育やリーダーシップの在り方、感情的なシンクロの重要性について焦点が当てられています。日本が「クソ先進国」と称され、問題の多い社会であることが指摘される一方で、そのような環境で生き抜くことで得られる学びや知恵の重要性が強調されています。また、親の教育方針や子供の自立を促すことの大切さについても触れられています。最後に、次世代を育てるための知識と知恵の共有が強調されます。

Takeaways

• 😡 日本の経済と政治は非常に悪化している。
• 🎓 東大生の行政官僚志望の背景にある品質を求めない姿勢が問題。
• 🌬 風通しの良い社会を作るために、表層的な品質を求めないことが重要。
• ⚠️ 日本はインチキ先進国であり、他国も日本の後を追う可能性がある。
• 💪 悪い場所で生きることが、先進国になるための可能性を見つける学びになる。
• 👨‍🏫 良いリーダーとは、感情的なシンクロを引き起こせる人。
• 🌐 グローバル化により、日本だけでなく多くの国が孤立し分断された状態になっている。
• 🤝 社会の中で自立を推奨し、依存ではなく協力を重視する。
• 🧠 学問や芸術は、新しい覚醒をもたらし、日常を新しい視点で生きる助けとなる。
• 👩‍👧‍👦 親の役割は、子供に多様な性能を実装することではなく、自立と反省を促すことである。

Q & A

日本の政治や経済について、どのような見解が述べられていますか？

日本の政治や経済はひどい状況であり、経済指標の落下や労働組合の問題が指摘されています。また、日本はインチキ先進国とされ、多くの国が日本の後を追いかける可能性があると述べられています。

次世代の育て方に関して、何が重要だとされていますか？

次世代の育て方として重要なのは、個人の能力を伸ばすことではなく、チームとしての最適化を目指すことです。また、感情的なシンクロを引き起こせるリーダーシップが求められています。

リーダーに必要な資質は何ですか？

リーダーに必要な最重要な資質は、感情的なシンクロを引き起こす能力です。これは、他の人々にそのリーダーのようになりたいと思わせるモデリングへの動機を生み出すことです。

昭和のリーダーシップと現代のリーダーシップの違いは何ですか？

昭和のリーダーシップは情緒的な巻き込みを重視し、困った時に一緒に酒を飲むなどして仲間意識を喚起する手法が多かったが、現代では知的な合理性を納得させて人をついて来させるリーダーシップが求められています。

次世代に必要なリーダーシップとはどのようなものですか？

次世代に必要なリーダーシップは、上から下へのトップダウン型ではなく、集合知による知識社会化を促すリーダーシップです。チームのデコボコをうまく組み合わせて最適化を図ることが重要とされています。

日本の教育環境と社会化の環境の違いは何ですか？

日本の教育環境は悪いとされているが、社会化の環境としては良いとされています。ひどい環境で育つことで、問題に早く気づき、それを乗り越えるための知恵を得ることができるからです。

良い教育とはどのように定義されていますか？

良い教育とは、親や教師の教育意図が成功し、子供が良い成績やポジションを取ることですが、これだけでは社会を生き抜くためのバイタリティや知恵が身につかないとされています。

反抗期の機能は何ですか？

反抗期の機能は、最終的に全能感を捨てることです。親による抑圧が反抗期を成立させ、その過程で全能感をカッティングすることができるとされています。

日本社会の問題点は何ですか？

日本社会の問題点として、国民は仲間だという意識が戦後徐々に失われ、競争と生産性が重視されるようになったことが挙げられます。このため、再分配が難しくなり、社会の分断が進んでいるとされています。

学問の重要性についてどのように述べられていますか？

学問は、思い込みを突破し、新しい構えで日常を送るためのツールであるとされています。知識ではなく、知恵を身につけることで、新しい覚醒を促し、日常生活に活かすことができると述べられています。