【老いるショック】老老介護の現実 認知症の夫と妻の決断 2015年10月7日放送

HTB北海道ニュース
22 Jan 201606:24

Summary

TLDR佐藤豊子さんは84歳で、夫と50年以上暮らしてきたが、現在は一人暮らし。夫は認知症で、財布がないと言い出すなどの症状が進み、警察に保護されることも。豊子さんは夫の介護を続けたいと思っているが、体力的にも限界を感じており、介護1で生活している。夫は記憶がほとんどなく、豊子さんの名前も分からなくなっているが、それでも彼女にとっては世界でたった一人の夫であり、離れたくないという想いがある。認知症の人数は今後も増えるとされ、国の施策では住み慣れた地域で自分らしく暮らすことが重要視されている。

Takeaways

  • 👵 佐藤豊子さんは84歳で、夫と50年以上暮らした経験がありますが、今は一人暮らしです。
  • 😔 彼女は体が良くないため、夫を世話する能力がなくなっており、諦めざるを得ない状況にあります。
  • 🧠 夫は認知症の進行により、症状が増しており、警察に保護されることもあるほどです。
  • 🚶‍♂️ 夫は時々道に迷ってしまい、一人で外出する危険性があります。
  • 🏠 豊子さんは夫を自宅で介護したいと思っていますが、体力的にも限界があります。
  • 👫 豊子さんは夫との関係を大切にし、夫婦で仲良く暮らすことを望んでいます。
  • 🏥 今年3月に夫は病気で入院し、体力が低下して車椅子に座らざるを得ませんでした。
  • 🗣️ 夫は記憶障害のため、豊子さんの名前を忘れ、状況がますます困難になっています。
  • 👴 夫は87歳で痩せており、豊子さんは週に1回病院に訪れ、夫との時間を大切にしています。
  • 📈 認知症の高齢者は今後も増加する見込みで、10年後には65歳以上の5人に1人になると予想されています。
  • 🏘️ 国の施策では、認知症患者が住み慣れた地域で自分らしい生活を続けるよう支援しています。

Q & A

  • 佐藤豊子さんはどのような状況で一人暮らしをしていますか?

    -佐藤豊子さんは夫と50年以上暮らしていたが、夫の認知症が進行し、介護が必要な状況になりました。そのため、夫は病院に入院し、豊子さんは一人で暮らしています。

  • 夫の認知症が進行するにつれてどのような症状が現れていますか?

    -夫の認知症が進行するにつれて、財布がないと言ったり、帰り道が分からなくなったり、警察に保護されるような状況が起こるようになりました。

  • 佐藤豊子さんは夫の介護を続けることについてどのように思っていますか?

    -豊子さんは夫を介護することを諦めるより仕方がないと思っていますが、夫の体が悪くなった場合、元子もいないと諦めるしかないとも思っています。

  • 夫が病院に入院したきっかけは何ですか?

    -夫は今年3月に2度目の濃厚接触で倒れ、それをきっかけに札幌市内の病院に入院してしまいました。

  • 夫の現在の状態はどうなっていますか?

    -夫は87歳で痩せて車椅子に乗っており、記憶も悪くなり、豊子さんの名前も分からなくなってしまっています。

  • 佐藤豊子さんは夫との関係についてどのように思っていますか?

    -豊子さんは夫との関係を大切にしており、夫婦だからこそいつまでも寄り添って面倒を見ようと思っています。

  • 認知症の高齢化が進む中で、国はどのような施策を打ち出していますか?

    -国の施策では、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることや在宅での介護を認知症対策の基本に据えています。

  • 佐藤豊子さんは将来、夫との生活についてどう考えていますか?

    -豊子さんは将来、もし状況が許せば夫と一緒に暮らしたいと思っており、できるだけのことをしてあげたいと望んでいます。

  • 認知症患者の増加に伴い、どのような社会的な取り組みが必要だと思いますか?

    -認知症患者が増える中で、介護をする人とされる人だけでなく、外のサービスやネットワークに疎通することも重要だと考えています。

  • 佐藤豊子さんは夫の介護においてどのような困難に直面していますか?

    -豊子さんは夫の介護において、自身の体力不足や夫の突然の行動に困難を感じています。また、夫が自分の名前を忘れることにも辛いと感じています。

Outlines

00:00

👵 認知症と暮らす日々

84歳の佐藤豊子さんは、50年以上一緒に暮らしていた夫と別々に暮らす日々を送っています。彼女は認知症の進行に伴い、夫が外に飛び出しそうになるなどの症状が出てきており、介護が必要とされています。夫は2度目の濃厚接触で倒れたこともあり、病院に入院しています。豊子さんは夫を介護することができず、夫が戻ってきてほしいという願いを抱いていますが、現実は厳しく、介護1での体力不足から介護することが難しい状況です。

05:00

🏠 認知症対策と在宅介護

65歳以上の認知症患者は5人に1人と推計されており、国の施策では住み慣れた地域で自分らしく暮らすことが重要視されています。在宅での介護を認知症対策の基本とし、介護をする人とされる人だけでなく、外のサービスやネットワークとの繋がりも重要だと考えています。豊子さんは夫との関係を大切にし、一緒に暮らすことを望んでおり、できる限りのことをしてあげたいと思っていますが、体力の限界も感じています。

Mindmap

Keywords

💡認知症

認知症は、認知機能の低下を特徴とする神経学的な疾患です。ビデオでは佐藤豊子さんが夫の風さんの認知症に悩まされており、彼が家を出ようとするなどの特有の症状が増加していると語られています。これはビデオの主題である高齢者と認知症のケアに関する重要な概念です。

💡介護

介護とは、高齢者や障害者などが日常生活に支障をきたす場合に、家族や専門のスタッフが提供する支援のことを指します。ビデオでは、豊子さんが夫の介護を行っているが、体力がなくなっており、介護1での体力では夫の介護ができなくなったと述べています。これは高齢者の介護とその負担に関する重要な視点を提供します。

💡介護1

介護1は、日本の介護保険制度における介護の必要度を示す4つのレベルのうち最も低いレベルです。ビデオでは、豊子さんが介護1であると述べており、それでも体力がなく夫の介護が困難になっていると感じていると表現されています。これは介護制度と個人の状況がどのように関連するかを示す例です。

💡在宅介護

在宅介護とは、自宅で介護サービスを受けることを意味します。ビデオでは、国が在宅での介護を認知症対策の基本に据えていると紹介されており、豊子さんも夫を自宅で介護し続けたいと願っていると語られています。これは高齢者の生活環境と介護サービスの提供方法に関する重要なポイントです。

💡濃厚接触

濃厚接触とは、感染症などの患者との密接な接触を指します。ビデオでは風さんが2度目の濃厚接触で倒れたとされており、これは彼の体調が悪化していることを示す重要な事実です。

💡介護サービス

介護サービスとは、介護を必要とする人々に対して提供されるサービスの総称です。ビデオでは、介護サービスが豊子さんのように介護をする人たちを支援する上で重要な役割を果たしていると示唆されています。

💡介護ネットワーク

介護ネットワークとは、介護サービスを提供する人々や組織が互いにつながり合う仕組みです。ビデオでは、介護をする人とされる人だけでなく、外のサービスやネットワークに繋がることが大切だと豊子さんが述べています。これは介護におけるコミュニティの重要性を強調しています。

💡介護insurance

介護保険は、日本独特の制度で、高齢者や障害者などが介護サービスを受けるための保険です。ビデオでは、介護1の豊子さんが介護サービスを受けることで、夫の介護を続けることができる状況が示されています。これは介護サービスの提供と個人の負担を軽減する制度の重要性を示します。

💡介護の負担

介護の負担とは、介護を提供する側にとっての身体的、精神的、経済的な負担を指します。ビデオでは豊子さんが夫の介護に苦労しており、体力がなくなってきていると述べています。これは介護提供者におけるストレスと負担を象徴する重要な概念です。

💡介護と家族

介護と家族は、家族が介護を提供する際に直面する複雑な関係を指します。ビデオでは豊子さんが夫との関係を通じて介護の重責を背負っている状況が描かれており、夫婦間の愛と責任感がその核心に位置しています。これは家族間の介護とその影響を理解する上で重要な視点です。

Highlights

84歳の佐藤豊子さんは夫の介護を続けています。

夫の認知症が進行し、財布がないと言い出すなどの症状が見られます。

夫が突然帰り道が分からなくなり、警察に保護されることが多くなりました。

佐藤さんは夫が外に出ようとするときに目を離せません。

夫は今年3月に2度目の脳梗塞で倒れ、病院に入院しました。

87歳の夫は痩せて車椅子を利用しています。

夫の記憶力が悪化し、佐藤さんの名前も分からなくなっています。

佐藤さんは夫と一緒に過ごした時のことを思い出しながら介護を続けています。

認知症の人の数は増え続け、10年後には65歳以上の5人に1人が認知症になると推計されています。

新オレンジプランでは、住み慣れた地域での在宅介護を基本としています。

佐藤さんは夫と一緒に最後まで暮らしたいと願っています。

夫の靴が玄関に置かれ、彼が帰ってくることを願っています。

佐藤さんは自分の体力が許す限り、夫のためにできることをしたいと思っています。

介護者と被介護者の関係を閉じこもらず、外部のサービスやネットワークに繋がることが重要です。

佐藤さんは夫との思い出を大切にしながら、介護の日々を過ごしています。

Transcripts

play00:02

50年以上夫と暮らしてきた

play00:08

家いつものソファーに座る人はいませ

play00:14

ん84歳の佐藤豊子さんは今1人で暮らし

play00:20

ていますいやこんな体でなかったらね

play00:25

なんぼでも見てあげられるのあげられるの

play00:28

になと思ったん

play00:30

けどあの体が悪くなったらもう元子もない

play00:34

と思って諦めるより仕方がないなと思って

play00:38

ねうんで覚悟を決めたんですけど

play00:42

ねいや僕はねこういけるの風さんは認知症

play00:47

play00:48

進み財布がないと言い出すなど認知症特有

play00:52

の症状が増えてきまし

play00:57

たに

play00:58

はなりまし

play01:01

た突然帰り道が分からなくなりしばしば

play01:06

警察に保護されていまし

play01:09

たとこさんが目を離すとすぐに外に

play01:13

出かけようとし

play01:15

ますまたどこ行くの僕歩きえ歩きに歩き

play01:21

今日これから歩くの

play01:24

がいやいなきゃ困るんだなんで困るのい

play01:27

なきゃで困る俺てなんで困るん困るめてだ

play01:31

わそうだあんたがシに死にたくないって言

play01:35

んだ俺先に死道がない

play01:40

わ打出て気を抜くことのできない在宅会

play01:45

いつもそれでもとこさんの気持ちは決まっ

play01:49

ていまし

play01:51

たいやその人はねいやそんなのね旦那さん

play01:56

とこでもちょ入るとこね見つけて入れて

play02:00

少楽したらどうなのてみんなってくれるの

play02:05

夫婦だからねいつまでも寄り添ってあの

play02:09

面倒見ようと私は思ってる

play02:13

わけしかし風さんは今年3月2度目の濃厚

play02:19

塞で倒れこれをきっかけに札幌市内の病院

play02:23

に入院していまし

play02:28

play02:32

調子

play02:34

悪い胸苦しい

play02:38

の87歳になったひかさんは痩せて車椅子

play02:45

に乗っていまし

play02:47

た記憶ね妖怪後は最高の5です記憶ねお

play02:53

見舞いは10日に1

play02:56

回す1日一緒に過ごします

play03:00

あんたは

play03:01

何何名前は何ていうの佐藤佐藤和

play03:09

私だっわけわかんない何わからないわかん

play03:17

ない私の名前は分かんなくなっ

play03:24

たさんは主にめられ

play03:27

ての病院登り下りす夜間に起き上がろうと

play03:33

する突然起り出すなど難しい症状が出てき

play03:38

ていますうん

play03:40

こっちそしたらおしっこちょっとしか

play03:44

トイレで泄したいという気持ちは残ってい

play03:46

ましれてから車連れてくからから足ねダだ

play03:52

一人で行くの行けないって屋で行くだ今

play03:57

ダメだってよだ何ダメなのだめ転んだら

play04:01

どうするのこれない

play04:06

の自身も用介護1で体力のないとこさに夫

play04:12

を介護することはできませ

play04:15

ん悪さんは夫を見つめながら2人が一緒に

play04:21

いた時のことを思い出し

play04:28

ます仲良くしようねもうもうもう仲良く

play04:32

しようねもう離れなくなっちゃちょっと

play04:34

もうこれ離れなくなっちゃっ

play04:38

た昨日から夫はとこさんの名前も分から

play04:44

なくなってしまいまし

play04:46

たでも彼女にとって

play04:50

は世界でたった1人の夫

play04:56

です10月今日から

play05:00

認知症の人の数は増え続け10年後には

play05:03

65歳以上の5人に1人と推計されてい

play05:07

ます国の施策新オレンジプランでは住み

play05:12

慣れた地域の良い環境で自分らしく暮らし

play05:17

続けることと在宅での介護を認知症対策の

play05:21

基本に置いてい

play05:24

ますま1人だけでこう見ていくとやはり

play05:28

その分もおそらく溜まっていきます

play05:32

でしょうし介護をする人とまされる人とま

play05:36

あのその関係だけで閉じこもらずにですね

play05:41

やっぱりこう外のまいろんなこうサービス

play05:44

だとかあネットワークに繋がるってことが

play05:47

大事かなって思います

play05:51

ね今も玄関にあるひかさんの

play05:56

靴帰ってきてほしくても現実には体力も

play06:01

家系もそれを許しませ

play06:05

んネタきりになってうちへ連れてきて最後

play06:10

は一緒に暮らしたいなと私は思ってるん

play06:13

ですよねうんできればそういう風にして

play06:15

あげたいなと思って自分の体も体だけども

play06:18

うんできるだけのことをしてあげたいなと

play06:22

思っ

play06:23

Rate This

5.0 / 5 (0 votes)

関連タグ
認知症夫婦愛介護日常生活感動高齢者家族思い出在宅介護札幌市