DESIGNART TOKYO 2024 SPECIAL INTERVIEW | 落合陽一 at BAG -Brillia Art Gallery-
Summary
TLDRこのトランスクリプトでは、江戸時代の食文化やアート、デジタル技術を組み合わせた現代のアートプロジェクトについて語られています。特に寿司やウナギなどの江戸の食文化がどのように現代に引き継がれているかを探求し、彫刻でドラゴンとウナギを融合させた作品を制作する過程が描かれています。また、ヌルというコンセプトを取り入れたデジタルアートの作品や、伝統と現代アートをどう結びつけるかという挑戦にも言及されています。
Takeaways
- 🎵 江戸の文化は意外に触れる機会が多いが、あまり意識されていないことが多い。
- 🍣 寿司やウナギなどの江戸時代の食文化が重要であり、それらがどこで始まったのかを調査している。
- 🐉 ドラゴンを彫刻にしようという発想があり、特にウナギがドラゴン化したモチーフを考えている。
- 🖼️ 彫刻は現代的なデザインになっており、デジタルやヌル(Null)をテーマにしている。
- 💻 東京建物とのコラボで、ヌルをテーマにした作品を制作したことがある。
- 🌳 大手町の森に設置された作品は透明なガラスケースに水面のようなものがあり、ファントムを表現している。
- 🎨 芸術は人々の心を癒し、生活の一部として計算や効率、テクノロジーの発展とも結びついている。
- 🥢 日本の伝統的なカルチャーと現代アートをどのように結びつけるかが大きな挑戦である。
- 🍤 ポップカルチャーだけでなく、何百年も続く伝統的な文化との結びつきを重視している。
- 👁️🗨️ デジタル文化がどのようなビジュアル表現を生むのか、今後もリサーチを続けたいと考えている。
Q & A
日本橋京橋エリアで行われる天覧会とはどのようなイベントですか?
-天覧会は日本橋京橋エリアで行われる、江戸の文化や芸術を紹介するイベントです。江戸時代の文化や食事、芸術などを現代にどう取り戻すかをテーマにしています。
江戸時代の食文化の発展について、話者はどのようなことを調べたのですか?
-話者は、寿司やウナギなどの江戸時代の食事がどこで始まり、どのように流行したか、特にトロの発祥について興味を持ち調べました。
話者が考案した「ウナギドラゴン」の彫刻はどのようなものですか?
-ウナギドラゴンは、ウナギとドラゴンを融合させた彫刻で、145年かけて成長したドラゴンをモチーフにしています。話者はこのアイデアを彫刻に取り入れ、現代的な彫刻作品を作りました。
「ヌルの小漏れ」とはどのような作品ですか?
-「ヌルの小漏れ」は、透明なガラスケースの中にファントムが入り、水面のような景色を作り出した作品です。これは話者が東京建物と行ったプロジェクトの一環として制作されたものです。
話者が考える芸術とテクノロジーの関係はどのようなものですか?
-話者は、芸術は心を癒し、生活を豊かにするものであり、テクノロジーや計算効率の発展を支える一方で、芸術的な営みには深い味わいがあると考えています。
現代アートと日本の伝統文化を結びつける際の挑戦とは何ですか?
-話者によれば、現代アートと日本の何百年も前から続く伝統文化を結びつけることは大きな挑戦であり、ポップアニメ以外にもローカルの伝統的な芸術や文化を現代に伝えることが重要だと述べています。
デジタルカルチャーが現代アートに与える影響について、話者はどのように考えていますか?
-話者は、デジタルカルチャーが現代アートにおいてどのようなビジュアル表現を生むのかが見所であり、リサーチを重ねながら今後も作品を作り続けたいと考えています。
江戸の文化やカルチャーはどのように現代に残っているのでしょうか?
-江戸の文化やカルチャーは、寿司やウナギといった食文化を通じて現代にも残っていますが、一部は失われており、それを現代に取り戻すことがテーマになっています。
話者が考える「コンピューターサイエンスのカルチャー」とは何ですか?
-話者は「コンピューターサイエンスのカルチャー」を、ヌルという概念と結びつけ、透明なガラスケースの中にファントムを入れた作品を通じて表現しています。
話者はどのようにして伝統文化と現代アートを融合させようとしていますか?
-話者は、江戸時代から続く伝統文化と現代アートをつなぎ、デジタルカルチャーを取り入れた新しい表現方法を模索しながら、リサーチを通じて作品を制作しています。
Outlines
🐉 江戸文化の意外な発見と食文化の起源
この段落では、江戸の文化に対する意外な発見について述べられています。特に、日本橋や京橋エリアでの体験や、寿司や鰻といった江戸時代の食文化の発祥について触れています。トロの由来や江戸時代以降の文化の変遷、そして失われた文化をどのように復活させるかについても考察されています。具体例として、彫刻でドラゴンを作る過程でのアイデアや発想が語られており、ウナギとドラゴンを組み合わせた創作の背景が説明されています。
💻 ヌルと現代デジタルカルチャーの融合
この段落では、ヌル(Null)というコンセプトを起点に、デジタルカルチャーやコンピューターサイエンスと芸術の融合について語られています。最初に東京建物とのプロジェクトでヌルの作品を作った経験が紹介され、大手町の森に展示された透明なガラスケースの中にファントムを配置した作品が説明されています。この作品を通じて、デジタルと自然、そして芸術がどのように結びつくかについての考察が続いています。
🌿 芸術と自然、そしてデジタルが共存する未来
この段落では、未来の暮らしにおける芸術と自然、そしてデジタル技術の共存についての展望が語られています。少子化が進む中で、芸術や豊かな自然が人々の生活を癒し、豊かにする役割を果たすという視点が述べられています。また、計算や効率だけでなく、芸術や文化が人々の心に響く大切な要素であり、日常生活の一部としての役割が強調されています。
🎨 日本の伝統と現代アートの挑戦
この段落では、日本の伝統的なカルチャーと現代アートがどのように結びついているかについて議論されています。寿司や天ぷらといったローカルな文化と、コンテンポラリーアートの間に橋をかける挑戦が描かれています。アニメやポップカルチャーだけではなく、何百年も前から続く日本の伝統文化と現代アートの融合を目指していることが強調されています。
🔍 デジタルカルチャーとビジュアル表現の未来
この段落では、デジタルカルチャーにおけるビジュアル表現の未来についての考察が続けられています。リサーチを重ねながら、デジタルの文化や現代のビジュアル表現がどのように発展していくのかに焦点が当てられています。現代風の作品を制作し続ける意欲や、デジタル文化と伝統文化を結びつけた新しい表現の模索が語られています。
Mindmap
Keywords
💡江戸の食文化
💡ドラゴン彫刻
💡ヌル
💡透明なガラスケースのファントム
💡現代アート
💡日本橋・京橋エリア
💡伝統と現代の融合
💡ポップアニメ
💡デジタルカルチャー
💡寿司天ぷら
Highlights
江戸の文化は、知られているようで実際にはあまり知られていない側面が多い。
日本橋や京橋エリアで、体験できるがあまり触れられていない江戸の文化が多い。
江戸時代の食文化、特に寿司やウナギの発祥について調べることで、意外と知られていない起源や流行が明らかになる。
明治、大正、昭和、平成を経て、江戸の文化が残っているものや失われてしまったものがある。
ドラゴンの彫刻を作る際、日本橋に多くある「キリ」よりも、あまり見かけない「ドラゴン」を選んだ。
ウナギとドラゴンを組み合わせた彫刻アイデア。ウナギがドラゴンだったらどうなるかを想像して制作した。
作品のモチーフは、頭の上にドラゴンが乗っている姿から発展させた。
ドラゴンが145年の時を経て成長し、ウナギのような姿になるというコンセプトを表現した。
ヌルという概念を取り入れた最初の作品は「ヌルの小漏れ」で、大手町の森で展示された。
ヌルをテーマにした作品は、透明なガラスケースにファントムを閉じ込めたものが最初だった。
ヌルやデジタルカルチャーの要素を芸術と融合させることに注力している。
デジタル時代のカルチャーと、江戸時代から続く伝統文化の融合が大きな挑戦とされている。
現代アートと日本の伝統文化をどのように結びつけるかが、今後の課題であり挑戦。
ポップアニメだけでなく、江戸時代から続く本物のローカルカルチャーと結びついたコンテンポラリーアートが重要。
デジタルカルチャーにおいて、伝統的な文化や視覚表現がどのように変化するかをリサーチしながら、作品を制作していく。
Transcripts
[音楽]
江戸は意外と知られてるようで知られて
なくえっと意外と手触りがあるところで
体験できるけれどみんな触ってないみたい
なものが多くてですね日本橋京橋のエリア
で天覧会をやるっていう話になってああっ
て言いながらなんかいろんなカルチャーを
調べてったんですねここもでそしたら
やっぱ寿司やウナギあの日本の江戸の食事
の発症がやっぱり大きいなってのと我々が
寿司とかナギとか普通に食べてるものが
じゃあ始まったり流行ったりしたのはどこ
からなんだろうとかトロはどこで発症した
んだろうとかじゃあ江戸は明治大正昭和
平成を経てあのカルチャーが意外と残って
なくなっちゃったものもあってそういった
ものどうやったら戻ってくるんだろうとか
実は探したら実際現物あるんじゃないかと
思って彫刻でドラゴン作ろうかなと思って
でじゃあ日本橋だったらキリはよくあると
ドラゴンあんまりないのででもドラゴン
ただ作ってもなあと思ったんですけど
じゃあウナギがドラゴンだったらどうだろ
うっていう脳小族を着ていてで頭の上に
えっとドラゴンがついててで頭の上に
ドラゴンがついててメを被ってるんですよ
で頭の上にドラゴンがついてるんだったら
150年145年か経ってるんで145年
してドラゴンが成長してウナギの山田の
オチみたいになってたらどうだろうって
いう頭の上に乗っているものをモチーフに
え鏡を作りそこからウナギドラゴンを作
りっってを作ったんですけどま実に現代風
の彫刻になっていると思いますヌルを考え
てるうちにま空速敷族空とあのヌルから
始まってヌルに帰るコンピューター
サイエンスのカルチャーをどう合体させる
かっての一番最初にやったのは東京建物
さんとやった時にえっとねヌルの小漏れ
っていう作品を作ってんですけどあ大手町
の森にですねあの透明なガラスケースの中
にあのファントムがたくさん入ってて立っ
た水面みたいなものを作ったのが多分1番
最初のヌルのほにゃにゃ作品なんですけど
それも懐かしいですねそれからここでぬる
のご身体まで来るのは意外とあの縁が深い
のかもしれないです
ねそれ以外の年はおそらく人が少なくなっ
ているでそういった中にじゃあどう暮らす
かって言った時ま芸術や豊かな自然がある
暮らしそしてデジタルも含めた自然って
いうことまみんな確実にもうその頃には
考えてると思うんです芸術っていうものは
あのおそらく心を癒してくれるものである
し生活の営みの1つであるしあの計算や
効率やあのテクノロジーの発展っていうの
はおそらく機械やテクノロジーそれ自体が
発展を支えてるとしてもそこにある営って
いうのはあの味わい深いものだねと言い
ながらみんな芸術をめでたりとか食をめで
たりとか暮らしを豊かにすることを考え
てると思うんです日本の本当のカルチャー
と合わさって現代アートにどうなってるん
だっていうのをえしっかり磁場のあの
ローカルの寿司天ぷらな世界と本当に
つなぎでそうなんだよってっいうのを伝え
られるかっていうのは大きな挑戦でポップ
アニメだけじゃなくて本当にローカルの
みんなが何百年も前からやってると言われ
ているものと結びついたコンテンポラリー
とは何かっていうことが言えればいいなと
思ってこんなことをしてるんですけどま
磁場を掘って探して見たものがデジタルの
カルチャーやデジタルの今の文化において
どんな見た目になるのかとかどんな
ビジュアル表現を生むのかってところが
やっぱ見所だと思うのでまそういったもの
をですねリサーチしながら作ってくって
ことを今後も付け続けていきたいなと思っ
てますあ
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