【落合陽一】日本の死因はウソだらけ！見逃される殺人も？「異状死の解剖率わずか1割」法医学者の岩瀬博太郎がヤバすぎる現状を告白、なぜ解剖率低い？心不全が多い謎、野生型ガン、買うなら「高い車」が良いワケは

Summary

このビデオでは、法医学の専門家である岩瀬博太郎教授が解剖や死因判定に関する問題を深掘りしています。日本の解剖制度や新救命制度の現状、解剖が行われない背景について説明があり、また法医学者としての視点から、日常生活での注意点や教訓を紹介しています。特に事故や病気の死因解明の重要性、タバコやお酒の健康リスクに関する見解が述べられています。解剖が少ない現実と、その影響を理解することができる内容です。

Takeaways

• 😀 法医学は法律的な問題を医学的観点から解決する学問であり、国民の権利や安全を守る役割を果たしている。
• 😀 日本の法医学者は非常に少なく、解剖を行う人数も限られており、解剖率が低い。
• 😀 日本では解剖の必要性があるケースでも、予算や設備の不足から解剖が行われないことが多い。
• 😀 司法解剖は犯罪や事故に関連する死因の特定に重要だが、解剖される遺体は全体の約10%に過ぎない。
• 😀 日本の法医学にはシステムとしての整備が不十分で、解剖の依頼は個々の法医学者に直接行われることが多い。
• 😀 事故や事件で不審死が発生した場合、解剖を通じて死因を特定することが社会的にも重要である。
• 😀 自動車事故などでは、軽自動車が事故で死亡するケースが多く、その死因が不明確な場合も解剖が必要になることがある。
• 😀 日本では、警察の死体取り扱いにおいて、解剖を行う基準が曖昧であるため、解剖されないことが多い。
• 😀 法医学者は健康リスクや事故の予防に対してもアドバイスを行い、タバコやアルコールの過剰摂取が健康に与える影響について警鐘を鳴らしている。
• 😀 自殺や事故で死亡した場合でも、解剖を行わないと繰り返し同様の事件が発生する可能性があるため、解剖が非常に重要である。

Q & A

法医学とは何ですか？

法医学は、法律上の問題を医学的観点から解決を目指す学問で、特に犯罪や不審死に関連する死亡原因の解明に関わります。つまり、国の安全や国民の権利を守るために医学を用いる分野です。

法医学者はどのようにして法医学の道を選ぶことになりますか？

法医学者になるには、医学部を卒業した後、法医学の専門家としての訓練を受ける必要があります。例えば、千葉大学の岩瀬博太郎教授は、内科や皮膚科を考えていたが、ある教授に誘われて法医学の道に進んだと述べています。

日本における司法解剖の状況はどうなっていますか？

日本では、司法解剖が実施されるケースは非常に少なく、全体の死因の中で解剖を受けるのは10%程度です。解剖の機会は予算や人員不足で制限されていることが多いです。

新救命制度とはどのようなものですか？

新救命制度は、異常死（事故や犯罪による不審死）の原因を特定し、適切な解決策を導くために解剖や調査を行う制度ですが、日本では十分に制度化されておらず、個人の法医学者に依頼する形で行われています。

日本では法医学者が不足している理由は何ですか？

日本では法医学者の数が非常に少なく、各都道府県に3人から4人程度しかいません。このため、解剖を行う人員も限られており、予算や設備の不足が影響しています。

解剖が行われない場合、どのようにして死因が決定されるのですか？

解剖が行われない場合、死亡診断書は医師が書きますが、詳細な調査や解剖を行わない限り、正確な死因を特定するのは難しいです。多くのケースで死亡原因は不明のままとなり、最終的には「新不全」と記載されることが多いです。

自損事故や不審死の解剖はどのように決まるのですか？

自損事故や不審死の場合、警察が現場を調査し、事件性があるかどうかを判断します。事件性がないと判断された場合でも、解剖が必要とされることがありますが、日本では解剖を行う割合は低く、予算や人員に依存します。

車の事故において解剖が行われる理由は何ですか？

車の事故では、特に軽自動車が関与した場合、事故前に心停止があったのか、それとも事故が原因で死亡したのかを確認するために解剖が必要とされることがあります。特に火災が発生した場合、死因を特定するためには解剖が重要です。

法医学者として大切な教訓は何ですか？

法医学者として重要な教訓は、日常的にコミュニケーションを取ること、特に男性の場合は孤独死に繋がりやすいため、周囲との連絡を欠かさないようにすることです。また、タバコや過度の飲酒が健康に与える影響にも注意が必要です。

タバコやお酒が健康に与える影響はどのようなものですか？

タバコは肺や呼吸器系に深刻な影響を与え、特に呼吸不全や肺癌の原因となります。また、お酒は動脈硬化を進行させる一方で、肝臓に重大な負担をかけ、肝硬変などを引き起こす可能性があります。