【時速600キロの新幹線】飛行機でも勝てない...本気を出した日本最速の新幹線・アルファX

仙台撮り鉄 / Tohoku Railway Movies
10 Jul 202422:41

Summary

TLDR日本の新幹線の歴史と技術発展を辿る。E5系とE6系が現在最速の営業車両であるが、試験車両では500系900番台「ウィン350」や「スター21」が過去に記録を打ち立てた。時速360kmの営業運転を実現するため、JR東日本の「ファステック360S」や「アックス」が開発され、耐久試験と性能向上を行っている。北海道新幹線の札幌延伸と東北新幹線のスピードアップが目標で、飛行機との競争力を高めるための技術革新が進む。

Takeaways

  • 🚄 日本の新幹線で現在最速の営業車両は、東北新幹線を走るE5系とE6系です。
  • 📊 E5系とE6系は、営業最高時速320kmを達成しており、これは2024年現在日本で最も早い速度です。
  • 🔍 試験車両を含めれば、E5系やE6系の最高速度記録が更新されていますが、量産車両では時速320kmが営業最高速度となっています。
  • 🌀 1992年に開発された試験車両「ウイン350」は、時速350.4kmの世界記録を樹立しましたが、環境基準を超える騒音問題を抱えていました。
  • 🛠️ 500系は量産される前に時速320km運転が計画されていたが、阪神淡路大震災後の規則変更で時速300kmに減速されました。
  • 🚅 JR東日本の「スター21」は1992年12月1日に時速425kmの世界記録を達成しましたが、量産には至りませんでした。
  • 🏎️ JR東海が開発した「300X」は1996年に時速443kmの世界記録を達成し、鉄車輪方式における日本国内最高速度記録を現在も保持しています。
  • 🔧 JR東日本の「ファステック360S」は時速360km運転を目指して開発されましたが、騒音問題により実現は困難でした。
  • 🌐 北海道新幹線の札幌延伸を念頭に、「ALX」は時速360km運転を目指すための新たな高速試験電車として開発されました。
  • ⏱️ 2023年末以降、ALXの試験が一時停止していたが、2024年に再開し、現在は主に大宮と新青森間で耐久試験が行われています。

Q & A

  • 日本の新幹線で現在最速の営業用車両は何系ですか?

    -現在日本で最速の営業用車両は東北新幹線を走るE5系とE6系です。

  • E5系とE6系の新幹線はどの区間で最高時速320kmを走行していますか?

    -E5系とE6系の新幹線は東北新幹線の宇都宮と盛岡の間で最高時速320kmを走行しています。

  • 新幹線の試験車両として時速350kmを記録した車両は何ですか?

    -1992年にJR西日本が開発した高速試験電車500系900番台、通称ウイン350が時速350.4kmを記録しました。

  • ウイン350はなぜ量産に移行しなかったのですか?

    -ウイン350は時速350km運転時に発生する風音が環境基準を超えた騒音源となり、カーブ通過時の延伸力の問題も解決されていなかったため量産に移行しませんでした。

  • 500系の新幹線はなぜ時速320kmに減速されたのですか?

    -1995年に阪神淡路大震災が発生し、新幹線車両の非常ブレーキ使用時の制動距離に関する規則が定められ、500系の営業最高速度は300kmに減速されました。

  • スター21はどのような目的で開発されましたか?

    -スター21はJR東日本が次世代の新幹線車両を開発するために1992年に開発した高速試験用新幹線電車で、量産者での営業最高速度時速360km運転のためのデータ収集を目的としていました。

  • 300Xはどのような記録を保持していますか?

    -1996年に300Xが東海道新幹線で行った高速度試験で時速443kmを記録し、超電動リニアを除いた鉄車輪方式の日本国内最高速度記録を保持しています。

  • ファステック360Sとファステック360Zはどのような目的で開発されましたか?

    -ファステック360Sとファステック360ZはJR東日本が量産者における営業最高速度時速360km運転のためのデータ収集を目的として2005年に開発した高速試験電車です。

  • 北海道新幹線札幌延伸で時速360km運転を実現するために重要なポイントは何ですか?

    -北海道新幹線札幌延伸で時速360km運転を実現するためには、東北新幹線内の営業最高時速を360kmにする必要があり、また飛行機との競争力を高めるためには、東京から札幌までの所要時間を4時間程度で結ぶことが求められます。

  • ALXはどのような目的で開発されましたか?

    -ALXは北海道新幹線札幌延伸と同時に時速360km運転を実現し、量産者としての開発を目標に2019年にJR東海が開発した高速試験用新幹線電車です。

  • ALXはどのようなスペックを持ち、どのような課題に直面していますか?

    -ALXは時速360km運転を目指すため、重量編成で蘇生されており、10m0Tのモーター車からなる編成で15200KWの出力を持つスペックを持っています。しかし、時速360km運転時に発生する騒音と振動、耐久性などの課題に直面しています。

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