肌再生の専門家が、目の下のたるみのセルフケアについて解説します

北條元治 | 形成外科医・肌の再生医療の専門家
25 Jan 202304:54

Summary

TLDRこの動画では、目の下のシワ・たるみのセルフケアについて説明しています。美顔器やアイクリームなど様々なケア商品があるが、根本的な原因を理解することが重要だと強調しています。シワやたるみの原因は結合組織の緩みであり、過度な刺激や誤った美容法は逆効果になることが多いと述べています。保湿や紫外線対策、バランスの良い食事を心がけることがシンプルで最も効果的なケアであると提案し、過度な期待を持たないよう注意を呼びかけています。

Takeaways

  • 😊 美顔器や美容液、アイクリームはセルフケアの一環として使用されるが、効果を過大に期待するのは適切ではない。
  • 💡 シワやたるみの根本原因は結合組織(コラーゲン)の緩みであり、過度な刺激や乾燥は逆効果。
  • ⚠️ 乾燥は角質の保護機能を弱め、真皮にダメージを与えるため、過度な角質ケアは避けるべき。
  • ❌ 間違った美容法や過度なストレッチ、刺激は結合組織を傷つける恐れがあるため注意が必要。
  • 🔍 シンプルなセルフケアが最適であり、保湿と紫外線対策が重要。
  • 🍽️ コラーゲン摂取よりもアミノ酸やタンパク質、糖、脂質のバランスを取った食事が健康と肌に良い。
  • 🌞 紫外線を避け、肌にストレスを与えないことが、シワ予防に効果的。
  • 🧴 美容液やクリームを使う際は、シワ取りや脂肪消失を期待するのではなく、保護と保湿を目的に。
  • 🚫 コラーゲンを摂取しても膝の軟骨が修復されるわけではなく、そのような誤解を持つことはリスクがある。
  • 🔄 自分のライフスタイルに合ったセルフケアをカスタマイズし、楽しむことが重要。

Q & A

  • 目の下のシワやたるみはどのようにして生じますか?

    -目の下のシワやたるみは、結合組織の緩み、皮膚や脂肪、筋膜の弱まりによって生じます。

  • 美顔器や美容液、アイクリームはどのようにセルフケアに役立つか?

    -これらのアイテムは、セルフケアをしている感を醸し出すことにより、心理的な効果をもたらす可能性がありますが、実際の効果は限られています。

  • 美顔器を使いすぎるとどうなりますか?

    -過度なストレッチや結合組織の引き伸ばしは避け、安静に保つことが重要です。過度な使用は害を及ぼす可能性があります。

  • 美容液やアイクリームはどのように皮膚を保護するのですか?

    -美容液やアイクリームは角質の保護機能を強化することで皮膚を保護するアイテムが考えられます。

  • 目の下の脂肪が減少するクリームは本当にありますか?

    -目の下の脂肪が減少するクリームは一般的にはないと思われ、過度な期待は避けるべきです。

  • マイクロニードルは目の下のシワを取り除くのに有効ですか?

    -マイクロニードルが目じりの小じわやシワを取り除くという効果は科学的根拠が不十分であり、過度な期待は避けましょう。

  • コラーゲンを摂取することでシワやたるみは改善されるのでしょうか?

    -コラーゲンを摂取するだけでは、シワやたるみが改善されるとは限りません。結合組織の緩みを防ぐための総合的なアプローチが必要です。

  • 紫外線は皮膚にどのような影響を与えますか?

    -紫外線は皮膚の乾燥を促進し、シワやたるみの原因となる結合組織の弱まりを助长する可能性があります。

  • 適正な食事は皮膚の健康にどのように影響しますか?

    -適正な食事はブドウ糖、タンパク質、脂質のバランスが取れた食事で、皮膚の健康や組織の修復に役立ちます。

  • 皮膚にストレスを与えることはシワやたるみにどのように関係していますか?

    -皮膚に過度な刺激を与えることは、結合組織の弱まりを促進し、シワやたるみを生みやすくなります。

  • 「シンプルイズベスト」というアプローチはなぜ目下のセルフケアにおいて有効なのですか?

    -「シンプルイズベスト」というアプローチは、過度な刺激を避け、皮膚の自然な回復力を促進することで、目下のセルフケアにおいて有効です。

Outlines

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👁️‍🗨️ 目の下のシワ・たるみへのアプローチ

この段落では、目の下のシワやたるみに対するセルフケアについて話されています。美顔器や美容液、アイクリームなどのアイテムは、実際には効果を期待するよりも、セルフケアをしている感覚を醸し出すことのほうが主目的とされています。シワやたるみは「結合組織」の緩みが原因で、コラーゲンが緩むことで生じるという根本的な原理があります。過度な刺激や乾燥は角質や真皮を傷つけ、シワを悪化させる可能性があるため、保湿や適切なケアが重要です。美容法は怪しいものが多く、正しい使用方法が求められます。

Mindmap

Keywords

💡セルフケア

セルフケアとは、自分自身が行う美容や健康維持のためのケアを指します。ビデオのテーマは目の下のシワやたるみに対するセルフケアについてです。セルフケア製品は、美顔器や美容液、アイクリームなどがありますが、ビデオではその効果を疑問視し、セルフケアを行っている感覚を醸し出す商品であると指摘しています。

💡シワ

シワとは皮膚の老化現象の一種で、肌の表面に細かい線が現れることから生じます。ビデオでは、シワの原因は「結合組織」の緩みにあると説明しています。また、シワ予防の美容法や製品について触れていますが、正しいセルフケアは結合組織を保護することに重点を置いているとされています。

💡たるみ

たるみは皮膚や脂肪、筋膜などの緩みによって生じる現象で、目の下のたるみは年齢とともに目立ってきます。ビデオでは、たるみがシワやしわ寄せを引き起こしやすい部分になる原因とされており、結合組織の緩みがその根本的な原因であると述べています。

💡結合組織

結合組織とは、身体の組織を結びつける役割を果たすコラーゲンやエラスチンなどの繊維から成る組織です。ビデオでは、結合組織の緩みがシワやたるみを生み出す原因とされており、その保護が重要であると強調されています。

💡コラーゲン

コラーゲンは結合組織の主要な成分であり、皮膚の弾力や張力を保つ役割を果たします。ビデオでは、コラーゲンが緩んできてシワやたるみが生じると説明されており、コラーゲンを摂取することで症状を改善する誤解があると指摘しています。

💡美容液

美容液とは、肌の保湿や美しさを保つための化粧品の一種です。ビデオでは、美容液が角質の保護機能を強化する可能性があるとされていますが、過度な使用は避け、適切なセルフケアの一部として使用することが推奨されています。

💡アイクリーム

アイクリームは、目の周りの細い皮膚を守るためのクリームです。ビデオでは、アイクリームが結合組織を保護し、シワやたるみを防ぐ助けになる可能性があるとされていますが、過度な期待は避けるべきとされています。

💡美顔器

美顔器とは、肌のケアや美容を目的として使用される機器の総称です。ビデオでは、美顔器がシワを取り除くための機器であると誤解されているが、実際には過度なストレッチや刺激を避け、結合組織を保護することが重要であると指摘されています。

💡保湿

保湿とは、皮膚の水分を保ち、乾燥を防ぐためのケアです。ビデオでは、保湿が角質や真皮を保護し、シワやたるみを防ぐ役割があるとされています。適切な保湿は基本的なセルフケアの一环とされています。

💡紫外線

紫外線は太陽から来る放射線の一種で、皮膚の老化を促進する要因の一つです。ビデオでは、紫外線が皮膚の結合組織に悪影響を及ぼし、シワやたるみを生み出す原因になるとされています。そのため、紫外線から皮膚を守ることが重要です。

💡アミノ酸

アミノ酸はタンパク質を構成する基礎的な成分で、身体の組織の修復や成長に不可欠な栄養素です。ビデオでは、アミノ酸の摂取が皮膚の健康に寄与し、シワやたるみを防ぐ助けになるとされています。適切な食事習慣が推奨されています。

Highlights

セルフケアは美顔器や美容液、アイクリームなどがありますが、効果を求めるよりはセルフケアをしている感を醸し出す商品であると述べています。

美顔器や乾燥した温風、イオンの風を目元に当てることは間違った美容法とされています。

シワやたるみは「結合組織」が緩むことで生じるという理論が説明されています。

結合組織は皮膚、脂肪、筋膜に存在し、その緩みがシワやたるみを生み出します。

過度な刺激や伸展は結合組織を緩ませる原因になり得ます。

乾燥は角質の保護機能を弱め、真皮を傷つける可能性があると警告されています。

美容液やアイクリームは角質の保護機能を強化する効果があるとされています。

美顔器の使い方として、結合組織を保護し安静に保つことが推奨されています。

美顔器や美容液、EMSがシワを取り除くと一対一対応すると問題があると指摘されています。

シンプルイズベストとされ、刺激を与えず保湿を重視することが目元のセルフケアの基本とされています。

紫外線から守り、適正な食事をとることが皮膚の健康に良いとされています。

コラーゲンは皮膚だけでなく、体全体の健康にも関係しているとされています。

ブドウ糖、糖、脂質、タンパク質の摂取が組織の修復に重要であるとされています。

適正な食事と皮膚へのストレスを最小限に抑えることがセルフケアのポイントとされています。

クリームやマイクロニードルが目元の脂肪や小じわを消す効果があると信じられているが、理論的にはあり得ないとされています。

コラーゲンを摂取することで膝の軟骨を治すことは誤解であり、実際には嘘とされています。

Transcripts

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目の下のシワ・たるみの セルフケアについてお話しようと思います

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今回は目の下のセルフケアということで 美顔器、美容液

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アイクリームとかいろいろあるんですが 結論から言うとですね

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これらの全てのものは 効果を求めるというよりも

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「何らかの自分はセルフケアをしている」という

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お化粧する時に

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自分でいろんな色のルージュを塗るとか、

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そんなような感じで、自分のお顔に対して 何らかのセルフケアをしている感を

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醸し出す商品なのかなと思います

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目の下のたるみとかしわとかが出る 「原理」を理解せずに

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例えば美顔器とかですね

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それから温風をですね 乾燥した温風を目の下に...

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イオンの風を当てて シワ予防にするとか、間違った

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美容法がいっぱいあるので、根本的なところを 覚えておいた方がいいと思います

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根本的には目の下であろうとほうれい線だろうと お腹のたるみであろうと全部

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「結合組織」と呼ばれているものが緩んでくる

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それによって皮膚が緩む それによって脂肪が緩む

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それによって筋膜が緩む

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この緩みがシワ寄せが来やすい部分

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目じりの小じわとか

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ほうれい線とか、そういうしわ寄せが来やすい

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部分にしわ寄せがいって老化様顔貌になっている

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つまり、本質的にはやっぱり

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結合組織という「コラーゲン」が 緩んできていることが根本になります

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脂肪の中にも結合組織があります 皮膚の中にもあります 筋膜の中にもあります

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それを緩ませること つまり、そこを過度に刺激をする

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過度に伸展させるみたいなことは やめた方がいいですね

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それから乾燥というものも、角質が

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真皮部分を保護している役割なんですけど 角質を過度に削って

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真皮部分の保護をする物質を取ってしまう

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角質を取ってしまうとか、保湿を怠って

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角質をどんどんパリパリにしちゃって 角質の保護機能

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真皮の保護機能を弱めてしまうというような

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こともやめた方がいいです

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いわゆる美容法というものは、

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医学的に見ると

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かなり怪しいものが多いし、

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本当の良い使い方をすれば

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多分いいとは思うんですけども 角質の保護機能を強化させるような

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例えば美容液とかアイクリームとかが あると思います

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そういうものであればいいと思います

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それから、美顔器に関しても

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過度なストレッチをして

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結合組織を引き伸ばすみたいな そんなようなことをしない むしろ

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結合組織を保護しておくような 安静にしておくような

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美顔器というものの使い方をするのであれば 非常にいいとは思うんですけれども

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美顔器=シワ取りみたいな

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それから美容液=シワ取りみたいな EMS=目の人のシワ取りみたいに

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一対一対応でやると意味がないどころか

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害を出してしまうような気がします

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一番いいのがシンプルイズベストだと思います 刺激を与えない

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それから保湿をする 紫外線に当たらない

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それから「コラーゲン」ではなくて

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アミノ酸 タンパク質を十分に取るということが

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皮膚だけではなくて、体の健康

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ブドウ糖も糖も摂ってださい

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それから、脂質も摂ってください 脂質を摂らないとホルモンバランスが崩れる

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糖を摂らないと、エネルギーの元にもならない

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タンパク質を取らないと 組織が修復されない

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適正な食事とあまり

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皮膚にストレスを与えないというような 基本を守って、自分の

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目の下のセルフケアをそこに カスタマイズしていくという

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作業をやるのも楽しいかもしれません

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クリームによって目の下の脂肪が消えるとか マイクロニードルやって

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目の下の眼窩内脂肪が消えるとか、小じわが

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消えるとか思い込んでいる人が多いと思う 美顔器をやってね

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これはもうちょっと理論的にはあり得ない話

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①膝の軟骨がすり減っている

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②軟骨はコラーゲンでできている ③なのでコラーゲンを口から取ればいいみたいな

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これも明らかな間違った考えなので ただみんなほとんどの人はそれを信じている

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コラーゲンを飲み続けていたら 膝が治ると勘違いしてと言うか

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明らかに嘘なんだけど、それを信じ続けて

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ずっと買って何年も何年も やっている人に関してはかなり罪作りな

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ことをしているかなと思う

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