やさしく解説・よくわかる下請法講座~下請取引で困らないために~④親事業者の禁止行為⑵
Summary
TLDR本動画では、中小企業が取引先の企業から不公正な要求を受けることについて扱っています。下請け法の禁止行為として、発注後の変更や返品、受業拒否などが問題視されています。また、親事業者が下請け事業者に無理な経済的負担を強いる行為も禁止されています。下請け事業者が不利益を受けた場合、厚生取引委員会や中小企業庁への情報提供が奨励されていますが、報復措置の禁止が設けられています。
Takeaways
- 📚 下請け法の第4条は、下請け事業者の利益を保護するために親事業者に11の禁止行為を定めています。
- 🚫 不当な給付内容の変更とは、親事業者が発注後に費用を負担しないで発注内容を変更または取り消し、下請け事業者に損害を与える行為を指します。
- 🔄 不当なやり直しとは、親事業者が費用を負担しないで発注内容を変更して作業をやり直させる行為で、これは下請け事業者に負担を強いることになるため問題视されます。
- 🚫 受業拒否とは、親事業者が発注した製品の受領を拒否することです。これは納期の延長や返品を含むと、下請け事業者に不利益をもたらします。
- 🔙 返品とは、親事業者が納入された製品を返品することで、下請け事業者に不利益を与える行為です。これは受業拒否と同じく禁止されています。
- 🛍️ 購入強制とは、親事業者が下請け事業者に発注した製品とは関係のない商品やサービスを購入させたり利用させたりする行為を指し、これは禁止されています。
- 💵 不適切な経済的利益の提供とは、親事業者が下請け事業者に金銭的または労働的な負担を強いる行為で、これは不利益をもたらすため問題視されます。
- 🚫 親事業者は、発注したものと異なるものが納品されたり、傷や汚れのあるものが納品された場合を除いて、受業の拒否や返品をすることができません。
- 📢 下請け事業者が親事業者に不利益な行為を受けたと感じたら、厚生取引委員会や中小企業庁に情報提供することができ、報復措置は禁止されています。
- 👥 下請け事業者と親事業者との取引において、親事業者は下請け事業者に不利益を与えるような要求をしないよう注意する必要があります。
Q & A
下請け法の第4条で定められている親事業者の禁止行為は何ですか?
-下請け法の第4条では、下請け事業者の利益を保護するために親事業者に11の禁止行為が定められています。これには発注内容の変更、やり直し、受業拒否、返品などが含まれます。
不当な給付内容の変更とはどのような行為を指していますか?
-不当な給付内容の変更とは、親事業者が発注後に費用を負担しないで発注内容を変更したり取り消したりすることです。これにより下請け事業者に不利益が生じます。
親事業者が発注した製品の色を変更するよう要求された場合、下請け事業者はどのように対応すればいいですか?
-親事業者が発注後に製品の色などの仕様を変更するよう要求された場合、変更に必要な費用は親事業者が全て負担する必要があります。下請け事業者はその点を伝え、適切な対応を求めます。
返品が禁止行為に該当する状況とはどのような場合ですか?
-返品が禁止行為に該当するのは、親事業者が納入された製品を、売れ残ったなどの理由で受けるべき製品を返品する場合です。これは下請け事業者に不利益をもたらすため問題視されます。
受業拒否とはどのような行為ですか?
-受業拒否とは、親事業者が発注した製品の納品を拒むことです。これは発注の取り消しや納期の延期と一緒に禁止行為に含まれており、下請け事業者に不利益を与える可能性があります。
購入強制とはどのような行為を指していますか?
-購入強制とは、親事業者が下請け事業者に発注した製品の品質維持などに関係のない商品を強制的に購入させる行為です。これには保険やインターネットプロバイダーなどのサービスの利用強制も含まれます。
下請け事業者が親事業者に対して不利益な行為を受けた場合、どのようなステップを踏む必要がありますか?
-下請け事業者が親事業者から不利益な行為を受けた場合、厚生取引委員会や中小企業庁に情報提供を検討することができます。報復措置の禁止があるため、情報提供後も取引停止などの不利益は認められません。
親事業者が下請け事業者にイベントの共産金を提供を求める場合、どのような問題が生じますか?
-親事業者が下請け事業者にイベントの共産金を提供を求める場合、下請け事業者にとって具体的なメリットがないため、これは問題視されます。金銭だけでなく、業務以外の労働を無償で行わせることも禁止されています。
親事業者が下請け事業者に金型を保管させる場合、どのような対応が求められますか?
-親事業者が下請け事業者に金型を保管させる場合、保管場所の確保やメンテナンスにかかる費用は親事業者が負担する必要があります。下請け事業者に負担を強いることは禁止されています。
下請け法違反の相談や質問がある場合、どこに相談できますか?
-下請け法違反に関する相談や質問がある場合は、全国に設置されている相談窓口に相談することができます。お近くの相談窓口までお気軽に連絡を取ると良いでしょう。
Outlines
📚 下請け取引における不当行為について
厚生法律相談事務所で、中小企業が取引先の親事業者から不適切な要求を受けることについて相談が行われています。松原先生が相談を受け、関島さんが参加します。下請法第4条に基づき、親事業者が下請け事業者に課す禁止行為について説明し、製造家庭や納品に関する行為、親事業者からの要請に関する行為を重点的に議論します。相談の内容は、発注後に親事業者が製品の色などの仕様を変更し、それに伴う費用を負担しないという問題です。また、納期の変更や返品に関する問題も取り上げられ、下請け事業者が直面する不当な変更、やり直し、受業拒否、返品などの問題が説明されています。
🛠️ 納品に関する禁止行為の例示
ドラマ形式で、下請け事業者が親事業者からの不適切な要求に直面する場面が描かれています。長田電子が霞精密部品に急な仕様変更を要求し、それに伴う追加費用の一部を負担するという話が展開します。一方、霞精密部品は在庫の問題で納品を拒否し、長田電子に返品を強いられます。このドラマを通じて、親事業者が下請け事業者に課す不当な変更、やり直し、受業拒否、返品などの行為が具体例を交えに説明されています。また、購入強制や利用強制、経済上の利益の提供要請など、下請け事業者が直面する他の禁止行為についても触れられています。
🚫 不適切な要求の禁止と実例
下請け事業者が親事業者からの不適切な要求に直面する場面がドラマ形式で描かれています。ドッキパッケージがプライベートブランドの展開のために、他社に特定の商品購入やイベント共産金を要求する場面が展開します。これに対し、下請け事業者は苦渋の決断を迫られますが、親事業者の要求には具体的なメリットがないため、拒否することになります。このドラマを通じて、親事業者が下請け事業者に課す不適切な要求が禁止されている旨が示され、下請け事業者が直面する問題が具体例を交えに説明されています。
⚖️ 下請け法違反への対応と情報提供の重要性
下請け事業者が親事業者からの不適切な要求に直面し、その対応方法について相談が行われています。親事業者が下請け事業者に金型の保管やイベント運営の手伝いを無償で求めるなどの問題が取り上げられ、これらが下請け法違反となる場合があると説明されています。また、報復措置の禁止が話題に上がり、下請け事業者が厚生取引委員会や中小企業庁に情報提供を検討するよう勧められます。情報提供の重要性と、それが取引に与える影響についても議論されています。
Mindmap
Keywords
💡下請け法
💡不当な給付内容の変更
💡不当なやり直し
💡受業拒否
💡返品
💡購入強制
💡経済上の利益の提供要請
💡報復措置の禁止
💡厚生取引委員会
💡中小企業庁
Highlights
厚生法律相談事務所に相談者が来訪し、取引先の会社からの要求に困っていることが議題となる。
下請法第4条では、下請け事業者の利益保護のため、親事業者に対する11の禁止行為を定めている。
発注後に親事業者からの製品仕様変更が不当とされる場面があり、これに伴う費用の負担が焦点となる。
やり直しを求められる下請け事業者への負担が問題として取り上げられ、不当な変更や再作業の禁止について議論。
親事業者が発注した製品の受領を拒否する「授業拒否」の事例が紹介され、その違法性が明示される。
納品後に返品された製品に関する相談も登場し、不当な返品の禁止について触れられる。
不当な経済上の利益の提供要請や従業員派遣の強制についての問題が説明される。
親事業者がクリスマスケーキを強制的に購入させる事例が登場し、購入強制の違法性が強調される。
共産金や従業員の派遣要請に関連する問題行為として、不当な経済上の利益の提供要請が問題視される。
下請け事業者が親事業者に対して報復措置の禁止が保障されており、情報提供のしやすさが説明される。
親事業者の禁止行為に関する具体例が複数提示され、違法行為に対する認識が深まる。
相談者が直接体験した下請法違反事例がシェアされ、厚生取引委員会への情報提供の必要性が示唆される。
下請け事業者が負うべきでない負担について、親事業者が費用を負担する義務があることが強調される。
情報提供の際、親事業者に情報提供者が知られないような配慮がなされていることが解説される。
下請け事業者の相談に関する全国の相談窓口が紹介され、利用を促す案内で締めくくられる。
Transcripts
ようこそ厚生法律相談事務所今日はどんな
ご相談でしょう
か
うん取引先の会社からあれこれ要求されて
お困りなんです
ね松原先生お取り込み中申し訳ございませ
んちょっと相談があるのですがよろしい
ですかちょっと失礼し
ます関島さん何か相談です
かひょっとして君が担当している中小企業
のお客様が取引先からいろんな無理なんだ
よを要求されて困っているという相談かな
えどうして分かるんですかタイミングから
してそんなことだろうと思ったんだまあ
いいでしょうこちらのお客様も同じ相談に
来られているから関島さんも一緒に話を
聞くといい
[音楽]
よ下請法の第4条では下請け取引の公成化
を図り下請け事業者の利益を保護するため
に親事業者に11の禁止行為を定めてい
ます今回は製造家庭や納品に関する行為と
親事業者からの要請に関する行為について
説明しましょうよろしくお願いし
ますまずは関島さんの相談の内容から聞か
せてもらおうかはい私のクライアントが
発注後に突然親事業者から製品の色などの
使用を変更されて困ってるそうなんです
変更に対応するには費用がかかるのに
その費用を親事業者が負担してくれない
そうでそれは不当な給付内容の変更ですね
不当な給付内容の変更とは何ですか不当な
給付内容の変更とは親事業者が発注後に
費用を負担しないで発注内容を取り消し
たり発注内容を変更して下請け事業者に振
利益を与えることですクライアントからは
製品を入した後でが
大きさが違うと言ってやり直しさせられる
こともあると聞いてますそれは不当な
やり直しとして問題となりますやり直しも
禁止されてるんです
か不当な給付内容の変更と同じように親
事業者が費用を負担しないで発注内容を
変更して作業をやり直させることは下請け
事業者に負担を仕ることになるので問題と
なります親事業者は発注時には想定してい
なかった事情があって発注内容を変更し
たりやり直しをさせたりする場合もあると
思いますが変更などを簡単に考えるのでは
なく注意が必要なんですねそうです
[音楽]
ね私のクライアントが発注された製品を
納品しに行ったら親事業者に受け取って
もらえなかったそうなんですそれは寿量
拒否ですね
受業拒否とは何ですか受業拒否とは親事業
者が発注した製品の授業を拒むことです
発注の取り消し納期の延期も授業の拒否に
含まれ
ます納期を伸ばして後で受け取ると言って
も発注時に決めた納期に受け取らないと
問題になるんですね
[音楽]
私のクライアントから以前納入した製品が
親事業者から送り返されてきたという相談
を受けたんですそれは返品ですね親事業者
が納入された製品を受け取った後に売れ
残ったとか在庫を抱えてしまったなどと
いって返品することは受業拒否と同じで
下請け事業者にとって不利益となりますの
で問題となり
ますそれではここで程や納品に関する行為
のうち不当な変更やり直し寿量拒否返品に
ついてのドラマを見てみ
ましょうこの中で何が問題なのか考えてみ
て
[音楽]
くださいもしもし長田電子
ですちょっと急ぎでお願いがあるんだけど
んでしょうかこ
発した部品少し仕様が変更になったんだよ
対応できるかなそれはまた急な話ですね
なんとかやってみますが変更するには原材
料や人件費など追加でかかりますけど
ありがとう助かるよ変更内容は後でまとめ
て伝えるからあそれから追加費用はこちら
でも負担するからじゃあよろしく
もしもし霞精密部品と申しますがああどう
も霞密部品
さんこの前は急な使用変更に対応してくれ
てありがとう助かったよその話なんです
けど急な仕様の変更で費用が当初より倍
近くの額になりましてえそんなにいや参っ
たなえ費用が増えた分はうちも負担する
けど全部とは言っていないし半分はオタク
に負担してもらうよ頼みます
よ
[音楽]
そんな長田電子さん部品の納入に参りまし
たああ霞密部品さんえせっかく急な使用
変更に対応してくれて申し訳なかったんだ
けど使用変更になった製品の売れ行きが
良くなくってねいや在庫を抱えちゃって
予定していた量を全部引き取れないから
残りの部品はもう納入してくれなくていい
よえそんなこと言われましても弊社として
も困るんですがうちも苦しいんだからここ
は1つ頼む
よはあ
[音楽]
社長長田電子から納品した部品がこんなに
送り返されてきましたうわ返品の山だな
一体これはどういうことなんだ返品伝票が
入ってまし
た
何何在庫整理の
ため先日売り上が悪いからもう部品は納品
しなくていいなんて言われてた
けど納品した分まで送り返してくる
と最初のケースは何が問題だと思いますか
そうですね発注内容の変更がありましたが
変更した分の費用は親事業者も半分負担
するということでしたし問ないんじゃない
かと思いましたそれが違うんですこれも
問題がありますそうは言っても発注した後
にやえず変更が生じることはあると思うん
ですがその場合はどうすればいいの
でしょうかそうですね親事業者の都合で
発注内容を変更する場合変更に必要な費用
は親事業者が全て負担しなくてはいけませ
んそうなんですかドラマでは親事業者は
一部しか費用を負担していませんでしたが
全額負担しなくてはいけないんです
ねケース2とケース3のドラマでは何が
問題なのか分かりますか売れが悪いとか
在庫を抱えてしまったとか下請け事業素と
は関係のない事情で部品を受業してもらえ
なかったり返品されたりしたことは問題だ
と思いますその通りですでも親事業者は
どんな場合でも授業の拒否や返品をする
ことができないのですか
発注したものと異なるものが納品されたり
傷や汚れのあるものが納品されたといった
下請け事業者に責任のある場合を除いて量
を拒否したり返品したりすることは認め
られませ
んこれは知り合いの話なんですが取引先
からクリスマスケーキを50個も買って
ほしいと言われ無理に買わされたそうなん
ですそれは入ですね購入強制とは何です
か購入強制とは親事業者が下請け事業者に
対して発注した製品の品質維持などに関係
のない親事業者の指定する商品を強制して
購入させたりすること
です同様にインターネットプロバイダーや
リースなどのサービスを強制して利用さ
せる利用強制も問題となります
[音楽]
知り合いからはクリスマスケーキの購入
以外に従業員の派遣を求められることが
あると聞いていますそういう場合には不当
な経済上の利益の提供要請として問題に
なります不当な経済上の利益の提供とは何
です
か従業員の派遣要請のようなことの他に
販売協力金などの名目で事業に金銭を提供
させたりすること
ですこのように親事業者が下事業者に金銭
を提供させたり従業員を派遣させて発注し
た業務とは関係のない労働をさせることは
下請け事業者の利益を害するので問題と
なり
ますそれではここで購入利用強制経済上の
利益の提供要請についてのドラマを見てみ
ましょう何が問題な
考えてみて
[音楽]
くさいじゃ今度お願いする容器の話はこれ
ぐらいにしてドッキパッケージさんに
ちょっと頼みがあるんだけどねはい頼みと
いうのは何でしょう来月からうちが新たに
プライベートブランドを展開するのは知っ
てるよねえもちろんです医療から生活用品
まで幅広く展開されるそうですねそこで
ちょっと協力願えないかと思ってねえ協力
と言います
と商品の製造に我が者も参加させて
いただけるんですかあいやいやそういう
ことじゃないんだプライベートブランドに
はうちも力を入れてるので本社には売上に
貢献してもらいたいんだよねああそういう
ことですか本社にはカップラーメンを
100箱買ってもらいたいんだよ
ね弊社も苦しい状況でしてそこまでの負担
は
ちょっとあ
そううちと取引のあるいろんな会社さんに
お願いしてて皆さん心よく引き受けて
くれるんだ
けど協力いただけないとなると今後の
付き合いの仕方も考えざる得ないですよね
あいえお断りするというのではなくて
できる限りの協力
は助かるよそれもうお願いがかって
プライベートブランドのお広めのために
イベントを開催するんだけどその共産金も
お願いできないかな弊社はプライベート
ブランド製品の製造に参加できないのに
共産金です
かこれも皆さんにお願いしてることなので
協力してもらえないかな持ち帰って検討さ
せて
くださいプライベートブランドの商品を
買ったり共産金を出しても
うちには何のメリットもないの
[音楽]
にもしもしもしもしドッキパッケージの
つみですはあつみさんこの間のイベントの
件本当にありがとう感謝してますよいえ
とんでもありませんで今日は何でしょう
あの弊社の工場から数年前に生産を終了し
た商品の方方をまだ回収していただいてい
ないという連絡があったんですがあああれ
か今うちで引き取っても保管しておく場所
ないからしばらくそちらに預かっといて
もらえないかなでも弊社でも他の金型など
を保管するので保管スペースを開けろと
言われてますし金型を保管するには維持
管理のための費用がかかるのですがまあ
悪いけどうちも同じような状況だ
からもう少し預かっといてもらえないか
なよろしく頼みますよそれじゃ
今見てもらったドラマの中で何が問題だと
思いますか親事業者が下請け事業者に
カップラーメンを購入させていたのは問題
ですよねその
通り親事業者が指定する製品を購入させる
ことは発注した製品の品質を一定に保つ
ために特定の原材料を指定する必要がある
場合などを除いて認められませ
んドラでは親事業者が自社製品のカップ
ラーメンを下請け事業者に購入させてい
ましたが親事業者が下請け事業者に購入さ
せることが禁止されているのは親事業者が
販売するものだけではありませんそうなん
ですか自車製品だけではないんですね他に
はどんなものがあるんです
か親事業者の子会社やグループ会社親事業
者とは直接関係のない第3者の製品それ
からに
保険やインターネットプロバイダーなどの
サービスの利用を制することも含まれます
下受け取引に関係のないものを指定して
購入させたり利用させたりするのは問題に
なるんですねそれから親事業者は下請け
事業者に対してイベントの共産金の提供を
求めていましたこれも問題ですよねそう
です下事業者に具体的なメリットがないの
に共産金など事業者にの供を求めることは
問題となりますそれから金銭だけでなく
下請け事業者の従業員にイベントの運営を
手伝わせるなど発注した業務以外の労働を
無償で行わせることも問題となり
ますケース2はどうでした
か親事業者の都合で金型を保管させられる
ことも問題になるのでしょうかそうです
ねのよに親事業者の都合で金型を保管さ
せると下請け事業者は保管場所を確保し
たり金型のメンテナンスを行うなど様々な
費用が発生しますのでそういった費用は
下請け事業者に負担させるのではなく親
事業者が負担しなくてはいけませんそうな
んですか親事業者からのこうした要請は
下請け法違反になると知合にはアドバイス
します
[音楽]
ところで先生1つ心配なことがあるんです
けど心配なこと何でしょう実際に被害を
受けてる下請け事業者が厚生取引委員会や
中小企業庁に情報提供をしようと思っても
取引がなくなってしまわないかなどの不安
があると思うんです
が禁止行為の1つに報復措置の禁止があり
親事業者から不利益な行為を受けた事業者
が公生取引委員会や中小企業庁に情報提供
した場合にそのことを理由として親事業者
が下請け事業者に対して取引停止などの不
利益を与えることを禁止しています情報
提供しやすいようになってるんですね
そして実際に調査する場合には親事業者に
は情報提供者が分からないよう工夫してい
ますこれまで説明した禁止行為が行われて
困っている時は是非厚生取引委員会や中小
企業庁への情報提供も検討して
ください親事業者の禁止行為について理解
してもらえましたかよくわかりました
ありがとうございますこれで君も下請法に
関する相談を1人で担当しても大丈夫
だろう
おっとそろそろ次の相談者が来る時間だ
関島さん準備を頼んだよはい
下請け本についてご相談やご質問があっ
たら全国に相談窓口がありますのでお近く
の相談窓口までお気軽に
[音楽]
どうぞそれでは皆さんごきげん
ようOG
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