【LGBTQと医療】Part1: 当事者の経験談

認定NPO法人虹色ダイバーシティ Nijiiro Diversity

19 Jan 202323:21

Summary

TLDRこのビデオでは、LGBTQコミュニティの人々が医療機関での経験を共有しています。彼らは、性同一性障害や性的少数派であることが原因で、身体や精神的な健康問題に直面していますが、医療機関では適切に治療されないこともあります。彼らの物語を通じて、医療従事者や社会に対して、LGBTQを理解し、受け入れ、安全な医療を受けられる環境を築くことを求めるメッセージが伝わります。

Takeaways

🏥 医療機関でのLGBTQ層への適切な対応が課題となっている。彼らは様々な原因から心身の健康問題を抱えており、医療機関での適切な治療を受けることが難しい状況にあります。
🌈 LGBTQの人たちが自己の性同一性や性的指向を周囲に隠していることが多く、それが医療での適切なケアに影響を与えることがあります。
😷 COVID-19の感染者が同性パートナーと同居していることを隠すことで、職場や家族からのサポートを受けることが難しくなる。
🏠 隔離中に同性パートナーとの同居を隠すことが、友人や家族からの援助を受けるのを避けざるを得ない状況に陥ることがある。
👨‍❤️‍👨 同性カップルが医療機関での接遇において、外国語の能力やLGBTQ的身份が彼らのケアに影響を与える可能性がある。
🤰 非二形性やレズビアンの女性が乳癌治療を受ける際、性別に基づく前提条件に不快感を感じることがある。
🏥 病院での経験において、LGBTQの人たちが医療従事者からの受け取り方を改善する必要があると感じることがある。
👩‍❤️‍👩 病院での経験では、同性パートナーが家族として扱われ、手術や治療に必要な同意書に署名できることが重要である。
💉 トランスジェンダーやLGBTQの人たちがホルモン療法を受ける際、家族とのコミュニケーションや社会的意義について懸念を持つことがある。
📊 職場での健康診断において、トランスジェンダーの人たちは性別に基づく基準値に従うことで、自己の健康状態を評価するのに不安を感じることがある。
🏢 職場での健康診断や病院での扱いにおいて、法的に登録された性別に基づく判断が行われることが多く、実際の身体の状態や性別移行の進展を考慮する必要がある。
🌟 LGBTQの人たちが医療機関で安全を感じ、適切なケアを受けられるよう、医療従事者による教育や環境の整備が求められている。

Q & A

NPOにじいろ多様性とNPOにじいろドクターはどのような関係で、このビデオを制作しましたか？
-NPOにじいろ多様性とNPOにじいろドクターは共同でこのビデオを制作しました。NPOにじいろ多様性は制作を担当し、NPOにじいろドクターは監督を務め、バイエル社と協力してLGBTQの人々が医療機関で直面する問題について知らしめることを目的としています。
LGBTQの人たちが医療機関で直面する問題とは何ですか？
-LGBTQの人たちは、自己の性同一性や性的指向を隠すことが必要で、そのために医療機関での適切な治療を受けることが難しい場合があります。また、外国人LGBTQの人たちは、日本語が不十分なため医療にアクセスできないという問題もあります。
長野さん（男性、ゲイ）はCOVID-19に感染した際、どのような問題に直面しましたか？
-長野さんは職場や家族に同性パートナーとの共同生活を隠していたため、感染を知らせる際に真相を話せず、偽り말をすることになってしまいました。また、隔離中は誰にも知られずにパートナーと生活を続ける必要がありました。
長野さんが隔離中に受け取った同僚からのサポートはどのようなものでしょうか？
-長野さんが隔離中に、同僚たちから食事や日用品の届けを申し出る申し出がありましたが、真相を隠すため断らざるを得ませんでした。それでも、同僚のサポートは彼にとって心強いものであり、助け合いの精神を感じることができました。
井上さん（レズビアン、ノンバイナリー）はがん治療において、どのような問題に直面しましたか？
-井上さんは、自己の性同一性が男性でも女性でもないノンバイナリーであることを医療従事者に伝える必要があり、がん治療において女性特有の問題に直面しました。また、治療に伴う外見の変化や子供を持つことの選択についても、個人的な不快感を感じました。
井上さんのパートナーは、医療機関でどのような扱いを受けましたか？
-井上さんのパートナーは、医療機関で家族として扱われ、手術の同意書にサインするなど、医療現場でのサポートを提供されました。
土井さんは、ホルモン療法を始める前に家族とどのような話し合いをしましたか？
-土井さんはホルモン療法を始める前には、家族とそのリスクやデメリットについて話し合いを行い、最終的には家族から「許可を求めるな。自己責任で行け」との言葉を受け、ホルモン療法を開始しました。
土井さんが職場での健康診断で直面する問題とは何ですか？
-土井さんは職場での健康診断で、性別に基づく基準値によって判断されることが問題視しています。自己の身体は男性でも女性でもないため、どちらの基準値にも合致しない状況に不安を感じています。
LGBTQの人たちが医療現場で求めていることとは何ですか？
-LGBTQの人たちは、医療現場で自己の性同一性や性的指向を隠さずに受け入れられる環境を求めています。また、ホルモン療法の保険適用や、性別に基づく判断を超越した医療提供など、多様なニーズに対応する医療体制を望んでいます。
ビデオスクリプトで紹介された大阪のプライドセンター大阪とはどのような施設ですか？
-プライドセンター大阪は、大阪の天満橋に位置する常設のLGBTQセンターであり、LGBTQに関する情報提供、交流、相談を行っています。