DESIGNART TOKYO 2024 SPECIAL INTERVIEW | 落合陽一 at BAG -Brillia Art Gallery-

DESIGNART TOKYO
18 Sept 202403:38

Summary

TLDRこのトランスクリプトでは、江戸時代の食文化やアート、デジタル技術を組み合わせた現代のアートプロジェクトについて語られています。特に寿司やウナギなどの江戸の食文化がどのように現代に引き継がれているかを探求し、彫刻でドラゴンとウナギを融合させた作品を制作する過程が描かれています。また、ヌルというコンセプトを取り入れたデジタルアートの作品や、伝統と現代アートをどう結びつけるかという挑戦にも言及されています。

Takeaways

  • 🎵 江戸の文化は意外に触れる機会が多いが、あまり意識されていないことが多い。
  • 🍣 寿司やウナギなどの江戸時代の食文化が重要であり、それらがどこで始まったのかを調査している。
  • 🐉 ドラゴンを彫刻にしようという発想があり、特にウナギがドラゴン化したモチーフを考えている。
  • 🖼️ 彫刻は現代的なデザインになっており、デジタルやヌル(Null)をテーマにしている。
  • 💻 東京建物とのコラボで、ヌルをテーマにした作品を制作したことがある。
  • 🌳 大手町の森に設置された作品は透明なガラスケースに水面のようなものがあり、ファントムを表現している。
  • 🎨 芸術は人々の心を癒し、生活の一部として計算や効率、テクノロジーの発展とも結びついている。
  • 🥢 日本の伝統的なカルチャーと現代アートをどのように結びつけるかが大きな挑戦である。
  • 🍤 ポップカルチャーだけでなく、何百年も続く伝統的な文化との結びつきを重視している。
  • 👁️‍🗨️ デジタル文化がどのようなビジュアル表現を生むのか、今後もリサーチを続けたいと考えている。

Q & A

  • 日本橋京橋エリアで行われる天覧会とはどのようなイベントですか?

    -天覧会は日本橋京橋エリアで行われる、江戸の文化や芸術を紹介するイベントです。江戸時代の文化や食事、芸術などを現代にどう取り戻すかをテーマにしています。

  • 江戸時代の食文化の発展について、話者はどのようなことを調べたのですか?

    -話者は、寿司やウナギなどの江戸時代の食事がどこで始まり、どのように流行したか、特にトロの発祥について興味を持ち調べました。

  • 話者が考案した「ウナギドラゴン」の彫刻はどのようなものですか?

    -ウナギドラゴンは、ウナギとドラゴンを融合させた彫刻で、145年かけて成長したドラゴンをモチーフにしています。話者はこのアイデアを彫刻に取り入れ、現代的な彫刻作品を作りました。

  • 「ヌルの小漏れ」とはどのような作品ですか?

    -「ヌルの小漏れ」は、透明なガラスケースの中にファントムが入り、水面のような景色を作り出した作品です。これは話者が東京建物と行ったプロジェクトの一環として制作されたものです。

  • 話者が考える芸術とテクノロジーの関係はどのようなものですか?

    -話者は、芸術は心を癒し、生活を豊かにするものであり、テクノロジーや計算効率の発展を支える一方で、芸術的な営みには深い味わいがあると考えています。

  • 現代アートと日本の伝統文化を結びつける際の挑戦とは何ですか?

    -話者によれば、現代アートと日本の何百年も前から続く伝統文化を結びつけることは大きな挑戦であり、ポップアニメ以外にもローカルの伝統的な芸術や文化を現代に伝えることが重要だと述べています。

  • デジタルカルチャーが現代アートに与える影響について、話者はどのように考えていますか?

    -話者は、デジタルカルチャーが現代アートにおいてどのようなビジュアル表現を生むのかが見所であり、リサーチを重ねながら今後も作品を作り続けたいと考えています。

  • 江戸の文化やカルチャーはどのように現代に残っているのでしょうか?

    -江戸の文化やカルチャーは、寿司やウナギといった食文化を通じて現代にも残っていますが、一部は失われており、それを現代に取り戻すことがテーマになっています。

  • 話者が考える「コンピューターサイエンスのカルチャー」とは何ですか?

    -話者は「コンピューターサイエンスのカルチャー」を、ヌルという概念と結びつけ、透明なガラスケースの中にファントムを入れた作品を通じて表現しています。

  • 話者はどのようにして伝統文化と現代アートを融合させようとしていますか?

    -話者は、江戸時代から続く伝統文化と現代アートをつなぎ、デジタルカルチャーを取り入れた新しい表現方法を模索しながら、リサーチを通じて作品を制作しています。

Outlines

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🐉 江戸文化の意外な発見と食文化の起源

この段落では、江戸の文化に対する意外な発見について述べられています。特に、日本橋や京橋エリアでの体験や、寿司や鰻といった江戸時代の食文化の発祥について触れています。トロの由来や江戸時代以降の文化の変遷、そして失われた文化をどのように復活させるかについても考察されています。具体例として、彫刻でドラゴンを作る過程でのアイデアや発想が語られており、ウナギとドラゴンを組み合わせた創作の背景が説明されています。

💻 ヌルと現代デジタルカルチャーの融合

この段落では、ヌル(Null)というコンセプトを起点に、デジタルカルチャーやコンピューターサイエンスと芸術の融合について語られています。最初に東京建物とのプロジェクトでヌルの作品を作った経験が紹介され、大手町の森に展示された透明なガラスケースの中にファントムを配置した作品が説明されています。この作品を通じて、デジタルと自然、そして芸術がどのように結びつくかについての考察が続いています。

🌿 芸術と自然、そしてデジタルが共存する未来

この段落では、未来の暮らしにおける芸術と自然、そしてデジタル技術の共存についての展望が語られています。少子化が進む中で、芸術や豊かな自然が人々の生活を癒し、豊かにする役割を果たすという視点が述べられています。また、計算や効率だけでなく、芸術や文化が人々の心に響く大切な要素であり、日常生活の一部としての役割が強調されています。

🎨 日本の伝統と現代アートの挑戦

この段落では、日本の伝統的なカルチャーと現代アートがどのように結びついているかについて議論されています。寿司や天ぷらといったローカルな文化と、コンテンポラリーアートの間に橋をかける挑戦が描かれています。アニメやポップカルチャーだけではなく、何百年も前から続く日本の伝統文化と現代アートの融合を目指していることが強調されています。

🔍 デジタルカルチャーとビジュアル表現の未来

この段落では、デジタルカルチャーにおけるビジュアル表現の未来についての考察が続けられています。リサーチを重ねながら、デジタルの文化や現代のビジュアル表現がどのように発展していくのかに焦点が当てられています。現代風の作品を制作し続ける意欲や、デジタル文化と伝統文化を結びつけた新しい表現の模索が語られています。

Mindmap

Keywords

💡江戸の食文化

江戸時代に発祥した寿司やウナギなどの食文化が、日本の伝統と現代の食生活に与えた影響について述べています。寿司やウナギといった食品がどのようにして江戸から始まり、現代に至るまで流行したのかを考察しており、江戸の食文化が現代日本の重要な要素であることを示しています。

💡ドラゴン彫刻

日本橋の天覧会で、江戸文化と現代アートを融合させたドラゴンの彫刻を作るプロジェクトについて言及されています。特にウナギとドラゴンを組み合わせた独自の彫刻が強調されており、伝統的な日本のモチーフを現代的な解釈で再現しています。

💡ヌル

コンピュータサイエンスにおける「ヌル」という概念が、現代アートにおいてどのように表現されるかについて説明されています。特に「ヌルから始まりヌルに帰る」というサイクルを芸術作品に取り入れる試みが語られ、デジタル技術とアートの融合が主題となっています。

💡透明なガラスケースのファントム

大手町の森に設置された作品の一部で、透明なガラスケースの中にファントム(幽霊)が入っているというインスタレーションアートです。この作品は、ヌルの概念を視覚化したもので、デジタルと現実の境界を曖昧にする試みとされています。

💡現代アート

江戸時代から現代に至るまでの日本の伝統文化と、デジタルカルチャーを融合させた新しい表現形式としての現代アートがテーマになっています。芸術は人々の心を癒し、生活を豊かにするものであり、テクノロジーと結びつくことで新たな価値を生むとされています。

💡日本橋・京橋エリア

日本橋・京橋エリアが、天覧会などの伝統文化と現代アートが交差する場所として描かれています。ここでは、江戸の食文化や芸術が現代に再発見され、再解釈されるという重要なコンセプトが展開されています。

💡伝統と現代の融合

江戸時代から続く伝統的な文化と、現代のデジタル技術や現代アートがどのように融合するかが、ビデオの中心的なテーマです。寿司やウナギといった伝統的な食文化と、彫刻やヌルのような現代的な概念が組み合わされ、文化的な対話が生まれています。

💡ポップアニメ

日本のカルチャーの一部として、ポップアニメが取り上げられていますが、ビデオではアニメだけでなく、ローカルな伝統文化との結びつきを重視する必要性が強調されています。現代アートは単にポップアニメではなく、地域の歴史や文化と深く関わるべきだとしています。

💡デジタルカルチャー

デジタル技術が現代の芸術表現にどのような影響を与えているかが議論されています。ヌルやファントムといったデジタルコンセプトが、伝統文化と結びつくことで、新たな形の芸術が生まれる可能性が探求されています。

💡寿司天ぷら

江戸時代から続く伝統的な食事の代表例として、寿司や天ぷらが挙げられています。これらの食事は、現代の日本文化の象徴であり、ビデオではローカルな文化との結びつきが強調されています。これらの伝統食が、どのように現代アートとリンクするかが重要なテーマとなっています。

Highlights

江戸の文化は、知られているようで実際にはあまり知られていない側面が多い。

日本橋や京橋エリアで、体験できるがあまり触れられていない江戸の文化が多い。

江戸時代の食文化、特に寿司やウナギの発祥について調べることで、意外と知られていない起源や流行が明らかになる。

明治、大正、昭和、平成を経て、江戸の文化が残っているものや失われてしまったものがある。

ドラゴンの彫刻を作る際、日本橋に多くある「キリ」よりも、あまり見かけない「ドラゴン」を選んだ。

ウナギとドラゴンを組み合わせた彫刻アイデア。ウナギがドラゴンだったらどうなるかを想像して制作した。

作品のモチーフは、頭の上にドラゴンが乗っている姿から発展させた。

ドラゴンが145年の時を経て成長し、ウナギのような姿になるというコンセプトを表現した。

ヌルという概念を取り入れた最初の作品は「ヌルの小漏れ」で、大手町の森で展示された。

ヌルをテーマにした作品は、透明なガラスケースにファントムを閉じ込めたものが最初だった。

ヌルやデジタルカルチャーの要素を芸術と融合させることに注力している。

デジタル時代のカルチャーと、江戸時代から続く伝統文化の融合が大きな挑戦とされている。

現代アートと日本の伝統文化をどのように結びつけるかが、今後の課題であり挑戦。

ポップアニメだけでなく、江戸時代から続く本物のローカルカルチャーと結びついたコンテンポラリーアートが重要。

デジタルカルチャーにおいて、伝統的な文化や視覚表現がどのように変化するかをリサーチしながら、作品を制作していく。

Transcripts

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[音楽]

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江戸は意外と知られてるようで知られて

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なくえっと意外と手触りがあるところで

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体験できるけれどみんな触ってないみたい

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なものが多くてですね日本橋京橋のエリア

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で天覧会をやるっていう話になってああっ

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て言いながらなんかいろんなカルチャーを

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調べてったんですねここもでそしたら

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やっぱ寿司やウナギあの日本の江戸の食事

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の発症がやっぱり大きいなってのと我々が

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寿司とかナギとか普通に食べてるものが

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じゃあ始まったり流行ったりしたのはどこ

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からなんだろうとかトロはどこで発症した

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んだろうとかじゃあ江戸は明治大正昭和

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平成を経てあのカルチャーが意外と残って

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なくなっちゃったものもあってそういった

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ものどうやったら戻ってくるんだろうとか

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実は探したら実際現物あるんじゃないかと

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思って彫刻でドラゴン作ろうかなと思って

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でじゃあ日本橋だったらキリはよくあると

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ドラゴンあんまりないのででもドラゴン

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ただ作ってもなあと思ったんですけど

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じゃあウナギがドラゴンだったらどうだろ

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うっていう脳小族を着ていてで頭の上に

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えっとドラゴンがついててで頭の上に

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ドラゴンがついててメを被ってるんですよ

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で頭の上にドラゴンがついてるんだったら

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150年145年か経ってるんで145年

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してドラゴンが成長してウナギの山田の

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オチみたいになってたらどうだろうって

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いう頭の上に乗っているものをモチーフに

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え鏡を作りそこからウナギドラゴンを作

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りっってを作ったんですけどま実に現代風

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の彫刻になっていると思いますヌルを考え

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てるうちにま空速敷族空とあのヌルから

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始まってヌルに帰るコンピューター

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サイエンスのカルチャーをどう合体させる

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かっての一番最初にやったのは東京建物

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さんとやった時にえっとねヌルの小漏れ

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っていう作品を作ってんですけどあ大手町

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の森にですねあの透明なガラスケースの中

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にあのファントムがたくさん入ってて立っ

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た水面みたいなものを作ったのが多分1番

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最初のヌルのほにゃにゃ作品なんですけど

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それも懐かしいですねそれからここでぬる

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のご身体まで来るのは意外とあの縁が深い

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のかもしれないです

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ねそれ以外の年はおそらく人が少なくなっ

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ているでそういった中にじゃあどう暮らす

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かって言った時ま芸術や豊かな自然がある

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暮らしそしてデジタルも含めた自然って

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いうことまみんな確実にもうその頃には

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考えてると思うんです芸術っていうものは

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あのおそらく心を癒してくれるものである

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し生活の営みの1つであるしあの計算や

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効率やあのテクノロジーの発展っていうの

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はおそらく機械やテクノロジーそれ自体が

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発展を支えてるとしてもそこにある営って

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いうのはあの味わい深いものだねと言い

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ながらみんな芸術をめでたりとか食をめで

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たりとか暮らしを豊かにすることを考え

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てると思うんです日本の本当のカルチャー

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と合わさって現代アートにどうなってるん

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だっていうのをえしっかり磁場のあの

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ローカルの寿司天ぷらな世界と本当に

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つなぎでそうなんだよってっいうのを伝え

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られるかっていうのは大きな挑戦でポップ

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アニメだけじゃなくて本当にローカルの

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みんなが何百年も前からやってると言われ

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ているものと結びついたコンテンポラリー

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とは何かっていうことが言えればいいなと

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思ってこんなことをしてるんですけどま

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磁場を掘って探して見たものがデジタルの

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カルチャーやデジタルの今の文化において

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どんな見た目になるのかとかどんな

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ビジュアル表現を生むのかってところが

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やっぱ見所だと思うのでまそういったもの

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をですねリサーチしながら作ってくって

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ことを今後も付け続けていきたいなと思っ

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てますあ

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江戸文化食文化現代アートデジタルカルチャー彫刻寿司ウナギ日本橋伝統未来
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