【感動する話】転職先の社長令嬢が倒れていたのでAEDで助けたら「裸見たわね…この変態!」と号泣され不採用に。後日、美人が俺の家に訪ねてきて…【いい話・朗読・泣ける話】
Summary
TLDR物語は主人公の就職活動と花き旅行会社の面接に焦点を当てたドラマです。主人公は交通事故で女性を助け、誤解を招いてしまい、その後彼女と花き旅行で共に働くことになります。二人は仕事とプライベートで成長し、お互いの過去のトラウマを乗り越えながら、信頼と愛情を築きます。物語は彼らの関係の深まりと会社への貢献を通じて、人生の困難を克服する勇気と希望を描いています。
Takeaways
- 😢 スクリプトの主人公は、女性を救うために交通事故に遭遇し、彼女を病院に運ぶことになる。
- 🚑 主人公は救急車で到着する前に、女性に救命処置を施し、AEDを使い心臓マッサージを行う。
- 🏥 女性は病院に運ばれ、主人公は彼女の父親からの非難と誤解を受ける。
- 🕒 主人公は面接に遅刻し、花き旅行という旅行会社の面接官に内定を失う。
- 🌟 主人公の過去の経験が、花き旅行の求人に適していると感じ、転職活動を続ける。
- 🚶♂️ 主人公は救急車に乗る直前に、女性に「変態痴漢」と誤解される。
- 🏢 花き旅行の社長が主人公に直接謝罪し、娘を助けていたことが明らかにされる。
- 🤝 主人公は花き旅行に入社し、日向さんとの関係が徐々に築かれる。
- 💼 主人公は会社での仕事に打ち込み、日向さんからの信頼を得る。
- 🚗 主人公と日向さんは仕事で温泉旅館の下見に行く。
- 👘 日向さんは旅館での体験を通じて、トラウマを克服し始め、主人公との関係が深まる。
Q & A
主人公はなぜ花き旅行に転職を希望していますか?
-主人公は世界中を飛び回り、観光地や地元の名所を訪れることを楽しんでいた経験があり、その経験を生かせる仕事がしたいと思ったからです。
主人公が花き旅行の面接に遅刻した原因は何でしたか?
-主人公は道で倒れた女性を助け、救命処置を施すことで時間が遅れてしまいました。
日向さんは主人公に対してどのような誤解をしていたのですか?
-日向さんは倒れた時に主人公に変態痴漢だと誤解されていたようです。
主人公が花き旅行に合格するきっかけは何ですか?
-主人公が助けた女性が花き旅行の社員で、社長の娘だったので、その恩返しとして採用されたと言えます。
日向さんの胸元に見える傷跡は何の事故によるものですか?
-日向さんの胸元の傷跡は交通事故によるものです。
日向さんはどのようにして交通事故のトラウマを克服しましたか?
-日向さんは主人公との関係を通じて、交通事故のトラウマを克服しました。
主人公が花き旅行に入社してから1ヶ月経った後の状況はどうでしたか?
-主人公は日向さんの部署に配属され、海外旅行プランの担当を任されました。
主人公と日向さんはどのような形で旅行プランの下見に同行しましたか?
-主人公と日向さんはカップルとして旅行プランの下見に同行し、実際にプランを体験しました。
日向さんの父親は彼女の転職活動に対してどう思っていますか?
-日向さんの父親は最初は彼女を内金だけにしておきたかったようですが、後には彼女の成長を認めていました。
主人公が花き旅行で働くことによって得たものは何ですか?
-主人公は花き旅行で働くことで、自分の能力を活かし、日向さんとの関係を深めることができました。
Outlines
🆘 救命と誤解
男性主角は女性を救出した際、彼女の胸元を触ってしまい、誤解を招う。女性は泣き、変態痴漢だと罵り、病院に向かう。男性は面接に遅れ、救急車で去られる女性から怒られる。その後、花き旅行の面接に合格しないと思われたが、実は合格。面接当日、倉庫で男性が倒れた女性を助け、AEDを使い、救急隊員が到着する。
🚑 救急車の再会
男性は引越し先での不採用通知を受け取った後、再就職活動を始めた。ある日、高級車から花き旅行の社長と面接当日助けた女性が出てきた。社長は感謝し、男性に娘の命を救った恩返しとして花き旅行に入社を提案。男性は喜んで承諾し、1ヶ月後には会社に入社。
👩💼 職場での挑戦
入社後、男性は日向さんの部署に配属され、海外旅行プランの担当を任される。日向さんは海外の経験が豊富で、男性の仕事に大きな影響を与える。職場では、日向さんに対する先輩たちの態度が問題視されるが、日向さん自身は内向きでほとんど外回りに行っていない。
👫 温泉宿の下見
男性と日向さんは温泉宿のプランの下見に行く。日向さんは車で行くのが怖がりで緊張していたが、男性の運転に安心。宿泊先ではカップル向けのプランで一部屋になるが、男性は緊張し、日向さんは静かだった。
♨️ 露天風呂での深い会話
露天風呂で日向さんは男性に自分の過去を語る。交通事故で両親を失い、胸に大きな傷を残した。旅行が怖くなり、会社に入っても外回りができなかった。男性との関係が変化し、日向さんは男性に心を開いていく。
🚗 車での思い出
日向さんは交通事故のトラウマから解放される。男性との関係が深まり、会社での地位も変わる。社長の娘として、外回りに励む決意を固める。男性は日向さんを大事に想い、特別な存在と位置付ける。
🏨 旅館での新しいスタート
男性と日向さんは新しい旅館の下見に向かう。日向さんはプライベートビーチでのんびりと過ごす提案。男性は日向さんの変化に心から喜び、彼女がトラウマを克服して成長したことに感動する。
👬 兄弟の和解
男性は兄との過去の出来事を解決するために実家を訪れる。兄は以前の嫌がらせを謝罪し、男性は兄の謝罪を受け入れる。兄弟は和解し、お互いに前向きに進むことを誓う。
🎉 会社の成長と未来
花き旅行は男性と日向さんの努力で成長し、上場を検討するほどになる。男性は日向さんを車に乗せて新しい旅館へ向かう。日向さんは男性との関係が公に認められ、社長から後継者への期待を示される。
Mindmap
Keywords
💡変態痴漢
💡救命処置
💡面接
💡花き旅行
💡貿易会社
💡観光地
💡絶景
💡AED
💡救急車
💡転職活動
💡ハローワーク
Highlights
主人公は女性を倒れた場所で救命処置を行い、彼女を病院に向かわせた。
主人公は面接に遅刻し、花き旅行の面接に落ちてしまった。
カキ風は現在就職活動中で、貿易会社を辞めて花き旅行に転職したいと願う。
カキ風は交通事故で男性を救助し、看護師の女性が駆けつけた。
カキ風は倒れた女性にAEDを使い、心臓マッサージを行う。
女性はカキ風を誤解し、変態痴漢だと睨みつける。
カキ風は花き旅行の社長の娘を助けたことが明らかになり、社長に感謝される。
カキ風は花き旅行に入社し、日向さんと仕事とプライベートで関係を深める。
日向さんは交通事故で大きな傷跡を負い、それが彼女のトラウマになっている。
カキ風と日向さんは温泉宿でカップル向けのプランの下見を行う。
日向さんはカキ風の存在が自分のトラウマを克服できる力になる。
カキ風は兄との過去を乗り越え、新しい人生を歩む決意をする。
花き旅行は成長し、上場を検討するほどの企業規模に発展している。
カキ風と日向さんは海のそばの旅館で新しいツアープランの下見を行う。
日向さんはカキ風との関係が深まり、トラウマを克服して新しい一歩を踏み出す。
Transcripts
ああなた何をしたの変態痴漢そう言って
号泣し始めた彼女ははけている胸元を俺
から隠すように背を背ける倒れたあなたに
救命処置を施したのだと説明しようとする
も彼女は聞耳を持ってくれない倉庫して
いるうちに駆けつけた救急者で彼女は病院
へ向かうことになっ
赤くなった目で女性は俺をきっと
睨みつける覚えてなさいお父さんに
言いつけてやるんだから彼女が乗り込んだ
救急車を呆然としながら見送った不に面接
がこの後控えていることを思い出した慌て
て時間を確認すると約束の時間をとっくに
過ぎていた歩道で倒れた女性彼女を救出し
たために俺は面接に落ちてしまったけれど
もそんな俺を救い上げてくれたのは俺の
名前はカキ風現在就職活動中だ今日は
旅行会社である花き旅行の面接の日前職は
貿易会社に務めていた旅行とは関係のない
職場だったけれど仕事で世界中を飛び回り
その合間に観光地や地元で有名なお店に
訪れることそして現地の人々と触れ合う
ことを楽しみとしていたその経験が
生かせる仕事をしたいと思ったの
だ花き旅行は小さい会社だけれど生きて
いるうちに絶景をという企業スローガンに
は心を打たれたし利用者の評判もいい
きっとこれから成長するその手伝いを是非
したい駅を出るとすぐ目の前にある横断
ほどの歩行者用信号が青色で点滅し始めた
面接時間より30分も早く来ているのだ
から余裕はある大丈夫緊張でついつい急い
でしまいそうになっている足をなめて信号
が青に変わるのを待つそんな俺の隣を焦っ
た様子で駆け出すスーツ姿の男性がいた
歩行者用の信号はとくに赤に変わっていて
車がみてい危ないそう声を出す暇もなく
男性は車に跳ねられてしまったきゃあと
女性の悲鳴が
響く車を運転していた男性が急いで道路に
転がる男性の元に駆け寄るどなたか救急車
をと叫んでいるからすぐにスマホを
取り出して119番に通報した信号待ちを
していた女性の1人が私看護師ですと言っ
て跳ねられた男性の元に駆け寄った
テキパキと指示をする彼女がいれば安心
だろうと胸を
撫で下ろすすると背後で何か大きなものが
落ちたような音が聞こえた振り返ると歩道
の上で1人の女性が倒れているひまわり柄
のスカートが眩しいが今はそんなことを
思っている場合ではない周囲の人はえ何と
ざメクが眉を潜めるだけで誰も彼女のそば
に寄りつかとしないそれどころか彼女を
放っておいて去っていく人もいるそんな人
たちを押しのけて俺は彼女の元に駆け寄っ
た呼吸を確認するしていない脈も
ないすみませんそこのピンクの髪の女性
向こうのコンビニからAEDを借りてきて
くださ
私と叫んだ俺が指さした女子大生らしき
女性は弾かれたようにコンビニへと走り
出した待っている間に女性を歩道の端の
安全な場所へと運び心臓マッサージを施す
応急処置をするのは初めてだった公衆で何
度か練習をした程度その時に確か骨が折れ
ても構わないから強く押せと言われた本当
に丈かと不安になりながらもその通りに
するそうしていると女性が戻ってきた
改めて倒れている女性の呼吸と脈を確認
するもやはり動いていないAEDを使うの
で離れてください指示するとAEDを持っ
てきてくれた女性がぴょんと遠いた他の人
はもう自分には関係ないと思ったのか誰も
残っていないadedを開けて電源を
入れる音声案内の指示通りに電極パッドを
取り出すパッドを体に貼りつける胸の指示
を聞いて一瞬手を止めるあのすみませんが
この方に電極パッドを貼ってくれませんか
まだ残っていたピンク神の女性に頼むもえ
無理無理と首を大きく横に振ったためらっ
ている場合ではないこは1服を争う確か服
は全部脱がせなくても素肌にパットを
貼り付けられればいいと聞いている薄緑色
のブラウスのボタンを少しだけ外して右胸
の上ありにパットを貼ろうとしたその時ハ
と目を見張った彼女の胸元には大きな傷跡
があった事故か何かで追ったものだろうか
手が止まっていることに気がつきかぶりを
振ってすぐに処置を再開する
もう1つのパットを左胸の下ありに貼ると
AEDが電気ショックが必要だと判断した
のでボタンを押す心臓マッサージを再開
するように言われたので指示通りに行う
それを何度か繰り返しているとううと彼女
がうめき声をあげて咳き込んだよかった
助かったアドのありその場にへたり込んだ
女性は顔をしかめながら目を開けたそして
起き上がろうとして服がはけていることに
気がついたのかヒっと叫んで急いで
ブラウスで前を覆ったそしてすぐそばにい
た俺を睨むああなた何をしたの変態痴漢え
私は倒れたあなたをこっち見ないでよ彼女
は号泣しながら背を背けた手早くブラウス
のボタンを閉めて
が立ちくらみを起こしたらしくその体が
傾いたとっさに体を支えるが次の瞬間に
彼女の平手が俺の左方に飛んできた触ら
ないでってばちょうどそこに救急車が到着
した事故で跳ねられた男性を
ストレッチャーに乗せて運び始めるあ
こっちこの子も倒れてて今起きたのAED
を持ってきてくれた女性が救急隊員にそう
呼びかけてくれた1人が大丈夫ですかと
駆けつけ地面に広げられているadedを
見るあなたも一緒に乗ってください念の
ため確認しましょう女性は大人しく頷いた
後赤くなった目で俺をきっと睨みつける
覚えてなさいお父さんに言いつけてやるん
だから彼女が乗り込んだ救急車を呆然とし
ながら見送った不に説のことを思い出した
慌てて時間を確認すると約束の時間をとく
に過ぎていた急いで花き旅行のビルに
向かったものの遅刻なんてありえないと
門前払いされてしまった後日俺の元に不
採用の通知が来たのは言うまでもない花き
旅行からの不採用通知を受け取った数日後
俺は気を取り直して転職活動を続けていた
落ちてしまったものは仕方がない何事も
気持ちの切り替えが大事だ今日は面接も何
もないハローワークに行って仕事探しの
相談をしようと決めて下宿している
アパートを出たするとアパートの目の前に
黒塗りの一目で高級だと分かる車が音も
立てずに止まった家賃が数1円程度のこの
アパートにその車は非常に場違いだと
感じるアパートの住人に実は親戚にお
金持ちがいるとかそんな話は誰からも聞い
たことがないけど首をひねっていると車
から1人の男性が降りてきたその顔に
見覚えがあったので目を見開く花き旅行の
社長だホームページに掲載されているのを
何度も見た続いて降りてた女性に俺は
さらに驚くことになった黄色の
カーディガンを羽織る彼女は花き旅行の
面接に行った日に俺が命を助けた女性だっ
た一緒の車から降りてきたということは
彼女も花き旅行の社員だったのだろうか
まじまじと2人を見ていると女性と
ぱっちり目が合うあお父さんあの人女性は
気まずそうに目をそらすと社長の袖を
小さく引っ張った君が日向の恩人か社長が
両腕を広げて駆け寄ってきたそして俺の手
を取り強く握りしめてブンブンと盾に降っ
た何が起きているか分からず目を白黒させ
ていると社長はジャケットの内ポケット
から名刺を取り出した私は花き旅行社長の
青いだ先日私の娘の命が危ないところを
助けてくれたと聞いた本当にありがとう頭
を下げた社長は後ろに立つ日向さんに
厳しい視線を
送る日向さんは唇を噛んだ後一緒になって
頭を下げたあの時変態だなんだと騒いで
すみませんでした命の恩人なのにお礼を
述べることもせずに救急者の中で事情を
話したら救急隊員の人に怒られちゃいまし
たあなたの処置がなかったら私はあのまま
目を覚ますことがなかったかもしれないっ
てそっと俺を伺うようにして見上げる日向
さんの目を見て本当に申し訳なく思って
いるのが分かった理解していただけたなら
何よりですこちらこそわざわざ謝罪とお礼
を言いに来てくださってありがとござい
ますいやいや娘の命の恩人の元に足を運ぶ
のは当たり前のことだそれに君に確認し
たいこともあるあの時君は私の会社と面接
の予定があったなはい君はまだ転職活動を
続けているのかそれとももう就職先は
決まったかないえまだですそうかそれは
こちらとしては行光カキ君君さえよければ
君に私の会社に入ってほしい
え今まで塞がっていた道が突如として開い
たかのように感じた日向を助けた時周りは
見てみぬふりをしていた人もいたと聞いて
いるそんな中君は真っ先に駆けつけて日向
を助けてくれたともなそんな正義感に溢れ
かつ冷静にことを対処できる人材は逃して
はならないどうか入社を検討してくれない
か私からもお願いします私のせいで面接に
遅れたわけですし2人から頭を下げられて
しまっては慌ててしまうあの私も是非記者
に入社したいと思っていましたなので採用
していただけると嬉しいですよろしくお
願いしますそうかありがとうカキ君こちら
こそよろしく頼む社長が差し出した手を
しっかりと握り返すそばで日向さんがアド
の息を漏らしていたそうして無事花き旅行
に入社して1ヶ月が経った本社ビルに到着
しエレベーターでオフィスへ向かおうと
すると日向さんがするりと乗り込んでき
たおはようございますおはようカキ君それ
以上誰かが乗ってくることははなく
エレベーターは静かに扉を閉じて上昇を
開始した日向さんと2人きりという状況に
自然と緊張してしまう入社後俺は彼女が
部長を務める部署に配属されただから
行き先は同じ何か会話をと思って頭の中
から話題を必死に探していると彼女の方
から話を振ってくれた君がめきめきとを
表してるって部内でも評判だよ手を
つけようとしてなかなか進んでなかった
海外旅行プラン君が担当になった途端に
スムーズに進んでるのが大きいねうちには
海外の事情や言語に強い人がいなかった
から前職が役に立って私も嬉しいです海外
から日本に来る方も客層に取り込められれ
ばますます売上がアップすること間違い
なしです頼りになるよ日向さんの微笑みに
俺はドキリと心臓を鳴らした彼女は
ひまわりみたいにカレんで性格もほがらか
だ彼女がいるだけで空気がパッと明るく
なる初めて会った時とはまるで印象が
異なっていた彼女に見れているうちに
エレベーターの扉が開いてしまったもう
少し彼女と2人で会話がしたかったと残念
に思ったけど日向さんはそんなことはつゆ
ほども思っていないみたいでさっさと出て
いく日向さんおはようございます彼女の姿
を見つけた男性の先輩たちが我先にと日向
さんに近づいて挨拶を
する日向さんはそれにおはようと笑顔で
返した先輩たちは密かに今日も日向さんに
挨拶できたぞとガツポーズを決めた後
外回りに出かける準備を始める俺もメール
のチェックをしてからそうしようと
パソコンを立ち上げた隣の席に座る女性の
先輩がけだるそうに両手を上に伸ばす
あああ今日も外回りか私旅行とかそんな
好きじゃないから旅館の良さとか周辺のお
すめスポットとか全然わかんなくてプラン
組むの下手なのよね
そうだねえねえカキあんた私の代わりに
行ってきてよこらそこ後輩に仕事を
押し付けない日向さんからの出席に先輩は
口を尖らせたえいいじゃないですかこう
いうのは適材適所ですよカキ君仕事できる
から私がやるよりも旅館側が満足する
プランを立てられますよそうやって君に
仕事を任せ続けてたら彼がパンクしちゃう
でしょ思わず日向さんを見てしまった彼女
はとめるような視線を先輩に向けている
先輩は不機嫌そうに音を立てて椅子から
立ち上がったはいはいちゃんとやりますよ
いいですよね部長は自分は内金だけできて
日向さんを見ていた俺は先輩の言葉を聞い
た彼女がそっと目を伏せたことに気づいた
俺は不満そうに口を尖らせている先輩を
見る先輩のように日向さんが内金しかして
いないことを不服に思っている社員は
少なからず存在していた日向さんは暗黙の
領解でなぜかずっと会社にいて外回りや
旅行の下身などに行ったことがほとんど
ないそうだ先輩オフィスに誰か残ってない
と緊急の時に困るじゃないですか部長は
そのために残ってるんじゃないですかそれ
もそうか先輩はため息をついた後日向さん
に向かってごめんなさい言いすぎましたと
頭を下げてからオフィスを出ていった俺も
そろそろ出ないと約束の時間に遅れて
しまうパソコンの電源を落として鞄を手に
取る乾期君ありがとねそう礼を言う日向
さんの眉はしょんぼりと下がっていた
大したことはしてませんよ行ってきます
彼女が少しでも元気になるようにと笑顔を
向けて俺はオフィスを後にした肩を落とす
日向さんの様子に少し後ろ髪を惹かれ
ながら来週温泉宿春雨様のところへツアー
プランの下目に行くことになりました
カップル用のプランだということで男女
2人私と君で行き
ますさんの指示にスがざわついた特に男性
社員がいいなカキ日向さんと温泉に行ける
なんてしかもカップルプランの下身だぜ
つまりカップルになり切っていくわけ
だろう疑似とはいえ日向さんを恋人に
できるなんて役得すぎるな先輩たちは
羨ましそうにしながらも頑張れよ手を出す
なよと激冷してくれたここの会社の人たち
はみんないい人ばかりで安心するけどなん
で換気なんだろうなこいつ入社した
ばっかりじゃんバカお前そうは言っても
こいつはめちゃくちゃ仕事できるだろうが
なるほどなしかし日向さんが外回りなんて
珍しいよなていうか初めてじゃね確かに
そんな会話をしながら先輩たちはそれぞれ
自分のデスクに戻った俺も首をかしげざる
おえない初めての外回りにわざ1番新入り
の俺を連れていくなんてそれもカップル
プランの自分となら恋人のふりをしても
いいと思われているのだろうかもしかして
俺のことが好きだっ
たりそんな妄想をふわふわとしていたせい
でデータの入力をミスしてしまったすぐに
修正できるものだったから良かったけれど
気を引きしめなければと心を
入れ替えるさんと下見に行く日はあっと
いう間にやってきた実際にプランを利用
する人のことを考慮し利用頻度が高いで
あろう土日に宿泊することになっていた
春雨さんのところへは車で行く客が多いの
で交通手段は車もちろん運転は俺女子席に
乗る日向さんはすごく静かだったいつも
明るく笑っているのに緊張した持ちで口を
ぎと閉じている心なしか顔も少し青いあの
大丈夫ですかもしかして酔いました安全
運転を心がけていたつもりだけど不安に
なって尋ねたすると日向さんは首を横に
振る大丈夫だよカキ君運転
上手ありがとうございますねえあの
ちょっとだけ握ってていいかな握るととは
あてじゃなくてえっとふ服とかちょっと
だけどうぞ保縁でちらりと日向さんを見る
と彼女はほっと息をついて俺の服の裾を
少しだけつまんだ少しだけ彼女の表情が
柔らいだように見えるしかし今日向さんは
手と言いかけていた本当は手を握りたかっ
たのだろうかそれってつまりやっぱり彼女
は俺のことが好きなのかこれを気に距離を
縮めようとしているとかそう考え始めると
心臓がドキドキと高鳴り出した行けない今
は運転中だ平成にならないとけれど一旦
考え出すとつままれている裾ですら気に
なってしまい始めた素肌に触れられている
わけではないのに甘い緊張感と戦いながら
なんとか安全運転のまま春雨さんのとろへ
到着した女将に案内されてツアーのために
用意したという部屋に入るカップル用なの
でもちろん一部屋分かってはいたけれど
本当に日向さんと2人きりになってしまっ
ていいのだろうかちらりと日向さんを見る
けれど彼女は気にしていない様子でうわあ
素敵なお部屋ですねと目をキラキラとさせ
ているこの部屋には露天風呂がついており
ます夕食はお2人でゆっくり堪能できる
ように私たちが部屋にお持ちしますこちら
は他のお客様が宿泊するお部屋から離れて
おりますので何をなさろうとも周りを気に
する必要はありませんよ意味ありげな笑を
浮かべる女にドキリと心臓が
跳ねる
あまあ私たちは下見ですからと顔に熱が
溜まるのをごまかしたそれでは7時頃に
夕食をお持ちしますと言って女将は去った
部屋で2人きりになる風が木々を撫でる音
が聞こえてくるほどの静寂が俺と日向さん
を
包むよしそれじゃあ早速野天風呂を堪能し
ますかそう言って日向さんが服を脱ぎだす
俺は慌てて背を向けた
ここんなところで急に脱がないでください
脱衣所で脱いでくださいそういうのに衣服
のこすれる音が止まらない脱いでいる心臓
が壊れそうなほどに早を打っていたカキ君
も早く脱いで一緒に入らないとカップル
プランを味わえないよ背中から日向さんの
声が聞こえるものの俺は動けなかったカキ
君てば腕をぐいと強く引っ張られた
突然のことだったからその勢いに負けて
彼女の方を振り返ってしまうが彼女は裸で
はなく水着を身につけていた上はタンク
トップ下は短パンの形状のものだ安どした
ものの落胆が少しだけ混ざってしまったの
は否めない彼女の素肌がさらされている
面積が増えたことで自然とその胸元の傷跡
に目が吸い寄せられてしまった
日向さんを助けたあの日にも見たものだ
彼女はそのことを承知しているようで緊張
した持ちで俺を見上げていた俺の腕を掴ん
だままの手に力がこもる俺は視線を彼女の
目に戻した水着下に来ていたんですねそれ
を早く言ってくださいよ私は着てないので
先に入っててください着替えてから行き
ますから
彼女は俺を見上げたままそっと手を離した
それじゃあ先に行ってるね彼女が露天風呂
へと続くドアを閉めるのを確認した後鞄
から水着を取り出して着替えるそして俺も
露天風呂へ向かったずっと緊張しっぱなし
なので滑らないように慎重に歩く先に露天
ブロを堪能している日向さんの横に静かに
お邪魔するロケは小さくて隅によることを
意識していないと日向さんに肌が触れて
しまいそうだった木々のざめと近くを
流れる川のせせらぎに少しだけ気持ちが
落ち着いてきた湯に使って心がほぐれたの
もあるだろういい眺めですね生きている
うちに絶景をという会社のスローガンにも
ぴったりですでもカップルだけっていうの
はもったいないですね
せっかくだからターゲットに家族を加えて
もいいかもしれません夫婦でのんびりとと
いうのはもちろん子供連れでも子供が騒い
でも気にしなくていいというのは利点
でしょう返事はなかったそれを不信に思っ
て彼女を見ると俯いて胸元の傷に触れて
いる何か声をかけるべきか迷ったあのどう
して下身に俺を連れてきたんですか
俺は新入りなのに傷のことには触れずに
指名された時から気になっていたことを
聞いたすると彼女はそっと顔をあげるカキ
君なら大丈夫だと思ったからだよ一応周り
からの行為は分かっているつもり好きな人
とこんなシチュエーションになったら我慢
できないかもしれないでしょ行為は分かっ
ているつもりと言いながら
俺の気持ちには気づいていないらしい
がっかりして湯の中で自分の膝を
抱きしめる俺だって我慢しているのに本当
はこの手や足をちょっと伸ばして彼女に
触れたいどこからか鳥のさえずりが聞こえ
てきた気晴らし代わりにその寝に意識を
集中させる何も聞かないんだねぽつりと
落とされた言葉に目を丸くする日向さんが
また胸元の傷に手を当てていたからそれの
ことだろうと点する言いたくないんですよ
ねそれなら無理に聞きません隠したいこと
の1つや2つみんな持っていますからそれ
に傷があろうとなかろうと日向さんは日向
さんですいつも周りを明るくしてくれる僕
の憧れの女性ですよそう日向さんの顔がと
赤くなった少し瞳がうるんでいる俺は
そろそろ出ますねのぼせる前に出て
くださいねそっと露天ブを抜け出した体を
拭って浴衣に着替えて窓越しに日向さんを
そっと覗く彼女は俯いて肩をふわせていた
俺はその場をそっと離れた露天を堪能した
俺たちは旅館に折してある
リラクゼーションを堪能したり周辺のお
土産屋さんや観光地をブラブラした日向
さんはさっぱりした様で写真を撮ったりお
店の人に話を聞いたりしていた7時前には
部屋に戻り夕ご飯を満喫するそれらを報告
書にまとめノートパソコンを閉じたこれで
今日の仕事は
終わりお疲れ様かき君はい先に仕事をらせ
ていたさんが差し出してくれたのはこの
土地名産のお酒だコップについでもらって
飲むとキリリとした喉ごしを感じる
しばらくお土産屋さんで買った佃煮を魚に
お酒を堪能していた会話はなかったけれど
空気はとてもやかで心地いいねカキ君て
どうして前の会社をやめたの確か貿易会社
だったよね仕事できにお酒に酔ったのか
ほんのりと顔を赤くしながら日向さんが
そんなことを尋ねてきた俺も少し酔ってい
て気分が良かったからいつもなら口を割ら
ないその話をしてもいいような気持ちに
なった相手が日向さんだからというのも
ある前にいた会社には先に兄が入社してい
ました私たち兄弟は仲が良かったんです
だから兄の手伝いをしたいと思って同じ
ところに入りましたでもこういうのも何な
のですが私の方が仕事ができましたおかげ
で私は社長にも可愛がってもらえたのです
がそれを兄は心よく思わなかったみたいで
私の上司という立場を使って嫌がらせをし
てくるようになりました仕事ができること
を理由に業務料を増やされたり自分のミス
を押し付けてきたり兄の気が住めば元の気
のいい兄に戻ってくれるだろうそう思って
周りの社員たちには嫌がらせをされている
ことを気取られないようにしていましただ
から周りには俺が順風満々にしか見えてい
なかったと思いますでも無理が立ったん
でしょうね大事な相談の当日に熱を出して
しまいました兄は社長に私が職務怠慢だと
報告しましたそして私は自主退職させられ
たんです一息ついて飲んだお酒は先ほどと
違って苦く感じた仕事を辞めて以来兄には
会っていませ
ん会うのが怖くて私みたいに一見幸福そう
に見える人でも何かしら傷を抱えているの
かもしれないこの一見からそんな風に
考えるようになりましたこの話をしたのは
日向さんが初めてです日向さんは悲しげな
目をこちらに向けていたそんな彼女の浴衣
の襟から少しだけ傷跡が見える彼女はそこ
をそっと押えたカキ君が秘密を教えてくれ
たんだから私も話さなくっちゃね無理に
言わなくていいんですよ日向さんは首を横
にった決意に満ちた表情でこちらを
まっすぐに見る酔いはすっかり冷めて
しまったようだこの傷はね事故でできたの
交通事故私の両親はね旅行が好きだったの
それが講じてこんな会社を設立したぐらい
小さい頃はよく父の運転する車に乗って
あちこちを旅したわ12歳の時に温泉旅行
に行くことになって家族3人で車で向かっ
たけどその途中で居眠り運転のトラックが
突っ込んできてそれでお母さんが傷跡を
掴むようにして日向さんは固く拳を
握りしめて俯いた小さく震えているのが
離れていても分かる彼女が会ってしまった
事故は彼女の体に大きな傷跡を残したのと
同時に心も深くえぐったのだ
だから彼女は息の車の中であんなに顔を
青くしていたのだと気づいた手を握り
たがったのも安心感を得たかったから
だろうそれからは旅行に行くのが怖くなっ
た本当は仕事も別のところに就職する
つもりだったけど全部ダメで結局お父さん
の会社に入れてもらっちゃったお父さんは
私のことを気遣って内金だけできるように
今の役職につけさせたのか保護だよね
そりゃさ社員に悪く言われるのも仕方ない
よカキ君も聞いたでしょ曖昧に頷くと日向
さんは自重気味に笑った旅行会社の娘なの
に旅行に行けない社長である父親のコを
使っていいポジションについて外回りに
はかないこのままじゃダメだってずっと
思ってたでもどうしても一歩が踏み出せ
なかったそんな時にカキ君に助けられた
あの時倒れたのは事故のことを思い出した
からだったの君に傷跡を見られてショック
だったけどだけどカキ君はそうやって
パニックになってひどいことを言った私を
許してくれた傷のことも何も聞いてこ
なかった社員の悪口からもかってくれた君
となら一歩を踏み出せるかかもしれない
踏み出せずに躊躇してる私を乾き君なら
優しく手を引いて一緒に歩いてくくれるか
もしれないそう思っただから今回の仕事を
受けて君をパートナーに選んだの本当は
ここに来るまですごくすごく怖かったでも
来れた一歩踏み出せたカキ君がそばにいて
くれたおかげ日向さんの言葉に気分が公用
したけれど彼女が眉を下げていることに
気づいてその気持ちは一瞬でしぼむこの傷
今までも何度か見られたことがあるのこれ
を見た人特に男の人は私のことを腫れ物を
扱うみたいに接するようになった直前まで
私のことを好きだなんて言ってたり行為を
寄せているような態度を見せていたのにで
もカキ君は違った
初めてなのこの傷を見ても私に優しく接し
てくれる男の人日向さんは伺うように
そっと俺を見る酔いは冷めていると思った
のに彼女の方は赤く染まっていたそのこと
に気づいて再び心臓が高鳴り出すだけど
カキ君にとってはそれが普通なんだよね君
はみんなに優しいから私だけが特別って
わけじゃじゃないんだよねぽろりと日向
さんは涙を落とした俺は息を飲むゆっくり
と彼女の隣に移動した彼女は涙をハラハラ
と落とすだけで俺が近づいてくるのを拒む
様子はない膝の上で固く握られているその
手をそっと握った弾かれたように日向さん
は顔をあげるその方を流れる涙を救いとる
ようにキスを
たそんなことありません俺にとって日向
さんは特別な女性ですだから特別に優しく
したいし特別に大事にしたいんです席を
切ったように日向さんの目から涙が
溢れ出したその頭をそっと自分の胸に寄せ
てあすように撫でるすると彼女は
すがりつくように俺の浴衣をつかみ子供の
ように泣いた昼前にたちは旅館を後にした
気をつけてお帰りくださいという女将さん
に礼を言って車に乗り込みキにつく日向
さんは息と同じように俺の服の裾をつまん
だだけどそれは不安から来るものではない
ように
感じるそうしている日向さんの表情が
柔らかくなっているからだしばらく社内は
無言が続いたけど悪くない静寂だった安全
運転を心がけながら車を走らせるあの旅館
お母さんが亡くなった時に行く予定だった
ところなのえ思わず日向さんの方を向き
そうになって慌ててやめた隣で日向さんが
薬と笑ったのが聞こえるだからこの道のり
は特に思い出したくない記憶でいっぱい
だったでもか君のおかげでいい思い出とし
て上書きできた本当にありがとう横目で
彼女を見れば蒸気した方に笑顔を浮かべて
いる抱きしめたい衝動をなんとかこらえ
ながらこちらこそ楽しい旅行だったよと
返事をした月曜日の大給から開けて火曜日
出社した俺のところに先輩たちがおい日向
さんとの旅行はどうだったんだよ写真とか
ないのか写真と詰め寄ってきた笑いを
浮かべながら対応しているとかき君来て
ちょうだいと日向さんに呼ばれた先輩たち
から脱出できたことに胸を撫で下ろすと
日向さんがクスクス笑う朝から災難だった
ね誰のせいだと思ってるのところで何か
用事うんこれからお父さん社長のとに行っ
てこの間のことを報告しようと思ってけど
が出ないからついてきてくれない日向さん
はゆく俺の手をつかむ俺はもちろんと頷い
た2人で来たからか社長は少しだけ目を
丸くしたがすぐにういの表情を日向さんに
向ける日なたこの間ツアープランの下見に
行ったと聞いていたが大丈夫だったのか
これがその報告書です日向さんは硬い声で
まとめた料を
社長はそれらをパラパラとめくる社長いや
お父さん私行けたよこれからは外回りだっ
て頑張るもう大丈夫だから心配しないで顔
をあげた社長の瞳がうるんでいた椅子から
立ち上がった社長はそのまま日向さんを
抱きしめるそうか頑張ったな日向お前が
成長していることも前へ進もうしている
ことにも気づかずに俺は保護だったすま
なかったな日向さんは首を横に振る彼女を
話した社長はこちらに近寄ると手をぎゅっ
と握りしめた日向のトラウマを克服できた
のはカキ君のおかげだ命を助けてもらった
ことと言いどれだけお礼をしても押し
尽くせない本当にありがとういえ前に進め
たのは彼女自身が頑張ったからです君は
本当にいい人だな君になら日向を任せ
られるゆくゆくはこの会社の後継なんかも
視野に入れていいなもうちょっとお父さん
たら気が早いよ突然の社長の言葉に顔を
赤くしながら慌てていると同じ色にまじり
を染めた日向さんが頬を膨らませて社長を
叩く明るい笑い声がが部屋の中に響いた
そのことに幸せを感じながら俺は自分も
一歩前に踏み出さないといけないと決意し
たその週の土曜日俺は1人で兄のとへ
向かった兄は前の会社の近くにある
マンションで1人暮らしをしているだけど
オートロックで記憶にある部屋番号を押し
ても誰も出なかった首をかげていると部屋
の住人らしき人が来たので場所を
譲るあのすみません606号室に乾期と
いう人がいたと思うのですが譲ったついで
に思い切って尋ねてみたすると驚くことに
その部屋は今空部屋だと伝えられる確か1
ヶ月ぐらい前に引っ越して行ったよどこに
行ったかまではさすが
に教えてくれた住人にお礼を言って俺は
実家に電話をかけ
両親に聞けば安城兄はそこにいるという車
を飛ばして実家に帰った実家は高速道路を
使えば30分で行けるところにある両親へ
の挨拶もそこそこに俺はぴっちりと閉じ
られた兄の部屋の前に立ったなんでも自分
のミスを部下に押し付けていたことが発覚
して激怒した社長にやめさせられたそうよ
それから全然出てこないの
心配そうな母を下がらせて兄さんと声を
かけた反応はなかったがそこに兄がいる
気配は感じる兄さん俺今花月旅行会社って
いうところで働いているんだ名前の通り
旅行会社でね前の仕事の経験がとても役に
立ってるそれにそこで一生大事にしたい
女性とも出会った今の俺は順風満々だよ
真としたしけさが帰ってくる俺は構わずに
話し続ける兄さんが俺にやったことは俺を
ひどく傷つけたあでも俺は前に進みたいだ
からここに来た兄さんがもし俺に対して
申し訳ないって思ってるんならこの扉を
開けてほしい話をしようお互いが前に進む
ためにやっぱり反応はなかった俺はは辛抱
強く待った兄が扉を開けるのやがて部屋の
中で着れの音がしたと思うとゆっくりと扉
が開いた少水しきった様子の兄が姿を
見せるやれた顔の兄と視線がぶつかる瞬間
兄は膝から崩れ落ちた風すまなかった社長
に可いがられているお前への嫉妬に負けて
俺はお前に本当にことをした周りにもお前
だけが優秀って比べられてどうしても我慢
できなかったんだ初めは小さな嫌がらせ
だったのがだんだんエスカレートしていっ
てしまってなのにお前は会社を辞めた後で
もそのことを誰にも言わなかった謝って
許されるとは思っていないけどお前のため
になるというのなら俺は何度だって謝罪を
するしお前とも話をしよういやしてくれ俺
は俺はこんなダメな兄貴だけど俺お前の
兄貴で痛いんだ前みたいにお前と俺は涙を
落としながら言う兄に俺は胸を締めつけ
られる兄さん謝罪はもうそれで十分だよだ
からたくさん話をしよう昔みたいにさ兄は
顔をあげて頷くと
涙を拭って俺を部屋へと招き入れてくれた
それから半年が経った今の俺は日向さんを
女子席に乗せて安全運転で車を走らせて
いるそういえば兄さんの就職先が決まった
んだそうなんだそれはよかった日向さんは
まるで自分のことのように喜んでくれた
それがとても
嬉しいあついた日向さんの言葉通り
目の前に目当ての旅館が現れた広い駐車場
は車を止めやすくてなんなく駐車すること
ができた俺たちは再びツアープランの下見
に来ているこれもカップル向けカップル
向けのツアープランの下身は俺と日向さん
で行くのが今では当たり前になっている
春雨旅館のツアープランを発売してから
うちの会社のプランはとてもいいと評判に
なりあちこちのからプランの相談をされる
ようになったおかげで小さい会社だった
うちはそろそろ上場しようかと社長が
考えるほどに成長した車を降りると塩の
香りが鼻をついた今度の旅館は海のそばに
立っているのが売りだプライベートビーチ
もあるらしい日向さんは大きく伸びをした
それから俺の腕に自分のそれを絡めてくる
じゃあ荷物を置いたら早速プライベート
ビーチに行こうかもちろん水着着用ね日向
さんお仕事で来てるんだからあんまり
はしゃがないでね分かってます心から楽し
そうな彼女に俺の口元は自然と緩んだ人は
見えないところに何かしらの傷を必ず抱え
ているものだその傷は人それぞれでだから
それを馬鹿にしたり大したことないと
頭ごなしにしてはいけないその傷ごと相手
を受け入れるそうすれば傷が癒される日が
来る彼女が今トラウマを乗り越えて旅行に
行くことも人前で肌をさらすこともできる
ようになったみたい
に
Weitere ähnliche Videos ansehen
【2ch 馴れ初め】職場の熟女パートさん達と温泉旅行。熟女「見たけりゃ好きなだけ見ていいよw」俺「マジですか!?」→全員とヤリまくった結果www【ゆっくり解説】
【2ch馴れ初め】突然ヤクザが現れ震えている定食屋の母娘→常連客の俺が正体を明かし助けた結果...【ゆっくり】
【スカッと】相談無しで結婚式に夫と子供5人を連れてきた幼馴染「ビュッフェだし良いじゃんw」→すると温厚な新郎が…【漫画】【アニメ】【スカッとする話】【2ch】
【2ch馴れ初め/感動名作】美人婦警に街で職質された俺→「俺も警察だ」と伝えた結果
【馴れ初め 感動】悪酔いした美女を送ったら…彼女はまさかの社長だった!クールな彼女に冗談で告白すると、妻「好きにしていいわよ♡」好きにした結果…【朗読】
【2ch感動】親を亡くし施設に入れられそうになった私…独身のオタクおじと暮らした結果…
5.0 / 5 (0 votes)