「うつは心の風邪」大キャンペーンの裏にあった製薬会社の動き…なぜ患者が急増したのか?(日本初「薬やめる科」医師:松田史彦 Part②)
Summary
TLDRこの映像スクリプトは、うつ病の薬物治療について議論しています。薬の過剰な処方が増加した経緯や、副作用のリスクについて詳しく説明されています。特に抗うつ剤には自殺念慮や幻覚、攻撃性などの深刻な副作用があり、医師によっては多剤併用も行われていると指摘しています。一方で、世界保健機関の研究によれば、薬物治療よりも自然回復の方が効果的な場合もあるとも述べられています。総じて、この映像は薬物治療の危険性を示唆し、慎重な対応を促しています。
Takeaways
- 😀 うつ病の定義は時代と共に変わっており、80年代のDSM3以降、病気と認識される範囲が広がった。
- 🤔 抗うつ薬の副作用として、鬱病状態が悪化したり、依存症、自殺念慮、躁鬱病状態などの問題が報告されている。
- 📈 うつ病の患者数は、定義の変更や社会的認知の拡大により、急激に増加している。
- 🏥 心療内科や精神科での治療が一般化し、抗うつ薬の処方が普及しているが、それに伴う問題も指摘されている。
- 🚫 うつ病を薬に頼らず治療する方法として、WHOの研究では何もしないで自然回復を待つ方が効果的だという結果が出ている。
- 💊 薬物治療による副作用や依存、離脱症状についての警鐘が鳴らされている。
- 🧠 「うつは心の風邪」というキャンペーンが、うつ病の認知拡大と患者数増加に貢献した。
- 👀 抗うつ薬を飲み始めると、幻聴や幻覚が現れるなどの精神病状態に陥る可能性がある。
- 📚 薬物依存や自殺行為、攻撃的行動など、薬の説明書にも副作用として記載されている。
- 🔍 薬を急にやめることで生じる禁断症状や離脱症状には注意が必要であり、専門家のサポートが推奨される。
Q & A
うつ病の定義が変わった時期はいつですか?
-うつ病の定義が変わったのは1980年代、DSM-3がアメリカの精神医学会によって発表された時です。
日本ではうつ病の定義をどのように取り入れましたか?
-日本はアメリカの精神医学の定義を真似して、同じようにうつ病の定義を変更しました。
昔のうつ病の特徴は何でしたか?
-昔のうつ病は非常に稀で、感情が消失してしまう状態を指していました。
うつ病の患者数が増えた理由は何ですか?
-DSM-3による定義変更と、心の風邪キャンペーンなどにより、うつ病と診断される人が劇的に増えました。
心療内科が設立された背景は何ですか?
-うつ病の患者数が増加し、精神科のイメージを柔らかくするために心療内科が設立されました。
抗うつ剤を服用することの副作用にはどのようなものがありますか?
-抗うつ剤の副作用には、薬物依存、感情の消失、躁鬱病、統合失調症、積極的自殺などが報告されています。
うつ病を薬を使わずに治す方法はありますか?
-WHOの研究によると、うつ病は薬を使わずに静かに見守ることが回復率が高いとされています。
抗うつ剤の急な中止が推奨されない理由は何ですか?
-急な中止は禁断症状や離脱症状を引き起こす可能性があるため、推奨されません。
心の風邪キャンペーンの目的は何でしたか?
-心の風邪キャンペーンは、うつ病への認識を変え、誰でもかかる可能性があるというイメージを植え付けることでした。
精神科医の処方傾向についてどのような違いがありますか?
-医者によって処方する薬の種類や量に個性があり、一部の医者は多くの異なる薬を処方することがあります。
Outlines
📝 うつ病の定義変更とイメージ戦略
この段落では、1980年代にアメリカの精神医学会がうつ病の定義を変更したことで、うつ病患者の数が劇的に増えたことが説明されています。さらに、製薬会社が「心の風邪」キャンペーンを展開し、うつ病のイメージを改善させる戦略を取ったことで、より多くの人がうつ病を認識するようになり、心療内科を受診する人が増えたと述べられています。
💊 抗うつ剤の副作用
この段落では、抗うつ剤の深刻な副作用について詳しく説明されています。薬物依存、躁鬱病、統合失調症、自殺願望など、多くの副作用があることが製薬会社の説明書に記載されていることが示されています。さらに、実際にこれらの副作用によって悲惨な事件が起きていることにも言及されています。また、医師が複数の抗うつ剤を処方することで副作用がさらに複雑化する可能性があることも指摘されています。
⚕️ 抗うつ剤の離脱とうつ病の自然治癒力
この段落では、抗うつ剤の離脱症状について注意喚起がされています。急に薬をやめると危険な離脱症状が起こる可能性があり、専門家の助けを借りながら徐々に離脱することが推奨されています。また、WHOの研究によると、うつ病の自然治癒力が最も高いのは薬を飲まず、静かに見守ることだと述べられています。つまり、薬に頼らずに自然に回復する方が最善の方法であると説明されています。
Mindmap
Keywords
💡うつ病
💡からくり
💡抗うつ剤
💡副作用
💡心療内科
💡製薬会社
💡DSM
💡WHO
💡離脱症状
💡個人差
Highlights
からくりがあるうつ病の薬についての説明
薬を飲まずにうつ病を治す方法について
うつ病の定義が変わった歴史的背景
精神医学の変遷とDSM3の影響
うつ病の増加についての社会的要因
心療内科と精神科のイメージ戦略
うつは心の風邪キャンペーンとその影響
抗うつ剤の普及と副作用について
薬物依存と自殺リスクの問題
精神科医の処方傾向とその問題点
急に薬をやめることの危険性について
精神科治療の現状と改善の必要性
WHOの研究と「何もしない」治療法
薬に頼らないうつ病治療の重要性
サポートを受けながらの薬の減量方法
精神科医の間での情報共有と治療法の多様性
Transcripts
これ実はやっぱりねからくりもあるんです
からくりがはいありますうつ病の薬なのに
薬によって鬱になっちゃうもう意味不明な
んですけどお
薬を飲まないでうつ病を治すとしたらどう
するのが一番そうですねこれあの
[拍手]
[音楽]
では続いてまたいろいろな薬について
伺っていきたいと思うんですけれども先生
最近あのやはり私達の身の回りでもうつ病
の患者さんってちょっと増えたといいます
か多いなぁと感じるんですけれども何か
これ実はやっぱりねからくりもあるんです
これもですね
歴史的に見て80年代ですね
うつ病何を持ってうつ病とするかという
定義を変えたんですねDSM3でね
アメリカの精神医学会が決めちゃったん
ですそれを日本の精神医学を真似しますの
で日本でもそうなったんですねかつての
うつ病っていうのは非常に稀な病気で
精神科でも
滅多に見ない病気だったんですね
割れな病気だったんですけど何の理由も
ないのに感情が消失してしまうんですね
落ち込むわけでもなく泣くわけでもなく
起こるわけでもなく
嬉しく笑うわけでもない感情消失して
しまう状態なんですねこれがもともとの
うつ病ですはいこれもしばらく何年かほっ
とくと
じわっと改善したりしますよっていう風に
昔の方には書いてあるんですけどもでも
まあうつ病はうつ病だったんですが例えば
借金せられました指令が死にましたね
いじめにあってますつまり何らか心を病み
そうな
理由があって気持ちが落ち込むねこれ
抑うつ状態ですねもう部屋に閉じこもって
暗くなってます
抑うつ状態これもですねうつ病にされたん
です
理由があって落ち込んでいるの
理由なしで感情がないやつそれは両方
合わせてうつ病にしましょうと決めたん
ですね
定義しちゃったんですそうすると真の
うつ病って
稀なことなんですけどいわゆる
抑うつ状態で親が死んだ
借金何億円抱えたねそういった人達って山
ほどいるんですよそうですね
山ほど言いますそうすると
患者が
激増するわけですうつ病と病名をつけて
もらえる人たちが
激増するわけそれさっきの
血圧のところと同じでうつ病と健康の境界
って
曖昧なんですけどその
曖昧なところで
定義を変えてしまうんですねそうすると
劇的にうつ病と呼べる人たちが増えるわけ
ですはい
そういう風なカラクリになってるわけです
ねそこから続けてやったことはまあ
イメージアップ作戦ですね
心療内科って聞いたことある
昔なかったんですよ
ありませんでした
覚えてる人は少ないと思いますけど当時
テレビドラマもやったんですよね心療内科
療法
そういうドラマをやって心療内科
精神科っていう響きと診療内科って響きだ
と心療内科の方がちょっとマイルドな
精神科よりはつまりちょっと
イメージを柔らかくしたんですねそして
続いてやったのがキャンペーンですね
キャンペーンこれも一定の年齢の方記憶が
あるかもしれないんですけども決定的な
キャンペーンはうつは心の風邪
キャンペーン
テレビコマーシャルとか私何となく覚えて
ます
器心の風邪ですってこう
綺麗な女の人が出てきて
というようなコマーシャルをどんどん流す
わけそうすると
風邪ってみんながかかる病気ですよね
じゃあうつもみんながかかる病気だねって
いうイメージを刷り込んだんですねこれ
あの製薬会社がやってます
はいそして
イメージを少し良くして
キャンペーンした後
患者さんがどんどんどんどん増えてった
わけ100万人ぐらい今もっと多いかも
しれません心の風邪かなって
認めるとか自分でも認めて
病気になるなっていく人が増えてそういう
風に心の風なんだけど親が死んでちょっと
鬱っぽくなりましたで
病院に行こうという風な流れを作ったん
ですね気軽な気持ちで心療内科に行く人が
増えた
精神科じゃなくて心療内科だからで行く
わけですねそこで自動的に出てくるお薬が
抗うつ剤っていうやつですねそれが大量に
使われたんですはいなんでかつと
診療内科ということで普通の内科の先生と
かも
出すようになったんです
精神科だけの世界だったのが心療内科に
広がってさらに普通の内科にもちょっと
落ち込んでんですって相談よく来るわけ
ですよ心の風邪だと思って内科にもそう
するといい薬あるよってなるんですねそう
すると使用量が劇的に増えるわけその結果
どういうことが起きたかっていうともう
これもあの世界中でいろんな報告がされて
おりますうつ病の薬なのに
薬によって鬱になっちゃう
もう意味不明なんですけどミイラ取りが
ミイラになるみたいなでもちゃんと書いて
ありますで
薬屋さんの説明書にちゃんと書いてあり
ますで
薬物依存この薬がないと思い怖くてやめ
られない
依存するんですで
打つだけじゃなく
層になる人もいます
躁鬱病テンション上がりすぎちゃってもう
お金全部たりとかそういう風なテンション
上がりすぎちゃう
躁うつ病みたいなあと
統合失調症つまりこの薬飲みだしたら
幻聴が聞こえる
幻覚が見えるなっちゃうんですそして
積極的自殺確保楽しい」って一応書いたん
ですけどねまあそこまではさすがに説明書
に書いてないんですけども死にたくなるよ
とは書いてあります
積極的自殺ってどういうことかって言っ
たらテンション上がって俺は空飛べるぜ
みたいな感じになっちゃって見るから
飛び降りたりするわけです
気が大きくなる気が大きくなっちゃって
なんか
包丁で刺しても死なねえぜみたいな
テンション
上がって自殺するねなんでそういうことが
分かるかってあの全員死ぬわけじゃなくて
生き残る人がいるんですねその後お薬を
立って正気に戻った時にインタビューした
方がいらっしゃっていやあの時俺は行ける
と思ったんです
[笑い]
であとは本当に人を
殺したくなるそうなんですか
猟奇的事件ってありましたねバラバラ事件
とかしちゃったりとかあれのかなりの確率
でそういう薬飲んでるんです
それはもちろんニュースは言いませんよで
もよく
精神科に通院してましたとは言うんです
ニュースとかで
=そういうの飛んでました
そういう風な事件が日本だけじゃなく
アメリカとかでバーンと売りましたんで
多発したんですねだから仕方なく今はそう
いったことがちゃんと
薬の公式文書説明の添付文書ってやつです
ねちゃんと書いてありますはい私それを
映してこれに書いてるだけなんです
自殺気と自殺したくなる自殺念力死にたい
死にたい
薬物依存的ですで
殺したくなるんです
攻撃したくなるさくらん
興奮専門
厳格妄想アカシジアというのはもう体が
勝手に動いちゃうっていうやつですねそう
いったことがお薬の正式な説明書に
ちゃんと書いてあります
調べてください
私それ写しただけです
そういうことなんですそういった薬飲み
ますか
こういった副作用が激しいのが出る出ない
がやっぱり個人差があってそうになる人
うつになる人
幻覚が出る人
敵が出る人飲んでみないとわかんないん
ですやっぱり飲み続ければ飲み続けるほど
副作用も安くなる当然1種類で済まない
ことがあるんで精神科のお医者さんによっ
てはそういった薬を3つも4つも5つも6
つも出してるんですよ本当なんですじゃあ
もう4つ以上飲んでいたらもう体の中で頭
の中で
ぐちゃぐちゃですそういった患者さんが
たまに来てそれを一生懸命
抜いてるわけです
びっくりですよ
実際
お薬を飲まないでうつ病を治すとしたら
どうするのが一番そうですねこれあの
WHOが昔研究してるのがあるんですけど
結局ほっとくのが一番なんですよ
薬飲んだ人たちとほっといた人たちを
比較研究してるんですけど回復率が一番
高かったのは何もしない人たちですつまり
静かに見守ってあげるだけ
先生も病院で患者さんを多分現役の患者
さん弾薬の患者さんで見ていらっしゃると
思うんですけれどもそういったうつ病のお
薬は
急にやめても大丈夫なものなんですか
禁断症状とかが出てきますのでいろいろ
離脱症状ってやつですねですから
急に辞めることだけはやめたほうがいい
そうなんですねもうとんでもない目にあっ
た人がやっぱりいますよ自分で勝手に急に
やめて
やっぱりサポートをもらいながら
専門家に
まあほんの少数ですがその契約を
助けてくれるお医者さんも少しはおります
のでそういった方を探してねサポートして
もらいながらやればいいし一般の精神科の
お医者さんもそういったこの薬は危ないっ
ていう情報は少しずつ入ってきてるみたい
ですから
昔ほど
むちゃくちゃたくさん出す人は昔より減っ
たと思うんですけどでもあの医者の個性に
よって全然違うので
本当のこの精神科の先生はちょっとしか
出さないけどこの精神科の先生はいっぱい
出すねどれにあたるかわかんないじゃない
ですか
ですから飲まないのが一番なんですけどね
[音楽]
[音楽]
5.0 / 5 (0 votes)