VMware Memory Vision for Real World Applications

Open Compute Project

24 Oct 202418:03

Summary

TLDRこのプレゼンテーションでは、VMwareが開発中のメモリ関連ソリューションについて説明されています。特に、CPUとメモリの不均衡の問題に焦点を当て、顧客がメモリを過剰に消費している現状を指摘しています。VMwareは、メモリティアリングやCXLベースのソリューションを通じて、コスト削減とリソース効率の向上を目指しています。これにより、顧客はライセンスコストを削減し、より多くのワークロードを効果的に処理できるようになります。

Takeaways

😀 VMwareはCPUとメモリの不均衡に関する課題を解決するソリューションを提供しています。
😀 顧客はシステムの導入時にメモリを適切に設定しても、実際には20〜30%のメモリしかアクティブに使用していないことが多いです。
😀 ソフトウェアのライセンスコストはハードウェアコストを上回ることがあり、TCOを評価する際には両方を考慮する必要があります。
😀 NVMeメモリティアリングは、冷たいページを安価なメモリ層に移動させ、リソース効率を向上させます。
😀 Project PBerryは、CXLベースのソリューションで、顧客はアプリケーションを変更せずに大容量を利用できます。
😀 PBerryを使用すると、最大35%のROIを提供でき、NVMeティアリングでは15%のROIを実現します。
😀 ベンチマーク結果によれば、ワークロードの密度が2倍になり、パフォーマンスへの影響は5%未満です。
😀 NVMeティアリングは、VMの密度を100%増加させ、ワークロードのキャパシティを33%向上させます。
😀 ソリューションは、SQLやOracleなどのアプリケーションに対しても高いパフォーマンスを維持します。
😀 VMwareは、顧客がメモリ効率を最大限に活用できるよう、革新的なメモリソリューションの提供に注力しています。

Q & A

VMwareのメモリに関連するソリューションは何ですか？
-VMwareは、メモリ階層化ソリューションやCXLベースのプロジェクトPberryを含むいくつかのソリューションを開発しています。
顧客が抱えるCPUとメモリの不均衡とは何ですか？
-顧客はシステムを導入する際、メモリを適切にプロビジョニングしますが、実際のワークロードが稼働するとメモリが完全に消費され、CPUは十分に利用されないことが多いです。
アクティブメモリとは何ですか？
-アクティブメモリは、実際にワークロードによって使用されているメモリの量を示します。通常、ホストメモリの20〜30%がアクティブに使用されています。
ソフトウェアコストはTCOにどのように影響しますか？
-ソフトウェアコストはハードウェアコスト以上になることがあり、TCOを評価する際にはソフトウェアライセンスコストも考慮する必要があります。
VMwareのメモリ階層化ソリューションの利点は何ですか？
-メモリ階層化により、コストのかかるDRAMを削減し、冷たいページをより安価なメモリに移動させることでリソース効率を向上させます。
Project Pberryの特徴は何ですか？
-Project PberryはCXLベースのソリューションで、大容量メモリを瞬時に展開でき、顧客のソフトウェア変更なしに利用可能です。
NVMeメモリ階層化の効果は何ですか？
-NVMeメモリ階層化を利用することで、VMの密度を100%向上させ、パフォーマンスに対する影響は最小限に抑えられます。
ワークロードのスケーラビリティはどのように改善されますか？
-VMwareのソリューションにより、ワークロードのスケーラビリティが向上し、追加のVMを導入することが可能です。
CXL Type 2ソリューションの利点は何ですか？
-CXL Type 2ソリューションは、ハードウェアサポートとファームウェアを必要とし、従来のメモリ階層化よりも高速な処理を可能にします。
顧客がVMwareのソリューションを利用する際の重要なポイントは何ですか？
-顧客はハードウェアを変更してもソフトウェアを変更する必要がないため、導入が容易でリスクが少ないことが重要です。