ポイント大好き日本人 “ポイ活” 疲れにどう対応?【日経プラス9】(2024年4月17日)
Summary
TLDRNTTドコモはAmazon Japanと決済やポイント事業で提携し、dポイントがAmazonで使用可能になるなど、通信とネット通販の連携が進んでいる。日本のポイントサービスは非常に重要で、KDDIやローソンとも連携し、店舗でdポイントやpaypayが利用できる。ポイントの利用拡大と競争が激化し、今後の展開が注目される。また、ポイントの発行額は過去には大きくなりすぎたが、2022年以降は収束傾向にある。ポイントの質の時代が到来し、アプリの利便性の向上や顧客とのコミュニケーションが重要になる。日本の消費者には複数の共通ポイントが存在し、その活用が競争の鍵となっている。
Takeaways
- 📢 NTTドコモはAmazonと提携し、dポイントがAmazonで使用可能になる。また、Amazonポイントも貯められるようになる。
- 🔄 通信とネット通販の連携が進み、経済権の確立に向けて動き出している。
- 💡 ポイントは日本のお客様にとって非常に重要なサービスであり、KDDIやローソンと提携し、dポイントやpaypayが利用可能になる。
- 📈 国内のポイント発行額は右肩上がりで拡大していると見られており、今後も成長が期待されている。
- 🤔 行政主導のポイントが市場に投入されていたが、2023年9月以降はその計画はなく、市場は収束傾向にある。
- 📱 顧客獲得はポイント発行額だけでなく、アプリの使いやすさや利便性の向上が重要となっている。
- 📊 データ活用による分析を通じて、効果的な施策を練り、質の高いサービス提供が求められている。
- 🌐 世界的な視点から見ると、日本の消費者がポイントを好む傾向があり、共通ポイントが多数存在する。
- 📊 2021年の調査によると、85%の人々が4つの主要な共通ポイントのうち1つ以上を使っており、24%は全てを使っている。
- 🛒 消費者がポイントを使いきる場所を選ぶ中で、競争が激しく、消費者がどこを使うか分からなくなる傾向がある。
- ❓ 日本のサービス産業は生産性が低いとされており、レジ業務が複雑化している。全体的にプラスの効果があるかどうか疑問が残る。
- 🎮 ポイントプログラムは、遊び心を提供しながら消費を活性化させる観点から導入されており、外国でも同様の競争が行われている。
Q & A
NTTドコモとAmazon Japanが提携した内容は何ですか?
-NTTドコモはAmazon Japanと決済やポイント事業での提携を発表しました。これにより、dポイントがAmazonで使用可能になり、またAmazonポイントも同時に貯められるようになります。
ドコモのdポイントがどのような役割を果たしますか?
-ドコモのdポイントは、通信とネット通販を連携させるために利用されます。Amazonでの買い物で貯められるだけでなく、使用することもできます。
KDDIとローソンが共同経営を発表した背景には何がありますか?
-KDDIとローソンが共同経営を発表した背景は、ポイントサービスの強化と、顧客の利便性の向上です。ローソンの店舗ではドコモのdポイントやpaypayも使えます。
au Payが強力なサポートを提供する可能性についてどう思われますか?
-au Payが強力なサポートを提供する可能性については、ポインタが強化されると期待されています。これは、既存の枠組みを活用し、サービスを向上させるための重要な要素です。
TポイントとVポイントの統合が行われる理由は何ですか?
-TポイントとVポイントの統合は、ポイントを通じた経済権拡大競争の背景下に行われます。統合により、より大きな経済権を確立し、顧客の獲得を促進する狙いです。
日本のポイントサービスはどのように発展していますか?
-日本のポイントサービスは、国内のポイント発行額が右肩上がりで拡大している状況です。市場の拡大に伴い、ポイントと経済権を巡る競争が激化しています。
最近のポイントサービスの動向として、何が挙げられますか?
-最近のポイントサービスの動向としては、マイナポイントの終了や、行政によるポイントの発行などがあります。また、各陣営のポイント発行額が非常に大きくなっている傾向があります。
ポイントサービスを利用する際のアドバイスは何ですか?
-ポイントサービスを利用する際は、使い道を想像できるポイントを積極的に貯め、使い方がわからないポイントは集めすぎないようにすることがアドバイスされます。また、ポインタ活用のバランスをとることも重要です。
日本のサービス産業全体にPOINTSが与える影響はプラスですか?
-POINTSが日本のサービス産業全体に与える影響は、生産性の向上や消費の活性化という観点ではプラスとされていますが、レジ業務の複雑化や時間の消費など、非効率な競争が行われているという意見も持ち出されます。
ポイントサービスが持つ問題点として何が挙げられますか?
-ポイントサービスが持つ問題点としては、値引きを提供することで顧客の属性を判別できないという点、また、外国から見れば非効率的な競争に見えてしまうという点が挙げられます。
日本以外の国々ではどのようにPOINTSサービスが展開されていますか?
-日本以外でもPOINTSサービスやマイレージプログラムが導入されており、消費を楽しむゲーム感覚を提供しています。しかし、日本のように多種多様なポイントサービスが並行している国は比較的少ないとされています。
日本の消費者がPOINTSサービスをどれだけ使用しているかを示すデータは何ですか?
-日本の消費者が使用しているPOINTSサービスのデータによると、楽天ポイント、dポイント、ポンタポイント、Tポイントの4つの共通ポイントのうち1つ以上を使用している人は約85%であり、4種類すべてを使用している人は約24%です。
Outlines
📈 NTTドコモとAmazonの提携とポイント制度の拡大
NTTドコモはAmazonと提携し、決済やポイント事業を共同で展開すると発表しました。これにより、dポイントがAmazonで使用できるようになり、またAmazonポイントも貯められるようになります。通信とネット通販の連携により、経済権の確立に向けた動きが始まりました。また、EコマースやKDDI、ローソンとの連携も行われており、dポイントやpaypayが利用可能になりました。ポイントを通じた経済権拡大競争の今後の展開が注目されます。
💡 ポイント制度の活用と消費者の選択肢
日本の消費者が複数の共通ポイントを利用している状況が紹介されています。楽天ポイント、dポイント、ポンタポイント、Tポイントの4つの共通ポイントを1つ以上利用している人は約85%、全4種類を利用している人は約24%とのことです。消費者にとってポイントは魅力的なサービスですが、使いどころが分からなくなっている部分があると指摘されています。ポイントの使い道を理解し、アプリの利便性を高める工夫が求められます。また、ポイント制度が日本のサービス産業の生産性に与える影響や、ポイントを通じた経済権拡大が持続可能かどうかについても議論されています。
Mindmap
Keywords
💡NTTドコモ
💡Amazonポイント
💡dポイント
💡KDDI
💡ローソン
💡paypay
💡ポイント経済
💡マイナポイント
💡Tポイント
💡JR東日本
💡競争
Highlights
NTTドコモはAmazon, Japanと決済やポイント事業で提携し、dポイントがAmazonで使用可能になる
Amazonポイントも同時に貯められるようになる
通信とネット通販の連携が進む
Eコマースでポイントは非常に重要なサービスとして位置づけられる
KDDIとローソンが共同経営し、ドコモのdポイントやpaypayが店舗で使用可能になる
au Payに入ってくる可能性があると見られている
TポイントがVポイントと統合し、新たなサービスが開始される
ポイントを通じた経済権拡大競争が今後の展開に注目される
日本のポイント発行額は右肩上がりで拡大している
2022年以降、行政主導のポイント発行が減少し、市場は収束傾向にある
アプリの利便性を高めることで顧客獲得に寄与する
データ活用と分析を通じて効果的な施策を練り出す
ポイント経済権での顧客獲得は、ポイントの発行額だけでなくアプリの使いやすさやコミュニケーションの質も重要
日本の消費者がポイントを非常に重視している傾向がある
日本の共通ポイントは世界で見ても希少なほど種類が豊富である
85%の人々が4つの共通ポイントのうち1つ以上を使っており、24%がすべてを使っている
消費者がポイント利用の選択肢を把握しにくくなっている
ポイントの活用は適度に行うことがアドバイスされている
日本のサービス産業は生産性が低いとされており、ポイントの複雑さはその問題を悪化させる可能性がある
ポイントは消費を活性化させる効果があるが、全体的な生産性や富の増やし方に対する影響は不明
ポイントプログラムは外国でも導入されており、消費者にとってはゲーム感覚で消費を楽しむことができる
Transcripts
先週NTTドコモはAmazon
Japanと決済やポイント事業で提携
すると発表しましたお持ちのdポイントも
このAmazonで使えるようになります
それからAmazonポイントも同時に
貯めていただきますドコモのdポイントを
Amazonでの買い物で貯めたり使っ
たりできるなど通信とネット通販を連携さ
せた巨大な経済権の確率に動き出しました
ドコモからするとですねやはりあのE
コマスのところがですねあのま平田ゆとこ
弱いんじゃないかとやはり日本のお客様っ
ていうのはポイントっていうのは非常に
重要なえサービスになりますのでまその中
でAmazonのえサービスをさらに発展
さ
せるPontaの運営で連携していた
KDDIと
ローソン今年2月に三菱商事とKDDIで
ローソを共同経営すると発表しまし
たローソの店舗ではドコモのdポイントや
paypayも使えます
がDさんについてもPPさんについても
もちろんお客様がおこれにならないえそう
いうサービスを今後も提供していくとただ
あの高さんの方から強力なサポートがau
Payに入ってくるんじゃなろうかと
ポンタはやっぱりあれですよね強化して
いきたいですよねもねせっかくこういう
枠組みになったんで
来週にはTポイントがVポイントと統合
する
ほ5月にはjr東日本も新たなサービスを
始め
ますポイントを通じた経済権拡大競争今後
の展開はこちら富田さんに提供してもらい
ました国内のポイント発行額ですが右肩
上がりで拡大しています今後もまだ伸びて
いくと見られていますが市場の拡大に伴っ
てポイントと経済権を巡る争いどんな方向
に向かっていくと見ていますかはいあの
直近までは比較的官民上げてのポイント
バブルのような現象も起きておりました
うんはいあのグラフ変わりましたけれども
例えばあ最近ま去年の9月に終了いたし
ましたマイナポイントもあればちょっと前
にはそのゴトイートみたいなポイントも
ありましたがこういった行政によるあの
主導的なポイントがえかなりの金額市場に
投入されていますこれが22年まであり
ますけれども実際には23年も9月まで
マイナポイントがありましたのでそこの
金額が結構大きく出ていましたのでえ直近
は各陣営のポイント発行額というのは非常
に大きくなっていましたで一方で元々各
陣営が発行していた額ってのもありますの
で伸びていくんですけれどもただあの
2022年や23年ほどには24年以降今
のところ行政側のの的なあ規模なポイント
発が計画はされていないのでえ生活者目線
で言うと今までと比べるとちょっと収まっ
てきたのかなというような印象を抱かれる
ような状態になるかなと思いますはいこの
さきそのポイント経済権でのこう顧客の
獲得っていうのはポイントの発行以外にも
映ってくると考えてますかうんそうですね
そういう点ではポイントの発行額が影響力
を持っていたのが去年までなんですけれど
もそろそろそれが各人うんそれほど差別
格差が開かなくなってきましたのでここ
から先はま冒頭にもありましたような
アプリをどううまく使えるようにして利便
性を高めていくのかでその利便性を高めた
アプリを使いながらあの会員とどう
コミュニケーションしてよりまお得な使い
方あるいは来店にあの来てお店に来て
いただくのかといったようなまいわゆる
そのアプローチのうまさであったりそう
いうアプローチをしていくはいためのま
裏方になりますけど分析ですよねデータを
活用しながらいろんな分析してでえ効果的
な施策を練っていくというような争いへと
今後え変わっていくそういう意味では質の
時代量今までだと発行額の量の時代だった
のが今後は質が問われていく時代へとま
シフトしてくる可能性が高くなってきたな
という風に感じていますだからどちらに
しろ各社そのポイントに関しては重視して
いくと思うんですがAmazonジャパン
の担当者が日日本のお客様にとって
ポイントは非常に重要なサービスと話して
いました世界的に見ると日本の消費者我々
はやっぱりポイントが好きなんでしょうか
そうですねあの好きなのではと思える
くらいえ共通ポイントと呼べるような存在
も多数出てきていますしそれがここまで
並存している国というのはなかなかないの
かなとえ日本以外で言うと例えばイギリス
であるあるいは韓国
あるいは他の東南アジアにもいくつかこう
いう共通ポイントあるいはそれに類した
ものが1つあるいは2つ3つあるんです
けれどもはい日本で言うとま共通ポイント
に類するものが5つありさらには地域ごと
に運輸系事業者さんですけどま地域共通
ポイントみたいなものもあるというような
ここまで規模が大きくしかも種類まで豊富
な国はなかなかないという風に感じてい
ますうんそのポイントが盛な日本の消費者
がどれだけ使っているのか富田さんから
提供していただいた資料を見ていきたいん
ですが楽天ポイントdポイントポンタ
ポイントTポイントの4つの共通ポイント
で1つ以上使っているという人がおよそ
85%そして4種類全部使っているという
方およそ24%ということでこれ2021
年の調査なのでまペが載ってないという
ことだと思うんですけれども私もあの
改めてこの特集をするに関してあの自分の
いくつポイント使ってるか考えたんです
けど4ポイント40004種類全部使って
いたっていうのを思いましてやっぱりあの
競争が激しい中でですねどこを使っていい
のかて消費者自身もちょっと分からなく
なってる部分があると思うんですがこの
辺りえ何かアドバイスはありますかはい
そうですねまずはそもそもこれ使い道を
想像できているポイントは貯めていくと
うんで逆に言うと使い方が今1つ想像でき
ないなあるいはあのあんまりこの店来ない
よなっていうようなポイントはそこまで
必死になって集めないというのも1つの
選択なのかなと思っていますま昨のその
ポイカブームではありますけれどもあまり
そこにあの注力しすぎるとポイカ疲れをし
てしまいかねないのでいやむしろあの他に
あの時間咲いた方がいいものて結構あるか
なと思いますのであの適度にポイ活をする
というのが1つまいい考え方なのかなと
いう気もいたします僕1番疑問なのはこれ
日本全体俯瞰してみた時にこれってプラス
なんですかつまり日本のサービス産業って
いうのはただでさえ生産性が低いと言われ
てる中でもうレジ業務なんかもう
ものすごい複雑にしてる時間もかかるよう
になってますよねそれが全体として本当に
プラスなのかっていうことそれからこ
れって結局こういう原子があるんだったら
値引きすればいいじゃないかと思うわけ
ですよでこれ値引きせずにポイントやって
るっていうのは企業からするとポイントは
使わない人がいるからやってるわけでしょ
うんはいどうなんですかこれ全体として
そうですねあのポイントが日本の生産性
あるいは富をどれぐらい増やしているの
かていう数字そのもはんは存在しないん
ですけれどもただちょっとした遊び心を
あの提供しながら消費を活性化させると
いう観点ではま訂正的な言い方にはなり
ますけれどもえ富のあの喪失に貢献する面
はあるのかなとで一方でえっとごめん
なさいもう1点がいや結局そのその原子が
あるんだったら値引きすればいじゃで
値引きで言うと結局値引きにしてしまうと
大事なお客様かどうか判別できないお客様
にまで値引きを
ポ業にってはま好ましいという風な判断が
日本企業はしているように思外国から見
たらそれってなんかバカバカしい競争やっ
てるように見えなくないですかそつまり
それぞれは正しいことやってるかもしれ
ないけどいわゆる合成のごみたいな感じで
ね全体として非常に非効率な競争をやって
るっていう風に外国人から見えてないのか
なと思うんだけどそうですねで外国におい
てもやはりポイントプログラムあるいは
マイレージプログラムは導入されています
のでちょっとした遊び心あるいは一定程度
の金融リテラシの高い人向けにちょっとし
たそのゲーミフィケーションて言ったです
けどもゲーム感覚で消費を楽しんで
いただくという部分はあのどの国において
も有効と見なされているようにお見受けし
ますOG
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