なぜ現代人は結婚できなくなったのか？【未婚問題と少子化問題】
Summary
TLDR本视频探讨了现代社会中人们为何越来越难以结婚或选择不结婚的现象。提到日本未婚率持续上升，特别是50岁以后结婚的人数较少，导致所谓的“生涯未婚率”不断攀升。视频中引用了厚生劳动省的数据，说明了过去几十年间未婚率的变化情况。作者认为，尽管现代社会强调个人选择的自由，但少子化问题对社会的持续存在至关重要，不能忽视。通过分析，视频提出结婚作为一种社会制度，可能与人类的本能存在冲突，而这种制度的历史和影响深远。视频还讨论了人类本能与现代社会环境之间的不匹配问题，并引用了《Sapiens: A Brief History of Humankind》一书中的观点，解释了智人（Homo sapiens）如何通过相信虚构的概念来获得巨大的社会成功。最后，视频提出了对现代社会和制度的反思，以及它们对个人幸福和社会发展的影响。
Takeaways
- 📈 日本的未婚率持续上升，2020年数据显示男性的生涯未婚率约为28%，女性约为18%。
- 👴 与20年前或30年前相比，当前年轻一代在50岁时的未婚率可能会更高。
- 📊 从历史数据来看，80年代到90年代初，50岁未婚率低于5%，意味着当时95%以上的人至少结过一次婚。
- 🧐 现代社会认为结婚是个人自由的选择，但结婚率下降与少子化紧密相关，对社会的持续存在构成威胁。
- 🤔 社会压力的减少可能是导致结婚率下降的一个原因，因为现代社会更加自由，人们更倾向于做出个人选择。
- 👥 作者认为通过详细把握问题，可以找到解决问题的线索，包括从遗传和进化的角度来考虑结婚率的变化。
- 📚 引用《Sapiens: A Brief History of Humankind》一书的观点，解释了人类成功的原因，即人类能够相信虚构的概念。
- 🚀 人类之所以强大，是因为我们能够通过社会制度快速变化，而不需要等待遗传上的缓慢进化。
- 🏕️ 结婚作为一种社会制度，可能与人类的本能存在冲突，但它帮助稳定了社会，使得采取这种制度的群体更有可能生存下来。
- 💡 现代社会中，随着个人自由和本能被重视，结婚制度可能逐渐被质疑，这反映在结婚率的下降上。
- ❗️ 尽管结婚率下降，但社会制度的衰退和对本能的重视可能导致社会面临如少子化等严重问题。
Q & A
为什么现代社会中人们结婚的意愿似乎在下降？
-现代社会中结婚意愿的下降可能与个人主义的兴起、对个人自由的追求以及社会制度与个人本能之间的不匹配有关。随着社会的发展，人们更加重视个人选择和自我实现，这可能导致一些人选择不结婚或推迟结婚。
日本的未婚率上升对社会有哪些潜在的影响？
-未婚率的上升直接关联到少子化问题，这可能对社会的持续发展和人口结构产生影响。长期来看，可能会导致劳动力市场的紧缩、老龄化问题的加剧以及社会保障体系的压力增大。
根据2020年的数据，日本男性和女性的生涯未婚率分别是多少？
-2020年的数据显示，日本男性的生涯未婚率大约是28%，而女性大约是18%。
为什么说结婚作为一种社会制度可能与人类的本能不完全一致？
-结婚作为一种社会制度，是为了社会稳定和人口的有序繁衍而形成的，它可能抑制或调整了人类的某些本能行为，如选择最佳遗传伴侣的自由。因此，结婚制度可能与人类的本能存在一定的冲突。
现代社会为何会有人认为结婚不是通往幸福的必经之路？
-随着社会的发展和个人主义的兴起，人们开始认为个人幸福和满足不仅仅依赖于婚姻。现代社会提供了更多追求个人发展和幸福的途径，因此结婚不再是唯一的选择。
如何理解《人类简史》中提到的人类成功的原因是因为能够相信虚构的故事？
-《人类简史》中提出，人类之所以能够建立起复杂的社会结构并取得巨大成功，是因为人类能够相信并共同维护一些虚构的概念和故事，如宗教、国家、法律和货币等。这些虚构的故事使得人类能够以前所未有的规模进行合作。
为什么说社会制度的采用可能与个体的本能幸福相冲突？
-社会制度的采用往往是为了整个群体的利益和生存，有时这可能会要求个体牺牲或调整自己的本能需求。例如，结婚制度可能要求个体压抑对多个伴侣的本能欲望，以维护社会的稳定和秩序。
现代社会中，为什么结婚率下降可能会影响社会的持续存在？
-结婚率的下降直接关联到出生率的降低，这可能导致少子化和人口老龄化问题，进而影响社会的劳动力供给、经济发展和社会保障体系的可持续性。
根据视频内容，为什么说近代化和全球化的进程可能会削弱社会制度的影响力？
-近代化和全球化促进了信息的自由流通和文化的交流，使得人们能够更容易地认识到不同社会制度的存在和它们之间的差异。这种认识可能导致人们对本土社会制度的怀疑，从而削弱了这些制度的影响力。同时，这些进程也强调了个人自由和权利，促使社会更加重视个体的本能和需求。
视频中提到的“優秀な個人を優遇する”社会秩序是什么？
-这是指一个社会秩序，其中优秀或有能力的个体被赋予更多的机会和资源。这种秩序在现代社会中常常通过教育系统、工作市场和其他社会制度得以体现，它奖励那些展现出较高能力或成就的个体。
为什么视频中提出对现代社会的メリトクラシー（精英主义）和ビジネス（商业）模式持怀疑态度？
-视频中提出，过度强调精英主义和商业竞争可能会导致社会资源的不平等分配，加剧社会分层，并可能与人类的本能需求发生冲突。这种模式可能会促进个体之间的竞争，但忽视了社会整体的和谐与福祉。
Outlines
📈 日本未婚率的上升与社会变迁
本段落讨论了日本未婚率的上升趋势及其社会背景。提到了50岁以后结婚的人数较少，因而使用“生涯未婚率”来衡量未婚情况，该比率持续上升。根据2020年的数据，男性的生涯未婚率约为28%，女性约为18%。与20年前相比，未婚率有所上升，预计未来年轻人的未婚率会更高。此外，还提到了社会对未婚和少子化问题的看法，以及结婚作为一种社会制度对人类本能的影响。
🧬 人类的本能与社会制度的冲突
这一段落深入探讨了人类本能与现代社会制度之间的冲突。作者指出，尽管人类有传承后代的本能，但现代社会中结婚的人数却在减少。通过引入《Sapiens: A Brief History of Humankind》一书中的观点，说明了智人成功的原因并非仅仅是工具使用或学习的能力，而是能够相信虚构的概念。这种能力使得智人能够快速适应变化，但也导致了与本能的冲突，例如现代社会中的肥胖问题。
💍 结婚制度与本能幸福的冲突
本段落讨论了结婚制度与人类本能之间的冲突。结婚虽然是一种社会制度，但它并不一定重视个体的本能幸福。结婚制度的目的是为了强化群体而非个体，即使这意味着要压制某些本能。作者提出，结婚作为一种长期契约，有助于平衡男女在性资本上的差异，但这种制度在现代社会中受到了质疑，因为它与个体追求幸福的愿望相冲突。
🌐 近代化与全球化对社会制度的影响
这一部分探讨了近代化和全球化如何影响社会制度和个体本能的关系。随着社会的发展，人们开始更加重视个人自由、权利和本能的幸福，这导致了与结婚等传统社会制度的矛盾。作者认为，虽然社会制度在智人的历史中发挥了重要作用，但现代社会越来越倾向于重视个体的本能和幸福，这可能会削弱传统社会制度的影响力。
📉 少子化问题的挑战与反思
本段落讨论了少子化问题及其对社会的挑战。作者指出，随着社会越来越重视个体的本能幸福，结婚和生育的人数减少，导致了少子化问题。虽然有些人认为这是社会进步的标志，但作者认为，如果不加以解决，少子化可能会导致社会衰退甚至崩溃。同时，作者也提到了现代社会中个人能力的竞争和可视化如何影响结婚和生育率。
🔄 解决少子化问题的思考与方向
最后，作者提出了对解决少子化问题的思考。他批评了当前社会对优秀个体的优待，认为这实际上是一种对自然状态的对抗，而不是解决问题的方法。作者认为，应该重新考虑现代社会的价值观和制度，而不是简单地恢复传统观念。他提出了通过革命性的方法来改变现状，并提供了一个网站链接，供读者进一步了解他的观点和解决方案。
Mindmap
Keywords
💡未婚率
💡少子化
💡本能
💡社会制度
💡進化
💡フィクション（虚构）
💡個人の自由
💡グローバル化（全球化）
💡近代化
💡リベラルな価値観（自由主义价值观）
💡メリトクラシー（精英主义）
Highlights
日本的未婚率持续上升，50岁以后结婚的人数较少，导致未婚率的统计特别关注50岁这个时间节点。
2020年数据显示，男性的终身未婚率约为28%，女性约为18%，预计未来这个比例会更高。
80年代到90年代，50岁至60岁的人群有超过95%的人至少结过一次婚。
现代社会认为结婚是个人自由的选择，而不再是一种社会或生物学上的必然。
少子化是社会持续的重要问题，与未婚现象有密切联系。
现代社会中，由于自由度的提高，人们更倾向于不选择结婚。
结婚作为一种社会制度，其设计并非以个人本能的幸福为重，而是为了促进生育。
人类的基因与现代社会环境之间存在不匹配，例如现代人的肥胖问题。
《Sapiens: A Brief History of Humankind》一书中提出，智人之所以成功，是因为能够相信虚构的概念。
社会制度如宗教、法律和文化等，对智人群体的成功至关重要，但不一定与个体的本能幸福相一致。
结婚制度在历史上被广泛采用，因为它帮助群体生存，即使它可能与个体的本能相悖。
结婚作为一种社会契约，它平衡了男性和女性的性资本差异，促成了长期关系。
现代社会中，随着个人本能和自由被重视，结婚制度受到了质疑。
近代化和全球化进程中，社会制度的影响力减弱，本能和个人自由被更多地肯定。
少子化现象的出现，反映了社会制度和个人本能之间矛盾的加剧。
虽然少子化带来了一些问题，但它也意味着人口增长放缓，这在某种程度上是积极的。
现代社会中，个人能力和竞争的可视化导致了结婚率的下降，特别是女性参与市场竞争后。
尽管社会制度如结婚在现代受到质疑，但它们曾对人类社会的稳定和延续起到关键作用。
作者认为，尽管当前社会对结婚等社会制度存在误解，但解决少子化问题需要重新评估而非简单回归传统。
Transcripts
00:00[音楽]
00:01今回はなぜ昔は結婚できていたのに今の人
00:06は結婚できなくなったあるいは結婚しなく
00:09なったのかなテーマです
00:11日本の未婚率は上昇し続けています
00:1550歳以降に結婚する人は少ないから50
00:18歳の時点でこれまでに一度も結婚したこと
00:21のない人の比率を生涯未婚率としているん
00:24だけどその数字が上がり続けているんです
00:27ね
00:29未婚率は5年ごとに調査されていて最新の
00:322020年のデータでは
00:35男性の生涯未婚率がおよそ28%で女性が
00:38およそ18%になっています
00:41現時点の障害未婚率は20年前30年前に
00:45若者だった人たちのデータなので今の若者
00:49が50歳になった時の障害未婚率は
00:51おそらくもっと高くなるだろうと思われ
00:54ます
00:55これは
00:57厚生労働省のサイトにある
00:59未婚率の推移のデータです
01:02過去の障害未婚率50代の未婚率を見ると
01:0680年から90年は
01:09未婚率が5%を切っています
01:12これはつまり50年代から60年代に20
01:16歳だった人たちは95%以上が生涯に
01:20少なくとも一度は結婚できていたという
01:22ことです
01:24社会全体の95%もの人たちがみんな結婚
01:29できていたなんて今となっては想像し
01:32がたいような状況だと思います
01:35昔は実際に結婚するのが当たり前と言える
01:39ような社会だったんですね
01:42今の社会の前提になっている考え方は
01:46結婚するかどうかは個人の自由というもの
01:49だけど
01:50結婚するかどうかはともかく
01:53少子化は社会の存続にとって最も重要な
01:56問題なので長期的にはその問題を避ける
01:59ことができません
02:01そして
02:03未婚と少子化はかなり近い問題ではあるの
02:06でなぜ昔は結婚できていたのに今の人は
02:10結婚できなくなったのかというのも
02:13重要な問題だと考えます
02:18未婚という問題
02:19少子化という問題に関して
02:21昔は周囲の圧力によって気が進まないまま
02:25結婚して子供を産んでいたけど今は自由な
02:28社会になったから
02:30結婚を選択しない人が増えていると漠然と
02:33感じている人が多いと思います
02:35そしてそれゆえに
02:38未婚とかソース化とかもはや解決不可能
02:40じゃねと多くの人が思っているんじゃない
02:42かと思います
02:44ただ自分は問題を詳細に把握することで
02:49解決の糸口が見えてくるんじゃないかと
02:51考えています
02:53そのため今回はなぜかつては未婚率が
02:57低かったのに現代人は結婚できなくなった
03:00のかの理由をなるべく多くの人が納得
03:04できるように言語化したいと思います
03:07そして生殖とか淘汰に関連する話なので
03:12遺伝的なこと進化的な観点を踏まえて説明
03:15をするつもりです
03:20結婚に関して例えば人間には子孫を残す
03:24本能があるはずなのに
03:27結婚できなくなっているそんな社会は
03:29おかしいと思っているとしたらそれは
03:32間違っています
03:34なぜなら
03:35結婚という社会制度は
03:38我々に遺伝的に備わっている本能を歪めて
03:41生殖を強くブーストするような仕組みの
03:43ものだからです
03:46ここからはそもそも結婚という制度は人間
03:50の本能的幸福を重視するものではないこと
03:52を説明していきたいと思います
03:55よく人間が進化的に獲得してきた本能と今
04:00の社会の環境とに齟齬があるみたいな話が
04:03言われるじゃないですか例えば
04:06肥満の問題とかがそうですよね
04:09人間の遺伝子が形成されてきた長い歴史に
04:12おいて
04:14洞爺死亡の多い食べ物はすぐに食べようと
04:16するのが適応的だったけど法則の時代に
04:20なった今は
04:21むしろ肥満が社会問題になりやすいみたい
04:24な話は多くの人が一度は聞いたことがある
04:27と思います
04:29そういう本能と社会とにミスマッチがある
04:32という話なんだけどここからは
04:36我々が進化的に獲得してきた本の音これ
04:39までの社会を支えてきた結婚のような社会
04:42制度とに大きな齟齬があるという話をし
04:45たいと思います
04:48これについて説明するために
04:50サピエンス全史という本の内容を参考にし
04:53たいと思います
04:55サピエンス全史の序盤ではなぜ我々ホモ
04:59サピエンスという種が現代のような社会を
05:03築き上げるくらい主として大きく成功した
05:05のかその理由について説明しています
05:10土佐のゆばるのはハラリは大きなの道具の
05:14使用優れた学習能力といった一般的に
05:17サピエンスの強みとされるものは
05:20サピエンスが主として成功した要因では
05:22ないとしていますなぜそう言えるかという
05:25と大きなの道具の使用優れた学習能力
05:30みたいな特徴は
05:31ネアンデルタール人などのサピエンス
05:34以外の人類にもあったものなんですね
05:37にもかかわらず他の人類は生き残ってなく
05:40てサピエンスだけが生き残ったわけです
05:44それはなぜかという話がサピエンス電子で
05:48されています
05:50サピエンス電子で
05:52著者のハラリはサピエンスが主として圧倒
05:55的に成功した理由は
05:57嘘を信じるようになったことだったと述べ
06:00ています
06:02嘘を信じるようになる以前のサピエンスは
06:04他の自然生物と比べてもそこまで強い種で
06:07はなくサバンナでひっそりと暮らしていた
06:10らしいです
06:12でも
06:13突然サピエンスの脳にちょっとした変化が
06:16起こってサピエンスは
06:18嘘フィクションを信じるようになります
06:20そしてその変化によってサピエンスは他
06:25よりも圧倒的に強い種に変化しました
06:29サピエンスの強さの理由はフィクションを
06:33信じることによって
06:35遺伝子の外側にあるものの影響力を受け
06:38やすくなったことにあります
06:40フィクションを信じてしまうというのは
06:43固体レベルでは
06:44必ずしもポジティブな変化ではないです
06:48理屈に合わないものを信じてしまうという
06:49のは現代の合理的な見方からすると
06:53むしろ頭が悪いとされやすいような血管
06:56です
06:57ただ集団としてはフィクションの影響を
07:01受けやすいことはものすごい強さに
07:04つながります変化がめちゃくちゃ速くなる
07:07からです
07:09自然な生物は
07:11遺伝子によって行動パターンを変化させ
07:13ますただ
07:16遺伝子を介した変化は遅いです
07:18何世代も個体をまたぎながら少しずつ変化
07:22するのが遺伝子です
07:24一方でフィクションによる変化って
07:28遺伝子を返さないからめちゃくちゃ早いん
07:29ですよ
07:31フィクションに強く影響を受ける
07:33サピエンスは
07:35信じる者が変わりさえすればそれによって
07:37行動パターンも変わりますこの
07:41特徴が主という集団の単位では
07:45突出した強みになりました
07:47変化が早いってことはトライアル
07:50&エラーの回数が多いってことです
07:54サピエンスと他の種が戦った場合たとえ
07:57最初の方にほとんどのサピエンスが負けて
08:00も一度サピエンス側が勝てる行動パターン
08:04みたいなものを発見するとサピエンスの
08:07場合それがすぐに伝播します
08:10遺伝子を介して変化する必要がないので
08:13集団を強くするようなフィクションが他の
08:16サピエンスにもすぐに伝わっていきます
08:19そうなるとやがて勝てる行動パターンを
08:23備えたファピエンスばっかりになりますよ
08:25ね
08:26それに対して他のフィクションを信じない
08:30ような手話スピードに対応できないんです
08:32よ
08:33[音楽]
08:34遺伝子でしか変化できないのでものすごい
08:37速度で勝ちパターンを発見して共有して
08:39いくサピエンスにボコられ続けてしまう
08:42わけです
08:44これが主としてのサピエンスの強さの理由
08:47です
08:49サピエンスの強さの要因は
08:52遺伝子の外部にあるものの影響を受け
08:54やすくそれゆえに遺伝子を介さない
08:57スピードで変化できることにあるんですね
09:00ここまでの説明は要点をかいつまんで結構
09:04適当に話しているので実際の内容を知り
09:07たい方はサピエンス全史を読んでください
09:15サピエンスが他の市よりも圧倒的に強い種
09:19になった後はサピエンス同士の争いが
09:22起こりました
09:24そしてサピエンス同士の争いでは基本的に
09:28有利なフィクション
09:31遺伝子の外部を備えている集団が生き残っ
09:33てきました
09:36遺伝子の外部には思想
09:39文化
09:39伝統関数
09:41宗教法律
09:43科学技術などいろいろあるのですがここで
09:46はそういう遺伝子の外部にあるものを
09:50ひとまとめにして社会制度と呼ぶことにし
09:52たいと思います
09:55自然な生物の場合生存に有利な遺伝子を
09:59持っている種が生き残りますでも
10:01サピエンスの場合は事情が異なるんですよ
10:05サピエンスの種としての強さは
10:08遺伝子の外部にあるからです
10:10サビエンスは有利な遺伝子を持った個体が
10:14生き残るというよりは有利な社会制度を
10:17持った集団が生き残りやすいん
10:21ですそして社会制度はそれが集団の存続に
10:26とって有利に働くなら
10:28サピエンスの本能的幸福を重視する必要は
10:31必ずしもありません
10:34その社会制度を重視する集団が生き残り
10:37やすくなるならたとえそれが本能に反した
10:40ものであっても重視され続けます
10:44サピエンスという種の事情は
10:47遺伝子の外部である社会制度によって
10:49ごく短期間のうちに飛躍的に発展したこと
10:52にあります
10:53[音楽]
10:54サピエンスの遺伝子はまだほとんどが自然
10:58な生物に近いような状態なのに
11:00サピエンスを取り巻く状況は
11:03遺伝子の外側にある社会制度によって
11:05大きく変化していきました
11:09社会制度によって社会が発展していった
11:12速度にサピエンス自身の遺伝子の変化が
11:15追いついていないんです
11:16[音楽]
11:18基本的に
11:20我々が何に幸福を感じるかは
11:23遺伝子本能に規定されていることが多い
11:26です
11:27一方で社会制度はたとえそれがサピエンス
11:32個人の本能的な幸福に反するものであって
11:34もそれを採用した集団を強くするならば
11:38受け継がれていきます
11:41いわゆる保守的
11:43伝統的な価値観とされるものがなぜ今まで
11:47尊重されてきたのかというとそれが我々の
11:50本能的な幸福を満たすものだからではなく
11:54むしろ本能的な幸福に反してでも集団全体
11:57を強くする性質を備えていたからです
12:01でここまでなぜ現代人が結婚できなくなっ
12:06たという趣旨の動画でサピエンスの
12:09成り立ちの話をしてきたかというと本能的
12:13幸福に反するけど集団を強くする故に尊重
12:16されてきた制度が
12:18結婚だからです
12:20つまり
12:21結婚すると幸せになれるから結婚が大事と
12:24いうことではないんですよ
12:27結婚という制度が今の社会に根付いていて
12:29それが重視されている理由は単に
12:34過去に結婚のような社会制度を採用した
12:36集団の方がそれをしなかった集団よりも
12:39生き残りやすかったからです
12:42本能的には女性は決められた男性と結婚
12:47するよりもより強い遺伝子の男性を選別し
12:50て子孫を残そうとしたかもしれないし
12:54男性は集団に協力的になるよりも自分が
12:57より優れた個体だと主張するために力を
13:00誇示しようとしたかもしれないです
13:02でもそのような自然な本能を重視するよう
13:06な集団はおそらく
13:09結婚のような制度を備えた集団に滅ぼさ
13:11れるなどして生き残ることができなかった
13:14と考えられます
13:17結婚という制度は
13:19古今東西の一定の規模に達したほとんどの
13:22社会集団に見られるものでそれらは細かい
13:26ところで多少の違いはあるけど基本的には
13:30近代的な感覚からすれば男尊女卑とみなさ
13:33れるようなものになります
13:35なおここでは
13:37結婚という制度に付随している保守的な
13:40価値観なども含めて
13:42結婚という社会制度であると考えます
13:45あと
13:46婚姻という言葉もあるけどそれもまとめて
13:50結婚と呼ぶことにしています
13:51[音楽]
13:56世の中には様々な社会制度があるけどその
14:00中でも結婚は非常に深くサピエンスの歴史
14:04に根付いたものと言えます
14:07結婚は例えば資本主義とか法のもとの平等
14:11みたいなものよりははるかに歴史が深く
14:14土台がしっかりしたもので数ある社会制度
14:18の中でもトップティアに位置するものだと
14:20思います
14:23結婚という制度が強い理由として本能的な
14:27幸福に反する社会制度ではあるんだけど
14:29本能的な幸福を全く無視しているわけでは
14:32ないし男女がwin-winになるような
14:36アルスの正当な取引を実現させる側面も
14:39あるんです
14:42結婚には男女の長期契約を可能にすると
14:46いう性質があります
14:49結婚という社会制度は女性の本能を短期的
14:53に否定して
14:55男性の本能を長期的に否定するという形に
14:57なっています
14:59若い時期の女性は本能的にはもっと相手を
15:04より好みしたいと考えます一方
15:08男性は年齢を経て性的魅力を失った女性と
15:11は離れたいと本能的には感じます
15:15そういった本能を否定して男女の長期的な
15:19契約を成立させるのが
15:21結婚という制度なんです
15:23長期で見れば
15:25結婚によって男女の性的資本の差が鳴らさ
15:29れるという形になっています
15:32このような制度について男女ともに確かに
15:36本能に反するものではあるけどそれほど
15:39道理に反したものであるとは思いにくいと
15:41思います
15:44短期的には性的資本に差がある男女の長期
15:48契約というある種の正当な取引を実現さ
15:51せるのが
15:52結婚という制度だったんです
15:55ただ
15:57旧来的な信頼関係が破綻した場合女性側
16:01からすれば若くて価値の高い時期の自分を
16:04捧げるに値する男性はほとんどいないし
16:08男性側からすれば若い時期が終わっても
16:11面倒見続けるに値する女性はほとんどい
16:13ないて形で大多数の男女が結婚できる社会
16:18ではなくなっていくんですね
16:20でサピエンスの自然な本能を重視するので
16:24あれば
16:25結婚のような社会制度は
16:27むしろなくなっていくのが正しいわけです
16:29よ
16:31現代になって
16:33結婚という社会制度が否定されるように
16:35なってきているわけだけどそれは現代は
16:39サピエンス個人に自然に備わっている遺伝
16:42子に規定される本能的幸福が重視される
16:45社会になってきたことを意味します
16:49なぜ現代になるほど社会制度が否定されて
16:52本能が肯定される社会になっていくのかと
16:55いうとこれについてはまた別の動画で
16:59詳しく説明したいんだけどここで概要を
17:02簡単に言うと
17:03近代化とグローバル化が進むほど本能が
17:07肯定されて社会制度が否定されます
17:12近代化が進むと人間は個人として思考する
17:16ようになって自分の内面とか自分の考え方
17:21みたいなものを重視出すんですね
17:24そうすると自分の本能の方に準拠するよう
17:28になりやすく社会制度の方に矛盾を感じ
17:31やすくなります
17:33日本の近代小説とかも内面と社会との矛盾
17:37や葛藤をテーマにしたものが多いですよね
17:41近代的に思考するようになると社会制度の
17:44おかしさに気づきやすくなるん
17:48ですよく
17:49理性と本能が対立するといったイメージが
17:52あるけど実は近代的な理性は本能を再評価
17:57する性質があります
17:59敵の敵は味方みたいな感じで本能と理性は
18:03社会制度と対立することによって実は協力
18:08し合う関係にあるんですね
18:10あとで説明するけどリベラルな価値観は
18:14社会制度を否定して個人に備わっている
18:18本能を重視する傾向があります
18:21次にグローバル化や情報化も社会制度を
18:26相対化する性質があります
18:29グローバル化が進むほど世界中のあらゆる
18:32人間に共通するものみたいな普遍性が意識
18:36されるようになるけどそれによって特定の
18:40社会制度が相対化されるようになっていき
18:42ます
18:43特定の社会制度とサピエンスの本の音では
18:47本能の方が普遍性が高いからです
18:51まあ先に言ったように
18:54結婚というのは社会制度のトップティアな
18:56ので
18:57ローカルな伝統とか文化とかに比べれば
19:01結婚が疑われるようになる順番はだいぶ後
19:03の方なんだけどそれでも
19:06結局は結婚も本能に反する社会制度では
19:09あるのでグローバル化が進むほど否定さ
19:12れるようになっていきます
19:14近代化グローバル化の動きによって社会
19:18制度も影響力が弱まって本能が重視される
19:22ようになっていくので現代において
19:25結婚という制度を疑う人が増えているん
19:27ですね
19:33結婚が本能に反するものである以上は特に
19:37結婚したいと思わないとか
19:39結婚という制度に矛盾を感じると個人が
19:42思うのは当然なんですよ
19:45個人の自由や権利や本能的な幸福を受理
19:48する視点からすれば
19:50結婚するのが前提だった社会がおかしかっ
19:52たんです
19:54一方でサピエンスの強さの源泉が本能では
19:58なく社会制度にある以上はそれを否定する
20:01と社会は衰退していきます
20:05社会制度を否定するというのは自然に
20:09戻ろうとしているようなものなので
20:11そりゃ社会は成り立たなくなっていきます
20:13よね
20:15実際に個人の本能的な幸福を重視するよう
20:19になった社会は
20:21少子化が進んで
20:23存続が危ぶまれるようになっています
20:26あといろいろ厄介な問題があって例えば
20:29すでに我々は実存のレベルで社会制度を
20:34大きく頼っています
20:36これまでの人類は本能的に気の進まない
20:40相手と接触させる結婚という制度によって
20:43出生をブーストしてきてそれは正しくない
20:48歴史ではあるんだけど
20:49現存する我々という個体はそのような
20:53正しくないものの結果として今この世界に
20:57存在しているわけです
20:59もし個人の本能が歪められない状態まで
21:02世界を正すなら今の我々という存在がこの
21:07世界にふさわしくないことになってしまい
21:09ます
21:11あとリベラルな価値観は多様性を掲げる
21:15ことが多いですよね
21:18これも本能に準拠したものと言えます
21:22結婚に付随する伝統的な価値観は男
21:26らしさや女らしさを提示して個人をその枠
21:29に当てはめようとしてきたわけだけどそう
21:33いう社会制度は強制しようとしてきた同質
21:36性に比べて個人の遺伝的な本能には多様性
21:39があります
21:41だからリベラルの掲げる多様性の重視と
21:45いうのは個人の本能的幸福の重視という
21:48意味合いを持ちます
21:51ただ今の我々のような多様な個体が現存
21:54するのは
21:56過去の社会が本能に反する形で出生を促し
22:00てきたからでもあるわけで今いる人たちの
22:03本能的な多様性を尊重することは長期的な
22:08州全体の多様性を否定することになります
22:11そういうことを考えると非常に難しい問題
22:14があるわけです
22:19最も
22:21少子化が進んでいくことには良い側面も
22:23あって
22:24少なくとも
22:26爆発的な人口増加が続いていたよりは
22:28ずっとマシだったと思います
22:32また
22:33結婚しなくてもいい社会になるような個人
22:36の本能が歪められるような社会から個人の
22:40本能的な幸福が重視される社会に向かう
22:42変化はそれ自体決して悪いこととは言え
22:46ません
22:49とはいえ強い社会制度が生き残るという
22:53原理が変わるわけではなくこのまま人類が
22:56絶滅するまで人口が減り続けるかというと
22:59どこかの時点で個人を強く否定するような
23:02社会制度が復権するみたいになる可能性は
23:06十分にあります
23:09そのため
23:10少子化が進んで社会が崩壊していくことを
23:13それはそれでいいことと放置していいわけ
23:16でもないように思います
23:19急激な人口減少にはさすがに危機感を持つ
23:22べきでしょう
23:24じゃあどうすればいいかだけど当
23:27チャンネルの他の動画でも言ってることな
23:29んですが基本的に自分はメリトクラシーや
23:33ビジネスのような相対的な順位をつく競争
23:36を疑っています
23:39詳しくはまた別の動画で説明するつもり
23:40ですが
23:42メリトクラシーやビジネスは優秀な個人に
23:46利益が与えられるようにする仕組みだけど
23:48これも本能と社会制度とで本能の側を重視
23:52するものになります
23:54人間は自然な動物としての本能では優秀な
23:59個体が尊重される生き残るような状態を
24:03妥当に感じますでそうやって
24:07競争の勝者が生き残るという本能的な正し
24:10さを重視するからこそ社会制度が否定され
24:13て社会が衰退に向かっていくわけです
24:16個人の能力を可視化する
24:19競争のシステムが社会に浸透していくこと
24:21も実は本能が重視される自然な状態に戻っ
24:25ていく性質を持っていて実際に
24:28メリトクラスやビジネスが影響力を持つ
24:31ほど
24:32結婚できる人は減っていきます
24:34例えば
24:36座席教育が進んだり女性が市場競争に参加
24:39するほど出生率が低下していくことは世界
24:43的な傾向です女性が競争に参加するように
24:46なると
24:48結婚できる人が減っていくんですがそれは
24:51差が可視化されることで女性が競争の会の
24:55男性に魅力を感じなくなるからです
24:58何らかの順位が可視化されて
25:01男性と女性にそれぞれ同じくらい
25:04競争の上位と解がいるとします
25:07こうなった場合女性には上層コーンを従う
25:11傾向があるので自分と同等か自分よりも
25:15能力が上の男性しか恋愛対象になりにくい
25:17です
25:18だとすると
25:20必然的に結婚できない人が発生しますよね
25:24このようにして
25:25能力の差が可視化されると女性の選考が
25:29ネックになって全員が結婚できない社会に
25:32なりますただこれは女性が悪いと言いたい
25:36わけではなく
25:37妊娠などに追うリスクなどの制約割の差を
25:40考えれば女性が優秀な男性をより好みする
25:43のはおかしなことではないです
25:47クラスやビジネスによって個人の能力差が
25:50可視化されるような状態はいびつなもので
25:53はなくて
25:54むしろ自然な本能に近いような正しい状態
25:57なんです
25:59逆に
26:01伝統的な結婚観が男尊女卑
26:04拡張性という形を取りやすかったのは男女
26:08の評価を分離して
26:10男性を上に置けばそれによって全員が結婚
26:13できるようになるからです
26:15社会制度的に
26:18男性を女性よりも上と位置付けることで
26:20実際に女性の本能としても多くの男性に
26:25好意を持ちやすくなるし本能をうまく
26:27ハックしているような感じですね
26:30そういう仕組みが近代化グローバル化が
26:33進むことで
26:35影響力を持たなくなりそれによって結婚
26:37できない社会になったんです
26:40でそれならば
26:43未婚問題やソース化問題を解決するために
26:46拡張性のような結婚観を復権させるべきだ
26:49みたいなことはもちろん主張するつもりは
26:53ないです
26:54個人の自由と権利を尊重する近代的価値観
26:57はそれはそれで重視すべきものだし
27:01グローバル化と情報化が進んだ現代におい
27:04て
27:05伝統を復権しようとするのは現実的では
27:07ないと思います
27:09ではじゃあどうやって出生率を改善する
27:13方向を目指していくかなんだけど
27:16突破口は今の社会に誤解があることだと
27:19思っています
27:21今の社会においては優秀な個人を優遇する
27:25ことで社会全体が豊かになっていくという
27:28前提で
27:29メリトクラシーやビジネスによって発生
27:32する秩序が重視されがちです
27:35ただそうやって優秀な個人を優遇しようと
27:38することは
27:40むしろ本能が重視される自然な状態に社会
27:42を対抗させていくことになるんですよね
27:45そこに誤解があるんじゃないかと思って
27:47ます
27:48だとすれば今の社会のメリトクラシーや
27:52ビジネスは別にそれをそんなに重んじる
27:54必要はないことになります
27:57メリトクラシーやビジネスのような競争を
28:00疑って
28:01革命を実行していくための方法については
28:03この動画ではすでに結構な尺になって
28:06しまっているのでまた機会を改めて語り
28:09たいと思います
28:11動画じゃなくてテキストで良ければ
28:13ベーシックインカも実現する方法という
28:17サイトを公開していてすでにそこに全部
28:19書いています
28:20全文無料で読めるので
28:23良ければ読んでみてください
28:25文章を読むのが面倒という方でも今後この
28:28チャンネルで動画を出していくつもりなの
28:30で
28:31応援してくださる方は高評価やチャンネル
28:34登録をお願いしますではまた
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