【馴れ初め 感動】美人上司の着替えを見てしまった俺。熱くなったモノを押さえ切れずコントロールがきかない。ある日彼女の大事なモノを見てしまい…【朗読】
Summary
TLDRこの物語は、医師の主人公が美人上司との距離を縮めようとする姿を描く。ある日、コーヒーを胸元にかけてしまったことで、二人の関係が変わっていく。上司の過去や家族事情が明らかになり、主人公は彼女を深く理解し、純粋な愛情を抱くようになる。一方、主人公の友人・リクもエリさんとの関係に変化を遂げる。物語は、人間関係の複雑さと純愛の美しさを織り交ぜた、温かいドラマとして展開する。
Takeaways
- 😳 スクリプトの主人公は、美人の上司に誤ってコーヒーをかけてしまい、その後変な状況に巻き込まれる。
- 👨⚕️ 主人公は27歳の医師で、品川海斗という名前で、意外とインドア派である。
- 📚 主人公は読書や映画鑑賞が好きで、女性にあまり興味がなく、恋愛経験はあるが積極的な恋愛態度は持っていない。
- 👗 主人公は上司の着替えを目撃してしまい、その後彼女に変な視線を向けてしまうようになる。
- 🤔 主人公は自分の行動がおかしいことに気づき、友人に相談して恋心に気付く。
- 👫 浜松えりは主人公の上司であり、仕事は早い、丁寧で確実な人物として尊敬されている。
- 👦 大崎陸は主人公の後輩で、主人公と話すときに近づきすぎて主人公に注意される。
- 🧍♀️ エリさんと主人公の関係は、写真を拾ったことで一変し、昔の思い出が甦る。
- 👨👧 リクはエリさんの弟であり、主人公と競い合いながらも、実は兄弟として深い絆がある。
- 💕 主人公はエリさんに対する愛情を意識し、彼女の美しさと内面に触れることで感情が深まる。
- 🌟 ストーリーは、幼い頃の約束や家族の絆、そして成長と恋愛の複雑さを織り交ぜた感動作である。
Q & A
主人公の名前は何ですか?
-主人公の名前は品川海斗です。
品川海斗はどのような性格の人ですか?
-品川海斗はインドア派で、漫画や読書、映画を見ることが好きで、女性にあまり興味がないという性格です。
海斗は自分の姉に対してどう思っていますか?
-海斗は自分の姉が美人であることを認めていますが、特に羨ましいとは思えず、色気もないと思っています。
海斗は職場でどのような出来事に遭遇しましたか?
-海斗は慌てて持ってきったコーヒーを上司の胸元にかけてしまい、その後彼女の着替え中を無意に見てしまう出来事に遭遇しました。
浜松えりは海斗の誰ですか?
-浜松えりは海斗の上司であり、仕事は早い、丁寧で確実な人で、海斗から尊敬されています。
大崎陸はどのような人物ですか?
-大崎陸は海斗の後輩で、仕事はきちんとこなす一方で、人懐っこくイケメンで人気があります。
海斗はなぜ女性に積極的ではないのですか?
-海斗は女性にあまり興味がなく、積極的に彼女を作ることをしないという性格だからです。
海斗がえりさんのことを意識し始めた理由は何ですか?
-海斗がえりさんの着替えを見てしまったことがきっかけで、その後は彼女の姿が頭から離れなくなっていきました。
海斗はリクに対してどういう誤解を招きましたか?
-海斗はリクが彼の様子がおかしいと心配していることを誤解し、ストークかと勘違いしてしまいました。
リクは海斗に対してどのようなアドバイスをしましたか?
-リクは海斗がえりさんに対して恋をしているのではないかと指摘し、告白の重要性を伝えました。
海斗とリクはえりさんに対する感情についてどう対処しましたか?
-海斗とリクはえりさんを争う形で勝負を持ち、互いに真剣に向き合いましたが、最終的にはリクが手を引きました。
海斗はえりさんの過去についてどのように知りましたか?
-海斗はえりさんの異曲に行った際、風で飛ばされた写真を拾い上げ、彼女の子供時代とリクとの関係について知ることができました。
海斗はえりさんに対してどういう感情を抱いていますか?
-海斗はえりさんに対して深い愛情を抱いており、彼女の美しさと強さに惹かれています。
海斗とえりさんは最終的にどうなりましたか?
-海斗とえりさんはお互いの気持ちを確認し、海斗はえりさんを愛していると告白しました。えりさんも海斗の一生懸命な姿を好きと言って、二人はお互いに感情を確かめました。
Outlines
😅 コーヒーを胸元にかける不慮の事故
主人公、品川海斗は27歳の医師で、内向的な性格を持ち、女性にあまり興味がない。ある日、慌てて持ってきたタオルを渡そうとした際に、上司の浜松えりさんの胸元にコーヒーをかけてしまった。この日から海斗の様子がおかしくなり、えりさんに対する態度が変わり始める。海斗は、女性にあまり興味がないにも関わらず、この出来事が心に残り始め、日常生活に影響を与える。
😳 着替え中のエリさんに遭遇
海斗は、エリさんにコーヒーをかけてしまった後、彼女の胸元にタオルを渡そうとした瞬間にさらに誤解を招く。エリさんは着替え中だったため、海斗は彼女の体を一瞥し、ショックを受ける。その後、海斗はエリさんの姿が頭から離れなくなり、日常生活に混乱をきたし始めた。彼はエリさんの美しさに魅了され、徐々に自分の感情に向き合い始めた。
😌 リクとの友情と恋愛相談
海斗は、後輩の大崎陸(リク)と話しており、エリさんに対する自分の感情に戸惑っている。リクは海斗に恋愛のアドバイスを求められるが、海斗自身も恋愛経験が乏しく、告白したことがないことを明かす。リクは海斗にエリさんに近づくよう励まし、二人はエリさんに対する策略を練る。海斗はエリさんとの関係が進展するよう願いつつも、自分の気持ちに正直になることができない。
😔 エリさんの子供時代の写真を発見
海斗はエリさんの部屋で、子供時代の写真を発見する。この写真はエリさんの初恋の人とのツーショットだった。海斗はこの発見にショックを受け、エリさんに対する自分の感情がさらに混乱する。エリさんは海斗に誤解され、彼がストーカーであると感じ、海斗との関係が冷えていく。海斗は自分の行動がエリさんに不快感を与えたことを深く後悔し、彼女との関係を修復しようとする。
😓 エリさんとの関係の修復
海斗はエリさんとカフェで会う。そこでエリさんは、海斗が見た写真について話し始め、その人物が自分の幼馴染みであることを明かす。エリさんは海斗に誤解を解き、二人の関係が少しずつ改善される。海斗はエリさんに対する自分の感情を再確認し、彼女との関係を大切にしようと決意する。
😲 エリさんとリクの兄弟関係の明かし
エリさんはリクと兄弟であることを明かす。二人は幼い頃から親しく、エリさんの父親がリクの手術をしていたことがきっかけで家族ぐるみで過ごしていた。しかし、エリさんの祖父母が母親に冷たく接し、離婚を余儀なくされた。エリさんはリクに対する強い兄弟愛を持ち、彼が自分を大切に思っていることを知り、心から笑顔を見せる。
😢 エリさんと海斗の恋愛の始まり
エリさんは海斗に対して、自分の見た目やスタイルが男性に誤解を招き、ストーカー行為を経験した過去を明かす。海斗はエリさんの美しさに魅了され、彼女の過去の傷跡にも理解を示す。エリさんは海斗の真摯な気持ちに心を開き、二人は互いに感情を確認し始める。リクは二人の関係を祝福し、海斗とエリさんの恋愛が始まる。
😄 恋愛の始まりと感謝の気持ち
エリさんと海斗の恋愛が始まり、二人は温かく互いに感情を確かめ合う。エリさんは海斗が自分の過去や見た目を理解し、大切に思ってくれていることに感謝し、海斗もエリさんの存在に感謝する。リクは二人の幸せを祝福し、物語は温かみのある結末を迎える。
Mindmap
Keywords
💡品川海斗
💡浜松えり
💡大崎陸
💡恋愛
💡誤解
💡家族
💡医師
💡告白
💡誤解の解消
💡家族の絆
Highlights
主人公は美人上司の胸元にコーヒーをかけてしまい、その後不審な行動に変化をきたす。
主人公は医師で、意外とインドア派で漫画や映画が好きだ。
主人公は女性にあまり興味がなく、積極的に彼女を作る気はなく、恋愛経験はあるが女性と活発には接していない。
上司の浜松えりは仕事は丁寧で尊敬されているが、主人公は彼女を単なる美人として見る。
主人公は書類の提出が遅れて、上司のえりさんに謝罪し、その後の行動が変わることに気づく。
主人公はえりさんの胸元にコーヒーをこぼしてしまい、彼女の上半身を一瞥したことでその後の行動に影響を与える。
主人公はえりさんの姿が頭から離れず、日常生活に支障をきたすことに気づく。
後輩の大崎陸は主人公に行動を起こすよう促し、主人公は告白の経験がないことを明かす。
主人公はリクとの飲み会で、えりさんに対する自分の感情について語り合う。
リクは主人公にエリさんに対する感情が恋であると指摘する。
主人公はエリさんとの関係が変わっており、彼女の視線を感じる一方で行動ができていないことを自覚する。
主人公はエリさんの子供時代の写真を無意識に見てしまうことで、彼女との関係がさらに緊張する。
エリさんは主人公に対してストーカー扱いにされ、信頼関係が損なわれる。
主人公はエリさんを避けるようになり、彼女からの影響が自分の行動に与えることを自覚する。
リクは主人公にエリさんと話し合うよう促し、主人公は不安と期待を持って彼女との関係を再考する。
エリさんは主人公との過去を語り、幼い頃からの関係が明らかにされる。
エリさんとリクの兄弟関係が明かされ、主人公はその事実に驚く。
主人公はエリさんに対する自分の感情を率直に表現し、彼女の見た目だけでなく、その人となりを愛していることを伝える。
エリさんは主人公の告白に心を開くが、過去の男性からの傷がまだ心に残っていることを暗示する。
エリさんと主人公の関係が修復され、お互いの感情が確かなものになる。
Transcripts
[音楽]
あすいません俺は美人上司の胸元に
コーヒーをかけてしまった慌ててタオルを
持って戻ってくると上司はちょうど
着替え中その日から俺の様子はおかしく
なるある日彼女が落とした大事なものを
拾い渡すとストークかと言われてしまい
ショックを受けた俺彼女の言葉の真意が今
明かさ
れる俺は品川海斗27歳の医師だ名前に
ある海の印象からアウトドアな性格だと
思われ日焼けしていないのは意外だわと
言わ
れるしかし俺は蝶がつくほどインドア派な
のだ漫画を含む読書が好きだし休日は家で
映画を見ている時間が一番好きだそれに
加えて女性にあまり興味がないだから積極
的に彼女を作ろうともしないの
だそう言ってしまうと誤解を招いてしまい
そうだが人なみに恋愛や女性経験は積んで
きたしかし同世代と女性を見てはしゃぐと
いったことはほぼないの
だ姿を見ても何とも思わないしなんなら
JKの制服を見たって特に何も思わない姉
が1人いるが彼女もさっぱりした人なので
友達にあんな美人な姉ちゃん羨ましいと
言われてもピンとこ
ない前提として兄弟であるということも
あるだろうが友人たちが言うほどいいもの
には思えないんだ我が姉ながら色気もない
おっと姉貴に知られると明日俺は生きてい
ないかもしれないのでオフレコにしておく
ようにそんなわけで良くも悪くも女性に
対して期待というか幻想は抱かず接してき
たと思うカト君書類まだあすいません
今日中には提出します13時までにして
この女性は浜松えり意思として先輩であり
俺の上司に当たる口数は少ないが仕事は
早いし丁寧だし確実だしとても尊敬して
いるそして恐ろしく
美人美人なんだろうなとは思うが俺にとっ
てその感情は花を見て綺麗だと思う感情に
近いのだと
思う先輩また叱られたんですか俺が書類を
確認し今日の仕事の時間配分を考えている
と後輩の大崎陸が話しかけてきた犬でも
勝っていただろうかと思うほどにリは人
なつっこく距離感が
近い今も顎を俺の方に乗せて話しかけて
いるのだ
おい近いってだって暇なんすもんそれは
いっちゃまずいだろ俺が小声で強めに注意
するとリクはペロっと舌を出した言っとく
けど可愛くないからなせえ看護師の遊楽
さんは可愛いって言ってくれますよリクは
頬を膨らすと伸びをしている彼は一見お
調子もで不真面目なキャラクターなのに
仕事はきちんとするし結果もしっかり
出せるやつしかもイケメンなので老若なに
問わず人気があるのだあそういえば合コン
あるんすけど行かないよええたまには行き
ましょうよ用事があるんだよえ俺と用事と
どっちが大事なんですか用事だ俺は
言い切ると陸を残して仕事に戻っ
たやっ
べ俺は急いでいた午前中えりさんに15時
までと言われていた書類をまだ渡してい
ない手元の時計は16時を刺そうとして
いるえりさん時間に厳しいんだよ
な俺はせめてもの気持ちでコーヒーを買っ
てエリさんの異曲に向かっ
た失礼します俺は恐る恐る扉を開ける無言
で振り返ったエリさんの顔には特に怒って
いる表情は見当たらないいやでもまだ安心
はできないあの遅れて申し訳ありません
大崎君から連絡があったわよ患者さんと話
があったんでしょ大崎君とはリのことだ
こういう気の回し方はずば抜けてできる
あいつは見なから可愛がられる俺はほっと
胸を撫で下ろしたあえりさん少し冷めて
しまいましたがコーヒー飲みますいただく
わそう言って椅子に座っている彼女に
コーヒーを渡そうとした瞬間
あ受け渡しのうまくいかなかったコーヒー
のカップは重力に逆らうことなくエリさん
の胸元に落ちていったうわすいません今
タオルと冷やすももらってきます俺は異曲
を飛び出した後ろでエリさんが何か言って
た気がするが俺は焦っていて耳には残ら
なかったんだえりさん俺は氷とタオルを数
枚もらって異曲に飛び込んだいくら女性に
興味ないとはいえ女性の体に火傷の跡が
残ってしまったら申し訳ないそれぐらいの
意識は俺の中にもあるう俺が一局に入った
時ちょうどエリさんは上半身の服を脱いで
いた時だった風に舞うカーテンが時折り
彼女の体を隠すように
広がる俺にはその光景が美しい絵画のよう
に見えたんだ俺はしばらくほけてエリさん
をぼんやりと見つめて
しまうタオルあったエリさんの声で我に
帰った俺は慌ててタオルを差し出すあの
火傷は大丈夫よそんなに暑くなかったし
エリさんは自分が今上半身にほとんど布が
ないということを気にもしていないそぶり
で俺に話しかけて
いる俺はと言うと体が熱を持ち心臓が異常
に早い呼吸さえままならない一刻も早く
ここから出ないと命の危険を感じる状態に
陥っていたあああすいませんでした失礼し
ます俺はなんとかそれだけを口にすると
再び異曲から飛び出したその日から俺は
少しおかしい何をしてても記憶の端っこに
エリさんの姿がちらつくようになって
しまったんだカーテンがさっと引いた時に
見えた白い肌とキシな体のラインが脳裏に
ちらつくそうすると俺の脳は情報の処理を
やめてしまうようでびっくりするぐらい
ポコ人間になる先日はチョコレートを
食べるつもりがカレーのルーを食べていて
割れながらびっくりした
もちろんいくらポコとはいえ仕事には幸い
なことに支障をきしていないのでそこは
安心して
ほしいそしてもう1つ変わったことといえ
ばエリさんを無意識に視線で追ってしまっ
ていること
だ俺の瞳は彼女を捉えると縛りつけられて
しまうし時折りぼーっと見つめてしまって
不思議そうに俺を見つめ返す彼女の視線で
我に帰ることもあっ
た自分が自分で亡くなるような感覚に俺は
どうにかなりそう
だある日俺は気分転換に屋上にいたもう
随分前に辞めたはずのタバコの煙を空に
放って大きく息を吐き出していたんだちょ
先輩タバコ吸うんですかベンチに座り視
いっぱいに移していたはずの青がリのの顔
で埋めれるお前本当に寝室鬼没だなタバコ
は試験に合格した時にやめたよ今日は
特別そう言って力なく笑った俺の瞳を
じっと見詰める陸ここのところ先輩なんか
変ですよただまっすぐに見つめる彼の瞳は
嘘を許さないような全てを見透かしている
ような混じり気のないさを感じたんだ俺は
リクのことをそこまで信頼していたわけ
じゃないだけどこいつなら悪いようにはし
ないだろうそう思って最近の悩みを
打ち明けたエリさんの着替えを見てしまっ
たことその日から自分がコントロールでき
ない感覚に陥っている
こと気づけば目で追ってしまっている
こと俺はくり確認するように頭に散らばる
情報を言葉へと変え
た先輩それは恋ですよ
恋い最初は重々しく頷いていたリクが最後
はニヤニヤ笑っているお前俺をバカにし
てるだろ俺だって今まで人を好きになった
ことぐらいあるけどこんなに自分で自分が
分からなくなったことないんだよ先輩って
いつも同じだと持ってますえ不に見せたリ
の曇りのない真っすぐな
視線それは痛いほどに俺の心に刺さったん
だ毎回一緒で解決法も同じなら今まで人類
が恋に悩むことなんてなかったんじゃない
ですかその時好きになる人によって恋の
症状が違うからこそ今も昔もみんな声に
悩むんですよ
お前単なるチャラじゃないんだ
先輩そりゃない
でしょリクの笑い声が青い空へ吸い込まれ
ていっ
た先輩は告白とかすることあるんですか
リクは何倍目かのビールを飲むと変わら
ない顔色で俺に問いかけ
たその日の帰り俺とリクは飲みに来ている
当然屋上での話の続きをするためだ悔しい
が女性に関してはの方が経験豊富だろうし
知識もあるだろ俺は彼に色々手ほどきをと
思ってい
たいや俺実は告白とかしたことないんだよ
えもしかして先輩どって違う基本的に女性
から言ってくれるから付き合って好きに
なることがほとんどだった意外と持てるん
すね
リの笑顔が引きつったように見えたが事実
だから
仕方ないただリが思うようにモテるから
告白されて付き合ってきたわけじゃない
多分女性に興味がないから自分を好きだと
言ってくれれば誰でもいいし誰でも好きに
なれるのが俺なんだろうじゃあもしかして
先輩の初恋なのかもしれませんねリクの目
が輝く
エリさん
か確かに綺麗な人ですもんね俺も狙っ
ちゃおうかなは先輩どっちが先にエリさん
落とせるか勝負しましょうはあいや正直
お前に勝てる気がしねえって告白されて
しか付き合ったことない人に言われても
そこ根にもつとこじゃねえ
だろ俺は必死に陸と勝負することは回避
しようとするが彼はもう乗り気のようだ
楽しそうに食事をビールで流し込んでいる
先輩俺手加減しませんから
ねなんでこんなことに俺は心の底から
ため息をつい
たおはようございます次の日から早速陸は
行動に移しているようだねえりさんランチ
食べに行きませんかは私お弁当あるんで
エーリさん一緒に帰りませんか
えいや私急ぐんで積極的に声をかけるリク
だが俺が見る限り冷たくあわれているいつ
もなんだかんだと周りの人間に甘やかされ
ているリクなのにエリさんとは相性が悪い
のだろうか俺は密かに笑いをこらえていた
しかし
自分が行動できているかどうかと言うと
それはまた別の話だ正直見つめるだけで何
もできていないそう本当はリクのことを
笑っている場合じゃないのだただえりさん
と目はよく会うようになってきたん
だ反対にエリさんから視線を感じることも
ある俺はかかな手応えを感じながら
毎朝異曲に挨拶しに行くようになっていた
えりさんおはようございます
あおはよう今日も頑張りましょうねそうね
心なしかえりさんの返答が硬い気もするが
きっと俺がたくさん話しかけるようになっ
たから戸惑っているに違いない俺は前向き
に考え自分に言い聞かせていた1度だけだ
がえりさんと食事にも行けたんだこれは
仕事に対する相談があって狙っていった
わけではないのだが俺には大事な記憶に
なってい
たしかし気づけばリクが飽きたのか諦めた
のかエリさんに話しかけているのを見なく
なったのだ俺はリと会った時に聞いてみた
んだお前もういいのか
だそうこそっと聞くとリクは思いっきり眉
を蜂の字に下げ俺に泣きついてきた大げさ
なほどにへこむリにちょっとした違和感を
感じながらも俺は彼の肩を叩いた俺は
おしく身を引きますえりさんは先輩がお
エリさんえ俺たちが廊下で話していると
エリさんが通りかかったのだ2人してした
のなんかこいつがエリさんの対応が冷た
いってへこんで
たリクは慌てて俺の腕を引っ張ってエリ
さんから引き離し耳元で俺に呟いたそう
いうこと言わなくていいですからこそこそ
怒鳴る声が耳を刺激し必死さが伝わって
くる確かにお前の気持ちバレるかもしれ
ないな俺はそう言って笑うと減そうに
こちらを見ているえりさんになんでもない
と笑ってごまかしたそうじゃあ仕事に戻る
わよエリさんはヒールを鳴らしながらさそ
と去っていったん
だ俺がエリさんを好きだと気づいてから数
ヶ月特に距離は変わらないまま俺もどうし
ていいのかわからないまま時間だけが過ぎ
ていったある日調べ物のためにさんに借り
て本を返しに彼女の異曲に行ったんだ不在
だったが窓は開いており時折り動く
カーテンと共に心地よい風が入って
くる俺は不にあの日のエリさんの姿を
思い出し慌てて頭を振って邪念を
振り払おうとしたその時少し強い風が窓
から一気に流れ込み何かがエリさんの机
から舞い上がり床を転がるように何かが
飛んだ
おっと俺は慌ててそれを拾い上げると無
意識に視界に入れてしまっ
た写真それは幼い女の子が赤ちゃんと
寄り添いにっこりと笑っている微笑ましい
写真だった今につながる美人な見た目は
えりさんの子供時代だとすぐに分かるその
隣りはその時えりさんが意に入ってきた
ああすいません
お借りしてた本お返ししようと思って
しかしえりさんの視線は俺の手から動か
ない正確に言うと俺の手の中の写真に
釘付けなの
だこの写真ですか
えっとさっき風で飛ばされちゃってそうな
のね
ありがとうえりさんはかかに笑うと手を
伸ばし写真を受け取っ
たさんと初恋の人とのツショットだったり
しますか俺はなぜこの時らしくない冗談を
言ったんだろうこんなちゃかし方今までし
たことなかったのにびくりとエリさんの肩
が震え冷たい瞳が俺を捉えた瞬間後悔の念
が押し寄せてきたんだ
何探り入れてる
のあなたストーカーなのえりさんは欲よの
ない声で言い放ち一切俺を見ることなく机
の上のファイルや書類を書きあめた本は
適当に机の上に置いておいてそう言い残す
とエリさんは再び曲から出ていってしまっ
たんだやば俺はかれた声でつぶやき
しばらく呆然と立ち尽くしてい
たやっちまった
俺はこの日どうやって帰ったのか今でも
思い出せない仕事は無意識にきっちり
終わらせて帰ってきたようだ電車で通勤し
ていた距離だが家にいるということは
ちゃんと乗って帰ってきたん
だろうしかし記憶がない気づいたらベッド
にダブして叫んでいたあれ絶対怒ってた
いや
引いてたのかいきなり初恋の相手とか俺
キモ
すぎる無理無理俺は頭を抱えてベッドに
うまって
いるそういえば最近よく目が合うって思っ
てたのも俺の1人よがりでただ見すぎてて
不審がられていただけなのかも異曲に毎朝
挨拶に行くって冷静に考えたらうざいよな
朝礼や引き継ぎで挨拶すれば十分じゃね俺
は今までのエリさんに対する自分の言動を
思い返しただただ反省と恥ずかしさと後悔
で消えたくなっていたそれは明け方まで
続きようやく眠りに着いた頃アラームに
叩き起こされてしまったそして明らかに
睡眠不足が原因ではない体の重さを
引きずりながら出勤
する俺はその日から意識的にエリさんを
避けるようになったエリさんに用がある時
はリクに行ってもらっていたしできるだけ
彼女の視界に入らないように気をつけてい
た俺は彼女を大きく傷つけたかもしれない
そう考えると非常に怖く視界に入らない
ようにするのは自分のためでもあっ
た先輩ここ数日変ですよそうやってエリ
さんから逃げ回ること数日とうとう陸に
気づかれたのか屋上に呼び出されてしまっ
たエリさんとなんかあったんですか
えっと俺はごまかすような言い訳も用意し
ていなかったのでリに写真を拾った一見を
話すまだ持ってたんだえなんか言ったかあ
いやなんでもないっす話終わった時リクが
何かを呟いたが聞き取れずごまかされて
しまった分かりました俺ちょっとエリさん
に話してみますよは大丈夫ですよ余計な
ことは言いません
から多分そう言ってリクは手をヒラヒラ
振りながら屋上から降りていったあいつ
最後にぼそっと多分って言ったよな俺は
少し不安になりながらも正直なんとでも
なれという気持ちもあったのでリクに託し
てみようと思ったん
だカイト君え
あその日の帰り俺はなんとエリさんに
話しかけられたのだ突然のことに驚き声が
裏返るちょっとカフェでも行かないええあ
あお俺とですかそうよ行きますもしかし
たらリクが謝るためのセッティングをして
くれたんじゃないか俺はそう考えエリさん
とカフェに行くことにした俺とえりさんは
落ち着いた雰囲気のカフェに入ったえり
さんのお気に入りのお店だそうだこの
オリジナルブレンドが本当に美味しいから
飲んでみないえりさんはおすめだという
ブレンドコーヒーを2つ頼んで
くれるえりさんあの先日は写真をちゃかし
て申し訳ありませんでした注文を通し訪れ
た沈黙を破る形で俺は先日の写真の件を
謝罪した
えきょとんとするエリさんに俺は
畳みかけるように今までの独りよがりな
行動を詫びるちょっと待ってえ今度は俺が
キトンとする番だあれリクから俺が謝罪し
たいって言ってたと聞いたのっては大崎君
があいつあえあの子何も言ってないけど
2人の会話が噛み合わず妙な沈黙が俺と
エリさんを包み込んだ私は写真の説明を
しようとカト君に声をかけたのよ
俺が見た写真ですか
そう実はと前置きしえりさんがポツポツと
話し
始めるあの写真は小さい頃の私とカイト君
の写真ええ俺が思わず叫んだ瞬間マスター
がクスクス笑いながらコーヒーを運んでき
てくれたえりさんはブラックで一口
コーヒーを飲んで写真について話し始めた
だ実は俺の父も現役の医師なのだがえり
さんが昔俺の父に手術をしてもらったと
いううちの姉がエリさんと同い年という
こともありその手術がきっかけで家族
ぐるみで付き合うようになったらしいリク
が生まれて弟に焼きもち焼いて優しくでき
ない時の私は何かを埋めるようにガト君と
遊んでいたらしいわえさんにもそんな時が
んちょっと待ってリクってまさかえ聞いて
ないあなたになついてるリクよ聞いてませ
んエリさんとリクは兄弟なんだそう
だえりさんが8歳の頃にご両親は離婚エリ
さんはお母さんにリクはお父さんに
引き取られたらしい離婚したとはいえ両親
に何かあったわけではないえりさんの父方
の祖父母がお母さんに冷たく当たっており
守るために離婚したとエリさんは穏やかに
笑って教えてくれた父と母今も仲が良くて
ね祖父母が亡くなったら再婚するらしい
わまさかリクが一になるとは思わなかった
し剣としてこの病院に来たのも全くの偶然
なのよ私はが
度遠に引っ越してるの離婚しただけでは
祖父母の攻撃が止まらなかったためえり
さんのお父さんは2人を遠くに逃したのだ
そうその時よ引っ越しの日まだ3歳の
カイト君が追いかけてきてくれて大きく
なったら迎えに行くそしたら結婚しよう
って言ってくれたのよ
うわは恥ずかしすぎ
人言のようになっていたなんかなんかすい
ません俺は自分で分かるほどに頬から耳に
熱が走っていくえりさんは優しく微笑むと
再び言葉を紡げ始めた間に受けてるわけ
じゃない
けど私の中で大切な思い出として今も残っ
てるのよそしたらリだけじゃなくカ君とも
ここで再しちゃうじゃないもうびっくりし
てエリさんはおかしそうに笑うとコーヒー
をごっくりと飲んだ確かに俺は意思になる
ために状況したんだ地元から新幹線の距離
で離れている幼い頃に繋がりのあった3人
が地元と縁もゆかりもないところで約束も
なく再び集結する
なんて人生どれくらいの確率で叶う夢なの
だろう
俺は想像もしていなかった話に言葉を失っ
ていたしかし心は温かく穏やかな温度が
広がって
いる俺はでもねカト君春に降った突然の
雪エリさんの冷たい瞳が俺を指したんだ私
の着替えを見て態度を変えたカイト君が嫌
だっ
た突然私をよく見てくるようになった
嫌だったエリさんは無言で立ち上がると
伝票を持って会計し先に出ていってしまっ
た
え
何俺はエリさんの表編ぶりにびっくりして
言葉を失いア然としてい
た次の日は土曜日だった俺はリを家の近く
のカフェに
呼び出す先輩からプライベートで誘って
くれたの初めてじゃないすか
合コンなら任せてくださいよリクのいつも
の笑顔に俺は少し癒されながらも担当直入
に聞くエリさんと兄弟なんだって
ああリクは一瞬びっっくりしたように
固まっていたがふっ安心したように表情を
溶かした姉ちゃんに聞いたんすか
ああそっ
か姉ちゃんの男嫌いも治るきざしが見えた
かな嬉しそうに満面の笑を浮かべるリクに
俺は昨日カフェで言われたことを話すリク
は苦笑いしながら聞いていたが少し真面目
な顔をして話し始めた姉ちゃんあの外見だ
から男性に嫌な思いさせられること多いん
です相手の勝手な思い込みからストーカー
も何回かあったしすっかり男性不信になっ
ちゃって彼氏も作らないし多分結婚願望も
ないと思いますリクはアスティを一気に
飲み干すと結婚が全てじゃないですけどと
前置きし先輩が姉ちゃんに惚れたって聞い
て先輩なら姉ちゃんのこと大事にして
くれると思ったんですしかも幼馴染みだ
なんて運命感じちゃうじゃないですかリク
には珍しく少しはにかんだ言い方で笑うだ
から勝負仕掛けたり煽ってきたのかそう
です俺はのを聞きながらも腑に落ちない
ところがあった昨日のエリさんのステ
セリフだそれは本人に聞いてみるといいか
もしれないですねリクは俺が止める間も
なくエリさんに電話をかけていた電話の
向こうで彼女がごねているのが分かる
大丈夫だっってガイトさんも怒ってるわけ
じゃないしうんそうじゃあ神大駅前の
カフェにいるからうん待ってる
を切ると姉ちゃん来るってと犬のような瞳
でリクが笑っ
たしばらくしてえりさんが本当にやってき
てくれた座って
いいえりさんはそっと俺の隣の椅子に
腰かける白いトップスにデニムのパンツ
カジュアルなのに綺麗に着こなしている
エリさんに俺の鼓動は早くなった先輩が
姉ちゃんの昨日の言葉でずっと悩んでるん
だって
ああ初めて見る兄弟の距離感に不思議な
懐かしさを感じながらも俺はそっと頷いた
カイト君私の着替え見たことあるじゃない
えあはいございますあその説はあの後から
カト君態度変わったよね私をじっと見てき
たり曲で2人っきりになろうとしたりやが
近くにいたりなんかそういうの気にな
るっていうかカト君らしくないっていうか
しかも写真見て初恋の相手だとかあんな
ふざけた言い方俺もリクも口を挟む
タイミングを探すように目を動かしている
が病院では見られないほどのマシンガン
トークに男2人は会えなく撃沈だひたすら
話し続けるエリさんを止めるには
ぶった切るしかなかったエリさん
自分の言葉をぶった切られたエリさんは
軽減な顔で俺を見ていた誤解させたら
申し訳ないですでもあの日見たエリさんの
着替えている姿は本当に綺麗でした絵画
じゃないかと思ったほどですリクがおと
いう顔で俺を見ているのを視界の端で捉え
た確かにあの後俺の態度は変わったかも
しれませんでも下心があったわけじゃあり
ませんあの
瞬間エリさんを愛しいと思ったからです
えエリさんが好きなん
ですしかしえりさんの表情は硬いどうせ体
とか見た目が目的なんでしょねちゃん俺は
そっと陸を止めたエリさんの見た目が綺麗
だとかスタイルが素敵だとかもちろん俺も
そう思っていますエリさんの瞳が揺れて
いるエリさんが今まで男性から受けた傷が
どれほどのものか想像もできませんでも俺
はエリさんが胸に残した父の手術の後も
込みで綺麗な天使だと感じまし
たすと空気が固まったのが分かるエリさん
の瞳が色を失っていたから
だ彼女の胸元にコーヒーをこぼし上の服を
脱いでいた
時くっきりと大きな傷跡が彼女の体を縦に
走っていたのを見た仮にも意だ俺はそれが
手術の後だということはすぐに分かったん
だ俺はその傷もえりさんが必死に生きた証
だと思って抱きしめたいと思いました少し
の沈黙の後エリさんの瞳からボタボタと涙
が溢れたパカうん迎えに来るの遅かったん
じゃない迷っちゃっ
て俺はゆっくり両手を広げるえりさんは
ふっ笑をこぼすと
そっと俺に身を委ねてくれた私もカイト君
が好きなのでも昔のカト君じゃないよ今の
カト
君一生懸命な姿
が好き
ですふと気づくとリクはカフェからそっと
姿を消してい
たあいつほ時気が
聞く
でしょ自慢の弟よクスクス笑うえりさんと
俺はそっと体温を重ね合わせお互いの
気持ちを確認し合っ
た今日もご成長ありがとうございます今回
のお話が感動した面白かったと思って
いただけたら高評価チャンネル登録を
よろしくお願いします
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