「エビデンスが重要という証拠はない」エビデンス至上主義の“落とし穴”とは?(高島宗一郎、中室牧子、成田悠輔、宮田裕章) TheUPDATE

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17 Jul 202415:37

Summary

TLDRエビデンスの重要性についての議論では、政策や意思決定におけるエビデンスの役割を強調しつつも、その限界や誤解についても触れられています。特に、エビデンスが必ずしも正しい結果をもたらすわけではないことや、エビデンス自体を盲信することの危険性について議論されています。政策決定においては、エビデンスだけでなく、経験や感覚も重要であり、バランスの取れたアプローチが求められることが強調されています。

Takeaways

  • 🔍 エビデンスは重要な役割を果たしているが、盲目的に信じるのではなく、何をもたらすかを考えることが大切。
  • 📊 エビデンスに基づく意思決定は重要だが、全ての状況で最高レベルのエビデンスを待つことは効率的ではない。
  • 🚫 過去の失敗した戦略から学び、エビデンスに基づいて新たな戦略を立てることが必要。
  • 🚭 喫煙に関する健康影響についてのエビデンスは明確であるが、未成年の喫煙率を下げる戦略が失敗する例もある。
  • 🤔 エビデンスは科学者たちが仮説を検証するツールであり、時には自分の仮説が反論されることもある。
  • 😕 ゴミエビデンスも存在するため、エビデンスそのものに基づいて判断を下すわけではない。
  • 👶 社会全体の政策パッケージではなく、個人に合わせたリソースの配分が必要とされている。
  • 📈 マイナンバーシステムなど、個人別のデータを使って貧困リスクを特定し、より効果的な対策が考えられる。
  • 🏥 医療分野では、エビデンスに基づく判断が欠かせないが、全ての患者に同じリソースを提供するわけではない。
  • 🧐 エビデンスは政策や戦略の選択肢の一つであり、他の要素とバランスをとって使用する必要がある。
  • 🏅 スケアードストレートプログラムの失敗から、エビデンスが常に正しいとは限らないことを学ぶ。

Q & A

  • エビデンスが重要な理由は何ですか?

    -エビデンスは物事を客観的に判断するために必要な根拠であり、政治家や専門家が物事を決定する際に、感情や経験に基づく判断よりも科学的根拠に基づいた判断を促します。

  • エビデンスを作らないとどうなりますか?

    -エビデンスを作らない場合、説得力のある根拠に基づいた意思決定が困難になり、結果として適切な政策や対策が取られず、社会全体の利益に反する可能性があります。

  • エビデンスに基づく意思決定が社会に与える影響とは?

    -エビデンスに基づく意思決定は、より良い社会を実現するための重要なステップであり、科学的根拠に基づいて問題を解決することで、社会全体の福祉を高めることにつながります。

  • エビデンスがないとなぜ疑いが生じるのか?

    -エビデンスがない場合、人々は物事を判断する際に不確実性に直面し、不信感や疑いが生じる可能性があります。これは政治家や専門家の信頼性に疑問を投げかけることにもつながります。

  • エビデンスをどのように選んでいくかの戦略は重要ですか?

    -はい、適切なエビデンスを選択することは、問題解決に向けた戦略の成功に大きく影響します。ゴミエビデンスや誤ったエビデンスを選択すると、適切な対策や政策が失敗する可能性があります。

  • 「スケアードストレート」プログラムとは何ですか?

    -「スケアードストレート」プログラムは、不良少年たちを刑務所に連れて行って彼らを怖がらせるという方法を用いた教育プログラムです。しかし、実際にはこのプログラムが効果的でなかったり、逆効果だった場合もあります。

  • 統計的なエビデンスとエピソードの違いは何ですか?

    -統計的なエビデンスは、大量のデータをもとに分析され、一般化できる結果を提供します。一方、エピソードは個別の事例であり、一般化することができないことがあります。

  • エビデンスを評価する際のポイントは何ですか?

    -エビデンスを評価する際は、その信頼性、関連性、統計的な有効性、そして結果の再現性などを考慮する必要があります。また、エビデンスのランクも重要で、高いランクのエビデンスはより信頼性が高く評価されます。

  • エビデンスに基づく政策の欠点は何ですか?

    -エビデンスに基づく政策は、時間がかかることや、特定の状況や文脈に適していない場合があることが欠点です。また、すべての状況に対してエビデンスが存在しない場合もあります。

  • エビデンスがないとどのようなリスクがありますか?

    -エビデンスがないと、意思決定が適切でなく、無駄なリソースの投入や不適切な対策が行われ、最終的には社会全体の利益を損なうリスクがあります。

  • エビデンスを活用する際の注意点はありますか?

    -エビデンスを活用する際は、常に目的や目標をはっきりとし、様々なタイプのエビデンスを総合的に評価し、適切なバランスを見つけることが重要です。また、エビデンスが常に正しいわけではなく、状況に応じて柔軟に対応する必要があります。

Outlines

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📊 証拠の重要性とその誤用

第1段落では、証拠の重要性が強調されています。政治家たちが物事を決定する際に、感情や経験に基づく判断よりも証拠に基づく判断が社会に良いとされています。しかし、証拠を作り出すことが説得力のある根拠となるわけではなく、証拠そのものも信頼性に欠ける場合があると指摘されています。また、証拠に基づく意思決定が重要であるとされている一方で、証拠の使い方やその戦略が問題となる例として、喫煙の健康リスクに関する政策の失敗が挙げられています。さらに、証拠に基づく政策の実施には、適切なリソースの割り当てが必要であり、個人ごとに異なるニーズに対応する必要があると述べています。

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🏅 スカアード・ストレートの誤った証拠

第2段落では、スポーツ選手の扁平足に関するエッセイを通じて証拠の誤用の問題が説明されています。多くの人が扁平足の持ち主は速い足を持つと誤解しているが、実際にはそのような関係性は薄いことが示されています。さらに、教育経済学の分野で有名な「スカアード・ストレート」という研究が取り上げられており、刑務所での体験が不良少年を改善する効果があると考えられていたが、実際には逆に犯罪に関わる確率が高まったことが明らかになっています。このエピソードは、証拠が測られているように見えても、全体の証拠と勘違いしがちであることを示しています。

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🤔 証拠の使い方とその限界

第3段落では、証拠の使い方とその限界について議論されています。証拠が重要であることは確かであり、政策や医療分野での役割が強調されていますが、証拠そのものの正確性や使い方には注意が必要であるとされています。医学の分野では、証拠のランクが存在し、最も低いランクはエキスパートオピニオン、最も高いランクは実験的手法であることが説明されています。また、証拠に基づく判断が常に最善であるとは限らず、状況に応じたバランスの取り方が必要であることが示されています。

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🎵 シンデレラの物語と専門家の誤解

第4段落では、シンデレラの物語を通じて専門家の誤解や証拠の限界が示されています。日が変わるまでに何の得力もないという状況を示唆しており、専門家の意見や証拠に頼りすぎてしまい、実際の状況を誤解してしまうリスクがあることが警告されています。音楽がバックグラウンドで流れていることから、物語のエンターテイメント性や寓話的な要素も示唆されています。

Mindmap

Keywords

💡エビデンス

「エビデンス」とは、事実や論拠を意味します。ビデオでは、政治や医療分野で意思決定の根拠としてエビデンスが重要であると強調されています。例えば、政治家が物事を決めるよりも、科学的根拠に基づいたエビデンスを用いた判断の方が社会に良い影響を与えると述べています。

💡政策

「政策」とは、政府や組織が追求する目標や方針を指します。ビデオでは、エビデンスに基づいて政策を決定することが社会の福祉に寄与すると示唆されています。政策の例として、喫煙者の割合を減らす取り組みが上げられています。

💡医療

「医療」は、健康を維持または回復するためのサービスや活動を指します。ビデオでは、医療分野でエビデンスがどのように役立つかが議論されています。例えば、効果のない治療を提供するのではなく、科学的根拠に基づいた治療を提供することが重要だとされています。

💡戦略

「戦略」とは、目標を達成するために計画的に取る手段や方法です。ビデオでは、エビデンスを適切に選び、戦略的に活用することが社会の課題を解決する上で必要であると語られています。

💡科学者

「科学者」とは、科学の分野で研究を行う専門家です。ビデオでは、科学者が自分の仮説を検証し、時には失敗にも直面する様子が触れられています。科学者の活動は、エビデンスを創出する上で欠かせない役割を果たしています。

💡効果

「効果」とは、ある行為や政策が持つ影響や結果を指します。ビデオでは、スケアードストレートプログラムの効果について議論されており、実際には期待した効果が得られなかった場合があることが指摘されています。

💡サンプルサイズ

「サンプルサイズ」とは、統計解析で使用するデータの数を表します。ビデオでは、適切なサンプルサイズを持つことが、エビデンスの信頼性を高めるために重要であることが強調されています。

💡リソース

「リソース」とは、物質的、精神的、または金融的な資源を指します。ビデオでは、リソースの優先順位付けや有効な配分が、エビデンスに基づいて行われることが求められています。

💡リスク

「リスク」とは、損失または不利益を引き起こす可能性を指します。ビデオでは、個人の貧困リスクを予測するために使用されるデータが例として挙げられています。

💡社会福祉

「社会福祉」とは、社会全体の幸福や福祉を向上させる取り組みを指します。ビデオでは、エビデンスに基づく政策が社会福祉に寄与する可能性があることが示唆されています。

💡平衡

「平衡」とは、異なる要素を均等または適切な割合で配置することです。ビデオでは、エビデンスと直感、経験などの要素をバランス良く活用することの重要性が議論されています。

Highlights

エビデンスは政治家や政策決定において重要な役割を果たしているとされ、その重要性が議論されている。

エビデンスを用いない政治家は、その説得力が低いと主張されている。

エビデンスに基づく意思決定は、社会全体の改善につながるとされている。

エビデンスが欠如する場合、政策の失敗や無効性が指摘されている。

エビデンスは科学者たちが仮説を検証する際に用いられるが、時には失敗することもある。

政策の戦略選択において、エビデンスに基づく戦略の重要性が強調されている。

喫煙に関する健康影響のエビデンスは明確であるが、未成年の喫煙率を下げる戦略が失敗した例がある。

エビデンスに基づく医療の取り組みは、常に有効であるとは限らないことが示されている。

個々のニーズに合わせた政策パッケージの提供が、時代の変化と共に求められている。

データの豊富さと個々の差異に応じたリソースの最適な割り当てが、エビデンスに基づいて行われることが望ましい。

医療分野におけるリソースの優先順位付けと、その重要性についての議論が行われている。

エビデンスが持つ説得力と、社会全体の政策パッケージの提供に対する影響について触れられている。

スケアードストレートプログラムの効果と、エビデンスに基づく政策の限界について議論されている。

統計的サンプルサイズの設計と、エビデンスの正確な計測の重要性が強調されている。

エビデンスに基づく政策の取り組みが、社会の改善につながるべきだと示唆されている。

エビデンスが持つ価値と、政策や医療分野での適切なバランスの取り方についての議論が行われている。

エビデンスに基づく意思決定の重要性と、その適用範囲についての考察が示されている。

Transcripts

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エビデンスが重要だっっていうエビデンス

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見たことありますか制作とかでエビデンス

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を使わないといけないうんおじいちゃんの

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政治家たちの声の大きさとそれから感と

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経験と理外に負けてはいけないみたいな

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ことよく言うじゃないですかおじいちゃん

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の政治家たちが物事を決めるよりも

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エビデンスで物事を決めた方が世の中良く

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なりますっていうエビデンスを作らないと

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うん説得力ないと思うんですよなのでその

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政治家のおじさんたちを疑うのと同じ

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ぐらいエビデンスが大事だ大事だって

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エビデンスおじさんエビデンスおばさん

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みたいな人たも疑わないといけないんじゃ

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ないかな私はここは成田さんと意見が

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ちょっと違うんですけれどやっぱり

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エビデンスに基づいて意思決定をすると

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いうことが大事だと思いますままず

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申し上げたいのはその中村先生っていう方

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は日本で1番エビデンス理研を握っ

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てらっしゃる出た

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エビデンスがあの常に重要かっていうと必

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もそうじゃないとでエビデンスっていう

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言葉入りつつあるというのか皆うんさん

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ここ今回のアップデートの議題になり

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ぐらいなので一般化してきたんですが

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エビデンスとついたからって安心なわけ

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じゃないですよねうんゴミエビデンスも

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いっぱいあるわけですゴミエビデンで科学

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者はまあの自分のものが大事だと思い

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ながらその仮説を戦わせてるんですけども

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ま残念ながら負けるものもいっぱいある

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わけですねうんでまそういう中でじゃあ何

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を選び取っていくかっていうこの戦略が

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必要なんですねでま例えばま日本が対策

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っていうのを続けてきてるんですがん番

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最初の頃にあった戦略はあの結構なものが

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失敗したんですよねでそれ何かというと

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例えばま喫煙ですよねで喫煙の健康に

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対するま影響ってのはまエビデンスがあっ

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たんですが戦略を立てる段階で未成年の

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喫煙率を下げるって謎のこ戦略だから重要

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な部分にリーチしない戦略それどんだけ何

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をやっても効果がないわけですよねで

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あるいは一方で献身というものが常にあの

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有効かっていうと必もそうじゃないええ

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じゃないもあったりなかったりするので

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有効じゃないものどんだけ進めてもですね

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それやっぱりあのま価値がないわけですね

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だからエビデンスていうものをこうただ

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信じるっていうことではなくてそれが一体

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何をもたらすのかってことをこう考えなく

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ていけないうんでさらにはま先ほど高島

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さんおっしゃってたま社会全体が1つの

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政策パッケージでみんながあの平均的な

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ものを受けるって時代終わったわけなです

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うんつつあるというのかもそれしかでき

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なかったんです今まではデータがなかった

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情報量があの十分じゃなかったでもこれ

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からは1人1人違うまそれこそ一律に配っ

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たところで必要のない人もいっぱいいる

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けれどもなんかもうその1個1個に

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合わせるとどんだけお金がかかるんだって

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話なんですがま例えば今色々まあの中野

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かかってるマイナンバーですけどもあの

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例えばあの出世時の体重とか検診データっ

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てあるわけですよねでそれによって

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1人1人こうあの貧困のリスクが違うのが

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見えてくる可能性があるとでそうすると

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同じバジェットでもあのいわゆるこう危機

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をあのま大きな不幸を防ぐような使い方が

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できるんですよねこのリソース

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アロケーションのあの仕方そのものもこの

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エビデンスに基づいて変えていくことが

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できる全力をこうより上手に組むためには

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守護は誰になるんですかねそうそれぞれの

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期ですかそうままずはやはりそう例えば

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政策であればあのその益者であったりま

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あの医療であればま患者っていう立場なん

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ですがただじゃ患者のために全ての

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リソースを避けるかっていうとやっぱり

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こうあのお金もリソースも無限じゃないの

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で優先順位をつつける時ま特に医療なんか

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はあの緊急の患者さんがいて災害が起こっ

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てどの命を救うべきなのかすく残念ながら

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たくさんあのリソースを使っても救えない

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命っていうのはどうしてもやっぱ先に回さ

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なくちゃいけないことあるわけですねもう

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その答えがないうんけもあの優先順位を

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つけなくちゃどうしてもいけないっていう

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のがま実は見えないようでいても世界には

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たくさんある中でうんじゃあ何に基づいて

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決めるのかと偉い人の声なのかとかですね

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あのま今まで色々な決め方があったんです

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けどエビデンスというまあのまエビデンス

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がついに正しいわけじゃないんですが

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フェアにものを見てあの多くの人たちが

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納得できるようなま方法まそれがま科学の

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1つの言い換なんですけどもまそういった

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あのまいかに公平に見れるかどうかみたい

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なところの中でま医療は判断していくって

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いうところですね優先順付けの中でまあの

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使っていくま戦略が必要だけどもただ重要

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じゃないものもいっぱいありますよって

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いうそれをま見極めていかないからふに

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なってくるところね重要じゃ難しいあ

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るっての村さんはいそうなんですよこの中

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でもとここれが一番よくわかんないと

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これはですね私の飲み友達にたせ第3って

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いう人がいらっしゃいまして彼あの私の

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飲み友達をやる前はオリンピックに出てた

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んですけれどもあのハードル選手だったん

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ですねそんなに選手をかけて飲み

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友達でまその彼がね書いたエッセーにこの

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トップ選手の扁平則っていうエッセーが

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あるんですよこれ非常に面白いなと思って

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私読みましてであの北京5人で銀メダルを

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取った末慎吾さんっていうあの陸上選手が

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扁平なんだそうですうんでそれを見ると

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多くの人は扁平則の人は足が早いのかと

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思っちゃうてでそれはなぜかというと

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うんうんそのうまくいった時に生じた

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出来事っていうのは名神になりやすいんだ

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となんだけれど実際にゴリ選手のその統計

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を取ってみると扁平則の人なんてほぼい

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ないでも西さんが偶然銀メダルを取ってま

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あの実力があって銀メダルを取るとま足の

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早い人は実は扁平則なんじゃないかって

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いう風に信じる人がいるっていう話なん

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ですよねうんでこの手の話は実は結構現実

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にも起こっていて教育経済学の分野で非常

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に有名になった研究にスケアード

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ストレートていう話があるんですでこれは

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不良少年たちを構成させるために刑務所に

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連れて行くとでそうするとその刑務所の

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現実を見て構成するだろうっていう風な

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期待を持って彼らを連れてたわけですねで

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スケアドっての怖がらせるってストレー

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トっての真っすぐにするっていう意味でで

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それを1970年代にドキュメンタリー

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映画がその模様を取ってたんですうんに

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10年間ずっとその人たちをこの不良少年

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たちがどうなったかってのを追いかけ

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続けると彼らは10年後にはまともな大人

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になってたとなので刑務所に不良少年を

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刑務所に連れて行くと彼らが構成するんで

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はないかということでそれを州の

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プログラムにしたり政府のプログラムにし

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たりしてもう全米でスケアードストレー

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トっていうプログラムが流行ったんですよ

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ねでもある時その本当にスケアード

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ストレートの効果なんだろうかっていう風

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に思ったま心理学者がいてていうのは

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やっぱり大人になるとみんな別がついて

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くるじゃないですかうん

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うんレプラを受ける人たちと受けない人た

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てのランダムに分けてでその後の様子を見

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てみると実はスケアードストレート

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プログラムに行ってた少年たちの方が犯罪

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に関わる確率が高かったということが

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分かったんですでこれはやっぱ衝撃の結果

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でまある意味税金を使ってま子供たちを

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犯罪者にする犯罪になれちゃったちゃった

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あのデータを取るにもっと母数が多ければ

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その分かったことなのかそもそもそれは

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計測すべきものではそれはいい質問なん

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ですけどおそらく大事なのは対象群を取ら

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なかったということですねそのスケアード

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ストレートを受けた子供たちだけを

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トラックダウンしていくとま大人になる

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プロセスでみんな分別がついていくのでま

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多くの人たちはちゃんとまともな大人に

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なりますこれうんスケアードストレートの

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効果ではないんですよねで対象軍を

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ちゃんと取ってスケアードストレートの

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プログラムを受けない子たちがどうなって

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いるかっていうのを見るとですねやはり

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スケアードストレート受けてた子たちより

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ももっともっとみんなまともになっている

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ということなんだと思いますこれでもだ

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からそのエピソードとエビデンスといえば

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エビデンス確かに測ってるように見えて

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そのそのそれをちゃんと計測できなかった

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ただのエピソード思わず全体のその

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エビデンスと勘違いしちゃうていうこれも

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政ではよくる

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じゃよく起こることじゃないこれ100人

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取ったから1万人取ったから10万人1億

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人ってあるんですかねいやえっとこれは

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ですねあの統計的にあのその見たい効果に

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対してどういうサンプルサイズを設計する

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のがあのフェアなのかっていう議論がある

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んです大きくなってくると優位さが出

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ちゃうんでちょっとしたさでもうんうんで

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そうするとやっぱりこのこのいわゆる

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プログラムによる効果がどれぐらいなの

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かってことを想定した上で数を決めなきゃ

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いけないもちろんそれが何がいいのかって

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いう理論自体も研究者が色々積み上げて

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いやいやこれがあるぞとかってある時定説

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が覆たりもするんですけどもでも今回のま

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今のプログラムだとま対象群がないって

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いうのとでバイアスがいっぱいあるわけ

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ですよねそのプログラムに受けただけじゃ

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なくてみんなの注目を受けながら成長する

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とかっていうところが多分大きな影響を

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及ぼしていてそこ全然あのコントロール

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できてなかったとかですねやっぱりその

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デザインそのも考えてうんとまエビデンス

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ていうを借りたま社会をめ情にな僕

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ドキュメント見ましたけどもあの数人は

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本当に回心してましたよねだからその数人

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にとっては最高のエビデンスなんですよね

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でもそれが大きくなってくるとそれがまた

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また歪んでくるとすげえ僕だずっと

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エビデンスって何なんだろうて70億人

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飛んなきゃ意味ないなとかうからもう

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なんかそうなってくるのかなとかバランス

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なのかなっていうだからこそ成田さんが

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もうそんなの意味ねよ重要じゃないって

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書いてますよいやというかこの問題設定が

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間違ってるんだろうなと思う

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いうのはんで今エビデンスが重要かていう

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ともうエビデンスが重要であることが

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当たり前であるかのようなあ口はいじゃ

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ないですかはいだけどエビデンスが重要

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だっっていうエビデンス見たことあります

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かエビデンスが重要だエビデンスまそれに

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関してはないですけどいやよくその政策と

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かでエビデンスを使わないといけないあお

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じいちゃんの政治家たちの声の大きさと

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それから感と経験と理外に負けてはいけ

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ないみたいなことよく言うじゃないですか

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もしそういうに言うんだうんとしたらお

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じいちゃんの政治家たちが物事を決める

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よりもエビデンスで物事を決めた方が

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世の中良くなりますっていうエビデンスを

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作らないとうんうん説得力ないと思うん

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ですようんうんうんで僕はいっつもこの手

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の議論で不思議だなと思うのはそういう

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エビデンスを見たことがないっていうこと

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なんですよねつまりエビデンスを導入した

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ことによって政策が良くなりました人々の

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幸福度が上がりましたっていうエビデンス

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を見たことがないとうんうんうんなので

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その政治家のおじさんたちを疑うのと同じ

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ぐらいそエビデンスが大事だ大事だっって

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言ってるエビデンスおじさんエビデンス

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おばさんみたいな人たちも疑わないといけ

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ないんじゃないかなあさんのおっしゃっ

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てることもある正論なのでで例えばま医学

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なんかどうしてるかっていうとあの待てる

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あの治療ですよねまあのさっき言った

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例えばあの救急の場面においてもちろん

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エビデンス叩き込む必要あるんですよあの

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であの全く効かない薬みたいなのをこう

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初行して医療をやってくと多くの命があの

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はいじゃ常にこう最高レベルのエビデンス

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をまってやり続けるのがいいのかていうと

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それがやっぱ効率的でない場面もあるわけ

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ですよねうんうんだからそのあの

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エビデンスまこれがだから戦略の話に

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繋がってくると思うんですけどエビデンス

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そのものをまとってれば正解かというと

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そうではないし場面によってどういう

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バランスで使うのかっていうのはやっぱ常

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に求められるわけですねこれから結局その

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プラスのことするだけではなくって今より

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も例えばサービスを落とさなければいけ

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ない時だとかこういう時の説得材料として

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はそのエビデンスっていうのは1つの手法

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として使えるっていう説得材料としてです

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ねこれがもちろんだからあの絶対ではない

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けれどもあの大事というかこういったもの

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を使ってやっぱ皆さんを説得しながらだ

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からこうするんですよの1つの材料として

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は強いものがあるなとは思うんですよね

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うんうんなのでさっきの社会保障の話で

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あればそもそもエビデンスが重要重要でな

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いって話の前にその社会保障と政策うん

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通じて達成したい目的が何なのかってこと

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はっきりさせることが一番大事だと思うん

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ですよでそのためにエビデンスも勘もから

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人間の馬車馬のような努力もあの使える

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ものは全部使って1番いい結果を達成

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できればそれでいいわけじゃないですかな

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ので何の問題のどういう目的を議論してる

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のかっていうことがまず大事でうんでその

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ためにエビデンスと呼ばれるものがこれ

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までのやり方と比べてどれだけの付加価値

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を生み出せるのかっていう議論をする方が

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大事な確かに社会保障を守っていくことが

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どんだけエビデンがあるかいやでもそれ

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すごい思いますなんか今あるものを守る

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ためにエビデンスを探してる感じがするん

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ですよまあのあともう1つはエビデンスが

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やっぱ金貨極絶対正義じゃないんですね今

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成ささんお話ししたような何かを達成する

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ためにどういうエビデンスが必要なのかで

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エビデンスの中にもま例えば医学には

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ランクあるんですよね1番あのレベルの

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低いエビデンスはエキスパートオピニオン

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です専門家が専門家がそう言って

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るってのは1番低ランクですはいで1番高

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ラクっていうのはこう実験的手法っていう

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まさっき中村さんおっしゃったような比較

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軍がいないといけないとでも比較軍って

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あの2位に設定するよりはもう無作意に人

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が潜入感があの入らないように割り付け

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ような比較君で検討したでもそれもあの

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さっきおっしゃったようにたまたま間違っ

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てるかもしれないわけじゃないですでそう

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いう分母をその研究で多くするんじゃなく

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て色々なタイプの研究を集積してレビュー

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をしたものがま例えば1番上ですでもここ

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を使うのはものすごく時間がかかるし医学

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でここまで使えるケースってのもま

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たくさんあるわけじゃないわけですよねだ

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からもうあのまだ例えばコロナがやってき

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たみたいな時にこれを待ってたらもう人が

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ボコボコ死んでくわけですよねでまあの

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その前にじゃあこのまだ軽いエビデンス

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あるいは環境の中で取れるマなものって

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いうものを探した上でじゃあどういう対策

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を探していくのかっていうこううんのこの

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達成すべき社会的な目的なのかあるいは

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人々のウェルビングなのかっていうところ

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から感した上でなどういうデータをどれ

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ぐらいの時間で集めるかっていうそこを

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やっぱ常に戦略設計あいうにデータから

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思想に入りましたねでもまさにそうですよ

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ね重要だっていうのはま思想ですからねで

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もやっぱり僕らみたいなもうバカな連中は

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例えば東大の人が言ってましたつとへえっ

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ていうしどこまでがじゃそのエビデンスを

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えどうのこうのってまさにさん言うみたい

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にそやっちゃってると絶対すると危ない

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ですよねそうですなのであのエビデンス

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理研みたいなのがある次行った次次行った

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もうこの流れ今日さんケツがあるんですか

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前半で2枚目本かなんかシンデレラなんで

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日が変わるまでに

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はどういうことなんです何の得力もないよ

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専門地っていうのをエテし

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てあ

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