1-2 日本人にとってのインド/インドにおける仏教誕生の歴史的背景(音声のみ)

Yoshiko OKAMOTO
27 Jul 202118:46

Summary

TLDRこの動画では、古代から近代にかけての日本人がインドをどのように見ていたかについて説明しています。仏教の伝来経路やインドの位置づけ、古代インドの世界観や須弥山の概念、日本、中国、インドの三国の関係が述べられています。また、インドにおける仏教誕生の背景や輪廻思想、カースト制度の成り立ちについても触れ、インドの社会的・宗教的な構造を詳しく解説しています。次回は仏教の開祖ゴータマ・ブッダの思想について語られる予定です。

Takeaways

  • 📜 近代以前の日本人はインドを仏教発祥の地として神聖視していた。
  • 🌍 仏教はインドから直接伝来したわけではなく、中国や朝鮮半島を経由して日本に伝わった。
  • 🧘‍♂️ 日本の僧侶は主に中国で仏教を学び、インドに渡った僧侶は近代以前にはいなかった。
  • 🗻 須弥山という古代インドの世界図が、仏教の世界観に影響を与えた。
  • 🔶 須弥山の四方にある四大洲の一つである「閻浮提」が人間界を指し、その形はインド亜大陸に似ている。
  • 📚 平安時代の日本では、仏教説話集の中で三国(インド、中国、日本)という概念が登場した。
  • 🛤 仏教の伝来経路は、インド(天竺)から中国(清譚)を経て日本に伝わったとされている。
  • 🇯🇵 古代日本人は、自国をインドに比べて辺境で文化の遅れた国として認識していた。
  • ⚖ インドの輪廻思想は、カースト制度と密接に結びつき、社会的な身分秩序を正当化していた。
  • 🕉 バラモン教はアーリア人が作り上げた宗教で、ヒンズー教の基礎となり、解脱を目指す思想を持っていた。

Q & A

  • 日本に仏教が伝わった経路はどのようなものでしたか?

    -仏教はインドから直接ではなく、中国や朝鮮半島を経由して6世紀に日本に伝わりました。日本人の仏教僧は主に中国で仏教を学び、インドに直接行くことはありませんでした。

  • 奈良時代にインド人僧侶が日本に来たのはどのような状況でしたか?

    -奈良時代に東大寺の大仏の開眼供養の際、中国にいたインド人僧侶が日本に来たことがありました。しかし、これはインドから直接来たわけではなく、中国から渡ってきたインド人でした。

  • 古代日本人にとってインドはどのような存在でしたか?

    -古代日本人にとってインドは仏教の発祥地であり、釈迦が生まれた神聖な土地と見なされていました。日本よりも神聖な場所として、想像上の崇高な土地という認識がありました。

  • 須弥山図とは何ですか?

    -須弥山図は古代インドの世界観を表す図で、世界の中心に須弥山という山があり、その周囲に四大州(4つの島)が存在するとされていました。人間が住んでいるのはその一つの島、閻浮提(南閻浮提)です。

  • 『今昔物語集』で三国とは何を指していますか?

    -『今昔物語集』で三国はインド、中国、日本を指しています。これは仏教の伝来経路を表し、仏教がインドで生まれ、中国を経て日本に伝わったことを示しています。

  • 輪廻思想とは何ですか?

    -輪廻思想とは、肉体が死んでも魂は再生を繰り返すという思想です。行い(カルマ)が積み重なり、良い行いを積めば良い来世、悪い行いを積むと悪い来世を迎えるとされています。

  • バラモン教の解脱とは何ですか?

    -解脱とは、輪廻のサイクルから抜け出して魂が平安の境地に至ることを指します。バラモン教では、特にバラモン階級の人々がこの解脱を目指して修行を行いました。

  • カースト制度と輪廻思想の関係は何ですか?

    -カースト制度(ヴァルナ)は、輪廻思想と密接に結びついており、現世で上位カーストに生まれるのは前世で良い行いをしたからとされ、下位カーストや不可触民は悪い行いの結果とされていました。

  • ジャーティとは何ですか?

    -ジャーティは、インドの伝統的な職業別コミュニティを指し、例えば洗濯屋や大工など職業によって細かく分けられます。インドでは結婚なども基本的に同じジャーティ内で行われます。

  • 仏教誕生の背景にはどのような社会的要因がありましたか?

    -仏教誕生の背景には、輪廻思想の広がりによる生死の苦しみがありました。人々は輪廻からの解脱を目指し、悟りを開こうとする中で、ゴータマ・ブッダが現れ、仏教が生まれることとなりました。

Outlines

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📜 日本人のインド観:仏教伝来前の視点

日本人がインドを仏教発祥の地として神聖視していた様子について述べられています。6世紀に仏教が中国や朝鮮半島を経由して日本に伝来し、当時の日本人僧侶はインドに行くことはなく、中国で仏教を学ぶことが一般的でした。奈良時代には、中国にいたインド人僧が日本に訪れたこともありましたが、日本人にとってインドは仏教の聖地として捉えられていました。また、須弥山という古代インドの世界観が仏教伝来とともに日本にも伝わり、日本人の世界観に影響を与えました。

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🌍 三国の概念と日本の位置付け

平安時代には仏教説話集が書かれ、日本、中国、インドを三国と見なし、仏教伝来の経路が記述されました。インドが天竺として神聖視され、中国がその東に位置し、日本はその北東の海にある小さな島国として捉えられていました。日本は仏教文化の遅れた国と見なされ、自己認識が低く、インドを仏教の先進国として理想化していました。この時代の日本人は、日本を「泡を散らした国」として小さく捉え、仏教的に未熟な国と感じていました。

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🧘‍♂️ インドの輪廻思想とバラモン教の発展

インダス文明からアーリア人による支配が進む中、インドではバラモン教が発展しました。バラモン教はベーダを基にしており、輪廻思想を核に持つ宗教です。輪廻は死後も魂が再生を繰り返すという思想であり、業(カルマ)が生まれ変わりに影響を与えるとされていました。バラモン教徒は解脱、つまり輪廻のサイクルから抜け出すことを目指して修行を行いました。

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🏔️ 輪廻思想とインドの社会構造

輪廻思想はインドの社会秩序を正当化する要因となり、特にカースト制度と深く結びついていました。バラモン階級が最高位に位置し、輪廻からの解脱が可能なのは基本的にバラモン階級の人々に限られていました。インドのカースト制度はヴァルナ(色)という概念に基づいており、さらに職業別のコミュニティであるジャーティによって細分化されています。この複雑な社会構造が宗教思想と融合し、インドの階層社会を固定化する役割を担っていました。

Mindmap

Keywords

💡仏教

仏教とは、紀元前5世紀頃にインドで生まれた宗教で、ゴータマ・ブッダによって開かれた。輪廻転生や悟り、解脱をテーマとし、生老病死などの苦しみから解放されることを目指す。日本には6世紀に中国や朝鮮半島を経由して伝わり、奈良時代に一度だけインド人僧侶が訪れたことがあるとされる。

💡須弥山図

須弥山図(しゅみせんず)は、仏教における宇宙観を示す古代インドの世界図で、須弥山という世界の中心にある大きな山を中心に描かれる。東西南北に四大洲と呼ばれる4つの大きな島があり、その中で人間が住んでいるのは南閻浮提(なんえんぶだい)という逆三角形の形をした島である。これはインド亜大陸の形と一致しているとされ、日本にも仏教伝来と共に伝わった。

💡輪廻思想

輪廻思想(りんねしそう)は、魂が肉体の死後も生まれ変わりを繰り返すという考え方で、インド思想の基本にある概念。アーリア人がもたらした思想とされ、バラモン教や仏教の中心的な教えとなっている。この思想では、現世での行い(カルマ)が来世の運命を決定づけるとされ、身分秩序を正当化する理論としても用いられた。

💡三国

三国(さんごく)は、古代日本において仏教伝来の経路を示す際に使われた概念で、インド(天竺)、中国(震旦)、日本(本朝)の三つの国を指す。日本にとってインドは仏教の発祥地であり、非常に神聖で広大な土地と見なされていた一方、日本は辺境のちっぽけな国と認識されていた。

💡バラモン教

バラモン教は、古代インドにおいてアーリア人が創始した宗教で、ヴェーダと呼ばれる聖典を拠り所とする。輪廻思想と解脱を中心とした宗教であり、後にインド各地の土着信仰と融合してヒンドゥー教へと発展した。バラモン階級は、アーリア人の特権階級であり、輪廻からの解脱が可能なのは基本的にバラモン階級の人々だけとされていた。

💡解脱

解脱(げだつ)は、輪廻のサイクルから脱し、魂が平安の境地に至ることを意味する。仏教やバラモン教で重視される概念であり、苦しい輪廻転生からの解放を目指す行為とされる。仏教では、悟りを開いて解脱を目指す修行が重要視されるが、バラモン教では主にバラモン階級の者だけが解脱を目指せるとされた。

💡ヴァルナ(カースト)

ヴァルナは、古代インドにおける社会的身分制度で、職業や階級に応じて4つの階層に分けられる。最上位はバラモン(司祭階級)、次にクシャトリヤ(王族・武士階級)、ヴァイシャ(商人・庶民)、シュードラ(農民・労働者)と続き、さらにアウトカースト(不可触民)が存在する。この身分制度は、輪廻思想と結びつき、現世での階級は前世での行いの結果とされた。

💡ジャーティ

ジャーティは、インド社会における伝統的な職業別コミュニティのことで、各ヴァルナ内でも細かく分かれた集団を指す。インド全土で2000から3000のジャーティがあるとされ、地方によってその特色が異なる。結婚や職業選択は基本的にジャーティ内で行われることが多く、身分差別を生む要因となっている。

💡天竺

天竺(てんじく)は、日本において仏教伝来の源とされるインドの別称であり、仏教発祥の神聖な土地と見なされていた。古代の日本人は天竺を非常に神聖視し、仏教僧が学ぶべき場所として想像されていたが、実際にインドに渡る僧侶はおらず、多くは中国で学んだ仏教を通じてインドを知った。

💡インダス文明

インダス文明は、インド亜大陸北西部に栄えた古代文明で、世界四大文明の一つとされる。ドラヴィダ族によって築かれたとされ、紀元前1500年頃にアーリア人の侵入によって滅亡した。この文明の滅亡後、アーリア人が北インドに定住し、バラモン教を基礎とした社会制度が築かれた。

Highlights

日本人はインドをどのように見ていたかについて説明する

6世紀に仏教が日本に伝来し、中国や朝鮮半島を経由した

日本人の仏教僧は中国へ留学し、インドへは行かなかった

奈良時代に一度だけインド人僧侶が日本に来たが、中国にいた者が訪れた

インドは仏教の発祥の地として神聖な土地と見なされていた

須弥山図は古代インドの世界観を表す

人間が住む世界は須弥山の周りの4つの島の一つ

インド亜大陸の形は逆三角形である

日本はインドの北東の海に小さな島と位置づけられていた

インドは仏教の先進地域として非常に大きな土地と思われていた

日本は文化が遅れている国と自覚されていた

インドにはインダス文明があり、紀元前1500年にはアーリア人が進出した

アーリア人が支配し、彼らの宗教がバラモン教となり、後にヒンズー教に発展

輪廻思想は肉体が死んでも魂が再生を繰り返す

行いの積み重ねは来世に持ち越され、良い行いは良い来世をもたらす

バラモン教は輪廻から脱出する解脱を目指していた

社会秩序はヴァルナーという身分秩序に分けられており、輪廻思想と結びついている

ヴァルナーの秩序は現世の身分を正当化する理論になっている

インドには伝統的な職業別のコミュニティー、ジャアティが存在する

社会はカーストという身分秩序と細分化されている

ゴータマブッダは輪廻思想に対処する方法を提唱し、仏教が生まれた

Transcripts

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はいでは次は音声だけになりますので画面は真っ暗で何も写っていません

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いじめを見ながら聴いてください

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レジメにページ大きい2番

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日本人にとってのインドというところです

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a ここではですね近代以前の日本人がインドをどう見ていたかということを簡単に

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説明していきます

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日本に仏教が伝来したのは6世紀といわれているんですね

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a

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インドから直接来たわけじゃなくて中国や朝鮮半島経由しているわけですね

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であの日本人の仏教僧が留学すると言ったらですねだいたいみんな中国に行くわけです

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中国の都市部に行くわけです

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インドまで渡った日本人送料というのは近代以前はいませんでした

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でもっぱらね中国であの感じに訳された仏教を学ぶということになっていたわけです

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でリンド人が日本に来た機会というのはですね実はあの奈良時代に一度だけ会ったん

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ですね

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a

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奈良の東大寺の大仏の開眼供養するときにインド人僧侶が来ているんですけれども

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でもあのインドから直接来たのではなくて

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中国にいたインド人送料が日本に来たということなんです

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その昔の日本人

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高台の日本人にとってのインドというのはですね何よりも

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仏教発祥の地という風に見られていたんですね

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釈迦が生まれ教えを開いた土地

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日本よりも神聖な土地というふうに引導を見ていたわけです

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0時目にですね須弥山ずという図を載せておきました

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須弥山というのはコレ古代インドの世界図を表すものなんです

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で仏教ではあのこれを中心に世界観をあの構成するということをしていたんですね

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須弥山というのはですねこれ世界の中心にそびえ立っている大きな山なんです

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で世界の中心の須弥山その周りにですね

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東西南北の4つの方向に4台州というのがあったと言われているんですね4台車での4

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つの島ということなんです

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でこの中でですね人間が住んでいるのは一つの姉妹にしでしかないんですね

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8画面のこの角

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右下の方ですね何閻浮提というところがあります

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南線武州とも言うんですけれどもここが人間が住む世界と言われているんです

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猫の9分台はですねどのような形をしているかというと逆三角の形をしているそうなん

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です

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逆三角というとみなさん何を連想しますか

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先ほどスライドでお見せしたインドのチーズを思い起こしてください

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逆三角というとインド亜大陸の形ですよね

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ですから人間界であるえー何エンプだりというのは

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in インド亜大陸の形を模して逆三角の形をしているというふうに言われていました

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で日本にもですね仏教伝来とともにこの須弥山の世界そうというものが入ってきたん

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ですね

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でではですねその答えの日本ではこの9分台の中で自分たちの国やインドをどういう

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ふうに位置付けていたかと言いますとその趣味センスの下を見てもらいたいんです

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けれども

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平安自在になると日本ではですね

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仏教説話集が書かれました

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代表的なものは今昔物語などなんですけれども

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その中で三国という概念がしばしば使われているんですね

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3つの国と書きますけれどもでその3つの国というのは何かというと

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インドと中国と日本なんですね

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でその下にですね仏教伝来の経路

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天竺薪炭本庁と書いてありますね

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これは日本から見た仏教の発症とその伝来の経路を

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雪はにしているということなんです

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仏教は天竺で生まれましたインドで生まれました

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そして清單中国を経て本町

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我が国に来たということなんですね

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で何閻浮提の中心にはですね

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天竺インドがあるというふうに言われていたんですね

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で中国清譚はですねその東に位置しているわけなんです

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で天竺は非常に大きくて

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薪炭よりも大きいというふうに思われていたんですね

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その説はの中でですね

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でじゃあ日本はどうかというとですね

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日本は神担のさらに

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北東の海の中に散らばっているごく小さなしましなというふうに書かれているんですね

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で今昔物語集などの中では続三国

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もしくは族さん変動というふうに書かれているんです

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これが日本だというんですね

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続三国というのはアワーを散らした国と書いてありますね皆さん

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泡という穀物はご存知でしょうか a

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つぶつぶの穀物なんですけれどもそれを手でつかんでパットを散らしたようなねそれ

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くらいちっぽけな国が日本であるというそういう事故に意識をこの古代の日本人は持っ

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ていたわけなんです

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ですからねあの天竺という広大で神聖な土地に比べたら日本はもう辺境のちっぽけな国

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ということなんです

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で文化が遅れている国なので

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まあ悟りを開くようなそういう人物も現れにくい

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そういう偏狭の通知そのような音自己認識を当時の日本では持ってたんです

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でインドに対してはそれと対照的に仏教の先進地域としての天竺ですねそういうもう

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ほとんど想像の世界ですけれどもそういったイメージをインドに対して持っていたん

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です

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では次に日本に仏教がやってくる春改善

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インドにおいては仏教はどのようにして怒っただろうかという話をですねまぁざっくり

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とお話ししましょう

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レジメの大きい3番インドにおける仏教誕生の歴史的背景というところです

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江古田インドにはインダス文明という文明があったことが知られていますね

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世界4大文明の一つと言われているんです

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このインダス文明はインド土着の

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ドラヴィタ速という民族が作った文明と言われているんですね

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だけれどもこのインダス文明は滅亡してしまうんです

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でその後ですね北のほうからアーリア人という異民族がインドに進出してくるんです

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それが紀元前1500年後ると言われてるんですね

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アーリア人というのはもともと中央アジアとかいらんに住んでいた遊牧民の人たちです

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その一部が軟化してきてもともとインドに住んでいた諸民族を支配するということに

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なるんですね

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でこのアジア人が作り上げた宗教というのがバラモン教というものなんです

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これは晴天のベイダーというものを拠り所とする

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そういう宗教なんですけれどもこのバラモン教が後にインド各地の土着信仰と融合して

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言ってヒンズー教という宗教に発展していくわけなんです

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でインドな宗教思想の基本にあるのはですねその下に書いてある輪廻思想というものな

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んです

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これは肉体が死んでも魂は

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再生を繰り返すという思想です

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これアーリア人がインド肉類線からですねこの輪廻思想の原型はあったと言われてるん

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ですね

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でアーリア人もこれを受容する形で

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バラモン教の中に取り込んだと言われています

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優子の

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ビンね思想の中心にあるのが号という

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関連なんですね a あちらの言葉ではカルマ

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もしくはカルマンと言いますけれどもこれは行いの積み重ねという意味なんですね

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ということがというと生きている間の行いっていうのはどんどん積み重なっていく

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でそれは死んだら生産されるわけではない

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来世に持ち越されるんだということなんです

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で良い行いを積めば良い来世が来る

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で悪い行いを積むと悪いライ生を迎えることになるということになるんですね

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自業自得という言葉がありますがその自業自得の後はこの後同じ号ですね

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でこのりねっ層というのはもう哲学的に高度な思想となってインドに定着していくと

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いうことになるんです

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デリねというのはですねあの決して楽観的な思想ではないんですね

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死んでもまた来性があるじゃないかというそういう楽観的なものでは決してありません

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人生というのは苦しいものでその果てに死が待っている

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そういうカ国のプロセスを無限に繰り返さなきゃいけない

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とても辛いものなんです

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生きる苦しみ死ぬ苦しみそれを何度も何度も繰り返して経験しなければいけないという

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大変重たいものなんですね

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でバラモン教はですねこの輪廻のサイクルから脱出する

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そう言うねあのことを考えているしそうでもあるんです

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リンデのサイクルから脱出して平安の境地に至る

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魂の部屋に至るそういうことを人々は願うわけですね

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それを解脱という風に言う訳なんです

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輪廻からの脱出解脱ですね

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でバラモン教ではですねこの解脱を目指して出費をするという人々も現れてくるんです

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出家するのはやはり通常の生活を行っていては無理なんですねこういった解脱という

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まあ特殊なことを成し遂げるのはですね

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で出家というのはあの労働もしないし定住もしないわけですね

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でとても苦しい苦行をしたりするだけです

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断食をしたり息を止めたりですねまあそういうこともするわけなんですね

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またそれから瞑想をしたり放浪したりと

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いうそういう出家による修行として解脱を目指すということですねバラモン教では行う

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わけです

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この林での思想はですね

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死後の世界に関する関連なんですけれども実はインド社会の現実のあり方を決定づける

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そういう要因にもなっているんですねここが重要なところなんです

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レジメの向かって右側にピラミッド型の頭がありますね

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皆さんご存知の通りカーストという身分秩序がインドにはあります

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れカーストはもともとポルトガル語に由来する用語なんですけれどもここでいうあの

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身分秩序の改装はですね正確にはカンストよりも

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ヴァルナーという用語のほうがいいんですね

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ええええええ

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このヴァルナー色というあの意味なんですねもともと

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日本語に訳すとこのヴァルナーは守勢とか首相というふうに言いますその子の身分秩序

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のことなんですけれども大きく分けるとこのように四つ五つに分けられるということな

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んですね

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でこのヴァルナーの秩序が先ほどの輪廻思想と深く結び付いているんです

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このバルナの抗争の一番上にはバラモン

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という怪奇が来ています

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これは4歳階級ですねヴェーダを伝承するし再開急なわけです

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このバラモン階級はアリア人が占めているわけですねアーリア人の特権階級であるわけ

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です

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そして輪廻からの解脱が可能なども基本的にはこの

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バラモン階級の人たちだけというふうにされているんです

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つまりバラモン教徒はバラモン至上主義の宗教と言っていいわけですね

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その下に位置しているのが王族のクシャトリア

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その下に歯医者庶民ですねその人にその下に

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集 dollar

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黎ミンと呼ばれる人たちが位置していますが

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さらにこのバルナの中には含まれない人々がいますそれがダリットアウトカーストの人

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たちなわけですね

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不可触民という風にも言われますけれどもこのダリットについては別の回でね

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a 12月頃の怪

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詳しく学んでいくことにします

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でこのバルナの社会秩序がどうやって b ね思想と結びついていたかというとですね

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あの現世で上層のカーストに生まれたのはあの

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前の人生でね前世で良い子も積んだからということになるんです

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でかそんな人はその反対です悪い子を前世で積んだから

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現在はあの下の方に位置しているんだというそういう考え方ですね

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でだりとの人に至っては全数とても終わり行いを積んだからとという風になってしまう

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わけです

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ですからそのようにし

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で身分秩序を正当化する理論になっていくわけですね

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でこのような考え方が定着して言って

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員との階層社会を固定化する

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そういう役割を担っていくわけです

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猫のバルナの各階層4つそれからあのだりと

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というふうに大まかにここでは分けているんですけれどもでもインドの現実の社会は

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こんなに単純ではないんですね

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このヴァルナーの各階層の中でもさらにですね

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細かい職能集団によって分かれているんですね

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それをじゃあ t という風に言っています

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インドには伝統的な職業別のコミュニティーがあるんですねそれをじゃあ t という

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風に言うんですが例えば洗濯屋のんちゃーティパネ

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大工のジャーティそのように分かれているんです

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基本的にインドの人は結婚するのはですねこのジャンティーの中で行うんですね

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別のじゃあ p の人と結婚するというのはまあ現在ではありますけれどもまあ基本的

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に昔はなかったんです

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でこのじゃあティーンインド全土で2000から3000ぐらいあるらしいと言われて

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います

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で地方によってもその特色が全く違います

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で減災では職業選択もまあ昔よりは自由になっていますし

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社会的な流動性もあるんですがそれでもやはりまだ

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身分差別は続いているわけです

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インドは日本人が考える以上に複雑で細分化されているわけですね

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でカーストという用語はですねこのヴァルナとじゃあ it 両方を合わせて呼ぶ場合

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があるんですねハーストというのはとてもねあの複雑なんですね使い方がねあの文脈に

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よって使い分けられる言葉なんです

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で宗教的なこの輪廻の思想というのがですね

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社会秩序の正当化の論理にもなっているということなんですね

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あの号というものが重くのしかかる

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そういう精神的な負担があの社会秩序にも反映されているわけですね

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ですからまあ古代からこういったことが続いているわけですけれども

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あの生きることと死ぬことの苦しめ

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これをどうするかまあそういうことがねあのリネ思想を土台にしてまーあったわけです

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でそこがですねあのゴータマブッダという人が現れた背景なんですね

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仏教の開祖であるゴータマブッダという人

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まあその人がですねあの輪廻思想というものに対してどういう態度をとったかという

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ことについてはこれ次回お話しする事になるんですけれども

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とにかくこういった林裂創の一般化のもとに人々の生死の苦しみがあった

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それが仏教が生まれた背景だったんです

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