スペースワンの小型ロケット「カイロス」の打ち上げ失敗について解説します
Summary
TLDRこのビデオでは、宇宙ベンチャー企業「スペース1」によるカイロスロケットの打ち上げ失敗について解説しています。約100kgのペイロードを搭載し、太陽同期軌道への打ち上げを目指したこのロケットは、内閣府の情報収集衛星のバックアップとして使用される予定でした。しかし、初号機の重要な任務にもかかわらず海に落下し、打ち上げは失敗に終わりました。このビデオでは、その原因や影響、そしてスペース1社の今後について詳しく説明しており、日本の民間宇宙開発の現状と課題を浮き彫りにしています。
Takeaways
- 🚀 スペース1社が開発したカイロスロケットの打ち上げが失敗した。
- 🌍 このロケットは約100kgのペイロードを太陽同期軌道に打ち上げることが可能。
- 🛰 打ち上げられたのは内閣府の情報収集衛星のバックアップで、緊急時の対応を目的としていた。
- 💰 初号機の打ち上げには大きな金額が投じられており、保険が効かない高リスクが指摘されている。
- 📅 打ち上げは6回の延期後、失敗に終わった。
- 🔧 ロケットモーターはHエアロスペースによって開発された個体ロケットモーターの派生型。
- 🛑 異常を感知して自立飛行安全システムが作動し、ロケットは破壊された。
- 🌐 スペース1社はキャノン電子やIHIなどからの出資を受けて設立されたベンチャー企業。
- 📈 失敗にも関わらず、内閣府との契約は履行されたとみなされ、打ち上げ費用の支払いが期待される。
- 🔍 今後のスペース1社の資金調達と打ち上げ計画が注目されている。
Q & A
スペース1社とはどのような企業ですか?
-スペース1社は、キャノン電子が中心となってIHIなどの会社が出資して作られた宇宙ベンチャー企業です。
カイロスロケットの特徴は何ですか?
-カイロスロケットは、約100kgのペイロードを太陽同期軌道に打ち上げることができるスペックを持つロケットです。
今回のロケット打ち上げで何が目的でしたか?
-今回の目的は、内閣府の情報収集衛星のバックアップとして、緊急時に対応できる衛星を打ち上げる実証でした。
打ち上げが失敗した原因は何でしょうか?
-打ち上げが失敗した具体的な原因は公式発表を待たなければならないが、アビオニクス系のトラブルやロケットモーターの圧力異常、自立飛行安全システムの作動などが考えられます。
スペース1社のロケットに搭載されていた自立飛行安全システムとは何ですか?
-自立飛行安全システムとは、異常値を検知した場合にロケットが自動で破壊するシステムのことを指します。
打ち上げが失敗した後の対応はどのようになると予想されますか?
-内閣府との契約は履行されたと見なされる可能性があり、打ち上げ費用の支払いが発生することなどが考えられます。しかし、次の打ち上げや資金状況によって今後が左右されるでしょう。
スペース1社のロケット打ち上げは保険に入れないのですか?
-ロケット打ち上げ初号機は保険がほとんど効かない、または非常に高額になるため、実質的に保険に入れないと考えられています。
今回破壊されたロケットモーターの開発元はどこですか?
-破壊されたロケットモーターの開発元はHエアロスペースで、これまでに個体ロケットモーターを開発してきた実績があります。
打ち上げが海に至らず失敗した理由は何でしょうか?
-具体的な理由はまだ公式発表されていませんが、ロケットモーターの異常や自立飛行安全システムの作動などが原因と考えられます。
今回の打ち上げ失敗がスペース1社に与える影響は何でしょうか?
-資金的には厳しい状況が予想されますが、打ち上げ費用の支払いが行われる可能性があり、今後のロケットモーターの製造や次の打ち上げ計画に影響を与えるでしょう。
Outlines
🚀 宇宙ビジネスと失敗したカイロスロケット
この段落では、宇宙ベチャ企業のスペース1が打ち上げたカイロスロケットの失敗について説明しています。ロケットは約100kgのペイロードを太陽同期軌道に打ち上げる予定でしたが、失敗してしまいました。詳細はまだ発表されていないため、現在の所知に基づいて失敗の原因や影響について解説しています。また、今回の失敗はH3ロケットの初号機と異なり、費用は比較的少なく、保険の問題も軽微であることが述べられています。政府の衛星として使われる予定だったロケットであり、成功すればその影響は非常に大きいと予想されていました。
🌊 海に落ちたロケットと安全システムの役割
この段落では、ロケットが海に落ちた後、なぜすぐに破壊されたのかについて説明しています。ロケットには自立飛行安全システムが搭載されており、異常が感知された場合、自動的に破壊されるように設計されていました。このシステムが正常に作動したため、5秒後に破壊されたとされています。また、事故の原因には異常な感知やロケットモーターの圧力異常値が考えられています。事故による被害は最小限であったとされており、今後の打ち上げ計画や資金調達についても触れています。
📈 民間ロケット業界の現状と展望
最後の段落では、日本の民間ロケット業界の現状と今後の展望について述べられています。スペース1社の失敗は残念な結果でしたが、想定外のトラブルが起きたことで破滅的な事態にならなかったのは幸運とされています。固体燃料ロケットと液体燃料ロケットの違いや、それぞれの特性、利用可能な衛星の制限についても触れられています。また、防衛省との協力による新技術の開発や、今後の打ち上げ計画と資金調達の可能性についても言及されています。
Mindmap
Keywords
💡スペース1社
💡カイロスロケット
💡打ち上げ失敗
💡自立飛行安全システム
💡保険
💡内閣府情報収集衛星
💡民間委託
💡開発遅れ
Highlights
スペース1社によるカイロスロケットの打ち上げ失敗についての解説
速報レベルの情報のみで詳細は未公開
カイロスロケットは約100kgのペイロードを太陽同期軌道に打ち上げる設計
打ち上げられたのは内閣府の情報収集衛星のバックアップ
打ち上げは海に落下し、失敗に終わる
保険が高額であるため、政府の衛星は無保険で打ち上げられることが多い
民間委託によるロケット打ち上げの多様化
キャノン電子とIHIを含む複数の企業からの出資を受けたベンチャー企業
アビオニクス系のトラブルで打ち上げが6回延期
ロケットモーターはHエアロスペースによって開発された
異常を検知して自立飛行安全システムが作動し、ロケットは自爆
破片や燃料が散布されるが、前日の雨で大きな火災には至らず
スペース1社の資金状況は非常に厳しいが、契約は履行されたと見なされる可能性
次の打ち上げ用のロケットモーターは既に発注されている
日本の民間ロケットの初の正常起動投入には至らず
Transcripts
ハローYouTubeえ今日はですねえ
スペース1社え宇宙ベチャ企業のですね
スペース1が打ち上げたえカイロス
ロケットこちらの方がですね失敗したこと
について解説をしたいと思っておりますえ
まだですねあの速報レベルのお話しか来て
ないのでえ会社があの詳細な公式発表を
待ってですねえま詳細な状況っての分かっ
てくると思うんですけれども今はかかっ
てる範囲のお話でなんで失敗したのかとか
そういったことについて解説したいと思っ
ておりますえこのカイロスロケットはです
ねえ約100kgまでですかねのペロード
ssoえ太陽同期機動に打ち上げられると
いうスペックのロケットですで今回は内閣
府の情報収集衛星というですねえ北極と
南極を回るま太陽同期機動というところに
ですねえ投入されている内閣府情報収集
衛生のバックアップですね
え緊急にこうえ撮影したいとかですね壊れ
たとかそういった時にですねえ対応できる
えバックアップ衛星を打ち上げる実証とし
てえ今回使われたわけですけれども残念
ながらえ海の木津というか海まで行って
ないのかなえになってしまいましたまこれ
に関してですね初号機にそんな重要な遠征
を積むなみたいなまお話もあるんです
けれどもまあの先日ねH3の初号機で失敗
したエロ3ですかね第13号えこちらの方
とは違ってそこまで多分高くはないあれは
多分3400億ぐらいしたのかなうんそれ
に比べたら全然あの小さいのでそこまで
ダメージはないと思いますしま大体ですね
ロケット打ち上げ初号機はですね保険がま
ま効かないというか
えまもし保険をとしてもですね多分両立
打ち上げ費用ガチ20億だとしたら
10億円ぐらいかかっちゃうま多分半分
以上要2回に1回失敗するよねぐらいな
感じの確率計算になって保険料が
めちゃくちゃ高いんでえ事実上保険かけ
られないということでこういったあの政府
の衛生え無保険で打ち上げる政府の衛星が
選ばれてるんだと思いますまえ成功すれば
もう獣物みたいなぐらいの話なんだと思い
ますえこれはま国作でですねねえ様々な
打ち上げ手段のロケット打ち上げ手段の
多様化という流れの中で民間委託をして
いくとで今回ですねえスペースワン社は
ですねえキャノン電子が中心になって
IHIだとかえそういった会社がですね
出資をしてえ作られたベンチャー企業なん
ですがまアビオニクス系のですねえ
トラブルというか開発の遅れなんかでえ
打ち上げ都合6回延期されてて6度目の
正直ということにえなっておりました
えま今回ですね破壊されたロケット
モーター自体はですねえこれはH
エアロスペースさんがあま実績を持って
これまで開発してきたえ個体ロケット
モーターのですね派生系ですえ私もですね
IHIのIHIエロスペースの工場を見学
させていただいた時にこのスペース1に
使われるロケットモーター見学させて
もらいましたえイプシロンよりもですね2
回りぐらい小さいですかねあと防衛症向け
のえ個体ロケットミサイルですねこちらの
方よりは一回り大きいぐらいえ
ミュウミュウロケットですねえミュ
ロケットと同じぐらいのサイズ感という
ことでまあのIHエロスペース的には実績
のあるロケットモーターだと思いますえ
今回異常あの感知してま起動がずれていた
のかえロケットモーターの圧力が異常値を
示していたのかあるいはビニックス系の
バグなのか故障なのかま分かりません
けれども何らかの維持を感知してえ自立
飛行安全システムというのがこのロケット
には搭載されてましてえまあの今も
アメリカとかではですねあのスペースXの
ロケットとかロケットラボのロケットに
NASAが開発した自立飛行安全システム
が搭載されております司令破壊ではなくこ
地上とのやり取りをせずにですねロケット
に搭載されているシステムがえ異常値を
検知したらその場でえ破壊をするという
システムが作動した模様ですえこちらの方
は
え速報でえ流れてきておりますえですので
えま5秒後にですねえ自立的に破壊された
とまなのでその想定外の事態が発生してえ
あの爆発したとかそたことではないという
ことですで5秒後に破壊されてる理由なん
ですけれどもまこれも憶測でしかないん
ですがちょっとですね海から入ったところ
にこのスペースポートキー和歌山県の
串本町にあるんですけれどもこちらのえ
基地はですねちょっとだけ内陸にあるので
えちょっと利勝してえ時間が経ってから
ですね破壊しないと車上全体がえ壊れたり
とかあるいは山かが起きたりとかするん
じゃないかということで5秒後から司令
破壊というかえっと自立非行安全による
自爆ですねえという風になってるんだと
いう風に想像されておりますえ今回ですね
破片とか燃料等がですねえばらまかれた
わけですけれどもえ個体燃料ロケットの
ですねえ燃料というのはま高圧ねロケット
モーターケースの中に入ってるような状態
じゃないと爆発的には燃えないのでえそこ
まで大きな火が出ることはないでしょうえ
さらにですね前日雨が降ってた模様なので
えま山はもしかしたらえラッキーなことに
あんまりあの山風になんなかったってこと
なのかもしれませんでえまあの今後のま
ことま展望なんですけれどもまあの割と
最新公開されているですねあのスペース1
社の財務諸表を見ると非常にあの資金的に
は非常に対等でございますただまあ一応し
てロケット打ち上げそのものはえ5秒後
まではうまくいってたのでえ内閣府との
契約は履行されたという風に見なされる
はずですえですのでえ勤だったりとかそう
いうことを発生せず打ち上げ費用は
もらえると思いますえただそれでもタイト
なんで次の打ち上げまおそらくですけれど
も次の打ち上げ用のロケットモーターは
ですね発注というかもう作られてあると
思いますのでえまどだけ早く月の打ち上げ
ができるのかまバレート等もあると思い
ますのでえ資金注入がもうすでになされ
てるのかあ各株主等からのですね融資等が
あるのかどうかまそういったところがです
ねこのスペース1社の今後に効いてくるん
ではないかなという風に思っておりますえ
ま日本の民間ロケットですねえ初のえ正
起動投入になるかということでしたが残念
な結果になってしまいましたえまあまあ
こういったことはですねま確かによく
起こるんでえ想定外のトラブルま要
は破壊的なというか破滅的な出来事になら
なくてえ良かったですねということは
言えるんじゃないかなという風に思います
え固体燃料ロケットと液体燃料ロケットま
基本的にはですねあの全然違うのであのま
我々の直接のライバルということではない
んですけれどもまあの個体燃料ロケット
非常にあのGもう10Gを超えるようなG
がかかりますま液体燃料ロケットは生ぜ
34gぐらいですねえーましかもですねえ
ま火つけたら基本的には止められないと
いうことで
えまあの使える衛星え搭載できる衛星に
かなりえ制限があるということでまそう
いった意味ではですねえまそこまでえ
大きなま我々インターステラテクノロジー
者としてそのすごいライバルなのかって
言われるとそうでもないかなという感じ
ですえま先日発表されてましたけれども
防衛省と提携をしてですねええ上段にえ3
Tクラスのえメタロックスエンジンま液化
メタンと液体酸素のエンジンを使ってえ
より大きな衛星を起動投入するように
できるようにするという計画が発表されて
おりましたえおそらくですけども
エアロスペースさんがGXロケットとか
そういった文脈の中で開発していた
えメロックスエンジンの技術を使ってえ
上段エンジンを作ろうということだったと
思いますけれどもまこういったところにも
ですね影響は出てくるんではないかなと
いう風に思いますえ元々このカイロス
ロケットそのものはですねSS520と
いうえジャクサisusが打ち上げていた
サブオピタルロケットををですね改良と
いうかえ水力増強等をやってですねえ人工
衛生もま超小型人工衛星を起動投入する
ためできるということでですね開発がえ
進んでえきたものですえまたですね先日も
あの船舶がですね警戒区域に入ったという
ことでうちは現役になってましたけれども
ま串本町のですねえ近くは飛行機の航路に
もなっておりますしえ漁船とかですねえ
貨物線とかそういったものもですね結構
頻繁にやってくる会議なのでま今後もです
ねこういったトラブルというのはまだ
起こってくる可能性はあるのかなとそう
いう風に思いましたまあの次のですね会社
の公式発表と次のえ打ち上げえが待たれる
ところでございますということで以上に
なりますいってらっしゃいどこもau
ソフトバンクどれでも繋がるポエの
wi-fi対韓国アルバニアどこでも
繋がる堀江のwi-fi堀江のwi-fi
で
いってらっしゃい堀江のブログでは言え
ない話毎週メールマガジン出しております
皆さんの質問に対する答えルールさえ守っ
ていただければ全部答えますのでメール
マガジン入ってみてください月額880円
らっしゃいインターステラテクノロジーズ
ではえエンジニアや広報管理系の人材を
募集しており
ます
浏览更多相关视频
Japan Beams Solar Energy to Earth By Solar Panels in Space (Amazing)
Boeing's Starliner set to launch Saturday to space station
Boeing Space Taxi Launches With First Human Passengers
Video appears to show North Korean rocket burst into flames
SpaceX's plan to fly you across the globe in 30 minutes | Gwynne Shotwell
【56兆円の宇宙産業、イーロン・マスクの凄みとは?】宇宙弁護士とは何か?/H3ロケットの意義/ファルコン9の革新性/今後の主役は民間企業/日本の自動車産業に期待【宇宙弁護士・新谷美保子×塩野誠】
5.0 / 5 (0 votes)