#3【変額保険販売資格試験】★テキスト・練習問題解説★ 「変額個人年金」

ひじかた Basic Academy / 保険資格試験解説ch.

7 Jan 202115:17

Summary

TLDR変額保険の一種である変額個人年金保険について、国内外の株式や債券などを運用対象とし、運用成績によって年金額が増減する点など、特徴を解説している。生命保険料控除の適用や相続税の非課税枠があるなど、投資信託とは異なるメリットもある。

Takeaways

😀 変額個人年金は株式や債券などで運用する商品で、年金額が変動する
😊 生命保険料控除などのメリットがある反面、最低保証はない
📈 年金額は積立金額に基づいて決定され、支払開始後は解約できない
⚖️ 死亡給付金には最低保証があり、積立金額か払込保険料の大きいほう
📉 特別勘定で運用すれば、年金額に下限はない
🔀 資金の配分割合を変更できるスイッチングがある
💰 配当金のある商品とない商品がある
📊 運用成績によっては年金が大きく増えたり減ったりする
🏦 一般勘定と特別勘定の2つの口座がある
🗓 年金支払開始前日の積立金で年金額が確定する

Q & A

変額個人年金保険の運用対象は何ですか?
-変額個人年金保険の運用対象は、国内外の株式や債券などの有価証券です。
変額個人年金保険の特徴は何ですか?
-変額個人年金保険の特徴は、運用実績によって年金額が変動すること、生命保険料控除の適用や死亡給付金の非課税枠があることなどがあげられます。
変額個人年金保険にはどのような種類がありますか?
-変額個人年金保険には、運用対象の異なる複数の特別勘定から契約者が選択できるタイプと、特別勘定が1つしかないタイプがあります。
スイッチングとは何ですか?
-スイッチングとは、複数の特別勘定間で資金の比率を変更することをいいます。無料の回数制限があります。
年金額はどのように決まりますか?
-年金額は、年金支払開始前日の積立金額に基づいて決定されます。運用継続の場合は変動します。
解約は可能ですか?
-年金支払開始前であれば解約可能ですが、開始後はできません。また、解約返戻金に最低保証はありません。
死亡給付金の最低保証はどうなっていますか?
-死亡給付金の最低保証は、死亡日の積立金額と払込保険料のいずれか大きい額が保証されます。
一般勘定と特別勘定の違いは何ですか?
-一般勘定は本来の保険部分、特別勘定は資産運用部分として区分されています。年金確定にも関係します。
付加保険料はどこで運用されますか?
-付加保険料は一般勘定で運用され、死亡保障機能を補完する役割があります。
配当金は支払われますか?
-変額個人年金保険には配当金がない商品と、3年目以降から支払われる商品があります。

Outlines

00:00

📊 変額個人年金保険の解説

このパートでは、変額個人年金保険の基本概念について説明しています。変額個人年金保険は、終身タイプ、養老タイプと共に、変額保険の一種として位置付けられ、国内外の株式や債券を運用対象とすることで、保険額が変動する特性を持つと説明しています。投資によって保険額が増加する可能性もあれば、減少するリスクもあること、そして契約者が運用する特別勘定を選択することができる点に触れています。また、変額個人年金保険が提供する税制優遇措置や相続税の非課税などの特典も解説しています。年金額が変動すること、そして年金支払い開始後の解約ができない点についても説明し、投資信託との比較を通じて、変額個人年金保険の特徴を詳細に説明しています。

05:01

🔍 変額保険の特徴と問題点の解説

このセクションでは、変額保険の詳細な特徴と、それに伴う問題点について深掘りしています。年金額の最低保障の有無、死亡給付金の最低保障、配当金の存在など、変額保険特有のリスクとメリットを解説しています。また、保険金額の変動性、解約返戻金の最低保障の不存在、運用実績に応じた死亡高度障害保険金の増減など、変額保険が持つ複雑な特徴を様々な例を挙げて説明し、それらがどのように保険契約者に影響を及ぼすかを分析しています。また、変額保険におけるスイッチングやピッチングといった運用戦略にも言及し、運用実績による保険金額の変動性を再確認しています。

10:07

📝 変額保険の問題点と対策

最終セクションでは、変額保険に関連する様々な問題点とそれに対する対策を提案しています。特に、運用対象の有価証券による収益の変動性、保険料の変動、特別勘定での運用による年金額の増減など、変額保険のリスク要因を具体的に説明し、それらが保険契約者にどのような影響を与えるかを明確にしています。また、配当金や特別配当に関するポリシー、保険金額の最低保障についても触れ、変額保険を選択する際の留意点として、保険契約者がどのようにこれらのリスクと向き合っていくべきかについてのガイダンスを提供しています。最後に、変額保険の複雑さを理解し、賢明な選択をすることの重要性を強調しています。

Mindmap

Keywords

💡変額保険

ビデオのメインテーマです。運用実績に応じて保険金額が変動する保険のこと。株式などに投資して運用することが多いです。

💡個人年金

変額保険の一種で、老後の年金を受け取るための保険。国内外の株式や債券に投資して運用されることが特徴です。

💡特別勘定

個人年金で、株式や債券など異なる運用対象を持つ勘定のこと。複数あり、契約者が選ぶことができます。

💡スイッチング

特別勘定間で資金の振り替え・比率変更を行うこと。月1回程度無料でできることが多いです。

💡年金額

個人年金で受け取る年金の金額。年金開始時に前日の積立金で決定し、特別勘定を使うと変動します。

💡運用

保険料などを投資して利益を上げること。個人年金は株式などに運用しています。

💡最低保証

保険で支払われるお金の下限。個人年金の場合、死亡保障にはありますがそれ以外にはないことが多いです。

💡剰余金

保険会社の余剰金のこと。変額保険の場合は市場価格評価益と売買差益の2つに限定されます。

💡一般勘定

変額保険の基本部分を管理する勘定。死亡保障のための部分がこちらにあります。

💡特別配当

長期契約に対して割り当てられる配当金。変額個人年金にはありません。

Highlights

変額保険の中でも、終身タイプと養老タイプに加えて変額個人年金という3つ目の種類がある

国内外の株式や債券で運用し、運用次第で金額が変わる

投資信託とは異なり、生命保険料控除や課税繰延べ、相続税の非課税効果がある

契約者が複数の特別勘定から選択でき、比率も変更できる

年金開始後も特別勘定で運用し続けると年金額が変動する

死亡給付金の最低保証は死亡日の積立金額と払込保険料の大きいほう

変額保険の場合、剰余金の配当金相当部分は変動保険金に反映される

運用対象資産の異なる特別勘定を複数用意し、契約者が選択できる

年金支払開始前日の積立金で年金額が確定する

年金支払開始後は解約できず、解約返戻金も最低保証がない

有価証券中心の運用で売買差益も含めた利回りを追求する

損失を被るリスクもある一方、高い運用益も期待できる

一般勘定とは別に特別勘定で資産運用を行う

死亡・高度障害保障部分は最低保証している