【対談】カードショップは終わりなのか？

Summary

このビデオでは、カードショップの経営者として活躍するトハピーさんがゲストとして招かれ、秋葉原のカードショップ業界の現状について深く掘り下げます。昨年からのカードショップの増減、特にポケモンカードゲームに特化した店舗の増加とその後の市場の変動が話し合われます。また、オリジナルパック（オリパ）依存のビジネスモデルとそのリスク、そして新しいカードゲーム「ワンピースカード」についての展望が語られ、カードショップが直面する課題と今後の方向性についての洞察が共有されます。

Takeaways

• 😀秋葉原のカードショップの数が過去3年で激増し、一時は560店舗を超えた。
• 😅最近、秋葉原を含む一部のカードショップが閉店しているが、全体の数はまだ多い。
• 🤔カードショップの経営は「オリパ（オリジナルパック）」に依存する傾向があるが、その市場は変動が激しい。
• 📈ポケモンカードの人気は依然として高いが、市場の変動によりオリパの売れ行きに影響が出ている。
• 🏪新規のカードショップはブースターパックの仕入れが難しく、独自の戦略が必要。
• 📉2023年6月以降、カードの市場価値が大きく下落し、カードショップの経営に影響を与えている。
• 🎯カードショップが生き残るためには、多様なタイトルの取り扱いやプレイスペースの提供など、サービスの充実が鍵。
• 📊「ポケカ」専門の店舗は、市場の変動に敏感で、経営戦略の見直しが常に求められる。
• 🚀ワンピースカードゲームは新興でありながら、独自の人気を確立し、新たな市場を形成している。
• 💡カードゲームの業界は、新旧さまざまなタイトルが共存し、それぞれが異なる市場動向を示している。

Q & A

ポケモンカードの人気が下火になった主な理由は何ですか?

相場の高騰により一般ユーザーの購入意欲が下がったことが大きいです。また、投機目的の買い占めが多く、健全な市場環境が崩れたことも影響しています。

秋葉原のカードショップの閉店ラッシュの要因は何でしょうか?

短期的に利益を追求し過ぎ、ポケモンカードばかり扱う「専門店依存型」の経営が疲弊したことが大きいです。王道の経営を守る中大型の複数ジャンル取り扱い店舗が比較的堅調という状況です。

ワンピースカードゲームが成功している理由を教えてください。

ルールが単純で誰でもすぐに楽しめること。競技性も高く大会も盛り上がっていること。原作自体の長期的な人気などが成功の理由です。

ドラゴンボールカードゲームはどのような層に人気があると予想できますか?

30〜40代を中心とした従来の熱心なカードゲーマー層に人気が高いと考えられます。若年層への訴求力はワンピースほど高くないかもしれません。

最近のポケモンカードの市場状況を教えてください。

相場の下落により調整局面に入っており、通常のパック類やシングルカードが手に入りやすくなっています。熱狂的な需要は鎮静化して健全な状態に戻りつつあります。

秋葉原と地方都市のカードショップの運営戦略の違いは何でしょうか?

秋葉原では広告効果も高いがテナント料もかさむ。地方都市では駅前出店など集客力を高めることが課題です。経費と集客力のバランスが商圏によって異なります。

ポケモンカードに依存していたカードショップは今後どうあるべきでしょうか?

需要変動への対応力が弱いので、複数ジャンルの取り扱いやサービス面での充実化など多角化が必要です。コスト構造の見直しなど抜本的な改革も求められます。

ワンピースカードゲームの長期的な展望を教えてください。

基本ルールが単純な分野横断的な訴求力が高く、オリジナルIPとしての成長余地も大きいと考えられます。10年20年は確実に全盛期が続くでしょう。

ポケモンカードとワンピースカードのユーザー層の違いは何でしょうか?

ポケモンは「カードゲーマー」が中心。ワンピースは10代後半から20代前半の一般層にも人気が高く、女性ユーザーも多いのが特徴です。

今後のカードショップ経営で心がけるべきことを教えてください。

王道を守ることが大切。商品品揃え、無料プレイスペースの提供、体験イベント開催など基本を疎かにしない手厚いサービスが欠かせません。コミュニティ重視もキーポイントです。