【知らないと詐欺にあう?】「コロナ前の経済に戻った」「給与は上がらない」の報道はウソ?メディア情報の真実を見抜く“正しい情報収集方法”4つのポイント(経済アナリスト・森永康平)【NewSchool】

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5 Aug 202315:46

Summary

TLDRこのビデオスクリプトでは、日本の経済成長の停滞とその背景について分析しています。30年間同じ成長を続けた国々が戦争や内乱を経験している中、日本の経済状況は安定していると指摘しています。経済に関する知識の欠如や誤解は危険であり、外部環境を無視した計画は成功しないと述べています。また、経済政策の理解が不足していると指摘し、国民が経済状況や政策を理解することが重要だと強調しています。経済アナリストの森永康平氏は、マクロ経済の理解を深めることで、経済成長の鍵を握ることを提唱しています。

Takeaways

  • 📈 スクリプトでは、日本の経済成長が過去30年間でほとんど変化がないという奇妙な状況が指摘されています。
  • 💡 経済に関する知識がないと非常に危険で、半端な知識を持つと詐欺などに陥りやすいと強調されています。
  • 🏦 外部環境を無視して独りよがりの計画を立てても成功しないというメッセージが伝わってきます。
  • 📊 データを見ることが重要で、複合的な視点がなければ経済全体を理解できないと述べています。
  • 👦 小学生レベルの理屈がわからない人が経済政策を決めているため、経済成長が見られないと分析しています。
  • 🏠 経済に関する知識がないと、家を買うときや転職活動、事業開始時にうまくいかない可能性があると警告しています。
  • 🌐 マクロ経済は為替や金利、物価、失業率など、国民一人一人に関係する重要な概念であり、理解を深めるべきだと提案しています。
  • 🤔 メディアの報道は必ずしも正確ではなく、一度の報道だけで判断するのは危険で、一次情報に目を向けるべきだとアドバイスしています。
  • 📊 データそのものは嘘をつかないが、解釈する人が誤解を招くことがあると指摘しています。
  • 📉 2020年の消費増税が日本のGDPに大きな影響を与え、その後の経済復旧はその影響から回復していると見なされるべきだと説明しています。
  • 📈 経済が回復しているかどうかを判断するには、単純な数字の比較ではなく、経過を継続的に観察することが重要だと主張しています。

Q & A

  • 日本の経済成長が過去30年間で停滞している理由は何ですか?

    -日本の経済成長が停滞した理由は、戦争や内乱などの政治的、社会的な要因があると説明されています。また、経済に関する知識の不足や政策の失敗も影響しているとされています。

  • 経済に関する知識がない状態はなぜ危険ですか?

    -経済に関する知識がない場合、詐欺や不適切な投資に巻き込まれるリスクがあります。また、事業の開始や資金調達の際に適切な判断を下せないことがあり、失敗する可能性が高まります。

  • マクロ経済とは何を指し、なぜすべての国民に関係があると言えますか?

    -マクロ経済とは、国内総生産や為替レート、金利、物価、失業率などの経済全体を指します。国民はこれらの要素に直接または間接的に影響され、家を買う際の金利や物価の変動などが日常生活に関係しています。

  • 経済情報を正しく理解するためには、どのようなアプローチが重要ですか?

    -経済情報を正しく理解するためには、一次情報に直接アクセスし、データをグラフ化して分析することが重要です。また、メディアの報道は一部だけを切り抜いていることがあるため、元の情報源を確認することが求められます。

  • 森永康平経済アナリストはどのような活動を行っていますか?

    -森永康平経済アナリストは、メディアで活躍しながら、自身の会社マネーで金融教育や企業への戦略立案を行っています。また、ビジネスパーソンや事業責任者に対してマクロ経済の理解を促進しています。

  • GDPの推移を分析する際に注意すべきポイントは何ですか?

    -GDPの推移を分析する際には、特殊なイベント(例:消費税の引き上げ)の影響を考慮に入れ、その前後を比較することが重要です。また、数字だけでなく、その背景や要因も理解することが必要です。

  • 企業の倒産件数が不況時に減少する理由は何ですか?

    -企業の倒産件数が不況時に減少する理由として、政府による無担保無利子の融資支援があることが挙げられます。これにより、資金繰りが維持されるため倒産を回避できる企業が増えています。

  • 経済データをグラフ化する際に注意すべきことは何ですか?

    -経済データをグラフ化する際には、軸の選択、季節性の考慮、データの範囲や期間を適切に設定することが重要です。これにより、データの本当の意味を正しく理解し、誤解を避けることができます。

  • 経済情報を分析する際に、なぜ仮説を立てながらデータを観察することが重要ですか?

    -仮説を立てながらデータを観察することは、データの背後にある経済的要因や政策の影響を理解する上で有効です。これにより、予期しないデータの変化や矛盾を捉え、深い洞察を得ることができます。

  • 経済分析における「一次情報」と「二次情報」の違いは何ですか?

    -「一次情報」とは、直接データや報告書などの元の情報源からの情報であり、「二次情報」は、メディアやコメントなどで改変された情報です。一次情報を利用することで、正確な分析が行えるため、経済分析においては重要です。

  • 経済分析において、なぜデータの矛盾を探することは重要ですか?

    -データの矛盾を探することは、経済政策の不一致や予期しない経済現象を特定する上で重要です。これにより、経済の本当の状況を理解し、より適切な判断を下すことができます。

Outlines

00:00

🇯🇵 日本の経済成長の停滞

日本の経済が成長しない理由について、森永康平氏が解説しています。過去30年間、日本の経済成長は停滞しており、戦争や内戦が原因で経済が停滞している国と同じ水準にあることを指摘。データの重要性や、正確な経済知識がないと詐欺に引っかかる危険性についても言及しています。また、経済政策を決める人々の知識不足が経済の成長を妨げていることを強調しています。

05:03

💹 マクロ経済の重要性

森永康平氏は、経済アナリストとして経済の知識を広める重要性について話しています。特にマクロ経済の理解が重要であり、為替や金利、物価、失業率などが個々の生活にどれだけ影響を与えるかを説明。メディアが報じる経済情報には偏りがあるため、一次情報を自ら確認する必要性を強調しています。

10:04

📊 データの解釈と一次情報の重要性

日本のGDPに関する報道について、一次情報を確認する重要性を述べています。コロナ前の水準を回復したとする報道が事実であるが、その背後にある消費増税の影響を考慮する必要があると指摘。また、データをグラフ化して分析することで、経済政策の矛盾や意外な事実を発見する方法を説明しています。

15:06

📉 不況時の企業倒産件数の減少

企業の倒産件数がコロナ禍で減少した理由について解説しています。通常、不況時には倒産が増えるが、コロナ禍では中小企業救済のための無担保無利子の融資(00融資)が行われたため、資金繰りがつき倒産が減少したと説明。このような特殊事情を理解することで、経済データの異常を正しく解釈する重要性を強調しています。

Mindmap

Keywords

💡経済成長

経済成長は、国の経済が時間とともに成長し、国全体の富が増加するプロセスを指します。動画内では、日本の経済が過去30年間ほとんど成長していないことが問題視されており、他国と比較すると戦争や内戦が起きている国と同程度の経済成長率であることが指摘されています。

💡マクロ経済

マクロ経済は、国全体の経済の動きを分析する経済学の一分野で、GDP、失業率、インフレ率などの指標を通じて国の経済状況を把握します。動画内では、ビジネスパーソンや事業責任者が理解すべき重要なテーマとして取り上げられ、為替や金利など、日常生活にも密接に関わる概念として説明されています。

💡一次情報

一次情報は、情報の発信源から直接得られる情報であり、信頼性が高いとされています。動画では、メディア報道やネットの情報に依存せず、自ら一次情報にアクセスして確認する重要性が強調されており、データの正確な解釈が意思決定に不可欠であると述べられています。

💡GDP

GDP(国内総生産)は、一定期間内に国内で生産されたすべての財やサービスの市場価値の合計を示す経済指標で、国の経済規模を測る主要な指標です。動画では、日本がコロナ前のGDP水準を回復したという報道の信憑性について、より広い文脈で分析する必要があると説明されています。

💡経済政策

経済政策は、政府が経済を安定させ、成長を促進するために行う一連の政策を指します。動画では、経済政策の理解が個人の重要な意思決定に影響を与えると述べられており、家を買う、転職する、新しい事業を始める際に、経済政策を理解していないとリスクが高まる可能性があると警告しています。

💡消費増税

消費増税は、消費税率を引き上げる政策で、消費活動に影響を与え、経済全体にも大きな影響を及ぼします。動画では、2019年10月の消費増税が日本のGDPに与えた大きな影響について解説され、これによりGDPが急激に減少したことが指摘されています。

💡データの解釈

データの解釈は、収集されたデータから意味を引き出し、分析するプロセスを指します。動画では、単にデータを受け入れるのではなく、データの背景やそれが示す可能性のある矛盾に注目し、深く考察することの重要性が強調されています。特に、データのグラフ化が理解を助ける方法として紹介されています。

💡企業倒産件数

企業倒産件数は、一定期間内に倒産した企業の数を示す指標で、経済状況の指標として利用されます。動画では、コロナ禍において企業倒産件数が減少しているという通常とは逆の現象が紹介され、政府の00融資が企業の倒産を防ぐ役割を果たしたことが説明されています。

💡金融緩和

金融緩和は、中央銀行が金利を引き下げたり、市中銀行に対して資金供給を行うことで、経済の活性化を図る政策です。動画では、日本銀行が金融緩和を続けているにもかかわらず、メディアが誤って利上げを報道した例として紹介され、一次情報の確認の重要性が強調されています。

💡00融資

00融資は、無担保・無利子で行われる融資制度で、経済的に困窮する中小企業の支援を目的としています。動画では、この融資がコロナ禍での企業倒産件数の減少に寄与したと説明されており、経済データの背景にある政策の理解の重要性が示されています。

Highlights

日本の経済成長が過去30年間で停滞しているという指摘。

経済成長が停滞している国々は戦争や内乱を経験していると比較。

お金に関する知識の欠如が非常に危険であると警告。

詐欺にかかるリスクがあると述べ、外部環境を無視する計画は成功しない。

経済政策の理解が不足していると批判、経済成長に影響がある。

経済に関する基本的な知識を広く知ることが重要であると強調。

森永康平氏が経済アナリストとしてメディアで活躍し、金融教育を行っている。

マクロ経済を理解することの重要性について提唱。

マクロ経済が国民の日常生活にどのように関係しているか説明。

メディアにおける経済情報の報道方法に対する疑問を呈し、一次情報の重要性を説く。

GDPの概念と日本の経済成長の実際を比較し、誤解を解く。

2019年10月の消費税引上げがGDPに与えた影響について解説。

経済成長の実際を理解するためには、巡航速度での成長を考慮するべきだと主張。

内閣府のホームページでGDPデータを確認する方法を紹介。

日銀の金融政策変更に関する誤ったメディア報道を指摘。

データの解釈と正しい情報収集の方法を説明。

企業の倒産件数が不況と矛盾するように減少している点を指摘。

ゼロ金利融資が企業倒産件数に与えた影響について解説。

経済データを正しく解釈し、経済状況を理解することの重要性について強調。

Transcripts

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日本の経済が成長しないかって不思議です

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よねやばくないですか日本とこの30年間

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同じ経済成長だった国は戦争してるか内戦

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してるかおかしいでしょそれと

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お金の知識はないっていうのは非常に

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危ない話で中途半端に知ってたら知ってた

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で逆に今度詐欺とかで引っかかるんですよ

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資金調達しようとか新しく事業を始め

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ようって思った時に外部の環境わからない

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のに自分はこうしたいって

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独りよがりな計画立てても絶対うまくいか

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ないんですよデータ見てないですとか人間

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じゃないと思うレベルでデータ便の

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当たり前だと思ってる全部複合的見ないと

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話にならないでしょうと

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小学生レベルの理屈がわからない

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簿記3級が受からないみたいな連中がマジ

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で経済政策を決めてるから

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経済が伸びない

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経済って聞くとあまり自分に関係ないなと

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思ってる方多いと思うんですけどもまあで

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も経済のことよくわかってないとか

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経済政策今何が行われてるっていうのが

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分かってないと例えば家を買うとか

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転職活動するとか自分で事業するっていう

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時になかなかうまくいかない可能性がある

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んですよねなので別に皆さんがエコノミス

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とか

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経済アナリストとかじゃなかったとしても

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やっぱ経済のことはちゃんと知っておいた

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方がいいというふうに思いますしその経済

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がどうなってるかそしてその

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経済状態を打開するためにどんな政策が

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とられているかっていうのは

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幅広く多くの国民が知っておくべきことだ

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と思ってます

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森永康平

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経済アナリストとして各メディアで活躍

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する傍ら自身の会社マネーで金融教育や

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企業への戦略立案を行っている

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そんな森永がビジネスパーソンや事業責任

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者にしっかりと理解してほしいと提唱する

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のが

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マクロ経済だ

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簡単に言うと我々を囲んでいる

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経済的な環境全般をさせていて分かり

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やすいところで言うと例えば

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為替とか金利とかっていうこともマクロ

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経済ですしちょっと難しいところに行くと

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物価であるとか

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失業率とかこういうものを全てがマクロ

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経済という風に言っています例えば海外

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旅行行く時は

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為替が自分にも関係してくるし家を買うっ

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てなると金利は住宅ローンとして関係して

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くるしということで実はすべての国民に

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関係のあるものっていうのがこのマクロ

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経済なんですね

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我々が日々テレビや新聞

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ネットで目にする経済情報のほとんどが

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マクロ経済に関するものだしかし

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森永はその情報に関して

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疑問を呈するニュースで報じられている

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ことっていうのは全てが嘘だとは全く

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勇気はないですけどもただやっぱ今の

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ネットの時代っていうのは見られてなんぼ

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っていうところがあるので結構切り取って

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大げさに表現していたりとか

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報道したいようなところだけを切り抜いて

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いるケースっていうのがありますこれは

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発信する側を僕らはコントロールすること

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はできないので

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鵜呑みにするんじゃなくてやはり一次情報

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元のデータに当たって自分の目で調べて

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いくとこういう癖をつける必要があるん

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じゃないかなと思います

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大事なのは一次情報を読み解くことそこで

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森永が授ける4つのポイントがこちら

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一つ目が

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分かりやすい表現に騙されないということ

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です

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これも今のメディアを

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活用して情報収集してる人たちは本当に気

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をつけなきゃいけないことだと思います

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その一例を

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森永が解説するこの

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グラフはコロナ前後日本のGDPの推移を

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表しているこのタイトルに書いてあります

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日本はすでにコロナ前の水準を回復したと

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いう報道がよくなされていますじゃあこの

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日本はコロナ前の経済水準を回復したと

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いう表現が嘘かどうかというファクト

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チェックをしてみたいと思いますそもそも

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経済水準って何って話をすると

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基本的に経済の

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規模とか水準とかってメディアがいる時は

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このGDPというものを使いますGDP

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っていうのは国内総生産と呼ばれるもの

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ですね

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ちなみに日本は世界第3位の経済大国と

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かって言いますけど何が3位なんだって

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言ったらこのGDPの金額が3位だって

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いう話ですでこのGDPの

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水準を見てみましょう実学

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ちなみこの報道がめちゃくちゃ出た時日本

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はコロナ前の水準を回復したという報道が

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やたらと出された時っていうのは2022

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年の第3四半期です

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ちょうどコロナが収まる直前ぐらいその時

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の金額見てください

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543.6兆円です

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じゃあメディアが言うコロナ前ってどこな

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の」って言うとだいたい2020年の日本

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だと2月ぐらいからコロナが始まりました

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からってことは2020年の第1四半期に

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はもうコロナが始まっているという風に

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考えるのでコロナ前っていうのは2019

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年の第4四半期を指してるわけですね

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コロナ前の水準を見ると

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540.7兆円ということになっています

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なのでここで比較してもらえば確かに

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540.7より

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543.6の方が数字は大きいですから

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確かにコロナ前の水準を回復したという

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表現が

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嘘ではないことはわかるかと思います

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ただし

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結局このコロナ前の水準を回復したという

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いわゆる二次情報を見てしまうと僕らは

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意思決定を誤ることになるということなん

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ですね

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それはどういうことかというと日本はもう

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コロナ前の経済水準まで戻ったんだって

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いう風に考えてしまうと日本の経済って

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めちゃくちゃ良くなってきてるように感じ

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ちゃうわけですでしかも数字を見ても確か

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に嘘じゃないと

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我々が気をつけなきゃいけないのは実は

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ここにトラップが仕込まれていて

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ここなんですよねこの下がりっぷり

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2019年の第3四半期には

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557兆円もあったのがなぜかたった3

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ヶ月で20兆円弱GDPが失われてしまっ

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た何が起きたのかっていうと2019年の

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10月に

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消費税を8から10%に上げたことによっ

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てこれだけのGDPが落ちてしまったわけ

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です

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なので

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日本以外の国はこの比較でOKだと思い

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ますつまりコロナ前と今の水準を比較して

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今の方が高いんだったらコロナ前を回復し

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たから

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経済は強いよねっていう分析はOKだと

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思いますただ日本に関してはたまたまです

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けどコロナ前のもう1個前の四半期に

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消費増税というイベントが特殊院が起きて

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しまっているので

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元々の直近の経済の水準に達したって本来

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判定するためにはこっから巡航速度で成長

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してた場合を考えて560から570兆円

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ぐらいこのレンジに来てれば日本経済は

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完全戻ってきたという風な判断を本来はし

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た方がいいだろうとただ二次情報は

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切り抜きができちゃうからこことそこだけ

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を確認して強いって言っちゃうけどそれだ

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と我々の

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判断は間違っちゃうわけですよね本当に

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日本が強いんだったらこの水準になきゃ

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いけない

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情報を正しく手に入れるためにはやはり一

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次情報を自ら確認することを

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森永は進めている

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では今回のGDPの場合どこで確認するか

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というと内閣

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府のホームページに行けば普通に出てます

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内閣

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府のホームページにこの四半期別のGDP

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速報っていうのが3ヶ月にいっぺん更新さ

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れるのでここをクリックすれば

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PDFがここにありますけどこの下の方に

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行くと

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Excelのデータも載ってますんで

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エクセルのグラフを

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落としていただければ普通にダウンロード

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ができます

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では次にいかに二次情報を信用してはいけ

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ないかその一例を紹介してもらう

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去年黒田総裁日銀の黒田総裁が

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まあちょっと知らない方もいるかもしれ

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ないですけどもこの金融政策の修正を発表

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しましたイールドカーブコントロールと

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いういわゆるYCCと呼ばれるものを

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見直しますっていうニュースが出ました

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その時に多くのメディアは何を報道した

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かついに黒田日銀が利上げをしたとか金融

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緩和を解除したという報道していました今

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ここに載ってるグラフというか表はあり

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ますねこれ何かって言うと別れ僕作って

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ないです日本銀行が日本銀行のホーム

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ページに上げてた資料をそのままコピペし

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てます

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日銀が今回やりますと言ってこと国債の

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買い入れ額を大幅に増額します月

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7.3兆円買ってたの9兆円に増やします

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と言っています明らかに金融緩和ですよ

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これ関を強化してます

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そして今まで10年債を買いまくってた

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けどこれからは全ての年限を買います」

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って言ってるわけだから今までこの10年

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生だけピコッと押さえてたけど全部抑えに

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行きますわという話をしてるわけですね

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これが理解できてれば分かりますよね

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利上げしてねえじゃんっていう話だし金融

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緩和は解除どころはより強くしてるじゃん

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ということに気づくわけです

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でも恐ろしいですよね皆さんが知ってる

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ような新聞大手の新聞社はほとんどこの

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ニュースが出た時に黒田日銀利上げとか

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黒田日銀金融緩和解除っていう

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報道を普通にしてました

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YouTubeとかをやってる金融系の人

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たちはこれは再生数稼げるって事でこの

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ニュースが出た瞬間YouTubeで上げ

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た奴らいっぱいいるんですよ

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つまりいつも皆さんに情報

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提供してる連中ですら普通に日銀のホーム

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ページに行ったら書いてあんのにこれを見

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ないで多分新聞とかの報道を受けてえ黒田

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さん緩和やめたのってなって

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YouTubeにあげなきゃって言って

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YouTubeに発信してるそれはこれ3

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次情報なんですよ一次情報があり

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位置情報読めないで発信しちゃった二次

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情報がありそれを受けて3次情報で

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YouTubeで配信しちゃったって人が

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いっぱいいるわけです表面的な情報を

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受け入れちゃダメよって言ってる理由は

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まさにそれです

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続いて

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位置情報を読み解くポイント2つ目は

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データは嘘をつくことはなくて

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むしろデータを使う人が

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嘘をつくっていうのがほとんどの計算で

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まずは一次情報のデータを見るとただその

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数字を並べてもよくわからないという方

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いると思うのでその次にやることとしては

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そのデータをグラフにしてみると

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グラフにしてみると自分が思ってたことと

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データにちょっと違和感があるなっていう

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のが生じることってよくあることなので

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その場合は何でそこに違和感があるのかと

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いうところを調べていくと今の経済政策の

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矛盾だったりとか

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意外なデータの発見っていうことができる

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かなと思います

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[音楽]

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経済を見ていくと不思議なことに一見する

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矛盾するようなことが起きるということも

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知っておいていただきたいと思いますこれ

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今企業の倒産件数を示していますこっちは

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いいですこっちの青い方だけ見てみて

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ください

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2019年の1月つまりコロナの前から見

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てます

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でこれ皆さん別に経済の知識がどれぐらい

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あるかないかっていうのは関係なく

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常識で考えてほしいんですけど

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常識的に考えたら不況が起こると

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企業の倒産は増えます

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逆に後継機の時は企業の倒産は増えない

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ですよね

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景気がいいんだから

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にもかかわらずちょっとその前提に立つと

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このグラフって気持ち悪いなって思うん

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ですよなんでかって言うとこの中2020

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年に入ってから

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倒産件数が減ってるんです

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この中が不況じゃないってわけがない

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でしょと

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常識と真逆が起きてます不況なのに倒産

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件数が減ってます

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こういうところになんか違和感を感じれる

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事っていうのがマクロ経済を見る時の

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すごく大事なポイントです

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なので今これをパって皆さんが見た時に

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なんか棒グラフがあるなーとか

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それぐらいしか受け止められてなかったら

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それは多分やり直した方がよくてまずパッ

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と見た時にとりあえず上下してますねと

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増えたり減ったりしてますねこれぐらい

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わかってほしいというところですけど次に

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やるべきなのはそもそもこのグラフが何な

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のかと

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倒産件数ですねとじゃあ次に見るのは

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やっぱこの軸ですよね

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いつ増えてていつ減ってんのかっていう

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ものを

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季節性とかを考えてみてみるとそうすると

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やっぱりなんとなく今言われてみて思うと

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なんか2019年ってだいたい平均して

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600から700ぐらいの水準だったのが

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なんかやたら20年後半から水準が落ちて

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きたなということに気づくと思いますそこ

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でどんどん自分の中でデータを見ながら

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仮説を立てていくんですねまず仮説の前提

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にあるのは不況の時に倒産増えるという

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当たり前の前提があって

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あれでも不況になったよなこの中で何で

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減ったんだっけっていうところにまず思考

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を進めていかなきゃいけ

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野球ちょっと早速聞いてみたいと思います

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けどこの中で倒産件数が減った理由はこれ

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だっていう

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わかる方います

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どうぞ

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はいそうですね

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中小企業救済の目的で行われた00融資だ

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が2023年7月以降に返済が始まる企業

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が増えていき年内にピークを迎えると言わ

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れている

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企業が倒産する条件というの知らない人

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たちが多いです

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よくある学生の間違いは赤字になると倒産

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になると思ってる子いるんですけど

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いやいやいやと上場企業で腐るほど倒産し

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てあの赤字とかあるんですけどっていうて

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か赤字なのに上場してるとこあるんです

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けどっての考えると

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企業が潰れる条件は赤字だからじゃなくて

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資金繰りが

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立ち行かなくなったら終わりだとで今お話

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に上がった通り国がですねこのタイミング

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で何をしたかっていうといわゆる00融資

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無担保無利子の融資をしてくれたので

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企業は経営が事業ができなくても資金繰り

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はついたわけですね金融機関に行けばお金

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借り入れたんでということで倒産件数が

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減ったという特殊事情があったわけですな

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のでこのグラフを見て不況でも倒産が減る

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ことはあるんだではなくて何で減ったん

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だっけっていうのを考えると

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00融資があったからなんだって話になる

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わけですが

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こっからさらに思考を進めます

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これが皆さんがcfoだったり新規事業の

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責任者とはやらなきゃいけないことです何

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かって言うと

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