「3枚舌外交でパレスチナが苦しんでいる」は左翼プロパガンダ?【朝香豊の日本再興チャンネル】

朝香豊の日本再興チャンネル
17 Oct 202322:58

Summary

TLDRこの動画では、イギリスの中東政策、特に3枚舌外交とその影響について深掘りしています。バルフォア宣言、フサイン=マクマホン協定、そしてサイクス=ピコ協定を通じて、イスラエルとパレスチナの長い対立の歴史的背景が語られます。イギリスの外交策略がどのようにして今日まで続く問題を生み出したのか、またその複雑さを理解することの重要性が強調されています。また、19世紀半ばからのユダヤ人とアラブ人の共存の試みとその困難にも触れられており、歴史的な背景と現代の課題を結びつける詳細な解説がなされています。

Takeaways

  • 📆 このチャンネルは2年間運営されており、質の高いコンテンツを提供することを目指しています。
  • 🌍 イギリスの3枚舌外交とは、異なる相手に対して矛盾する約束を行ったことを指し、イスラエル・パレスチナ問題の一因とされています。
  • 📜 バルフォア宣言により、イギリスはユダヤ人のパレスチナへの居住地建設を支持しました。
  • 🤝 フサイン=マクマホン協定では、アラブ人の土地としての独立を認める約束がされたとされますが、パレスチナに関する具体的な言及はなかった。
  • 🔍 サイクス・ピコ協定により、イギリスとフランスは中東の地域を分割支配することを秘密裏に決定しました。
  • 🕊 第一次世界大戦後、アラブの国々は独立を目指しましたが、多くの地域で欧州の影響下に置かれました。
  • 🕌 イスラエル建国の歴史的背景には、19世紀半ばからのユダヤ人の移住があります。
  • 🤔 イギリスの外交政策は、その時々の地政学的利益に基づき、矛盾する約束が行われたと考えられています。
  • 🏛 パレスチナ問題に関しては、単純な善悪の二元論ではなく、複雑な歴史的経緯が存在します。
  • 📢 チャンネルでは、イスラエルとパレスチナの問題について、プロパガンダに惑わされずに理解を深めることを目指しています。

Q & A

  • バルフォア宣言とは何ですか?

    -第一次世界大戦中の1917年、イギリスの外務大臣バルフォアが、パレスチナにユダヤ人の居住地を設置することを支持すると表明したものです。

  • フサイン・マクマホン協定の内容を説明してください。

    -第一次世界大戦中にオスマントルコのフサインとイギリスのマクマホンの間で交わされた秘密交渉です。シリア以西の領域をアラブの土地と認める内容でしたが、パレスチナについては触れられていませんでした。

  • なぜフサインはカリフの地位に就いたのですか?

    -アラブ諸国の指導者となることを目指し、カリフの地位に就いたのですが、イスラム世界からの反発が大きく、隣国サウジアラビアに攻め滅ぼされます。

  • サイクス・ピコ協定とは何ですか?

    -第一次世界大戦後の中東の勢力圏の分割に関するイギリスとフランスの協定です。シリアをフランス、パレスチナをイギリスの勢力圏としました。

  • なぜヨルダンはパレスチナ人を国民として抱え込んだのですか?

    -第一次中東戦争でヨルダンがパレスチナの領土を獲得したことにより、パレスチナ人がヨルダンの国民となったためです。

  • ファイサルはなぜユダヤ人移民を支援したのですか?

    -イギリスの支援を取り付けるため、またパレスチナ人への牽制も兼ねて、ユダヤ人移民を支持しました。

  • イスラエルはなぜヨルダン川西岸地区の割譲に消極的なのですか?

    -歴史的に対立してきたユダヤ人とパレスチナ人の共存が一つの国の中では困難と考えているためです。

  • 左翼による歴史の歪曲とは何ですか?

    -イスラエルだけを悪者にして一方的に非難するような、偏った歴史観のことです。

  • スクリプト全体のポイントをまとめてください。

    -イギリスの「3枚舌外交」が中東の混乱を招いた、という単純な結論ではないこと。イスラエルも完全な善ではなく、歴史は複雑だったことが分かります。

  • 中東問題の解決には何が必要ですか?

    -武力によらず交渉を通じて国境を確定させ、パレスチナの平和な国家建設を進めることが重要です。

Outlines

00:00

😌 第一次世界大戦時のパレスチナの状況

このパラグラフでは、第一次世界大戦時のパレスチナの状況について説明しています。具体的には、当時のユダヤ人人口が5-7%であったこと、イギリスがユダヤ人のパレスチナ入植を支援したバルフォア宣言を出したこと、アラブ人とユダヤ人の共存共栄が謳われたこと等が述べられています。

05:00

😏 フサイン=マクマホン協定とその後の状況

このパラグラフでは、フサイン=マクマホン協定の内容と、その後シリアで発生した状況について説明されています。協定で約束されたアラブの独立が実現しなかったこと、フランスの委任統治を巡るファイサルとの対立があったこと等が書かれています。

10:01

😮 イギリスとフランスによる中東分割

このパラグラフでは、第一次世界大戦後の中東におけるイギリスとフランスによる勢力範囲の分割について説明されています。サイクス・ピコ協定に基づく北と南の分割、ヨルダン・トランスヨルダンの状況、1948年の第一次中東戦争でのヨルダンによる東エルサレム占領等が書かれています。

15:01

😠 パレスチナ問題の難しさ

このパラグラフでは、イスラエルとパレスチナの対立を解決しづらくしている要因がいくつか上げられています。ヨルダン川西岸地区をめぐる考え方の違い、社会勢力の介入、経済発展の阻害要因等、複合的な困難さがあると指摘されています。

20:02

🙂 物事を単純化しない大切さ

最後のパラグラフでは、この中東問題を単純化して理解することの誤りが指摘され、物事の複雑さを踏まえた上で、様々な視点から客観的に判断することの大切さが述べられています。

Mindmap

Keywords

💡バルフォア宣言

第一次世界大戦時のイギリス外務大臣バルフォアが1917年に発表した声明。パレスチナにユダヤ人国家建設を支持する内容である。ビデオではこの宣言が、後の大規模なユダヤ人移民を可能にした歴史的原点と位置づけられている。

💡フサイン・マクマホン協定

第一次世界大戦中にイギリスの外交官マクマホンとアラブの指導者フサインの間で交わされた秘密協定。アラブ側の独立を支持する内容で、バルフォア宣言と矛盾しているとされることがある。しかしビデオでは、この協定がパレスチナについて何も言及していないことから、両者は必ずしも矛盾しないと説明されている。

💡サイクス・ピコ協定

第一次世界大戦中にイギリスとフランスがオスマン帝国崩壊後の中東分割について取り決めた協定。ビデオではこの協定こそが、その後の混乱の大きな要因の1つであったと位置づけられている。

💡ワイツマン=ファイサル協定

第一次世界大戦後にシオニストの指導者ワイツマンとアラブの指導者ファイサルの間で交わされた合意。アラブ側が大規模なユダヤ人移民を受け入れることを認めたことで知られる。ビデオではこの合意が、国境を越えた両者の共存共栄を意図したものであったと説明されている。

💡中東戦争

1948年から今日に至るまで断続的に起きている、イスラエルとアラブ諸国の間の戦争。ビデオではこの戦争の結果として、国境線が何度も変動した経緯が述べられている。

💡パレスチナ問題

イスラエル建国以来、パレスチナ人との間に続く対立と武力衝突。ビデオではこの問題の起源を第一次世界大戦時のイギリスの中東外交に遡及し、複雑な要因が絡み合っていることを指摘している。

💡イスラム過激派

過激な武力闘争を唱えるイスラム原理主義勢力。ビデオではこうした過激派がパレスチナ側に浸透し、無益な武装闘争を繰り返してきたと批判している。

💡ヨルダン

イスラエルと国境を接するアラブ諸国の1つ。1948年の第一次中東戦争でヨルダン川西岸を占領し、1967年の第三次中東戦争でイスラエルに奪われた経緯がビデオで説明されている。

💡東エルサレム

エルサレム旧市街の東部。1948年の第一次中東戦争でヨルダンが占領し、1967年の第三次中東戦争でイスラエルが奪取した地域。ビデオではこの変遷が述べられている。

💡二国家解決

イスラエル国家とパレスチナ国家の並存を認める平和解決策。ビデオでは著者自身が、これが現実的な解決策であると考えていることが示唆されている。

Highlights

このチャンネルが2年間続いていることへの感謝

質の高い内容を提供し続けるという決意

イギリスの3枚舌外交についての解説開始

イギリス外交の巧みさに対する疑問提起

バルフォア宣言の説明

ロスチャイルドとの関係とパレスチナのユダヤ人居住地建設

フサインマクマホン協定の解説

アラブの地としての認識とその複雑性

サイクス・ピコ協定による中東分割

第一次世界大戦後の中東の政治的変動

イスラエルとパレスチナの現状と未来に対する提案

ヨルダンとパレスチナ人の関係性の複雑さ

イスラエルとヨルダン間の領土変遷

中東問題に対する歴史的な理解の重要性

イスラエルとパレスチナの共存の可能性

チャンネル登録と視聴のお礼

Transcripts

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[音楽]

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必ず野郎日本最高坂豊かですこの動画を見

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てなるほどねなんて思ってくれたら是非

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チャンネル登録よろしくお願いいたします

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え本日10月17日を迎いましてですねま

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このチャンネル初めましてえこうちょうど

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2年になりましたあ皆さんどうも

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ありがとうございますまただねえなかなか

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ま諸事情がありまして多くの人に見て

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もらえるチャンネルになっていないのはま

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はは残念ではありますがあしかしながら質

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の観点で見た場合にはですねま他の

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チャンネルに引けを取らないえそれだけの

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えハイレベルなものをですねま今後も提供

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していこうと思いますので皆さんどうか

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よろしくお願いいたしますえ10月11日

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のデイリーニュースをお伝えいたしますえ

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今回はですねえいわゆるえこのイギリスの

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3枚舌外交みたいなねえこの話についてえ

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やろうかと思いますま世間の中にあっては

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もうこのイギリスの3枚自外交まつまり

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イギリスがですねこの別々の相手にま3つ

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のこの愛矛盾する約束を行ったせいでま今

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も続くこのイスラエルパレスチナ問題が

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起こっているんだみたいなこういう話が

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ですねよくなされてたりはしますよねでま

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その直接に従ったまこの表面的な解説と

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いうものがもう学校の授業でも当たり前の

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ように行われこのYouTubeにおいて

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もこういうのが当たり前みたいな形でま

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言われてたりはするわけなんですよねです

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があの高校者として知られるまつまり外交

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がとてもうまいことで知られるあの

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イギリスがですねそんな愛矛盾するような

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ことをそう簡単にポンポンポンポン言って

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いたのかということについてまあまあ

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ちょっと疑問は持ってもらいたいなともも

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思うわけなんですく探ってみるとですね

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うーんそうとも言えないぞみたいなことが

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こう色々あるんですよねもちろんえ

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イギリスあるいはフランスえこうした国々

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の腹黒さっていうのもあって問題が生じ

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てる部分というのもえ当然あったりはし

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ますえですからこのイギリスにしろ

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フランスにしろですね私は白だなんていう

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つもりは全くないんですよまこういうよう

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なこともあってですねこの全体図を理解

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するというのはこれは甚大変な話にはなる

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んですけれどもえ今回この点についてです

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ねえもうあえて切り込んでえ話をして

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みようという風に思っていますでイギリス

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がこう約束したあこの約束のうですねね

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まずバルフォア宣言というものから見て

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いきましょうでバルフォア宣言とはですね

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まあ第一次世界戦当時のえそのイギリスの

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外務大臣であったバルフォア外務大臣え彼

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がですねこのイギリスの貴族院議員の

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ロスチャイルド男爵に対してですねまこの

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現在のイスラエルがある辺りを示す

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パレスチナという言葉がありますがこの

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パレスチナへのユダヤ人居住地の建設に

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ですねえ3位を示したえつまりこれは賛成

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するということを言ったそういう所管なん

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ですねで私は以前の動画でロスチャイルド

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がこのパレスチナの途中をこの自主から

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買い上げてまこの自主というのはオスマン

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帝国の事主ですからまトルコ系の人が多い

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のかなって勝手に思ってますま実際この

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不在自主がから買い取ったという話がま

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よく出てきたりはするのでおそらくそう

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いうことだと思うんですけれどもえそこに

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対してえこのユダヤ人の入植をどんどん

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進めたなんていうこういう話をねえした

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ことがあったかと思いますで買い上げた

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土地へのま入植なんだよと言ってもえここ

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にこうどんどんとこうユダヤ人たちが増え

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ていくということにで元々多数派だった

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アラブ人まパレスチナ人とも言われたり

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するわけですがこちらの側からですねこの

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恐怖を感じたというのは私はこれは当然な

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んだという話もしましたよねでまその話は

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ちょっと置いといてなんですがこの

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ユダヤ人の入植のこの強力な後ろ立てに

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なったのがこのバルフォア宣言になると

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いうことになるわけですそして一般にこの

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バルフォア宣言と完全にこう矛盾すると

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言われているのがフサインママ本協定と

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呼ばれるものなんですねでここに出てくる

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この負サイとマクマホンというのもこの人

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の名前になってますで負サイというのは

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この予言者ムハンマドの血統を継ぐハ向け

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の頭領なんですよねでこのオスマン帝国の

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中にあってもこの地方の知事みたいなまね

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えそういうような役割を果たしていた

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こんな人になりますで図を見てもらえば

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分かりますが当時のオスマン帝国はですね

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そのサウジアラビアの沿岸部をぐるっと

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囲むようにこう支配していたわけなんです

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でこのオスマン帝国のメッカの側えつまり

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ですねこの西側というか左側の沿岸部です

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ねここの行政のトップを務めていたのがえ

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この負サインだということになりあります

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えそしてえこれに対しママ本の方は

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イギリスの中東担当の責任者なんですねで

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負債ママ本協定なんていう風によく言わ

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れるわけなんですがこの協定の超引識が

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どこかで行われたなんてことは全くなくて

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ですねこの2人の間で交わされた10つの

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え手紙のやり取りえこれのことを言うわけ

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なんですなので負産院ママ本所管なんて

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いう風に言うこともありますでイギリスは

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ですねこの第1次世界大戦に勝利するため

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に月島から見てもまたそのオスマン帝国の

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中にあるその立場から言ってもですねこの

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負サインに反逆をさせるのが非常に有効だ

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ということを目をつけえこうした秘密の

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所管のやり取りというものをやっていた

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わけなんですえそしてえこの負債院はです

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ねこのオスマン帝国に対する氾濫を

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引き起こしま先ほどえ見たですねこのメカ

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側の領域で独立国のヒジャーズ王国えと

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いうものをえ建しましたでこちらの地図の

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この緑色の部分がえヒジャーズ王国だと

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いうことになりますではこの負サインに

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ですねこの反逆を起こさせたあその元と

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なったこのママ本の所管の中にですねま

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どんな感じのことが書いてあるのかという

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のをちゃんと見て欲しいんですねメイスン

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地区及びアレクサンドレッタ地区及び

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シリアのうちダマスカスホムスハマー

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アレッポの各地区より西の部分は純粋に

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アラブ人の地とは言えないそれゆえ提案さ

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れる決定からは覗かれなければならない

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ちょっとねわけわかんない地名ばっかりが

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出てきてうわーみたいな感じになると思う

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んですがメルセン地区と

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アレクサンドレッタ地区というのは今の

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トルコの南部のところという話になってる

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んでえまここはあのパレスチナとは全く何

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の関係もないっていうことになりますで

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ダマスカスホムスハマーアレッポというの

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はですねシリアの都市の名前なんですねで

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シリアの中でもどの辺りなのかということ

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なんですがこの地図を見てもらえばですね

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分かるんじゃないかと思いますダマスカス

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ホムスハマーアレッポはですねま南から

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順番に並んでいるえここの都市の名前に

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なりますよねでこれより西の部分は純粋に

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はアラブの地とは言えないということは

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要するに地中海沿岸の方は純粋にアラブ人

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の土地ではないよとこれらの土地よりも

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内陸側だけがえ純粋にアラブ人の土地だと

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認めるよというこういうことなんですよね

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でもちろんですねこの部分の受け取り方

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っていうのはま色々あるわけなんですね

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マクマ本はシリア側あつまりですね今の

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イスラエルよりもこの北側の方の話しかし

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てないじゃないかと今イスラエルのある

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このパレスチナと呼ばれる地域については

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何も言っていないじゃないかだから

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パレスチナはアラブ人の土地だということ

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になるんだなんてねまこんな感じのことを

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言う人もいるわけなんですですが

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マクマホンははパレスチナのことについて

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は何も語っていないんですよ語っていない

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のにそういうことになるはずだというのは

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あまりにもおかしくないですかと私は思う

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わけです語っていないんだから約束はして

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いないそういうことになるんじゃないかと

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えいうのがこれ正しい理解ではないですか

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またですねこのイギリスのママ本は

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アラブ人の土地だと認めた場所について

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ですねこのオスマン帝国からの独立という

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のはこれはてはいるんですがこの地が負

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サイが支配する土地になるとは実は一言も

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言っていないということになるわけなん

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ですねアラブ人の土地になればいいんだよ

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ねと何も君が支配するという風には言って

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ないよみたいなこんな話にもなるわけなん

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ですまところがですねこのフサインの方は

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ま自らがこの伝統あるこの橋井向けの党首

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であるというこの決闘もあって俺はアラブ

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のオーダなんてことを言い出してですねえ

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このイスラム国家全体の指導者である

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カリフえというこの立場にですね俺は即位

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するなんてことまでやったわけなんですね

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でこれに対しては他のこのイスラム勢力

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から大きな反発があってなんと隣国の

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サウド家えサウジアラビアの王族である

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あのサウド家によってですねこれ滅ぼさ

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れるなんてこともあったわけなんですね

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ところでこうしたことがあった第一次世界

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対戦頃にですねまユダヤ人がどのくらい

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住んでいたのかということになるとこれ私

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残念ながらですね今回調べきれませんでし

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たえただしなんですがマルクス経済学者と

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して知られる慶王大学の信近充先生の

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ウェブページにはですねえこ19世紀半ば

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頃にパレスチナ地方に住んでいたユダヤ

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京都の人口比率は5から7%と推計されて

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いるえとの記述があるのを見つけましたま

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少数派ではあるとはいえ決して無視できる

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ほどでもないそれだけの数のユダヤ京都が

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すでに19世紀半ばの時点でもえこう住ん

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でいたということが分かりますよねしかも

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19世紀半ばよりも20世紀に入ってから

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の方がユダヤ人の入植は間違いなく進んで

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いたと見るべきなんですでさらにこの地中

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海沿岸にはですねキリスト教徒もますでに

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無視できないぐらい住んでいたということ

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があるわけなんですえ地中海沿岸地域を魔

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本がですですねえこれをこのアラブ人の

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土地という状態から外したのはこうした

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事情を考慮していたからだと見れば良いか

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と思いますでさらにですねこの第1次対戦

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後に開かれたフサインの息子のファイサル

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とですねえこのイギリスのシオニスト連盟

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のえワイツマンえとのこの会談においてえ

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なんとアラブ人とユダヤ人の共存共栄が

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歌われるということが起こったんですねえ

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立命官大学の非常金行使である

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近所三氏の書いたシオニスト運動とアラブ

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問題解決としてのアラブ住民位相との論文

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にはワイツマンファマ合意ではファイサル

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はバルフォア宣言の履行と大規模なユダヤ

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移民の受け入れを支しつつパレスチナ

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アラブ農民の権利保護と経済発展の処置を

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条件付けたと書かれていますファイサルは

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なんとこのパレスチナへの大規模なユダヤ

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員を認めていたんですよユダヤ人に来るな

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来るなと動いていたのとは全く逆なんです

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よねでこれはその隣国ヨルダの事情とま

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関係するってことがあるんですがまこれに

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ついては後ほど述べるということにさせて

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くださいとはいえですよフサインママ本

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協定がこのバルフォア宣言と真光から矛盾

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するむちゃくちゃな話だんだなんていうの

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はこれ全然正しくないってことが分かるん

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じゃないかと思いますで最後にもう1つの

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約束であるサイクスピコ協定を見ておき

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ましょうえ実はこのサイクスピコ協定が

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ですね本当は1番の問題じゃないかという

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風に私は思っているんですねこの

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サイクスピコ協定というのはですねこの第

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1次対戦で連合国側で共に戦ったイギリス

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とフランスがですねオスマン帝国を後にね

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打ちまかしたところでまそれぞれの戦力権

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をどう分割するのかなんていうことをま

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あらかじめ決めたというものになりますで

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イギリスの中東専門家のサイクスと

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フランスの外交官のピコとの間で結ばれた

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ものであるのでまサイクスピコ協定という

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風に呼んでいるわけなんですねま後にここ

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にロシアも関わってくるんですけれどもま

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これはパレスチナ問題とは全く関係しない

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のでここでは扱わないようにしますでこれ

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はですねま単純にこのイギリスの勢力権と

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フランスの勢力権でこの中東を分割したと

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いうこういうものになるわけなんですねで

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こちらはNHKがこのイスラエルが描く

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中東の未来予想図というサイトの中でこの

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使っている地図になります緑色で記された

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シリア側とグレーで示されているヨルダン

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側の国境線がありますよねえ内気のロゴに

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も似たこの国境線に沿っているのがこれ

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サイクスピコ競艇で分割されたラインで

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北側がフランスの勢力権南側がイギリスの

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勢力権となったわけなんです今はですね

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ヨルダンもシリアもこれアラブ県の独立国

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だということになっていので現代において

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はまこのサイクスピコ協定は守られている

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ということになるのかもしれませんしかし

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ながら第1次世界大戦が終了した段階では

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そうではなかったんですねさてここでです

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ね人ややこしい話が出てきますフサイン魔

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本協定で出てきたフサインねえ要はその

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アラブの中にあってねえムハンマドからの

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この後継者のえそういうようなあその家計

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の中の頭領であるえこの負サイですねこの

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負サイの引きいる軍隊はですねえこの

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オスマン帝国に半期を切返した時になんと

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あんなところからシリアのところまで

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ずっと攻め上がっているって状態だった

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わけなんですねつまりシリアやえそれより

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も南の地域ここはかなりこの平定していた

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ということになりますなんと平定地域は

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ですねえこのイラクの方にまで及んでいた

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というのがこれが実際なんですでところが

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この第1次対戦後にですねこの今のシリア

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の辺りはえ先ほど言ったサイクスピコ協定

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によってですねフランスの勢力権だという

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風にされていたわけなんですよね負イ側は

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この負の息子のファイサルを国王とする

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シリア王国の完全独立を宣言したんですが

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フランスはですねまシリア王国は認めて

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やってももいいけどフランスの委任統治家

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に入るっていうことが前提なんだという

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ことでここを癌としてですね譲らなかった

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わけなんですまこれに対してこのフサイン

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の側からすればなんですがねいやフサイン

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ママ本協定でアラブの独立認め

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るってことになってたじゃないかそれなの

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にフランスの委任統治家っていうのはこれ

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どういうわけだとまファイサルは起こった

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わけなんですでこれはね私完全に筋が通っ

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てるんじゃないかって思うわけなんですが

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まとにかくこのフランスの異人統治家に

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入るということをこれを完全に突っぱねた

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ですねこのファイサル側にフランスは攻撃

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をバンバン仕掛けねえこの戦いに破れた

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ファイサルはですねこのイタリアに逃げる

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というこういうあり様になったわけなん

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ですでこの後もですねこの複雑な歴史が

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続くわけなんですけれども第2次世界大戦

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終了後の1946年にようやくまシリアは

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完全な独立国家になりましたで南部の

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ヨルダンででもですねこのファイサルは

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ですねイギリスによって追い払われると

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いう事態になりえファイサルの兄の

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アブドゥラを王としてですねえこう迎い

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入れてえトランスヨルダンというえこう

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いう国を成立させましたでこちらの方は

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ですねこのイギリスの異人統治を認めた上

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でまその上で成立した王国ということに

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なりますでこのトランスヨルダンは

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ヨルダン側の東側だけではなくて西側にも

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ですねこう一部領土を持ってという状態

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だったんですねでこの段階でトランス

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ヨルダンはあそのためになんですがこの

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ヨルダン側星眼に住んでいた多くの

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パレスチナ系のこのアラブ人をですね国民

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として抱え込むことになったわけなんです

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よでそうするとこれは国内の中にあって

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元々このヨルダン系の住民とそれからこの

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パレスチナ系の住民とこれの対立をですね

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内部で生んでしまうというこういう状態に

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もつがったんですよねでアブドゥラはです

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ね自らのこの権力基盤を固めるためにま

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イギリス側とこういろんな交渉をやったん

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ですけれどもこの中でイギリスの中東政策

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に非常に大きな影響力を持つイギリス

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シオニスト連盟のですねこのワイツマンと

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もえあったわけなんですよねワイツマン

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ファイサル合意の中でも出てきたあの

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ワイツマンですでアブドゥラはですねもう

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この自分をこう支えてくれるんであれば

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このトランスヨルダンのヨルダン側よりも

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この西側のところにですねえこれユダヤ人

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の入植を認めるというこういう姿勢を示し

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ていたんですよねこれはパレスチナ人に手

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を焼いたアブドゥラがですねえこの

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イギリスの異人統治下で自分の権力を高め

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たいんだというその意図だけではなくえ

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この手を焼くパレスチナ人に対する牽制と

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してですねユダヤ人の入植を進めたいと

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いう意図もあったんだろうってことはこれ

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は容易に想像がつくと思いますそしてこう

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いう背景があるからえワイツマン

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ファイサル合意というのにも繋がったんだ

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ということになるわけですで第2次世界

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対戦後の1946年にですねまイギリスも

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このフランス同様にこの委任統治から手を

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引いたのでこれによりヨルダンはあ完全に

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独立をするという状態になりますですから

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ま現代においてはこのサイクスピコ協定は

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ま守られているという風に言ってもいいの

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かもしれませんがまこれまで述べたように

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第1次世界大戦から第2次世界大戦が

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終わるまでの間これは守られたとは言え

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ない状態にあったということになりますで

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ヨルダンはですね1948年に発生した

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第一次中東戦争この中東戦争というのはま

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イスラエル対アラブの戦いというこういう

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風に考えればいいですけれどもこの第1次

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中東戦争において東エルサレムを含む

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ヨルダン側星眼地区全体をですねこう占領

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しここをヨルダンのものだということで

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抑えたわけなんです1967年の第3次

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中東戦争ではえこのヨルダン川星眼地区は

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ですねイスラエルに奪われることになった

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わけなんですねそして今のこの国境戦が

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出来上がっているというこういうことに

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なるわけなんですですからこのイスラエル

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からするとなんですがヨルダン川西岸地区

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は第3次中東戦争でヨルダンから獲得した

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俺たちの領土だということになりここを

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自分たちがどうしようがですね外野から

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文句言われる筋合いはないんだとこういう

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話にもなるんですよねしかしながら歴史的

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に反目してきたこのユダヤ人と

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パレスチナ人のこの共存というものがです

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ね1つの国の中ではなかなか達成できない

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というこの現実を頭の中に置いた上では

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早期にパレスチナ人国家を成立させていく

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ためにイスラエルはその領土の一部をです

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ねもうパレスチナ人に積極的に渡すべきで

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はないのかとま私は思っているわけなん

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ですでその代わりパレスチナ人は

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イスラエルからの投資というものを積極的

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に受け入れてこの経済発展を目指せばいい

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それが両者のウンウンの関係になるんじゃ

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ないのなんて思っていたりもするわけです

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よねただヨダガ星眼までですねこの自分

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たちの領土だっっていうこういう思いが

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強くそんなところは絶対譲れないなんて

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思っているユダヤ人もま多かったりする

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わけですまたこのユダヤ資本の元で働く

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なんてね冗談じゃないみたいなあそういう

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抵抗感を持つアラブ人もま実際には多いん

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だろうとは思いますでそういうことがこの

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問題の解決を難しくしているというところ

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もまあ見ておいた方がいいのかもしれませ

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んそしてこのパレスチナの側にですねこの

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赤軍派のえ茂のぶさとかがこういっぱい

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入り込んでいたみたいなこういうことから

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も分かるようにえこの革命を目指す社会

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勢力というものがですねもう様々にこう

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入り込んでこの無益な武装闘争というもの

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がもう延々と繰り返されてきたというのが

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これが実際なんですよねで人々の対立を

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煽るんではなくてですねパレスチナが早期

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にこの国境確定に動いて平和な国家建設に

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邁進していればですね今みたいな貧困状態

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をこの続けるというそういうことにはなら

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なかったんじゃないかまそんな風にも私は

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思ったりもしますま以上こんな形でですね

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まかなりめどくさい話をしてきましたま

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ここまで見てくれればですねこの3枚自

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外交を行ったイギリスが悪いんだなんて

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いうそういう単純な話ではないということ

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がま分かったんじゃないかなと思いますま

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なるべく分かりやすくですね説明をした

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つもりではあるんですがそれでも情報量が

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膨大なのでですねま最後までご覧いただい

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た方はまあ正直って少ないんだろうな

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なんて思っていたりもしますえ最後の方

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までご覧いただきましてありがとござい

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ますともかく今この世の中で広がっている

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のは左翼がプロパガンダ用に歪めたそう

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いう歴史なんであってそれを前提にですね

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イスラエルを断罪するっていうのはそれは

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違うんじゃないのっていうのは分かって

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欲しいんですよねで一方私はイスラエルが

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完全な善だというつもりも全くないんだと

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いうのもま今回の話を聞いてまあ改めて

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ですね確認してもらえたんじゃないかなと

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思うんですねでその辺りの私のこの立ち

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位置もご理解いただければと思いますえ

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必ずやろう日本最高朝高でしたチャンネル

play22:34

登録是非よろしくお願いいたしますまた

play22:36

ベルマークの通設定を全てに切り替えて

play22:38

いただきますよう合わせてお願い申し上げ

play22:42

[音楽]

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ます

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