学歴は生涯賃金に影響するのか?【中室牧子 x とある男が授業をしてみた 葉一 / KIDSNA Academy】

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19 Mar 202410:07

Summary

TLDRこのスクリプトは学歴と賃金の関係、教育の経済効果について議論しています。経済学者の中室牧子さんや教育者である葉一さんが、学歴が高いほど年収が高く、大学院進学が裕福になる保証ではないことを指摘。また、教育費は将来への投資として、子どもの収益率を考える必要があると述べています。さらに、学力の差を生む教育格差や貧困の世代間連鎖についても触れ、教育の重要性とその影響を分析しています。

Takeaways

  • 📘 学歴と賃金:大学卒業者は高卒より年収が10%から15%高いとされるが、学歴が高いからといって必ず裕福になるわけではない。
  • 🔍 学歴の影響:学校歴の差は賃金に与える影響はほとんど0であり、学歴が高い学校でも学力や学歴が伸びないという研究もある。
  • 👶 教育投資:子どもの小さな時に教育投資をすることが将来の成果につながるとされ、教育費は将来への投資と考えられる。
  • 🤔 相関と因果:学力テストのスコアが高い子どもが体力テストのスコアも高い傾向にあるが、学力が高いから体力が高くなるわけではない。因果関係と相関関係を混同する人がいる。
  • 🏆 教育の多様性:教育は教科学習だけでなく、スポーツや音楽、絵画、生徒会活動などの非正規の活動も認知能力や非認知能力の発達に重要な役割を果たす。
  • 🏠 家庭の影響:親の学歴や習慣が子どもの学習に大きな影響を与え、親が学ぶ習慣がない場合、子どもも学ぶ意欲が低下する可能性がある。
  • 🌐 インターネットの役割:インターネットが進歩し、学習機会は増え、子どもたちが学びたいと思う気持ちがあればアクセスできる環境が整っている。
  • 👨‍👩‍👧‍👦 モデルケースの重要性:子どもたちは身近な大人から学び、家族や学校の先生がモデルケースとして影響を与える。
  • 🏘️ 近所効果:子どもたちは親だけでなく、近所の人たちからも育てられる。異なる環境や価値観に触れることで、子どもたちの視野が広がる。
  • 📈 モビリティの重要性:貧困の世代間連鎖を打破するためには、子どもたちにさまざまな可能性を提示し、モビリティを高めることが必要である。
  • 👨‍🏫 教育の幅:学校教育は教科学習だけでなく、リーダーシップや社会参加などの幅広い学びの場を提供し、子どもたちの将来に影響を与える。

Q & A

  • 学歴の違いは賃金にどの程度影響を与えるのでしょうか?

    -学歴の違いは賃金にあまり大きな影響を与えないとされています。特に偏差値の高い学校でも学力や学歴の向上にはほとんど影響がないという研究結果があります。

  • 大学卒業者が高卒より年収がどれくらい高い傾向があるとされていますか?

    -大学卒業者は高卒より年収で約10%から15%高い傾向があるとされる研究が多くあります。

  • 学歴が高い人が必ず裕福になるというわけではないというのはどういうことですか?

    -大学院に行った人も高卒の人も、必ずしも裕福になるわけではなく、経済的な状況は個人によって異なります。これはパーセントで表される傾向であり、全員が当てはまるわけではありません。

  • 学歴と学力の関係について、何が誤解されているとされていますか?

    -学歴が高いからといって学力が必ず伸びるという誤解があります。実際には、因果関係と相関関係が混同されることが多く、学歴が高いからといって学力が向上するという必然性はありません。

  • 教育費を将来への投資と考える場合、どの年代の教育投資が最も効果的ですか?

    -教育投資は子どもが小さいうちに行った方が効果的です。ヘックマン教授らの研究によると、年齢別に見ると子どもの若いうちの教育投資が最も収益率が高いとされています。

  • 教育費の投資収益率を定量化する際、どのような要素が考慮されますか?

    -教育費の投資収益率を定量化する際には、子どもの将来の収入や昇進の可能性、社会的地位などを考慮するとともに、幸福感や健康の価値なども評価の対象とされます。

  • アメリカの貧困の世代間連鎖に関する研究で何が明らかになりましたか?

    -アメリカの貧困の世代間連鎖に関する研究では、地域によって貧困の連鎖が起きる傾向があることがわかりました。特に、ラージチェティの研究では、貧困地域から引っ越した家庭の子どもの学歴や職業選択、収入に変化があることが発見されています。

  • ラージチェティの研究で重要な発見は何ですか?

    -ラージチェティの研究では、貧困地域から引っ越した子どもたちの学歴や職業選択、収入に変化があることが発見されています。これは「ネイバーフッドエフェクト」つまり近所の影響が子どもの将来に与える可能性を示す重要な発見です。

  • 学習機会の多さに伴い、子どもたちはどのように学びやすくなってきましたか?

    -インターネットやスマートフォンの普及により、学習機会は大幅に増え、子どもたちが学びたいと思う気持ちからアクセスできる環境が改善されています。

  • 教育において「ご近所効果」とはどのような意味ですか?

    -「ご近所効果」とは、子どもたちが親だけでなく、周りの大人や社会から影響を受け、学びや価値観を形成する効果を指します。ネットを通じてさまざまな人との出会いや考え方に触れることができ、憧れや目標を定めるきっかけとなることがあります。

  • 学校教育において、教科学習以外で重要な学びは何ですか?

    -学校教育では教科学習以外にも、スポーツ、音楽、絵画などの活動が認知能力や非認知能力の発達に重要で、生徒会活動や部活動でのリーダーシップの獲得も将来のキャリアに影響を与えることが研究からわかっています。

  • 勉強の仕方や習慣を身につけることが、なぜ重要なのですか?

    -勉強の仕方や習慣を身につけることで、子どもたちは効率的に学び、長期的な学習を続けることができるようになります。また、興味や好きを無視した勉強は効果がありませんので、子どもたちの個性や関心を尊重した教育が大切です。

Outlines

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📚 学歴と賃金、教育の経済効果

第1段落では学歴と賃金との関係について議論されています。学歴が高いほど賃金が高く、特に大卒の方が高卒より年収で10%から15%高いという研究が多く存在するという事実が示されています。しかし、大学院進学が裕福になる保証ではないことも指摘されています。また、教育費の投資収益率についても触れられ、教育を受けることによる子どもの将来の収入増加の可能性が示されています。さらに、教育費を投資として考えると、教育の成果がどのように定量化されるかについても説明されています。

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🏡 教育の社会影響と個人の選択

第2段落では、教育の社会的な影響と個人の選択について語られています。貧困の世代間連鎖や教育格差の問題が提起され、特にアメリカの研究者ラージチェティの「ネイバーフッドエフェクト」が紹介されています。この効果は、子どもたちが周囲の大人に影響されること、つまり「ご近所効果」を指しており、彼らの学歴や職業選択、収入に大きな影響を与えることが研究から明らかになっています。また、学習環境の改善や親の学びの習慣、教育の幅広さについても議論されており、教育が単なる教科学習以上のものであることが強調されています。

Mindmap

Keywords

💡賃金

賃金とは、労働者が提供した労働に対して支払われる報酬を意味します。ビデオでは、学歴と賃金との関係について議論されており、大学卒業者が高卒よりも年収が高くなる傾向があるとされています。これは、学歴が高いほど経済的な報酬が期待できるという視点を示しています。

💡学歴

学歴は、個人が受けた教育のレベルや種類を指し、ビデオでは特に大学卒業と高卒を比べて議論されています。学歴が高いと年収が高くなる傾向があるという研究結果が紹介されており、教育の価値と経済的報酬の関係が探求されています。

💡教育投資

教育投資とは、将来の収益や成果を目的として教育に費やされる時間や金銭的なリソースのことを指します。ビデオでは、教育費が子どもの将来の収入にどのように影響を与えるかという点に焦点が当てられており、教育の経済的な側面が分析されています。

💡貧困の世代間連鎖

貧困の世代間連鎖とは、貧困状態が親から子へと受け継がれ続けることを指します。ビデオでは、教育の不平等がこのような連鎖を形成する可能性があると示唆されており、教育の格差が社会的な問題となっていることを浮き彫りにしています。

💡偏差値

偏差値は、統計学的な指標で、ある集団の平均からの偏差を標準偏差で割った値です。ビデオでは、偏差値の高い学校に行くことが学力や学歴に与える影響が限定的であるという研究結果が紹介されており、教育の質とその評価指標の関係が議論されています。

💡因果関係

因果関係とは、ある出来事が別の出来事を引き起こすという直接的な関係を指します。ビデオでは、教育と収入との因果関係について触れられており、教育が収入に与える影響を定量的に分析する試みがされています。

💡相関関係

相関関係とは、二つの変数が一緒に変化する傾向があることを指しますが、一方が他方の原因であるとは限りません。ビデオでは、因果関係と相関関係を区別し、教育と収入の関連性について正確に捉えようとしています。

💡人的資本

人的資本とは、教育や健康などの形で蓄積される個人の能力や知識のことを指します。ビデオでは、ヘックマン教授の研究を通じて、人的資本投資の収益率が年齢別に示されており、教育の経済的な価値が探求されています。

💡教育格差

教育格差とは、社会の異なる層やグループ間に教育の質や量の差が生じることを指します。ビデオでは、教育格差が社会的な問題であるとされ、特に貧困の世代間連鎖と関連して議論されています。

💡モビリティ

モビリティは、人や物が空間的に移動する能力を指し、ビデオでは特に社会経済的な階層を移動する能力を意味します。ラージチェティの研究では、貧困地域からの引っ越しが子どもの将来に与える影響について触れられており、モビリティの向上が教育や収入にポジティブな影響を与えることが示されています。

💡学習機会

学習機会とは、教育や知識を得るためのチャンスや環境を指します。ビデオでは、インターネットやデジタルデバイスの普及が学習機会に与える影響について触れられており、現代の子どもたちがより多くの学びの場にアクセスできることが強調されています。

💡非正規労働

非正規労働とは、契約社員やアルバイトなどの安定しない雇用形態を指します。ビデオでは、親の雇用状況が子どもの将来や価値観に与える影響について触れられており、非正規労働が子どもの教育やキャリア選択に及ぼす可能性があることが示されています。

💡認知能力

認知能力とは、人間の知能や思考能力を指し、学習や問題解決に関与します。ビデオでは、音楽や絵画などの副教科が認知能力の発達に重要な役割を果たす研究結果が紹介されており、教育の多様性とその価値が強調されています。

💡リーダーシップ

リーダーシップとは、人々に導く能力や影響力を指します。ビデオでは、生徒会活動や部活動でのリーダーシップが将来のマネージャーとしての賃金に与える影響について触れられており、学校での経験が職業生活にどのように反映されるかが議論されています。

Highlights

学歴の差は賃金に与える影響はあまり大きくないという研究結果。

学力向上を強要しても、子どもの興味や好きを無視すると伸びない。

厚生労働省の資料により、大卒者の障害賃金が高卒より高いことが示された。

経済学者の中室牧子先生と教育者である葉一さんの意見が取り交ぜに議論される。

大卒者の年収は高卒より10%から15%高いという研究結果が多々存在する。

大学院進学が裕福になる保証ではないという事実。

学校歴の差は賃金に与える影響はほとんど0であるという研究が主流。

偏差値の高い学校でも学力や学歴の向上は期待できないという研究結果。

因果関係と相関関係の違いが教育費の投資効果に与える影響について説明される。

教育費は子どもの将来の収入にどの程度寄与するかという収益率を示すグラフが提示される。

教育投資は子どもが小さいうちに行った方が効果的であるという研究結果。

経済学が労働市場における評価を研究対象にしていること。

教育格差や貧困の世代間連鎖という問題が議論される。

ラージチェティの研究が貧困の世代関連差を示すアメリカの地図を紹介する。

貧困の世代関連差が起きていない地域への引っ越しが子どもの学歴や収入に影響を与える研究結果。

ラージチェティの「ネイバーフッドエフェクト」が教育の周囲の影響を強調する。

学習機会の多様化がインターネットを通じて子どもたちにリーチしやすくなっている。

親の学歴や職業に左右される子どもの未来に対する考え方の限界。

教育経済学の研究が学びの多様性とその将来への影響を示す。

勉強の仕方や習慣形成が家庭教育で重要であるという視点。

学校教育の重要性は教科学習以外の活動にも拡がっているという研究結果。

勉強を強要するリスクと子どもの興味を尊重することの重要性。

Transcripts

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学校歴の差っていうのは実は賃金に与える 影響ってのはあまり大きくありません

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我が子の興味とか好きを無視した状態で 強要しても学力は伸びないですよね

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時々貧困の世代間連鎖などという風に言われたりすることもあります

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こちらは学歴別の障害賃金を表した 厚生労働省の資料です大卒の方が高卒より

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障害賃金は高くやはり学歴にお金をかける意義はあるのでしょうか

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経済学者の中室牧子先生とYouTuberであり教育者の葉一さんに聞いてみました

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高卒よりも大卒の方が賃金が高いっていうのは これはよく知られた事実だと思います

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高卒よりも大卒の方がまおそらく年収で言えば10%から15%ぐらい高くなるっていう研究が多いと思うので

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大卒になることの収益率っていうのは決して低くないというところだと思います

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でもやっぱりその履き違えちゃいけないのは じゃあ大学院に行った人が

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全員みんな裕福になるかっていうとそうではないし 高卒の人間がみんな

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金銭的に辛い状況に陥るかって言うとそうではない パーセンテージの話だけだと思うんですよね

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一方で じゃあ東大卒がいいのか慶應卒がいいのか みたいな話があって

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多くの保護者の方はここに関心があるわけですよね やっぱり慶應よりも東大に行った方が

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いいんじゃないかっていう風に 思っている保護者の方は多いと思うんですけれども

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これ学校歴とかという風に言ったりし ますが 学校歴の差っていうのは実は賃金に

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与える影響ってのはあまり大きくありません むしろほとんど0であるという研究が

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主流だと思います その論文の結論を一言で言うと偏差値の高い学校に行っても

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学力も伸びないし学歴も高くならないっていう そういう研究なんですね

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これは統計学で言ところの因果関係と相関関係は違うんだっていうことだと思います

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何かが原因となって結果が引き起こされる そういう状態を因果関係っていう風に言うわけです

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相関関係って言うのは同じ事象が同時に起こってる時に相関関係があるっていう風に

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言ったりするんですね なので例えば学力テストが高い子どもっていうのは

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体力テストのスコアも高いという傾向があるわけです でも学力が高いから体力が高くなるって言うわけではない

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って言うのは みんながそうだろうなっていう風に思うと思うんですよね

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で 多くの人たちは実は相関関係でしかないことを因果関係のように勘違い

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しちゃってしまってるっていうことが結構あるんだと思うんですよね

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教育費を将来への投資と考えた時 教育を受けたことにより子どもの将来の収入がどれくらい高くなるか

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と言った収益率で表すことができます このグラフはノーベル経済学を受賞した

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ヘックマン教授らの著書で用いられた人的資本投資の収益率を年齢別に表したものです

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これを見ると人的資本への投資は子どもが小さいうちに行った方が良さそうです

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教育投資をなんでやるのかって言うとやっぱり将来の成果に繋がっている 将来への投資だって

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いう風に考えているからなんだと思うんですよね 株とか債券の投資だったら

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非常にクリアで金銭的な価値に引き直すわけですけれども 子どもの教育の場合

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そんなに簡単にはいかないというわけ ですよね 幸福感っていうのお金ではかれますか?

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健康の価値をお金ではかれますか? もちろん様々な仮定を置けば可能だと思いますけれども

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そんなに簡単ではない で一方で経済学はですね やっぱり労働市場における評価

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っていうものを1つ研究の対象にしてるんです 例えばどれぐらい稼げるか

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どれぐらい昇進できるかとかですね そういう形で社会の中で地位を与えられてるか

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職業的な地位が高いか みたいな感じでですね 様々な方法で定量化された子どもの教育成果って言うのを 分析の対象にします

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大学卒業まで多くの費用がかかる中 人的資本投資を

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できるかできないかで学力の差を生むという問題は起きるのでしょうか?

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最近だと教育格差とかっていう風に言われている問題で 時々貧困の世代観連鎖などと

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言われたりすることもあります この研究ですごく有名な研究がアメリカにあって

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ハーバード大学のラージチェティっていう人がやってる研究なんですけれども

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アメリカの地図に貧困の世代関連差がどこで起きてるかってのを

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マップしてみると綺麗に貧困の世代関連差が起こってる地域と起こってない地域があるって

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言うわけなんですね でラージチェティの研究はすごい面白くて

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アメリカの国土交通省と一緒に組んで貧困の世代関連差が起きている地域から

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起きてない地域に引っ越しをするためのバウチャー券を配るんです そうすると

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みんなその貧困の世代関連差が起きている地域から起きていない地域に引っ越すんです

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この結果何が起きたかっていうことを調べてるんですけれども 大人の学歴とか雇用状況とか

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精神状態ってのは変わらないんだけれども 子どもの学歴や職業選択や収入が

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変わるんですね でこれは私はすごく重要な発見だと思っていて

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ラージチェティはネイバーフッドエフェクトていうタイトルをつけてるんです 要するに

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ご近所効果ということです 子どもっていうのは親にだけ育てられるもんじゃなくて

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やっぱり近所の人にも育てられてるんだと思います 自分の親が大卒じゃない周りの人も

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みんな大卒じゃない非正規の労働だったりとか不安定な仕事についてる そうするとそれが

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自分の世界の全てなので自分もそういう風になっていくんだろうていう風な

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未来を描くんだけれど そうじゃない人もいるんだっていうことを知ると 突然道が開けてくる

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わけです でもその選択肢を周囲にいる大人がちゃんと見せてあげられるような

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そういう環境をつくらないといけなくて その意味ではやっぱり格差が固定化しないように

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モビリティを高めた方がいいっていうのが ラージチェティの主たる主張なんです

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いろんな人がいます いろんな可能性があります その全てが子どもたちにとって

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与えられたものであるっていうことを親だけじゃなくて社会で提示してくんだっていうことが

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大事かなと思うんですね 学習機会に関しては ネット開けばこれだけ

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スマホの所持率とかパソコンの あの 持ってる率も高いんで 子どもたちのやる気というか

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学びたいっていう気持ちだけでアクセスできる環境はだいぶ増えてきたんで

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そこは昔よりはまだ子どもたちがリーチしやすくなったのかなって

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いうところ あとは中室先生の話で言うとご近所効果のところで言うと 自分が生きてる

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学生の時って身近な大人って家族か学校の先生ぐらいしかいないんですよね

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そこがやっぱモデルケースになっちゃって 親がじゃあ大学出てなかったりすると

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もう親自体に学ぶって習慣がないんですよね そもそもだから家で勉強するっていうのを

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別にやんなくていいじゃんって言っちゃう親も普通にいますし 塾とかくる親でも

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でもネットを開いていろんな人の話に触れてったら その考えって

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普通じゃないんだって気づくこともあるかもしれないんで あこういう考えに憧れるなとか

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こういう風に真似してみたいなって そっちにやっぱり憧れが移っていくと

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よりこう 一種のネットのにおけるご近所効果のようなもの発揮ができると

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思うので だから私授業だけじゃなくて考え方だったりとか 生きる上で

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大事にすることとかも絶対毎週発信するようにしてるんですけど なんかそういったことが

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子どもたちに届いて 1個の考え方の 選択肢になったらいいなとは 今思ってます

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お父さんやお母さんが子どもの隣に座って勉強するのを見ているっていう時に

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子どもの勉強時間が長くなるっていうこれ私自身がやった研究があるんですけれど

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その時に必ずしも勉強を教えてあげてるわけじゃないんですよねえ

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そうではなくて やっぱり勉強の仕方を教えるとか勉強の習慣をつけるっていう

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そういうことは非常に大切で その意味においてはご家庭でやることっていうのは

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そういう見守りだったりとか あるいは習慣形成みたいなことが中心になるんじゃないかなって思います

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で一方で公教育ってのは集団で受ける教育なので

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狭い意味での教育活動というかみんながイメージするような教育活動なんだという風に

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思うんですけれども ここは勉強するっていうだけではなくてもっと広義の意味での

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学びの場だという風に思います 多くの人は勉強するってこがすごく大切で

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勉強の中身っていうのは具体的には教科学習だっていう風に思ってる人が多いと思うんですけれど

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最近教育経済学の研究だと 例えばスポーツをするっていうことが非常に

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将来の賃金だったり学歴に与える効果が大きいっていう研究とか 音楽とかですね

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絵画とかそういう今副教科って言われ てるようなものも 実は認知能力や非認知能力の

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発達にすごく重要だっっていうよう な研究が出てきていたり 生徒会活動や部活動で

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リーダーシップを取るっていうことが将来のマネージャーになった時の

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賃金の上昇幅に与える影響が大きいっていう研究だったりとか そういうものが出てきてるわけなんです

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だから学校で学べることって教科学習だけじゃないもっと

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いろんなことが学べて で実はそういうことも学校を卒業した後の子どもたちの活躍を

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支えることになるんだっていう風に思うので あの私はその学校教育の中に重要なものって

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いうのは教科学習以外のところにもあるという風に思ってます

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やり方を間違えば伸びないじゃないですか 勉強だって我が子の興味とか好きを

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無視した状態で強要したものは何も伸びないですよねっていう話を

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しなきゃいけないと思っていて そこを勘違いしちゃうと強要になっちゃうんですよね

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親御さんのただのエゴになってしまうそこを履き違えた親御さんがやっぱり世の中にも

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いらっしゃるので 実際だからそこは 間違っちゃいけないよなとは思います

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