高齢者施設における新型コロナウイルス感染予防~正しい知識とケアの方法で高齢者を守ろう!~【基礎知識Ⅱ「日頃の備え」版】

東京都 Tokyo Metropolitan Government
28 Jun 202009:59

Summary

TLDRこのビデオスクリプトでは、感染対策における基本的な予防措置の重要性が強調されています。すべての利用者に対して血液、体液、分泌物、皮膚、粘膜への感染リスクを認識し、手洗い、咳エチケット、防護具の使用を徹底することが求められます。また、スタッフの健康管理や利用者の症状監視、感染流行時の対応、そして「3つの3つの回避」の原則に従って、高齢者施設での感染リスクを最小限に抑える方法が紹介されています。

Takeaways

  • 🦠 標準予防策はすべての利用者に日常的に行う感染対策です。
  • 💉 血液、体液、分泌物、皮膚、粘膜は感染性があると考え、適切に取り扱います。
  • 🤧 咳エチケットを守り、咳やくしゃみをする時はティッシュなどで口や鼻を覆いましょう。
  • 😷 症状がある利用者にはマスクを装着し、自分で調整できない場合は介護者が防御を徹底します。
  • 🧼 手洗いは感染対策の基本であり、接触の前後に徹底しましょう。
  • 🧴 防護具は居室に出入りする際に必ず着用し、脱ぐ際にも手指消毒を行います。
  • 👨‍⚕️ 職員は毎日検温し、症状がある場合は無理に出勤しないことを徹底します。
  • 📊 利用者の健康状態を職員間で情報共有し、早期に異常を発見することが重要です。
  • 🏠 高齢者施設では3つの密(密閉、密集、密接)を避けるよう工夫しましょう。
  • 🛁 手洗いの際は液体石けんと流水を使用し、使い捨てのペーパータオルを使用しましょう。

Q & A

  • 標準予防策とは何ですか?

    -標準予防策とは、すべての利用者に対して日常的に行う感染対策のことです。血液、体液、分泌物、損傷のある皮膚および粘膜には感染性があると考えて取り扱います。

  • 咳エチケットにはどのような対策がありますか?

    -咳エチケットとしては、くしゃみや咳をする時にティッシュなどで口や鼻を覆い、症状がある利用者にはマスクの装着をお願いすることが含まれます。

  • 感染拡大を防ぐために手洗いの重要性について教えてください。

    -手洗いは感染対策の基本であり、手が汚染されるといろいろなところに触れて感染拡大の原因になります。ケアの開始時と終了時には手洗いを徹底し、手指消毒を行います。

  • 防護具の着用順序はどうなっていますか?

    -防護具はマスク、フェイスシールド、キャップ、手袋の順に着用します。着用前には必ず手指消毒を行います。

  • 防護具の脱衣順序はどうなっていますか?

    -防護具を脱ぐ際は、手袋、ガウン、キャップ、フェイスシールドの順に外し、外すごとに手指消毒を行います。

  • 日常業務における感染対策で重要なことは何ですか?

    -職員は毎日出勤前に検温し、症状がある場合は無理に出勤せず管理者へ報告します。また、家族に感染症状がある場合も管理者へ報告します。

  • 利用者の健康管理で重要な点は何ですか?

    -利用者の健康管理では、毎日決まった時間にバイタルサインを測定し、異常があれば職員間で情報共有します。発熱者の数を毎日グラフ化して変化に気づきやすくすることが重要です。

  • 高齢者施設で避けるべき「3つの密」とは何ですか?

    -高齢者施設で避けるべき「3つの密」とは、密閉、密集、密接です。手を伸ばしたら届く範囲以上の間隔を空け、利用者同士の距離を保つことが推奨されます。

  • 面会者や配送業者が施設を訪れる場合の対応について教えてください。

    -面会者や配送業者が施設を訪れる場合、検温し発熱がある場合は入館をお断りします。物品の受け渡しは場所を決めて行い、施設内への感染リスクを最小限に抑えます。

  • 感染対策を徹底するために利用できる技術は何ですか?

    -感染対策を徹底するために、面会にテレビ電話システムやWebアプリのビデオ通話機能を活用することが増えています。これにより、直接の接触を避けつつ面会を実施できます。

Outlines

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🛡️ 日常における標準予防策

標準予防策は、感染対策において日常的に行うべき重要な措置です。すべての利用者に対して、血液や体液、分泌物を感染性と考えて取り扱います。具体的には、咳エチケット、個人防護具の使用、環境清掃などが含まれます。くしゃみや咳の際にはティッシュで口や鼻を覆い、症状のある利用者にはマスクを装着させますが、自分で調整できない場合は無理に装着させず、介護者が防御を徹底します。防護具の着脱も正しく行い、脱いだ後は消毒を徹底します。出勤前の検温や、家族に感染症状がある場合の報告も重要です。

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🌡️ 面会者や利用者の健康管理

感染症流行時には、面会やサービス利用を制限することが推奨されます。面会にはテレビ電話やビデオ通話機能を活用することが増えており、感染対策を徹底した上で対応します。施設を訪れる委託業者や配送業者も、入館前の検温や感染症対策が必要です。利用者の健康管理では、バイタルサインの測定や日常のケア中の健康観察が重要です。特に高齢者においては、生活不活発によるフレイル(虚弱)を防ぐために、定期的な軽い運動が推奨されます。

Mindmap

Keywords

💡標準予防策

標準予防策とは、医療現場で行う基本的な感染対策のことを指します。ビデオでは、すべての利用者に対して日常的に行うことが求められる予防策として説明されています。例えば、血液や体液、分泌物、皮膚や粘膜に感染性があると考えながら接するなど、基本的な手洗いや咳エチケット、防護具の使用などが含まれます。

💡感染対策

感染対策は、ビデオの中心となるテーマの一つで、日頃から徹底することが重要とされています。具体的には、手の消毒、マスクの着用、環境の清掃などが挙げられます。ビデオでは、感染拡大を防ぐために、これらの対策がどのように実践されているかが説明されています。

💡防護具

防護具は、感染を防ぐために使用される装備であり、ビデオでは、マスク、キャップ、手袋、ガウンなどがその例として挙げられています。利用者が感染リスクのある場にいる際には、これらの防護具を着用することが求められています。

💡手洗い

手洗いは、感染予防の基本的な行動の一つで、ビデオでは特に重要性が強調されています。正しい手洗いの仕方を行うことで、病原体を除去し、感染リスクを低減することができます。ビデオでは、ケアの開始時と終了時に手洗いを行うことが推奨されています。

💡手指消毒

手指消毒は、手を消毒することにより感染リスクを減らす方法です。ビデオでは、液体石けんと流水を使用するか、消毒用エタノールで手の消毒を行うことが示されています。これは、特に防護具を着用する前や着用後に行われることが多く、感染予防に役立ちます。

💡咳エチケット

咳エチケットは、くしゃみや咳を控えめに抑えるためのマナーで、ティッシュや肘の内側を使って口や鼻を覆うことが挙げられます。ビデオでは、これにより感染を広げないよう努める場面が説明されています。

💡マスク

マスクは、飛沫感染を防止するために着用される防護具です。ビデオでは、症状のある利用者やスタッフがマスクを装用することが求められています。また、感染リスクのある場では、マスクの着用が不可欠であることが強調されています。

💡体温測定

体温測定は、熱を有するかどうかを確認する手段で、ビデオではスタッフの健康管理の一環として行われています。熱がある場合は、管理者に報告し、出勤を控えることが求められています。

💡健康管理

健康管理は、ビデオの重要な概念で、スタッフや利用者の健康状態を監視し、異常を早期に発見することを目的としています。ビデオでは、毎日のバイタルサインの測定や、食欲や睡眠の状態の変化などの注意点が挙げられています。

💡三密

三密とは、密閉、密集、密接の3つの状況を指し、感染拡大のリスクが高いとされています。ビデオでは、これらの状況を避ける方法として、利用者同士の距離を保ち、大きな声を出さないレクリエーションを控えることが提案されています。

💡消毒

消毒は、物体表面や空間の病原体を除去することを目的とした行為で、ビデオでは、共有されたアイテムや防護具の使用後の消毒が重要視されています。これにより、感染リスクを低減し、清潔な環境を維持することが求められています。

Highlights

日頃からの標準予防策の徹底が重要で、すべての利用者に対して日常的に行う感染対策を徹底することが求められている。

標準予防策は血液、体液、分泌物、皮膚、粘膜を感染源として扱うことを含み、手洗いや咳エチケット、防護具の使用が挙げられる。

手が汚染されると感染拡大の原因になり得るため、くしゃみや咳をする際はティッシュで口や鼻を覆うことが重要。

症状のある利用者はマスクの装着が求められ、介護者が適切な防護を徹底することが重要。

防護具の着用は安全疑いのある利用者の居室への入出りを際に行い、手袋、フェイスシールド、キャップの順序で着用し、手指消毒を行う。

防護具の脱着も手指消毒を伴い、脱いだ防護具は居室内の蓋付きゴミ箱に廃棄する。

消毒用エタノールの持ち込みには注意が必要で、利用者が誤飲しないように管理すること。

職員は毎日出勤前に検温し、熱や咳などの症状がある場合は管理者へ報告し、無理に出勤しない。

プライベートでの感染リスクを軽減するために、密になりやすい場所を避け、人混みに行く際にはマスクを着用することが推奨される。

面会者やデイサービス利用者の対応では、検温や症状の有無に基づいて対応を変更することが求められる。

感染症流行時には、緊急やむを得ない場合を除き、面会を制限することが望ましい。

テレビ電話システムやビデオ通話機能を活用して面会を行う例が増えている。

利用者の健康管理では、異常を早期に発見することが重要で、バイタルサインの測定や健康状態の変化に注意を払う。

介護職員の手による感染経路に注意を払う必要があり、手洗いが感染対策の基本である。

手洗いはケアの開始時と終了時に実施し、手指消毒は液体石けんと流水による手洗いまたは消毒用エタノールで行う。

手洗いの際には時計や指輪を外し、爪を短く切り、使い捨てのペーパータオルを使用することが推奨される。

共有物品の消毒が重要で、使用後は必ず消毒を行うことが求められる。

3つの密(密閉、密集、密接)を避けるための対策として、利用者同士の距離を保ち、定期的に換気を行うことが重要。

Transcripts

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基礎知識2

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2

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日ごろの備え

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標準予防策

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感染対策では日頃からの標準予防策の徹底が重要です

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標準予防策とはすべての利用者に日常的に行う感染対策です

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あらゆる人の血液すべての体液を分泌物

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総省のある皮膚及び粘膜には感染性があると考えて取り扱います

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具体的には出生6咳エチケット5人防護具の使用環境清掃などです

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たで触れるとてが汚染されその手でいろいろなところに触れると感染拡大の原因になり

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ます

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くしゃみや咳をする時はティッシュなどで口や鼻を覆いましょう

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[音楽]

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咳をしているなど症状がある利用者にはマスクの装着をお願いします

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[音楽]

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ただし自分でマスクの調整ができない利用者の場合は無理に装着させず

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介護者が防御を徹底します

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マスクを装着すること

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たんやくしゃみなどが手に付着したら手を洗うこと

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これらはすべての職員利用者

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年会社が対象になります

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安全疑いの利用者の居室に出入りする際は必ず防護具を着用しましょう

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居室に入る前にマスクがうん

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ペースシールドキャップ手袋の順に着用します

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一つ一つ着用する前に消毒用エタノールで必ず手指消毒を行います

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[音楽]

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ガウンの首周りが大きい場合は首の後ろを結んで調整する方法があります

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髪の毛はキャップの中にしまいます

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ガウンの袖を手袋で覆ってや首が露出しないようにします

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[音楽]

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すべて着用したら鏡で映したり他の職員に点検してもらい

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確認しましょう

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[音楽]

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経営を実施してから居室を出る前に手袋

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元キャップフェイスシールドの順に外します

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[音楽]

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一つ一つ外す事に必ず手指消毒を行います

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脱いだ防護具は居室内で蓋付きのゴミ箱に廃棄します

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消毒用エタノールを居室内に持ち込む際は利用者が誤飲したりしないよう注意し

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ましょう

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日常業務における注意事項

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[音楽]

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職員は毎日出勤前に検温し熱咳などの症状があるときは

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管理者へ報告し無理に出勤しないことを徹底します

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家族に感染症状がある場合も管理者へ報告相談します

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プライベートでも密になりやすい場所は避けましょう

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人混みへ行く場合はマスクを付けて下さい

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面会者や併設するデイサービスなどの利用者が施設を訪れる場合の対応

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[音楽]

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年開示や送迎車に乗る前に検温し症状がある人は面会

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サービス利用を異なります

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感染症の流行時には緊急やむを得ない場合を除き

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年会を制限することが望ましいです

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面会にテレビ電話システムや web アプリのビデオ通話機能を活用する例が増えて

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います

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感染対策を徹底した上で実施できる環境を整えましょう

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委託業者配送業者などが術つを訪れる場合

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物品の受け渡しなどは場所を決めて対応します

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施設内に入る場合は検温し発熱がある場合は入館お断ります

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利用者の健康管理

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[音楽]

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いつもと違うを早く見つけることが大切です

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毎日決まった時間あ左右にバイタルサインを測定します

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発熱やせき呼吸が早いなどの症状のほかに食欲不振や睡眠状態の変化

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表情や活気がないなど利用者の様子お食事やトイレ排泄など日常のケアの中で健康観察

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します

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また利用者の健康状態は職員間で情報共有することが大事です

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看護師は発熱者の数を毎日ブラフ化するなどわかりやすく記録しておくと変化に気付き

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やすいです

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また高齢者にとっては動かないこと

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生活不活発による健康の影響が金されます

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生活不活発によりフレール虚弱が進み

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心身や脳の機能が低下します

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こうした状態になると進退の抵抗力や回復力も減退していきます

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感染対策に留意しつつ動かない時間を減らし

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ちょっとした運動をしましょう

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ケアの新しい標準

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5家や市出会い

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介護職員の手指を介した感染は感染経路として最も気をつけるべき点です

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手洗いは感染対策の基本です

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ケアの開始時と終了時に実施します

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5家や1手洗い

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ケア前後の手洗いを徹底しましょう

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手指消毒は液体石けんと流水による手洗いまたは消毒用エタノールで行います

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液体石けんと流水による手洗いの際には次の点に注意します

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手を洗うときは時計や指輪を外します

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爪は短く切っておきます

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液体石鹸を使用して洗います

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石けん成分をよく洗い流します

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使い捨てのペーパータオルを使用します

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布タオルの共有はしないこと

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水道栓は自動水栓か手首ひじなどで操作できるものが望ましいでしょう

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やむを得ず水道栓を手で操作する場合は水道栓は洗った手で止めるのではなく気を拭い

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たペーパータオルを用いて止めましょう

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エアジェット式種子乾燥機は使用しないことが望ましいです

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[音楽]

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ケアの新しい標準

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3つの3つの回避

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密閉密集密接の3つの蜜は高齢者施設でも避けるようにしましょう

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施設内では次の点に注意してください

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手を伸ばしたら届く半以上の間隔を空けるなど利用者同士の距離を保ちましょう

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座席のレイアウトはレクリエーションの内容などに応じて工夫しましょう

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合唱やカラオケなど大きな声を出すレクリエーションは控えます

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日中の活動では密にならない工夫をし定期的に換気を行います

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会議でも多くの人数が狭い場所に集まることは避けましょう

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職場の休憩室や食事の際は三密になりやすいので注意しましょう

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タブレット端末やレクリエーションで使用する道具などの共有物品も使用後は必ず消毒

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しましょう

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感染対策ケア環境整備手洗いマスク防護具健康監視介護職員安全衛生
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