歴史的な円安はなぜ止まらない?為替の基本からやさしく解説します!

コアラ先生の時事ネタ祭り
27 Apr 202413:40

Summary

TLDR本動画では円安についての基本から深い解説を展開します。円安とは通貨交換レートが低下することを意味し、ドル高と裏表の関係にあると説明。日本円が他の主要通貨と比較して安くなる「円安」の背景には、物価や通貨供給量といった経済的要因が基本となりますが、短期的には金利差や人々の予想・期待が大きな影響を与えます。特に日本とアメリカの金融政策の違いが円安・円高に大きな影響を与えており、現在の円安はその金利差によるものと分析されています。

Takeaways

  • 😀円安とは、通貨同士を交換する際の比率が低下することを指す。
  • 📈円安が進む背景には、日本の金融政策とアメリカの金融政策の違いが大きな影響を与えている。
  • 💰円安の時期には、ドル高(ドルが高くなる)と円安が裏表になることがある。
  • 🌐円安は国際的な通貨交換レートを基準として判断される。
  • 🔍円安の時期には、ドル円のレートが大きく変動することが特徴である。
  • 🏦金利差は円安・円高を決める重要な要素として、特に日米間の金利差が注目される。
  • 📊円安がもたらすメリットとデメリットは、経済全体に影響を及ぼす。
  • 🌟円安は国際的な取引において、日本円を売る動きが大きくなることで生じる。
  • 📉円安時には、ドルなどの他の通貨に比べて日本円の価値が下がることを意味する。
  • 📚円安についての解説は、基本的な経済原則と実際の取引ニーズ、人々の予想や期待に基づいている。
  • 🎓円安についての理解を深めるには、金融政策、金利、国際取引の動向を総合的に見る必要がある。

Q & A

  • 円安とはどのような現象ですか?

    -円安とは、通貨同士を交換する際の比率が低下することを指し、例えば1ドルが100円から110円になった場合、円安になったと言えます。これはドルが高くなっているという裏返しの現象です。

  • 円安とドル高の違いは何ですか?

    -円安は日本円の価値が下がることを指し、ドル高は米ドルの価値が高くなることを指します。一方が高ければ他方は安くなるという裏表の関係にあります。

  • 円安が起こる背景にはどのような経済的原理がありますか?

    -円安が起こる背景には、物価の変動、通貨の供給増加、需要と供給のバランス、金利差などがあります。これらの要因が組み合わさって円安や円高の動向を決定します。

  • 円安が進んだ状況をどのように評価するべきですか?

    -円安が進んだ状況は、経済全体に与える影響や、特定の産業や企業に与える影響を総合的に評価する必要があります。また、円安が持続する期間や経済全体の動向も考慮すべきです。

  • 円安がもたらすメリットとデメリットには何がありますか?

    -円安のメリットには輸出競争力の高まりや外国為替債務の相対的軽減などがあります。一方、デメリットには輸入物品の価格上昇や外国からの投資の減少などがあります。

  • 現在の円安の状況はどの程度の水準に達していますか?

    -現在の円安は、34年ぶりの水準に達しており、特にドル円の相場においては155円台まで進んでいます。これは円安が進んでいることを示す重要な指標です。

  • 円安が進んだ理由として最も大きな要因は何ですか?

    -円安が進んだ理由として最も大きな要因は、日本とアメリカの金融政策の違いです。特に日米の金利差が大きくなり、投資家が利益を追求して円を売ってドルを買う動きが強まっています。

  • 円安が持続する見込みがある場合、個人投資家はどのように対応すべきですか?

    -円安が持続する見込みがある場合、個人投資家は多角化投資を検討し、リスクを分散させるべきです。また、外貨建ての資産を持つことで、円安による影響を軽減する戦略も有効です。

  • 円安が進んだ場合、日本の輸出企業にどのような影響が生じるでしょうか?

    -円安が進んだ場合、日本の輸出企業は商品が価格面で競争力を持つため、売上高が向上する可能性があります。しかし、原材料の輸入コストが増大するなどのデメリットも考えなければなりません。

  • 円安が進んだ場合、日本の輸入企業にどのような影響が生じるでしょうか?

    -円安が進んだ場合、日本の輸入企業は輸入商品のコストが増大するため、利益率が低下するリスクがあります。そのため、コスト管理や代替品の探求など、適切な対策を講じる必要があります。

  • 円安が進んだ場合、旅行者や留学する人々にはどのような影響が生じるでしょうか?

    -円安が進んだ場合、旅行者や留学する人々は外国通貨への為替レートが悪化するため、旅行や留学のコストが増大する可能性があります。そのため、費用を抑えるための計画や節約が重要になります。

Outlines

00:00

😀 円安の基本とメカニズム

小原先生が円安についての解説を行います。円安とは、通貨同士を交換する際の比率が低下することを指し、ドル高と裏表のような関係にあると説明しました。円安が起こる背景には、物価や経済規模、通貨の供給量などの基本的な要因がありますが、短期的には金利差や人々の予想・期待が大きな影響を及ぼします。また、円安のメリットとデメリット、政治経済の基本的な知識についても後編で説明する予定です。

05:02

📈 為替レートの動向と影響要因

円安が進む背景には、日本とアメリカの金融政策の違いが大きな要因とされています。特に金利差が円安に寄与しており、アメリカの金融引き締めと日本の金融緩和の差が円安を強く押し続けています。国際的な取引においても、実際の通貨の需要と供給が為替レートに影響を与えていますが、短期的には市場の予想や思惑が為替レートを劇的に変動させることがあります。

10:03

💡 円安の現状と将来の展望

現在の円安は、日本とアメリカの金融政策の違いによる金利差に加えて、人々の予想や期待に基づく動向が大きな影響を及ぼしています。円安が持続する中、日本の金融政策が引き続き緩和路線を辿る一方で、アメリカは金融引き締めを続けています。これらの要因から、円安がどこまで進むかは定かではありませんが、基本的な原理を理解することは重要です。次回の後編では、円安がもたらす影響についても掘り下げて解説する予定です。

Mindmap

Keywords

💡円安

円安とは、通貨の交換レートが低下し、外国通貨に対して日本円の価値が下がることを指します。動画のテーマに沿って、円安が進むと、例えば1ドルが100円から110円になることで、円安が進んでいると言えます。これは、外国通貨を買うためのコストが増大し、輸出が有利になる一方、輸入が不利になる可能性があることを意味しています。

💡ドル高

ドル高とは、アメリカドルに対する価値が上昇し、外国通貨と交換するときにより多くの外国通貨を得られる状態を指します。円安とドル高は裏表で、ドルが高くなると日本円は安くなると考えられます。例えば、ドルが100円から110円になる場合、ドル高と同時に円安が起こります。

💡金利

金利は、預金や貸し出しに対する利息を意味します。各国の金利差は、為替レートに大きな影響を与えます。金利が高い国では、その国の通貨を保有することで利息収入を得ることができます。動画では、日本の金利が低い一方で、アメリカの金利が高いため、円安が進む要因となりました。

💡通貨供給

通貨供給とは、経済において流通している貨幣の総量を指します。通貨供給が増えると、物価上昇が起こり、その国の通貨価値は下がります。動画で言及されたカピバラ王国の例では、通貨供給が増えた結果、物価が上昇し、ギルの価値が下がって円安に陥りました。

💡国際取引

国際取引とは、国境をまたいでの商品やサービスの売買を意味します。通貨の交換レートは、国際取引の需給によって変動します。日本の企業がアメリカのサービスを購入する場合、円を売るとドルを買うための国際取引が行われ、円安の要因となり得ます。

💡金融政策

金融政策とは、中央銀行が経済状況に応じて金利や通貨供給を調整することで、経済を安定させるための政策を指します。日本の金融緩和とアメリカの金融引き締めの違いが、円安の大きな要因となっています。動画では、日本の金融緩和が続くという見通しが円安を進める要因となりました。

💡物価

物価とは、商品やサービスの価格を指します。物価が上がると、通貨の価値は下がりやすくなります。動画の例では、カピバラ王国で自然災害が発生して物価が上昇した結果、ギルの価値が下がって円安になりました。

💡為替レート

為替レートとは、外国通貨と自国の通貨を交換する際の比率を意味します。為替レートは、経済の需給、金利差、政治的安定性などの要因によって変動します。動画では、円安が進む背景として、日本の金利が低いことが為替レートを下げる要因となりました。

💡輸出

輸出とは、国内で生産された商品やサービスを外国に販売することを意味します。円安は、外国通貨に対する日本円の価値が下がることを意味するため、日本の輸出が有利になる可能性があります。動画で説明されている円安の進む状況は、日本の輸出企業にとっては好都合になる可能性があります。

💡輸入

輸入とは、外国から商品やサービスを国内に取り入れる行為を意味します。円安は、外国通貨に対する日本円の価値が下がることを意味するため、輸入が不利になる可能性があります。動画で円安が進む背景に、輸入コストの増加が影響していると説明されています。

💡人々の予想

人々の予想とは、将来の出来事に対する個人的な見解や予測を意味します。為替レートには、人々の予想や見通しが大きな影響を与えます。動画では、金利の見通しが変動を引き起こし、円安の進む要因となりました。

Highlights

円安の勢いが止まらず155円を突破し158円台まで進んでいると報道されている。

円安についての解説を行い、2週に分けて配信する予定。

円安とは何かという超基本から始めて、円安や円高になるメカニズムを解説。

円安が過剰か妥当か、メリットとデメリットについて説明予定。

政治経済の基本知識を10分程度で簡単に学べる動画を定期的に配信している。

円安はドルユーロ円などの通貨同士を交換する時の割合の変化を指す。

円安とドル高は裏表で、一方が高ければ他方は安くなる。

通貨同士の交換レートが基本的な為替レートを決める原理。

物価や通貨の供給量が変動すると交換レートも変動する。

需要と供給のバランスが通貨の交換レートを決定する。

金利の違いが通貨の価値感を決定する重要な要素。

ドル円の為替レートは日本とアメリカの金利差に基づく。

実際の取引需要も円安や円高に影響を与える。

人々の予想や期待が為替レートの変動を左右する。

円安ドル高は日本と世界の金融政策の違いによるとされている。

円安がもたらすメリットとデメリットについて次回の後編で掘り下げる予定。

円安は日本とアメリカの金融政策の違いによるとされている。

Transcripts

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小原

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先生はい皆さんこんにちは小原先生です

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今回のテーマは超円安全編です円安の勢い

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が止まらず節目と見られていた155を

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安々と突破し4月26日の段階で158円

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台まで進んでい

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ます34年ぶりの水準ということでかなり

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騒がれている印象でもあるため改めて円安

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について解説をしていきたいと思いますが

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ボリュームが大きくなりすぎてしまったの

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で2週に分けてお送りしたいと思い

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ます今回は円安とは何かという超基本から

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入りどういったメカニズムで円安や円高に

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なるのかという為せの原理の話をした上で

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足元の円安の背景にある状況を解説して

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いきます後編では今の円安が過剰なのか

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妥当なのかということの検討や円安が

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もたらすメリットとデメリットなどについ

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て説明ができればと思ってい

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ますそれからこのでは日々のニュースに

play01:01

まつわることや政治経済の基本的な知識に

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ついて10分くらいで簡単に学べる動画を

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定期的に配信していますので興味を持って

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いただけた方は是非チャンネル登録をして

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先生と一緒に学んでいき

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ましょうではまずズバリ円安とは何かと

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いう基本的な部分を抑えていきますがこれ

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はドルユーロ円など世界各地で使われて

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いる通貨同士を交換する時の例と割合の話

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で日本円が割で交換されている状況のこと

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を円安と表現します例えば1ドル100円

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が1ドル110円になった時円安になった

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と言えますがここで諸学者が疑問に思うの

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が100円から110円へと値が高くなっ

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ているのに円安となることですこれを直感

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的に理解するためには円安とドル高は裏表

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だということから考える方法が有効です

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通貨の交換なので一方が高ければ一方は

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裏返しで安くなるわけですがこの100円

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から110円という動きはドルが高くなっ

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たドル高でもありドル高の裏返しとしての

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円安だと考える方が自然かもしれませ

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んこの裏表の価値というのは大切なところ

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でドルが100円から110円になった時

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普通はドルが高くなったなと思うわけです

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が100円で1ドルを買えなくなった円の

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価値が下がったなと考えることもできそれ

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がまさに円安を表しています

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つまりはドル円の値を見ているだけでは

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本質的に円安なのかドル高なのか分から

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ないということなんですがこれは他の通貨

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と円の取引相場を見ることで大体の動きが

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分かり

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ます例えば昨日まで1ドル100円1ユロ

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120円1ポンド150円だったものが

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今日見たら1ドル110円1ユロ120円

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1lb150円になっていた場合ドルとの

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関係だけで円安の方向に住んでい

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他は変わりがないのでこれは円が安くなっ

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たわけではなくドルが高くなったものだと

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予想でき

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ますこれがもし1ドル110円1ユロ

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130円1lb160円みたいな感じで

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あれば多くの通貨との関係で円安になって

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いるためまさしく円安だと見なすことが

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でき

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ます現在の円の状況について見ていくと

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ドル円の状況は騒がれている通り凄まじい

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勢いで円安ドル高方向へ動いています

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また他の主要通貨ユーロポンド

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スイスフランオーストラリアドルなどなど

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いずれの通貨と比較しても全て円安ユーロ

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高円安ポンド高という状況であり円は全面

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安つまり圧的な円安であると見ることが

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できます特にドルは各国通貨の中でもここ

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3年単位くらいでは特に強いためドル円

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相場についてはものすごい円安の上にドル

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高も合って強烈な円安として受け止められ

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ていると整理ができ

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ますここからは根本的な考え方としてどう

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いう原理で通貨が高くなったり安くなっ

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たりするのかということを考えていきたい

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と思います少し注意して聞いてもらいたい

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のは今から話すのはあくまで教化所的な

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原理であって実社会はその通りには動か

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ないということ

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ですまず為替というものは単に通貨同士の

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交換レートだというのが原理の大前提と

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なります例えば小共和国が全部で1兆

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ゼニーの通貨を発行していてほぼ同じ経済

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規模物価水準のカピバラ王国も1兆ギルの

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通貨を発行していたとし

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ます1ゼニーと1ギルどちらも大抵同じ

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ものを変える水準だとするとじゃあこれら

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の通貨を交換するにあたっては等価交換

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つまりは1ゼニー=1ギルの交換レートで

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いいよねということになり

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ますしかしながらしばらくして状況を再

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確認するとカピバラ王国の方では自然災害

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などを通じて物足が起き物価が上がってい

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て1ギルで買えるものが半減していたとし

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ますそうなると交換レートが同じままだと

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おかしいので1ゼニーは握ると交換される

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べきだということになりますギルヤスの

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発生

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です同じ例を取ってもう1つのパターンを

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確認するとある段階でカピパラ王国がお金

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を増やしたいと考えて一丁ギルを追加で

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発行してそれを全部通させたとしますする

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とこれまでのように1ゼニーと1ギルを

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等価交換していたらこれもおかしいという

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ことになるためこの交換レートは修正され

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1ゼニを得るためには握るが必要になって

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きますこれもまたギル安という結果になっ

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てい

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ますこれらはカセレートを決める根本的な

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原理なわけですがさらに実質的な理屈とし

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て需要と供給のバランスがあり

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ますこれは通貨のみならず経済全般にも

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言える原理ですがみんなが必要とするもの

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は高くなり必要とする人が少ないものは

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安くなり

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ます通貨に関して言えばその通貨に交換し

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たい買う人が多い通貨の交換レートは

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上がりその通貨から交換したい売る人が

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多い通貨はレートが下がり

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ますではみんなが買いたい持っていたい

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通貨って何という話なわけですが1番

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分かりやすいところで言うと金利

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です各国には金利水準があり金利が高い国

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ではその通貨を保有していると利子が

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もらえますもちろん原生の紙幣を持ってい

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ても利子はもらえるわけではなくどこ

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かしらに預けていることが必要になります

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が銀行に預金している場合やあるいは国に

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お金を貸す国際の保有などによって利子

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収入を得られ

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ます例えばゼロ金利政策化にある日本では

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5年も国債の金利は0.5くらい高金利が

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にあるアメリカでは5年の金利は4.6

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くらいですもらえる利子が円かドルかと

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いう違いはありますが片や100万円預け

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ても1年で5000円一方1円155ドル

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の計算で100万円相当である6450

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durを預けると約30000ドル日本円

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にして4万6万相当の利子を得られるわけ

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です通貨そのものの魅力というものも当然

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ありますがどちらが持っていたい通貨なの

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かは今のドル円にに関してはかなり明白だ

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と言え

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ますまた通貨には実際の取引需要という

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ものがあります例えばある日本の会社が

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アメリカの会社が開発したクラウド

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サービスを導入する時当然ドルで購入する

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わけですが日本の会社なので元々持って

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いるお金である円をドルに変えてつまり円

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を売ってドルを買ってそのドルで実際の

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サービスを購入することになります反対に

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外国の企業などが日本で生産されたもや

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サービスを買ってくれる場合は現地の通貨

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を売って日本円を買うことになります実際

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の国際取引においては共通してドルなどで

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決済されることがありますがそれを最終的

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に日本企業が自分たちが使うために円に

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戻せば結果としては円外の動きになります

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トータルで見て円を買う動きより円を売る

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動きの方が大きければそれは確実な円安の

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材料になり

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ますここまでは為替の原理や実質的な取引

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上の理屈についての話をしてきましたが

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現実的に私たちが日々認識しているカセ

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レートの上下変動要因はまた別のところに

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あると言えますそれが人々の予想や期待

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ですこれまで説明をしてきた為せレートを

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動かす基礎的な要因は原理としてはかこ

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たるものですがしかしそれ以前のところで

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人々は先読みをして行動してい

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ます分かりやすいところで言うと金利は

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確かに為せレートの決定に影響があります

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がこれは実際の金利が決まる時ではなく

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先々の金利がどうなるかという人々の予想

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見通しによって変動が起こります例えば

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失業者が増えているという事実が公表され

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た時景気が悪くなっているかもしれない

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すると金利が引き下げられるだろうという

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ことは通過安になるというような予測が

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立てられるので失業者が増えていると

play09:23

分かった時点で即座に通過安に動くことに

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なります特に人々が予想していないことが

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が起こるとより急激な変動をもたらすこと

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になり

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ます為替の変動要因について一旦まとめる

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と一応為替レートの決定についての基本

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原理のようなものは存在し中長期的には

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それらに引っ張られることになりますが

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短期的にはたくさんの人の予想や期待思惑

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仕掛けなどによってバリバリ動いていき

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原則的な部分とはかなり回りした水準を

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もたらすことになりますそしてその人々の

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予想や思惑はうろやすく関係する要因が

play10:00

あまりにも多すぎるため何かしらの理論で

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説明することが事実上困難であり

play10:05

あらかじめその水準を図ることはできない

play10:07

というのが一般的な考え方だと言え

play10:10

ますでは本題的な部分でなぜ円安ドルダカ

play10:14

がここまで進んでいるのかという話なん

play10:16

ですがその理屈についてはここまでの

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ところで大体触れてしまいましたし散々

play10:21

ニュースなどでも取り上げられているので

play10:23

ピンときている人も多いと思います一般に

play10:27

1番大きな影響だと考えられているのが

play10:29

日本と世界の金融政策の方向性の違いで

play10:33

それが最も分かりやすい形で現れているの

play10:35

が金利差です先にも触れましたが特に日米

play10:40

の金利差は概ね4%から5%程度の開きが

play10:43

あり

play10:44

ますアメリカではインフレ抑制のために旧

play10:47

ピッチで金融引き締め利上げが済み

play10:50

2022年1月に115だったドル円の

play10:53

レートは急速に円安方向に向かい物の9

play10:57

ヶ月で151に到達しまし

play11:00

た日本以外の主要通貨を持つほぼ全ての国

play11:04

で利上げが行われたため円は全面安という

play11:08

要素を呈していまし

play11:10

たもちろん金利差が為せレートと完全に

play11:13

一致するわけではなくさにも話した通り

play11:16

金融政策や金利差そのものが大きく動か

play11:19

なくてもそれらがどれぐらい続くのかと

play11:22

いう今後の見通し予想が変化すれば大きく

play11:25

カセレートを動かし

play11:27

ます実際アメの利上げが止まり利酒が

play11:30

始まるとの見方が体制となった2023年

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の1月頃には金利差が大きく縮小したわけ

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でもないのに127円台の円高ドリアス

play11:40

方向へ進みましたしその後アメリカの景気

play11:44

が思ったより強く利下げどころか利上げが

play11:47

しばし続くという状況が確認されていくと

play11:50

再びドル円相場は上昇を続けていきまし

play11:54

た直近155000を抜ける動きに関して

play11:57

は日銀の利上げが限定的で引き続き金融

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緩和を続けるという姿勢が示されたことや

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2024年6月と見られていたアメリカの

play12:06

利上げがかなり後ろ倒しになりそうという

play12:09

情勢を受けてのものだと考えられ

play12:12

ますこのように起きたことを後から解釈し

play12:15

ていくこと自体はそれほど難しくないわけ

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ですが先に話した通り為せレートを決める

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要因が単純ではなく特に足元の動きはほぼ

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予想や何らかの思惑によって形成されて

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いるため現在の為替水準がぎなのか妥当な

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のかということは究極的には分からないと

play12:32

言えますただ原理的な部分に関して根本的

play12:37

にどういう圧力が生じているのかをすごく

play12:39

長い目で見て検討すること自体は可能だと

play12:42

言え

play12:42

ます次回後編ではこの辺りの内容とそして

play12:47

円安円高がもたらすものは何かを掘り下げ

play12:49

ていきたいと思い

play12:51

[音楽]

play12:52

ますそれでは今回のまとめです円安とは

play12:56

通貨の交換においてその比率が低下する

play12:59

ことを指し原理的には各国の物価や通貨能

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量通貨の需要によって決まるものと考え

play13:06

られますが短期的には金利を含む金融政策

play13:09

の方向性などから来る人々の予想に大きく

play13:12

左右され

play13:14

ます現在の超円安は日本とアメリカの金融

play13:18

政策の違いによる部分が大きく日本の金融

play13:21

緩和とアメリカの金融引きしめが当分続く

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だろうという見立てから発生しているもの

play13:26

と考えられるということでした

play13:30

それでは今回も最後まで見てくれて

play13:32

ありがとうございましたまたお会いし

play13:34

ましょう

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