【落合陽一】「AIは生命に近づいているふうにみえる」『動的平衡』の福岡伸一が「生命とは何か」を解説「計算機が生命に近づくためには…」「生命は個体でなく流体」ダーウィニズムでは説明できない進化の謎とは?

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26 Oct 202317:15

Summary

TLDR進化と生命の複雑さについて語る動画スクリプトの要約です。目の進化を例に、レンズや網膜、神経細胞などのサブシステムが独自に進化し、最終的に視覚機能を形成するプロセスが説明されています。また、生命はエントロピー増加の法則に逆らって動的な平行状態を作り出すことで定義され、AIの言語学習モデルが人間の言語獲得プロセスを再現する可能性についても議論されています。さらに、生命と計算の関係や、進化の大きなジャンプとしての細胞の複雑化についても触れられています。このスクリプトは、生命の神秘性と科学的解明の難しさを興味深く紐解いています。

Takeaways

  • 🧬 生命の進化には、目のような複雑な器官の形成が含まれており、それは単純な自然選択だけでは説明しきれないと述べています。
  • 🌟 目の形成には、透過的なタンパク質のレンズ、光を感受する網膜、そして信号を解釈する神経細胞などのサブシステムが必要なと触れられています。
  • 🤖 AIの言語モデルは、人間のように自然言語を扱えるようになり、その学習プロセスは人間の言語獲得モデルを再定義する可能性があると議論されています。
  • 🧵 DNAや言語のような情報の並びは、紐づけと連続的な情報の流れによって意味を持つと示唆されています。
  • 🌌 生命はエントロピーの増加に対抗し、秩序を保つ計算的なプロセスであると見なされています。
  • 🚀 生命の複雑さを象徴する細胞のコンパートメント化は、単純な突然変異ではなく、共生関係に基づく進化的ジャンプであると述べています。
  • 🧠 脳のニューロンの発火は、高速で教示的な関連性に基づいて行われ、生命現象は同時性の秩序を持ち合わせていると触れられています。
  • ⚡ AIの発展は、計算機が生命のように振る舞う能力を持つ可能性を示しており、生命と計算機の間には曖昧な境界があると語られています。
  • 🤔 生命と非生命の境界は、エントロピーの増加に対する抵抗力があるかどうかに基づいて考えられると示唆されています。
  • 👶 子供の記憶は一般的に不確かであり、7歳頃の幼児は多くの記憶を失う傾向にあるとされています。
  • 🔍 スクリプト全体を通して、生命、進化、AIの言語モデル、情報の流れ、そして生命と非生命の境界について深く掘り下げられています。

Q & A

  • 進化の過程で目はどのようにしてできたと考えられていますか?

    -目はレンズのような透明なタンパク質が集まり、光を集める仕組みを発達させる必要がありますが、それだけでは目とはならず、網膜のような光を感受する仕組みが必要とされています。さらに、これらのサブシステムが機能し始め、自然選択によって進化し始め、最終的に目が形成されます。

  • 生命の定義は何ですか?

    -生命は、動的平行という概念に位置づけられており、個体というよりは流体であり、時間と空間を超えた情報の集合体として捉えられます。生命はエントロピーの増加に抗い、自己システムを形成し、持続的に新しい平行状態を生み出す能力を持つものです。

  • AIが自然言語を学習するプロセスはどのように進化していますか?

    -AIは膨大な数のパターンを学習し、その中から最適解を選ぶことで自然言語を習得します。これは、言語を作り出すための原型的なモデルを持つという従来の考え方とは異なり、より量を求める学習プロセスを経て自然言語を獲得するようになっています。

  • 生命と非生命の境界線はどこにあると考えられますか?

    -生命と非生命の境界線は、エントロピーの増加に勝てなくなる瞬間とされています。また、計算と生命の中間地点は、統計的な解を見つける計算機と生命現象の間に位置づけられる可能性があります。

  • 進化において大きなジャンプが起こったとされる幻覚細胞とは何ですか?

    -幻覚細胞とは、単純な細胞が複雑化し、コンパートメントを持ち、ミトコンドリアやエンドプラスミトコンドリアなどの細胞器を持つ細胞へと進化する過程です。これは単純な突然変異ではなく、共生関係に基づく進化的ジャンプとされています。

  • 子供が成長するにつれて記憶を失う理由は何ですか?

    -子供が成長するにつれて記憶を失う理由は、脳の発達と学習のプロセスに関連しているとされています。また、子供の脳は大人よりも柔軟であり、新しい情報を吸収する必要があるため、古い記憶を整理し、新しい記憶を形成するプロセスが行われています。

  • 進化の過程でサブシステムがどのように機能し始めるのかを説明してください。

    -進化の過程でサブシステムは、自然選択によって徐々に進化し始め、最終的に機能し始めます。例えば、目の進化では、レンズや網膜、脳の細胞群などのサブシステムが進化し、光を集める機能を獲得し、光を感受し、情報を脳に伝える仕組みを形成します。

  • 生命現象を計算に還元することの意義は何ですか?

    -生命現象を計算に還元することは、生命の複雑さを数学的・計算理論的な概念で解明し、より深く理解することができることを意味します。また、バイオインフォマティクスの発展により、生命現象を計算モデルに基づいて分析することで、医療や生物学の分野で新たな発見を目指すことができます。

  • AIの言語モデルが言語を学ぶプロセスはどのようにですか?

    -AIの言語モデルは、大量の言語データを学習し、パターンを認識することで言語を学びます。このプロセスは、人間が言語を獲得するプロセスとは異なり、言語の基本モデルを持ちながら学習するのではなく、学習データから最適解を選ぶ計算プロセスに基づいています。

  • 進化の謎に対する現代の科学的な理解は何ですか?

    -現代の科学では、進化の謎に対する理解が進んでいますが、まだ完全には解明されていない部分もあります。特に、複雑な器官や機能がどのように進化し、サブシステムがどのように機能し始めたかについては、ダーウィンの自然選択説だけでは説明しきれない部分があり、さらなる研究が必要です。

  • 生命がエントロピーの増加に抗う方法は何ですか?

    -生命はエントロピーの増加に抗うために、自己システムを形成し、持続的に新しい平行状態を生み出すことで、不安定さからエネルギーを得ています。生命は、環境からのエネルギーを利用して自己を維持し、繰り返し自己を壊して再構築することで、エントロピーの増加に対抗しています。

  • AIが言語を学ぶ際の学習量とその能力の関係について説明してください。

    -AIが言語を学ぶ際には、学習量が増加すると、その言語処理能力も急激に向上します。学習量が10の24乗、25乗、26乗ほどになると、言語の理解能力が大幅に向上し、自然言語をより自然に扱えるようになります。これは、人間が言語を獲得するプロセスと類似しており、大量の言語データを通じて言語モデルを構築するプロセスです。

Outlines

00:00

🤔 進化の謎と生命の定義

進化の過程で目のような複雑な器官がどのように発達したか、また生命とは何か、無生物との違いは何なのか、といった問題について議論されています。また、AIの発展とそれに伴う言語モデルの学習についても触れられており、生命と計算の関係性や、進化の大きなジャンプを引き起こす共生現象などの話題が展開されています。

05:01

🧠 AIと言語モデルの進化

AIの発達とそれに伴い、言語モデルがどのように自然言語を習得し、人間の言語獲得モデルを再定義する可能性があるかについて解説されています。また、AIが持つ潜在的な力と、それが生命に近づけることができるかどうかについての議論もされています。

10:04

🔬 生命の進化とサブシステムの進化

進化論において説明しきれない進化の謎、特に目のような複雑な器官がどのように進化し、サブシステムがどのように機能し合って目が形成されたかについて説明されています。また、自然選択の仕組みと、生命の計算的性質についても議論されています。

15:04

🌐 バイオインフォマティクスと生命の計算

バイオインフォマティクスの観点から、生命が計算の上に成り立つという考え方と、生命が多量の計算を行って自己システムを形成するという視点から、生命と計算の関係について語られています。また、生命と非生命の境界線や、進化の中で大きな進化的ジャンプが起きた理由についても触れられています。

Mindmap

Keywords

💡進化

進化とは、生物種が時間の経過と共に変化し、新しい種を生むプロセスです。このビデオでは、進化の謎や進化の過程におけるサブシステムの進化について議論されています。例えば、目がどのように進化し、レンズや網膜、神経細胞などのサブシステムがどのように機能し合って目が形成されたかが説明されています。

💡自然選択

自然選択は、生物が持つ個々の特性の中で、環境に適したものが生き残り、繁殖するプロセスを指します。ビデオでは、自然選択が進化の過程で重要な役割を果たすと説明されており、目や他の器官の進化においても、自然選択が各サブシステムの機能を整えるプロセスを通じて働いているとされています。

💡サブシステム

サブシステムとは、複雑な系の中で独立して機能し、他のサブシステムと相互作用を持ちながら全体の機能に寄与する部品です。ビデオでは、目を形成するプロセスでレンズ、網膜、神経細胞などのサブシステムがどのように独自に進化し、最終的に結合して視覚機能を形成するのかが議論されています。

💡動的平行

動的平行とは、生命の持つ不安定さと変化を意味する用語で、ビデオでは生命が常に新しい状態を作り出すプロセスを説明するために用いられています。生命は、エントロピーの増加に抗いながらも、新しい平行状態を生み出すことで動的なバランスを保っています。

💡エントロピー

エントロピーとは、物理学で混乱や無秩序を表す量です。ビデオでは、生命がエントロピーの増加という自然の傾向に逆らって、秩序を保つプロセスを通じて進化していると説明されています。生命は、エントロピーを減少させることで安定性を獲得し、進化を続けています。

💡AI(人工知能)

人工知能とは、人間のように思考や学習ができるように設計されたシステムです。ビデオでは、AIが言語を学び、自然言語を生成する能力を獲得するプロセスが、人間の言語獲得プロセスと比較されており、AIの発展が生命に近づいている可能性についても議論されています。

💡言語獲得

言語獲得とは、人間の子供が自然言語を学ぶプロセスです。ビデオでは、AIが膨大な言語パターンを学習し、最適な言語構造を選ぶ能力を獲得するプロセスが、人間の言語獲得プロセスと比較されています。この比較は、AIの学習プロセスが生命現象に似ていることを示す指標とされています。

💡ブラックボックス

ブラックボックスとは、内部の仕組みが不明であるが、入力と出力の関係だけが知られているシステムを指します。ビデオでは、大規模言語モデルがブラックボックスと呼ばれ、その内部で何が起きているのかについて探求しています。また、言語処理におけるベクトル化や特定のシンボルの引き出し方がブラックボックス的プロセスとして説明されています。

💡DNA

DNAとは、生物の遺伝情報を持つ分子であり、生命の基本的な情報媒体です。ビデオでは、DNAがどのように情報を持ち、生命現象を制御するのかが説明されており、DNAの言語体系と比況して、言語モデルの仕組みを考察しています。

💡計算

計算とは、数学的な手続きやロジックに基づいて問題を解くプロセスです。ビデオでは、生命が大量の計算を行っているとされており、生命現象を計算の上に成り立っているとするバイオインフォマティクスの観点から議論されています。また、計算と生命の境界についても考察されており、エントロピーの増大と生命の関係が計算の観点から分析されています。

💡細胞

細胞とは、生物の最小の生きる単位であり、生命活動を行っています。ビデオでは、細胞の複雑化と進化のプロセスが触れられており、単純な細胞から複雑化し、コンパートメントを持ち、より高度な機能を持つ細胞へと進化する過程が説明されています。

Highlights

進化上の大きな謎の一つは目がどのように進化し、必要なサブシステムが機能が見えないのにどのように進化して集合するかということです。

自然選択が機能しないサブシステムが独自に進化し、最終的に目のように機能的な器官を形成するという進化の仕組みは、ダーウィンの進化論だけでは説明しきれないとされています。

福岡新一さんは、生命を「動的平行」にあるものと定義し、生命の持つ動的な特性を強調しています。

VTRによる表現で、生命は個体よりも流体であり、環境との情報の流れによって形成されると説明されています。

現代の人間感はコンピューター上では異なる形をとる可能性があり、生命は情報の集合体として存在すると考える視点が紹介されています。

生命はエントロピー増加の法則に抗い、新しい平行状態を作り出すことで持続的に更新されるとされています。

AIの言語モデルは自然言語を獲得する能力を持ち、人間言語獲得のモデルを書き換える可能性があるとされています。

AIの学習プロセスは、統計的な解を見つける計算プロセスであり、生命現象と計算の間には深い関係があるとされています。

言語モデルの学習は、量子論的な結びつきを作り出すような自然現象に近く、生命に似ていると感じる人もいます。

大規模言語モデルはパラダイムシフトをもたらし、ブラックボックスの中で何が起きているのかが興味深いとされています。

DNAの言語体系は、情報の並びから紐出されたものであり、言語と遺伝子の鎖の類似性を指摘しています。

生命と非生命の境界は、エントロピーの増加に勝てなくなる瞬間と捉えることができます。

生命進化で大きなジャンプがあったとされる幻覚細胞の登場は、単純な細胞が複雑化する瞬間を指し、進化の他の側面を明らかにします。

幼児の記憶に関する話題では、7歳ぐらいの子供は大部分の記憶を忘れることがあるとされています。

生命は多量の計算を行い、その結果をフィードバックして自己システムを形成する計算現象の一形態と考えられています。

生命と計算を分ける要素は、エントロピーの増加に対する対応であり、非戦形的な境界線が存在するとされています。

Transcripts

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進化上の非常に大きな謎は例えば目がどう

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してえできたか目ができるためにはレンズ

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のような透明なタンパク質が集合するよう

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な進化が必要なんですけれどもそれだけで

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はあの光を集めるだけで目にはならない目

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になるためには網膜みたいな光を感受する

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ための仕組みがいる全部が合体しないと

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四角という機能が現れないからそこまで

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行かないとい

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自然選択がかからないわけですよねなのに

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もかわらずレンズや膜や細胞というサブ

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システムが機能がまだ見えないのにま自然

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選択にかからないのにそれぞれ斬新的に

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進化してきて集合するっていうそのえ教示

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的な進化っていうのはなかなかダウイズム

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だけでは説明できないのでそういっ

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たものをねどう説明していかていうことも

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大きな課題なんですよねAIの側の上長性

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が上がってくとまやがてあの辺は生物に

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なり得ると思いますからうんそこは

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[音楽]

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あのこんばんはうりお茶のお時間ですいや

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今日もね生物無生物の教会戦というわけで

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ま生物って何だろう無生物って何だろう

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そしてどこまでが情報なんだろう何がえ

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生き物で何が宇宙でまいろんな話まで行く

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んじゃないかと思うんですけどもま今日も

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そんな深いところまで行けたらいいなと

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思いましてそんなことにぴったりのゲスト

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に来ていただき

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え生物学者作福岡新一さんです

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どうぞはいどうも

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こんばんはいつもは万博の会議でなんかご

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勝してますからいつもありがとうござい

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ますよろしくお願いしますよろしくお願い

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します

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えはいじゃあ福岡先生のご紹介から行って

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みましょうかねというわけでえスライド

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どうぞでんえっと生物学者え作家の福岡

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新日さんです青山学院大学教授

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ロックフェラー大学客員教授さされており

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ます19599年東京生まれ京都大学大学

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院博家庭終了波動大学研究員京都大学助教

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時など経て原職でごねますとえ大阪関西

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万博2025年開戦のテーマ事業

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プロデューサーも務めておりまして私とは

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テーマ事業えテーマプロデューサー会議の

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たびに毎回お会いしていますよろしくお

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願いしますとで主な著作にえっと生物と無

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生物の間えサントリー学芸省受賞とか同的

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並行シリーズなんかがございますが生命と

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は何か同的平行論から取り直した所作を数

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多く発表されていますさあ福岡さんの言う

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同的並行とはデデンとえっと合成と分解え

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参加と還元切断と結合などえ総矛盾するえ

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逆反応が絶ず繰り返されることによって

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秩序が維持され更新されてる状況を示す

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生物学用語で私が生物学者として生命を

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捉える時生命を生命楽しめる重要な特性だ

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と考えられるものであるとだから生命とは

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何かと言われたら躊躇なくそれは動的平行

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にあるものと定義することになるとえ

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おっしゃってますとなんと動的平行を表現

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したVTRがある行ってみよう

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でいい感じだあなるほど

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これはいつお作りになったんですかえ5年

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ぐらい前です5年ぐらい前でもこの絵結構

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綺麗ですねへえま粒子がこう環境から

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流れ込んできてま一瞬人間あるいはえ

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ネズミの方たを取るわけですけれどもえ

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それはまた環境に戻されていくというえ

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生命というのはま淀みというかえ個体と

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いうよりは流体でありえさらに時間を

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伸ばすとまあ期待のようなものでもあるか

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もしれないというそういうイメージをえ

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映像にしたものですねはい非常に味わい

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深くてまこれ人の人の形もねだって今や今

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あの形っていうのはおそらく我々が遺伝的

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に構成した形であってコンピューター上に

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いる我々はこの形じゃないかもしれない

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けれどまおそらく何らかの粒子や何らかの

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情報の集合体としてえ形を作っており

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えっとま近代的人間感とすれはああいう

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人間感だと思うんですけどそうでもない

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あらゆるえっと構成やえ生態系やえなん

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だろうなえ代謝の中で我々が存在して

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るっていうのは非常に味わい深いと私も

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思いますそれはあ生命がそのパーツの

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スタティックなま集合体ではなくてパーツ

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自身が常にえん入れ替わりながらあ新しい

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平行状態を常に作り出すためにま率先して

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え自分自身を壊しながらあその壊すことに

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よって生ずる不安定差を使ってまた

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作り直してえま基本的にはエントロピー

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増大の法則に対してえなんとか抗ってる

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ものがあ生命だなっていう風なコンセプト

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がま同的平行ということなんでま本当の

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こと言えば先ほどうんさんが言ったように

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科学平行とは違ってま動的な不平行が非

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平行があ生命なんですけれどもまそれ

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を短くして同的平行と呼んでるわけですね

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などま近年例えばこうやってITが

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盛り上がったりAI出てきたりしてAIの

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側の上長性が上がってくとまやがてあの辺

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は生物になり得ると思いますかねうんそこ

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はあの興味深い課題だと思うんですけれど

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もはいその生成AIががねあのえある種の

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その自然言語をま語れるようになったそれ

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うんその学習料がえまある一定の生地を

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超えたら急にえ自然にできるようになっ

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たっていうことなんですよねでそれって

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その人間の言語の獲得のモデルをやっぱり

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書き直すま書き的な

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え枠組になる可能性があるわけですよね昔

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はあのまチョムスキーのえ言語モデル

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みたいに何かその言語をえ作り出すため

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の原型みたいなものが脳の中にあってえ

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そこにあらゆる言語がはまってえ構成さ

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れるという風に考えてましたけれどもえ

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生生AIの言語学習を見るとそんなえ基本

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モデルはいらなくてとにかく

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あのえ膨大な数の

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えパターンを学べばその中からま最適会を

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選べるっていうまあある種その量がえま

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この言い方ちょっと誤解産むかもしれない

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ですけど何かこう量子論的なねあの

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結びつきを作り出すみたいな感じで

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え生命に近づいてるっていう風には見え

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ますよね確かになんか僕はその言語とか

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学習投入量が要は10のま24条25条

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26乗ぐらいになってくると水論の能力が

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急に上がってくるっていのはま我々

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コンピューター研究者にとっては非常にお

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おなるほどって思った瞬間なんですけど

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ただあれを考えてる時によくなんから頭の

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中に宇宙が思い浮かばれててで惑星と惑星

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が衝突しないことには何も始まらないと

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すればとか星と星がぶつからないことには

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何も起こるないとするとスカスカの元号

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状態ととかスカスカのオブジェクトとか

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情報の状態だと多分何も起こらないけれど

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そこが十分に満たされてくるとまあの鎖が

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絡み合うようにオブジェクトオブジェクト

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が総合認識されるようになんかそれがあの

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ま例えばアテンションなのか何らかの

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重み付けによって紐づいて言語の体型だっ

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たりとか構成だったりっていうのを

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作り出していくっていうのは実に

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ナチュラルな現象だなって思っていてで

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それってま物理がけだ例えば総転位っって

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言われてるようなあの1個前の状態から

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ちょっと変わってくる状態になるためには

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あのま量が一気に変わったりとかあとその

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全体のえっと定常状態がまた違うところに

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繊維していったりとかなんかそういった

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ところがすごい重要だなと思っていてで

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その観点ではやっぱり生物も最初物質が

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散らばってる段階ではおそらく生物になり

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得なくてそうなんですよねでそれと似て

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ますよねなんかそうなんですよだから

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あの言語モデル大規模言語モデルっていう

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のは非常にあのえ的なまパラダイムを

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もたらしてるなっていう風に思うんですよ

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ねえま実際あのえま今ブラックボックスと

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呼ばれてるあの中では何が起きて

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るっていう風にお合さん見てますかまあれ

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はなんかまベクトル

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ベクトライズマニュファクチュアを作っ

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たりとか特定のものとえっと同じような形

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のシンボルを持つものを引っ張り出してき

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たりつげたりすることをしてい

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るっていうのを我々はなんか言語処理って

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呼んでるんだろうなっていうイメージが

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あって逆に言うと言語モデルを見てる時に

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じゃ例えばDNAっていうのはどういう

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言語体系をあのたくさんの情報の並びから

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紐出していったんだろうとかじゃそれは

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質量のないえっと単純にベクトルで表現し

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た物質を返さないまもしろ物質をさない

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言っても電子的なものは返してるんです

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けど物質を返さない情報的なやり取りの中

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で何らかの紐付きが次の紐付きを結び出し

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てくっていうのはあの遺伝子の鎖もそう

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ですしあの単語の列から言葉の列も非常に

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鎖的な振る舞いもしますしああいった

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ところのなんか類似性をすごく僕は感じて

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いてなんか情報のまとまりをすごい

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たくさん作ってあげるとその情報は転がり

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続けるっていうところになんか僕はあの

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非常に言語とあのうん我々がシンボルあ

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アミノ酸でもあのコドでもエキでもいいん

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ですけどならかのシンボルで離散化した

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ところの間の紐付きを感じていますねそう

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ですねその紐漬けていうのもそのま単純な

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こうリニアなモデルっていうかあのえ風が

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吹けば穴が儲かるみたいなうんある種の

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こうアルゴリズムではなくてえま生命現象

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の中で起きてるう形な秩序っていうのは

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うんま本当に同時性があるわけですよねA

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ということが起きたからそれがま

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あZということをもたらしたというよりは

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AとZという現象がまほぼ教示的にえ関連

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付けられてえ細胞の中でも起きてるしえ

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遺伝子が発言する時も同時に必要なものが

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現れてくるあるいは脳のな中のま

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ニューロンの発火でもえ脳の中でま例えば

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5cm離れてる場所っていうのはえもし

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電気的に繋がってるとしたら何

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ミリセカンドかあのそうですね電気的だ

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もう多分ミリもかかんないですねそうそう

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ですよねでもそれよりも早くあの教示的に

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発火してますからまその辺があの大規模

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言語モデルみたいなえもので

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え説明できる部分があるのか

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うんあのもう1つその進化上の非常に

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大きな謎は

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えまその単純なダーウィニズムうんだとえ

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まあらゆる思考錯誤があま突然変異によっ

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て起こってまその中で環境にえ適したもの

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がたまたまできた時にまそれが自然選択で

play11:55

え選ばれてえ広がっていくだからま膨大な

play12:00

時間さえあれば

play12:02

え盲目の時計職人でもま時計ができ

play12:07

るっていうまブイもタイプライターを叩け

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ばシクスペアがけるみたいそうというま

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モデルがありますよねで確かにそういう風

play12:13

play12:14

え生命が進化してきたという風に見なせる

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えことあると思たくさんあるんですけれど

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もそれでは説明できないことがあるんです

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よねそれはあのえサブシステムがあ集合し

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てできるようなえ仕組みがどう進化した

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かっていうことで例えば目がどうしてえ

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できたか目ができるためにはレンズのよう

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な透明なタパ質が集合するような進化が

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必要なんですけれどもそれだけではあの光

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を集めるだけで目にはならない目になる

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ためには網膜みたいな光を感受するための

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仕組みがいるそしてえそれだけでも目に

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ならずその感受した網膜から得た電気信号

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がま集合してそれをコーディングするため

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のえ細胞脳の死細胞群がいるそうすると

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レンズ網膜死細胞っていう3つのえサブ

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システムがえ徐々に進化しながら合体し

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ないと目ができないわけですけれども全部

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が合体しないと四角という機能が現れない

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からそこまで行かないと自然選択がい

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かからないわけですよねなのにも関わらず

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レンズや網膜や死細胞というサブシステム

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が機能がまだ見えないのにま自然選択に

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かからないのにそれぞれ斬新的に進化して

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きて集合するっていうそのえ教示的な進化

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っていうのはなかなかダーウィニズムだけ

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では説明できないのでそういったあものを

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ねどう説明していくかっていうことも

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大きな課題なんですよね質問で生命イー

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計算機っていう質問が来てて僕は生命も

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計算機だしこの世界も計算機だと思ってる

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しその逆もしかり計算機が生命だとすると

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あらゆるものは生命であるっていう風に

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考えた時にあの生命と非生命の間までも

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あらゆるものが計算であるって捉える

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ところと計算と生命の中間地点はどこに

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あるんだろうなってのは僕のあんまり計算

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と非計算っていうものをせかないのでこれ

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をちょっとお伺いしてみたいうんですけど

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まその計算っていうのをどう捉えるかです

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けれども先ほどから議論にあるようにあの

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はい解析的な会を求めるっていうのが計算

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だとすると生命は必ずしもそういう方法で

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解を作ってなくてえ統計的

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なえ最適会を見つけてるえ統計的な解を

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見つけるのがまあの計算機によってできる

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かどうかっていうところがま議論になると

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思うんでもしそれが計算うん3期にもあの

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自然に滑らかにできるようになれば計3期

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は生命に近づくとは言えるまと思います

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はいまあバイオインフォマティクスって

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いうのはそもそもあの生命現象がある種の

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計算の上に成り立ち逆に言うとそれは計算

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に還元されているっていう考え方なので

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あの生命が計算機っていうのはなんか

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みんなの生き方の中ではだいぶ違うかも

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しれないけど我々研究者からすると生命が

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多量な計算を行いそしてまた計算の結果

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生命にフィードバックしてきたのであるの

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はここ30年のパラダイムそのままなので

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あのそんなにわかんなく僕はあの生命生命

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っていうのは計算現象の1つでありその

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計算のフィードバックていうのを何らか

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検知して自己システムを形成するっていう

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もんだと思っておりますので逆に言え

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ば生命と計算を分けるものは一体何

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でしょうかと言われるととある

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エントロピーの増大までで非戦形的に生じ

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ている正と市の間の境界線が生命と非生命

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を分けるものっていうことですか先ほど

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おっしゃってたように死はエントロピーの

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増大に勝てなくなる瞬間があるまそうです

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よねまそうそういう風に解釈はできますね

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そうですねえまただ生命進化の中で最も

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大きなジャンプというのは幻覚細胞って

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いうごく単純な細胞がま神格細胞っていう

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あのミトコンドリアとか用力体とかあ細胞

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の中にコンパートメントを作って複雑化し

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た瞬間なんですけれどもそれは単純なあの

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突然変異でそうなったわけではなくてま

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USBを差し合いみたいにお互いにえ得意

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分野を持ち寄ってえ協力した時にま

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ジャンプが起きてるわけですよねだから

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あの進化っていうのは弱肉強食あの適者

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生存っていう風に見られがちですけれど

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むしろあのリタ的な強制が起きた時の方が

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大きなジャンプが起きてるってい風に言え

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ますね僕幼児性棒結構興味があってあの

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ちっちゃい子って7歳ぐらいで記憶大体

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そうさえじゃないですか忘れるってことて

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どう思いますかそうですねま

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[音楽]

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あの

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