【米国経済】米CPI予想を上回る!インフレ高止まりへ!ドル円が152円突破・株安

【世界経済情報】モハPチャンネル
10 Apr 202406:30

Summary

TLDR3月のアメリカの消費者物価指数は前年比3.5%で、予想を上回る結果となりました。エネルギー価格の上昇やサービス価格の高止まりが継続し、家賃も引き続き上昇傾向を示しています。これにより、FRBの金融政策に影響を与える可能性があると考えられています。市場は6月のFRBの利下げを期待していましたが、今回の結果を受けて、7月または9月に利下げが開始されるという見方が増えています。

Takeaways

  • 📈 3月のアメリカの消費者物価指数は前年比3.5%で、予想の3.4%を上回りました。
  • 📈 1月までの順調な減少傾向が、2月以降で改めて上昇傾向に転じています。
  • 📈 エネルギーや生鮮食品の変動の激しい項目を除いた核心CPIは前年比3.8%で、予想を上回りました。
  • 🛢️ エネルギー価格は前年比2.1%の上昇基調にあり、特にガソリン価格は継続して上昇しています。
  • 📉 食品価格は前年比マイナスの2.2%で下落し、前月比でもマイナス成長が続いています。
  • 🏠 家賃は前年比プラス5.7%で高止まりを維持し、供給の増加に伴い価格が落ち着く可能性もあります。
  • 💼 労働市場は底型が示されており、賃金上昇率が強くないにも関わらず、サービス価格の高止まりに影響しています。
  • 🔄 FRBの金融政策は、インフレや経済成長の見通しを考慮し、2024年の利下げ見通しは維持されています。
  • 💹 株式市場はFRBの利下げ期待が弱まる中、調整する可能性があります。
  • 🌐 ドル円は円安ドル高の傾向が続いており、政府や日銀の為替介入が考えられます。
  • 🔮 市場の予想と実際のデータのギャップが、金融市場の動向に影響を与える可能性があります。

Q & A

  • 3月のアメリカの消費者物価指数は前年比でどのくらいでしたか?

    -3月のアメリカの消費者物価指数は前年比で3.5%増加しました。

  • 予想外れた3月の消費者物価指数はどのような要因からでしたか?

    -予想外れた3.5%の消費者物価指数は、エネルギー価格の上昇とサービス価格の高止まりが大きな要因です。

  • エネルギー価格の変動はどのように消費者物価指数に影響を与えましたか?

    -エネルギー価格は前年比で2.1%増加し、原油価格の強い動きを受けて上昇基調になっています。ガソリン価格も引き続き上昇しました。

  • サービス価格の動向はどのような状況ですか?

    -サービス価格は前年比で5.4%増加し、高水準を維持しています。特に、医療や教育関連のサービス価格が増加傾向にあります。

  • 家賃の上昇は消費者物価指数にどのような影響を与えていますか?

    -家賃は前年比で5.7%増加し、供給が徐々に増えていることから価格が落ち着くのを見込んでいますが、現在は引き続き高い伸びを示しています。

  • アメリカのFRBは今後の金融政策についてどのような見通しを示していますか?

    -FRBは、インフレの見通しと経済成長率を引き上げているにもかかわらず、2024年の利下げの見通しだけは維持しています。

  • 3月の消費者物価指数の結果を受けて、市場の反応は何ですか?

    -3月の消費者物価指数の結果を受けて、市場はFRBが利下げを後押しする可能性を考慮し始め、株式市場と為替市場に影響が見られました。

  • ドル円のレートはこのインフレの動向によってどのように変動しましたか?

    -ドル円のレートは、アメリカの金利上昇の影響を受けて、152thesを突破し、153に向かって上昇しています。

  • 今回の消費者物価指数の結果が発表される前に、市場の予想はどのくらいでしたか?

    -消費者物価指数の結果が発表される前に、市場の予想は6月には利下げが半々に期待されていました。

  • 今回の結果が発表された後、市場の予想はどのように変わりましたか?

    -今回の結果が発表された後、市場の予想は9月までには利下げが怪しくなってきていると見られています。

  • 今後のアメリカの経済状況をどのように予測していますか?

    -今後のアメリカの経済状況は、インフレの高止まりが改めて認識され、FRBの金融政策が引き締まることで、経済は調整する面を迎える可能性があります。

Outlines

00:00

📈 3月アメリカ消費者物価指数の上昇

3月のアメリカの消費者物価指数は前年比で3.5%上昇し、予想の3.4%を上回った。前月の2月の消費者物価指数は3.2%で、前月の値から大幅に上昇した。2022年6月の99.1%のピーク後、指数は順調に下がってきたが、1月以降再び上昇傾向が見られる。エネルギーや生鮮食品の変動の激しい項目を除いた核心インフレーション率は前年比3.8%になり、予想の3.7%を上回った。エネルギー価格の上昇が主な要因で、ガソリン価格も引き続き上昇。また、サービス価格や家賃の上昇もインフレーションに寄与している。

05:02

💹 FRBの金融政策と市場の反応

今回の消費者物価指数の結果を受けて、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策が注目される。3月のFRBの時点で、インフレと経済成長率の見通しは引き上げられていたが、2024年の利下げの見通しは維持されていた。6月のFRBの金融政策決定で利下げが行われる可能性が低くなった可能性がある。市場はこの結果を受けて、株式市場が調整する可能性があると見られる。また、アメリカの金利の上昇に伴い、ドル円は節目を突破し、円安ドル高の傾向が見られる。

Mindmap

Keywords

💡消費者物価指数

消費者物価指数(CPI)は、消費者が購入する商品やサービスの価格変動を示す指標です。この指数は、インフレやデフレーションの程度を測るために用いられます。動画スクリプトでは、3月の消費者物価指数が前年比3.5%上昇し、予想の3.4%を上回ったことが示されています。これは、物価が上昇していることを意味し、インフレ圧力が続いていることを示しています。

💡インフレ

インフレは、全体的な物価が上昇し、購買力が減少する経済現象です。消費者物価指数(CPI)のような指標を用いて測られます。インフレは、経済活動や金融政策に大きな影響を与えるため、政策立案者や投資家などに注目されています。

💡エネルギー価格

エネルギー価格は、石油や天然ガスなどのエネルギー資源の価格を指します。これらの価格は、供給と需要、政治的イベント、市場の投資行為などの要因によって変動します。エネルギー価格の変動は、消費者物価指数や経済全体に影響を与えることがあります。

💡家賃

家賃は、住居を租赁する際に支払われる金銭的な対価です。家賃の変動は、消費者物価指数に影響を与え、居住費の変動を反映します。家賃の上昇は、消費者の購買力に影響を与える要因の一つとなります。

💡サービス価格

サービス価格は、企业提供するサービスに対して消費者が支払う料金です。この価格は、企業の労働力や資源のコスト、市場需要などを反映します。サービス価格の上昇は、消費者の生活費の増加やインフレに寄与することがあります。

💡労働市場

労働市場は、労働者が職を得る場所であり、企業が労働者を雇用する場所を指します。労働市場の状況は、経済の健康を示す重要な指標の1つです。この市場の強さは、賃金の上昇や経済の成長に関連しています。

💡原油価格

原油価格は、石油の原材料である原油の価格を指します。原油は、エネルギー供給や化学工業などで広く使用されており、その価格変動は世界経済に大きな影響を与えることがあります。原油価格の上昇は、エネルギーコストの増加やインフレ圧力の高まりをもたらすことがあります。

💡金融政策

金融政策は、中央銀行が経済を操控するために用いる金融制度や手続きの総体です。金融政策は、金利の調整や通貨の供給量の変化を通じて、経済成長やインフレを目標とします。金融政策の変更は、投資家や企業の行動に大きな影響を与えることがあります。

💡FRB

FRBは連邦準備制度(Federal Reserve System)の略で、アメリカの中央銀行です。FRBは、アメリカの金融システムの安定と通貨の信頼性を維持することを目的としています。FRBは、金利の設定や通貨の供給量の調整を通じて、経済政策を行っています。

💡ドル円

ドル円は、米ドルと日本円の交換レートを指します。外国為替市場で取引される主要通貨ペアの一つであり、国際的な経済や金融の動向に応じて変動します。ドル円の価格は、アメリカと日本の経済状況や金融政策、市場の需要と供給によって決まります。

💡経済成長率

経済成長率は、国内総生産(GDP)の変化率で、経済の拡大や収縮を示す指標です。経済成長率が上昇すると、市場は経済が好調であると判断し、投資や雇用が増加する可能性があります。反対に、経済成長率が減少すると、経済が後退しているとされ、政策立案者が経済を刺激するために行動することがあります。

Highlights

米国の3月消費者物価指数が前年比3.5%となり、予想の3.4%を上回った

2月の消費者物価指数が3.2%であったため、前月の数値から大きく上昇した

2022年6月に99.1%のピークをつけた後、順調に下がってきていましたが、1月以降再び上昇傾向が明確になった

エネルギーや生鮮食品などの変動の激しい項目を除いた核心消費者物価指数は前年比3.8%になり、予想の3.7%を上回った

消費者物価指数は全体でも、核心指数も共に予想を上回った

エネルギー価格が前年比2.1%となり、前月の2.3%から+1.1%に上昇した

ガソリン価格は前月が+3.8%であったが、3月は+1.7%と上げ幅を縮めたが、引き続き上昇している

原油価格の強い動きを受けて、エネルギー価格が上昇基調になってきている

サービス価格は前年比プラス5.4%で高水準を維持している

家賃は前年比プラス5.7%で、前月比0.4%の伸びを示しており、高い伸びを続けている

労働市場の強さはサービス価格の伸びに影響していると見られている

3月のFOMCの時点でFRBはインフレの見通しも経済成長率の見通しも引き上げていた

2025年以降の利下げの見通しは交代させていたのに、2024年の利下げの見通しだけは維持されていた

6月のFRB利下げの可能性が残されたが、今回の消費者物価数でインフレの高止まりが示唆された

株式市場には追い風が続くという見方が多かったが、今回の結果を受けて金融環境は引き締まり、株式市場は調整する局面を迎えることになる

Transcripts

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[音楽]

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はいモハピチャンネルです4月10日日本

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時間の21時30分アメリカの3月の消費

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者物価数が発表されましたいつも通り手近

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に内容をお伝えしようと思います3月の

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消費者物価数は前年費プラスの3.5に

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なりまして予想のプ3.4を上回りました

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2月がプ3.2%でしたので前月の数値

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から大きく上れしましたこれまで2022

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年6月にプラ99.1%のピークをつけた

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後ずっと順調に下がってきていましたが1

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月以降再び上昇傾向と言いますか

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下げ止まった感が明確になってきました

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エネルギーや生鮮食品などの変動の激しい

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項目を除いた小足数については前年費

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プラスの3.8になりまして前月のプ

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3.8と同水準ですが予想はプ3.7でし

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たのでコ指数についても予想を上れしてい

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ますということで消費者物価数は全体でも

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小指数も共に予想を上回ったということで

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強めの結果だったと言えますで内訳を見

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ますとまずエネルギーが前年費プラスの

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2.1になりまして前月費で見ますと2月

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はプラスの2.33月は+1.1とこの

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ところのの原油価格の強い動きを受けて

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上昇基調になってきていますガソリンは2

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月が+3.8になってましたが3月はプ

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1.7と上げ幅を縮めたものの引き続き

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上昇しました昨年末まで原油価格が下落

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基調になっていましたが2月以降は上昇に

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転じてきたことでエネルギー価格が上昇

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基調になってきています中古車は前年費

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マイナの2.2と下落しました前月で見て

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もマイナスの1.1と大きく下落してい

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ます1月に前月費-3.4と大きく

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マイナスになった反動で2月は前月費で

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プラスになっていましたがまた大きく

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マイナスになってきました中古車の価格は

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昨年からずっと何千な推移になっています

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で注目のサービスは前年費プラスの5.4

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になりまして高水準を維持しています前月

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費で見ると+0.5となっていまして前の

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月の+0.5と同水準今年に入ってから1

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月が+0.52月が+0.73月が+

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0.5と前月費で高水準の伸びが続いてい

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ましてサービス価格の高止まりが鮮明に

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なってきています先週発表されました雇用

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統計では賃金上昇率はそこまで強い結果で

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はなかったものの労働市場の底型さが示さ

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れててこうした労働市場の強さがサービス

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の価格の伸びに影響していると見られてい

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ますそして家賃についても前年費がプラス

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の5.7で前月費ではプ0.4と2月のプ

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0.4と同水準で前月費でも引き続き高い

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伸びを示しています家賃はアパートの供給

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が徐々に増えるといった見方もありまして

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徐々に今年後半に向けて価格が落ち着いて

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くるという方も多いんですがまだそうした

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状況はデータでは確認できていない状況

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ですでまとめますと昨年の後半あたりから

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サービスや家賃の前月費での伸びが目立ち

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始めて消費者物価数全体の数値も今年に

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入ってから高止まりを示唆していましたが

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今回3月の結果は予想上回りインフレの

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高止まりが改めて認識させられる結果と

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なりました特に今回はサービスや家賃の

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価格が前月費で高い伸びを継続している

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ことに加えてエネルギーの価格の上昇も

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全体を押し上げました中東不安の影響で

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原油価格の上昇傾向が続く中でしばらく

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インフレの鎮西化は預けになりそうです

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この結果ですとFRBとしても利下げ時期

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を後れさせるしかないのではないかと見

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られます3月のFOMCの後動画を作って

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解説しましたがこの時点でFRBはかなり

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利下げに前向きと言いますか利下げした

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そうな雰囲気でしたというのはこの3月の

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FOMCの時点でFRBはインフレの

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見通しも経済成長率の見通しも引き上げて

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いましたで2025年以降の利下げの

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見通しは交代させていたのに2024年の

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利下げの見通しだけは維持としていました

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ただ実際利下げについては引き続きデータ

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次第だとしながらも6月利下げの可能性を

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残したかったように見受けられましたです

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が3月の雇用も強かったですし今回消費者

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物価数でインフレの高止まりが示唆され

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ましたデータ次第と散々言ってきてこれ

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だけ高いデータが出てくるとなると6月に

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利下げを行うことはもう難しくなると見

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られます市場の期待としては今回の消費者

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物価数が発表される前の時点で6月利下げ

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は半々ぐらいそして7月か9月までに

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利下げが開始されるというような

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マーケットの織り込み状況でしたが今回の

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結果を受けまして9月利下げも怪しくなっ

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てくるかもしれませんそうなるとこの

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ところ経済がそこまで弱くない中でFRB

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が利下げに前のめりになっていましたので

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リスク資産に対しては追い風のマーケット

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になると株式市場なんかには追い風が続く

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という見方が多かったですが今回の結果を

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受けて金融環境は引き締まり株式市場

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なんかはちょっと調整する局面を迎える

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ことになりそうですそしてアメリカの金利

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上昇を受けましてドル円は節目と見られて

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いた152thesを突破してきています

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一気に153000を超えて円安ドル高に

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スピード感を持って上昇すれば政府日銀が

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為替介入を実施することになるかもしれ

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ませんということで簡単でしたが3月の

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消費者物価数の結果と今後のFRBの金融

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政策マーケットの方向性などについてお

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話しました今後ともどうぞよろしくお願い

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いたし

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ますDET

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消費者物価指数インフレアメリカエネルギー価格サービス価格FRB金融政策労働市場家賃為替介入
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