この技術は知らないと損。辛いときに「考えない」方法について解説します【精神科医が一般の方向けに病気や治療を解説するCh】

精神科医がこころの病気を解説するCh

14 Feb 202111:19

Summary

TLDR本動画では、辛い時に「考えられない」ための方法について解説しています。臨床経験に基づいて、患者さんにアドバイスする際に「考えられない方がいい」という状況を紹介し、その理由を説明しています。また、急性期や鬱病の酷い時に「考えられない方がいい」とのアドバイスを出すことが多いと述べ、逆に悩みすぎて薬の増量が必要になることもあると触れています。さらに、トラブルに直面した際の考え方、自己責任を感じすぎることのないように、納得する方法を見つけることが重要であると語っています。

Takeaways

😀 スクリプトでは、辛い時に考えずに済む方法について解説しています。
🤔 臨床でよく「今は考えない方がいい」と患者さんにアドバイスするが、患者はついつい考えてしまう傾向があると述べています。
🏥 病気が重い時や幻覚妄想状態の時は、あまり考えない方がいいとされていますが、回復期になると悩んだことを忘れることが勧められています。
💊 悩みすぎたら薬を増やして鎮静をかけるべきとの考え方もあります。
🤯 大トラブルの渦中は、考え方を変えることが大切で、パターンにとらわれず、問題解決に向かうことが勧められています。
🚫 自分を責めるだけ考えるのを避けることが、依存症などの場合に有効であるとされています。
🧘‍♂️ マインドフルネスや呼吸に集中するなどの方法が、考えずに済むための有効なスキルだと説明されています。
🛑 「抑圧」という方法では、別のことに集中することで、辛いことを無意識下に閉じ込めるとされています。
🔄 「合理化」は、自分なりのルールを課して、目標に向かって頑張る方法です。
🤝 納得感を持つことで、考えずに済むというアプローチが提案されています。

Q & A

辛い時に考えないための方法とは何ですか？
-辛い時に考えないためには、無心になることや、頭の中で考えを抑圧することが有効です。また、別のことに集中することで悩みを避けることができます。
考えない方が良いタイミングはいつですか？
-急性期や大きなトラブルの渦中では考えない方が良いです。特に鬱や幻覚妄想状態の時は、悩んでも回復期には忘れることが多いため、考えることに意味がない場合があります。
考えすぎることでどのような悪影響がありますか？
-考えすぎることで自己責任を過度に感じたり、物事が悪い方向に進んでしまうことがあります。また、アルコール依存症やギャンブル依存症の場合、考えすぎると逆に依存行動が悪化することがあります。
無心になるための具体的な方法は何ですか？
-無心になるためには、考えを抑圧することが効果的です。例えば、自衛隊で行軍している時や、長時間の通勤で疲れている時などに、無心になって歩き続けることで辛さを乗り越えることができました。
合理化とは何ですか？
-合理化とは、辛い状況を乗り越えるために自分なりのルールやご褒美を設定して、行動に意味を持たせることです。例えば、目標を達成したら好きなものを食べる、ご褒美があるから頑張るといった方法です。
納得することで悩まなくなる理由は何ですか？
-納得することで、悩み続ける必要がなくなるためです。答えが出ない問題については考えない、決断したことについては変えないというスタンスが有効です。
抑圧のやりすぎがもたらすリスクはありますか？
-抑圧をやりすぎると、ヒステリーや回性人格障害の原因になることがあります。しかし、適度な抑圧は有効なストレス対策として使うことができます。
他人思考の欠点は何ですか？
-他人思考は他人に認められたい、他人に負けたくないという理由で行動するため、自分自身の意志が弱まることがあります。その結果、心が折れやすくなります。
考えない技法を学ぶことで得られるメリットは何ですか？
-考えない技法を学ぶことで、無駄に悩む時間を減らし、必要なことに集中できるようになります。また、自己責任感を軽減し、ストレスを減らすことができます。
適切なタイミングで考えることが重要な理由は何ですか？
-考えても答えが出ないタイミングで悩むことは無駄だからです。重要なのは、答えが出る行動を起こすタイミングや状況で考えることであり、考える価値がない時には思考を控えることが効果的です。

Outlines

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🧠 考えないための重要性と方法

この段落では、つらい時に考えない方法について話されています。特に、臨床の現場でよくアドバイスされる「考えない方が良い」というスキルについて解説しています。考えないのは簡単ではなく、特に急性期の症状がある時や、過剰に悩みすぎる場合には、薬物療法も選択肢の一つとされています。また、パワハラなどのトラブル中にも悩みすぎない方が良いとし、悩むよりも他の行動を選ぶことが推奨されています。自分を責めるだけの考え方を避け、マインドフルネスなどのテクニックも有効です。

05:01

🚶‍♂️ 無心になるための方法

ここでは、無心になることで辛い状況を乗り切る方法が紹介されています。具体例として、行軍中にストーリーを思い出したり、川越から東京への帰りに音楽を聴いたりする方法が挙げられています。抑圧や合理化といった心のテクニックを使い、気を紛らわせることが重要とされています。合理化の一例として、試験勉強時に自分なりのルールを作り、ゴールを設定して進める方法が紹介されています。

10:06

🎯 結果を求めずに納得する

最も成熟した考え方として、結果が出るかどうかを基準に考え、納得することの重要性が語られています。自分でコントロールできないことについては考えず、今すぐ答えが出ないものについても悩む必要はないとしています。また、決断したらしばらくその決断を変えない姿勢が重要だとし、適切なタイミングで見直すことが推奨されています。この段落では、理想的な思考方法が紹介されつつも、完全には実践できないことへの理解も示されています。

Mindmap

Keywords

💡マッサージウスケデスメタルピンク

「マッサージウスケデスメタルピンク」は、スペルミスか創作された言葉のように見えますが、この文脈では特定の意味を持ちません。ビデオのテーマやメッセージに直接関係するキーワードとは考えにくいですが、スクリプトの中では、話者による言葉遊びや表現の1つと見なすことができます。

💡臨床

「臨床」とは医療において患者に対して直接的な診察や治療を行う場面を指します。ビデオでは、話者が臨床経験に基づいて患者にアドバイスを与える場面が触れられています。これは、ビデオの主題に沿って、精神的な苦しみや悩みに対して考え方を学ぶことの重要性を強調するのに役立ちます。

💡急性期

「急性期」は、病気や精神障害の進行が激しく、症状が最も深刻な時期を指します。ビデオでは、急性期の際には考えすぎることを避けることが大切だと話されています。これは、ビデオのメッセージにおいて、状況に応じた適切なアプローチをとることが重要であると示唆しています。

💡鬱

「鬱」は、うつ病やうつ状態を指し、精神的な苦しみや悲しみ、絶望感などを引き起こす症の1つです。ビデオでは、鬱が酷い時にはどういった考え方を避け、どのように自分自身を管理するかが議論されています。これは、ビデオのテーマに沿って、精神的な健康を保つための考え方の重要性を強調しています。

💡パワハラ

「パワハラ」は、パワーハラスメントの略で、職場などで権力者から弱者に対して行われる心理的虐待を指します。ビデオでは、パワハラの被害に遭った場合の考え方を例に挙げ、苦しんでいる時に考えない方がいいことについて話されています。これは、ビデオのメッセージにおいて、状況に応じた考え方を学ぶことの大切さを示しています。

💡依存症

「依存症」とは、特定の物質や行動に過度に依存し、日常生活に支障をきたす状態を指します。ビデオでは、アルコール依存症やギャンブル依存症について触れられており、これらの状態の人たちは、考えすぎることを避けることが大切だと話されています。これは、ビデオのテーマに沿って、適切な考え方を学ぶことの重要性を示しています。

💡無心

「無心」とは、心を何も考えない状態、あるいは意識を集中させずに物事を行うことです。ビデオでは、無心になることの1つの方法として、行軍中に物語を思い出すことや音楽を聴くことなどが提案されています。これは、ビデオのメッセージにおいて、ストレスや苦しみから逃れるための方法として無心の大切さを強調しています。

💡合理化

「合理化」とは、自分自身の行動や感情を理論的または論理的に正当化することです。ビデオでは、合理化の一形態として、自分にルールを課すことや目標を設定することについて話されています。これは、ビデオのテーマに沿って、苦しみや悩みを管理するための1つの方法として合理化の役割を示しています。

💡納得

「納得」とは、物事に対して満足したり同意したりすることです。ビデオでは、納得することで考えすぎてしまうことを避けることができると説明されています。これは、ビデオのメッセージにおいて、心の平和を保つために納得感を持つことの重要性を強調しています。

💡YouTube

「YouTube」は、世界中で使われる動画共有プラットフォームです。ビデオでは、話者がYouTubeに毎日投稿を行っていることについて触れており、それが苦手なことや避けたいと考えることをどのように克服するかについて話されています。これは、ビデオのテーマに沿って、目標を達成するためには避けたいことの前で立ち向かうことの大切さを示しています。

Highlights

考えない方がいいとアドバイスするが、考えないのは難しい。特に急性期やトラブルの渦中では考えない方が良い。

急性期には悩んでも仕方がなく、考えすぎると病気が悪化する可能性がある。薬を増やすことも一つの対処法。

パワハラ被害に遭った場合、自己責任を考えるのはNG。問題が解決すれば、悩みが軽減することが多い。

自分を責めることは考えても意味がない場合が多い。特にアルコール依存症やギャンブル依存症の人には自己責任の思考を避けるべき。

マインドフルネスや呼吸に集中するなど、別のことに集中することが有効。

抑圧は有効な方法。思考を無意識下に閉じ込め、別のことを考えることで対処する。

合理化も有効。自己ルールを作り、それを守ることでストレスを軽減する。例えば、何か終わったらご褒美を与えるなど。

他人思考によって自分の行動を正当化する。他人に負けたくないという動機も有効。

納得することが最も成熟した方法。行動の結果に意味を見いだすことで考える必要がなくなる。

答えが出るものについては考えるべきだが、答えが出ないものや自分にとって価値のないものは考えないほうが良い。

適切なタイミングで考えることも重要。今考えても解決できない問題は後回しにする。

自分の経験から考えることを避ける技法を学んだ。特に自衛隊の行軍中、疲れや痛みを抑えるために無心になる方法を活用した。

勉強会参加時や長い帰り道で抑圧を活用し、音楽を聴いたりして意識を他のことに集中させた。

受験勉強や国家試験の際も、合理化やご褒美を利用してストレスを軽減し、モチベーションを維持した。

人間はついつい考えてしまうが、技法を使ってうまく考えないことが重要。特に困難な状況でも耐え、別の方法で対処することが必要。