【感動する話】医者の弟と社長令嬢の結婚式に行くと俺の席札が「中卒クズ男」社長家族爆笑。帰ろうとすると美女が「社長、あの会社潰しましょう」その後、驚きの展開となる...【スカッと】【朗読】
Summary
TLDR本動画脚本は、主人公の中村拓也と弟の淳の兄弟愛と人生の選択を描く物語である。両親を事故で失い、経済的に困窮した兄弟は、拓也が高校中退して働くことによって、淳が医学部に進学する機会を得る。しかし、淳の結婚披露宴で、拓也の学歴が問題視され、屈辱的な扱いを受ける。一方、拓也は工場の社長に昇進し、弟の結婚披露宴での侮辱に耐えることを決意する。最終的には、拓也の秘書である杉田あなとの協力で、侮辱を仕返し、兄弟の絆を再確認する。
Takeaways
- 😔 主人公は一流大学に浪人して入る兄と、中卒の自分を持ち合わせる男性で、社会からの嘲笑と見下しを経験している。
- 🎓 主人公の弟は医学部を卒業し、外科医として活躍している。
- 👨👧👦 主人公は両親を交通事故で失い、弟を育てる責任を背負った。
- 💼 主人公は高校中退後、父の友人の工場で働き、現在は社長に就任している。
- 👰 主人公の弟が結婚披露宴を開催し、主人公はその場での嫌がらせを受ける。
- 😡 主人公は弟の結婚披露宴で、名刺に「中卒ク男」と書かれた侮辱を受けた。
- 🤬 義父母は主人公の学歴を侮辱し、今後の関係を冷たく断つことを表明した。
- 👩❤️👨 主人公の彼女は、社長として強い影響力を持つ女性で、主人公を支持している。
- 💼 主人公は岐阜の会社との取引を中止し、自分の会社を守る決断をした。
- 🤝 弟の妻は主人公に対する嫌がらせを知り、両親の行為を詫びに来た。
- 🏢 岐阜の会社は主人公の会社との取引を失い、経営に困難が生じた。
Q & A
主人公の拓也さんはなぜ大学進学を諦めましたか？
-拓也さんは高校2年生の時に両親が交通事故で亡くなりました。その後、生活費の問題から、高校を中退して父の友人の工場で働き始めました。
拓也さんの弟、淳さんはどうして野球をやめようと思ったのですか？
-淳さんは経済的な理由で部活を辞めようとしました。野球の道具代や移動費用などが気になっていたからです。
拓也さんはなぜ弟の淳さんに大学進学を勧めましたか？
-拓也さんは淳さんの進学が将来の選択肢を広げること、また奨学金が取れるかもしれないと判断し、勧めました。
淳さんが大学病院で働くことについて教えてください。
-淳さんは医学部を卒業し、大学病院の外科で働くようになりました。多数の手術を担当しており、技術が高く評価されています。
淳さんの結婚披露宴で拓也さんはどんな扱いを受けましたか？
-拓也さんは義父母に侮辱的な扱いを受け、自分のネームプレートに「中卒ク男」と書かれたことを経験しました。
拓也さんの職場での地位はどのようなものですか？
-拓也さんは工場の社長として、会社の経営に関わる数値を詳細に把握し、信頼される立場にいます。
杉田あなさんは拓也さんとどのような関係にありますか？
-杉田あなさんは拓也さんの秘書であり、交際相手でもあります。ビジネス上でも重要なパートナーの役割を果たしています。
披露宴当日、拓也さんはなぜスピーチをすることができませんでしたか？
-義父母が拓也さんのスピーチを予定から削除し、その旨をスタッフに伝えていたためです。
義父母が拓也さんに対してどのような嫌がらせを行いましたか？
-義父母は拓也さんのネームプレートに侮辱的な言葉を書いたり、スピーチの妨げをしたりと、いくつかの嫌がらせを行いました。
拓也さんの会社はどのような立場から岐阜の会社との取引を中止しましたか？
-杉田あなさんが社長として、岐阜の会社の嫌がらせに対して反発し、取引を中止することで会社を守るとの判断をしました。
はるかさんが家族との関係をどう切断しましたか？
-はるかさんは法的措置を講じ、家族が近づけば賠償が発生するように設定しました。これにより、家族との関係を徹底的に切断しました。
Outlines
😔 家族の秘密と苦悩
主人公は一流大学に浪人して入った兄と中卒の自分との差を深く感じており、弟の結婚披露宴で恥ずかしい過去がばれたり、侮辱を受けた経験がある。両親が亡くなってからの生活の苦労と、弟のために学歴を諦めたことも明かされる。主人公は製造業の会社で働くが、弟の進学を支援するために秘かに努力を続けていた。
😓 経歴の隠し事と弟の進学
主人公は弟に経済的な余裕がないと見せかけて、大学進学を諦めさせた過去を抱えている。実際には貯金が減っており、生活が苦しくなっていた。弟は進学を希望していたが、主人公は経済的な理由でそれを阻止。後に弟が主人公の真意を知り、進学を決意。主人公は弟の進学を全力で支援し、弟は医学部を卒業し外科医となり、大学病院で活躍する。
😠 義父母的侮辱と弟の結婚
弟の結婚披露宴で、主人公は義父母的侮辱的な態度を受ける。義父母は主人公の学歴と職業に不満があり、弟の結婚に干渉する。主人公は自分の立場をはっきりと表明し、弟との関係を守る決意を固める。
😡 義父母との対立と弟の支持
義父母は主人公を侮辱し、弟との関係を断つよう要求する。主人公はこれに反発し、弟との関係を守ることを誓う。弟の結婚披露宴での出来事もあって、主人公は義父母との関係を断つ決断をする。
😤 弟の結婚披露宴での嫌がらせ
弟の結婚披露宴当日、主人公は義父母による嫌がらせを受ける。ネームプレートに侮辱的な言葉が書かれており、主人公がそれを見た瞬間に周囲の親族が笑う。主人公は怒りに駆られ立ち上がり、一時会場を出ようとするが、弟のためにも我慢する決心をする。
😠 会社経営者としての主人公
主人公は工場の社長に就任し、会社の経営に携わっている。弟の結婚式で起こった騒動に対して、主人公は冷静に対処し、自分の立場をはっきりと表明する。会社経営者としての責任感と、弟への愛情が主人公の行動に影響を与える。
😡 結婚式での対立の激化
結婚式で主人公は義父母との対立が激化。自分のスピーチが義父母に阻止されたことに怒り、正面から対決する。しかし、秘書であるアンナの冷静な対応が主人公を支える。
😤 結婚式後の騒動と会社の対応
結婚式後、義父が主人公の会社を脅かす騒動を起こす。主人公は冷静に対処し、会社の社員が状況を把握していたこともあって、問題は事態を拡大しなかった。主人公は義父に対する対応を会社として厳正に決定する。
😔 結婚式後の家族関係と主人公の決断
結婚式後の騒動で義父母との関係が完全に崩れた。弟婦が義父母との関係を断ち、主人公はその決断を支持する。主人公は自身の会社を守り、弟と弟婦を支援する決意を固める。
😌 人生の進路と主人公の未来
主人公は自分の人生の進路を考え、会社経営者として成功を収めている。弟と弟婦の幸せを願い、自身も結婚を考えるようになる。主人公は自分の人生を誇りに思っており、今後も前向きに生きていくことを誓う。
Mindmap
Keywords
💡浪人
💡中卒
💡義理
💡披露宴
💡嫌がらせ
💡社会的地位
💡秘書
💡社長
💡侮辱
💡賠償
💡結婚式
Highlights
主人公は一流大学に浪人して入る兄と中卒の自分を持ち、社会的地位に対する考えを示す。
主人公は財産のある家庭出身で、両親が亡くなる前に兄弟二人が大学まで出られるほど立派な経歴を持っている。
主人公の弟、淳さんは、医学部を卒業し、大学病院の外科で活躍している。
淳さんは、交通事故で搬送された患者を担当して成功させ、その患者の娘と結婚する。
主人公は高校2年生の時、両親が交通事故で亡くなる。その後、生活は激変し、貯金が減少し、生活費を賄うことが難しくなる。
主人公は弟のために、大学進学を諦めて工場で働くことを決める。
主人公は弟に大学進学を勧め、自身の諦めを隠して明るく振る舞う。
淳さんは主人公の諦めを知り、反対し、弟が野球を続けることを勧める。
主人公は弟に学費の心配をさせずに、大学進学を促す。
主人公は進学を諦めて工場で働くことにより、弟の進学を支える。
淳さんは大学病院で外科医として活躍し、患者の命を救うことを目指す。
主人公は弟の結婚披露宴で、義父母からの嫌がらせを受ける。
義父母は主人公の学歴を侮辱し、会社経営者としての立場を脅かす。
主人公は会社社長に就任し、義父母の侮辱に耐える。
主人公の秘書である杉田あなは、社長の立場を支える。
主人公は義父母との関係を断つ決心を固くし、弟と結婚するはかさんの幸せを願う。
主人公は結婚披露宴で、義父母による嫌がらせに耐え、弟の幸せを願うスピーチを行う。
主人公の会社は岐阜の会社との取引を中止し、義父母の会社に影響を与える。
Transcripts
00:00あのな一流大学に浪人して入っただけで
00:04笑われる世界で娘を中卒の兄を持つ男に
00:09くれてやったと知れ
00:11たら一体どれほどの失踪を買うことになる
00:15か考えただけでぞっと
00:19するてっきり財産のあるお家で両親が高い
00:24された後も兄弟ともきちんと大学まで出
00:28られてるものとばかり
00:30淳さんの経歴が立派だったもので兄の
00:35あなたのことまで調べなかったのがよく
00:38なかったわまさかまさか中卒だなんてああ
00:45恥ずかしい俺はこれが弟のあの義父母に
00:49なる人たちの言葉かとこれが夢であって
00:54くれたらどんなにいいかと思ってい
00:57たそして
01:00の結婚披露園の場でも俺はこの親族たち
01:03から様々な嫌がらせを受けひどい侮辱を
01:08受けるテーブルに伏せられていたネーム
01:10プレートを立てるとそこには中卒ク男と
01:16いう乱雑な文字が赤マジックで書きつけ
01:18られてい
01:20たそれを見た秘書は不にこんな人たちの
01:24会社なら潰れることになっても仕方ない
01:27ですねと冷たく
01:30放最初は彼女の言葉を笑っていた神父側の
01:35親族たちはその真意と俺の現在の地位が
01:39明らかになるにつれ蒼白になって
01:44いく俺の名前は中村拓也今年36歳になる
01:50俺は父の友人が起こした製造業の会社で
01:54働いて
01:55いる俺にはあという弟がいる
02:00今日はその淳の披露宴に出るため会場に
02:04向かっているところだっ
02:06た今年32歳になる淳が痛めた女性は
02:11佐々木はかさんという名でなんと中堅企業
02:15の社長令嬢だっ
02:18た弟は医学部を卒業して医者となり現在は
02:23大学病院の外科で連日多数の手術で失位と
02:28してその腕を振っている
02:31はるかさんの親族が事故で緊急搬送された
02:34際その嫉妬を淳が担当して成功させたこと
02:38が縁となって2人の交際が始まりトト拍子
02:42に結婚まで決まったのだった父さんと
02:46母さんの午前にもすぐ報告に行くよあそう
02:51だな是非そうして
02:54くれ淳とそんな言葉をかわした時俺は親が
03:00いなくなってから今日までの日々のことを
03:02思い出してい
03:04た実は俺とあの両親は今から20年ほど前
03:10に交通事故にあってこの世去ってい
03:13たその頃俺はまだ高校2年生で淳は中学に
03:19入ったばかりだっ
03:20た両親が唐突に帰らぬ人となったことで俺
03:26たちの生活は激変した
03:30はある程度の貯金を残してくれておりそれ
03:33で当面の生活費を賄うことができたがそう
03:37は言っても働き手がいなくなった以上お金
03:40は時間と共に減少していくのみで増える
03:44当てがなかっ
03:45たこのことは俺と淳の精神に重のしかかっ
03:51たただでさえ両親を失うという衝撃を抱え
03:55ながら何をするにもお金のことを気にして
03:58暮らすというのはは俺たちの精神を容赦
04:02なく追い詰め
04:03た俺は淳に金のことは心配いらないから今
04:09まで通り過ごして大丈夫だと伝えて明るく
04:13振る舞っていたつもりだったが俺が
04:16あらゆる面で契約をしていることを淳が
04:19気づかないわけがなかった淳は部活で野球
04:23をやっていたがその道具や武試合で移動
04:27する際の交通費等の出費を気にして部活を
04:31辞めると言い出し
04:33た淳は小さい頃から野球がうまくチームで
04:38も主力選手として活躍しており本人もそれ
04:41を大いに楽しんでいたことを俺は知ってい
04:44たのでこの時は強く説得して淳に部活を
04:49続けさせ
04:50たその時俺は預金通帳の残高をあに見せ
04:56公共料金から食費その他のこまごまとした
05:00出費まで全て概算を示しこのままの生活
05:03レベルならしばらくは全く心配ないことを
05:06理解させたそれで一応の納得をした淳は
05:12野球を続けばしたが生活全般において約を
05:16続けてくれただが実はこの時俺は淳に2つ
05:22の隠し事をしてい
05:24た1つ目は淳に見せた預金通帳のページは
05:30が在だった頃特に余裕のあった時期のもの
05:33ということだった両親が多してからその
05:38金額は急速に減少しこのままでは数ヶ月
05:42以内に俺たちは生活ができなくなり最悪の
05:46場合擁護施設に入らねばならなくなると
05:49いう状況だっ
05:51た隠し事の2つ目は俺が大学への神格を
05:56諦め高校を中退しすぐにも働くことを決め
06:00ていたということだっ
06:02た俺は父が生前好意にしていた友人の1人
06:07が製造業の向上経営をしていたことを知っ
06:11ていたので連絡をして現状を打ち明け俺を
06:15雇ってほしいと願い出
06:17たその方は俺を心よく受け入れてくれそれ
06:22以来俺はその工場で懸命に働いてき
06:26たその後俺が高校を辞めて就職することを
06:30知った淳は強く反対してき
06:34たなんでもっと早く本当のことを言って
06:37くれなかったんだよ兄貴は俺が野球を辞め
06:41るって言った時お金を理由に辞めることは
06:44ないって言ってくれたじゃないかなのに
06:47兄貴だけが高校を辞めて進学を諦め
06:52るってお金のことを隠したのは謝るだけど
06:56あの時お前に本当のことを言えばお前は誰
07:00が何と言おうと部活をやめてただろ
07:03もちろん俺だけがしたいことをさせて
07:06もらうわけにいかない
07:08だろうお前のそういう優しい気持ちは
07:12ありがたいだけどなお前が在学中に野球を
07:16続けたところで今後生じる出費はソックス
07:20やスパイクの買替えと玉の合の交通費くい
07:24なものだろういっちゃあ悪いがその程度の
07:28額を約ししたとしても体性に影響しないん
07:32だだったらお前がしたいことをする方が
07:35いいに決まっ
07:36てるそれなら兄貴だってしたいことをす
07:40べき
07:41だあにもし俺が大学に行こうと思ったら
07:46お前が野球を続けるのとは桁が2つ違う
07:49くらいの金がかかるんだどっちがいい思い
07:53をするとかいう話じゃなく単純な数字の
07:57比較問題なんだお前が罪悪感を持つことは
08:01ないんだ
08:03よ俺はそう言って淳を説得し
08:07たそれでもしばらく淳は納得いかない様子
08:11だったがやがて現実に他に手がないことを
08:15理解し了承してくれ
08:18たしかし進路決定の3者面談に俺が
08:22親代わりとなって出席した際淳はがとして
08:27自分は中学を卒業したら就職
08:30はしないと主張し
08:32た担任は驚き経済的事情があることは
08:37分かっているが授業料免除や奨学金もある
08:41と進学を進めてくれたがあは聞く耳を持た
08:45なかっ
08:47た担任が淳を引き止めてくれたのには
08:51もちろん理由が
08:52ある淳は地域でトップの成績を取るほど
08:56優秀で担任は淳ならトップクラスの大学
09:01だって狙えるのだから進学しない手はない
09:04と強く言ってくれ
09:06たその後自宅に戻り俺は淳に学費のことは
09:11心配いらないお前ほどの成績が取れるなら
09:15大学まで進んでいい稼ぎの仕事に着くこと
09:18を考えるべきだと説得し
09:21たいだ兄貴が諦めた進学を俺だけかする
09:26わけにはいかないたえ奨学金が取れたとし
09:29てもそれだけで費用が賄えるわけがないし
09:33当然足りない分は俺が出すこう見えて工場
09:37での評価は上がってるし給料だって上がる
09:41見込みなんだお前の学費くらい何とでも
09:45できるそれじゃあまた兄貴ばっかり貧乏
09:48くじじゃないかいつもいつも俺ばかりし
09:51たいことをさせてもらっ
09:53て
09:55あお前今俺ばかりしたいことをさせてもら
10:00と言ったな言ったよそれがどうしたんだよ
10:05つまりお前は進学したいってことだな
10:11え勢い余って自分の本音を漏らしてしまっ
10:15たタヤの駆け引きを知らない素直さを俺は
10:19本当に好ましく感じ
10:21たそんな揚げ足とりみたいなこと揚げ足
10:26とりなもんか揚げ足を取るってのはは相手
10:30を不利にさせようとたんで何か有行為の
10:33ことだ俺は今お前がうっかり本音を白場し
10:37たことを指摘しただけじゃない
10:40かそんな細かいことどうでもいいだろう
10:44とにかく俺は高校には行か
10:46ないだめだ俺みたいにBランク大学が生ぜ
10:51の成績なら俺もここまでは言わないだが
10:55お前の今のポジションならいい大学に行け
10:58ば将来の選択肢が劇的に増やせるお金の
11:03ことが気になるなら俺が出すことになる
11:05学費は貸しってことにしてもいいお前が
11:09大学を出ていい給料をもらうようになっ
11:12たらその時返して
11:14くれ今から俺が大学まで進むとなったら何
11:19年かかると思ってるんだその間兄貴は
11:22ずっと厳しい生活を続けるつもり
11:25か何を今更父さんたちがいなってから俺
11:30たちはギリギリの約生活が当たり前になっ
11:33てるじゃないか最近じゃ俺は次の給料まで
11:37いかに乗り切るかをゲーム感覚で楽しん
11:40でるぜなお前が俺に遠慮する理由は1つと
11:46してないんだ
11:48よそこまで言ってくれるなら俺進学するよ
11:54ありがとう
11:55兄貴そう答えた淳は余裕新学校に合格し
12:01すぐに有名大学の医学部を目指すことを
12:04宣言したその学部は文句なしに日本でも
12:08災難感とされる部類の狭きもだっただが淳
12:14はプレッシャーをもともせず現役合格を
12:17果たしもちろん大学でも留年などすること
12:20なく優秀な成績を納めて卒業し
12:24たその後研修意としての修行経て今では
12:30優秀な外界として活躍するまでになって
12:34いる淳が医者をそれも下界を心ざしたのは
12:39言うまでもなく両親を事故で失ったことが
12:42影響してい
12:44た淳は事故で両親を失ったことの苦しさを
12:49痛感したことで自分が外科になって修行
12:52することで救える命を1つでも増やしたい
12:56と考えるようになっていた
12:591人を救うことができればその数倍の人生
13:03をプラス方向に動かせるはずでそのために
13:07自分の人生を使いたいと思っていたこの淳
13:12の思いを知った時俺は淳の真っすぐな気象
13:16が変わらないでいてくれたことを心から
13:19嬉しく思っ
13:21たあの時あが大学進学を諦めていたら
13:27少なくともこういう形の未来にはなら
13:29なかったそう思うとあの時淳が進学する
13:34よう懸命に説得した自分の判断についても
13:38俺は誇りに思うことができ
13:41た淳の婚約者となったはるかさんもこれら
13:45の経緯はよく知ってい
13:47たはるかさんは淳が医者として患者のため
13:52に誠実に尽くす姿勢に心打たれ交際を
13:56申し込んだらしい
13:59は上流階級の霊場の一家が名としての評価
14:03を確立しつつある淳に目をつけたのでは
14:07なくはかさんが自分であの内面に惹かれて
14:12結婚に至ったということにとても満足して
14:15い
14:16たお兄さんのこともとてもよく聞かせて
14:20もらっていますご両親の代わりとなって
14:24とても立派に身をこにして働いてこられた
14:28と
14:30いやそれはさすがに褒めすぎですま生きて
14:34いくために必要だったからやっただけの
14:37こと
14:38で俺は謙遜しつつもはるかさんという女性
14:43がごく庶民的で俺たちと普通に通じる感覚
14:47を持っていることを感じたこんないい女性
14:51を痛めるとは淳のことをこれまでとはまた
14:55違う意味で大したやだと思った
15:00俺は今回の結婚で淳が幸せになってくれる
15:04ことを確信しているし心の底から祝福する
15:08つもりでいるしかし実のところ俺は内心1
15:13つ気がかりなことを抱えてい
15:16たこのはるかさんとの初対面の欲GOD
15:21彼女の両親と対面する機会があったのだが
15:25俺はそこで予想にない事態に直面していた
15:29場所は2人が披露園を行う予定のホテルの
15:33レストランだっ
15:35たはかさんの父親は佐々木政治といい年齢
15:40は61歳とのことだが社長をやっている
15:44だけあって全身に気力をらせてい
15:48た俺は政治氏とその妻に今日は両親の
15:53代わりに自分が挨拶に来たことを告げ
15:56た君たちのご親のははかから聞いてるよ
16:01大変だっ
16:02たろうはい確かに大変ではありましたが
16:07こうして過ぎてしまえばそう悪いこと
16:10ばかりでもなかったように思い
16:12ますまだお若いのに大したものねそういう
16:17しっかりしたところはさすが淳さんの
16:21お兄様ねいえ自分で言うのもなんですが淳
16:26は昔から文部でのことは俺より全然よく
16:31できましたからあれと比べられると困って
16:34しまい
16:35ます決して謙遜ではなく俺はそう口にして
16:40いた実際淳という男は本当に決定を
16:45見つけるのが難しいほどよくできたやだと
16:48俺は思ってい
16:50たそうは言っても一流大学を堂々たる成績
16:55で卒業し今では大学の科のホープにまで
17:00なっている君を親代わりになって育てた
17:04くらいだからね君の経歴もさぞ立派なもの
17:09なん
17:10だろうそうよ今お仕事は何をなさってる
17:16の今は父が生前よくしてもらっていた方の
17:20工場で働いてい
17:23ます俺がそう答えた途端それまでやかだっ
17:28た2人の表情が一変した2人は何かに困惑
17:33しているような妙なものを見るような目で
17:36俺を見つめていた
17:40工場清掃業のまさか現場仕事なわけないわ
17:47よね本社から統括するとかそういうお立場
17:51なのよねいえそうではなくてうちは本社
17:56機能だけを切り離したシオをを所有して
17:59おりませんで仕事の時は大抵工場に出てい
18:04ます本当に工場で働いてるのかなぜそんな
18:10妙なことを妙なこととはあの1つお伺いし
18:17ておきたいのだけどあなた大学はどこを出
18:21ていらっしゃるのあさんと同じ大学
18:26ええその俺はですね両親が事故にあった時
18:31まだ高校生で両親の残してくれた貯金では
18:35卒業まで持ちそうになかったもので高校を
18:39中退して今の工場に入れてもらったんです
18:44はあちょちょっと
18:47待てそう言うと2人はちらっと淳とはるか
18:52さんの様子を伺うそぶりを見せ
18:55たその時ちょうど淳とはかさんは披露宴
18:59式場のスタッフから衣装の下身を打され
19:03そこに向かうところだった2人が出ていく
19:07のを見送ると義父と義母は途端に険しい顔
19:11で俺に詰め寄ってきた
19:13ああた君今の話だと君は高校も出ていない
19:19の
19:19か高校卒業してないんだから中卒ってこと
19:24よねははいそういうことになり
19:30なんてことだそうと分かっていればこんな
19:33請求に話を進めさせはしなかったもの
19:38え今からでもはかに行って一度親族で
19:42話し合いを持ってからいやいやもう式の
19:46ひりまで通知してるんださすがに取りやめ
19:49っていうのは無理があるだろうそもそも淳
19:53君が無子として理想的なことに変わりは
19:56ないんだそそうよね問題はこっちだけなん
20:01だものねあのさっきから何のお話でしょう
20:06何か問題がありましたかありましたかじゃ
20:10ないよ問題大ありだ
20:14えあのねうちは会社経営をしてますけど
20:19うちの親族は皆他に会社を持ってるものも
20:23いますし大企業で部課長を務めるものも
20:27何人も言いますが全員が立派な大学を出
20:31てることが誇りなんですははあはあじゃ
20:37ないよなんて間抜けた反応だ私らが言い
20:41たいことがまだ分からんの
20:44か俺は2人が俺の学歴を好ましく思ってい
20:49ないことはもちろん理解していたがあまり
20:52の態度急変に驚きまともな答えが返せない
20:56でいた
20:58私たちの親族では受験で浪人した子供が出
21:03たってだけでも1段価格を下げて見られる
21:06んですあなたには分からないでしょうが私
21:10どもの世界では能力を疑われるような経歴
21:14があるだけでそれはもう恥ずかしいことな
21:17ん
21:18ですそう言われましてもあのな一流大学に
21:24浪人して入っただけで笑われる世界で娘を
21:29中卒の兄を持つ男にくれてやったと知られ
21:32たらはあ一体どれほどの支障を買うことに
21:37なるか考えただけでぞっと
21:40するてっきり財産のあるお家で両親が多さ
21:45れた後も兄弟ともきちんと大学まで出られ
21:50てるものと
21:51ばかり初さんの経歴が立派だったもので兄
21:56のあなたのことまで調べなかったのがよく
21:58なかったわまさかまさか中卒だなんてはあ
22:05恥ずかしいあまりに侮辱的なものを言いに
22:09俺は絶していただが話がここまで進んで
22:14しまってはこうなったら親族には淳君と君
22:19は実質的に関係がないほとんど形式上の
22:23親戚に過ぎないとして話すことにするいい
22:28かね君も淳君を親代わりになって育てた
22:32などと恩着せがましいことは以後2度と口
22:36にしないと近いたまえなんですっておお嫌
22:42だこんな当たり前のことを求めただけで
22:45反抗的な態度を取るなんてねこういう人間
22:50は1度親族になったら最後何かあるごとに
22:55金を無心してきたり遺産続のの対象に自分
22:59を入れれるように画策したり想像を絶する
23:03ようなことをしてくるものなのよその通り
23:07だいいか今のうちに釘を刺させてもらうが
23:11お前は今後淳君の近くをうろつくなはかに
23:16会うなどもっての他だえどいかなる形でも
23:21今後うちに借金や投資話を持ち込むような
23:25真似もするなもしこれを
23:29その場で絶縁いや弁護士を通じて2度と
23:34近寄れないような措置を取るおしじゃない
23:37ぞ分かった
23:39か俺はこれが淳の義父母になる人たちの
23:44言葉かとこれが夢で会ってくれたらどんな
23:48にいいかと思ってい
23:50たここまでの侮辱を受けたら俺と同じ立場
23:55でも我慢できず爆発する人もいるだろう
23:59だが俺は自分が受けた屈辱を晴らすこと
24:02よりも淳とはるかさんの幸せそうな笑みを
24:06思い浮かべてい
24:08た俺がここで激しいことを言えば確実に
24:132人の前とに良くない影響を与えるだろう
24:16それは俺が望むことではなかっ
24:20たご懸念には及びません私は今後いかなる
24:25形であれあなた方はもちろん
24:28やはかさんに対しお金の話をすることは
24:32ありませ
24:34ん今はとりあえずその言葉を聞いておいて
24:37やるが少しでも不審なところがあったら
24:41容赦せんから
24:43な私からも1点言うことがあります俺と淳
24:48は助け合って生きてきましたいくら
24:51あなた方の言いつけでも俺は今後も淳との
24:55関係を立つことはありませんし会うことを
24:58遠慮することもありませんこれだけは譲れ
25:01ませんなんてブレな男かしらこれは脅迫と
25:06変わらないわあなた今すぐ弁護士に相談
25:11を義母が目を吊り上げて俺を攻撃しようと
25:15した時淳とはかさんが衣装チェックを終え
25:19こちらに戻ってくる声がしたそれを聞いて
25:23義父と義母は俺に像のこもった一別を
25:26投げるとすぐに別のような笑顔になって淳
25:30たちの元に近づいていっ
25:33た政治夫妻も俺も淳たちの前では平成に
25:38振る舞いその場はそれでお開きとなった
25:42そして披露宴当日となる今日まで俺は当然
25:46のことながら政治夫妻とは顔を合わせ
25:49なかった俺は政治夫妻の言動については淳
25:54にもはかさんにも告げていなかった
25:58し今日この披露宴に俺が連れてきた俺の
26:02交際相手の女性にだけは詳細な事情を伝え
26:05てい
26:07た彼女の名前は杉田あなと言い今年28歳
26:12になる美しい女性だった俺はいずれ彼女と
26:16結婚することを考えており淳とも十分な
26:20面識があったため今日の披露宴にも出席し
26:24てもらうことにしたの
26:25だ俺は当初政治夫妻から侮辱を受けた件に
26:30ついては誰にも言うことなく自分の胸だけ
26:33に納めておくつもりだったしかしアンナは
26:38優れた観察癌を持ち頭の回転も早い女性
26:42だった俺が内心に強い怒りを持っている
26:46ことをすぐに見抜いて追求してきた俺も
26:50本音では誰かに聞いてほしいと思っていた
26:53ので結局細かいところまで俺は打ち明けて
26:57しまっていた
26:59それで今日はそのブレーな義父母にガツン
27:03とかましてやる
27:04のそんなことしたら式がめちゃくちゃに
27:08なるだろういや式がどうなるかに関わり
27:11なくこっちから攻撃するような真似はし
27:14ないよあら残念てっきりそのための増援と
27:20して私を呼んでくれたんだと思ったの
27:23に裁判に出るってわけじゃないんだ頼む
27:27からそのは解いて
27:29くれまあ私が何か言われたわけじゃないし
27:34淳さんが主役の場ですから私もそうそう
27:38無茶はしない
27:39けど君を連れてきたのは早計だったかも
27:44な俺は苦笑しつつあんなとの会話を一旦
27:48終わりにしたあんなのこうした闘争心の強
27:52さに俺は時に振り回され時に助けられてき
27:56た
27:58幼い頃から柔道をやってきたアンナは黒帯
28:01の腕前で波の男なら軽々と投げ飛ばす実力
28:05を持っていることもあり相手が男であって
28:08もするということがない男の俺が言うのも
28:13なんだが隣にいてくれるといろんな意味で
28:16安心感を与えてくれる存在だっ
28:19た会場につき新郎川親族の席を探し俺と
28:25彼女は席に着いた
28:28下界のホプたる淳と社長令嬢のはるかさん
28:32の挙式とあって会場は豪華で3列者も
28:35多かっ
28:37た会場の反対側にある神父側親族席までは
28:42結構な距離があったが政治夫妻が末席に
28:45当たる位置にじんどっているのはすぐに
28:48分かった俺は万一にも余計なトラブルを
28:52起こさぬよう義父母とは目を直接合わせぬ
28:55よう適当に目をそらしていた
28:59向いの末席にいるのが九段の義父母ねタヤ
29:03さんを見てすごい意地悪な笑顔を浮かべ
29:06てるわ
29:07よ俺に変わって義父母の様子を観察した
29:11あんながそう教えてくれ
29:13た笑われるくらいで住むならいいさ
29:17とにかく今日は淳たちを祝うことが全てな
29:20んだそれ以外のことでつまらんことは考え
29:24たくも
29:25ない俺はそう言ってに伏せられていた
29:29ネームプレートを立て
29:31たこの会場ではネームプレートは最初全て
29:35伏せた状態で置かれており席についた本人
29:39がそれを立てることとなってい
29:41た席を外していてもプレートが立っていれ
29:45ばその人物が会場に到着していることが
29:49確認できるようにと意図しているのだろう
29:53だがそのプレートを立てた瞬間俺の頭の中
29:57は空白にになってい
29:59た俺の名前が書かれているはずの面にあっ
30:02たのは俺の名前ではなかったそこには中卒
30:08ク男という乱雑な文字が赤マジックで
30:12書きつけられてい
30:13たこんなくだらないいたずらをする人物は
30:17義父母以外考えられなかった俺はとっさに
30:21視線を神父親族席に向けるとそこで義父母
30:26筆頭にい中から初老の男女が俺を見て
30:30ゲラゲラと笑っていたどうやら俺の学歴の
30:34件は親族官に伝達済み
30:38らしいこのプレートを仕込んだ義父母は
30:41全員にそのことを教えておいて俺が
30:44プレートをめくった瞬間の反応を楽しみに
30:48こっちを注視していた
30:50らしい俺がこの文字を見て一瞬硬直したの
30:54が連中の壺に入ったらしくその笑いは
30:58なかなか収まる気配がなかった義母に至っ
31:02ては手を叩いて大笑いしていただが会場は
31:07元より男性の声で溢れていたためあちらの
31:11親族席の様子を変に思う人はいないよう
31:14だっ
31:15た俺は無言で立ち上がり会場を出ようとし
31:19たまさかあちらの席に突進しとなるわけに
31:23はいかないかと言って俺が席に大人しく
31:27座っていれば連中はいつまでも俺のことを
31:31笑い続けるだろうしもしかしたら低レベル
31:35な嫌がらせはこれで終わりではなく2のや
31:383の屋まで用意されているかもしれ
31:42ない淳には本当に申し訳ないがこれ以上の
31:46侮辱には耐えられそうになかっ
31:49ただがすぐにアンナが俺に追いすがり腕を
31:54掴んで引き止めてき
31:56たこれまで我慢きたのは今日淳さんたちを
32:00祝うためでしょ悔しいのは分かるけど
32:03あなたが席にいなかった時淳さんがどんな
32:06に悲しむことになるか忘れない
32:10でそうだな怒るのなら最初に侮辱された時
32:16にやっておけばよかっただがあのために
32:20我慢すると決めたはずだったのにいかんな
32:23君がいなかったら飛び出して帰ってしまう
32:26ところだった
32:28私を連れてきたのが早計だったってことは
32:31取り消してよ
32:33ね俺より怒りっぽいはずのアンナが穏やか
32:37な笑顔で言ってくれたことで俺は彼女に
32:41相当気を使わせていることに気がつい
32:44たすっかり気を取り直した俺は席に戻った
32:50義父母がこちらを生かするように視線を
32:53送ってくるのを感じたが絶対に俺は目を
32:57合わせなかった
32:59やがて指が始まり主役となる新郎進歩が
33:03入場し会場は盛大な拍手に包まれ
33:07た続いて来賓のスピーチが始まった淳の
33:13上司となる病院委員長やはかさんが働く
33:16会社の上司のスピーチを皮切りに2人の
33:20友人代表に神父親族までスピーチが進ん
33:25だそこで俺はだと気がついた実は俺も淳
33:32からスピーチを頼まれており何日も前から
33:35考え抜いた簡潔なスピーチを用意して文面
33:39を完全に暗記して備えていた本来なら神父
33:44親族の前に呼ばれるはずと思っていたのに
33:47もう神父親族のスピーチが終わりかけて
33:50いるのにスタッフが誰も準備を促してこ
33:54ない俺が手にいたスタッフにを求めると
33:59予想外の返事が帰ってき
34:01た確認いたしましたところ式の開始直前に
34:06神父ご親族様方から新郎側ご親族代表
34:11スピーチは準備ができておらず取り消し
34:14たいとのご依頼があったそうで式予定から
34:17削除したとのこと
34:19です俺が義父母に視線を向けると案の定
34:232人は俺を指さし小声で何かさきは極力声
34:29を出さぬようにしながら大笑いしてい
34:32た我慢の限界だっ
34:36た俺はスピーチの邪魔にならぬよう壁際を
34:40通って義父母のいる場所まで進んだあんな
34:44も俺の後から黙ってついてきているのが
34:47感じられ
34:48たさっきは俺が会場から出るのを引き止め
34:52た彼女も今は俺の邪魔をすることなく俺の
34:56サポートにくれるつもりらしいことが
34:59伝わってきた義父母はゾに満ちた視線で俺
35:04を見据えてい
35:05たどういうおつもりですか勝手に俺の
35:09スピーチを予定から削るとはそれはこっち
35:13のセリフだお前何を言われたかもう忘れた
35:16とでもぬかす
35:18か何を言ってるんですはやだこうやって
35:23聞いたはずのことを知らないふりして
35:26あれこれ文句を情を
35:29引き出す詐欺師の上等手段じゃない
35:33やっぱりこんなうさ臭い中卒男は法的措置
35:37ではかたちに近づけないようにしなく
35:40ちゃそんなことはどうでもいいあなた方は
35:44勝手に俺のスピーチを阻止したことを
35:46認めるんです
35:48かふざけるなよお前が辞退して当然の
35:53ところ抜け抜けとスピーチするつもりで
35:56いるとわかったからこっちは対策に動いた
36:00までだ娘の晴れの舞台で中卒男にスピーチ
36:05されたとあっては一生の恥だ娘を守るため
36:09に親として当然のことをしたまで
36:13だその言葉に義母だけでなくいならぶ神父
36:18側の親族たちがクスクスと笑い合うのが
36:21見え
36:22た俺が俺があなた方にここまでの侮辱を
36:27受け言がどこにあると言うんだ自分が対等
36:31に扱われるとでも思っていたのか身のほど
36:35知れクズ
36:37がもう話しかけないで次はこちらから弁護
36:42士を通じて対処します今後私たち親族の
36:47そばに近づいたらそれだけで賠償を発生
36:50するようにするからそのつもりで
36:53ね俺がじて怒鳴り返すのを会えていると
36:58それまで黙って見ていたあんなが一言呟い
37:02てい
37:03た社長こんなブレな人たちの会社潰れても
37:08仕方ないんじゃないですか私は遠慮いら
37:11ないと思いますけどなんだお前は身内の
37:15問題に首を突っ込むなあなたの身内の話
37:20なんてしてませんビジネス判断における
37:23意見を社長に述べたまで
37:26ですお前のような女の顔など知らんし意見
37:30など受ける筋合いでも
37:32ない誰があなたにと言いました私が社長と
37:37言ってるのはこの中村社長のことです
37:42何中村
37:45ってあなたたちの目の前におられる中村
37:49タヤ社長です先月からうちの会社の社長に
37:54なられています
37:57町場の社長にでも収まっておったのかで
38:02その社長様が何とどうするというのか言っ
38:06て
38:07みろ間髪入れずあんなはスマホを操作し
38:11自分の会社の社長挨拶画面を呼び出して
38:14義父に差し出したそれをうさ臭いものを
38:19見る目で眺めていた義父の表情が硬直した
38:23あなたどうなさったのここれはうちの会社
38:29の最大顧客のやそんな立ちの悪い冗談には
38:34引っかからん
38:35ぞこれは私のスマホですものねそれじゃご
38:40自分の端末でご確認されてはいかが
38:44ですそう言われた義父があたふたとスマホ
38:48を取り出し俺の会社のページを呼び出すの
38:51が見えたそして社長挨拶画面に俺の顔が
38:56出るといよいよ義父の顔色が青くなったそ
39:01そんなバカな何か仕掛けがあるに決まって
39:04いるそう言って義父は席を立ちしばらく
39:09こちらに背を向けて誰かと話していた
39:12おそらく会社の部下にでも連絡し俺の言っ
39:16ていることが本当か確かめさせているの
39:19だろう実は先月俺は工場の社長をしていた
39:24父の友人から社長の地位をついでほしいと
39:28壊れその地位についたばかりだっ
39:31た俺にとって大恩人であるこの父の友人は
39:36最近になって体調を崩し後継者を探してい
39:40た高校を中退して俺が工場で働き出して
39:4420年近くが経過しており俺は今では社内
39:49の誰よりも工場内のことに詳しくなってい
39:52たずっとお金のことで苦労してきたことも
39:56あり工場の経理情報についても個人的興味
40:00から勉強を重ね今では経営に関わる数値も
40:05詳細に把握するに至って
40:08いるさらに現場仕事から身を起こし20年
40:12にわって成実に働いてきたことで俺は社長
40:16だけでなく工場の誰からも信頼される
40:19ポジションにい
40:20た社長は俺以外に後を託すことは考えられ
40:25ないと言ってくれたため俺は今こそ恩を
40:28返す時と考えその申し出を受けることにし
40:32たのだっ
40:34たあんなはと言うと大学を卒業してすぐ
40:38うちの工場に就職しずっと社長秘書として
40:42働いてい
40:43た俺が社長を引き継いたことで彼女はその
40:48ままスライドして俺の秘書になってい
40:51た俺と彼女が数ヶ月前から交際を始めてい
40:55たのはたまたまだったが
40:57この人事によって俺と彼女はビジネス上で
41:01も重要なパートナーになってい
41:04たまだ社長になって日数は浅かったが俺は
41:09これまで通り自ら工場内を動いて仕事を
41:13する形を継続し法律面や事務面はアンナが
41:17主導する関係となっていたそのためアンナ
41:21は肩書きこそ秘書だが経営に関する影響力
41:25は副社長並のを持っていたそのあんなが
41:30こんな会社潰れても自業自得という言い方
41:34をしたということは俺の工場はいつでも
41:38岐阜の会社との取引を切れる状態にあると
41:42いうことになる即時取引中止した場合の
41:46影響は部材の取引経路は複数確保してい
41:51ますこの会社の供給が止まっても他の会社
41:56に分散発し即できるレベル
41:59ですならすぐにでもやるかま待ってくれ
42:05そんなこの場でいきなり決めなくてもいい
42:07だろ話し合いよ以後の話は弁護士を通じて
42:12するのではなかったのですか俺が不用意に
42:17返事をしたら賠償になるとも言われたので
42:20迂闊に答えられませんねなんていやらしい
42:24言い方
42:25をこういう言いも詐欺師の上等手段と言わ
42:29れたいんですかそんな怪しい会社に商品を
42:33納めなくてもいいんじゃないですか別に
42:36そちらから納入を拒否していただいても
42:39構わないんですよえなんて女なの鬼だ
42:44わ確かに私は物言いがきついかもしれませ
42:48んが学歴だけを理由に人を侮辱したことは
42:52ありません人を傷つける残酷さで言えば
42:56あなたたちの方がよほど恐ろしい鬼です
43:01えあなたなんとか言ってやってよお前は
43:05黙ってろ話をややこしくするんじゃない
43:08なんですっ
43:10て1度だけお伺いしますあの顔合わせの時
43:16からこの瞬間に至るまで俺に対して行った
43:20侮辱の全てを精神誠意謝罪して2度と
43:24こんなことをしないと誓いけます
43:29か強制するつもりはありませんあなたの
43:33親族の面前で中卒の俺に頭を下げて
43:37いただければその気持ちに嘘はないと判断
43:41します下げるも下げないもあなたの自由
43:45です義父は俺と親族の間で視線を何度も
43:50往復させた自分の会社の存続と親族を前に
43:55しての面のどちらを取るべきか本気で迷っ
43:59ているようだっ
44:00た俺にはそこまでして守らねばならない
44:04親族感のメツとは一体何なのか全く理解
44:08できなかったち中卒に頭は減一族の誇りが
44:14あるそそれよりもだ取引条件を見直すこと
44:19で今後も取引の継続を少しくらいは価格の
44:24情報を受け入れてもいいどうだお互いに損
44:27じゃない取引
44:29だろアナが思いため息をつくのが聞こえ
44:34た終わりですね現在発注している分を最後
44:38に本社への発注は取りやめます以後の売上
44:43確保は弊社以外の取引先開拓するなり
44:46どうぞご自由になさって
44:49くださいき貴様私がこれほど情報しておる
44:53のにその態度は何だ中卒の分際で
44:57も俺は何も言わず背を向けた瞬間この野郎
45:04というバ声とともに襟首に手がかかるのを
45:07感じ
45:08た逆上した義父が掴みかかってきたの
45:13だ正面を向いていればどうにでもなったが
45:17いきなり後ろから掴みかかられ俺は後方に
45:21姿勢を崩しそうになっ
45:23たその時不に首に力が消失していたええ
45:30貴様何をする
45:33話せ振り返ると腕の関節を後ろに決められ
45:38組み伏せられた義父がヒヒとうめいていた
45:42義父を取り押さえていたのはアナだった俺
45:46に掴みかかっていた義父の手を取り
45:49ゆうゆうと関節を逆にとって抑え込んだ
45:52らしい老人で武道の心があるとは思えない
45:57義を取りえなどアンナにとっては次義に
46:00等しいものだったの
46:03だろうあんなは涼しい顔をしたまま何事か
46:07と駆け寄ってくるスタッフに私たちに危害
46:10を加えそうになったんです外で引き渡し
46:14ますと言って腕を決めたまま義父を歩かせ
46:18て外に連れ出してしまっ
46:20たその後を数人のスタッフがあたふたと
46:24追いかけていく
46:27親族席を見ると口をパクパクさせるのみと
46:30なった義母や意外な事態を前に硬直した
46:34面々が俺を見つめていた俺はもう何を言う
46:38でもなく背を向けて自分の席に戻っ
46:42たほなくアンナが何事もなかったような顔
46:46で戻ってきて外でもしぶく暴れましたけど
46:50スタッフに引き渡してきました警察沙汰に
46:54まではならないはずです多分と言った一時
46:59会場の隅が前とはなったがその後式は
47:03予定通り進行し
47:04た急遽という形で式の終盤にスタッフが俺
47:09のために枠を設けてくれたのでスピーチも
47:13しっかりすることができたあんなは暗記
47:17作業が無駄にならなくて良かったですねと
47:20彼女らしいドラでその出来を褒めてくれた
47:25さて後日のこと
47:27だ俺の会社は宣言通り岐阜の会社との取引
47:32を中止した岐阜の会社は大口顧客を失い強
47:38triが急低下するだろうが俺が心配する
47:41義理ではなかったその直後証こりもなく
47:45義父が会社に押しかけてきて社長を出せ
47:48取引を再開しろと騒ぎ立てるという事件が
47:53起こったが事情を知る社員が取りえ出して
47:57しまっ
47:58た俺はその場に言わせておらず事後報告を
48:02受けたのみだっ
48:04たあんなは自分がいれば2度と来る気に
48:08ならないほどの技をかけてやったのにと
48:11残念がってい
48:12た俺は義父があんなと出くわさなくて
48:16よかったと主に義父のために思っ
48:20たその後式場で起きた騒ぎのことは淳と
48:25はかさんを夫妻にも伝わってい
48:28た政治たち親族一同は俺への嫌がらせに
48:32ついてはもちろんはかさんをに隠し通す
48:35つもりでいた
48:36らしい俺も最後まで淳たちに何も言う
48:40つもりもなかっただが義父自身が騒ぎを
48:45大きくしたことで隠蔽できなくなったので
48:47あり完全に自業自得だっ
48:50た事実を知ったはかさんはすぐに俺のとに
48:55駆けつけてきて涙ながらに両親のブレを
48:58詫びてくれた俺は元からこのケとはかさん
49:02を絡めて考えたことはなく今後も何も
49:06変わらないと告げると彼女は安どして去っ
49:09ていったが後日彼女が一族との縁を切った
49:13ということを知らされたすでに法的措置を
49:17取っており彼女の神辺に親族が近づけば
49:21賠償が発生するという手を打つほどの徹底
49:24ぶりだっ
49:25た彼女は彼女なりにやたら法的措置を乱発
49:29する親族たちのやり方を学んでいてここ
49:331番でそれを活用したということになるの
49:36かもしれないこのことについてははかさん
49:40が自分で決断したことでありそれ以上俺が
49:44何を思うでもなかっただが正直なところ
49:48あの一族と淳夫婦の縁が切れたことは俺に
49:53とって朗報だっ
49:55たいいあけど次は兄貴の番だねそうです
50:01あんなさんはすごくお綺麗ですから花読み
50:04衣装はとても入ると思い
50:07ます最近こんな調子であんなよりも弟夫婦
50:12から俺は結婚を急ぐようせかされる場面が
50:16増えている確かにこのまま俺が何も言い
50:20出さないでいたらいつかじれたあなに関節
50:24を決められかねないこの話をあんなに自然
50:28に切り出すにはどうしたものかと悩みつつ
50:31も俺は社長としての務めを果たすべく今日
50:35も本している
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