【震災】あの日見た妹の亡骸… "悲しみ"抱いて生きる姉の想い 宮城 NNNセレクション

日テレNEWS
24 Aug 202306:03

Summary

TLDR石巻市の西条風音さんは、東日本大震災を経験し、その悲劇的な記憶を抱えながら成長しました。震災で妹を失い、その後の10年間で悲しみに向き合い、10年後には妹のことを語れるようになりました。今年二十歳になった風音さんは、震災を伝えるために同世代の人たちと出会い、記憶をなくしたくないという想いを伝えています。彼女は高校卒業を迎えるはずだった妹へ手紙を送り、悲しみを乗り越えずに伝え続ける決意を示しました。

Takeaways

  • 🏡 東日本大震災の際、石巻市の自宅で祖父といとこと一緒にいた風音さんは、津波で家が浸水し、2階に避難した。
  • 👧 震災後に妹の姿が見つからず、家族で見つかった幼稚園バスは焼き焦げており、妹は亡くなっていたことを知った。
  • 😢 震災後の風音さんは悲しみと恐怖を感じ、長い間怖い悪夢を経験していた。
  • 🌱 時間が経つにつれて、風音さんは成長し、妹のことを考えるようになり、悲しみをより深く感じ始めた。
  • 📅 震災から10年が経過し、風音さんは悲しみに向き合い、同世代の人たちと共感を持ち合い始めた。
  • 💌 今年二十歳になった風音さんは、生きていれば高校卒業したはずの妹へ手紙を書いた。
  • 🎓 手紙の中で、妹が高校生だったらどんな学校に行っていたか、何が好きだったかを想像し、成長した姿で会いたいと願う。
  • 🔗 風音さんは震災を伝えたいという気持ちを共有し、同年代の人たちと出会い、悲しみを共有し始めた。
  • 🗣️ 風音さんは震災を学ぼうとする高校生に、自分の体験と悲しみを伝え、記憶をなくしたくないという気持ちを述べた。
  • 🌟 悲しみを乗り越えることはできないかもしれないが、風音さんは悲しみを忘れることを恐れず、伝え続けることが重要だと考えている。
  • 🌈 風音さんは周りの友達に悲しみを伝えてもらい、悲しみを共有することで、より強いつながりを築きたいと願っている。

Q & A

  • 風音さんはどこの市出身ですか?

    -風音さんは石巻市の西条出身です。

  • 風音さんが震災前に何をしていたと言っていますか?

    -風音さんは震災前、海に普通に泳ぎに行ったり海水浴に行ったりしていました。

  • 東日本大震災が発生した時、風音さんはどこにいましたか?

    -地震発生時、風音さんは祖父といとこと一緒に石巻市の自宅にいました。

  • 風音さんの家はどこに位置づけられていたか教えてください。

    -風音さんの家は内陸にありましたが、津波で1階が浸水しました。

  • 震災後に風音さんはどのように両親と再会しましたか?

    -水が引いた2日後、風音さんは両親と再会しました。

  • 風音さんの妹は震災で何が起こりましたか?

    -妹は震災で焼け死んでしまいました。

  • 風音さんは震災後にどんな悪夢を见ていたと言っていますか?

    -震災後しばらくの間はすごく怖い悪夢を見ている感覚だったと言っています。

  • 風音さんはいつから妹のことを考え始めましたか?

    -大きくなるにつれて、少しずつ妹のことを考えるようになりました。

  • 風音さんは震災を伝えたいという気持ちを共有する同世代の人々とどうやって出会ったのですか?

    -震災を伝えたいという気持ちを共有する同世代の人々と出会いましたが、具体的な出会いの方法は説明されていません。

  • 風音さんは今年いくつですか?

    -風音さんは今年二十歳になりました。

  • 風音さんは妹のことを話すことができたきっかけは何ですか?

    -妹のことを話せるようになったのは何かきっかけがあったわけではなく、ただ時間が必要だったと言っています。

  • 風音さんは今年の3月11日に何をしましたか?

    -風音さんは生きていれば高校を卒業したはずの妹へ手紙を書きました。

  • 風音さんは震災を学ぶために何をしましたか?

    -風音さんは震災を学ぶために被災地を訪れた高校生の前で伝えました。

  • 風音さんは悲しみを乗り越えましたか?

    -悲しみを乗り越えたわけではありませんが、乗り越えられなくても向き合い語り継ぎたいと言っています。

  • 風音さんは悲しみを忘れるのが怖いと言っていますが、なぜですか?

    -悲しみを忘れるのが怖いと言っているのは、記憶やあの時の感情をなくしたくないからです。

Outlines

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😢 東日本大震災の悲しみと成長

石巻市の西条風音さんは、東日本大震災を経験し、その悲しみと恐怖を抱えながら成長を続けています。震災時には小学生2年生で、津波によって自宅1階が浸水し、2階に避難しました。震災後に妹の春音ちゃんの姿が見つからず、焼け跡と妹の存在を直面し、大きなショックを受けました。その後、成長するにつれて、妹のことを考えることが増え、悲しみを乗り越えていく過程を経て、10年後には悲しみを言葉にすることができました。今年、二十歳になった風音さんは、妹が生きていたら高校卒業を迎えると想定して手紙を書いて、彼女との思い出を大切にしています。

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😔 悲しみを伝え続ける意志

風音さんは、震災を経験した悲しみと記憶を失いたくないという想いから、妹のことを語り続けています。悲しみが溢れることがあるにもかかわらず、繰り返したくない悲しみを伝えるために、周りの友達に伝えてもらうことを嬉しく思っています。かつては悲しみを早く消してしまいたかった気持ちだったが、今は悲しみを忘れるのが怖く、語ることでその悲しみを乗り越えていくと感じています。震災を学ぶために被災地を訪れた高校生たちに、自分自身の経験を語り、震災のことを伝え続ける意志を示しています。

Mindmap

Keywords

💡石巻

石巻は宮城県の都市であり、このビデオの主人公である西条風音さんの故郷です。東日本大震災で大きな被害を受け、風音さんの家族もその影響を受けています。ビデオでは石巻を通じて震災の影響と復興の物語が語られます。

💡東日本大震災

2011年に発生した災害で、宮城県を中心とした東北地方に大きな津波と地震被害をもたらしました。ビデオでは、風音さんがこの震災を経験し、その影響をどのように受け、その後の生活にどう影響を与えているかが描かれています。

💡津波

地震によって引き起こされる大海の波で、石巻市の風音さんの自宅も津波によって1階が浸水しました。ビデオでは津波の恐ろしさと被害の現実を風音さんの体験を通じて伝えています。

💡家族

ビデオでは風音さんの家族が震災を経験し、その影響を深く受けています。特に、妹の春音ちゃんの存在とその亡くなることが、風音さんの心に大きな影響を与えています。

💡春音

風音さんの妹で、震災の際に亡くなりました。ビデオの中では、春音ちゃんの死体が発見された現場や、その後の風音さんの悲しみと恐怖が描かれています。春音ちゃんの記憶は風音さんの心に深く刻まれており、彼女のことを思い出すことで成長と向き合い方を学んでいます。

💡悲しみ

ビデオの中心となる感情で、風音さんが震災と妹の亡くなることで抱える悲しみが大きなテーマです。その悲しみは時間とともに増し、風音さんがどのようにその悲しみと向き合い、乗り越えようとしているかが描かれています。

💡成長

風音さんが震災を経験し、その後の成長過程で悲しみと向き合い方を見つける様子がビデオの重要な部分です。成長することで、風音さんは徐々に妹のことを考え、悲しみを言葉にしていくようになります。

💡伝える

ビデオでは風音さんが震災の経験を伝えることの重要性が強調されています。彼女は同じ世代の人たちと出会い、震災を伝えることで共感を持ち、悲しみを共有し始めます。

💡記憶

風音さんが震災と妹の春音ちゃんとの思い出を大切にし、それらの記憶を失いたくないという気持ちがビデオで描かれています。記憶を語ることで、風音さんは過去を乗り越え、未来に向かって進む力を得ています。

💡手紙

ビデオの最後に風音さんが生きていれば高校卒業した妹へ手紙を書くシーンがあります。この手紙は、風音さんが妹との思い出と悲しみ、そして未来への思いを伝える手段として機能しています。

💡語り継ぐ

ビデオの最終的なメッセージとして、風音さんが震災の経験を語り継ぎたいという強い意志が示されています。悲しみを乗り越えることだけでなく、その経験を伝えることで、未来の世代に教訓を残すことがビデオの核心です。

Highlights

お気に入りの一枚を見せてくれたのは石巻, 市の西条風音さんです

震災前をしていたかなっていう

風音さんが小学2年生の時に, 東日本大震災が発生しました

川を遡上した津波で1階が浸水2, 階に避難しました

両親と再会できました, でもそこに, 妹の姿はありませんでした

妹の幼稚園バスが見つかった現場に家族, みんなで行きました

焼き焦げた妹の痛いでした

とても悲しいって思ったのと同時にすごく, 怖かった

成長とともに増していく悲しみ, 向き合えるようになったのが10年が経っ, た頃でした

妹のことを話せるようになったのは何か, きっかけがあったわけではなくただ時間が, 必要だった

最近になって, 悲しいという気持ちを表に出せるように, なりました

怖いと思うことは, 妹との思い出が消えてしまうこと

震災を学ぼうと, 被災地を訪れた高校生を前に伝えました

記憶やあの時の感情をなくしたく, ないからです

妹のことを話すと, 悲しみが, 溢れます

悲しみは早くなくなればいいと思ってい, ました, でも今は, 悲しみを忘れるのが, 怖い

Transcripts

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なんか映画のワンシーンみたいで

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お気に入りの一枚を見せてくれたのは石巻

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市の西条風音さんです

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海に普通に泳ぎに海水浴行ったりとかって

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いうのは結構

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震災前をしていたかなっていう

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風音さんを笑顔で追いかけるのは2歳年下

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の妹

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春音

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ですはるちゃん

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そう呼んでいました

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風音さんが小学2年生の時に

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東日本大震災が発生しました

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地震発生時風音さんは

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祖父といとこと一緒に石巻市の自宅にい

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ました

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家は内陸にありましたが

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川を遡上した津波で1階が浸水2

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階に避難しました

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水が引いた2日後両親と再会できました

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でもそこに

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妹の姿はありませんでした

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3月の14日

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妹の幼稚園バスが見つかった現場に家族

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みんなで行きました

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でそこで見たのは

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焼き焦げた場所と

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焼き焦げた妹の痛いでした

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小学2年生の女の子に受け止めることは

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できませんでした

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とても悲しいって思ったのと同時にすごく

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怖かった

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震災後しばらくの間はすごく怖い悪夢を見

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ている感覚だったと言います

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[音楽]

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大きくなるにつれ少しずつ

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妹のことを考えるようになりました

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一緒に小学校に通いたかった

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中学校はどんな部活に入ったんだろう

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私の心が成長していくためにいろんなこと

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を考えられるようになって

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すごくすごく悲しくなりました

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成長とともに増していく悲しみ

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向き合えるようになったのが10年が経っ

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た頃でした

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震災を伝えたい

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気持ちを同じくする同世代の人たちと

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出会いまし

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た風音さんは今年二十歳になりました

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振り返ると

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妹のことを話せるようになったのは何か

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きっかけがあったわけではなくただ時間が

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必要だった

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最近になって

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悲しいという気持ちを表に出せるように

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なりました

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[音楽]

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それは自分の気持ちを大切にするという

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こと

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家の中にテント張って2人でキャンプ

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バックしてそれがすごい一番

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印象に残ってます

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[音楽]

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そして大人になった今

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怖いと思うことは

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妹との思い出が消えてしまうこと

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[音楽]

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一番今年の3月11日

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風音さんは生きていれば高校を卒業した

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はずの妹へ手紙を書きました

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はるちゃんへ高校卒業おめでとう会えなく

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なってから12年あっという間に過ぎて

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はるちゃんももうお姉さんになったね

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どの高校に行ったのか何を好きになったの

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将来はどんなことをするのかいろいろ

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想像してみるけど私の中のはるちゃんは

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ちっちゃいままで

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まだ

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幼稚園生だから上手く想像できません

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でもいいから

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成長した姿で会いたいな

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[音楽]

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悲しみを乗り越えたわけではありません

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乗り越えられなくても向き合い語り継ぎ

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たい

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[音楽]

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そして昨夜

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風音さんは

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震災を学ぼうと

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被災地を訪れた高校生を前に伝えました

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地震が来たらこう最初は本当に吐き出し

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たいなっていうこの気持ちを吐き出したい

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し誰かに聞いてもらいたいっていうすごい

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自分勝手な理由から語りを始めました

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でそんな語りをどうして続けているのかと

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いうと記憶やあの時の感情をなくしたく

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ないからです

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妹のことを話すと

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悲しみが

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溢れます

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それでも

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悲しみは繰り返したくない

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[音楽]

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[音楽]

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周りのお友達とかに伝えてもらえたら

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嬉しいです本当に

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[音楽]

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悲しみは早くなくなればいいと思ってい

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ました

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でも今は

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悲しみを忘れるのが

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怖い

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だから風音さんは語ります

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