教学マネジメントとFD３

Summary

この講演では、大学における教学マネジメントとFD（Faculty Development）の重要性が強調されています。教育成果を最大化するためには、教職員の能力向上が不可欠であり、望ましい教職員像の定義とその実践が求められています。また、学習成果の把握や改善策の立案が、学習者本位の教育を実現するための鍵であるとされています。FDの活動は、単に形式的なものではなく、その効果測定が重要であることも指摘されています。

Takeaways

• 😀 教学マネジメントにおいて、教職員の能力向上は学習成果の最大化に不可欠である。
• 😀 各大学は、ディプロマポリシーに基づき、望ましい教職員像を明確に定義する必要がある。
• 😀 FD（ファカルティ・ディベロップメント）とSD（スタッフ・ディベロップメント）の組織的かつ体系的な実施が求められる。
• 😀 教育目標を反転させ、教員に求められる能力を具体化することが重要である。
• 😀 教育成果の把握と可視化が、FDとSDの活動を改善するための基盤となる。
• 😀 FDSDは学習成果の分析、改善策の立案を通じて教育の質を向上させる役割を果たす。
• 😀 教員と職員の能力向上を目的とした研修が、大学の教育・研究活動の運営に不可欠である。
• 😀 2022年の改正により、FDとSDの定義が統一され、対象が拡大した。
• 😀 教職員の研修は、個々の努力だけでなく、組織的な支援が必要である。
• 😀 教学マネジメントは、教員だけでなく、大学全体の管理層にも適用されるべきである。

Q & A

FDの目的は何ですか？

FDの目的は、学習成果や教育成果を最大化するために、教職員の能力向上を図ることです。

ディプロマポリシーとは何ですか？

ディプロマポリシーは、卒業生が持つべき資質や能力を定義したもので、教育の質を保証するための指針です。

望ましい教職員像の定義が重要な理由は何ですか？

望ましい教職員像を定義することで、教育上の目標を反映し、必要な能力を持つ教員を育成する基盤が築かれます。

FDSDの役割は何ですか？

FDSDは、学習成果や教育成果の可視化を通じて情報を共有し、課題分析や改善策の立案を行う重要な活動です。

FDとSDはどのように関連していますか？

FD（Faculty Development）は教職員の能力向上に焦点を当て、SD（Staff Development）は職員全体の能力開発を目的としており、両者は相互に連携し合います。

PDCAサイクルはFDにどう関与しますか？

PDCAサイクルの「A」にあたる部分がFDSDであり、教育活動を改善するための行動変容を促進する役割があります。

新しい設置基準の改定における主な変更点は何ですか？

新しい設置基準ではFDとSDが統合され、教職員だけでなく事務職員にも研修の実施が求められるようになりました。

FDの実施が義務化された理由は何ですか？

FDの実施が義務化されたことで、教職員の能力向上を組織的かつ体系的に行う必要性が強調されています。

学習者本位の教育を実現するために必要なことは何ですか？

学習者本位の教育を実現するには、教職員が必要な資質や能力を持っていることが不可欠です。

FDの効果測定はどのように行われるべきですか？

FDの効果測定は、アンケートや追跡調査を通じて行い、その成果を評価し改善を図る必要があります。