【爆速!?】 AnyConnect 高速化方法 4選 【在宅勤務】【 Remote Access VPN 】【 Cisco Secure Client 】
Summary
TLDRこんにちは、シスコシステムズの中村です。今回はCisco AnyConnectの高速化方法を4つ紹介します。AnyConnectは、さまざまなOSで安全にリモートアクセスを可能にするVPNソフトウェアです。しかし、低速である場合にはストレスの原因となり得ます。このビデオでは、テザリング、無線LAN、有線LAN、最高パフォーマンスモードの使用、UDPベースのDTLS利用、そしてIPsec/IKEv2の利用という異なる接続方法を実際に比較し、その速度改善効果を実証します。これらの簡単な変更で、大幅な速度改善が可能であることを紹介し、より良いリモートライフを送るためのアドバイスを提供します。皆さんのリモートアクセス環境を改善し、生産性を向上させるためのヒントが満載です。
Takeaways
- 📡 Cisco AnyConnect は、自宅やカフェなどから会社や学校に安全に接続を可能にするソフトウェアです。
- 💻 様々な OS に対応し、DNS セキュリティやアンチマルウェアにも対応しています。
- 🚀 Cisco AnyConnect の速度は生産性に直結します。低速になるとストレスがたまります。
- 📶 テザリング経由の接続は、遠距離の基地局を利用するため遅延が発生しやすく、応答速度が遅くなります。
- 🌐 無線 LAN 経由では、干渉源が多く、減衰や遅延が原因で速度が低下や不安定化が起こりえます。
- 🔋 省エネモードを利用すると CPU 速度が低下し、リモートアクセス VPN のパフォーマンスも低下します。
- 🔌 有線 LAN 経由は干渉や遅延を回避し、安定した高速接続を提供します。
- 💪 CPU 性能を最大限引き出すためには、電源アダプターに接続し、最高パフォーマンス設定を行ってください。
- 🚦 TLS は TCP プロトコルを利用し、ACK による確認応答が必要で、速度が低下の原因となります。
- 🛑 DTLS は UDP プロトコルを利用し、確認応答を最小限に抑え、高速な接続を実現します。
- 🔄 DTLS と IPsec のどちらを使用するかは環境によって変わり、どちらが早いか試して確認しましょう。
Q & A
Cisco AnyConnect は何のために使われるのか?
-Cisco AnyConnect は、自宅やカフェなど外部から、会社や学校に安全に接続を可能にするソフトウェアです。様々なOSで利用することができ、DNSセキュリティやアンチマルウェアにも対応し、安全なリモートアクセスVPN環境を提供します。
Cisco AnyConnect の速度が遅くなる原因の一つは何ですか?
-Cisco AnyConnect の速度が遅くなる原因の一つは、利用者がテザリング経由で接続する場合、遠距離にある基地局を利用し通信を行うため、「遅延」が発生しやすくなります。これを「応答速度が遅い」と言います。
無線LANでの接続が遅くなる理由は何ですか?
-無線LANでの接続が遅くなる理由は、PCやスマートフォン、IoT機器、Bluetooth、コンクリートや金属などの障害物、電子レンジなどが無線の干渉や減衰を引き起こすためです。また、通信の特性上、無線LANは遅延が若干高くなる傾向があります。
省エネモードがCisco AnyConnectのパフォーマンスに与える影響は何ですか?
-省エネモードが利用されると、CPU速度と消費電力が低下することでバッテリーの持ちが良くなる一方で、リモートアクセスVPNの暗号化処理に必要なCPUリソースが制限され、パフォーマンスが低下することになります。
TLSとDTLSの違いは何ですか?
-TLSはTCPプロトコルを利用し、信頼性重視のためデータ送受信にACKという確認応答が必要であり、応答速度が遅いインターネット回線だと全体の速度低下の原因となります。一方、DTLSはUDPプロトコルを利用し、速度重視のため確認応答を最小限に抑え、大量のデータを一括に送ることができるため、回線の遅延の影響を受けにくくなります。
「UDP 443」が許可されているかどうかを確認する方法は何ですか?
-「UDP 443」が許可されているかどうかを確認する方法の1つは、QUICのテストサイトを利用することです。QUICは次世代の暗号化通信のトランスポートプロトコルであり、DTLSと同じUDP 443を標準的に利用します。QUICでインターネットアクセスできた場合は、「UDP 443」が許可されている可能性が高いと言えます。
IPsecとDTLSのどちらが速度が早く、それはどのように判断することができるのですか?
-IPsecとDTLSのどちらが速度が早く、それは環境によって変わります。リモートアクセスVPNの利用時に安定し高速なDTLSの利用がシスコの推奨ですが、環境によってはIPsecの方が早いこともあります。例えば、IPsecの高速処理に対応した高価なCPUの利用有無や、企業・学校側のAnyConnect終端装置の機種や設定、負荷状況などに左右されます。任意の接続方法を選べる場合は、どちらが早いか試していただくのも良いです。
Cisco AnyConnectの高速化方法「4選」とは何ですか?
-Cisco AnyConnectの高速化方法「4選」とは、以下の4つの方法を指します。1) 有線LANを利用すること。2) 電源に接続し、端末のCPUの「最高パフォーマンス」を引き出すように設定すること。3) TCPベースの「TLS」接続ではなく、通信経路で「UDP 443」が許可されているか確認すること。4) 企業や学校によっては「DTLS」と「IPsec」、2つの接続方式を任意で選べる場合があり、選択可能な場合は、両方を試し、より早いほうを使うことが望ましいです。
テザリング経由での接続の改善方法は何ですか?
-テザリング経由での接続の改善方法は、干渉や遅延を最小限に抑えるために、可能であれば有線LANを使用すること、また、省エネモードを無効にしてCPU性能を最大限引き出すように設定することです。
Cisco AnyConnectのパフォーマンスを最大化するために、CPU性能を引き出すために必要なことは何ですか?
-CPU性能を引き出すためには、まず電源アダプターに接続することが重要です。次に、製品により設定方法は異なりますが、「省エネモード」を無効化し、CPU性能を最大限引き出せるように設定します。例えば、Windows10では、通知領域のバッテリー設定から「最も高いパフォーマンス」を選択時にCPU性能が高まります。
DTLSが自動で使われるためには、何が必要ですか?
-DTLSが自動で使われるためには、通信経路で「UDP 443」が許可されている必要があります。もし「UDP 443」がブロックされている場合は、許可に変更してください。
Cisco AnyConnectの接続方法を変更するには、どうすればいいですか?
-Cisco AnyConnectの接続方法を変更するには、AnyConnect接続後に「Advanced」ボタンを押して、VPNの「Statistic」タブの「Transport Information」から「TLS」もしくは「DTLS」、または「IPsec」を選べます。
Cisco AnyConnectの高速化に関連する設定が変更された場合、どのように確認することができますか?
-設定が変更された場合、AnyConnect接続後に「Advanced」ボタンを押して、VPNの「Statistics」タブから「Transport Information」を確認することで、現在の接続方法(TLS、DTLS、IPsec)が分かります。
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