伏線回収がエグすぎる傑作映画『メメント』徹底レビュー【沖田遊戯の映画アジト】

Summary

メメントという映画のネタバレを交えた解説動画です。主人公が記憶を10分しか保てない設定で、映画も時間の流れをごちゃごちゃにしてわけの分からなくしています。監督はクリストファー・ノーラン。記憶の曖昧さと都合の良さがテーマの1つです。

Takeaways

• 😀 メメントは時間の流れをうまく操ることで視聴者を惑わせる映画
• 🎥 物語は逆再生で始まり、その後前後するシーンが交互に描かれる
• 🤯 主人公は10分しか記憶が持たない設定で、視聴者も記憶をなくす気分になる
• 🔍 主人公は写真の手がかりを頼りに真犯人を捜査していくミステリー
• 😢 主人公の恋人が強盗に殺されるという痛ましい過去がある
• 📷 写真を見るたびに浮かび上がる真実を主人公は拒否していく
• ⏰ 白黒シーンとカラーシーンで過去と現在が表されている
• 🤔 記憶の曖昧さと都合の良さが映画のテーマの1つ
• 💪 主人公は真実を知りながらもそれを受け入れずに自己解釈する
• 🔥 クリスとジョナサンのノーラン兄弟の天才ぶりが光る名作

Q & A

この映画のタイトル「メメント」の意味は何ですか?

「メメント」はラテン語で「思い出」や「記念品」の意味があります。主人公の記憶のもろさや、思い出の大切さを示唆しています。

主人公のレナードが記憶を失うきっかけとなった出来事は何ですか?

レナードは強盗によって妻を殺され、自身も怪我を負った事件がきっかけで、その後10分以上の新しい記憶を保持できなくなります。

レナードが情報を記録していく方法とは?

レナードは新しい手がかりをポラロイド写真に焼き、その写真にメモをしていくことで情報を記録しています。

物語の時系列構成が複雑な理由は何ですか?

白黒の過去のシーンと、カラーの現在のシーンが交互に登場し、しかもカラーの現在のシーン自体が逆再生で示される複雑な構成になっているためです。

最後の「何だっけ」の台詞が意味するものは何ですか?

レナードが真実を知りながら、それを忘れ去ろうとしていることを示唆しています。記憶の曖昧さを認め、開き直っているということです。

監督のクリストファー・ノーランとジョナサン・ノーランの関係は?

クリストファー・ノーランは有名な映画監督。ジョナサン・ノーランはクリストファーの実弟で、この映画の原作小説を書いた脚本家です。

白黒シーンとカラーシーンの違いは?

白黒シーンは過去の出来事、カラーシーンは現在の出来事を示しています。ただしカラーシーンは逆再生で描かれています。

「メメント森」というタイトルの意味するところは?

「いつか訪れる死を忘れてはいけない」という意味だと解釈されています。

物語が逆再生で始まる効果は?

最後に分かる真実への先回りを示唆し、記憶の曖昧さを際立たせる効果があります。

このような複雑な時系列構成を採用した理由は?

主人公と観客の記憶喪失を同調させ、映画のメッセージ性を高める効果があるためと考えられます。