禅の教え・禅宗は何をよりどころとしているのか

南紀白浜・聖福寺チャンネル
14 May 202110:01

Summary

TLDRこのスクリプトは、禅宗における心のよりどころについて語り、特に全種臨済宗の教えを紹介しています。世界三大宗教と比較し、多くの宗教が聖典を持つ一方で、臨済宗は「電報奏上」を拠り所としています。この教えは神の教典ではなく、人から人へと伝えられる一気の流れとして示されると説明されています。また、歴史的な経典を通じて、釈迦牟尼仏から菩提達磨、さらに日本の禅宗の祖師たちへと教えが受け継がれている様子を詳述しています。最後に、現代の人々がこの流れを受け継いで、謙虚に生きることの大切さを強調しています。

Takeaways

  • 📚 このスクリプトは、宗教の基準となる経典について話しており、特に全種臨済宗が他の宗教とは異なり、経典を持たないという点を強調しています。
  • 🌟 全種臨済宗は「電報奏上」を基準として、これは神の教典ではないという点に興味深い特徴があります。
  • 👁️ 経典を持たずに、師から弟子へ直接伝えられる「一気の水」という教えが全種臨済宗の特徴です。
  • 🎓 経典を定めていないという点は、他の多くの宗教と比較して珍しいとされています。
  • 🕉️ 世界三大宗教であるキリスト教、イスラム教、仏教にはそれぞれ聖書、コーラ、浄土三部経という基準となる経典があります。
  • 🌐 スクリプトでは、宗教の経典を定める他の宗教と全種臨済宗の異なるアプローチを比較しています。
  • 👥 スクリプトでは、歴代の宗派の祖師たちを紹介しており、その教えがどのように受け継がれてきたかを示しています。
  • 📖 スクリプトでは、禅宗の歴史とその教えがどのように発展してきたかについて説明しています。
  • 🧘 スクリプトの終盤では、坐禅の重要性とその実践方法について話されています。
  • 🌱 スクリプト全体を通して、謙虚さと自己真鍮の探求が重要視されていることがわかります。
  • 📈 スクリプトは、宗教の経典を定める方法とそれに伴う価値観の多様性についても触れています。

Q & A

  • 「よりどころ」という言葉はどのような意味ですか?

    -「よりどころ」とは心の拠り所や基準となるもの、または精神的な支えとなるものを指します。

  • 世界三大宗教とはどのような宗教を指していますか?

    -世界三大宗教とはキリスト教、イスラム教、仏教を指します。

  • キリスト教における「よりどころとする経典」は何ですか?

    -キリスト教における「よりどころとする経典」は聖書、つまりバイブルです。

  • 全種臨済宗における「よりどころ」は何ですか?

    -全種臨済宗における「よりどころ」は「電報奏上」または「思想城」と呼ばれるもので、神の教典ではないとされています。

  • 釈迦牟尼仏から教えを継承した最初の弟子は誰ですか?

    -釈迦牟尼仏から教えを継承した最初の弟子は摩訶迦葉尊者です。

  • キリスト教において西暦が始まったのはどのような出来事に基づいていますか?

    -キリスト教において西暦が始まったのはキリストが大希になられたとされる出来事に基づいています。

  • 鳩摩羅什は何を代表して中国に渡来しましたか?

    -鳩モロ什はインドからシルクロードを通って中国に渡来し、仏教の経典を持って伝えたとされています。

  • 菩提達磨大師は何代目の祖ですか?

    -菩提達磨大師はインドにおいて釈迦様からの28代目の祖です。

  • 聖徳太子が大希になられた時期はどのような時代ですか?

    -聖徳太子が大希になられた時期は飛鳥時代にあたります。

  • 臨済宗における「電報僧正」とは何を意味していますか?

    -臨済宗における「電報僧正」とは、経典を持たずに代わりに師から弟子へ一気の流れを伝える伝統を意味しています。

  • 白隠慧鶴禅師はどのような人物ですか?

    -白隠慧鶴禅師は日本の禅宗の高僧で、多くの弟子に教えを伝え、坐禅和讃を創設したとされています。

  • 「坂も1、だるま-1」という言葉はどのような意味を持っていますか?

    -「坂も1、だるま-1」という言葉は、謙虚であることが最も重要であると示唆する言葉であり、自己真鍮を見つけるためには謙虚でいることが大切だとしています。

Outlines

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🧘‍♂️ 禅宗の経典と心のよりどころ

前週において、心のよりどころとしての経典について説明しています。禅宗には所定の経典がないという特異な特徴があり、他の世界宗教(キリスト教、イスラム教、仏教)との対比を通じて説明されています。釈迦牟尼仏から摩訶迦葉尊者への教えの伝達、インドから中国への教えの伝播、そして菩提達磨大師による禅の伝承など、歴史的背景が詳細に語られています。特に、日本での臨済宗の展開と、聖徳太子、鳩摩羅什、白隠慧鶴などの重要人物の役割も強調されています。

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📜 禅の伝承と現代への影響

禅宗の伝承がどのように時代を超えて受け継がれてきたかを解説しています。インドから中国へ、そして日本への伝播の歴史が詳細に描かれ、具体的な僧侶や時代背景が説明されています。特に臨済宗の創始者臨済義玄や、日本の法然、親鸞、日蓮などの宗祖の役割が強調されています。また、現代の禅の実践者として山田無文や柴山前景などの名前も挙げられ、現代に至るまでの禅の流れが示されています。禅の核心である坐禅の実践についても言及し、謙虚な心で自己を見つめることの重要性が説かれています。

Mindmap

Keywords

💡よりどころ

「よりどころ」とは心の拠り所を意味します。ビデオでは、禅における「よりどころ」として「電報奏上」が挙げられており、これは神の教典ではなく、禅の思想を伝える重要な概念です。ビデオのテーマは宗教における心の拠り所を探求することに関連しており、様々な宗教の「よりどころ」を比較して、禅宗における独自のアプローチを紹介しています。

💡経典

「経典」とは宗教において教えを体系化した文書を指します。ビデオでは、キリスト教の「聖書」、イスラム教の「コーラン」、仏教の「浄土三部経」など、他の宗教における「よりどころとする経典」が紹介されています。これに対して、臨済宗においては「電報奏上」がそのような位置づけを持っており、ビデオは宗教間の経典の異なる役割と意義を探求しています。

💡電報奏上

「電報奏上」とは、臨済宗において重要な思想であり、「思想城」と呼ばれることもあります。ビデオでは、これは神の教典ではないが、禅宗の教えを伝える核心となるものとして位置づけられています。この概念は、禅宗における教えの受け継ぎと実践の方法を理解する上で欠かせない要素です。

💡釈迦牟尼仏

「釈迦牟尼仏」とは仏教の創始者であり、多くの宗教において崇められる重要な人物です。ビデオでは、釈迦牟ニ仏から始まる教えの受け継ぎが紹介されており、それが禅宗の歴史と教えに繋がっていると説明しています。また、ビデオでは釈迦牟尼仏の教えがどのように後代に伝えられ、禅宗の形を成してきたかについても触れています。

💡菩提達磨

「菩提達磨」とは、中国に渡来し、禅宗を伝えた重要な人物です。ビデオでは、菩提達磨がインドから中国へ渡り、禅の教えを伝えた経緯が紹介されています。また、彼が中国での活動が禅宗の発展にどのように寄与したかについても説明しており、禅宗の歴史において重要な役割を果たしたと解釈できます。

💡臨済義玄

「臨済義玄」とは、臨済宗の創始者であり、日本の禅宗にも大きな影響を与えた人物です。ビデオでは、臨済義玄が日本の禅宗に与えた影響と、彼がどのように禅の教えを形づけ、伝えたかについて触れています。また、ビデオでは臨済義玄がどのように禅宗の「よりどころ」を確立し、教えを後代に伝えたかについても紹介されています。

💡白隠慧鶴

「白隠慧鶴」とは、日本の禅宗の僧侶であり、多くの弟子を育て、禅の教えを広めた重要な人物です。ビデオでは、白隠慧鶴がどのように禅宗の教えを現代に伝え、その影響力を発揮したかについて紹介されています。また、ビデオでは彼の教えが現代の禅宗信者にとってどのように重要であるかについても触れています。

💡坐禅

「坐禅」とは、禅宗において精神を集中し、内省を行う修行方法です。ビデオでは、坐禅がどのように禅宗の修行に寄与し、精神的な平和と洞察力を得る手段として重要な役割を果たしているかについて説明しています。また、ビデオの最後には坐禅を実践するよう促す場面もあり、その重要性を強調しています。

💡禅宗の流れ

「禅宗の流れ」とは、釈迦牟尼仏から始まり、歴代の禅宗の師匠たちによって受け継がれてきた教えの連続性を指します。ビデオでは、この流れがどのように日本の禅宗にまで伝わり、現代の信者たちがその教えを受け継いでいるかについて紹介しています。また、ビデオでは禅宗の流れがどのように禅宗の独自の「よりどころ」を形成したかについても説明されています。

💡謙虚

「謙虚」とは、自己を低くして他人を尊重する態度を指します。ビデオでは、禅宗の修行において謙虚がどのように重要であるかについて触れています。また、ビデオでは謙虚な姿勢が禅宗の教えを受け入れる上で必要不可欠であると強調しており、その姿勢がどのように禅宗の精神に反映されるかについても説明しています。

Highlights

前週のテーマは「よりどころ」について考える

「よりどころ」は禅の言葉が生まれる場所

世界三大宗教には所への経典があるという事実

全種臨済宗は「電報奏上」を拠り所とする

「電報奏上」とは神の教典ではなく、思想城と呼ばれる

経典を持たない代わりに、一気の水を伝えるという特色

経典を定めずによりどころとするという珍しい考え方

釈迦牟尼仏から菩提達磨大師までの教えの受け継ぎ

達磨大師が中国に渡り、禅を伝えた歴史

聖徳太子の時代における禅の受容

臨済義玄が日本に臨済宗を伝えたこと

法然、親鸞、日蓮が日本の宗教文化に与えた影響

南方定命が日本禅宗の流れを受け継いだ

白隠慧鶴が坐禅和讃を創り、多くの弟子に伝えた

現代の禅宗は山田無文、柴山前景などの瞑想につながる

坐禅を通じて心を整え、謙虚に生きることの大切さ

禅宗の特色を伝えるためのエクセル表の作成

禅宗の流れを「電報僧正」と呼ぶこと

Transcripts

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前週はつまりわたくしたちは

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何をよりどころとしているのかということについて考えてみたいと思います

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よりどころ

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心のよりどころであります

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この答えが

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禅の言葉が生まれる場所とも言えるわけでありますがこのことに関しまして

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面白い言葉があります

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こんなキーワードです

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前週は

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所への経典を持たない

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前週はよりどころとする経典を定めていないという言葉がありますしかしこれをとても

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珍しいことのようでございます

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どういうことかと申しますと

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世界三大宗教はキリスト教イスラム教仏教であるそうでございますが

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前週以外の多くの宗教には

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所への経典があります

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例えばキリスト教のよりどころとする経典は

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聖書ですいわゆるバイブルと呼ばれるもの

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イスラム教にもありますよりどころとする経典はコーラ

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仏教の中でも例えば浄土系の

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所への経典と

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申し上げますと浄土三部経である

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それに対しまして全種臨済宗の中では

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これは

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電報奏上

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を拠り所にするということになると思います

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これは神の教典ではないわけなんです

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電報奏上し思想城とも呼ばれますがこれは一体どういうことなのか

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何をよりどころにしているのかそれを示す非常に興味深い

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ずうがありますのでこれを是非

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ご覧になっていただきたいと思います

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ちょっと字が細かくて申し訳ないんですけれども

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一番最初ビバー氏物と書いてあります reversi 物

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し器物飛車二部作る孫武つく納言3打つか勝負っ

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この後に

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この赤い仏様が

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釈迦牟尼仏お釈迦様です

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ってお釈迦様の

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方を継いだのが摩訶迦葉尊者

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あの

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今パラゲトいう花を念じて

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マカ箇所1人がニッコリ笑った

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その瞬間お釈迦様の教えが摩訶迦葉に伝わったとされているあの方です

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そしてアナうそんじゃあしょうなぁはスソンじゃあとずっと

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方は受け継がれて行きます

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そして

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あここで一人有名な方がいらっしゃいます

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ここに細いんですがイエスキリストと書いてありますキリストがここで大稀になられ

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ました

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でそしてですからここがから機嫌ご機嫌が始まるわけであ西暦が始まるわけです

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でさらに時代は降りまして

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この辺りにここに鳩摩羅什と書いてあるんですがこの辺りでインドからシルクロードを

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通って中国に

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鳩摩羅什を代表とするやっ競争が

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お教の経典を持ち替えていうのがたのがこの頃であります

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そしてここに赤い方が出てきます般若たらそんじゃの次

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この赤いほ得阿蘇市は菩提達磨大師

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ですここまでがインドの形であり

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ますお釈迦様から28でん

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28代目に菩提達磨大師が出られたわけです

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でそして菩提達磨大師がインドから中国にわたって全を伝えました

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あのここへ課題4

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味噌へかと呼ばれる求道のために自分の肘を切ってその気持ちを示したと呼ばれる

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へか台詞になるまだ医師の方が受け継がれてそして

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あこのあたりは聖徳太子が大稀になられたのがこのころです

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達磨大師の少し後ということになります

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への人衆というお二人の方が出られてから

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このあたりがとてもにぎやかなわけでありますがこのあたりが越冬

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の時代です一番全集が市域としていた頃

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ここに

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この赤い汁 c の阻止が臨在木

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臨済宗のソ臨済義玄はここにいらっしゃるわけでございます

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でちなみに日本に行きますと前ではありませんけれども

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新豪州の空海天台宗の最長

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などが大稀になられたほぼ同時期に

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私たちの臨済宗のソ臨済義玄が生まれになられ

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たということになります

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さらに

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方は受け継がれて行きます

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そしてこのあたりまで行きますと

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日本で法然親鸞日蓮という阻止方が出られたその頃に

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軌道ちぐ禅師という方までが中国の阻止

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そして起動知遇の方を継いだのが南方定命というここからが日本になります

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そしてその次の南方上明善寺

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集法名長禅寺ここに来て管財現前ジガー

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哀れます

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妙心寺の会さ

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95代天皇の花園方

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の後迎合下子を得て1337年にここで目を信じができたということになります

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そしてさらに観山 a 減の方は受け継がれて行きます

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6番目に石膏送信という形が出られてそこから目を信じは

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し波にはか

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れました

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でさらにその方は受け継がれていってここに

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同郷会丹前時の後

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この赤い素子は白隠慧鶴

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いわゆる白隠さんです

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この音ライザー全開でも最後に

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白隠禅師坐禅和讃を

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読む次期子さんが多くいらっしゃいますこの形が作られたん

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はさんということになりますこの方の250回気がつい先日行われたもうそれほど昔の

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方では

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a それほどないわけですさらに

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江戸から

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明治そして昭和に入ってきまして

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山田無文柴山前景ローシート優勝あの瞑想と呼ばれる方々がお出になられて

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そしてく2000年が過ぎてここにいるのが私たちということになります

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ですからこのこれエクセルで作った表なんですけれどもこの1列の

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ずーっとさかのぼると林財源禅師に行きついて

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さらにはだるまだしそしてお釈迦様まで一本の筋

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が通っている

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この流れを

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電報僧正と呼ぶわけでもらいますですから

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性への経典を持たない代わりに

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一気の水を一気に移すが如く人から人へ

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伝えてきた

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今見たあの方の流れを拠り所にするそれが私たちの全州であるということが標榜されて

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いるわけでありますこれが二前週の特色でもあるんですが

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こんな言葉もあります

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坂も1

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だるま-1

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恐れながらこの私も1

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恐れながらというところが一番大事なところではないかと思います

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あくまでも

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謙虚に

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いきながら

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自己真鍮のお釈迦様を見いだすべく

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お釈迦様もそうされてきたように

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達磨大師もそうされてきたように

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臨済禅師もそうされてきたように

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白隠慧鶴禅師も山田無文老師もそうされてきたように私たちの

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脚を組んでい

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手を組んでそして呼吸を整えて心を整えてまいりたいと思います

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坐禅をいたしましょうどうぞ御支度ください

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