【サピエンス全史③】地球を制圧した人類は幸せなのか？そして人類の未来とは？

Summary

这段视频脚本探讨了人类对地球的制服和科学革命如何改变了我们对世界的理解。它讨论了从古代地图到现代科学发现，如何逐步揭示了我们对宇宙的认识有多么有限。视频强调了科学的进步如何挑战过去的信仰体系，引入了资本主义、社会主义和进化主义等新的思想体系，并探讨了这些变化如何影响人类的自我认知和对幸福的追求。最后，它引发了关于人类未来、科技进步对社会的影响以及我们对幸福的理解的深刻思考。

Takeaways

• 😀 Humans evolved cognitive abilities like language and fiction that enabled rapid expansion
• 😲 Fiction and ideologies drove much of human history and progress
• 😮 Science and technology allowed humans to gain power and transform the world
• 🚀 Imperialism and capitalism fueled growth but also inequality
• 😥 Industrial farming causes immense animal suffering
• 😕 Happiness has not increased proportionally to human progress
• 🤔 The current ideology of liberalism and capitalism may also be fiction
• 😱 Future technologies like bioengineering could replace humans
• 🙁 Massive growth has been at the expense of the environment
• 😞 We must rethink what makes humans happy and the goals we pursue

Q & A

问题1

答案1

问题2

答案2

问题3

答案3

问题4

答案4

问题5

答案5

问题6

答案6

问题7

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问题8

答案8

问题9

答案9

问题10

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Outlines

00:00

🌐 对科学革命的反思

第一段探讨了人类是否真的因为掌握了地球和科学知识而变得幸福。它回顾了科学革命如何挑战了以往的信仰，例如地球的形状和宇宙的构造，以及这些发现如何颠覆了人类的自我认识。通过诸如圣经和可兰经不能完全解释世界的观点，引发对未知的探索和学习的重视，同时指出了科学发展是基于对未知的追求和验证，而非既定的宗教教条。

05:03

🍎 牛顿的启示与科学的力量

第二段讨论了牛顿发现万有引力定律的重要性，说明了科学如何提供解释自然现象的数学模型，从而带来前所未有的理解和控制自然的力量。这部分还涉及到科学如何推动帝国主义和资本主义的发展，通过科学发现如新大陆的开拓扩张，以及科学研究如何因应国家和企业的利益而得到资助和推动。

10:03

🌍 科学、资本主义与意识形态的转变

第三段深入探讨了资本主义、社会主义和進化主义等意识形态如何形成并影响世界观。特别是资本主义如何通过利用科学和技术的进步来增强其经济和政治力量，以及这些意识形态如何与人类的进步和道德观念相互作用。同时，提出了科学知识如何促进社会变革和新意识形态的兴起，及其对个人和社会的深远影响。

15:06

🏥 科学进步与人类生活的改善

第四段探讨了科学进步如何显著改善人类生活质量，包括医疗、寿命和战争方式的变化。通过对比过去和现代的医疗条件及其对人类寿命的影响，以及科学如何帮助减少全面战争的发生，强调了科学和技术进步带来的积极影响。同时，也提出了科技进步可能带来的道德和伦理问题，尤其是在对待动物和自然资源方面。

20:10

🌱 人类统治地球的后果与反思

第五段反思了人类如何利用科学和技术统治地球，及其对环境和其他生物的影响。讨论了资本主义如何导致资源的过度消耗和分配不均，以及这种发展模式对动植物种类的破坏。同时，呼吁人们思考人类的幸福是否仅仅基于物质财富的增加，以及当前的生活方式是否真正带来了幸福感。

25:13

🤔 人类幸福与未来的思考

第六段探索了幸福的本质和未来人类可能面临的挑战。讨论了不同的幸福理念，包括通过科学技术提高生活质量的同时，也可能带来的精神和道德上的空虚。进一步讨论了科学和技术如何在未来可能重新定义人类和生命的本质，以及这些变化对人类幸福和生存意义的深远影响。

Keywords

💡科学革命

科学革命是指从16世纪开始，科学方法和科学观念发生根本性变革的历史时期。这一时期，人类开始使用观察、实验和数学推理来解释自然现象，从而挑战了长期以来由宗教和哲学主导的对世界的解释。在视频中，科学革命被描述为人类认识自然、推动社会进步的重要转折点，例如通过地球是圆的、太阳系是日心的等发现，颠覆了过去的观念，引发了对宗教传统的挑战。

💡无知的自覚

无知的自觉是指人们意识到自己知识的局限性和对未知领域的认识不足。这一概念在视频中强调了科学探索的重要性，因为正是通过承认自己的无知，人类才开始探索未知，寻求更深入的理解和知识。例如，认识到地图上未知的白色区域激发了探险家的好奇心和探索欲望。

💡聖書との矛盾

视频中提到的“圣经与之矛盾”是指科学发现与圣经记载之间的冲突。这种矛盾不仅挑战了宗教对世界的解释，也促使人们重新考虑宗教与科学的关系。例如，地心说到日心说的转变就是科学证据与圣经解释之间冲突的一个例子。

💡アメリカ大陸の発見

美洲大陆的发现是指哥伦布在1492年抵达新大陆，这一发现对当时的世界观产生了巨大冲击。视频中将其描述为科学革命的重要一环，因为它不仅证实了地球是圆的，而且揭示了地图上未知的领域，推动了进一步的探索和认知边界的拓展。

💡進化論

进化论是19世纪由达尔文提出的，主张生物种类通过自然选择和变异逐渐演化而来。在视频中，进化论被提及为科学革命中的一个争议点，因为它挑战了宗教中关于人类和其他生物的起源的解释，引起了科学与宗教之间的冲突。

💡ニュートン

牛顿是17世纪的英国物理学家，被认为是科学革命的关键人物之一。他的三大定律和万有引力定律奠定了经典力学的基础。视频中提到牛顿的例子，强调了科学通过数学和物理定律来解释自然现象的能力，这种方法论的革新带来了人类对世界理解的深刻变化。

💡帝国主義

帝国主义是指国家通过军事、政治、经济等手段对外扩张、建立殖民地的政策。视频中将帝国主义与科学革命联系起来，说明了科学技术的进步如何为欧洲国家的海外扩张提供了工具和理论支持，同时也推动了科学本身的进一步发展。

💡資本主義

资本主义是一种经济体制，以私人拥有生产资料、市场竞争和利润追求为特征。视频中讨论了资本主义如何在科学革命和帝国主义的背景下发展起来，并通过资本积累和技术创新，进一步推动了工业化和现代化进程。

💡イデオロギー

意识形态是一套关于世界观、人生观和价值观的信念和理论体系。视频强调，在科学革命之后，不同的意识形态，如资本主义、社会主义等开始影响人们的生活和思想，同时也指出了科学本身可以被视为一种影响深远的意识形态。

💡幸福

幸福是一种主观的感受，通常指满足、快乐和生活质量的高度。视频通过提问“我们真的因为科学技术的进步而变得更幸福了吗？”引发观众对科学、技术和物质进步与人类幸福之间关系的深思，探讨了幸福的真正含义及其与科学革命的联系。

Highlights

科学革命前,人类相信宗教创造的世界观,这是一种虚构

科学发展使这种虚构被质疑和推翻,人类获得了新的知识和力量

但是科学本身也产生了新的意识形态,如资本主义、社会主义等

这些新的意识形态同样是一种新的虚构,也会在未来被质疑

科学和工业革命大幅提高了人类生活水平,但我们是否更幸福了?

为了食物,人类工业化养殖使许多动物遭受巨大痛苦

人类中心主义的自由主义也面临动物权利的质疑

生命科学、机械科学和 AI 科学可能催生新物种取代人类

追求财富增长不等于追求幸福,我们需要反思幸福的真正内涵

认知革命是人类文明发展的关键,但也导致了环境破坏

宗教信仰的崩塌使人类陷入了 existential crisis

第一次世界大战标志着欧洲文明的衰落开始

全球化和消费主义给人类带来巨大生态危机

人工智能和基因工程可能终结人类文明的历史

我们需要建立全新的世界观和秩序来拯救地球

Transcripts

皆さん、こんな風に地球を制圧して

幸せですか?

地球は丸いのか、太陽が中心なのか、 人類はもともと

選ばれし者ではなかったのか。

あぁ、フィクションが崩れたんだ！

科学はね、解き明かすもんね。

違うんです！

これが終盤の盛り上がりどころ！

この科学革命ってのが

何が凄かったか、っていうと まず、ココなんです！

無知の自覚ってことなんですよ。

実は、聖書に書いてあることが 世界の成り立ちだとしたらですよ

もう我々に、学ぶべきものは何も無いんですよ！

イスラムのそのムハンマドが書いたコーランに 全部書いてあるから、もう何も学ぶ必要はない！

しかし、どうやら

世界は、我々が知っているよりも

広くて、複雑かもしれないってことが 少しずつ分かってくるわけですよ。

聖書との矛盾 出て来るよね。

あれ？　地球が世界の

地球というか 地球ってまず、丸いの？ みたいな。

段々、丸だとしか思えないって 段々、なるわけだよね。

えっ、どう考えてもココ 丸くない？

えー　えっ、これどう考えても

ココじゃなくて なんか太陽中心に回ってるぽくない？ みたいな。

えっ、それって

もしかして、俺たち まだ、知らないことあるんじゃない？

ココなんですよ！

それまでの地図ってね、全部

ほら、古代の地図ってさぁ もう、ビッチリ描いてあるでしょ。

丸くて、自分の街が中心で こうやって、こうやって描いて

この先は、もう崖になってますとか。

なんか、化け物がいて なんか、喰ってます みたいな。

この森からは、出てはいけないとか。

そういう、もう全部、分かってます！ っていう事だった。

だけど、ココでね

科学の発展によって

どうやら知らないこと 多いってなる。

例えばなんだけど アメリカ大陸の発見ね。

アメリカ大陸を 発見したことで

「あっ！　地球丸いんだ！」 っていう事と

知らない土地ある っていうことが分かって

こういう地図が発売された。 凄い、分かりづらいんだけど。

ヨーロッパ・アフリカ・イギリスが描いてあって

アメリカはね、この

辿り着いた海岸線だけ描いて こっち全部、真っ白っていう。

これ、コロンブスが辿り着いた時は あれ、インドだと思ったんですよね。

「丸いから行った!　インド、やった!」 と思った。

でも、どうやらアメリゴ・ヴェスプッチ ってのが行った時に

「これ、インドじゃねえぞ」

「これ新大陸だぞー!」っていって、 新大陸だ、ってなって

こちら側の線は 行った線だけ描き込んで

それ以外、真っ白っていう地図が 発売されたんですよ。

その時に、衝撃食らうわけ。

「まだ聖書に書いてない事があるのか」

「俺たちは知らない事があるのか」

その真っ白な地図、すっごい面白いのが ホント、半分真っ白なんですよ。

こっちに、どれくらい何があるか 全く分かりませんっていう地図。

それを見るとね 行きたくなるんですよ。

この地図って むちゃくちゃ凄いパワー持ってて

えっ、ココまでわかってて こっから真っ白な地図を貰った時に

見たい！って こういう風に思う。

この知りたい！という欲求と

それを知るには 聖書を読み込めば分かる、ではなくて

観察と数学的な

立証によって証明することが 大事なんだっていう考え方。

これがね、凄い革命だったんですよ。

だって、それまでは 世界はこうできてるよっていう

フィクションを 皆、信じてたでしょ？

でも、科学が発展すると 矛盾が生じてくる。

今までのストーリーが 崩れてくんですよ。

これが、オモシロイ！ 進化論って正に、そうでしょ？

ここのストーリーって

キリスト教の人からすると 受け入れられないんですよ。

でも、どう考えても

サルだった頃の証拠が 一杯出てくるわけじゃないですか！

アカン！　フィクションがー!!

作り上げた虚構がー!! で、バラバラバラバラ

だから、それまでの教会とか

それまでのコミュニティーとか カルチャーは残った。

しかし、人間が本当の 本当に信じていたフィクションは

ココで、強烈に崩れるんです！

科学というものが 来襲することによって。

だが、文化が残ってる。

俺たちが信じた フィクションが崩れた。

俺たちじゃない。西洋の人が信じた フィクションが崩れた。

地球は丸いのか、太陽が中心なのか、 人類はもともと

選ばれし者ではなかったのか。

世界はもっと広いのか。

知らない物質があるのか。 ウワァァァッ!!

そして、それが人々を冒険へ駆り立てた。

そして、大事なことがもうひとつ。

それは、力を獲得できる ということだった。

科学の発見によって 大きな力を手に入れることができる。

ニュートンってのが現れたよね。

リンゴが落ちる。 ポーン！ってね。

「リンゴ、落ちます！」ってね。

それだけじゃ、全くあれ 何の偉い人でもないですよ。

「リンゴって落ちますよ」 「うるせぇーなぁ」ってね。

リンゴが落ちる、っていう事と

彗星が流れる、っていう 動くっていうことと

砲丸が届く、っていうこと。

その３つを、同じ数式で

解き明かしたから 凄いんですよ！

これは、大きな力 になるんです！

物が、ココからココに落ちる というスピードが計算できる。

ココから、ココまで 大砲が届くという計算ができる。

そのことによって 色んな物が、作れるようになる。

作れるようになると 勝てるんです！

奪えるんです！

力が、手に入れば 色んなところに行ける。

帝国主義が始まるわけですよ。

この帝国主義によって 科学は余計に進歩するわけ。

ね、止められないの。

科学、ちょっと宗教と反するから止めよう。 誰も言わなかった。

科学、進めろ！ そうすると、もっと力が手に入る。

そうなるわけですよ。 力が手に入るから。

科学って、滅茶苦茶 研究に費用掛かるでしょ？

今だって、どこどこの研究所の費用 カットみたいなね。

「国さぁ、国、もっと出してあげろよ」 みたいな

「研究室に」 みたいな。

人類史上ね 科学に予算が出る時に

それを、ただただ学問の向上の為に 出た試しが、一度もないんです。

国家は、そして企業は

その研究が、国家や企業の 利益になる時のみ にお金を出すんです。

だから、科学の進歩は

人類が、何処を伸ばしたら

力が手に入るか の連続なんですよ。

だから、病気を治すための

今、ここのこの病気を治したら 若しくは薬を開発したら

ボロ儲けできるぞ！ってなったら出す。

でも、その病気にかかってる人少ないから

薬、作っても いや、お金になんないでしょ？

だったら、研究費は出さない。

それを作れば 戦争に勝てるんだったら出す。

でも、それを作っても 戦争に勝てないんだったら出さない。

そんな中で、科学は選択され 帝国によって、どんどんお金を注入されて

宗教を上回るほどのパワーを 持つようになるわけですよ。

そして、その頃できたのが 資本主義ってやつだね。

船をさ 遠くまで行く。

そして、行ったら 侵略して帰って来る。

野蛮な民が住んでる。

そいつらを殺して、そこにある 金銀財宝を持って帰ってくれば

「もう、大儲けできるよ」と言って

「お金を貸してください」と。

「融資してください」と。 「その代わり、儲けたら返します。」

この、資本主義っていうものができた。

資本主義・帝国主義・科学革命っていうものが

この、王国・貨幣・多神教

この、王国・貨幣・キリスト教の時代を

一気に変えちゃったっていう話。

そして、それはね

「フィクションが終わったんだ」って 皆さん、思ったよね。

「あぁ、フィクションが崩れたんだ」 「科学はね、解き明かすもんね」

違うんです！

これが終盤の、盛り上がりどころ！ 始まるよ。

ここで、人類が作ったのは

新たなフィクションに過ぎないって いう話なんですよ。 ココなんです！

宗教まではフィクションだったよね。 ところがね、そのあと

その宗教という、フィクションは崩れたが

違うフィクションが台頭した。

そして、その新たなるフィクションは、科学や

その数学とか 観察主義に基づいて

宗教と呼ばれる事を好まなかった

その新たなフィクションは 名前をイデオロギーと言った。

っていう話なんですよ。

そのイデオロギーには 色んな話がある。

それは、一つには資本主義。

そうでしょ？　ね

お金を稼ぐ。 お金を稼いだら、もっと稼ごうよ。

そして、お金を一杯稼いだら 幸せになれるよ。

これが、資本主義でしょ？

頑張ろう！ 皆の力で頑張ろう。

頑張ったらお金が稼げるし お金を稼いだら、もっと幸せになれる。

だから、稼ぐわけでしょ？ 企業は、儲けた利益を

全部みんなに 分けるわけじゃないよね。

更に、設備投資に使って もっと大きいお金を得ようとするよね。

それは、利潤を追求するっていうものが 幸せだと

拡大することが、幸せだと信じてるから。

じゃあ、もう一つの主義は 社会主義ってやつ。

これは、平等こそが 幸せだと思ってる。

だから、儲ける儲けないじゃない。

儲けるやつと 儲けてないやつが、いるっていうのは

幸せじゃないことだ！

だから、全員が 一緒の モノを 享受することが、幸せなんだっていう

宗教なんです。

そして、もうひとつ。 それは、進化主義。

進化する。

この人種と この人種がいて

この種族とこの種族 こっちの方が、優れてる種族だとしたら

その優れた種族が 劣ってる種族を駆逐するのは

進化の過程では、普通のことだ！

強い者が 弱い者を淘汰するのが

自然な原理だ！

だから、それを 捻じ曲げるのは良くない。

強い者が弱い者を 駆逐し続ける。

それが人類の進化にとって 最も良い方法だ！

これが、進化主義。

この資本主義は主に アメリカとかイギリスで、伸びて

社会主義ってのが、ロシアとか 中国を作ってったわけですよね。

そして、進化主義っていうのが 所謂、ナチスですよ。

それは、信じてたの。本当に信じてた。

俺たちの民族が、一番凄くて

そうじゃない、劣った民族を

滅ぼすことで 人類は余計に進化するって

信じ込んでたの。

それは、全部 フィクションの一つなんです。

絶対正解が あるわけではないんですよ。

だって、今からすればね

この、進化主義の ナチス的なナチズムっていうものは

もの凄い、批判されてるでしょ？

「いや、そんなことは、良くない事だよ」 って我々は言う。

だけど、ナチスの人達は 信じてたストーリーだった。

社会主義。じゃ皆が平等。

いや、そうしたら 労働意欲湧かなくなって

生産性、ガタ落ちだよ。 それで、全員守れる？

平等でイケる？　みんないう。

だけど、それは 歴史がそいう風に

ソ連を崩壊させた後 の話で

ソ連の人達は、信じてた。

聖典があったわけですよ。 マルクスの『資本論』って。

それは、資本主義っていうものが 如何に差別を生んで

如何に格差を生んだかってことを 批判してるって本だった。

資本主義は、最初現れた時は 最強の話だった。

だけど、このね。

資本主義の聖典ってのは 何かっていうと

アダム・スミスの『国富論』 ってやつなんです。

それは何かっていうと

企業は、お金をね 沢山稼ぐでしょ？

お金を稼いだら もっと沢山人を雇うでしょ？

そしたら、雇用が増えるから お金も資本家以外も幸せになるでしょ？

だから、お金を稼いだ企業が どんどんその事業を拡大して

雇用する人数を増やしたら

雇用される人数も 増えるから

全員ハッピー。 これが、国富論なの。

資本主義の基本的な考え方。

でもね、そうはならなかったんですよ。

資本主義が一時期 もの凄い目にあう。

それは、大きな会社を創った企業が

その雇用を、増やすんだけど

その雇用条件は めちゃくちゃ劣悪で

更に雇用してる時間とか 労働時間とか

配分、分配してる給与が むちゃくちゃ粗悪。

だから、スーパーグレートブラック企業だね。

雇用してるから、良いじゃないですか っていう風にはならなかった。

利潤を最大限、追求したことで

とてつもない格差と 恨みを生んだ。

その反動で作られたのが マルクスの『資本論』。

平等を求めなきゃいけない。

なぜなら、そんな生まれた格差は

もの凄い多くの敗者と もの凄い少数の勝者を生む。

それはいずれ、絶対に革命を生む。

革命を生むから 資本家は淘汰される。

そして、労働者達による 平等な世界が訪れる。

それが、次の時代だっていう ストーリーだったの。

これを完全に信じた人たちが 作ったのが、ソビエト連邦。

その、ソビエト連邦に憧れて作ったのが

中華人民共和国なわけでしょ？ その当時のね。

でもこれは、全部ストーリーでしかない っていうお話なんですよ。

これが、面白いんですね。

そして、このイデオロギーまでを全部

フィクションだってしたことで 完成するわけだ。

この人の理論は。

この著者は 全部ストーリーだよって言った上で

で、ココまで来ましたよと。

で

この本の 最後の画期的なところ。

それが、ココまで進化した人類は

果たして、幸福になったんですかっていう話。

すごい

だって、数百年前までは 10分の1しか居なかった人類。

７億人しか 居なかったんだって。

でもそれが、たった数百年で 70億人までサピエンスは増えた。

地球上のほとんどが サピエンスになった。

そして、確かに科学革命によってね

色んな物が変わった。 医療が変わった。

だって、今の我々が信じられないような 医療だったんだよ。

それは、ワーテルローの戦い。

ナポレオンの頃は ちょっと怪我して

組織が壊死してくると

撃たれた！あぁ、ココから腐敗してる、なると

その腐敗を止める 薬がなかった。やり方が分からずに。

ちょっと、腕を撃たれた兵士の腕を 何本も切り落とすことになる。

そういう医療だった。

でも、今はそんなことないよね。

あと、小児致死率。

幼い子どもが生まれた。 それが大人になるまでが、凄く難しかった。

あの、イギリス王室でね。

王子が生まれるまでに 16人産んだっていう王妃がいるわけ。

16人だよ。

で、ようやく16人目で

世継が、ちゃんと大人になったっていう。

それまでの 子ども時代で全部死んでる。

そんな医療から、今は 進歩してるよね。

寿命も、もの凄い伸びた。

40歳、50歳で死ななくなった。

80歳、90歳になった。

もの凄い 医療も進歩してるし

戦争だって まだ、終わってないって言うけど

完全なる侵略戦争って

イラクが、クウェートに侵攻した ってこと以外

第二次世界大戦以降 起こってないんですよ。

でも昔は、隣の村がね。

いつ攻めて来るか分からない っていう状況だったし

帝国主義時代は、とてつもない数を 侵略戦争で命を奪ってた。

でも今、この現代は 侵略戦争なんて今、ないわけ。

侵略戦争、ないよね 犯罪も色んな犯罪率が低下して

医療がもの凄い向上して GDPも何倍もになってる。

で、ココまでサピエンスは伸びたね って 振り返るわけですよ。

色んなことがあったけど

サピエンスは完全に地球を制圧したね

さあ幸せですか？

って、こういう話なんですよ。

実は、これは事実をいうだけじゃなくて 最後に、哲学でグルっと

振り返るっていうところが カッコイイし、凄いところなの。

ココまで進化した。 ウワァ!　スゲェー！

サピエンス　サピエンス って俺たちは思うわけよ。

スゲェーな、みたいな。 ココまで来たんだ、みたいな。

で、幸せ？って聞かれた時に えっ!? ってなるわけ。

この時と、比べて この時のサピエンスより幸せ？ て

言える？ っていう話なんですね。

幸福度って 結局、何なのっていう事を

考えませんか そろそろ、って言ってんの。

何でかっていうと 我々が、今

今、立ってるこの時間も

フィクションだから なんですよ。

フィクションが崩れ去った時に 後から振り返って

なんで、あんなの信じてたんですかね？ みたいな。

普通に俺たちは、思うんだけど 今いる俺たちってじゃあ、何がフィクションか！

今、いる我々 資本主義が、一つのそれ。

だけど、資本主義の中においても 更に、我々は

人間至上主義的自由主義にいる って言うんです。この人は

サピエンス最高だよ。 ねぇ　幸せでしょ？

確かに、幸福度上がってんじゃない？

美味しいもの 一杯食べれるようになったよ。

だって、それまでの この数百年前まで

ほとんどが 飢餓があったんだよ。

今、みんなが心配してるのって 肥満じゃない？

そうでしょ？ っていうことなんですよ。

一杯食べれるよね。 そして、あの安全もあるよね。

で、平等があるよね、って そういう風に言ってるわけですよ。

選挙に行けるよね とかそういう風になるわけ。

幸せなんでしょ？ でもね、それって

めちゃめちゃ 人間至上主義的だけどね

ていう視点も持とうって 言われてるわけ、1個。

それ、何でかって言うと

我々が、もの凄い 量のものを食ってるんだけど

動物たちの歴史、これ逆に見たら

とんでもないことに、なってるわけですよ。

その今、その　家畜？

家畜の為に使われてる　その システムっていうのが

とてつもない システムだっていうことを

皆さん、ご存知ですか？ っていう事を言ってるわけですよ。

それは、もう豚を とんでもない、狭いところに閉じ込めて

親から引き離し もの凄い量の餌をあげた後で

そのまま、殺しに行くという。

もうその

生物としての 倫理も、何もないという

工業化された、この農業体制

牛も、もうほとんど ずぅーっと、ここのまま食って

そのまま、死ぬという。

そうやって、もう

肉になるための 機械として

人間は、家畜というものを 何種類かの家畜

これね、全部の種類が 家畜に向いていなかったから

人類が、歴史上見つけた 牛や豚や鳥というもの

その、家畜に向いてる 食べるのに、もの凄い向いてるという

何種類かの動物は とんでもない数いる。

地球上に、牛って とんでもない数いる。

それは、食べるためのね。

だけど、絵本の中に たくさん出てくるような動物

狼とか、キリンとか チンパンジーとか

要するに、家畜じゃない動物って 家畜の何十分の

何百分の、何千分の一しか もういないんだって。

キリンなんて、 動物園にしかいない。

だけど、食われるための牛は とんでもない数いる。

ペットもいる。

飼われるための 犬と猫は、凄いいる。

食われるための 牛・鳥・豚は、いる。

でも、ほとんどの陸上の生物は

人間が、食うか 飼うかしない限りは

ほとんどいない。

そんな地球に今、なってるよねって 言ってるわけなんですよ。

でも、それってさ

皆さんが、享受してる

幸せ のひとつの姿ですよ っていうわけですよ。

皆さんは、自分の好きな場所に住んで 好きな人と結婚して

好きなものを食べて、良いって 思ってるよね。

それを、自由主義って 言うんですよ。

皆、人権があるって 思ってるよね。

でもそれは、かつては考えられてなかった それも、フィクション。

人は平等で、人権があって

自分の意志の元に、行動して良い っていうのは

皆さんの都合のいい、現代のフィクションです って言われるわけですよ。

そしてそれは、いつまでも 続きますかね、って言ってくる。

そして、未来の話になって来るんですよ。

幸せですか、皆さん

こんな風に地球を制圧して

幸せですか？って言った後に

未来、どうなるかってなると

実は、この科学革命の後で

その産業革命、起こって 爆発的に、生産度が高まって

で、この帝国主義がね 一番

敵に勝つための、最大効率で作った 最高兵器が、核兵器でしょ？

でも、これによって 逆に、戦争はなくなるわけですよ。

集団自殺になっちゃうから。 で、止まった！

でも、その後も 開発し続けているモノがあると。

その中のあらゆるジャンルから

サピエンスは、もう一度岐路に立たされる っていう未来があるんですよ。

これがもう、エンディングの方ね。 エンディングの盛り上がり。

それは、生命工学。

つまり、遺伝子を入れ替えたりしたり その生物と生物をかけ合わせて

新たな生物を生んだりっていう そういう学問があるよね。

もう一つは、サイボーグ工学。

人間に、例えば機械を付けて

機能を拡張するっていう そういう、学問があるよね。

例えば、凄い機械で動く義足とかも そうかもしれない。

もの凄い目が良くなるとかも そうかもしれない。

その、サイボーグ工学っていうのは 人間と、機械を合わせて行く作業じゃないですか。

もう一つは、非有機的生命工学。

つまり、機械が AIみたいなもんでね

考えを持って 人間みたいになって行く っていうお話。

こっちも進んでるよね。

生物が、生物として 色々変わって行くという学問。

生物に、機械を混ぜて行く学問。

そして、機械が生物のように、動けるようになり 思考するようになるという学問。

その、どのルートの先においても サピエンスは、もう一度

サピエンスとは一体何か という定義を求められる。

そして、サピエンスは、もしかしたら

新しいその、超ホモ・サピエンス。

全然、違う生命体に 取って代わられるかもしれませんねって

言ってるんですよ。

それまでは、これ我々の人類の歴史ってのは あくまでも

サピエンスの勝利の歴史でした。

しかし、この先に サピエンスは続くんでしょうか

っていう、未来を言ってるわけ。

で、続くにしろ、続かないにしろ

我々が、もう一度考えなきゃいけないのは

僕たちは、とんでもない何かに 急き立てられるように

この地球を制圧し それから、宇宙にまで行こうとし

あらゆる動物を 自分のコントロール下において

全ての富を、更に大きく 更に大きくってして、ココまでになった。

でも、考えなきゃいけない。

我々は、幸せなのかってこと。

富が増えれば幸せっていうのが

段々、そうじゃないかもしれないって みんな気付き出してる。

資本主義が 作り上げたストーリー。

例えば、もの凄い時価総額が上がってる企業。

でも、本当は大した企業じゃなかったって 暴落する企業があるでしょ？

あれは、一体何の価値だったの？ そう思うよね。

だって、１億銀行に預ける。

預けられた銀行が １億、どっかの企業に貸す。

そして、その企業が こっちの企業に１億支払ったとして

その企業が、もう一度１億預けたら 銀行には、２億あることになる。

富は拡大するようなストーリーを 今、持たされている。

未来に、投資して その金額は、紙幣でどんどん刷れる。

どんどん増えて行くような ストーリーの中にある。

でもそれは、幸福と関係ないかもしれない。

そして、それは　例えば健康状態とも 関係ないかもしれないし

コミュニティーが、あるかどうかとも 関係ないかもしれない っていう風に

幸福について、凄い考えてる。 この本ではね。

例えばさ、あの脳の伝達物質が 快楽を生んだら幸福だ、ってなったらね。

そしたら、なんか凄い薬飲んで ファーッなったら、もう幸福だ！とかね。

それで良いんですか？ってのも 違うでしょ？

幸福って何なの、っていうのを もう一回考えないと、人類は

無軌道に拡大し続け、いつの間にか サピエンスじゃなくなっているかもしれない。

そういうお話なんですね。

どうです？ 面白いと思いませんか。

凄く壮大だし、もの凄く色んな 点が線になるようなお話だし

それは、サピエンスの特殊能力 認知革命に、全て由来してたというですね。

秀逸な、これも フィクションかもしれません