【感動する話】医者の弟と社長令嬢の結婚式に行くと俺の席札が「中卒クズ男」社長家族爆笑。帰ろうとすると美女が「社長、あの会社潰しましょう」その後、驚きの展開となる...【スカッと】【朗読】
Summary
TLDR本動画脚本は、主人公の中村拓也と弟の淳の兄弟愛と人生の選択を描く物語である。両親を事故で失い、経済的に困窮した兄弟は、拓也が高校中退して働くことによって、淳が医学部に進学する機会を得る。しかし、淳の結婚披露宴で、拓也の学歴が問題視され、屈辱的な扱いを受ける。一方、拓也は工場の社長に昇進し、弟の結婚披露宴での侮辱に耐えることを決意する。最終的には、拓也の秘書である杉田あなとの協力で、侮辱を仕返し、兄弟の絆を再確認する。
Takeaways
- 😔 主人公は一流大学に浪人して入る兄と、中卒の自分を持ち合わせる男性で、社会からの嘲笑と見下しを経験している。
- 🎓 主人公の弟は医学部を卒業し、外科医として活躍している。
- 👨👧👦 主人公は両親を交通事故で失い、弟を育てる責任を背負った。
- 💼 主人公は高校中退後、父の友人の工場で働き、現在は社長に就任している。
- 👰 主人公の弟が結婚披露宴を開催し、主人公はその場での嫌がらせを受ける。
- 😡 主人公は弟の結婚披露宴で、名刺に「中卒ク男」と書かれた侮辱を受けた。
- 🤬 義父母は主人公の学歴を侮辱し、今後の関係を冷たく断つことを表明した。
- 👩❤️👨 主人公の彼女は、社長として強い影響力を持つ女性で、主人公を支持している。
- 💼 主人公は岐阜の会社との取引を中止し、自分の会社を守る決断をした。
- 🤝 弟の妻は主人公に対する嫌がらせを知り、両親の行為を詫びに来た。
- 🏢 岐阜の会社は主人公の会社との取引を失い、経営に困難が生じた。
Q & A
主人公の拓也さんはなぜ大学進学を諦めましたか?
-拓也さんは高校2年生の時に両親が交通事故で亡くなりました。その後、生活費の問題から、高校を中退して父の友人の工場で働き始めました。
拓也さんの弟、淳さんはどうして野球をやめようと思ったのですか?
-淳さんは経済的な理由で部活を辞めようとしました。野球の道具代や移動費用などが気になっていたからです。
拓也さんはなぜ弟の淳さんに大学進学を勧めましたか?
-拓也さんは淳さんの進学が将来の選択肢を広げること、また奨学金が取れるかもしれないと判断し、勧めました。
淳さんが大学病院で働くことについて教えてください。
-淳さんは医学部を卒業し、大学病院の外科で働くようになりました。多数の手術を担当しており、技術が高く評価されています。
淳さんの結婚披露宴で拓也さんはどんな扱いを受けましたか?
-拓也さんは義父母に侮辱的な扱いを受け、自分のネームプレートに「中卒ク男」と書かれたことを経験しました。
拓也さんの職場での地位はどのようなものですか?
-拓也さんは工場の社長として、会社の経営に関わる数値を詳細に把握し、信頼される立場にいます。
杉田あなさんは拓也さんとどのような関係にありますか?
-杉田あなさんは拓也さんの秘書であり、交際相手でもあります。ビジネス上でも重要なパートナーの役割を果たしています。
披露宴当日、拓也さんはなぜスピーチをすることができませんでしたか?
-義父母が拓也さんのスピーチを予定から削除し、その旨をスタッフに伝えていたためです。
義父母が拓也さんに対してどのような嫌がらせを行いましたか?
-義父母は拓也さんのネームプレートに侮辱的な言葉を書いたり、スピーチの妨げをしたりと、いくつかの嫌がらせを行いました。
拓也さんの会社はどのような立場から岐阜の会社との取引を中止しましたか?
-杉田あなさんが社長として、岐阜の会社の嫌がらせに対して反発し、取引を中止することで会社を守るとの判断をしました。
はるかさんが家族との関係をどう切断しましたか?
-はるかさんは法的措置を講じ、家族が近づけば賠償が発生するように設定しました。これにより、家族との関係を徹底的に切断しました。
Outlines
😔 家族の秘密と苦悩
主人公は一流大学に浪人して入った兄と中卒の自分との差を深く感じており、弟の結婚披露宴で恥ずかしい過去がばれたり、侮辱を受けた経験がある。両親が亡くなってからの生活の苦労と、弟のために学歴を諦めたことも明かされる。主人公は製造業の会社で働くが、弟の進学を支援するために秘かに努力を続けていた。
😓 経歴の隠し事と弟の進学
主人公は弟に経済的な余裕がないと見せかけて、大学進学を諦めさせた過去を抱えている。実際には貯金が減っており、生活が苦しくなっていた。弟は進学を希望していたが、主人公は経済的な理由でそれを阻止。後に弟が主人公の真意を知り、進学を決意。主人公は弟の進学を全力で支援し、弟は医学部を卒業し外科医となり、大学病院で活躍する。
😠 義父母的侮辱と弟の結婚
弟の結婚披露宴で、主人公は義父母的侮辱的な態度を受ける。義父母は主人公の学歴と職業に不満があり、弟の結婚に干渉する。主人公は自分の立場をはっきりと表明し、弟との関係を守る決意を固める。
😡 義父母との対立と弟の支持
義父母は主人公を侮辱し、弟との関係を断つよう要求する。主人公はこれに反発し、弟との関係を守ることを誓う。弟の結婚披露宴での出来事もあって、主人公は義父母との関係を断つ決断をする。
😤 弟の結婚披露宴での嫌がらせ
弟の結婚披露宴当日、主人公は義父母による嫌がらせを受ける。ネームプレートに侮辱的な言葉が書かれており、主人公がそれを見た瞬間に周囲の親族が笑う。主人公は怒りに駆られ立ち上がり、一時会場を出ようとするが、弟のためにも我慢する決心をする。
😠 会社経営者としての主人公
主人公は工場の社長に就任し、会社の経営に携わっている。弟の結婚式で起こった騒動に対して、主人公は冷静に対処し、自分の立場をはっきりと表明する。会社経営者としての責任感と、弟への愛情が主人公の行動に影響を与える。
😡 結婚式での対立の激化
結婚式で主人公は義父母との対立が激化。自分のスピーチが義父母に阻止されたことに怒り、正面から対決する。しかし、秘書であるアンナの冷静な対応が主人公を支える。
😤 結婚式後の騒動と会社の対応
結婚式後、義父が主人公の会社を脅かす騒動を起こす。主人公は冷静に対処し、会社の社員が状況を把握していたこともあって、問題は事態を拡大しなかった。主人公は義父に対する対応を会社として厳正に決定する。
😔 結婚式後の家族関係と主人公の決断
結婚式後の騒動で義父母との関係が完全に崩れた。弟婦が義父母との関係を断ち、主人公はその決断を支持する。主人公は自身の会社を守り、弟と弟婦を支援する決意を固める。
😌 人生の進路と主人公の未来
主人公は自分の人生の進路を考え、会社経営者として成功を収めている。弟と弟婦の幸せを願い、自身も結婚を考えるようになる。主人公は自分の人生を誇りに思っており、今後も前向きに生きていくことを誓う。
Mindmap
Keywords
💡浪人
💡中卒
💡義理
💡披露宴
💡嫌がらせ
💡社会的地位
💡秘書
💡社長
💡侮辱
💡賠償
💡結婚式
Highlights
主人公は一流大学に浪人して入る兄と中卒の自分を持ち、社会的地位に対する考えを示す。
主人公は財産のある家庭出身で、両親が亡くなる前に兄弟二人が大学まで出られるほど立派な経歴を持っている。
主人公の弟、淳さんは、医学部を卒業し、大学病院の外科で活躍している。
淳さんは、交通事故で搬送された患者を担当して成功させ、その患者の娘と結婚する。
主人公は高校2年生の時、両親が交通事故で亡くなる。その後、生活は激変し、貯金が減少し、生活費を賄うことが難しくなる。
主人公は弟のために、大学進学を諦めて工場で働くことを決める。
主人公は弟に大学進学を勧め、自身の諦めを隠して明るく振る舞う。
淳さんは主人公の諦めを知り、反対し、弟が野球を続けることを勧める。
主人公は弟に学費の心配をさせずに、大学進学を促す。
主人公は進学を諦めて工場で働くことにより、弟の進学を支える。
淳さんは大学病院で外科医として活躍し、患者の命を救うことを目指す。
主人公は弟の結婚披露宴で、義父母からの嫌がらせを受ける。
義父母は主人公の学歴を侮辱し、会社経営者としての立場を脅かす。
主人公は会社社長に就任し、義父母の侮辱に耐える。
主人公の秘書である杉田あなは、社長の立場を支える。
主人公は義父母との関係を断つ決心を固くし、弟と結婚するはかさんの幸せを願う。
主人公は結婚披露宴で、義父母による嫌がらせに耐え、弟の幸せを願うスピーチを行う。
主人公の会社は岐阜の会社との取引を中止し、義父母の会社に影響を与える。
Transcripts
あのな一流大学に浪人して入っただけで
笑われる世界で娘を中卒の兄を持つ男に
くれてやったと知れ
たら一体どれほどの失踪を買うことになる
か考えただけでぞっと
するてっきり財産のあるお家で両親が高い
された後も兄弟ともきちんと大学まで出
られてるものとばかり
淳さんの経歴が立派だったもので兄の
あなたのことまで調べなかったのがよく
なかったわまさかまさか中卒だなんてああ
恥ずかしい俺はこれが弟のあの義父母に
なる人たちの言葉かとこれが夢であって
くれたらどんなにいいかと思ってい
たそして
の結婚披露園の場でも俺はこの親族たち
から様々な嫌がらせを受けひどい侮辱を
受けるテーブルに伏せられていたネーム
プレートを立てるとそこには中卒ク男と
いう乱雑な文字が赤マジックで書きつけ
られてい
たそれを見た秘書は不にこんな人たちの
会社なら潰れることになっても仕方ない
ですねと冷たく
放最初は彼女の言葉を笑っていた神父側の
親族たちはその真意と俺の現在の地位が
明らかになるにつれ蒼白になって
いく俺の名前は中村拓也今年36歳になる
俺は父の友人が起こした製造業の会社で
働いて
いる俺にはあという弟がいる
今日はその淳の披露宴に出るため会場に
向かっているところだっ
た今年32歳になる淳が痛めた女性は
佐々木はかさんという名でなんと中堅企業
の社長令嬢だっ
た弟は医学部を卒業して医者となり現在は
大学病院の外科で連日多数の手術で失位と
してその腕を振っている
はるかさんの親族が事故で緊急搬送された
際その嫉妬を淳が担当して成功させたこと
が縁となって2人の交際が始まりトト拍子
に結婚まで決まったのだった父さんと
母さんの午前にもすぐ報告に行くよあそう
だな是非そうして
くれ淳とそんな言葉をかわした時俺は親が
いなくなってから今日までの日々のことを
思い出してい
た実は俺とあの両親は今から20年ほど前
に交通事故にあってこの世去ってい
たその頃俺はまだ高校2年生で淳は中学に
入ったばかりだっ
た両親が唐突に帰らぬ人となったことで俺
たちの生活は激変した
はある程度の貯金を残してくれておりそれ
で当面の生活費を賄うことができたがそう
は言っても働き手がいなくなった以上お金
は時間と共に減少していくのみで増える
当てがなかっ
たこのことは俺と淳の精神に重のしかかっ
たただでさえ両親を失うという衝撃を抱え
ながら何をするにもお金のことを気にして
暮らすというのはは俺たちの精神を容赦
なく追い詰め
た俺は淳に金のことは心配いらないから今
まで通り過ごして大丈夫だと伝えて明るく
振る舞っていたつもりだったが俺が
あらゆる面で契約をしていることを淳が
気づかないわけがなかった淳は部活で野球
をやっていたがその道具や武試合で移動
する際の交通費等の出費を気にして部活を
辞めると言い出し
た淳は小さい頃から野球がうまくチームで
も主力選手として活躍しており本人もそれ
を大いに楽しんでいたことを俺は知ってい
たのでこの時は強く説得して淳に部活を
続けさせ
たその時俺は預金通帳の残高をあに見せ
公共料金から食費その他のこまごまとした
出費まで全て概算を示しこのままの生活
レベルならしばらくは全く心配ないことを
理解させたそれで一応の納得をした淳は
野球を続けばしたが生活全般において約を
続けてくれただが実はこの時俺は淳に2つ
の隠し事をしてい
た1つ目は淳に見せた預金通帳のページは
が在だった頃特に余裕のあった時期のもの
ということだった両親が多してからその
金額は急速に減少しこのままでは数ヶ月
以内に俺たちは生活ができなくなり最悪の
場合擁護施設に入らねばならなくなると
いう状況だっ
た隠し事の2つ目は俺が大学への神格を
諦め高校を中退しすぐにも働くことを決め
ていたということだっ
た俺は父が生前好意にしていた友人の1人
が製造業の向上経営をしていたことを知っ
ていたので連絡をして現状を打ち明け俺を
雇ってほしいと願い出
たその方は俺を心よく受け入れてくれそれ
以来俺はその工場で懸命に働いてき
たその後俺が高校を辞めて就職することを
知った淳は強く反対してき
たなんでもっと早く本当のことを言って
くれなかったんだよ兄貴は俺が野球を辞め
るって言った時お金を理由に辞めることは
ないって言ってくれたじゃないかなのに
兄貴だけが高校を辞めて進学を諦め
るってお金のことを隠したのは謝るだけど
あの時お前に本当のことを言えばお前は誰
が何と言おうと部活をやめてただろ
もちろん俺だけがしたいことをさせて
もらうわけにいかない
だろうお前のそういう優しい気持ちは
ありがたいだけどなお前が在学中に野球を
続けたところで今後生じる出費はソックス
やスパイクの買替えと玉の合の交通費くい
なものだろういっちゃあ悪いがその程度の
額を約ししたとしても体性に影響しないん
だだったらお前がしたいことをする方が
いいに決まっ
てるそれなら兄貴だってしたいことをす
べき
だあにもし俺が大学に行こうと思ったら
お前が野球を続けるのとは桁が2つ違う
くらいの金がかかるんだどっちがいい思い
をするとかいう話じゃなく単純な数字の
比較問題なんだお前が罪悪感を持つことは
ないんだ
よ俺はそう言って淳を説得し
たそれでもしばらく淳は納得いかない様子
だったがやがて現実に他に手がないことを
理解し了承してくれ
たしかし進路決定の3者面談に俺が
親代わりとなって出席した際淳はがとして
自分は中学を卒業したら就職
はしないと主張し
た担任は驚き経済的事情があることは
分かっているが授業料免除や奨学金もある
と進学を進めてくれたがあは聞く耳を持た
なかっ
た担任が淳を引き止めてくれたのには
もちろん理由が
ある淳は地域でトップの成績を取るほど
優秀で担任は淳ならトップクラスの大学
だって狙えるのだから進学しない手はない
と強く言ってくれ
たその後自宅に戻り俺は淳に学費のことは
心配いらないお前ほどの成績が取れるなら
大学まで進んでいい稼ぎの仕事に着くこと
を考えるべきだと説得し
たいだ兄貴が諦めた進学を俺だけかする
わけにはいかないたえ奨学金が取れたとし
てもそれだけで費用が賄えるわけがないし
当然足りない分は俺が出すこう見えて工場
での評価は上がってるし給料だって上がる
見込みなんだお前の学費くらい何とでも
できるそれじゃあまた兄貴ばっかり貧乏
くじじゃないかいつもいつも俺ばかりし
たいことをさせてもらっ
て
あお前今俺ばかりしたいことをさせてもら
と言ったな言ったよそれがどうしたんだよ
つまりお前は進学したいってことだな
え勢い余って自分の本音を漏らしてしまっ
たタヤの駆け引きを知らない素直さを俺は
本当に好ましく感じ
たそんな揚げ足とりみたいなこと揚げ足
とりなもんか揚げ足を取るってのはは相手
を不利にさせようとたんで何か有行為の
ことだ俺は今お前がうっかり本音を白場し
たことを指摘しただけじゃない
かそんな細かいことどうでもいいだろう
とにかく俺は高校には行か
ないだめだ俺みたいにBランク大学が生ぜ
の成績なら俺もここまでは言わないだが
お前の今のポジションならいい大学に行け
ば将来の選択肢が劇的に増やせるお金の
ことが気になるなら俺が出すことになる
学費は貸しってことにしてもいいお前が
大学を出ていい給料をもらうようになっ
たらその時返して
くれ今から俺が大学まで進むとなったら何
年かかると思ってるんだその間兄貴は
ずっと厳しい生活を続けるつもり
か何を今更父さんたちがいなってから俺
たちはギリギリの約生活が当たり前になっ
てるじゃないか最近じゃ俺は次の給料まで
いかに乗り切るかをゲーム感覚で楽しん
でるぜなお前が俺に遠慮する理由は1つと
してないんだ
よそこまで言ってくれるなら俺進学するよ
ありがとう
兄貴そう答えた淳は余裕新学校に合格し
すぐに有名大学の医学部を目指すことを
宣言したその学部は文句なしに日本でも
災難感とされる部類の狭きもだっただが淳
はプレッシャーをもともせず現役合格を
果たしもちろん大学でも留年などすること
なく優秀な成績を納めて卒業し
たその後研修意としての修行経て今では
優秀な外界として活躍するまでになって
いる淳が医者をそれも下界を心ざしたのは
言うまでもなく両親を事故で失ったことが
影響してい
た淳は事故で両親を失ったことの苦しさを
痛感したことで自分が外科になって修行
することで救える命を1つでも増やしたい
と考えるようになっていた
1人を救うことができればその数倍の人生
をプラス方向に動かせるはずでそのために
自分の人生を使いたいと思っていたこの淳
の思いを知った時俺は淳の真っすぐな気象
が変わらないでいてくれたことを心から
嬉しく思っ
たあの時あが大学進学を諦めていたら
少なくともこういう形の未来にはなら
なかったそう思うとあの時淳が進学する
よう懸命に説得した自分の判断についても
俺は誇りに思うことができ
た淳の婚約者となったはるかさんもこれら
の経緯はよく知ってい
たはるかさんは淳が医者として患者のため
に誠実に尽くす姿勢に心打たれ交際を
申し込んだらしい
は上流階級の霊場の一家が名としての評価
を確立しつつある淳に目をつけたのでは
なくはかさんが自分であの内面に惹かれて
結婚に至ったということにとても満足して
い
たお兄さんのこともとてもよく聞かせて
もらっていますご両親の代わりとなって
とても立派に身をこにして働いてこられた
と
いやそれはさすがに褒めすぎですま生きて
いくために必要だったからやっただけの
こと
で俺は謙遜しつつもはるかさんという女性
がごく庶民的で俺たちと普通に通じる感覚
を持っていることを感じたこんないい女性
を痛めるとは淳のことをこれまでとはまた
違う意味で大したやだと思った
俺は今回の結婚で淳が幸せになってくれる
ことを確信しているし心の底から祝福する
つもりでいるしかし実のところ俺は内心1
つ気がかりなことを抱えてい
たこのはるかさんとの初対面の欲GOD
彼女の両親と対面する機会があったのだが
俺はそこで予想にない事態に直面していた
場所は2人が披露園を行う予定のホテルの
レストランだっ
たはかさんの父親は佐々木政治といい年齢
は61歳とのことだが社長をやっている
だけあって全身に気力をらせてい
た俺は政治氏とその妻に今日は両親の
代わりに自分が挨拶に来たことを告げ
た君たちのご親のははかから聞いてるよ
大変だっ
たろうはい確かに大変ではありましたが
こうして過ぎてしまえばそう悪いこと
ばかりでもなかったように思い
ますまだお若いのに大したものねそういう
しっかりしたところはさすが淳さんの
お兄様ねいえ自分で言うのもなんですが淳
は昔から文部でのことは俺より全然よく
できましたからあれと比べられると困って
しまい
ます決して謙遜ではなく俺はそう口にして
いた実際淳という男は本当に決定を
見つけるのが難しいほどよくできたやだと
俺は思ってい
たそうは言っても一流大学を堂々たる成績
で卒業し今では大学の科のホープにまで
なっている君を親代わりになって育てた
くらいだからね君の経歴もさぞ立派なもの
なん
だろうそうよ今お仕事は何をなさってる
の今は父が生前よくしてもらっていた方の
工場で働いてい
ます俺がそう答えた途端それまでやかだっ
た2人の表情が一変した2人は何かに困惑
しているような妙なものを見るような目で
俺を見つめていた
工場清掃業のまさか現場仕事なわけないわ
よね本社から統括するとかそういうお立場
なのよねいえそうではなくてうちは本社
機能だけを切り離したシオをを所有して
おりませんで仕事の時は大抵工場に出てい
ます本当に工場で働いてるのかなぜそんな
妙なことを妙なこととはあの1つお伺いし
ておきたいのだけどあなた大学はどこを出
ていらっしゃるのあさんと同じ大学
ええその俺はですね両親が事故にあった時
まだ高校生で両親の残してくれた貯金では
卒業まで持ちそうになかったもので高校を
中退して今の工場に入れてもらったんです
はあちょちょっと
待てそう言うと2人はちらっと淳とはるか
さんの様子を伺うそぶりを見せ
たその時ちょうど淳とはかさんは披露宴
式場のスタッフから衣装の下身を打され
そこに向かうところだった2人が出ていく
のを見送ると義父と義母は途端に険しい顔
で俺に詰め寄ってきた
ああた君今の話だと君は高校も出ていない
の
か高校卒業してないんだから中卒ってこと
よねははいそういうことになり
なんてことだそうと分かっていればこんな
請求に話を進めさせはしなかったもの
え今からでもはかに行って一度親族で
話し合いを持ってからいやいやもう式の
ひりまで通知してるんださすがに取りやめ
っていうのは無理があるだろうそもそも淳
君が無子として理想的なことに変わりは
ないんだそそうよね問題はこっちだけなん
だものねあのさっきから何のお話でしょう
何か問題がありましたかありましたかじゃ
ないよ問題大ありだ
えあのねうちは会社経営をしてますけど
うちの親族は皆他に会社を持ってるものも
いますし大企業で部課長を務めるものも
何人も言いますが全員が立派な大学を出
てることが誇りなんですははあはあじゃ
ないよなんて間抜けた反応だ私らが言い
たいことがまだ分からんの
か俺は2人が俺の学歴を好ましく思ってい
ないことはもちろん理解していたがあまり
の態度急変に驚きまともな答えが返せない
でいた
私たちの親族では受験で浪人した子供が出
たってだけでも1段価格を下げて見られる
んですあなたには分からないでしょうが私
どもの世界では能力を疑われるような経歴
があるだけでそれはもう恥ずかしいことな
ん
ですそう言われましてもあのな一流大学に
浪人して入っただけで笑われる世界で娘を
中卒の兄を持つ男にくれてやったと知られ
たらはあ一体どれほどの支障を買うことに
なるか考えただけでぞっと
するてっきり財産のあるお家で両親が多さ
れた後も兄弟ともきちんと大学まで出られ
てるものと
ばかり初さんの経歴が立派だったもので兄
のあなたのことまで調べなかったのがよく
なかったわまさかまさか中卒だなんてはあ
恥ずかしいあまりに侮辱的なものを言いに
俺は絶していただが話がここまで進んで
しまってはこうなったら親族には淳君と君
は実質的に関係がないほとんど形式上の
親戚に過ぎないとして話すことにするいい
かね君も淳君を親代わりになって育てた
などと恩着せがましいことは以後2度と口
にしないと近いたまえなんですっておお嫌
だこんな当たり前のことを求めただけで
反抗的な態度を取るなんてねこういう人間
は1度親族になったら最後何かあるごとに
金を無心してきたり遺産続のの対象に自分
を入れれるように画策したり想像を絶する
ようなことをしてくるものなのよその通り
だいいか今のうちに釘を刺させてもらうが
お前は今後淳君の近くをうろつくなはかに
会うなどもっての他だえどいかなる形でも
今後うちに借金や投資話を持ち込むような
真似もするなもしこれを
その場で絶縁いや弁護士を通じて2度と
近寄れないような措置を取るおしじゃない
ぞ分かった
か俺はこれが淳の義父母になる人たちの
言葉かとこれが夢で会ってくれたらどんな
にいいかと思ってい
たここまでの侮辱を受けたら俺と同じ立場
でも我慢できず爆発する人もいるだろう
だが俺は自分が受けた屈辱を晴らすこと
よりも淳とはるかさんの幸せそうな笑みを
思い浮かべてい
た俺がここで激しいことを言えば確実に
2人の前とに良くない影響を与えるだろう
それは俺が望むことではなかっ
たご懸念には及びません私は今後いかなる
形であれあなた方はもちろん
やはかさんに対しお金の話をすることは
ありませ
ん今はとりあえずその言葉を聞いておいて
やるが少しでも不審なところがあったら
容赦せんから
な私からも1点言うことがあります俺と淳
は助け合って生きてきましたいくら
あなた方の言いつけでも俺は今後も淳との
関係を立つことはありませんし会うことを
遠慮することもありませんこれだけは譲れ
ませんなんてブレな男かしらこれは脅迫と
変わらないわあなた今すぐ弁護士に相談
を義母が目を吊り上げて俺を攻撃しようと
した時淳とはかさんが衣装チェックを終え
こちらに戻ってくる声がしたそれを聞いて
義父と義母は俺に像のこもった一別を
投げるとすぐに別のような笑顔になって淳
たちの元に近づいていっ
た政治夫妻も俺も淳たちの前では平成に
振る舞いその場はそれでお開きとなった
そして披露宴当日となる今日まで俺は当然
のことながら政治夫妻とは顔を合わせ
なかった俺は政治夫妻の言動については淳
にもはかさんにも告げていなかった
し今日この披露宴に俺が連れてきた俺の
交際相手の女性にだけは詳細な事情を伝え
てい
た彼女の名前は杉田あなと言い今年28歳
になる美しい女性だった俺はいずれ彼女と
結婚することを考えており淳とも十分な
面識があったため今日の披露宴にも出席し
てもらうことにしたの
だ俺は当初政治夫妻から侮辱を受けた件に
ついては誰にも言うことなく自分の胸だけ
に納めておくつもりだったしかしアンナは
優れた観察癌を持ち頭の回転も早い女性
だった俺が内心に強い怒りを持っている
ことをすぐに見抜いて追求してきた俺も
本音では誰かに聞いてほしいと思っていた
ので結局細かいところまで俺は打ち明けて
しまっていた
それで今日はそのブレーな義父母にガツン
とかましてやる
のそんなことしたら式がめちゃくちゃに
なるだろういや式がどうなるかに関わり
なくこっちから攻撃するような真似はし
ないよあら残念てっきりそのための増援と
して私を呼んでくれたんだと思ったの
に裁判に出るってわけじゃないんだ頼む
からそのは解いて
くれまあ私が何か言われたわけじゃないし
淳さんが主役の場ですから私もそうそう
無茶はしない
けど君を連れてきたのは早計だったかも
な俺は苦笑しつつあんなとの会話を一旦
終わりにしたあんなのこうした闘争心の強
さに俺は時に振り回され時に助けられてき
た
幼い頃から柔道をやってきたアンナは黒帯
の腕前で波の男なら軽々と投げ飛ばす実力
を持っていることもあり相手が男であって
もするということがない男の俺が言うのも
なんだが隣にいてくれるといろんな意味で
安心感を与えてくれる存在だっ
た会場につき新郎川親族の席を探し俺と
彼女は席に着いた
下界のホプたる淳と社長令嬢のはるかさん
の挙式とあって会場は豪華で3列者も
多かっ
た会場の反対側にある神父側親族席までは
結構な距離があったが政治夫妻が末席に
当たる位置にじんどっているのはすぐに
分かった俺は万一にも余計なトラブルを
起こさぬよう義父母とは目を直接合わせぬ
よう適当に目をそらしていた
向いの末席にいるのが九段の義父母ねタヤ
さんを見てすごい意地悪な笑顔を浮かべ
てるわ
よ俺に変わって義父母の様子を観察した
あんながそう教えてくれ
た笑われるくらいで住むならいいさ
とにかく今日は淳たちを祝うことが全てな
んだそれ以外のことでつまらんことは考え
たくも
ない俺はそう言ってに伏せられていた
ネームプレートを立て
たこの会場ではネームプレートは最初全て
伏せた状態で置かれており席についた本人
がそれを立てることとなってい
た席を外していてもプレートが立っていれ
ばその人物が会場に到着していることが
確認できるようにと意図しているのだろう
だがそのプレートを立てた瞬間俺の頭の中
は空白にになってい
た俺の名前が書かれているはずの面にあっ
たのは俺の名前ではなかったそこには中卒
ク男という乱雑な文字が赤マジックで
書きつけられてい
たこんなくだらないいたずらをする人物は
義父母以外考えられなかった俺はとっさに
視線を神父親族席に向けるとそこで義父母
筆頭にい中から初老の男女が俺を見て
ゲラゲラと笑っていたどうやら俺の学歴の
件は親族官に伝達済み
らしいこのプレートを仕込んだ義父母は
全員にそのことを教えておいて俺が
プレートをめくった瞬間の反応を楽しみに
こっちを注視していた
らしい俺がこの文字を見て一瞬硬直したの
が連中の壺に入ったらしくその笑いは
なかなか収まる気配がなかった義母に至っ
ては手を叩いて大笑いしていただが会場は
元より男性の声で溢れていたためあちらの
親族席の様子を変に思う人はいないよう
だっ
た俺は無言で立ち上がり会場を出ようとし
たまさかあちらの席に突進しとなるわけに
はいかないかと言って俺が席に大人しく
座っていれば連中はいつまでも俺のことを
笑い続けるだろうしもしかしたら低レベル
な嫌がらせはこれで終わりではなく2のや
3の屋まで用意されているかもしれ
ない淳には本当に申し訳ないがこれ以上の
侮辱には耐えられそうになかっ
ただがすぐにアンナが俺に追いすがり腕を
掴んで引き止めてき
たこれまで我慢きたのは今日淳さんたちを
祝うためでしょ悔しいのは分かるけど
あなたが席にいなかった時淳さんがどんな
に悲しむことになるか忘れない
でそうだな怒るのなら最初に侮辱された時
にやっておけばよかっただがあのために
我慢すると決めたはずだったのにいかんな
君がいなかったら飛び出して帰ってしまう
ところだった
私を連れてきたのが早計だったってことは
取り消してよ
ね俺より怒りっぽいはずのアンナが穏やか
な笑顔で言ってくれたことで俺は彼女に
相当気を使わせていることに気がつい
たすっかり気を取り直した俺は席に戻った
義父母がこちらを生かするように視線を
送ってくるのを感じたが絶対に俺は目を
合わせなかった
やがて指が始まり主役となる新郎進歩が
入場し会場は盛大な拍手に包まれ
た続いて来賓のスピーチが始まった淳の
上司となる病院委員長やはかさんが働く
会社の上司のスピーチを皮切りに2人の
友人代表に神父親族までスピーチが進ん
だそこで俺はだと気がついた実は俺も淳
からスピーチを頼まれており何日も前から
考え抜いた簡潔なスピーチを用意して文面
を完全に暗記して備えていた本来なら神父
親族の前に呼ばれるはずと思っていたのに
もう神父親族のスピーチが終わりかけて
いるのにスタッフが誰も準備を促してこ
ない俺が手にいたスタッフにを求めると
予想外の返事が帰ってき
た確認いたしましたところ式の開始直前に
神父ご親族様方から新郎側ご親族代表
スピーチは準備ができておらず取り消し
たいとのご依頼があったそうで式予定から
削除したとのこと
です俺が義父母に視線を向けると案の定
2人は俺を指さし小声で何かさきは極力声
を出さぬようにしながら大笑いしてい
た我慢の限界だっ
た俺はスピーチの邪魔にならぬよう壁際を
通って義父母のいる場所まで進んだあんな
も俺の後から黙ってついてきているのが
感じられ
たさっきは俺が会場から出るのを引き止め
た彼女も今は俺の邪魔をすることなく俺の
サポートにくれるつもりらしいことが
伝わってきた義父母はゾに満ちた視線で俺
を見据えてい
たどういうおつもりですか勝手に俺の
スピーチを予定から削るとはそれはこっち
のセリフだお前何を言われたかもう忘れた
とでもぬかす
か何を言ってるんですはやだこうやって
聞いたはずのことを知らないふりして
あれこれ文句を情を
引き出す詐欺師の上等手段じゃない
やっぱりこんなうさ臭い中卒男は法的措置
ではかたちに近づけないようにしなく
ちゃそんなことはどうでもいいあなた方は
勝手に俺のスピーチを阻止したことを
認めるんです
かふざけるなよお前が辞退して当然の
ところ抜け抜けとスピーチするつもりで
いるとわかったからこっちは対策に動いた
までだ娘の晴れの舞台で中卒男にスピーチ
されたとあっては一生の恥だ娘を守るため
に親として当然のことをしたまで
だその言葉に義母だけでなくいならぶ神父
側の親族たちがクスクスと笑い合うのが
見え
た俺が俺があなた方にここまでの侮辱を
受け言がどこにあると言うんだ自分が対等
に扱われるとでも思っていたのか身のほど
知れクズ
がもう話しかけないで次はこちらから弁護
士を通じて対処します今後私たち親族の
そばに近づいたらそれだけで賠償を発生
するようにするからそのつもりで
ね俺がじて怒鳴り返すのを会えていると
それまで黙って見ていたあんなが一言呟い
てい
た社長こんなブレな人たちの会社潰れても
仕方ないんじゃないですか私は遠慮いら
ないと思いますけどなんだお前は身内の
問題に首を突っ込むなあなたの身内の話
なんてしてませんビジネス判断における
意見を社長に述べたまで
ですお前のような女の顔など知らんし意見
など受ける筋合いでも
ない誰があなたにと言いました私が社長と
言ってるのはこの中村社長のことです
何中村
ってあなたたちの目の前におられる中村
タヤ社長です先月からうちの会社の社長に
なられています
町場の社長にでも収まっておったのかで
その社長様が何とどうするというのか言っ
て
みろ間髪入れずあんなはスマホを操作し
自分の会社の社長挨拶画面を呼び出して
義父に差し出したそれをうさ臭いものを
見る目で眺めていた義父の表情が硬直した
あなたどうなさったのここれはうちの会社
の最大顧客のやそんな立ちの悪い冗談には
引っかからん
ぞこれは私のスマホですものねそれじゃご
自分の端末でご確認されてはいかが
ですそう言われた義父があたふたとスマホ
を取り出し俺の会社のページを呼び出すの
が見えたそして社長挨拶画面に俺の顔が
出るといよいよ義父の顔色が青くなったそ
そんなバカな何か仕掛けがあるに決まって
いるそう言って義父は席を立ちしばらく
こちらに背を向けて誰かと話していた
おそらく会社の部下にでも連絡し俺の言っ
ていることが本当か確かめさせているの
だろう実は先月俺は工場の社長をしていた
父の友人から社長の地位をついでほしいと
壊れその地位についたばかりだっ
た俺にとって大恩人であるこの父の友人は
最近になって体調を崩し後継者を探してい
た高校を中退して俺が工場で働き出して
20年近くが経過しており俺は今では社内
の誰よりも工場内のことに詳しくなってい
たずっとお金のことで苦労してきたことも
あり工場の経理情報についても個人的興味
から勉強を重ね今では経営に関わる数値も
詳細に把握するに至って
いるさらに現場仕事から身を起こし20年
にわって成実に働いてきたことで俺は社長
だけでなく工場の誰からも信頼される
ポジションにい
た社長は俺以外に後を託すことは考えられ
ないと言ってくれたため俺は今こそ恩を
返す時と考えその申し出を受けることにし
たのだっ
たあんなはと言うと大学を卒業してすぐ
うちの工場に就職しずっと社長秘書として
働いてい
た俺が社長を引き継いたことで彼女はその
ままスライドして俺の秘書になってい
た俺と彼女が数ヶ月前から交際を始めてい
たのはたまたまだったが
この人事によって俺と彼女はビジネス上で
も重要なパートナーになってい
たまだ社長になって日数は浅かったが俺は
これまで通り自ら工場内を動いて仕事を
する形を継続し法律面や事務面はアンナが
主導する関係となっていたそのためアンナ
は肩書きこそ秘書だが経営に関する影響力
は副社長並のを持っていたそのあんなが
こんな会社潰れても自業自得という言い方
をしたということは俺の工場はいつでも
岐阜の会社との取引を切れる状態にあると
いうことになる即時取引中止した場合の
影響は部材の取引経路は複数確保してい
ますこの会社の供給が止まっても他の会社
に分散発し即できるレベル
ですならすぐにでもやるかま待ってくれ
そんなこの場でいきなり決めなくてもいい
だろ話し合いよ以後の話は弁護士を通じて
するのではなかったのですか俺が不用意に
返事をしたら賠償になるとも言われたので
迂闊に答えられませんねなんていやらしい
言い方
をこういう言いも詐欺師の上等手段と言わ
れたいんですかそんな怪しい会社に商品を
納めなくてもいいんじゃないですか別に
そちらから納入を拒否していただいても
構わないんですよえなんて女なの鬼だ
わ確かに私は物言いがきついかもしれませ
んが学歴だけを理由に人を侮辱したことは
ありません人を傷つける残酷さで言えば
あなたたちの方がよほど恐ろしい鬼です
えあなたなんとか言ってやってよお前は
黙ってろ話をややこしくするんじゃない
なんですっ
て1度だけお伺いしますあの顔合わせの時
からこの瞬間に至るまで俺に対して行った
侮辱の全てを精神誠意謝罪して2度と
こんなことをしないと誓いけます
か強制するつもりはありませんあなたの
親族の面前で中卒の俺に頭を下げて
いただければその気持ちに嘘はないと判断
します下げるも下げないもあなたの自由
です義父は俺と親族の間で視線を何度も
往復させた自分の会社の存続と親族を前に
しての面のどちらを取るべきか本気で迷っ
ているようだっ
た俺にはそこまでして守らねばならない
親族感のメツとは一体何なのか全く理解
できなかったち中卒に頭は減一族の誇りが
あるそそれよりもだ取引条件を見直すこと
で今後も取引の継続を少しくらいは価格の
情報を受け入れてもいいどうだお互いに損
じゃない取引
だろアナが思いため息をつくのが聞こえ
た終わりですね現在発注している分を最後
に本社への発注は取りやめます以後の売上
確保は弊社以外の取引先開拓するなり
どうぞご自由になさって
くださいき貴様私がこれほど情報しておる
のにその態度は何だ中卒の分際で
も俺は何も言わず背を向けた瞬間この野郎
というバ声とともに襟首に手がかかるのを
感じ
た逆上した義父が掴みかかってきたの
だ正面を向いていればどうにでもなったが
いきなり後ろから掴みかかられ俺は後方に
姿勢を崩しそうになっ
たその時不に首に力が消失していたええ
貴様何をする
話せ振り返ると腕の関節を後ろに決められ
組み伏せられた義父がヒヒとうめいていた
義父を取り押さえていたのはアナだった俺
に掴みかかっていた義父の手を取り
ゆうゆうと関節を逆にとって抑え込んだ
らしい老人で武道の心があるとは思えない
義を取りえなどアンナにとっては次義に
等しいものだったの
だろうあんなは涼しい顔をしたまま何事か
と駆け寄ってくるスタッフに私たちに危害
を加えそうになったんです外で引き渡し
ますと言って腕を決めたまま義父を歩かせ
て外に連れ出してしまっ
たその後を数人のスタッフがあたふたと
追いかけていく
親族席を見ると口をパクパクさせるのみと
なった義母や意外な事態を前に硬直した
面々が俺を見つめていた俺はもう何を言う
でもなく背を向けて自分の席に戻っ
たほなくアンナが何事もなかったような顔
で戻ってきて外でもしぶく暴れましたけど
スタッフに引き渡してきました警察沙汰に
まではならないはずです多分と言った一時
会場の隅が前とはなったがその後式は
予定通り進行し
た急遽という形で式の終盤にスタッフが俺
のために枠を設けてくれたのでスピーチも
しっかりすることができたあんなは暗記
作業が無駄にならなくて良かったですねと
彼女らしいドラでその出来を褒めてくれた
さて後日のこと
だ俺の会社は宣言通り岐阜の会社との取引
を中止した岐阜の会社は大口顧客を失い強
triが急低下するだろうが俺が心配する
義理ではなかったその直後証こりもなく
義父が会社に押しかけてきて社長を出せ
取引を再開しろと騒ぎ立てるという事件が
起こったが事情を知る社員が取りえ出して
しまっ
た俺はその場に言わせておらず事後報告を
受けたのみだっ
たあんなは自分がいれば2度と来る気に
ならないほどの技をかけてやったのにと
残念がってい
た俺は義父があんなと出くわさなくて
よかったと主に義父のために思っ
たその後式場で起きた騒ぎのことは淳と
はかさんを夫妻にも伝わってい
た政治たち親族一同は俺への嫌がらせに
ついてはもちろんはかさんをに隠し通す
つもりでいた
らしい俺も最後まで淳たちに何も言う
つもりもなかっただが義父自身が騒ぎを
大きくしたことで隠蔽できなくなったので
あり完全に自業自得だっ
た事実を知ったはかさんはすぐに俺のとに
駆けつけてきて涙ながらに両親のブレを
詫びてくれた俺は元からこのケとはかさん
を絡めて考えたことはなく今後も何も
変わらないと告げると彼女は安どして去っ
ていったが後日彼女が一族との縁を切った
ということを知らされたすでに法的措置を
取っており彼女の神辺に親族が近づけば
賠償が発生するという手を打つほどの徹底
ぶりだっ
た彼女は彼女なりにやたら法的措置を乱発
する親族たちのやり方を学んでいてここ
1番でそれを活用したということになるの
かもしれないこのことについてははかさん
が自分で決断したことでありそれ以上俺が
何を思うでもなかっただが正直なところ
あの一族と淳夫婦の縁が切れたことは俺に
とって朗報だっ
たいいあけど次は兄貴の番だねそうです
あんなさんはすごくお綺麗ですから花読み
衣装はとても入ると思い
ます最近こんな調子であんなよりも弟夫婦
から俺は結婚を急ぐようせかされる場面が
増えている確かにこのまま俺が何も言い
出さないでいたらいつかじれたあなに関節
を決められかねないこの話をあんなに自然
に切り出すにはどうしたものかと悩みつつ
も俺は社長としての務めを果たすべく今日
も本している
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