【負け続くグロース市場と4月以降の日経平均】日本株ストラテジスト・東野 幸利氏がチャート分析&投資戦略を解説/プライム市場と比較・中小型株は物色の広がりが必要/株価はGW前まで短期的なモメンタム変化も
Summary
TLDRこのスクリプトでは、日本のプライム市場とグロース市場のパフォーマンス比較が中心です。プライム市場は大企業を中心としており、グロース市場は小型企業に焦点が当てられています。最近ではグロース市場が相対的に劣っており、流動性の問題や海外投資家の関心の低下が指摘されています。しかし、プライム市場の上昇に反して、短期的な反動的な動向が見られ、今後の動きに注目が集まります。また、日経平均については、過去の高値から207ヶ月後の4月が注目され、市場の動向が分析されています。
Takeaways
- 📉 グロース市場はプライム市場と比較して最近2年間で相対的に低いパフォーマンスを記録している。
- 📈 2020年後半と2022年の特定の期間では、グロース市場が勝ったことがあるが、全体的にプライム市場が上回っている。
- 💧 グロース市場の流動性が低く、海外投資家からの関心が低いことが原因で、市場の成長が滞っている可能性がある。
- 🔍 プライム市場の株価が大きく動くことから、個人投資家が小型株への資金を滞としていることが示唆されている。
- 📊 プライム市場の騰落レシは130を超えており、市場の注目を集めているが、まだ十分に安定していない。
- 📉 グロース市場の騰落レシは100を超えていないため、市場への関心が低い状況が続いている。
- 💡 物色的広がりはグロース市場が追いつくために必要であり、騰落レシの増加がその一つの指標となっている。
- 📊 グロース250指数は、過去の平均を下回っており、2020年のコロナショックの影響が色濃く出ている。
- 🔄 プライム市場とグロース市場は過去には連動していたが、今後は発想の転換が必要になる可能性がある。
- 📈 日経平均は2007年の高値を中心として動いており、4月がその統制が収束するかもしれない重要な時期になる。
- 🚀 4月以降、プライム市場の上昇によって蓄積された活力が、グロース市場にも影響を与える可能性がある。
Q & A
グロース市場指数とプライム市場指数の違いは何ですか?
-プライム市場指数は日本の代表的企業を多く含み、一方でグロース市場指数は小型の成長企業を中心とした指数です。
最近の2年間で、グロース市場指数はどのようにパフォーマンスを示しましたか?
-最近の2年間では、グロース市場指数は相対的にプライム市場指数に比べて負けている状況が続きました。
2020年と2022年の後半に起こったことは何ですか?
-2020年と2022年の後半には、グロース市場指数がプライム市場指数に勝ったという局面が2四半期連続で起こりました。
グロース市場指数がプライム市場指数に負ける主な理由は何ですか?
-グロース市場指数が負ける主な理由は、流動性の観点から海外投資家が入りづらいことや、プライム銘柄の値動きが大きくボラティリティが高いことが挙げられます。
小型株への投資が滞っていると感じる理由は何ですか?
-個人投資家が大好きな小型株への資金が滞っていると感じるのは、プライム市場の上昇や個人の便乗の停滞によるものです。
最近のプライム市場の動向はどうですか?
-最近はプライム市場が上昇しているものの、逆に下落した反動に過ぎないような上昇率にとどまっています。
騰落レシの現在の状況を教えてください。
-騰落レシは130を超える場面があり、上昇傾向にあるものの、まだ目立つ水準に達していない状況です。
グロース市場指数が追いつくために必要な要素は何ですか?
-グロース市場指数が追いつくためには、物色の広がりが重要な要素となり、個人投資家の便乗が期待されます。
日経平均の4月の市場予想について教えてください。
-日経平均は4月に加熱感があり、ゴールデンウィーク前には上昇継続の可能性があるものの、短期的なモメンタム変化に注意する必要があります。
グロース250指数の過去1年間の動向について説明してください。
-グロース250指数は過去1年間で、632ポイントからゆっくりと上昇し、一度75日戦を超え始めていますが、864ポイントを超えるまでは不安定な状況が続く可能性があります。
プライム市場とグロース市場の今後の関係についてどう考えていますか?
-プライム市場が止まった場合、グロース市場が戻るという転換が起こる可能性があり、4月以降の動向に注目が必要な状況です。
Outlines
📉 プライムとグロース市場のパフォーマンス比較
この段落では、プライム市場とグロース市場のパフォーマンスを比較しています。プライム市場は日本の代表的な企業を多く含む一方で、グロース市場は小型の成長企業を中心とした指数であることが説明されています。最近のパフォーマンスでは、グロース市場がプライム市場に比べて相対的に劣っている状況が指摘されています。2020年と2022年の後半にかけてグロースが勝った時期があったものの、最近ではプライム市場が上がる一方でグロース市場は下落傾向にあることが分析されています。また、海外投資家の視点や小型株への資金の滞在、プライム銘柄の値動きの増加についても触れられています。
📈 市場の動向と日経平均の見通し
2つ目の段落では、市場の動向と日経平均の見通しについて議論されています。クロス250のチャート分析から始まり、去年後半の632ポイントからの上昇トレンドと、最近の75日移動平均をサポートラインとして再び上向きに動く可能性について説明されています。864ポイントという去年の高値を超えることが、不安定な状況から安定した成長へと移行するかどうかの鍵となります。また、日経平均については、1989年のバブルの高値と2007年の高値を比べ、207ヶ月のサイクルから4月が注目される時期であることが示されています。4月が海外投資家による日本株の需要が高まる時期であることから、市場の動向に注目が集まることが予想されます。
Mindmap
Keywords
💡プライム市場
💡グロース市場
💡パフォーマンス
💡流動性
💡ボラティリティ
💡騰落レシ
💡指数
💡マザー指数
💡75日戦
💡864ポイント
Highlights
プライム市場指数とグロース市場指数の直近2年間の市販期ごとのパフォーマンス比較
グロース市場が直近の5四半期連続でプライム市場に負けているという現状
海外投資家が小型株に投資しにくい環境が、グロース市場の低迷に影響している
プライム市場が上昇する中、グロース市場の上昇率が限定的である
騰落レシオが物色の広がりを示す指標として重要であり、100を超えることで注目される
騰落レシオが110〜120を超えることで、個人投資家も参入しやすくなる
グロース市場の銘柄が広がる必要があるが、環境が整うには時間がかかる可能性
プライム市場が下がれば、グロース市場が戻ってくる可能性がある
2011年以降の平均では、3月の安値を起点に6月まで上昇する傾向がある
今年も3月の安値から4月以降にかけてグロース市場が回復する可能性がある
グロース250指数の日足チャート分析で、75日線を超えて上昇しているが、864ポイントを超えるかが重要
864ポイントを超えると、グロース市場に大台代わりの可能性がある
日経平均は4月に短期的なモメンタム変化が予想されるが、注意が必要
4月は海外投資家が日本株を大きく買い増す傾向があるが、短期的な変動に注意
プライム市場の上昇が、グロース市場の回復を後押しする可能性がある
Transcripts
今日ちょっと準備させていただいたのが
このまず最初にこのグロースの負けが続
くって書いてるんですけどもこのプライム
市場指数とグロース市場指数のえ直近2
年間の市販期ごとのパフォーマンスを
ちょっとえ見比べていただきますとま
プライム市場っていうのはその日本の代表
的な企業が多く含まれているということに
一方でえこのグロース市場室っていうのは
小型の進行企業中心のえ指数ですよねはい
ですのでこれ見ていただくとお分かりの通
これあの足元のこの1月のえ成績なんです
けどもえまグロースが相対的にやっぱ割り
負けてるという状況で負け負け負け負けと
いうことでで直近の5四半期ずっとあの
グロース負け続けてるとその2020年え
2022年の後半だけこの日半期連続して
グロースが勝ったって局面も実はあったん
ですけどもあのご試案期続けてえ負けてる
とグロスが負けてるという状況ですねあの
どうしてもやっぱり流用性がやっぱりあの
流動性の観点からですね海外投資家のあの
海外やっぱ入りづらいってこともある
でしょうしあの昨今あのプライム銘柄でも
結構値動きが結構大きくうん
ボラティリティも大きくなってますので
あのそれに個人が便乗してえ本来そのえ
個人が大好きな小型株への資金がやっぱ
滞ってる停滞してるということがあの
言えるんではないかなという風に思うん
ですけどもあのただ直近は今年はあの今年
に入ってからちょっと上がってるまただ
この直近のこのプライムが上昇する中でえ
逆に下落した反動に過ぎないような上昇率
にとまってるっていうのがあの現状正直な
ところじゃないかなと思うんですけども
今後やっぱりそれそうにグロースが
やっぱり追いついていくっていうためには
あの物色の広がりっていうのはやっぱ必要
になってくるとうんいう風に思うんですよ
ねで物色の広がりを見るま1つの指標に
騰落レシってのがはいあると思うんです
けどもえ次これ騰落レシって見ていただく
とプライム市場の騰落レシっていうのは
あの実はここなんですけどもえちょっと
天井から折り曲がってますけど実は先週
まずの時点でえ130をこ超える場面が
あったんですよねま通常あのもうちょっと
やっぱり上昇するっていうあの場面も過去
あったんですけどえ変われすぎの水準に
一旦来てるという状況なんですけどもま逆
に言うと画境ですよねあの値上がり目すの
が多いて
はい
90%9%ちょっと割ってると思うんです
けどつまりこの値下がりメラスの方が全然
まだこの1ヶ月の平均で見ると多いです
よっていうそんな見方ができるとこなん
ですけどもやっぱりねこういうあのトラ
レシが100を超えて110120という
風なそんな状況にならないとあの目立た
ないしえやっぱり個人も便乗してこないと
いう状況になってくると思うんでやっぱり
銘柄がどんどんどんどんやっぱ広がって
いくかどうかってのはポイントになると
思いんですねもちろんそのプライムと
グロスのあの銘柄数の違いっていうのは
あるんでしょうけどもうやっぱもっと
もっとやっぱ環境になってくる必要がある
とえいう風に思いますねまいずれそうなる
んだろうなという風には思うんですけども
あのちょっとまだ少し時間かかるという風
な見方ができるのかもしれないですねただ
あの今までこのグロプライムが上がると
グロも上がってプライム上がるとグロース
も上がってて意外と連動してましたけども
まあのちょっとね今後やっぱあの発想の
転換っていうのは必要になってくる可能性
があるし例えばプライムがちょっと止まれ
ばグロースがちょっと戻ってくるってい
そういった可能性もありますのでその辺も
ちょっと4月以降ちょっと見ていきたいな
という風にはちょっと思いますけどね4月
に戻り試す展開にはなりそうですか
ちょっと早いですかいやあの次のグラフが
それなんですけどねはいはあの1年間の
年間通じたそのグロース250って9
マザーですねほぼそのさっき言いました
グロース市場指数と同じ動き全く同じ動き
するえ指数で旧マザー指数のグロース
250ってのがありますけどもこれあの前
年度末を100にして前年え前年の12月
末を100にして指数化したグラフを見る
とえ大体この2011年以降の平均であの
随分前からの平均ですけどねえ3月の安値
を起点にやっぱりちょっと戻っていくと
いう傾向がありますもちろん各都によって
違うんですけども平均ですよ平均すると
上がるでえ2019年以降のこのま短い
期間で見てもあのどうしても2020年の
コロナショックの影響っていうのがあの色
濃くちょっと出ちゃうんですけれどもえ
それでも6月ぐらいまで上がるという風な
そういうあのえ推移を辿っていくという
状況なんでえ今年も3月の休みの規定に
少しだけちょっと戻り調にあのあるです
けどもこうやっぱり4月以降ねえ短期的に
ちょっと同じような水位を辿っていけるか
どうかっていうところがあのやっぱ注目
ポイントの1つになってくるのかなという
風にも思えるところですよねはいそこで
ちょっと最後ちょっとチャートをちょっと
見ていきたいんですけれどもはいクロス
250の日足ですかはいチートですねで
足元ですねえ実は去年の後半あたりの
632ポイントからゆっくりくり下値が
切り上がって上昇してて一旦このブルーの
75線に頭を抑えられてちょっと押し返さ
れたんですけどもまた75日戦をちょっと
超えてえ足元75日戦をサポートに
ちょっと戻ろうとしてるっていうそういう
絵が見えると思うんですけどもあのただし
ですねやっぱりこの864ポイントという
去年のこの強い戻り高値をちょっと超える
まではなかなかちょっとえ不安定な状況
ってのはやっぱ続くか可能性があってえ
完全にその小型株グロースも損ったなって
いう状況になるためにはこの864という
ポイここをやっぱり超えていけるかどう
かっていうことなんですよねで直近の
632という安値は2022年につけた
615の安値をちょっと切り上げた形で
ちょっと戻ってきてますのでこの864
っていうところを超えるとえま2桁から4
桁まつまり大台代わりの可能性もちょっと
出てくるのでえちょっとすぐには厳しいか
もわかんないですけどももこの4月以降
ですねこの864っていうのを超えて
いけるのかどうか75日戦がちょっと
上向きになってきてますので75日戦沿っ
てあのゆっくりゆっっくり上がっていける
のかなっていうところがあのポイントには
なってくるんではないかなという風には
思いますけどね黒市場の見通しお話し
いただきましたが日経平均については4月
相場どう考えますかはいえ日経平均は
ちょっと対象的にですねえちょっとかなり
加熱感がちょっとあの出てきたかなという
風にもちょっと見えるところで一応試乗さ
たかは更新したんですけれどもえちょっと
日面でちょっと注目したいところがこれ
以前2月にもちょっとお話したんです
けれどもえこの1989年のバブルGの
高値からえちょうどこう下がって戻ってこ
で大きな波動を描いてきたわけですけども
ちょうどあの個人的にはこの2007年の
この中心この期間の中心になるこの
2007年のこの高値ですねはい
ここが中心になって動いてるっていう風に
仮定することもできると思うんですよね
日柄的にはこの89年の高値からこの
2007年の高値までえどれぐらいかかっ
たかというと207ヶ月間え月次ベースで
207ヶ月間かかってますでその2007
年のここの規定にして207ヶ月目って
いうのが4月になりますのである意味この
一旦ねこの統制がちょっと収束するという
風なそういうあの月になる可能性もあるん
で
4月はあ海外家があ
日本株をえ大きくすると多いというねあの
年間の中でもあの数字で見ても4月1番
越すあの額ってのは大きくなってくるん
ですけどあのそういった受給要員ってのは
かなりね期待できるところもあるんです
けれどもちょっとまゴールデンウィーク前
えその辺りに向けてちょっと上昇継続する
可能性もあるんだけれどもちょっと短期的
なそのモメンタム変化にはやっぱり注意が
必要かなという思いますねそれと同時に
そのあのさっきの小型株じゃないですけど
もうまくそういったあのに高値警戒感が
出る中でグロス250変われできるかどう
かていうことなんですよねそれだけあの
買い方のそのあのあの活力っていうか元気
ってのはこのプライム市場の上昇によって
やっぱりあの蓄積されてますのでそれだけ
あのちょっとあのま見方を変えるう普通に
やっぱ変えられるというふにそんなあの
資金の流れが4月以降期待できるかもしれ
ないまその辺はやっぱりあの注目ポイント
としてえ見ていてもいいんじゃないかなと
いう風には思いますからねはい日経平均
そしてグロース市場の4月以降の見通しお
話しいただきました
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