なぜ現代人は結婚できなくなったのか?【未婚問題と少子化問題】
Summary
TLDR本视频探讨了现代社会中人们为何越来越难以结婚或选择不结婚的现象。提到日本未婚率持续上升,特别是50岁以后结婚的人数较少,导致所谓的“生涯未婚率”不断攀升。视频中引用了厚生劳动省的数据,说明了过去几十年间未婚率的变化情况。作者认为,尽管现代社会强调个人选择的自由,但少子化问题对社会的持续存在至关重要,不能忽视。通过分析,视频提出结婚作为一种社会制度,可能与人类的本能存在冲突,而这种制度的历史和影响深远。视频还讨论了人类本能与现代社会环境之间的不匹配问题,并引用了《Sapiens: A Brief History of Humankind》一书中的观点,解释了智人(Homo sapiens)如何通过相信虚构的概念来获得巨大的社会成功。最后,视频提出了对现代社会和制度的反思,以及它们对个人幸福和社会发展的影响。
Takeaways
- 📈 日本的未婚率持续上升,2020年数据显示男性的生涯未婚率约为28%,女性约为18%。
- 👴 与20年前或30年前相比,当前年轻一代在50岁时的未婚率可能会更高。
- 📊 从历史数据来看,80年代到90年代初,50岁未婚率低于5%,意味着当时95%以上的人至少结过一次婚。
- 🧐 现代社会认为结婚是个人自由的选择,但结婚率下降与少子化紧密相关,对社会的持续存在构成威胁。
- 🤔 社会压力的减少可能是导致结婚率下降的一个原因,因为现代社会更加自由,人们更倾向于做出个人选择。
- 👥 作者认为通过详细把握问题,可以找到解决问题的线索,包括从遗传和进化的角度来考虑结婚率的变化。
- 📚 引用《Sapiens: A Brief History of Humankind》一书的观点,解释了人类成功的原因,即人类能够相信虚构的概念。
- 🚀 人类之所以强大,是因为我们能够通过社会制度快速变化,而不需要等待遗传上的缓慢进化。
- 🏕️ 结婚作为一种社会制度,可能与人类的本能存在冲突,但它帮助稳定了社会,使得采取这种制度的群体更有可能生存下来。
- 💡 现代社会中,随着个人自由和本能被重视,结婚制度可能逐渐被质疑,这反映在结婚率的下降上。
- ❗️ 尽管结婚率下降,但社会制度的衰退和对本能的重视可能导致社会面临如少子化等严重问题。
Q & A
为什么现代社会中人们结婚的意愿似乎在下降?
-现代社会中结婚意愿的下降可能与个人主义的兴起、对个人自由的追求以及社会制度与个人本能之间的不匹配有关。随着社会的发展,人们更加重视个人选择和自我实现,这可能导致一些人选择不结婚或推迟结婚。
日本的未婚率上升对社会有哪些潜在的影响?
-未婚率的上升直接关联到少子化问题,这可能对社会的持续发展和人口结构产生影响。长期来看,可能会导致劳动力市场的紧缩、老龄化问题的加剧以及社会保障体系的压力增大。
根据2020年的数据,日本男性和女性的生涯未婚率分别是多少?
-2020年的数据显示,日本男性的生涯未婚率大约是28%,而女性大约是18%。
为什么说结婚作为一种社会制度可能与人类的本能不完全一致?
-结婚作为一种社会制度,是为了社会稳定和人口的有序繁衍而形成的,它可能抑制或调整了人类的某些本能行为,如选择最佳遗传伴侣的自由。因此,结婚制度可能与人类的本能存在一定的冲突。
现代社会为何会有人认为结婚不是通往幸福的必经之路?
-随着社会的发展和个人主义的兴起,人们开始认为个人幸福和满足不仅仅依赖于婚姻。现代社会提供了更多追求个人发展和幸福的途径,因此结婚不再是唯一的选择。
如何理解《人类简史》中提到的人类成功的原因是因为能够相信虚构的故事?
-《人类简史》中提出,人类之所以能够建立起复杂的社会结构并取得巨大成功,是因为人类能够相信并共同维护一些虚构的概念和故事,如宗教、国家、法律和货币等。这些虚构的故事使得人类能够以前所未有的规模进行合作。
为什么说社会制度的采用可能与个体的本能幸福相冲突?
-社会制度的采用往往是为了整个群体的利益和生存,有时这可能会要求个体牺牲或调整自己的本能需求。例如,结婚制度可能要求个体压抑对多个伴侣的本能欲望,以维护社会的稳定和秩序。
现代社会中,为什么结婚率下降可能会影响社会的持续存在?
-结婚率的下降直接关联到出生率的降低,这可能导致少子化和人口老龄化问题,进而影响社会的劳动力供给、经济发展和社会保障体系的可持续性。
根据视频内容,为什么说近代化和全球化的进程可能会削弱社会制度的影响力?
-近代化和全球化促进了信息的自由流通和文化的交流,使得人们能够更容易地认识到不同社会制度的存在和它们之间的差异。这种认识可能导致人们对本土社会制度的怀疑,从而削弱了这些制度的影响力。同时,这些进程也强调了个人自由和权利,促使社会更加重视个体的本能和需求。
视频中提到的“優秀な個人を優遇する”社会秩序是什么?
-这是指一个社会秩序,其中优秀或有能力的个体被赋予更多的机会和资源。这种秩序在现代社会中常常通过教育系统、工作市场和其他社会制度得以体现,它奖励那些展现出较高能力或成就的个体。
为什么视频中提出对现代社会的メリトクラシー(精英主义)和ビジネス(商业)模式持怀疑态度?
-视频中提出,过度强调精英主义和商业竞争可能会导致社会资源的不平等分配,加剧社会分层,并可能与人类的本能需求发生冲突。这种模式可能会促进个体之间的竞争,但忽视了社会整体的和谐与福祉。
Outlines
📈 日本未婚率的上升与社会变迁
本段落讨论了日本未婚率的上升趋势及其社会背景。提到了50岁以后结婚的人数较少,因而使用“生涯未婚率”来衡量未婚情况,该比率持续上升。根据2020年的数据,男性的生涯未婚率约为28%,女性约为18%。与20年前相比,未婚率有所上升,预计未来年轻人的未婚率会更高。此外,还提到了社会对未婚和少子化问题的看法,以及结婚作为一种社会制度对人类本能的影响。
🧬 人类的本能与社会制度的冲突
这一段落深入探讨了人类本能与现代社会制度之间的冲突。作者指出,尽管人类有传承后代的本能,但现代社会中结婚的人数却在减少。通过引入《Sapiens: A Brief History of Humankind》一书中的观点,说明了智人成功的原因并非仅仅是工具使用或学习的能力,而是能够相信虚构的概念。这种能力使得智人能够快速适应变化,但也导致了与本能的冲突,例如现代社会中的肥胖问题。
💍 结婚制度与本能幸福的冲突
本段落讨论了结婚制度与人类本能之间的冲突。结婚虽然是一种社会制度,但它并不一定重视个体的本能幸福。结婚制度的目的是为了强化群体而非个体,即使这意味着要压制某些本能。作者提出,结婚作为一种长期契约,有助于平衡男女在性资本上的差异,但这种制度在现代社会中受到了质疑,因为它与个体追求幸福的愿望相冲突。
🌐 近代化与全球化对社会制度的影响
这一部分探讨了近代化和全球化如何影响社会制度和个体本能的关系。随着社会的发展,人们开始更加重视个人自由、权利和本能的幸福,这导致了与结婚等传统社会制度的矛盾。作者认为,虽然社会制度在智人的历史中发挥了重要作用,但现代社会越来越倾向于重视个体的本能和幸福,这可能会削弱传统社会制度的影响力。
📉 少子化问题的挑战与反思
本段落讨论了少子化问题及其对社会的挑战。作者指出,随着社会越来越重视个体的本能幸福,结婚和生育的人数减少,导致了少子化问题。虽然有些人认为这是社会进步的标志,但作者认为,如果不加以解决,少子化可能会导致社会衰退甚至崩溃。同时,作者也提到了现代社会中个人能力的竞争和可视化如何影响结婚和生育率。
🔄 解决少子化问题的思考与方向
最后,作者提出了对解决少子化问题的思考。他批评了当前社会对优秀个体的优待,认为这实际上是一种对自然状态的对抗,而不是解决问题的方法。作者认为,应该重新考虑现代社会的价值观和制度,而不是简单地恢复传统观念。他提出了通过革命性的方法来改变现状,并提供了一个网站链接,供读者进一步了解他的观点和解决方案。
Mindmap
Keywords
💡未婚率
💡少子化
💡本能
💡社会制度
💡進化
💡フィクション(虚构)
💡個人の自由
💡グローバル化(全球化)
💡近代化
💡リベラルな価値観(自由主义价值观)
💡メリトクラシー(精英主义)
Highlights
日本的未婚率持续上升,50岁以后结婚的人数较少,导致未婚率的统计特别关注50岁这个时间节点。
2020年数据显示,男性的终身未婚率约为28%,女性约为18%,预计未来这个比例会更高。
80年代到90年代,50岁至60岁的人群有超过95%的人至少结过一次婚。
现代社会认为结婚是个人自由的选择,而不再是一种社会或生物学上的必然。
少子化是社会持续的重要问题,与未婚现象有密切联系。
现代社会中,由于自由度的提高,人们更倾向于不选择结婚。
结婚作为一种社会制度,其设计并非以个人本能的幸福为重,而是为了促进生育。
人类的基因与现代社会环境之间存在不匹配,例如现代人的肥胖问题。
《Sapiens: A Brief History of Humankind》一书中提出,智人之所以成功,是因为能够相信虚构的概念。
社会制度如宗教、法律和文化等,对智人群体的成功至关重要,但不一定与个体的本能幸福相一致。
结婚制度在历史上被广泛采用,因为它帮助群体生存,即使它可能与个体的本能相悖。
结婚作为一种社会契约,它平衡了男性和女性的性资本差异,促成了长期关系。
现代社会中,随着个人本能和自由被重视,结婚制度受到了质疑。
近代化和全球化进程中,社会制度的影响力减弱,本能和个人自由被更多地肯定。
少子化现象的出现,反映了社会制度和个人本能之间矛盾的加剧。
虽然少子化带来了一些问题,但它也意味着人口增长放缓,这在某种程度上是积极的。
现代社会中,个人能力和竞争的可视化导致了结婚率的下降,特别是女性参与市场竞争后。
尽管社会制度如结婚在现代受到质疑,但它们曾对人类社会的稳定和延续起到关键作用。
作者认为,尽管当前社会对结婚等社会制度存在误解,但解决少子化问题需要重新评估而非简单回归传统。
Transcripts
[音楽]
今回はなぜ昔は結婚できていたのに今の人
は結婚できなくなったあるいは結婚しなく
なったのかなテーマです
日本の未婚率は上昇し続けています
50歳以降に結婚する人は少ないから50
歳の時点でこれまでに一度も結婚したこと
のない人の比率を生涯未婚率としているん
だけどその数字が上がり続けているんです
ね
未婚率は5年ごとに調査されていて最新の
2020年のデータでは
男性の生涯未婚率がおよそ28%で女性が
およそ18%になっています
現時点の障害未婚率は20年前30年前に
若者だった人たちのデータなので今の若者
が50歳になった時の障害未婚率は
おそらくもっと高くなるだろうと思われ
ます
これは
厚生労働省のサイトにある
未婚率の推移のデータです
過去の障害未婚率50代の未婚率を見ると
80年から90年は
未婚率が5%を切っています
これはつまり50年代から60年代に20
歳だった人たちは95%以上が生涯に
少なくとも一度は結婚できていたという
ことです
社会全体の95%もの人たちがみんな結婚
できていたなんて今となっては想像し
がたいような状況だと思います
昔は実際に結婚するのが当たり前と言える
ような社会だったんですね
今の社会の前提になっている考え方は
結婚するかどうかは個人の自由というもの
だけど
結婚するかどうかはともかく
少子化は社会の存続にとって最も重要な
問題なので長期的にはその問題を避ける
ことができません
そして
未婚と少子化はかなり近い問題ではあるの
でなぜ昔は結婚できていたのに今の人は
結婚できなくなったのかというのも
重要な問題だと考えます
未婚という問題
少子化という問題に関して
昔は周囲の圧力によって気が進まないまま
結婚して子供を産んでいたけど今は自由な
社会になったから
結婚を選択しない人が増えていると漠然と
感じている人が多いと思います
そしてそれゆえに
未婚とかソース化とかもはや解決不可能
じゃねと多くの人が思っているんじゃない
かと思います
ただ自分は問題を詳細に把握することで
解決の糸口が見えてくるんじゃないかと
考えています
そのため今回はなぜかつては未婚率が
低かったのに現代人は結婚できなくなった
のかの理由をなるべく多くの人が納得
できるように言語化したいと思います
そして生殖とか淘汰に関連する話なので
遺伝的なこと進化的な観点を踏まえて説明
をするつもりです
結婚に関して例えば人間には子孫を残す
本能があるはずなのに
結婚できなくなっているそんな社会は
おかしいと思っているとしたらそれは
間違っています
なぜなら
結婚という社会制度は
我々に遺伝的に備わっている本能を歪めて
生殖を強くブーストするような仕組みの
ものだからです
ここからはそもそも結婚という制度は人間
の本能的幸福を重視するものではないこと
を説明していきたいと思います
よく人間が進化的に獲得してきた本能と今
の社会の環境とに齟齬があるみたいな話が
言われるじゃないですか例えば
肥満の問題とかがそうですよね
人間の遺伝子が形成されてきた長い歴史に
おいて
洞爺死亡の多い食べ物はすぐに食べようと
するのが適応的だったけど法則の時代に
なった今は
むしろ肥満が社会問題になりやすいみたい
な話は多くの人が一度は聞いたことがある
と思います
そういう本能と社会とにミスマッチがある
という話なんだけどここからは
我々が進化的に獲得してきた本の音これ
までの社会を支えてきた結婚のような社会
制度とに大きな齟齬があるという話をし
たいと思います
これについて説明するために
サピエンス全史という本の内容を参考にし
たいと思います
サピエンス全史の序盤ではなぜ我々ホモ
サピエンスという種が現代のような社会を
築き上げるくらい主として大きく成功した
のかその理由について説明しています
土佐のゆばるのはハラリは大きなの道具の
使用優れた学習能力といった一般的に
サピエンスの強みとされるものは
サピエンスが主として成功した要因では
ないとしていますなぜそう言えるかという
と大きなの道具の使用優れた学習能力
みたいな特徴は
ネアンデルタール人などのサピエンス
以外の人類にもあったものなんですね
にもかかわらず他の人類は生き残ってなく
てサピエンスだけが生き残ったわけです
それはなぜかという話がサピエンス電子で
されています
サピエンス電子で
著者のハラリはサピエンスが主として圧倒
的に成功した理由は
嘘を信じるようになったことだったと述べ
ています
嘘を信じるようになる以前のサピエンスは
他の自然生物と比べてもそこまで強い種で
はなくサバンナでひっそりと暮らしていた
らしいです
でも
突然サピエンスの脳にちょっとした変化が
起こってサピエンスは
嘘フィクションを信じるようになります
そしてその変化によってサピエンスは他
よりも圧倒的に強い種に変化しました
サピエンスの強さの理由はフィクションを
信じることによって
遺伝子の外側にあるものの影響力を受け
やすくなったことにあります
フィクションを信じてしまうというのは
固体レベルでは
必ずしもポジティブな変化ではないです
理屈に合わないものを信じてしまうという
のは現代の合理的な見方からすると
むしろ頭が悪いとされやすいような血管
です
ただ集団としてはフィクションの影響を
受けやすいことはものすごい強さに
つながります変化がめちゃくちゃ速くなる
からです
自然な生物は
遺伝子によって行動パターンを変化させ
ますただ
遺伝子を介した変化は遅いです
何世代も個体をまたぎながら少しずつ変化
するのが遺伝子です
一方でフィクションによる変化って
遺伝子を返さないからめちゃくちゃ早いん
ですよ
フィクションに強く影響を受ける
サピエンスは
信じる者が変わりさえすればそれによって
行動パターンも変わりますこの
特徴が主という集団の単位では
突出した強みになりました
変化が早いってことはトライアル
&エラーの回数が多いってことです
サピエンスと他の種が戦った場合たとえ
最初の方にほとんどのサピエンスが負けて
も一度サピエンス側が勝てる行動パターン
みたいなものを発見するとサピエンスの
場合それがすぐに伝播します
遺伝子を介して変化する必要がないので
集団を強くするようなフィクションが他の
サピエンスにもすぐに伝わっていきます
そうなるとやがて勝てる行動パターンを
備えたファピエンスばっかりになりますよ
ね
それに対して他のフィクションを信じない
ような手話スピードに対応できないんです
よ
[音楽]
遺伝子でしか変化できないのでものすごい
速度で勝ちパターンを発見して共有して
いくサピエンスにボコられ続けてしまう
わけです
これが主としてのサピエンスの強さの理由
です
サピエンスの強さの要因は
遺伝子の外部にあるものの影響を受け
やすくそれゆえに遺伝子を介さない
スピードで変化できることにあるんですね
ここまでの説明は要点をかいつまんで結構
適当に話しているので実際の内容を知り
たい方はサピエンス全史を読んでください
サピエンスが他の市よりも圧倒的に強い種
になった後はサピエンス同士の争いが
起こりました
そしてサピエンス同士の争いでは基本的に
有利なフィクション
遺伝子の外部を備えている集団が生き残っ
てきました
遺伝子の外部には思想
文化
伝統関数
宗教法律
科学技術などいろいろあるのですがここで
はそういう遺伝子の外部にあるものを
ひとまとめにして社会制度と呼ぶことにし
たいと思います
自然な生物の場合生存に有利な遺伝子を
持っている種が生き残りますでも
サピエンスの場合は事情が異なるんですよ
サピエンスの種としての強さは
遺伝子の外部にあるからです
サビエンスは有利な遺伝子を持った個体が
生き残るというよりは有利な社会制度を
持った集団が生き残りやすいん
ですそして社会制度はそれが集団の存続に
とって有利に働くなら
サピエンスの本能的幸福を重視する必要は
必ずしもありません
その社会制度を重視する集団が生き残り
やすくなるならたとえそれが本能に反した
ものであっても重視され続けます
サピエンスという種の事情は
遺伝子の外部である社会制度によって
ごく短期間のうちに飛躍的に発展したこと
にあります
[音楽]
サピエンスの遺伝子はまだほとんどが自然
な生物に近いような状態なのに
サピエンスを取り巻く状況は
遺伝子の外側にある社会制度によって
大きく変化していきました
社会制度によって社会が発展していった
速度にサピエンス自身の遺伝子の変化が
追いついていないんです
[音楽]
基本的に
我々が何に幸福を感じるかは
遺伝子本能に規定されていることが多い
です
一方で社会制度はたとえそれがサピエンス
個人の本能的な幸福に反するものであって
もそれを採用した集団を強くするならば
受け継がれていきます
いわゆる保守的
伝統的な価値観とされるものがなぜ今まで
尊重されてきたのかというとそれが我々の
本能的な幸福を満たすものだからではなく
むしろ本能的な幸福に反してでも集団全体
を強くする性質を備えていたからです
でここまでなぜ現代人が結婚できなくなっ
たという趣旨の動画でサピエンスの
成り立ちの話をしてきたかというと本能的
幸福に反するけど集団を強くする故に尊重
されてきた制度が
結婚だからです
つまり
結婚すると幸せになれるから結婚が大事と
いうことではないんですよ
結婚という制度が今の社会に根付いていて
それが重視されている理由は単に
過去に結婚のような社会制度を採用した
集団の方がそれをしなかった集団よりも
生き残りやすかったからです
本能的には女性は決められた男性と結婚
するよりもより強い遺伝子の男性を選別し
て子孫を残そうとしたかもしれないし
男性は集団に協力的になるよりも自分が
より優れた個体だと主張するために力を
誇示しようとしたかもしれないです
でもそのような自然な本能を重視するよう
な集団はおそらく
結婚のような制度を備えた集団に滅ぼさ
れるなどして生き残ることができなかった
と考えられます
結婚という制度は
古今東西の一定の規模に達したほとんどの
社会集団に見られるものでそれらは細かい
ところで多少の違いはあるけど基本的には
近代的な感覚からすれば男尊女卑とみなさ
れるようなものになります
なおここでは
結婚という制度に付随している保守的な
価値観なども含めて
結婚という社会制度であると考えます
あと
婚姻という言葉もあるけどそれもまとめて
結婚と呼ぶことにしています
[音楽]
世の中には様々な社会制度があるけどその
中でも結婚は非常に深くサピエンスの歴史
に根付いたものと言えます
結婚は例えば資本主義とか法のもとの平等
みたいなものよりははるかに歴史が深く
土台がしっかりしたもので数ある社会制度
の中でもトップティアに位置するものだと
思います
結婚という制度が強い理由として本能的な
幸福に反する社会制度ではあるんだけど
本能的な幸福を全く無視しているわけでは
ないし男女がwin-winになるような
アルスの正当な取引を実現させる側面も
あるんです
結婚には男女の長期契約を可能にすると
いう性質があります
結婚という社会制度は女性の本能を短期的
に否定して
男性の本能を長期的に否定するという形に
なっています
若い時期の女性は本能的にはもっと相手を
より好みしたいと考えます一方
男性は年齢を経て性的魅力を失った女性と
は離れたいと本能的には感じます
そういった本能を否定して男女の長期的な
契約を成立させるのが
結婚という制度なんです
長期で見れば
結婚によって男女の性的資本の差が鳴らさ
れるという形になっています
このような制度について男女ともに確かに
本能に反するものではあるけどそれほど
道理に反したものであるとは思いにくいと
思います
短期的には性的資本に差がある男女の長期
契約というある種の正当な取引を実現さ
せるのが
結婚という制度だったんです
ただ
旧来的な信頼関係が破綻した場合女性側
からすれば若くて価値の高い時期の自分を
捧げるに値する男性はほとんどいないし
男性側からすれば若い時期が終わっても
面倒見続けるに値する女性はほとんどい
ないて形で大多数の男女が結婚できる社会
ではなくなっていくんですね
でサピエンスの自然な本能を重視するので
あれば
結婚のような社会制度は
むしろなくなっていくのが正しいわけです
よ
現代になって
結婚という社会制度が否定されるように
なってきているわけだけどそれは現代は
サピエンス個人に自然に備わっている遺伝
子に規定される本能的幸福が重視される
社会になってきたことを意味します
なぜ現代になるほど社会制度が否定されて
本能が肯定される社会になっていくのかと
いうとこれについてはまた別の動画で
詳しく説明したいんだけどここで概要を
簡単に言うと
近代化とグローバル化が進むほど本能が
肯定されて社会制度が否定されます
近代化が進むと人間は個人として思考する
ようになって自分の内面とか自分の考え方
みたいなものを重視出すんですね
そうすると自分の本能の方に準拠するよう
になりやすく社会制度の方に矛盾を感じ
やすくなります
日本の近代小説とかも内面と社会との矛盾
や葛藤をテーマにしたものが多いですよね
近代的に思考するようになると社会制度の
おかしさに気づきやすくなるん
ですよく
理性と本能が対立するといったイメージが
あるけど実は近代的な理性は本能を再評価
する性質があります
敵の敵は味方みたいな感じで本能と理性は
社会制度と対立することによって実は協力
し合う関係にあるんですね
あとで説明するけどリベラルな価値観は
社会制度を否定して個人に備わっている
本能を重視する傾向があります
次にグローバル化や情報化も社会制度を
相対化する性質があります
グローバル化が進むほど世界中のあらゆる
人間に共通するものみたいな普遍性が意識
されるようになるけどそれによって特定の
社会制度が相対化されるようになっていき
ます
特定の社会制度とサピエンスの本の音では
本能の方が普遍性が高いからです
まあ先に言ったように
結婚というのは社会制度のトップティアな
ので
ローカルな伝統とか文化とかに比べれば
結婚が疑われるようになる順番はだいぶ後
の方なんだけどそれでも
結局は結婚も本能に反する社会制度では
あるのでグローバル化が進むほど否定さ
れるようになっていきます
近代化グローバル化の動きによって社会
制度も影響力が弱まって本能が重視される
ようになっていくので現代において
結婚という制度を疑う人が増えているん
ですね
結婚が本能に反するものである以上は特に
結婚したいと思わないとか
結婚という制度に矛盾を感じると個人が
思うのは当然なんですよ
個人の自由や権利や本能的な幸福を受理
する視点からすれば
結婚するのが前提だった社会がおかしかっ
たんです
一方でサピエンスの強さの源泉が本能では
なく社会制度にある以上はそれを否定する
と社会は衰退していきます
社会制度を否定するというのは自然に
戻ろうとしているようなものなので
そりゃ社会は成り立たなくなっていきます
よね
実際に個人の本能的な幸福を重視するよう
になった社会は
少子化が進んで
存続が危ぶまれるようになっています
あといろいろ厄介な問題があって例えば
すでに我々は実存のレベルで社会制度を
大きく頼っています
これまでの人類は本能的に気の進まない
相手と接触させる結婚という制度によって
出生をブーストしてきてそれは正しくない
歴史ではあるんだけど
現存する我々という個体はそのような
正しくないものの結果として今この世界に
存在しているわけです
もし個人の本能が歪められない状態まで
世界を正すなら今の我々という存在がこの
世界にふさわしくないことになってしまい
ます
あとリベラルな価値観は多様性を掲げる
ことが多いですよね
これも本能に準拠したものと言えます
結婚に付随する伝統的な価値観は男
らしさや女らしさを提示して個人をその枠
に当てはめようとしてきたわけだけどそう
いう社会制度は強制しようとしてきた同質
性に比べて個人の遺伝的な本能には多様性
があります
だからリベラルの掲げる多様性の重視と
いうのは個人の本能的幸福の重視という
意味合いを持ちます
ただ今の我々のような多様な個体が現存
するのは
過去の社会が本能に反する形で出生を促し
てきたからでもあるわけで今いる人たちの
本能的な多様性を尊重することは長期的な
州全体の多様性を否定することになります
そういうことを考えると非常に難しい問題
があるわけです
最も
少子化が進んでいくことには良い側面も
あって
少なくとも
爆発的な人口増加が続いていたよりは
ずっとマシだったと思います
また
結婚しなくてもいい社会になるような個人
の本能が歪められるような社会から個人の
本能的な幸福が重視される社会に向かう
変化はそれ自体決して悪いこととは言え
ません
とはいえ強い社会制度が生き残るという
原理が変わるわけではなくこのまま人類が
絶滅するまで人口が減り続けるかというと
どこかの時点で個人を強く否定するような
社会制度が復権するみたいになる可能性は
十分にあります
そのため
少子化が進んで社会が崩壊していくことを
それはそれでいいことと放置していいわけ
でもないように思います
急激な人口減少にはさすがに危機感を持つ
べきでしょう
じゃあどうすればいいかだけど当
チャンネルの他の動画でも言ってることな
んですが基本的に自分はメリトクラシーや
ビジネスのような相対的な順位をつく競争
を疑っています
詳しくはまた別の動画で説明するつもり
ですが
メリトクラシーやビジネスは優秀な個人に
利益が与えられるようにする仕組みだけど
これも本能と社会制度とで本能の側を重視
するものになります
人間は自然な動物としての本能では優秀な
個体が尊重される生き残るような状態を
妥当に感じますでそうやって
競争の勝者が生き残るという本能的な正し
さを重視するからこそ社会制度が否定され
て社会が衰退に向かっていくわけです
個人の能力を可視化する
競争のシステムが社会に浸透していくこと
も実は本能が重視される自然な状態に戻っ
ていく性質を持っていて実際に
メリトクラスやビジネスが影響力を持つ
ほど
結婚できる人は減っていきます
例えば
座席教育が進んだり女性が市場競争に参加
するほど出生率が低下していくことは世界
的な傾向です女性が競争に参加するように
なると
結婚できる人が減っていくんですがそれは
差が可視化されることで女性が競争の会の
男性に魅力を感じなくなるからです
何らかの順位が可視化されて
男性と女性にそれぞれ同じくらい
競争の上位と解がいるとします
こうなった場合女性には上層コーンを従う
傾向があるので自分と同等か自分よりも
能力が上の男性しか恋愛対象になりにくい
です
だとすると
必然的に結婚できない人が発生しますよね
このようにして
能力の差が可視化されると女性の選考が
ネックになって全員が結婚できない社会に
なりますただこれは女性が悪いと言いたい
わけではなく
妊娠などに追うリスクなどの制約割の差を
考えれば女性が優秀な男性をより好みする
のはおかしなことではないです
クラスやビジネスによって個人の能力差が
可視化されるような状態はいびつなもので
はなくて
むしろ自然な本能に近いような正しい状態
なんです
逆に
伝統的な結婚観が男尊女卑
拡張性という形を取りやすかったのは男女
の評価を分離して
男性を上に置けばそれによって全員が結婚
できるようになるからです
社会制度的に
男性を女性よりも上と位置付けることで
実際に女性の本能としても多くの男性に
好意を持ちやすくなるし本能をうまく
ハックしているような感じですね
そういう仕組みが近代化グローバル化が
進むことで
影響力を持たなくなりそれによって結婚
できない社会になったんです
でそれならば
未婚問題やソース化問題を解決するために
拡張性のような結婚観を復権させるべきだ
みたいなことはもちろん主張するつもりは
ないです
個人の自由と権利を尊重する近代的価値観
はそれはそれで重視すべきものだし
グローバル化と情報化が進んだ現代におい
て
伝統を復権しようとするのは現実的では
ないと思います
ではじゃあどうやって出生率を改善する
方向を目指していくかなんだけど
突破口は今の社会に誤解があることだと
思っています
今の社会においては優秀な個人を優遇する
ことで社会全体が豊かになっていくという
前提で
メリトクラシーやビジネスによって発生
する秩序が重視されがちです
ただそうやって優秀な個人を優遇しようと
することは
むしろ本能が重視される自然な状態に社会
を対抗させていくことになるんですよね
そこに誤解があるんじゃないかと思って
ます
だとすれば今の社会のメリトクラシーや
ビジネスは別にそれをそんなに重んじる
必要はないことになります
メリトクラシーやビジネスのような競争を
疑って
革命を実行していくための方法については
この動画ではすでに結構な尺になって
しまっているのでまた機会を改めて語り
たいと思います
動画じゃなくてテキストで良ければ
ベーシックインカも実現する方法という
サイトを公開していてすでにそこに全部
書いています
全文無料で読めるので
良ければ読んでみてください
文章を読むのが面倒という方でも今後この
チャンネルで動画を出していくつもりなの
で
応援してくださる方は高評価やチャンネル
登録をお願いしますではまた
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