【日本株に何が起きているのか？】円安と米国株高、２つのエンジンを失った／円キャリーは終わったのか／カギはEPS／AIバブルは崩壊したのか？／オルカンは手仕舞いすべきか【ストラテジスト糸島孝俊】

PIVOT 公式チャンネル

8 Aug 202426:34

Summary

TLDR今回の対談では、株価の急激な変動を分析し、今後の市場展望について議論しました。ゲストである糸島高敏さんは、円安やAIブームが先行きを左右したと指摘し、円高への注意を促します。市場の動向は不透明であり、投資家は資金の安全性と市場分析に注意を払い、株価の変動を捉える必要があると強調しています。

Takeaways

📉 スクリプトでは、最近の株価の大幅な下落について分析され、その影響と今後の展望が議論されています。
😮 ゲストの糸島高敏さんは、今回の市場の動向に大きなショックを感じたと語っています。
💰 円安が今年の株価上昇の大きな要因であり、AIブームもアメリカの株価上昇に寄与したと分析されています。
🔍 今後の円高への注意喚起があり、円高が進んだ場合の市場への影響が懸念されています。
📈 糸島さんは、円高に強いポートフォリオの重要性を前倒しでアドバイスしており、市場の評価が変わる可能性があると指摘しています。
🚀 2021年からの日経平均株価チャート分析では、過去最大の下げ幅が記録されたと報告されています。
📊 8月5日の下げ幅は過去2番目に大きな下げとなり、市場に大きな影響を与えました。
🤔 スクリプトでは、市場の現状を分析し、今後の動向が不透明であることが示唆されています。
🌐 アメリカの株価と為替レートの変動が、日本市場に大きな影響を及ぼしていることが語られています。
💡 ゲストは、投資家の姿勢や戦略についても触れており、リスク管理の重要性を強調しています。
🔮 最後に、AIバブルの現状や、それが市場に与える影響について考察され、注意喚起がされています。

Q & A

ピボットの佐々さんは、今回の株価の暴落をどのように捉えていますか？
-今回の暴落は、市場が大きく上げた状況からの逆動であり、円安が大きな要因となっていました。また、AIブームがアメリカの株価上昇に寄与し、その後の弱さと円高への注意喚起が市場の動向を左右しました。
ゲストの糸島高敏さんは、今回の株価暴落がキャリアの中でも珍しいショックだったと思いますか？
-糸島さんは、今回のショックが非常に大きいと感じており、期待感が大きかっただけに下げが大きかったとコメントしています。
円安が株価上昇に寄与したとありますが、その具体的な影響はどのようになっていますか？
-円安は、日本企業の海外での収益が円ベースで評価される際に有利であり、そのため日本株価指数への寄与が大きくなっています。
AIブームがアメリカの成長株に与えた影響はどの程度でしたか？
-AIブームは、特にエデアのような企業を中心に成長株を押し上げ、6月にピークをつけたと報告されています。
円高への注意喚起は、なぜ市場に大きな影響を与えましたか？
-円高は、日本企業の輸出競争力を低下させるため、株価にマイナス影響を与える可能性があります。そのため、市場は円高への注意を必要としていたとされています。
2021年からの日経平均株価のトレンドはどのように変化していますか？
-2021年から2023年の1月4日までの間、日経平均株価は右上がりのトレンドを辿っており、しかし2023年7月31日には大幅な下落が見られました。
8月5日の日経平均株価の低下幅は過去最大だったとされていますが、その理由は何ですか？
-8月5日の低下幅は、過去最大だったと報告されていますが、具体的な理由は円安から円高へのシフトや、外部の経済情勢の変化などが考えられます。
AIバブルについてどう思われますか？現在の状況でどのような影響が予想されますか？
-AIバブルは、AI関連企業の株価が過度に高騰している状況を指しており、現在の市場動向では、そのバブルが崩壊する可能性があると指摘されています。
株価の動向を予測する際に、EPS（一株当たりの利益）はどの程度の重要性を持つと考えますか？
-EPSは、企業の業績を反映しており、株価の動向を予測する際に重要な指標となります。EPSの上昇は、株価上昇の兆しと見なされることが多いです。
アメリカと日本の金利差が空いていくと予想されていますが、これは株価にどのような影響を与えるでしょうか？
-アメリカと日本の金利差が空いていくと、円高が進む可能性があり、これは日本企業の輸出競争力に悪影響を与える可能性があります。そのため、株価にマイナス影響を及ぼす可能性があります。
投資家として、今後の株式市場にどのようなアプローチをおすすめされますか？
-投資家は、市場の動向を綿密に観察し、リスク管理を重視する必要があります。また、投資ポートフォリオの多様化や、市場の不透明な時期には慎重な姿勢を持ち続けることが重要です。