ブッダの生涯 2(佐々木閑「仏教哲学の世界観」第2シリーズ)
Summary
TLDRこのビデオでは、仏殿とその歴史的な発展について深く掘り下げています。仏殿は、お釈迦様の人生や教えだけでなく、過去世にまでさかのぼる複雑な物語を通して構成されています。時間、社会的変化とともに仏殿の物語は進化し続け、多様な形態で残っています。ビデオは、仏殿の全体構成とその時間に沿った発展を解説し、最終的には仏教の核心的な概念である輪廻や涅槃についても触れています。この話は、仏教の深遠な教えと歴史を理解するための入門として機能します。
Takeaways
- 😃 仏伝は単一の資料ではなく、お釈迦様の人生に関する断片的な情報をつなぎ合わせたもの
- 😊 時代と共に仏伝は変化していく
- 🧐 仏伝の全体構成・骨格を理解することが大切
- 😯 仏伝は過去へ遡り、過去世の話まで含む
- 🤔 仏教では時間の始まりがないと考える
- 🧐 仏伝の出発点は、過去仏との出会い
- 😮 そこから数百億年に及ぶ修行が始まる
- 🙂 ルンビニでの悟りまでが最後の人生
- 🥳 涅槃へ入ることで輪廻から解放される
- 😃 仏伝は層状に積み重なって完成した
Q & A
仏殿の源流はどこから来ているのでしょうか?
-仏殿は釈迦の一生を描いた物語だと思われがちですが、実際には釈迦が過去仏と出会った数百億年前から始まっています。
なぜ仏殿は釈迦の一生以上の話になっているのでしょうか?
-釈迦が立派な人である以上、過去世もまた立派な人であったはずと考えられるようになり、話が過去へ遡っていったためです。
仏殿が過去に遡るかぎりはないということでしょうか?
-はい、仏教では時間の始まりがないと考えているため、釈迦の過去を辿れば辿るほど過去は無限に続いていきます。
では仏殿はどこから始まっているとされているのでしょうか?
-過去仏との出会いから始まっているとされています。釈迦が過去仏に出会ったことで志を立て、修行を始めたという話です。
釈迦は最後に何が起きたとされているのでしょうか?
-釈迦は最後に涅槃に入り、輪廻から解脱してこの世で二度と生まれ変わらなくなったとされています。
仏殿が完成するまでにはどのような過程があったのでしょうか?
-最初は釈迦の誕生と成道の話だけでしたが、次第に過去世の話などが加わり、全体的な構成が完成していきました。
仏殿の変遷にはどのような社会的要因が関係していたのでしょうか?
-具体的な社会的要因についての言及はスクリプトにはありませんでした。
現在残されている仏殿にはどのような種類があるのでしょうか?
-スクリプトでは現在の仏殿の種類について詳しく述べられていないので、詳細は不明です。
仏殿を語る際にどのようなことに注意が必要なのでしょうか?
-仏殿が時代と共に発展してきた歴史的積み重ねであるという前提を踏まえることが大切だとされています。
仏殿の内容を一度に全て説明することは難しいのでしょうか?
-はい、スクリプトによると、全体像と個々のエピソードを同時に説明することが難しく、順を追って丁寧に説明していく必要があるとされています。
Outlines
😊仏殿の概要説明
仏殿は単一の資料に基づいて作られた話ではなく、断片的な情報をつないで物語に構成し直したもの。時代とともに変化していく。今回から最終的な仏殿の形態から説明し、その後時間を遡って出来上がっていくプロセスを追っていく。
😆過去世へ遡る理由
インドでは輪廻が当然視されていた。お釈迦様も過去世があるとされ、立派な人であった以上、過去世も立派だったに違いないと考えられるようになり、仏殿が過去へ遡っていく。
🤔仏殿の始まり
仏教には絶対者がいないため時間の始まりがない。生き物の過去世は無限の過去へつながる。過去仏との出会いを仏殿の出発点とし、そこから数百億年に及ぶ修行を経て今のお釈迦様がいる。
Mindmap
Keywords
💡仏殿
💡銀嶺
💡輪廻
💡過去仏
💡修行
💡仏
💡悟り
💡涅槃
💡仏殿の構成
💡仏殿の変遷
Highlights
仏殿は単一の資料に基づくのではなく、断片的な情報をつないで物語に構成し直したもの
仏殿は時代とともに変化していく
仏殿の全体構成の骨格を伝える必要がある
最終形態の仏殿から説明し、その後時間を遡って形成過程を説明する
普通の仏殿は釈迦の生涯だが、最終形態は過去世まで遡る
釈迦の輪廻観に基づき、立派な釈迦の過去世も立派だったと考えられる
仏殿は無限の過去から始まる
過去仏との出会いが仏殿の出発点となる
その後数百億年に及ぶ修行を経て今の釈迦に
釈迦の涅槃後は輪廻から解脱し消滅した
Transcripts
皆さんごきげんよう
今回から仏殿の実際の説明に入ろうと思っております
それでえっと
前回も申し上げましたとおり仏殿というのは単一の資料に基づいて最初から確定した話
ではなくって
もともとお釈迦さまの人生に関するまあ
単発的な断片的な情報があったものを持ちの人たちが
a
まあ1本の糸でつないでへ
刑事的な
時間軸上に沿った
物語に構成し直したものなんですね
ですからそれは当然のことながら時代とともに時間とともにあるいは社会的な変化に
応じてその話はいろいろに変化していくわけで
したがって現在も現在の時点ではたようないろんな
種類の仏殿が残っているんだと声お話をいたしましたですね
ですから今から私今回からその仏殿のお話をいたしますで一つ一つのまあエピソード
などにも
a まあ入っていくわけなんですけれども
その時にどうしても避けられない避けて通ることのできない前提がありましてそれは
この仏殿というものは
長い歴史の中で積み重なって出来上がってきたものであると言う
この前提ですねこれだこれが一番重要なので
従いまして時代的にいろんな形で発展していった歴史のその積み重ねが物でんだという
前提でお話をしなければなりません
でまず何をおいても皆
の中にお伝えしたいことはその仏殿というものの全体構成
骨格ですね仏前っていうのは全体としてどんな形になっているかをお伝えしなければ
いけないんですがその全体構成が時間とともに発展して出来上がってきたものである
以上それはそう
の時間による発展を前提としたお話をしなくちゃいけない
簡単に言いますと一番最初はこんな形であったものは次にこんな形へと発展しさらに
それがこんな風に広がっていってこんな物でになりましたという
の時間に沿った変化を語らねばならんということなんですねでその一方で皆さん
2分前の全体の骨格をお伝えしなければならないというアレでこれ言ってみるとあの2
つの
同時にできないような作業をしなければならんということなんですねそれでまず最初に
どっちかからやらなきゃいけませんから
あの一番最初はこうで次はコーデっていうふうにあっていくと全体像が見えないまんま
にお話をしますとを父になっている皆さんのほうがわかりにくい
あの全体が分からないままに細かいところのお話をしてもこれは分かりにくいので
まずはあの
その出来上がっていくプロセスは置いといて
最後に出来上がった
最終形態のお話から話を進めたいと思います
つまり時間のとともに積み上がって最後に出来上がったその完成完成たいとか一番
膨れ上がった
創作の最終形態の仏殿をまず頭に入れていただいてそれを今度は時間をさかのぼって
それが出来上がっていくプロセスを今度理解していただくとそんな形で話を進めていき
たいと思っております
ちょっとややこしい言い方をして申し訳ございませんがあのう
理解していただいていたらと思いますそれでここに用意してきましたこのフリップが
その最終形態の仏殿はここまで
こういう形になりましたというものなんですねそこまで言われてくださいか
それで普通
あの仏殿といいますとお釈迦さまがお生まれになりました
でお育ちになりました出張なさいましたという風に生まれて
そして修行をして悟って文壇になってそして人々を救ってお亡くなりになりましたと
いうこれがごく普通に言われるところのお釈迦様の一生なんですね
で
しかしながら
実は最終形態の仏前というのはそこで終わらないんですね
9フリップで書いておきましたここここがその普通に言うところのお釈迦様の誕生なん
ですね
誕生から分だになってお亡くなりになるとこれでまあ普通に言うところの人一人
の一生を語るわけなんですが最終的な仏殿というものは実はこれが過去へさかのぼって
いくんです
なぜそんなほどになるかといいますと
これはインドの人たち当時のね
の今もまあ真司という人たくさんおられますが当時のに洗面2500年前のインドの
世界においては銀目というものが当然の現象として皆
これを者の受け入れていたわけですつまりすべての生き物は過去世というものを症って
いるんだというわけですね
ですからお釈迦様というのもこれは人ですから
あの人間一人の人間なんですから
お釈迦様もまたその過去を見れば過去世があるんだということになりますでも下お釈迦
様が過去世においてはただの凡人であったものが
そのルンビニでねあのお生まれになった場所はルンビニという場所でお生まれになった
んですが
準備で生まれた後に努力をして
分らになって仏になって立派な偉人になられたというのならば過去世のことはもうほっ
といてもいいわけで普通の人だったで済むんですが
やがてこの仏殿を捜索する人たちの心の中にはお釈迦さまは
2の並大抵の人じゃなかったんだから必ずやその過去世もまた我々とは違う立派な人で
あったに違いないというわけであの輪廻がベースにあるためにお釈迦様の電池が
か超え過去へと去っさかのぼっていくわけです
つまり立派な人であったお釈迦様
過去世も立派だったに違いないということでそのこともものがたいとして語ろうとする
わけですね
こうして仏殿はあのお釈迦様がその分ビデオん稀になった
その前の人生人生とかねあの人だけじゃありません神様に生まれた時もあるしいろんな
羽毛に生まれてますがその過去の
を背において生き方もまた仏前に含まれていくわけです
それではその過去にさかのぼっていく
仏殿はどこから始まるのかということなんですねあのキリスト教やイスラム教の場合
でしたらこれ
このような始まりってはちゃんと決まっているわけです時間の最初は決まっているわけ
です
神様が世界をお作りになった天地創造の
この時がこのような時の始まりであるというふうに言われるわけですが
仏教ではその子のよう作った人はいないわけですから
絶対者はいないわけですから時間というのはこれは物理現象としてただ単にそこに存在
しているものですから
始まりがないんです
無限の過去から時間はありそして無限の未来へと続いていくと考えます
その土地の流れの中で生き物はみんな輪廻を繰り返すわけです生まれてはし二審では
生まれを繰り返すわけですから
一人一人の生き物の過去世というのは無限の過去へとつながっていきます
そうするとお釈迦様もまたその中の一人ですから
者たの過去を語るといってもこれもまた無限のか声とあのなんとかな
のさかのぼっていくことんだ
じゃあお釈迦さまの人生はどこから語ればいいのかと仏殿はどこから始めればいいの
かっていう
だんだん話が膨らんでいてますねそしてその時に考えられたのが
過去物との出会いなんです
えっと
まあ第1シリーズをご覧になった方はお分かりだと思いますが
あの
仏教での仏というものをブッダというものは滅多にこの絵に表れ
何十億年数十億年という単位で
ポツリポツリとこのように現れてくるものなんですね
それが仏ブッダの本来の姿イメージなんです
そうしますとお釈迦様がの過去
まだほど芸も何まだてね普通の一人あったお釈迦様が大昔昔に一人のその時に現れた
ある一人のぐっだと出会う
そしてその分だと出会った時に心が変わるそれまではただの人間で悪いことだって
いっぱいしてきた
凡人だったお釈迦
様が
分だと出会ったことによって私もこのぶんだのような立派な人になりたいという志を
立てたと言うんですね
その志を立てた時から分だはお釈迦様はですねください
まだ2になってませんお釈迦様はその時から普通の人とは違う生き方を
をし始めたのであるとでもちろんその後そのその
はいかこの辺に出会ったのは今から言うと数百億年数千億年昔の話ですよ
その出会ったときからそれを出発点としてお釈迦様は生まれ変わり氏に代わりを延々
繰り返す間も常に修行をし続けて他の人
音は全く違う修行の蓄積をつくってきたんだと
そしてその蓄積の最後の成果が
ルンビニで生まれて菩提樹の下でを悟りを開いた
あのブッダになったと言う
あのあの結果こそがその数百億年
数千億年の修行の積み重ねの再修正が生んだというそういう形であのなんとか
広大な
お釈迦様の元気が作られていくことになるわけです
従いまして下降線にさかのぼった仏殿の一番最初の出発点は過去の仏と出会った時なん
ですね
そしてそこから
修行が数千億年でしょうねたぶんね
続いてそして最後の人生
これが最後だという人生で分日に大まりいいんだってそして悟りの修行をしてブッダに
なって人々を救って最後
お亡くなりになりま
1この悟った人がなくなる分だのような悟った人がなくなることを仏教の言葉でねハウ
に反するというんですね涅槃に入るとかね反すると言うんです
メガに入った後のブッダの電気はどうなのだということですが
涅槃というのは別の言い方をしますと
銀嶺しなくなるということでありますつまり生まれ変わり氏に代わりの苦しい
コナーのあり方ですね仏教では生きることは苦しい
んだと考えますから苦しみを流れる最終形態はどうなるかというと生まれ変わらなく
なることなんですね
これも第1シリーズであの詳しくをご説明いたしましたですから
お釈迦様はそのその目的を成就した人なのでありますから
メガンに入った後お釈迦様はどうなったのか
といえばそれはもう消滅したんであります
もう二度とこのように生まれなくてもよくなったんだということなんですね
こうしてお釈迦様の
元気の出発点は最終的には過去物と出会うという数千億年昔にさかのぼりそこから
始まったいっ市長の活動が最後は
今からまあ2500年前のインドで
涅槃にお入りになってそれを持って消滅したこれを
これがお釈迦様の電気の際最後の
到達点だということだでここの全体が
仏殿になるわけなんですよろしゅうございます
で今日はそういうことでええ
一番新しい最終形態の仏殿の骨格をみなさんにご紹介を致しました
このフリップでお分かりの通りその最終形態がここに全部書いてありますがこれが
色揚げしてあるのはそれがいくつかの層に分かれている
このこの層に分かれて
これが実は仏殿が次第に積み上がっていくそのプロセスを表しているわけなんです
またこの先 other 通じと話しいたしますがちょっと先取りして申し上げますと
仏殿としての一番古い
あの最後の層はこの黄色の部分から出発してるんですね
過去の話もないしそれからこの文で生まれてこうやって王子として王子さまとして育ち
ましたこれも後の話で
仏殿として成立した一番初めは黄色から出発している
それに今度青が
加わりそしてさらに赤が加わって全体像がで位でこのなくなった時の話はこれはまた
これで独立して別個の話としてあったものが無知に
カップリングしてそして一つの話になるとこういう形で全体像は組み上がっていくん
ですねただこの話はまたゆっくりと少しずつお話をしないと
いっぺんには出来ませんのでそういうことで今日は全体像のお話をいたしましたまた次
は
足を致しますじゃあこれで終わりますが気にん
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