「はさまれ・巻き込まれ災害の防止」安全衛生だより2024年6月号
Summary
TLDR6月のテーマは「はさまれ・巻き込まれ災害の防止」。製造業では特に危険性が高い災害であり、注意が必要なポイントをいくつか紹介しています。安全カバーやガードを外す際は責任者の許可が必要で、作業帽や手かぎなどの使用、禁止事項の遵守、機械の点検や修理時の注意、運転開始前の確認、そして保全担当者との連絡などが挙げられます。また、はさまれ・巻き込まれ災害の多くは機械設備や運搬機械によるもので、手が圧倒的に多く、注意が必要です。全国安全週間に向けて、転倒災害の防止にも取り組み、職場の安全を築いていくことが求められています。
Takeaways
- 🔒 はさまれ・巻き込まれ災害は製造業で特に多く、注意が必要です。
- 🛡️ 安全カバーやガードを外す際は責任者の許可が必要です。
- 👷♂️ 作業に合った服装や保護具を常に着用してください。
- 🚫 作業中の手袋使用などの禁止事項を厳守しましょう。
- 🔍 機械の点検や修理前に止めて確認をします。
- 🔑 「修理中」や「清掃中」の表示、キースイッチで誤操作を防ぎます。
- 📣 運転開始前に指差し呼称で安全を確認し、運転開始の合図をします。
- 🛠️ 機械が調子が悪い時は上司に報告して点検・修理をします。
- 📋 チェックシートを利用して始業点検を確実に行います。
- 🔄 保全担当と運転担当が異なる時は文書で修理依頼から完了の確認を行います。
- 👀 はさまれ・巻き込まれ災害の多くは機械設備や運搬機械によるものです。
- ⚠️ 低速の回転体にも注意を払う必要があります。
- 👐 はさまれ・巻き込まれの大部分は手や指に起因します。
- 👕 作業前に服装のチェックを行い、危険な服装を避けましょう。
- 🏗️ 転倒災害を防ぐためには危険源を洗い出し、リスクアセスメントを行います。
- 🚶♂️ 通勤時の危険源も洗い出し、余裕を持って通勤しましょう。
- 🌟 健康で安全な職場作りを目指しましょう。
Q & A
6月のテーマは何ですか?
-6月のテーマは「はさまれ・巻き込まれ災害の防止」です。
はさまれ・巻き込まれ災害がなぜ特に注意が必要ですか?
-はさまれ・巻き込まれ災害は災害の上位を占めており、製造業では特に死亡や後遺障害の重篤な結果が高く、十分な注意が必要です。
はさまれ・巻き込まれを防ぐためのポイントは何ですか?
-安全カバー、安全柵、安全ガードの取り外しは責任者の許可が必要で、作業帽の着用や手かぎの使用、禁止事項の遵守、機械の停止と指差し呼称の確認、運転開始の合図、調子が悪い時の上司への報告、チェックシートの使用、保全担当と運転担当の文書での確認などが挙げられます。
はさまれ・巻き込まれ災害の原因として最も多く占めるのは何ですか?
-機械設備や運搬機械によるものがはさまれ・巻き込まれ災害の原因として最も多く占めています。
はさまれ・巻き込まれ災害で最も多く見られる部位はどこですか?
-はさまれ・巻き込まれ災害で圧倒的に多く見られる部位は手であり、約6割が指・手・腕となっています。
作業前には何を確認すべきですか?
-作業前には巻き込まれるおそれのあるものを含めた服装のチェックをしましょう。
全国安全週間はいつ実施されますか?
-全国安全週間は7月1日から7月7日まで実施されます。
全国安全週間のスローガンは何ですか?
-スローガンは「危険に気付くあなたの目 そして摘み取る危険の芽 みんなで築く職場の安全」です。
転倒災害防止の重点月間はいつですか?
-転倒災害防止の重点月間は6月です。
転倒災害を防ぐためにはどのようなアプローチをとるべきですか?
-転倒災害を防ぐためには転倒災害チェックシートを参考に危険源を洗い出し、リスクアセスメント表に反映し、リスク低減を図るアプローチをとるべきです。
通勤時の危険源を洗い出すツールとして何がありますか?
-通勤時の危険源を洗い出すツールとして交通ヒヤリマップがあります。
Outlines
🔒 はさまれ・巻き込まれ災害防止の重要性
6月のテーマは「はさまれ・巻き込まれ災害の防止」。製造業においては、このような災害が最も多く発生しており、死亡や重篤な後遺障害を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。安全カバーやガードを設置し、作業帽や手かぎなどの適切な服装・保護具を着用することが求められます。また、機械を止めて確認したり、禁止事項を遵守することも重要です。
🚫 はさまれ・巻き込まれ災害の予防対策
はさまれ・巻き込まれ災害を防ぐための具体的な対策が示されています。機械の点検や修理、清掃の際には、必ず機械を停止させ、指差し呼称で確認することが重要です。また、「修理中」や「清掃中」の表示やキースイッチを利用して誤操作を防ぐことも求められます。さらに、機械の調子が悪い場合は、上司に報告して点検・修理を行うことが推奨されています。
👷♂️ 作業中の安全対策
作業中の安全対策として、チェックシートを用いて始業点検を徹底的に行い、保全担当と運転担当が異なる場合は、文書で修理依頼から完了の確認を行うことが重要です。機械設備や運搬機械によるはさまれ・巻き込まれ災害が多数発生していることから、特に手や指に注意を払う必要があります。
👕 作業前の服装チェック
作業を始める前に、巻き込まれるおそれのある服装のチェックを行い、安全靴などのように保護することができない部分に特に注意を払うことが求められます。人間は手を出してしまう傾向があるため、服装のチェックは非常に重要です。
📅 安全週間と転倒災害の防止
全国安全週間は7月1日から7月7日まで行われ、その準備期間である6月には、転倒災害の防止にも重点を置いています。転倒災害チェックシートやリスクアセスメント表を利用して危険源を特定し、リスク低減に取り組むことが重要です。また、通勤時の危険源も交通ヒヤリマップを用いて洗い出し、安全な職場作りを目指しましょう。
Mindmap
Keywords
💡はさまれ・巻き込まれ災害
💡安全カバー
💡安全ガード
💡作業帽
💡手かぎ
💡禁止事項
💡指差し呼称
💡点検・修理
💡チェックシート
💡リスクアセスメント
💡交通ヒヤリマップ
Highlights
6月のテーマは「はさまれ・巻き込まれ災害の防止」。
製造業では「はさまれ・巻き込まれ災害」が最も多発。
災害結果が重篤で注意が必要な状況。
安全カバー、安全柵、安全ガードの取り外しには責任者の許可が必要。
作業に合った服装や保護具の使用が求められる。
作業中の手袋使用禁止などの禁止事項を守ることが重要。
機械の点検や修理には止めて指差し呼称で確認する必要がある。
「修理中」や「清掃中」の表示、キースイッチで誤操作を防ぐ。
運転開始前に指差し呼称で安全確認を行う。
機械の調子が悪い場合は上司に報告し点検・修理を行う。
始業点検をチェックシートで確実に行う。
保全担当と運転担当が異なる場合は文書での修理依頼から完了確認を行う。
機械設備・運搬機械による災害が多数発生している。
低速の回転体も油断が禁物である。
はさまれ・巻き込まれ災害では手が圧倒的に多く関与している。
人間が手を出してしまいやすいことから注意が必要。
作業前には服装のチェックを実施する。
全国安全週間は7月1日から7月7日で、6月は準備期間。
転倒災害防止の重点月間は6月。
通勤時の危険源も交通ヒヤリマップで洗い出し、リスク低減を図る。
健康で安全な職場作りを目指す。
安全に関する注意喚起のメッセージ。
Transcripts
安全衛生だより
6月のテーマ「はさまれ・巻き込まれ災害の防止」
「はさまれ・巻き込まれ災害」は常に災害の上位を占め、 特に製造業ではワースト1位となっています。
死亡や後遺障害など災害結果の重篤度も高くなるため 十分な注意が必要です。
はさまれ・巻き込まれを防ぐポイント
安全カバー、安全柵、安全ガードを取り外すときは、必ず責任者の許可を受ける。
作業帽の着用、手かぎの使用など、作業にあった服装・保護具・治工具を使う。
ボール盤などの作業中の手袋の使用禁止など、禁止事項を必ず守る。
点検、修理、清掃のときには、機械を必ず止めて指差し呼称で確認する。
「修理中」や「清掃中」の表示やキースイッチにより、誤操作を防ぐ。
運転開始の際には、指差し呼称で安全を確かめてから、 初めて運転開始の合図を行う。
機械が時々止まるなど、調子が悪いときは、 上司に報告してから点検・修理を行う。
チェックシートを用い、決められた始業点検を励行する。
保全担当と、運転担当が異なる時は、 修理依頼から完了の確認を文書などで行う。
はさまれ・巻き込まれ災害を起因別に見ると 機械設備・運搬機械によるものが多数を占めています。
機械は想像以上に強力です。 低速の回転体などは見た目より力が強いものが多く油断は禁物です。
はさまれ・巻き込まれの部位としては圧倒的に手が多く、 約6割が指・手・腕となっています。
あっ!危ない!
人間は、いくら気をつけていても、つい手を出してしまいやすく、 足のように安全靴で保護することができないからです。
見だしなみチェック!
巻き込まれるおそれのあるもの (首に巻いたタオル、上着・ズボンのすそなど)がないか、
作業を始める前に服装のチェックをしましょう。
ロールケーキなら巻き込まれたい・・・
サンドイッチなら挟まれたい・・・
でも気をつけよう! はさまれ・巻き込まれ!
ストップ!転倒災害
全国安全週間が7月1日から7月7日まで実施され、6月はその準備期間です。
スローガンは 「危険に気付くあなたの目 そして摘み取る危険の芽 みんなで築く職場の安全」
また6月は、休業4日以上の死傷災害で最も件数が多い 転倒災害防止の重点月間です。
転倒災害チェックシート等を参考に危険源を洗い出し、 リスクアセスメント表に反映し、リスク低減を図っていきましょう。
また、職場だけではなく通勤時の危険源も交通ヒヤリマップ等で洗い出し、 時間に余裕をもった通勤、移動を心がけましょう。
以上のことに心がけて 今月も健康で安全な職場作りを目指しましょう!
ご安全に!
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