過去のトラウマを忘れる方法【精神科医・樺沢紫苑】
Summary
TLDRこの動画スクリプトは、過去のトラウマとその影響について説明し、対処法を提案しています。ストレスやパニック状態を引き起こす過去の出来事は、脳が自己保存のために重要視し保存するため、忘れることが難しいとされています。解決策として提唱されているのは、安全で安心できる環境で過去のトラウマを言語化することです。これにより、記憶に対するネガティブな感情がポジティブなものへと変わり、心が落ち着くことができます。また、繰り返し話すことで記憶が強化され、トラウマ导致的のストレスを軽減することが重要であると強調されています。
Takeaways
- 🧠 過去のトラウマは脳が自己保存のために優先的に保存するため、忘れることが難しいと言われています。
- 📚 過去の出来事が不安やパニックを引き起こす理由は、脳内で脅威や危険に関する記憶が保存されているからです。
- 📖 脳科学者は、過去のトラウマを言語化することで、ネガティブな感情からポジティブな感情への転換が促されると提案しています。
- 🗣️ 信頼できる友人やセラピストとの会話で、過去のトラウマを話すことは癒やしの効果を持ちます。
- 🔄 繰り返し話すことで記憶が強化され、トラウマの影響を減少させる可能性があるとされています。
- 💭 不安やパニックを感じた際には、自分が現在安全な状況であることを再確認することが重要です。
- 📔 書き出すことも有効な対処法の一つであり、自分の気持ちを整理し、トラウマとの向き合い方を見直すことができます。
- 🌟 自分の中でのトラウマを言語化し、受け入れることが、対処の鍵となります。
- 🎯 過去のトラウマを忘れるのではなく、どのように向き合っていくかが重要です。
- 🌈 過去の嫌な出来事を言語化することで、記憶そのものが変容し、安心感を得ることができるとされています。
Q & A
過去のトラウマを忘れたいと言われた場合、どのようなアプローチが有効ですか?
-アンデルハンセンの考えでは、過去のトラウマを言語化することで、ネガティブな感情がポジティブなものへと変わっていく可能性があるとされています。また、安全で安心な環境で過去の体験を話すことで、その記憶に対する理解を深めることができます。
ストレスや不安を感じた際に、どのような方法が勧められますか?
-ストレスや不安を感じた際には、運動や音楽を利用することで、ストレスを軽減することができるとされています。また、自分自身が経験したことを書き出すことも有効な方法の一つです。
PTSDの症状とは何ですか?
-PTSDは、非常に大きな恐怖や不安、命の危険を伴う体験をした人が、その出来事を忘れられなくなり、しばしば思い出して冷や汗が出たり、パニック状態になったりする病気です。
脳はなぜ過去のトラウマを忘れることができないのですか?
-脳は自己保存の法則に従って、生命に危険をもたらすような記憶を優先的に保存します。過去のトラウマは、将来同じような危険を回避するためのヒントとなるため、忘れることが難しいと考えられます。
過去のトラウマを思い出すと、なぜ不安やパニックが起こることがありますか?
-過去のトラウマを思い出すと、脳はその出来事が再び起こる可能性があると判断し、防ぎたいという感情が高まります。その結果、不安やパニックが起こることがあります。
自分自身が経験したことを書き出すって、どのような効果がありますか?
-自分自身が経験したことを書き出すことで、その出来事に対する理解を深めることができます。また、書き出すことで、記憶から脅威が減っていくため、安心感を得ることができます。
信頼できる友人やセラピストとの会話は、トラウマの影響を軽減する上でどのような役割を果たしますか?
-信頼できる友人やセラピストとの会話は、安全で安心な環境で過去のトラウマを言語化する機会を提供します。これにより、ネガティブな感情の紐付けがポジティブなものへと変わり、心が落ち着くことができます。
過去の嫌な記憶を繰り返し話すと、どのような影響がありますか?
-過去の嫌な記憶を繰り返し話すと、記憶が強化される可能性があります。しかし、その過程で、記憶に対する理解を深め、脅威感を軽減させることができることもあり、最終的には安心感を得ることができます。
音楽はどのようにしてストレスを軽減するのですか?
-音楽は、聴くことで脳内のホルモンバランスが整い、リラックス効果をもたらすことがあります。また、音楽を通じて感情を表出すことができるため、ストレスを軽減する効果があります。
運動はストレスやトラウマにどのように影響を与えるのですか?
-運動は、身体を動かすことで内分泌物のバランスを整え、ストレスを軽減する効果があります。また、運動によって脳内で発生するエンドルフィンは、喜楽感をもたらすことで、トラウマの影響を軽減する役割を果たします。
自分自身のトラウマに向き合うために、どのような方法が提案されていますか?
-自分自身のトラウマに向き合うために、言語化、書き出し、信頼できる人との会話などの方法が提案されています。これらの方法を通じて、記憶に対する理解を深め、不安やパニックの影響を軽減することができます。
Outlines
🎵 音楽でトラウマを超える
この段落では、過去のトラウマや苦しい出来事が原因で起こる不安やパニックについて述べられています。多くの人がこのような悩みを抱えており、それを忘れようとしている状況が指摘されています。樺沢は、過去のトラウマをなくすことはできないが、その影響を軽減する方法を提案しています。スウェーデンの精神科教授が書いた本を紹介し、ストレスやパニックの状態を理解するための科学的アプローチを提案しています。また、脳がどのようにしてこれらの記憶を保持し、トラウマが再現されるのかについても説明されています。最終的に、過去の記憶を言語化することで、ネガティブな感情を緩和し、心の落ち着きを促す方法が提示されています。
📝 トラウマを言語化して克服する
この段落では、トラウマを封じ込めておくよりも、安心した環境で話すことが重要であると述べられています。ノートに書き出すことも有効な方法として提案されています。言語化することで、記憶が変容され、安心感が得られることが強調されています。また、繰り返し話すことで記憶が強化され、トラウマを乗り越える方法が提案されています。最終的に、信頼できる人や専門家との会話で過去のトラウマを言語化し、その瞬間に命が危険に晒されることのない安心感を得ることが重要であることが示されています。
Mindmap
Keywords
💡トラウマ
💡PTSD
💡ストレス
💡言語化
💡不安
💡記憶
💡脳科学
💡自己保存の法則
💡進化
💡紐付け
💡アンデルハンセン
Highlights
トラウマやストレスを抱える人が多い現状を指摘。
過去のトラウマを忘れたいという強い願望があることを述べる。
樺沢が10本ほどの動画を制作し、過去の出来事を受け入れる方法を提案していることを紹介。
スウェーデンの精神科の先生が書いた本が、ストレスや不安を科学的に解説していることを強調。
本書で言及されているPTSDの症状と、過去の記憶がよみがえってきてパニック状態になる可能性について説明。
脳が重要で脅威的な記憶を保存する理由が自己保存の法則に関連していると説明。
過去のトラウマが脳に記憶されることで、将来同じような危険を回避するためのヒントを与える機能があると指摘。
忘れたくない記憶こそが脳にとって重要で、忘れられることのない記憶があるという生物学的な見解。
過去のトラウマを言語化することで、記憶に対するネガティブ感情がポジティブなものへと変わることが可能であると提案。
信頼できる環境で過去のトラウマを話すことで、精神的な安心感を得られると主張。
記憶を繰り返し話すことで記憶が強化され、解消されるという効果があると述べる。
過去の嫌な記憶を誰かに話すことで、それまでのストレスや不安が軽減される可能性があると示唆。
ストレスやPTSDのような過去の体験を客観的に知ることができる書籍として、理論的な理解を深めることを提案。
言語化の魔力と呼ばれる現象について説明し、過去のトラウマをどのように向き合っていくかの方法を具体的に提案。
過去の嫌な出来事やトラウマとの向き合い方について、ストレスを減らす方法として紹介する。
Transcripts
過去のトラウマを忘れる方法
[音楽]
過去の辛い出来事とか苦しい出来事が
思い出されてきて非常に不安になります
パニックになります
嫌な気持ちになりますっていう質問が
ものすごく多いんですねその
過去の山で出来事が思い出すのをなくし
たいあるいはそれを減らしたいあるいは
過去の嫌な出来事自体を忘れたいという
質問がものすごく多いんですねそれに対し
て
樺沢も今まで多分10本ぐらい動画を作っ
ておりましてその主な内容は
過去の起こったことだからしょうがないん
で流しましょうよとかね考えてもしょうが
ないんでみたいな動画が多いんですけども
スマホのですねテストセラー作家の
スウェーデンの精神科の先生が書いたもの
ですねスマホの音かストレスのあと運動の
ですねどれもすごくわかりやすくていい本
なのでおすすめなんですけどすごくいい本
です
のをちょっと今日読んでたらすごくハッと
することが書かれたので紹介するんです
けどそのストレス脳っていうのは人間の脳
の中でどんなことが起こってますかって
ことをある種の科学的に
理論的に説明した本なんですねですから
うつの状態ではどういう状態が脳の中で
起こっているのか不安やパニック時にどう
いう状態が起こっているのか孤独の時に
どんなことが起こってるのかあと運動する
とどういう良い状態が起こってるのかって
いうようなことを脳科学的に非常にわかり
やすく解説してる本なんですよなので皆
さんそういうの知りたいって人も多いと
思うのでそういう人はすごく人に落ちます
その自分はすごく不安なんだけどその頭の
中でどんなことが起こってるのかってこと
を知りたいという人にすごく腑に落ちて
役立つ安心が得られるもんだと思うんです
ねこの本の中で今先ほど言ったPTSDと
かですね
過去の記憶がやっぱりよみがえってきて
すごいパニック状態になったりするって
いうことがあるんですねPTSDの症状
ですねPTSDというのは解消をストレス
障害っていうので非常に大きな
恐怖や不安や命の危険を伴うような体験を
した人がそれを忘れられなくなってそれを
しばしば思い出して冷や汗が出たり
パニック状態になったりわーって状態に
なったり先に出したり非常に不安になっ
たりするっていう病気ですけども高原書い
てあるのはね忘れたい記憶は重要な記憶
っていうことがありますね
脳は生き延びるために重要だと思う記憶を
優先して保存するとりわけ
脅威や危険にした記憶を保存するのだ
つまり命に危険に関するような記憶って
いうのは生物っていうのは自己保存の法則
っていうのがありますのでまた同じような
危険が出た時にそれを回避したりそこから
生き延びるためのヒントとなるために強烈
に記憶するって言うんですね過去に体験し
たトラウマをわずかでも思い出させるもの
は何であれ脳に記憶を取り出させてしまう
私たちを守るためにだその結果一番忘れ
たい記憶こそがローにとって最も重要で
覚えておかなくてはいけないものになる
みたいですねはいつまりその死に直面する
ような恐怖これはもう忘れたいんです人間
にとってはねそんなの追いたくないしかし
ながら生物としては石に直面する恐怖を
記憶しておくということが自己保存のため
に非常に重要であるという矛盾したことが
起こってるわけですね逆に言うとその記憶
というものは実は自分は忘れたいけども
重要な記憶であるって事な生物学的に見て
そしてあなたにも時々思い出すような辛い
記憶があるかもしれないそれも脳が同じ
ことが起きないようにあなたを守ろうとし
ているのだ時々再体験させることで前回
どのように対処したのかを思い出させる
思い出すことで精神状態が悪くなったとし
ても脳にしてみれば大したことではない
どうは生き延びるための進化したのであっ
て
幸福を感じるためではないのだからという
ことで生き延びる確率を高めるためにそう
いう危険な状態をしばしば知らしめてると
いうのが一つのppsdの解釈では
なかろうかっていうのが
アンデルハンセンサーの考えなんだけど
面白いなと思いますねそこでじゃあどうし
たらいいのって話にも書いてあるんですね
あえて思い出すことの効能ということで
基本記憶を思い出すことが悪いのではなく
記憶を思い出すことによって非常に不快な
恐怖であるとか不安を追体験してしまうっ
ていうことが問題なんですよねPTSDの
なのでその点で安全だと感じられる状況で
恐ろしい記憶を取り出すと時間をかけて
記憶が変化していき脅威が減っていくだ
から安心できて心が落ち着く環境で親しい
友人やセラピストなどに話してみるのが
いいということ書いてますつまりまたそう
なったらどうしようとかいう
恐怖なんですねだから安心した状況
信頼できる友人と話してる時信頼できる
セラピストや精神回答を話してる時に自分
の過去の体験を話すことでその瞬間に死ん
だり命が奪われるということはないわけだ
から安心できる環境においてそういう過去
のトラウマを言語化するということは安心
と紐付いてくるんですね過去の記憶って
いうのが過去のその嫌な記憶っていうのは
市や不安というものと紐付けられてるん
ですけどそれを何とか話すことによって別
に話しても大丈夫なんだっていうことが
起こってくるということですね安心できる
環境で恐ろしい出来事つまり自己やいじめ
嫌がらせや膀胱などの記憶を語ることは森
に行っても狼が出てこなかったのと同じ
効果があるゆっくりとしかし確実に記憶
から脅威が減っていくということですねと
いうことで言語化の魔力っていう本書いて
ますけどそのトラウマを言語化することに
安心できる環境で言語化することによって
記憶に対するネガティブ感情の紐付けが
ポジティブなものへと変わっていくという
ことなんですねそのためにはトラウマを
封じ込めておくよりも話した方がもちろん
話すというものを安心して話せる環境で
話さないと意味がないということですね
あとはノートみたいなのに書き出すのもい
いってこともね書いてありますということ
である種トラウマチックな出来事や過去の
すごく出来事というものを封じ込めるので
はなく言語化して話していく過程によって
ですね安心と記憶自体が変容していくと
いうかなそういうことっていうのはもう
消えますよっていう一つのこの過去の嫌な
記憶との向き合い方ということをストレス
の方に書かれていてそういう対処法って
いうのもあり得るなという風に非常に腑に
落ちたので紹介したのでございますただ
いつも言ってるように同じことを何度も何
度も話すと記憶というものが強化されて
しまいますので1回話して忘れるというの
がいいと思うんですねだからそういう自分
の今まで誰にも言えなかったような体験を
誰か信頼できる人にわーっと話してそれで
もう忘れようとこういう形になっていけれ
ばすごくいいんじゃないかなというふうに
も思いますという形で過去の嫌な記憶を
忘れる方法っていうのはねよく質問が来る
んですけども一つの対処法というものを
ファンデーションのストレスの方にですね
紹介させていただきます思い出さないよう
にするっていうのが無理なわけだからどこ
かで言語化して自分でそれを受け止めて
受け入れていくということをするっていう
のは一つの対処法として十分効果があるん
じゃないかなと思いました
ハンデルハンセンさんの方は非常に分かり
やすいですねぜひ皆さんも不安とか
あるいはPTSDのような過去の体験とか
あるいはうつとか自分の
脳の中でどんなことが起こってるのかって
ことを客観的に知ることができるとそんな
もんなんだとそんなことが起こってるんだ
と例えば不安って言っても扁桃体の興奮な
んだというふうに思えばですね楽になる
部分ってのは必ずあると思うんですそう
いったことを踏まえてちょっと参考になる
本なんじゃないかなと思います
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