【音楽談話109】最近の演奏に欠けている二つの大事な力とは?最近の演奏と昔の演奏はどこが違う?音楽のパワーとは?
Summary
TLDRThe video discusses changes in classical music performances over time, focusing on two key elements that have been lost in recent performances - the power/resonance of the notes themselves, and the smooth connection between notes (legato). It explores how recording technology and a shift towards original instruments have contributed to these losses, and why recovering these elements is important for conveying emotion and engaging large audiences in today's huge concert halls.
Takeaways
- 🎶 クラシック演奏のスタイルは時代によって変化し、新たな研究や楽譜の発見によって演奏方法にも影響が出る。
- 📚 新しい版の楽譜によって、ベートーヴェンの演奏などにおいて大きな変化が見られることがある。
- 🔍 昔の演奏と今の演奏を比較することで、演奏スタイルの違いを発見できるが、どちらが優れているかは一概には言えない。
- 🎵 演奏において音そのものの力、つまり音の魅力や表現力が失われつつある現象が見られる。
- 🎹 特定の演奏家はその音に宿る力で、深い感動を与えることができる。
- 🌊 レガート、音と音の美しい繋がりは音楽の表現において非常に重要であるが、これもまた失われつつある技術の一つである。
- 🎼 オーケストラと会場の大きさが増すにつれて、音の力とレガートの技術がより重要になってきた。
- 🔉 録音技術の発展により、生演奏の力強さや細かなニュアンスが伝わりにくくなっている。
- 🎻 オリジナル楽器を使用した演奏が流行することで、ノンレガートのスタイルが増え、レガートの技術が軽視されがちになっている。
- 📉 若い演奏家がレガートの技術を習得する機会が減少しており、音楽表現の幅が狭まっている可能性がある。
Q & A
講演のテーマは何ですか?
-クラシック演奏の昔と今で何が変わってしまったかをテーマに話をしています。
最近の演奏で失われつつある2つの要素とは何ですか?
-音そのものの力とレガートです。
なぜ最近の演奏では音の力が失われつつあるのですか?
-録音の影響で、本当に力のある音とそうでない音の違いが分かりづらくなっているためです。
レガートが失われつつある原因は何ですか?
-1960年代ごろからのオリジナル楽器を使った演奏の影響が大きいです。
ノンレガートとレガートの違いは何ですか?
-ノンレガートは音を切って演奏するのに対し、レガートは音と音をしっかりとつないで演奏することです。
なぜレガートの技術が重要なのですか?
-感情を聴衆に届けるためにはレガートが非常に重要だからです。
なぜ録音がレガートの価値を下げるのですか?
-録音では本当の音の違いが分かりづらいため、レガートの価値が下がっています。
演奏家はレガートの重要性を忘れてはいけない理由は?
-レガートなしでは聴衆の心を掴むことが難しく、演奏の価値が下がるからです。
若い演奏家は何をまず勉強するべきですか?
-レガートをまず最初にしっかり勉強することが大切です。
聴衆は演奏を評価する際に何に注目するべきですか?
-音の力とレガートなど、理屈を超えた演奏の価値に注目することが大切です。
Outlines
🎵クラシック演奏の進化とその要素
クラシック演奏の変化について、時代と共に演奏スタイルが変わる理由を解説します。新たな研究や楽譜の出版により、演奏スタイルに変化が見られること、例えばベートーヴェンの体育が新しい版の楽譜によってどのように変わったかを例に出し、昔の演奏には今の演奏にない重要な要素があると指摘します。これには音楽の本質に関わる重要な話であり、特に音そのものの力とその重要性に焦点を当て、偉大な演奏家たちの例を挙げて説明します。
🔍演奏技術の細部とレガートの重要性
音楽演奏における技術の細かな点と、特にレガートの技術について深く掘り下げます。ピアノ演奏での教則本の限界と、実際の音の質を高める方法が直接的な指導に依存していることを説明し、音の力を持つプロの演奏家が稀である理由とその価値について論じます。また、レガート演奏の重要性とその技術的な難しさに焦点を当て、音楽の感情表現において音と音の繋がりがどれほど重要かを解説します。
🌟演奏におけるレガートの役割
レガートが演奏において果たす役割と、それが失われつつある現状について議論します。ピアノなどの楽器におけるレガートの技術的な課題と、演奏技術としてのレガートが持つ価値について詳細に説明します。また、オーケストラと会場の大規模化がレガートの必要性を高めた歴史的背景と、録音技術の普及が演奏技術に与えた影響についても触れます。
📉演奏技術の変遷と現代の挑戦
現代の演奏技術、特にレガート演奏が直面している挑戦について述べます。オリジナル楽器を使用した演奏の増加とその影響、レガート演奏の減少の原因としての録音技術の普及、そしてレガートの技術が失われつつある理由とその文化的意義について解説します。
🎻レガート演奏の価値と未来
レガート演奏の価値と現代におけるその位置づけ、若い音楽家たちが直面するレガート技術の学習の重要性について論じます。ノンレガートが主流になっている現状と、レガート演奏が持つ本質的な価値とその教育的意義について述べ、将来の音楽演奏におけるレガートの重要性を強調します。
🍊ポメロと音楽の楽しみ
ビデオの結びとして、講師がポメロを食べながら、食べ物と音楽の楽しみ方について軽妙な話題を提供します。ドイツでのポメロの人気や、食べ物を通じた文化の交流についての個人的な観察を共有し、視聴者に向けた温かいメッセージでビデオを締めくくります。
Mindmap
Keywords
💡クラシック演奏
💡音の力
💡レガート
💡フレージング
💡オリジナル楽器
💡ノンレガート
💡感情の伝達
💡録音技術
💡演奏技術
Highlights
クラシック演奏のスタイルは時代とともに変化している
新しい楽譜の研究が演奏スタイルに影響を与える
音そのものの力が最近の演奏で失われつつある
レガートが演奏技術の中で最も高度な技術の一つ
Transcripts
皆さんこんにちは車田和久です今日は
クラシック演奏の昔と今では何が変わって
しまったのかその原因となる2つの要素に
ついて話していきたいと思います
クラシック演奏の録音をたくさん聞いてく
と多くの人が1度は必ず通る道が昔の演奏
と今の演奏の比較です演奏のスタイルには
やっぱり録音された時代によって流行の
ようなものがありますだから同じ曲でも
録音された時代によってテンポから
フレージングに至るまで結構違っているん
ですそうしたスタイルの変化っていうもの
は新たな研究の影響っていうものを受けて
ます新たな研究によって新しい番の楽譜が
できるとその楽譜を使った演奏っていうの
はそれまでとは違ったような演奏スタイル
になるっていうわけです例えばあの有名な
ベト弁の体育はベレンライターっていう
出版社が新しい番の楽譜を出した時に
かなり演奏に変化が起こりました今までの
番ではあった音がなかったりまたはテポが
2倍の速さになったりなんていうことが
あったんですこのように演奏というものは
時代と共にどんどん変化してますだけど
そうやって聞き比べをしていくと昔の方が
良かったんじゃないかっていう風に思う人
もいるかもしれませんそのようなこと言う
と一種の主義っていう風に思う人もいるか
もしれませんが実はそこにはそうとも言い
きれない原因があります実は昔の演奏には
あったのに今の演奏には欠けてい
るっていうものがあるんですそして実は
この今の演奏にしばしばかけているものが
音楽にとってものすごく重要なものであっ
たりするんですこれは音楽の本質にも
大きく関わる話でもあります今日は最近の
演奏において牛失われつつある大事なこと
について話していき
ましょうまず最近の演奏で失われつつある
ものの1つが音そのものの力です音の力
っていう話は以前音楽談話でもしてます
から覚えてる人もいるかもしれません音の
力っていうのは音そのものに宿っている力
のことです人によってはよく響く音とか
単に良い音なんていう風に言うこともある
かもしれませんまいろんな言い方があり
ますがその人が本当にうまいかどうかって
いうのは実はその音に力があるかないかで
わかります例えば偉大なピアニストのスア
スラフリヒテルとかホロビなどはピアノを
芯から振るわせるような深みのる音で演奏
することができましたそれから歌手の
フランココレッリなんかは会場全体を
包み込むような大きくて豊かな声で歌う
ことができました演奏というものは
しばしばその演奏家がそのメロディーを
どのように演奏するかとかその曲全体で
どのようなストーリーを聞かせてくれるの
かといったところが注目されがちですです
がそういった音楽っていうのは音の力に
よって徴収に届けられますこの時音の力が
足りないといくらうまい演奏をしたとして
もいくらミスのない演奏をしたとしても
会場の徴収の前の方にいる人たちにしか
届きませんしかし音そのものに力があると
会場の後ろの方にいる人にも音楽の感情を
届けることができることになりますこれは
単に音の大きさとはまた違います実際には
バカでかい音で演奏すれば会場の後ろまで
音を届けることができますでもバカでかい
音っていうものにはしばしば力みや硬さが
含まれることが多いですだから大きな音と
は言わずにバカでっていう風にわざわざ
言うわけですいくら大きくて後ろまで届い
たとしてもその音に力みや硬さが入ってい
たらそれは音楽の感情を伝えることが
できることにはならないです感情というの
は喜びにしろ悲しみにしろ心の解放です音
に力めや硬さがあったらそれがいくら
聞こえる音であったとしてもやっぱり聞い
てる人は苦しく感じてしまいますそして
そういう音っていうのは心の開放された音
とは全く逆の方向性の音なんですこうした
心の解放といった感情を届けるためには音
に力が必要です音に柔らかく周りを
包み込むような響きがあることが大事です
そして実はこのような音を作ることが演奏
技術の中で最も難しいんですなぜならどう
してそういった音で演奏できるのかって
いうのはそういった音を実際に出する人に
しか教えることができないからですそれが
技っていうものですピアノにはたくさんの
教則本があります指をどのように動かせば
いいかって言ったことは書かれていますが
どうしたら1つの音をより優れた音にする
ことができるのかってことはほとんど書か
れていませんそれは言葉にしただけでは
決して伝わるものではないからでもあり
ますそれはやっぱり技を持った人から直接
教わらなければならない群のものなんです
だからこそ音の力を持ったプロの演奏って
いうものにはものすごい価値があります
100人のプロがいたらそういった音で
演奏できるプロの数ってのは本当に少数派
ですそのぐらい難しくて誰にでも簡単に
できないことをやってるからこそそこに
価値がありますしかし昔の演奏と比べると
最近の演奏ではそういった音の力そのもの
に対する観っていうものが失われつつあり
ますその理由を話す前にもう1つ失われ
つつある力について話していきましょう
それがレガートです音楽によって最も大事
な要素の1つがこのレガートですレガート
というのは音と音をしっかりつぐことを
言いますそして演奏においては2つの音を
いかに美しくつぐのかこれが重要になり
ますなぜなら音楽っていうのは2つの音の
繋がりによってその感情を表現するから
です2つの音の間の結びつきっていうもの
が強力になればなるほどそれは強い流れと
なって徴収のところに届きます大きな川の
流れのようなものを想像してみてください
流れの緩急によって様々な感情を表現する
ことができるようになりますポイントは
その流れが決して途切れないてっていう
ことですこの時音がきちんと繋がってい
ないと流れは途切れ途切れになってしまい
ますそうすると感情というものをきちんと
観客に届けることができません以前
チェリビ抱けの時にこの流れを水の流れに
例えたことがありますチェリビだけの演奏
ではゆっくりだけど絶対に水の流れが解れ
ないようなそんな演奏を聞かせてくれます
このように水を素早く移し替えるとその
流れには勢いっていうものが出てきますだ
けどゆっくりの流れをやろうと思うとそれ
は結構難しくなりますなぜならコントロー
ルっていうものが必要になるからです
ちょっとやってみましょうゆっくりやろう
とする
とねこのように水がポタポタとこぼれ落ち
てしまいますこれをこぼれないように
ゆっくりやろうと思ったらよっぽど体の中
を緊張させて丁寧に丁寧
にやっていかないといけませんがこのよう
にまたポタポタと落ちてしまいますこう
いうのを決してこぼれないようにしてやっ
ていたのがチェリビだけの演奏ですまこれ
はあくまで資格的なイメージに過ぎません
が水をゆっくりこぼれないように移そうと
思ったら体のコントロールっていうものが
必要になりますこのように音も一緒で2つ
の音を絶対に切れないように丁寧に繋ごう
と思ったら体のコントロールってものが
ものすごく必要になるんです勢いをつけて
繋ぐのは結構簡単ですでも勢いをつけない
でゆっくり丁寧に繋ごうとするとこぼれて
しまったりしますだからこういったレガト
で演奏するのってものすごく難しいんです
だけどこぼれるかもしれないけどこぼれな
いっていうのは人の注目を引きつけます
そしてそれがうまくいくと見てる人は安心
したり感動したりします2つの音を丁寧に
つぐていうのは実はそういった力もあるん
ですそういったレガートは聞いてる人の
注意ってのをものすごく引きつけます
そして実はこうしたレガートっていうのは
演奏技術の中では最も高度な技術の1つ
です誰にでも簡単にできるものではあり
ません正学家にとってはまさにこのレガー
こそが最大のゴールです楽譜を見ると渋
音符がたくさん出てきますが皆さんはこう
いった脂音符をどういう風に歌うでしょう
かどういう風に演奏するでしょうかもし
この4つの脂音符をたんたんたんたんて
いう風に考えてしまった人は残念ですが
その人はレガートっていうものをきちんと
は理解してませんシボンというと本当に
タンタンタンタンていう風に理解して
しまう人が少なくないんですがこれは特に
ピアニストに多いですそれはピアノという
楽器が歌や原楽器感楽器のようにレガーと
伝送することができないからでもあります
ピアノは打器なので音を打ち鳴らした瞬間
から音が消えていってしまいますだから
たんたんたんたんていう風になってしまう
んですでも本当の脂符っていうのは音を
ただ4つに分割してるだけですだから本当
は次の脂音符がなるギリギリまで音が伸び
ていないといけませんだから本当の脂音符
ってのは
りていう風にギリギリまで音が繋がってる
のがシ音符なんです決して
タンタンタンタンていうのがシ音符では
ないんですそしてこのように綺麗に音を
つぐにはものすごく高い技術を必要とし
ますそれを4つの音1フレーズそして
さらには曲全体に至るまでずっと繋げて
やろうと思ったら相当の集中力と
コントロールを必要とするんですこれは
バケを水で満杯にして一滴もこぼさずに
通勤するようなものです実際にやってみ
たら分かると思いますが相当神経を使うと
思いますレガートで一極を演奏するには
それと同じぐらいの神経そして体のコント
ロールっていうものを必要とするんです
そしてそのようにしてできたレガートって
いうものにはやっぱりそれだけの価値が
あります何よりも1番後ろにいる徴収をも
こちらに引き寄せてしまうような力があり
ます流れが強力であればあるほど多くの人
がその流れに巻き込まれます切れそうで
絶対に切れないような演奏には人は本当等
に引きつけられてしまいますしかし非常に
残念なことなんですがこのようなレガート
を用いた演奏ってのは徐々に失われつつ
あり
ます音楽っていうのはバロック時代から
20世紀にかけてどんどんどんどん進化し
ていきましたその中で決して見逃すことが
できないのがオーケストラと会場の巨大化
ですモザルトの頃には35人ぐらいだった
オーケストラもバーグナーの頃には100
人を超えるのが当たり前になりました会場
とオーケストラどっちが先に大きくなった
のかは分かりませんがいずれにせよどちら
もが大きくなっていったんですそして
20世紀に入ると1000人以上のホー
ルっていうのは当たり前のようになりまし
た会場が1000人以上の規模になると何
が必要になるでしょうか感情というものを
徴収に伝えるための音の力とレガートが
必要になるんですこれがないとどんなにお
客さんが入ったとしても前の方のお客さん
までしか感情を届けることができません
1960年代ぐらいまでに活動を始めた
演奏家っていうのはほぼ例外なくそういっ
た環境の中で成果を出すことが求められ
ましたその頃は暮らし工学といえばまだ
ライブが基本だったんですだから実際に
大きな会場でより多くのお客さんを感動さ
せた人が成功を納めましたそしてそのため
には音の力とレガートの力が必要でした
ライブでの成功なしに次の仕事の依頼が来
るってことはまずなかったんですだから
この時代の演奏家っていうのはほぼ例外
なくできるだけいい音でできるだけレガ
アウトで演奏することが求められました
しかし1960年代以降クラシッ工学って
いうものは録音によって広まっていきます
録音の良いところは家にながらにして一流
の演奏の演奏を聞くことができる点です
しかしここには1つの大きな欠点があり
ますそれは肝心の音そのものの力が伝わり
にくいっていうことです実際に生での演奏
をたくさん聞いた人は録音を聞いても実際
にどのぐらい響いてるのかっていうのを
想像することができるようになりますでも
経験をまだあまり積んでない人は
スピーカーから聞こえてくる声が会場の
後ろまで届く声なのかそれとも前の方まで
しか届かない声なのかこの違いを聞き分け
るってことはなかなかできません録音では
本当に優れた声も結構小さな声も同じ
バランスで調整されますこれは相対的に見
たら会場の後ろまで届くような声の価値が
下げられてるってことでもあるんです
せっかく会場の後ろまで届くような声の
持ち主だったとしても録音ではそうでない
声と同じ音量に調整されてしまいますでで
も実際にはその2人の歌手の間には相当
大きな差があるわけですその差というもの
が録音では分かりにくくなってますだから
多くの徴収そして録音をたくさん聞いて
育った若い演奏家がそこにそれだけの差が
あるんだっていうことに気がつかなくなっ
てしまいますこのようにして音の力に
対する価値観っていうものがだんだん
だんだん薄れてしまってるん
ですさてレガートが失われつつある原因も
録音が関係してますでも最も大きな原因は
60年代あたりからオリジナル楽器を使っ
た演奏っていうものが境になってきたこと
がげられますオリジナル楽器での演奏って
いうのは作曲家が生きていた時代の楽器を
使って演奏するものです楽器の再現に伴い
様々な双方も研究されましたそしてそうし
た中でレガートではなくてノンレガート
っていう双方が採用されることが多くなり
ましたロンレガートの原因の1つは当時の
楽器においては今の楽気と比べて音をつぐ
のが難しかったっていうことがあげられ
ます楽器というものは性能で言ったら
やっぱり昔の方が劣ってました響きも
少なければ音を滑らかにつぐっていうのも
相当難しかったんですだからその当時の
楽器の特性を生かしたフレージングとか
アーティキュレーションていうものを考え
て演奏そうするのが筋なんではないかって
いう仮説が立てられましたつまり音を繋
ぐっていうのが特性でないのであれば音を
繋がなくてもいい双方っていうものがある
んじゃないかっていうわけです例えば
チェンバロなんていうのは音を伸ばすこと
ができないわけです鍵盤を鳴らせば
パンパンパンパンっていう風になるだけな
ので8本譜なのか四オプなのかを表現する
のもそこまで簡単ではありません最近では
バッハもノンレガトって言ってピアノでで
演奏する際も音を切って演奏することが
求められますその理由の1つがチェンバロ
だと音が短いからっっていうわけですこの
ようにしてオリジナル楽器の登場により音
をあまり伸ばさないロンレガーと双方って
いうものが浸透してきましたその結果現在
バッハを演奏する時にレンアートで演奏
する人ってのはあんまりいなくなりました
しかし忘れてはならないのはバロック時代
というのは今と比べてもっと規模の小さな
ところでその音楽が演奏されていたって
いうところですお城の異質って言えばま
結構広いと思うかもしれませんが現在の
ホールと比べたら天井はかなり低くて大き
さもかなり小さいですそのぐらいの規模
ですから音をわざわざ伸ばさなくても十分
に響きっていうものが行き渡りましたその
ような演奏っていうものはたくさん録音さ
れるようになって家にいながらオリジナル
楽器での演奏っていうものが聞けるように
なったのははものすごく画期的なことでし
たしかしそれを実際に演奏しようとすると
また話が変わってきますというのも今
やっぱり演奏会を開こうと思ったらどうし
てもその会場っていうものは1000人
以上の規模の会場になるからですバロック
時代の曲をやるんだったらショホールで
やったら当時の双方でも十分にその特性を
活かした演奏を楽しむことができると思い
ますでもどうせ演奏会を開くんだったら
ダイホールでやった方がチケットをより
たくさん売ることができますだから大
ホールでやりましょうっていう風になり
ますそうなるとやっぱりノンレガーと双方
ではどうしても音の感情を伝えるっていう
点において限界が出てきますせっかく聞き
に行ったのになんだか後ろの方の席は
あんまりよく聞こえなかったなっていう
ことが起こるようになってしまいますそれ
は楽器の双方の特性でもありますから仕方
がないって言ったら仕方がないのかもしれ
ませんしかし肝心の音楽のの感情が後ろの
方まで届かなかったとしたらそれはその
後ろに座った人にとっては残念なことです
現在はこういったことをあまり考えずに
こうしたノンレガートっていうものがある
意味流行のようにして浸透してますその
結果ノンレガートでは演奏できるけど
レガートでは演奏できないっていう演奏感
が増えてますノンレガートで演奏するのは
割と誰にでも簡単にできますしかし
ちゃんとしたレガートは本当に勉強した
演奏家にしかできませんもちろんこれは
バロック時代の曲をノンレガートで演奏
することが悪いっていう話をしてるわけで
はありませんあのグレングールドなんて
バッハだけでなくモーサルともノン
レガートで演奏してましたでもレガートが
できる上でノンレガートで演奏するのと
ノンレガートでしか演奏できない人がノン
レガートで演奏するのとでは技術に大きな
差があります若い音楽家がどっちを勉強す
べきかっていう風にに聞かれたら僕は
レガートを絶対に最初に勉強しるっていう
風に言います若いうちにレガートで勉強
する大切さに気がつかなかったらその人は
多分レガートで演奏することができない
からですしかし今はこうしたノンレガート
が主流になってるので若い人も何も考え
ないうちからノンレガトで当たり前のよう
に演奏することを要求されますバッハの
インベンションなんてみんな小さいうち
からノンレガアウトで演奏しますがそれは
みんな流行だからですそのインベンション
をレガードで演奏しようとしたらそんなの
はバッハじゃないロマン派みたいだなんて
言われかねませんだけど本来音をつぐって
いうのは目の前にいる1000人または
2000人の観客に音楽を届けるためには
必要なことなんですそうするためにバッハ
の頃から100年200年の時間をかけて
洗練されてきた技術なんです今残念ながら
そういった技術の価値観っていうものが
失われつつあります確かに指がよく回る
ミスをしないフレーズを美しく奏でること
ができるこういった手において演奏レベ
ルっていうのは上がってるかもしれません
しかし最初の一から徴収の心をわしづかみ
にするような力が音にはあるんだレガート
にはあるんだっていうことが忘れられつつ
あります難しいのはそういう力があったと
しても録音からはなかなか分からないって
いうところですよっぽど経験を積んでない
とそういった力がある人の音とそうでは
ない人の音っていうのを録音から判断する
ことはなかなかできませんなので1番懸念
されることは本当の力がある人の演奏って
いうものが評価されなくなってしまう可能
性があるっていうところですそれは録音
からではなかなか分からないからですまた
仮に本当に美しいレガアウトでバッハを
演奏できる人が現れたとしてもそんなのは
スタイル的におかしいとかバロックじゃ
ないなんていう風に言われてしまう可能性
もありますそういう評価をされてしまうと
レガートの演奏の価値というものが
だんだんだんだん失われてしまいます本当
に音の力がある演奏レガートのある演奏
っていうのは理屈を超えますその音を聞け
ばなんだこの音はみたいに一瞬で反応が
変わりますなんかよくわかんないけど
すげえ音だなみたいに感じるんですでも
これは生でしか分からないですそしてこれ
は本当に限られた人にしかできない優れた
技術ですそしてこれはカールリフターの時
にも話をしましたがこれこそが理屈抜きで
目の前に座っている000人の聴収に感情
を伝えることができる音です演奏です演奏
家はもちろん徴収もこうえった価値を
見失わないことがこれからも演奏化を
育てる土壌というものをはぐ含むことに
つながります是非そういったところに注目
しながらいろんな演奏家の演奏っていう
ものを聞いてみてくださいこのチャンネル
ではこれからも音楽についての話を
たくさんしてきますのでチャンネル登録高
評価よろしくお願いしますそれじゃまた別
の話でお会いしましょう
チュースそれじゃあ撮影が降りましたんで
今日は
ハブてィいただき
ますほっと
するうんああ今日はちょっと喉乾いたんで
ねフルーツいただきますあの僕は
あのま果物も好きなんですが冬はねよく
このポメロっていうフルーツを食べてます
ねこんな大きなグレープフルーツよりも
相当大きなねフルーツなんです
けどうんあのそんな酸っぱくなくてね
美味しい
です
うんあのたまにね乾燥してこの水分がね
あんまりないのも売ってたりするんです
けどそういうのだとこうポロポロポロポロ
身があのばらけちゃうんですけどまこれは
まだオッケーね結構大きく
て
うんああ喉が
うるね冬はよく食べて
ます日本にもあるのかな日本だったらま冬
はやっぱりね
みかだと思うんです
けど
うんこれ
が美味しいですま最近はねあのドイツでも
コミ感が売っててまスペインの方で作っ
てるのなんですけど
まあねあの僕はそんな食べないんですけど
みかなんかも割とえ見るようになりました
来たばっかりのはねそんなになかったよう
な気もするんだけどでも僕はねポメロ派
ですま今日はそんな話でしたそじゃバイ
バイ
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