Bad Gear - Korg Electribe 2

AudioPilz

9 Jul 202109:34

Summary

TLDRこのエピソードでは、Korgの象徴的なグルーブボックスであるElectribe 2について話します。この楽器は多くの物議を醸してきたもので、その最新世代の特徴と限界について詳しく見ていきます。Electribe 2は、簡単な操作、素晴らしい音質、16パートのポリフォニックシーケンサーなど、多くの新機能を提供しますが、古い世代のファンが慣れ親しんだ機能が欠けていると感じるかもしれません。サウンドのバリエーションに限界があり、特にシンセエンジンに満足できなかった点もあります。次世代のElectribeがどう進化するか、期待が高まります。

Takeaways

🎛️ エレクトライブ2は、アカイスタイルのドラムパッド、カオスパッド技術、ヴォルカシンクミニジャックを備えているが、5ピンMIDIソケットや複数出力が欠けている。
🎹 標準バージョン（青または灰黒色）とサンプリングバージョン（赤）の2種類があり、同じハードウェアをベースにしている。
🎶 内部には409のサンプルとアナログモデリング波形があり、主にドラム、いくつかのアコースティックおよび合成音が含まれている。
🔄 16パートを持ち、それぞれが4声のパラフォニー、レゾナントフィルター、インサートエフェクト、プリセットベースのモジュレーションセクションを備えている。
🎚️ メニューシステムに28ページがあり、8小節ループ、ロール機能、直接アクセスパラメータなどの以前のエレクトライブの機能が欠けている。
💾 カードリーダーを使ってバックアップやAbleton Liveへのエクスポートが可能。
💡 内部エフェクトは簡単に使用でき、微妙なものから劇的なものまで様々な効果がある。
🔧 シンセエンジンにはなじみにくいが、ドラムサウンドは優れており、カオスベースのマスターエフェクトも非常に使いやすい。
🛠️ 16パートポリフォニックシーケンサーを持つハードウェアボックスは少なく、操作は簡単で音質も高い。
💭 批判としては、最新のエレクトライブはライブパフォーマンスよりもプロダクションツールとしての役割が強く、古参のユーザーには物足りない点がある。

Q & A

エレクトライブ2とは何ですか？
-エレクトライブ2は、1999年に初代がリリースされて以来、多くの人々の生活の一部となっているコルグのアイコニックなグルーブボックスシリーズの最新モデルです。
エレクトライブ2の主な変更点は何ですか？
-エレクトライブ2は、前モデルに比べて5ピンのMIDIソケットと複数の出力が欠如していますが、アカイスタイルのドラムパッドやカオスパッド技術、ヴォルカシンクミニジャックなどの新しい機能を備えています。
エレクトライブ2のバージョンにはどのような違いがありますか？
-エレクトライブ2には標準版とサンプリング版の2種類があります。標準版は青または灰色のブラックで、サンプリング版は赤色です。どちらのバージョンも同じハードウェアをベースにしており、サンプリングファームウェアを非サンプリングユニットにインストールすることも可能です。
エレクトライブ2の主な特徴は何ですか？
-エレクトライブ2は、16のパートそれぞれに4声のパラフォニー、共振フィルター、インサートエフェクト、プリセットベースのモジュレーションセクションを備えています。また、24声のポリフォニーがあり、ステップエディット機能やタッチパッドによるコントロールも可能です。
エレクトライブ2の主な欠点は何ですか？
-エレクトライブ2の主な欠点は、24声のポリフォニーが制限であること、内部音源のバラエティが不足していること、そして非常に基本的なMIDI実装に苦労することです。
エレクトライブ2のサンプル数はいくつですか？
-エレクトライブ2には409個のサンプルとアナログモデリング波形があります。
エレクトライブ2のフィルター機能について教えてください。
-エレクトライブ2には、共振フィルターがあり、異なるボイシングが選択できます。
エレクトライブ2の操作方法はどのようなものですか？
-エレクトライブ2は、物理的なコントロールが豊富で、28ページのメニューシステムを使ってパラメーターにアクセスします。
エレクトライブ2の多重音機能について教えてください。
-エレクトライブ2は16パートのマルチティンブラリティを持ち、複雑なアレンジメントが可能です。
エレクトライブ2のサンプルの種類は何ですか？
-エレクトライブ2には主にドラム、いくつかのアコースティックおよびシンセティックサウンド、ヴォーカルヒット、パラメーターVAオシレーターなどのサンプルがあります。

Outlines

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🎛️ エレクトライブ2の紹介

世界で最も嫌われているオーディオツールを紹介する「Bad Gear」へようこそ。今回はKorgのアイコニックなグルーヴボックス、エレクトライブ2について話します。1999年の初代発売以来、多くの人々の生活に欠かせない存在となったこの楽器シリーズは、エレクトライブの最新世代が他の世代と異なる点が多いとされています。今回は、その違いと特徴を詳しく見ていきます。

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📦 エレクトライブ2の外観と仕様

エレクトライブ2は初見ではランダムに機能を詰め込んだように見えますが、実際には多くの物理コントロールがあり、以前のエレクトライブを使ったことがある人には親しみやすいデザインです。ただし、8小節ループや直接パラメータにアクセスする機能など、いくつかの便利な機能が欠けています。エレクトライブ2は2つのバージョン（標準版とサンプル版）と3つの色（青、グレー、赤）で提供されており、標準版はサンプル機能がなく、サンプル版はサンプリング機能が追加されています。

🎶 サウンドと機能

エレクトライブ2には409のサンプルとアナログモデリングの波形が含まれています。16パートの各パートには4ボイスのパラフォニー、共鳴フィルター、インサートエフェクト、シンプルなLFOとエンベロープがあります。ただし、24ボイスのポリフォニーは制限と感じることもあります。メニューにはステップエディット機能があり、タッチパッドはゲーターセクションやマスターエフェクトの制御に使用されます。

📝 使用感と結論

エレクトライブ2は操作が簡単で音質も優れていますが、シンセエンジンにはあまり馴染めませんでした。ドラムサウンドは特に良く、マスターエフェクトも使いやすいですが、基本的なMIDI実装には苦労しました。エレクトライブ2は制作ツールとしては優れているものの、ライブパフォーマンス向けではないと感じました。内蔵音源の多様性に欠ける点もあり、数日で音源に飽きてしまうこともありました。次世代のエレクトライブに期待しています。

🔚 終わりに

エピソードを楽しんでいただけたでしょうか？いいね、チャンネル登録、パトロンへの参加、コメントをお待ちしています。今後取り上げて欲しい機材についても教えてください。

Mindmap

Keywords

💡Electribe 2

Electribe 2は、コルグの有名なグルーヴボックスシリーズの一つです。このビデオでは、その特徴や欠点について詳しく解説されており、特に最新世代の違いが強調されています。新旧のファンからの賛否両論があります。

💡グルーヴボックス

グルーヴボックスは、リズムや音楽パターンを作成するための電子楽器です。このビデオでは、エレクトライブ2がこのカテゴリに属し、特に打楽器やサンプルの使用方法について語られています。

💡打楽器パッド

打楽器パッドは、指で叩いて音を出すためのインターフェースです。エレクトライブ2では、アカイスタイルの打楽器パッドが使われており、操作性の向上が評価されています。

💡サンプル

サンプルとは、録音された音の断片です。エレクトライブ2には多くのサンプルが内蔵されており、様々な音楽ジャンルに対応しています。しかし、ライブラリの多様性には限りがあると指摘されています。

💡ポリフォニー

ポリフォニーは、同時に発音できる音の数を指します。エレクトライブ2は24音のポリフォニーを持ち、これが音楽制作における制約となることがあります。

💡Ableton対応

Ableton対応とは、エレクトライブ2がAbleton Liveという音楽制作ソフトウェアと連携できることを指します。これにより、楽曲制作の幅が広がります。

💡ファームウェア

ファームウェアは、ハードウェアを制御するためのソフトウェアです。このビデオでは、サンプリング機能を追加するためにファームウェアを更新する方法について触れられています。

💡パラフォニー

パラフォニーは、複数の音が共通のエンベロープを共有することを指します。エレクトライブ2では、各パートが4音のパラフォニーを持ち、独特のサウンドを生み出します。

💡フィルター

フィルターは、特定の周波数をカットしたり強調したりする機能です。エレクトライブ2には共鳴フィルターが搭載されており、様々な音色を生成するために使用されます。

💡エフェクト

エフェクトは、音に変化を加えるプロセスです。エレクトライブ2には、多彩なエフェクトがあり、音楽制作において重要な役割を果たしています。

Highlights

Welcome to Bad Gear, the show about the world's most hated audio tools.

Today we are going to talk about the Electribe 2.

The dynasty of Korg's iconic groove boxes needs no introduction to most people watching this channel.

Since the release of the first generation in 1999, this range of instruments has become an integral part of many people's lives.

The Electribes had a huge impact on electronic music making in the 21st century.

Even hardcore fans can't deny that the latest generation of these machines is a bit different from all the rest of the family.

The Electribe 2 seems to be ticking boxes quite randomly, Akai style drum pads, Kaoss Pad technology, and Volca sync mini jacks.

The unit is missing the 5-pin MIDI sockets and multiple outputs of its predecessor.

You will miss some amenities like 8 bar loops, roll function, and direct access to parameters now found in the 28-page menu system.

The instrument is available in two flavors and three different colors.

The standard version can't sample and comes either in blue or grayish-black.

The S is for sampling Electribe, in reverse red.

Both versions are based on the same hardware, and the sampling firmware can be installed on the non-sampling unit at your own risk.

The Electribe 2 has 16 parts, each with four-voice paraphony, a resonant filter with different voicings, insert FX, and a preset-based modulation section.

The 24 voices of polyphony are a serious limitation though.

Patterns can be assigned to pads, and the touchpad is the weapon of choice for controlling the gator section and master FX.

The Electribe 2 is an interesting and modern take on a tried and tested concept, but old school fans may not approve.

Easy operation, great sound quality even without tubes, multi-timbrality allows for complex arrangements, and Ableton support are some of its strong points.

The latest Electribe is more of a production tool than a live performance instrument.

Veterans will be missing features they have grown accustomed to.

My biggest gripe about the current non-sample version is the versatility of its library, or lack thereof.

The internal sounds started to bore me after only a few days.

I wonder what the next generation of Electribes will be.

Thanks for watching, and see you next time.

Feel free to like, subscribe, become a patron, and leave a comment about what other kind of gear you would like to see and hear on the show.