ブッダの生涯 2(佐々木閑「仏教哲学の世界観」第2シリーズ)

Shizuka Sasaki
26 May 202014:52

Summary

TLDRこのビデオでは、仏殿とその歴史的な発展について深く掘り下げています。仏殿は、お釈迦様の人生や教えだけでなく、過去世にまでさかのぼる複雑な物語を通して構成されています。時間、社会的変化とともに仏殿の物語は進化し続け、多様な形態で残っています。ビデオは、仏殿の全体構成とその時間に沿った発展を解説し、最終的には仏教の核心的な概念である輪廻や涅槃についても触れています。この話は、仏教の深遠な教えと歴史を理解するための入門として機能します。

Takeaways

  • 😃 仏伝は単一の資料ではなく、お釈迦様の人生に関する断片的な情報をつなぎ合わせたもの
  • 😊 時代と共に仏伝は変化していく
  • 🧐 仏伝の全体構成・骨格を理解することが大切
  • 😯 仏伝は過去へ遡り、過去世の話まで含む
  • 🤔 仏教では時間の始まりがないと考える
  • 🧐 仏伝の出発点は、過去仏との出会い
  • 😮 そこから数百億年に及ぶ修行が始まる
  • 🙂 ルンビニでの悟りまでが最後の人生
  • 🥳 涅槃へ入ることで輪廻から解放される
  • 😃 仏伝は層状に積み重なって完成した

Q & A

  • 仏殿の源流はどこから来ているのでしょうか?

    -仏殿は釈迦の一生を描いた物語だと思われがちですが、実際には釈迦が過去仏と出会った数百億年前から始まっています。

  • なぜ仏殿は釈迦の一生以上の話になっているのでしょうか?

    -釈迦が立派な人である以上、過去世もまた立派な人であったはずと考えられるようになり、話が過去へ遡っていったためです。

  • 仏殿が過去に遡るかぎりはないということでしょうか?

    -はい、仏教では時間の始まりがないと考えているため、釈迦の過去を辿れば辿るほど過去は無限に続いていきます。

  • では仏殿はどこから始まっているとされているのでしょうか?

    -過去仏との出会いから始まっているとされています。釈迦が過去仏に出会ったことで志を立て、修行を始めたという話です。

  • 釈迦は最後に何が起きたとされているのでしょうか?

    -釈迦は最後に涅槃に入り、輪廻から解脱してこの世で二度と生まれ変わらなくなったとされています。

  • 仏殿が完成するまでにはどのような過程があったのでしょうか?

    -最初は釈迦の誕生と成道の話だけでしたが、次第に過去世の話などが加わり、全体的な構成が完成していきました。

  • 仏殿の変遷にはどのような社会的要因が関係していたのでしょうか?

    -具体的な社会的要因についての言及はスクリプトにはありませんでした。

  • 現在残されている仏殿にはどのような種類があるのでしょうか?

    -スクリプトでは現在の仏殿の種類について詳しく述べられていないので、詳細は不明です。

  • 仏殿を語る際にどのようなことに注意が必要なのでしょうか?

    -仏殿が時代と共に発展してきた歴史的積み重ねであるという前提を踏まえることが大切だとされています。

  • 仏殿の内容を一度に全て説明することは難しいのでしょうか?

    -はい、スクリプトによると、全体像と個々のエピソードを同時に説明することが難しく、順を追って丁寧に説明していく必要があるとされています。

Outlines

00:00

😊仏殿の概要説明

仏殿は単一の資料に基づいて作られた話ではなく、断片的な情報をつないで物語に構成し直したもの。時代とともに変化していく。今回から最終的な仏殿の形態から説明し、その後時間を遡って出来上がっていくプロセスを追っていく。

05:03

😆過去世へ遡る理由

インドでは輪廻が当然視されていた。お釈迦様も過去世があるとされ、立派な人であった以上、過去世も立派だったに違いないと考えられるようになり、仏殿が過去へ遡っていく。

10:07

🤔仏殿の始まり

仏教には絶対者がいないため時間の始まりがない。生き物の過去世は無限の過去へつながる。過去仏との出会いを仏殿の出発点とし、そこから数百億年に及ぶ修行を経て今のお釈迦様がいる。

Mindmap

Keywords

💡仏殿

仏殿とは、釈迦の一生を描いた物語のこと。単一の資料ではなく、様々な断片的な情報が統合されてできた。時代とともに内容が変化している。

💡銀嶺

輪廻という生まれ変わりの世界における最終目的。更なる生まれ変わりがなくなること。涅槃に入った釈迦は消滅したとされる。

💡輪廻

生まれ変わりの世界。仏教では生きることが苦しみであるとされ、生まれ変わりが苦しみの原因。

💡過去仏

釈迦より数百億年前に現れた仏。釈迦が過去仏に出会い、志を立てることから釈迦の生が始まる。

💡修行

過去仏に出会ってから釈迦が行った数百億年に及ぶ修行。これが悟りを開いた理由である。

💡

十億年単位でポツリと現れる存在。釈迦はその一人である。

💡悟り

釈迦がルンビニで菩提樹の下で開いたもの。数百億年の修行の積み重ねの結果である。

💡涅槃

釈迦が最後に入った状態。更なる生まれ変わりがないこと。消滅した状態。

💡仏殿の構成

仏殿は複数の段階で構成されている。一番下が最初で、上に行くほど後の時代の話が加わる。

💡仏殿の変遷

仏殿は時代とともに変化している。当初の形から次第に話が加えられ、完成した形になっている。

Highlights

仏殿は単一の資料に基づくのではなく、断片的な情報をつないで物語に構成し直したもの

仏殿は時代とともに変化していく

仏殿の全体構成の骨格を伝える必要がある

最終形態の仏殿から説明し、その後時間を遡って形成過程を説明する

普通の仏殿は釈迦の生涯だが、最終形態は過去世まで遡る

釈迦の輪廻観に基づき、立派な釈迦の過去世も立派だったと考えられる

仏殿は無限の過去から始まる

過去仏との出会いが仏殿の出発点となる

その後数百億年に及ぶ修行を経て今の釈迦に

釈迦の涅槃後は輪廻から解脱し消滅した

Transcripts

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皆さんごきげんよう

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今回から仏殿の実際の説明に入ろうと思っております

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それでえっと

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前回も申し上げましたとおり仏殿というのは単一の資料に基づいて最初から確定した話

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ではなくって

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もともとお釈迦さまの人生に関するまあ

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単発的な断片的な情報があったものを持ちの人たちが

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a

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まあ1本の糸でつないでへ

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刑事的な

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時間軸上に沿った

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物語に構成し直したものなんですね

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ですからそれは当然のことながら時代とともに時間とともにあるいは社会的な変化に

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応じてその話はいろいろに変化していくわけで

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したがって現在も現在の時点ではたようないろんな

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種類の仏殿が残っているんだと声お話をいたしましたですね

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ですから今から私今回からその仏殿のお話をいたしますで一つ一つのまあエピソード

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などにも

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a まあ入っていくわけなんですけれども

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その時にどうしても避けられない避けて通ることのできない前提がありましてそれは

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この仏殿というものは

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長い歴史の中で積み重なって出来上がってきたものであると言う

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この前提ですねこれだこれが一番重要なので

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従いまして時代的にいろんな形で発展していった歴史のその積み重ねが物でんだという

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前提でお話をしなければなりません

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でまず何をおいても皆

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の中にお伝えしたいことはその仏殿というものの全体構成

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骨格ですね仏前っていうのは全体としてどんな形になっているかをお伝えしなければ

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いけないんですがその全体構成が時間とともに発展して出来上がってきたものである

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以上それはそう

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の時間による発展を前提としたお話をしなくちゃいけない

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簡単に言いますと一番最初はこんな形であったものは次にこんな形へと発展しさらに

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それがこんな風に広がっていってこんな物でになりましたという

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の時間に沿った変化を語らねばならんということなんですねでその一方で皆さん

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2分前の全体の骨格をお伝えしなければならないというアレでこれ言ってみるとあの2

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つの

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同時にできないような作業をしなければならんということなんですねそれでまず最初に

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どっちかからやらなきゃいけませんから

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あの一番最初はこうで次はコーデっていうふうにあっていくと全体像が見えないまんま

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にお話をしますとを父になっている皆さんのほうがわかりにくい

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あの全体が分からないままに細かいところのお話をしてもこれは分かりにくいので

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まずはあの

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その出来上がっていくプロセスは置いといて

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最後に出来上がった

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最終形態のお話から話を進めたいと思います

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つまり時間のとともに積み上がって最後に出来上がったその完成完成たいとか一番

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膨れ上がった

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創作の最終形態の仏殿をまず頭に入れていただいてそれを今度は時間をさかのぼって

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それが出来上がっていくプロセスを今度理解していただくとそんな形で話を進めていき

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たいと思っております

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ちょっとややこしい言い方をして申し訳ございませんがあのう

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理解していただいていたらと思いますそれでここに用意してきましたこのフリップが

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その最終形態の仏殿はここまで

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こういう形になりましたというものなんですねそこまで言われてくださいか

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それで普通

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あの仏殿といいますとお釈迦さまがお生まれになりました

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でお育ちになりました出張なさいましたという風に生まれて

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そして修行をして悟って文壇になってそして人々を救ってお亡くなりになりましたと

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いうこれがごく普通に言われるところのお釈迦様の一生なんですね

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しかしながら

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実は最終形態の仏前というのはそこで終わらないんですね

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9フリップで書いておきましたここここがその普通に言うところのお釈迦様の誕生なん

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ですね

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誕生から分だになってお亡くなりになるとこれでまあ普通に言うところの人一人

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の一生を語るわけなんですが最終的な仏殿というものは実はこれが過去へさかのぼって

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いくんです

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なぜそんなほどになるかといいますと

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これはインドの人たち当時のね

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の今もまあ真司という人たくさんおられますが当時のに洗面2500年前のインドの

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世界においては銀目というものが当然の現象として皆

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これを者の受け入れていたわけですつまりすべての生き物は過去世というものを症って

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いるんだというわけですね

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ですからお釈迦様というのもこれは人ですから

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あの人間一人の人間なんですから

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お釈迦様もまたその過去を見れば過去世があるんだということになりますでも下お釈迦

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様が過去世においてはただの凡人であったものが

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そのルンビニでねあのお生まれになった場所はルンビニという場所でお生まれになった

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んですが

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準備で生まれた後に努力をして

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分らになって仏になって立派な偉人になられたというのならば過去世のことはもうほっ

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といてもいいわけで普通の人だったで済むんですが

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やがてこの仏殿を捜索する人たちの心の中にはお釈迦さまは

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2の並大抵の人じゃなかったんだから必ずやその過去世もまた我々とは違う立派な人で

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あったに違いないというわけであの輪廻がベースにあるためにお釈迦様の電池が

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か超え過去へと去っさかのぼっていくわけです

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つまり立派な人であったお釈迦様

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過去世も立派だったに違いないということでそのこともものがたいとして語ろうとする

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わけですね

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こうして仏殿はあのお釈迦様がその分ビデオん稀になった

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その前の人生人生とかねあの人だけじゃありません神様に生まれた時もあるしいろんな

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羽毛に生まれてますがその過去の

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を背において生き方もまた仏前に含まれていくわけです

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それではその過去にさかのぼっていく

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仏殿はどこから始まるのかということなんですねあのキリスト教やイスラム教の場合

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でしたらこれ

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このような始まりってはちゃんと決まっているわけです時間の最初は決まっているわけ

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です

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神様が世界をお作りになった天地創造の

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この時がこのような時の始まりであるというふうに言われるわけですが

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仏教ではその子のよう作った人はいないわけですから

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絶対者はいないわけですから時間というのはこれは物理現象としてただ単にそこに存在

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しているものですから

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始まりがないんです

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無限の過去から時間はありそして無限の未来へと続いていくと考えます

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その土地の流れの中で生き物はみんな輪廻を繰り返すわけです生まれてはし二審では

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生まれを繰り返すわけですから

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一人一人の生き物の過去世というのは無限の過去へとつながっていきます

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そうするとお釈迦様もまたその中の一人ですから

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者たの過去を語るといってもこれもまた無限のか声とあのなんとかな

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のさかのぼっていくことんだ

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じゃあお釈迦さまの人生はどこから語ればいいのかと仏殿はどこから始めればいいの

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かっていう

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だんだん話が膨らんでいてますねそしてその時に考えられたのが

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過去物との出会いなんです

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えっと

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まあ第1シリーズをご覧になった方はお分かりだと思いますが

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あの

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仏教での仏というものをブッダというものは滅多にこの絵に表れ

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何十億年数十億年という単位で

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ポツリポツリとこのように現れてくるものなんですね

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それが仏ブッダの本来の姿イメージなんです

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そうしますとお釈迦様がの過去

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まだほど芸も何まだてね普通の一人あったお釈迦様が大昔昔に一人のその時に現れた

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ある一人のぐっだと出会う

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そしてその分だと出会った時に心が変わるそれまではただの人間で悪いことだって

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いっぱいしてきた

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凡人だったお釈迦

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様が

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分だと出会ったことによって私もこのぶんだのような立派な人になりたいという志を

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立てたと言うんですね

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その志を立てた時から分だはお釈迦様はですねください

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まだ2になってませんお釈迦様はその時から普通の人とは違う生き方を

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をし始めたのであるとでもちろんその後そのその

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はいかこの辺に出会ったのは今から言うと数百億年数千億年昔の話ですよ

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その出会ったときからそれを出発点としてお釈迦様は生まれ変わり氏に代わりを延々

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繰り返す間も常に修行をし続けて他の人

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音は全く違う修行の蓄積をつくってきたんだと

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そしてその蓄積の最後の成果が

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ルンビニで生まれて菩提樹の下でを悟りを開いた

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あのブッダになったと言う

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あのあの結果こそがその数百億年

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数千億年の修行の積み重ねの再修正が生んだというそういう形であのなんとか

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広大な

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お釈迦様の元気が作られていくことになるわけです

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従いまして下降線にさかのぼった仏殿の一番最初の出発点は過去の仏と出会った時なん

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ですね

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そしてそこから

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修行が数千億年でしょうねたぶんね

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続いてそして最後の人生

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これが最後だという人生で分日に大まりいいんだってそして悟りの修行をしてブッダに

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なって人々を救って最後

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お亡くなりになりま

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1この悟った人がなくなる分だのような悟った人がなくなることを仏教の言葉でねハウ

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に反するというんですね涅槃に入るとかね反すると言うんです

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メガに入った後のブッダの電気はどうなのだということですが

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涅槃というのは別の言い方をしますと

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銀嶺しなくなるということでありますつまり生まれ変わり氏に代わりの苦しい

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コナーのあり方ですね仏教では生きることは苦しい

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んだと考えますから苦しみを流れる最終形態はどうなるかというと生まれ変わらなく

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なることなんですね

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これも第1シリーズであの詳しくをご説明いたしましたですから

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お釈迦様はそのその目的を成就した人なのでありますから

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メガンに入った後お釈迦様はどうなったのか

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といえばそれはもう消滅したんであります

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もう二度とこのように生まれなくてもよくなったんだということなんですね

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こうしてお釈迦様の

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元気の出発点は最終的には過去物と出会うという数千億年昔にさかのぼりそこから

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始まったいっ市長の活動が最後は

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今からまあ2500年前のインドで

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涅槃にお入りになってそれを持って消滅したこれを

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これがお釈迦様の電気の際最後の

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到達点だということだでここの全体が

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仏殿になるわけなんですよろしゅうございます

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で今日はそういうことでええ

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一番新しい最終形態の仏殿の骨格をみなさんにご紹介を致しました

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このフリップでお分かりの通りその最終形態がここに全部書いてありますがこれが

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色揚げしてあるのはそれがいくつかの層に分かれている

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このこの層に分かれて

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これが実は仏殿が次第に積み上がっていくそのプロセスを表しているわけなんです

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またこの先 other 通じと話しいたしますがちょっと先取りして申し上げますと

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仏殿としての一番古い

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あの最後の層はこの黄色の部分から出発してるんですね

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過去の話もないしそれからこの文で生まれてこうやって王子として王子さまとして育ち

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ましたこれも後の話で

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仏殿として成立した一番初めは黄色から出発している

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それに今度青が

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加わりそしてさらに赤が加わって全体像がで位でこのなくなった時の話はこれはまた

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これで独立して別個の話としてあったものが無知に

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カップリングしてそして一つの話になるとこういう形で全体像は組み上がっていくん

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ですねただこの話はまたゆっくりと少しずつお話をしないと

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いっぺんには出来ませんのでそういうことで今日は全体像のお話をいたしましたまた次

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足を致しますじゃあこれで終わりますが気にん

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