【子供とマスク】同級生の目元しか見たことがない…“顔のない世界”で生きた3年間は将来にどう影響?【久保田智子編集長のSHARE#17】抜粋| TBS NEWS DIG

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2 Apr 202318:02

Summary

TLDRこのビデオスクリプトは、マスクによる日常の変化と、それが人々の顔認識能力に与える影響について探求しています。コロナ禍で人々は顔の半分を隠すことが強制され、特に若い世代にとっては、同級生や友人の顔を完全に認識できなくなることがあるという問題が浮き彫りに。スクリプトでは、顔の3つのポイント(目、鼻、口)が認識に不可欠であり、マスクがそのバランスを失わせ、記憶形成やコミュニケーションに影響を与える可能性があることを指摘。さらに、この状況が若い世代の思い出や人間関係にどのような影響を与えるかについて考察しています。

Takeaways

  • 😷 マスクを着用していると、顔の半分が隠れるため、他人の顔を認識することが難しくなるという問題がある。
  • 👀 目元だけを見たことがある同級生がいると答えた小学生は70%、中学生・高校生でもマスクの長期化で顔を見たことがない人が多い。
  • 🤔 顔の3つのポイント(目、鼻、口)が全て必要なため、目元だけだと顔を正確に認識できない。
  • 🧠 私たちは平均的な顔のイメージで隠された部分を補完するが、実際の顔と異なる場合、がっかり感がある。
  • 😮 マスクを外すと、目元と同じでも印象が大きく変わる可能性がある。
  • 🔍 顔の一部だけを覚えることはできないという研究結果もあり、マスク生活が長期化することで顔の認識能力が低下する懸念がある。
  • 🌐 マスク生活は、人々が顔の個性を認識し合う感性を鈍らせることを示唆している。
  • 🌈 世界は多様性に富んでおり、マスク生活がその多様性を喪失する恐れがある。
  • 🤝 顔の学習は社会的なコミュニケーションに必要で、マスク生活がその学習機会を制限している。
  • 👶 子供たちにとっては、顔の多様性に対する学習機会がマスク生活によって制限され、将来の影響が懸念される。
  • 🏫 学校生活において、マスクを着用していることで同級生の顔を覚えることが難しくなり、人間関係に影響を与える可能性がある。

Q & A

  • マスクを着用していると、顔のどの部分が最も影響を受けますか?

    -マスクを着用すると、顔の下半分が隠れてしまい、目元だけが見えるようになります。そのため、顔の認識において重要な目鼻口の3つのポイントのうち、目元に集中することになります。

  • マスクをつけていると、他人の顔を覚えることが難しくなる理由は何ですか?

    -マスクをつけると、顔の下半分が見えなくなり、顔の平均的なイメージで補完してしまうため、実際の顔と異なる印象を抱くことになります。顔の半分しか見えず、誰が誰かを正確に区別することが難しくなるのです。

  • マスクを着用している状況下で、人間関係はどのように変化する可能性がありますか?

    -マスクを着用していると、顔の認識が難しくなることで、人間関係も変化する可能性があります。他人とのコミュニケーションの質が下がり、個々の特徴を認識しにくくなり、共感や理解が薄れる可能性があります。

  • マスクを外した後の「がっかり感」とはどのようなものですか?

    -マスクを外した後、補完していた顔の下半分が実際に見え、それが予想していたものと異なる場合、期待と現実のギャップにより「がっかり感」を経験することがあります。

  • マスクを着用していると、顔の記憶にどのような影響が考えられますか?

    -マスクを着用していると、顔の記憶にも影響が及びます。目元だけを見て人を認識しているため、顔全体を覚えることが難しくなり、記憶が薄れやすくなる可能性があります。

  • マスクを着用している状況下で、若い世代にとってどのような影響が懸念されますか?

    -若い世代にとって、マスクを着用している状況下では、顔の学習の機会が減少し、個々の差異を認識する能力が低下する懸念があります。また、人間関係やコミュニケーションの質に影響を及ぼす可能性があります。

  • マスクを外した時に他人の顔を思い出せない理由は何ですか?

    -マスクを外した時に他人の顔を思い出せない理由は、目元だけを見ていたため、顔全体のイメージが頭に定着しておらず、記憶が不鮮明になっているためです。

  • 顔のどの部分が最も人を区別するのに重要な役割を果たしますか?

    -顔を区別するのに重要なのは、目、鼻、口の3つのポイントです。これらの部分がバランスのとれたゲシュタルトを形成し、個々の顔の特徴を認識するのに役立ちます。

  • マスクを着用していると、人々の感性にどのような影響が及ぶと予想されますか?

    -マスクを着用していると、人々の感性が鈍くなる可能性があります。顔の表現の多くを失ったことで、感情や個々の特徴を読み取りにくくなり、共感や理解を妨げる要素が加わると予想されます。

  • マスクを外した後のコミュニケーションにおいて、どのような変化が期待できますか?

    -マスクを外した後のコミュニケーションでは、顔全体を見ることができるため、より豊かな表情やニュアンスを読み取り、より深い共感や理解が生まれる可能性があります。

Outlines

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😷 マスクによる顔認識の変化

この段落では、マスクの長期着用が人々の顔認識に与える影響について議論されています。小学生、中学生、高校生合計300人に調査を行ったところ、70%の小学生はクラスメイトの顔を見たことがないと答えました。また、マスクを着用する中で顔の半分しか見えずに生活していることが多かったことが明らかになりました。顔の半分しか見えず、顔全体を認識できないことによる悩む声もあります。さらに、マスクを外した時に顔下半分の違いが印象に大きな影響を与える例も紹介されています。この状況が、顔認識の能力にどのような影響を与えるかについても触れられています。

05:02

🌏 マスクと個々の違いの認識

この段落では、マスクが人々の生活に与える影響と、個々の違いを認識する重要性について語られています。バーチャルな世界やゲームの世界のように、現実世界も同じようなものを繰り返し作ることはできないと指摘。個々の違いを認め合い、そこから人間関係が築かれるべきだと述べています。しかし、マスクがその違いを隠してしまうことで、人間関係が損なわれる可能性があるという懸念もあります。また、顔の全体像を学ぶことが、人間関係を豊かにするためにも必要であると強調されています。

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👥 顔の学習と多様性の重要性

この段落では、顔の学習と多様性に対する認識の重要性が語されています。人種や民族の違いを認識することの難しさから、多様な顔に触れることの重要性に触れています。多くの顔を学び、その違いを認識することで、人々の個性を理解し、豊かな人間関係を築くことができると示唆しています。また、マスクがその学習プロセスに影響を与える可能性についても言及されています。

15:06

🌈 マスク生活と思い出の形成

最後の段落では、マスク生活が人々が思い出を形成するプロセスに与える影響について議論されています。顔の全てを見ることができず、マスクが印象形成に与える影響についても触れています。さらに、思い出作りや人生の選択肢を豊かにするためには、多様な顔との出会いが重要であると述べています。マスクがその過程に影響を与え、思い出の形成やコミュニケーションの質を損なう可能性があるという懸念を示しています。

Mindmap

Keywords

💡マスク

「マスク」とは、顔の大きな部分を覆う布製または紙製のアイテムで、主に健康や感染症予防のための防護用具として使用されます。このビデオでは、マスクが日常生活に溶け込み、人々が顔の半分だけを見た状態が日常茶飯事になっていると指摘しています。例えば、小学生、中学生、高校生合計300人に調査したところ、マスクを外した後の顔を見たことがない同級生がいると答えた割合が高かったと報告されています。

💡顔認識

「顔認識」とは、人が顔の形や特徴を基に他人を特定する能力を指します。ビデオでは、マスクを着用する文化が顔認識能力に影響を与える可能性について議論されています。例えば、目元しか見えない状況下で、他人の顔を認識することが難しくなると述べられています。

💡コミュニケーション

「コミュニケーション」とは、人々が情報を交換し、意見や感情を共有するプロセスを指します。ビデオでは、マスクがコミュニケーションの質に影響を与える可能性について触れられています。マスクを通じて、表情や口元の微妙な変化が遮られるため、より限られたコミュニケーションが行われると分析しています。

💡感性

「感性」とは、人が外界の刺激に対して持つ感覚的、情緒的な反応能力を指します。ビデオでは、マスク文化が人々の感性、特に細かい表情や微妙な差別の認識能力に影響を与える可能性について言及されています。ビデオ内で「感性の劣化」という表現が使われ、マスクが日常生活に溶け込むことで、人々の感情的表現力や感受性が低下する恐れがあると示唆しています。

💡記憶

「記憶」とは、人が経験したことを後で思い出すことができる能力を指します。ビデオでは、マスクを通じて顔の一部しか見えなくなることで、他人の顔全体を記憶することは困難になると述べています。ビデオ内で、マスクを外した際に顔を思い出すことができないという実験が取り上げられており、これは記憶形成プロセスへの影響を示唆しています。

💡個性

「個性」とは、人が持つ独特の性格や特徴を指します。ビデオでは、個性が人々の顔や行動に反映され、マスクを着用することで個性が隠され、人々の差別化が難しくなると指摘しています。例えば、マスクの下で、同じような表情や反応を示すことで、個性的な特徴が失われる可能性があると分析しています。

💡社会性

「社会性」とは、人が社会の中で相互作用し、社会的な関係を築く能力を指します。ビデオでは、マスクが人々の社会的な相互作用に影響を与える可能性について議論されています。ビデオ内で、マスクを通じて人々が互いに認識し、社会的なつながりを築くことが難しくなると述べられています。

💡異化

「異化」とは、人が自分との関係性や社会との関係性において、距離感や隔たりを感じる心理的な状態を指します。ビデオでは、マスクが人々の異化感を増やす可能性について触れています。ビデオ内で、マスクを通じて人々が互いに遠ざかるような感覚を経験するかもしれないと述べています。

💡印象

「印象」とは、人が外界の刺激に対して形成する心的なイメージや感覚を指します。ビデオでは、顔の一部だけを見て、他人の印象を形成することが困難になると指摘しています。ビデオ内で、マスクを通じて顔の下半分が見えず、印象が変わるという実験が取り上げられており、これは印象形成プロセスへの影響を示唆しています。

💡差別化

「差別化」とは、人が外界の刺激や他人を区別し、特定の特性や特徴を持つものを識別する能力を指します。ビデオでは、マスクが人々の顔の下半分を隠すことで、差別化が難しくなると述べています。ビデオ内で、マスクを通じて人々が互いに区別しづらくなると分析しています。

Highlights

マスクによる顔の隠れ方で、表情の伝達に影響が出るという問題が指摘されている。

小学生70%、中学生・高校生でも多くの人が同級生の中で顔を見たことがない状況が続いている。

顔の3つのポイント(目、鼻、口)が全て必要なため、目元だけで顔を認識するのが難しい。

マスクをつけることで、顔の隠された部分を平均的な顔に補完する心理的メカニズムがある。

マスクを外すと、補完されていた顔の部分が見えなくなり、がっかり感があるかもしれない。

目元だけだと誰が誰かわからないという問題が生じる。

マスクを外すタイミングで顔を覚えきれないかもしれないと示唆されている。

顔の記憶は目鼻口で行われ、一方の欠如は記憶の限界をもたらす。

顔の一部だけを覚えることはできないという研究結果が紹介されている。

マスクをつけた状態での人間関係の形成が、記憶の形成に影響を与える可能性がある。

マスク生活が続くことで、顔の認識能力が低下する懸念がある。

顔の全体像がないと、人々の個性を捉えることが難しくなる。

マスク生活が人々の感性やコミュニケーション能力に与える影響について懸念が示されている。

顔の学習は30年間継続し、多くの顔を通して行われるとされている。

マスク生活が若い世代の思い出作りに与える影響について考えが示されている。

顔の学習不足が、人との関係性やコミュニケーションの形成に影響を与える可能性がある。

マスクを外さないままの生活が、人々の人生や人間関係の形成に影響を与えると示唆されている。

Transcripts

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[音楽]

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まず顔データが不足マスク取ったらあなた

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誰っていうそういう状況になり得るという

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指摘なんですけれどもちょっとこちらの

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データをご覧いただきましょう

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現役の小学生中学生高校生300人に聞き

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ました目元しか見たことがない同級生がい

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ますかという質問に対して小学生が70%

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そして中学生高校生でもコロナ3年続き

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ましたからねもう全然見ていないっていう

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のがかなり多いということが分かります

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目元しか見たことがないとしてじゃあそれ

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があのそもそもどうなのかということと

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どういう問題を引き起こしかねないのか

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そのあたりをちょっと山口さんにご説明

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いただきたいと思いますまず目元しか見た

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ことがないって問題なんでしょうか

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そうですねまああの日本人だと目元で表情

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を見るので目元でもあの表情が伝わるから

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いいやっていうところがあるんですけれど

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もでもそもそも顔って目鼻口この3つの

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ポイントが重要なので目元だけだと顔って

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いうのは分かり

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づらいというか顔半分しかわかってない

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ことになるんですよねであのあとまた

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マスクをつけることによってマスクで顔を

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隠すと隠している部分を私たちは

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補っているところがあるんですよねでその

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補ってるのが何で補ってるかというと

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私たちは顔を見る時に顔の基本というか

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ものさしみたいなものが頭の中に入ってい

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てそれがあの平均的な顔なんですねで平均

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的な顔の頭に入った平均的な顔で補うと何

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と言いますかね平均的なことはそこそこ

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いい顔なので

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目元に口元が負けてしまっていると

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負けてしまってるから

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ているのでその補ってる顔はいい顔なん

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ですねそれを外すと

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補ってる顔よりも負けてしまってなんか

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がっかり感があるからまあなおのこと

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隠してしまうというところになってしまう

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んですけれどもその目元だけだとやっぱり

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誰だかわからないっていうところは出て

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くると思いますねはいあの目元だけの

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付き合いが一生続くんであればこの人こう

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かなっていうふうに思うかもしれないです

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けどいつかの段階ではマスクは外すって

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いうタイミング外さなきゃいけないそう

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ですね

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そうなった時にどうする形でもだいたい

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目元だけだと顔を覚えきれてないと思うん

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ですね

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私たちの顔を覚えるには目鼻口があって

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目鼻口でたくさんの顔を覚えることが

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できるので目元だけだと覚えられる数は

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限られているはずとかそういう

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研究って今までないんですね日本の今の

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状況がほとんどない状況なので顔研究から

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すると一体私たち本当に顔が区別できるの

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かっていうところもわからない状況になる

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かとなっているんじゃないかなという気が

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してますねはいいや迷彩見てればだいたい

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わかるよと思ってる方もいらっしゃるかも

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しれないのでちょっとこんな実験があり

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ます

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人は顔の一部だけを覚えることはできない

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というものでこれ両方ともマスクをつけた

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私です目元私なんですねちょっと髪型が

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違うんですけど私私です私私私ですはいで

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実はこのマスクを1回取ってみましょう

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はい

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これ目元は同じなんですけれどもマスクの

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下をちょっと変えてるんですね画面の右側

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左側私です右側は下半分が違うんですそう

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すると印象って

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違いますよね

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もう一回ちょっとマスクしてみますか

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マスクしてみると

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はいこれ私です私ですよね同じ目です

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けれども下が変わると取り

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ます印象がだいぶ違うということなんです

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よねマスク取れるが1枚目いけますかね

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取れないかなあそうあの下半分はですね

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ニュース3でご一緒してる山本ゆか

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アナウンサーだったんですけど下の半分が

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違うとかなり

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印象が変わってくるということなんですね

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しかも下の半分だけがこの人この

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アナウンサーの顔ってわからないですよね

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あの上と下でくっつけちゃうと全然違う

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印象の顔になるこれが不思議なところで

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私たちって結局目だけである程度ある人を

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覚えられないし口元だけでも燃えられない

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し結局目口が

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合体した印象で人の顔って覚えるんですよ

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なので目鼻口がしっかり見えたところで

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この人っていう私たちの頭の中に印象が

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作り上げられるっていうのが今までの顔

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研究のポイントだったのでマスクだけで

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ずっと

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付き合ってると一体どういう記憶になるか

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がもうわからないですねあの未知の世界

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ぐらいな感じですね今の状態はい

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ここまででどうですかそうですね僕らが

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生きてる世界について

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根源的な部分を見失っちゃいけないと思っ

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てるんですけど

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なんか例えば

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バーチャルな世界だと同じような誰にとっ

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ても理想な街を永遠に繰り返して作ったり

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とかみんな同じような服を着て同じような

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空間で過ごすみたいなゲームの世界の中と

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かでは可能だと思うんですけど僕らの生き

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てる実際世界っていうのは全く同じものを

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永遠に繰り返して作ったりできないじゃ

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ないですかつまりなんかいろんな違いが

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あるサインサインがある世界で生きてい

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くってことを僕らどこまで行っても

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付きまとうと思うんですよそのサインや

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違いがあるってことに関して地域によって

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もそうだし国によっても違うと思うんです

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けど一番身近なものがやっぱ他人という

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存在だと思うんですよねだからその似た

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ような属性同じね年に生まれたとか

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身長が近いって言っても正確にも全然色が

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違いがあるように顔も全部違いがあって

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同じ誰一人同じものはいなくて微妙に少し

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ずつ違っている

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違っている中に自分がいるとか他人がいる

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とか世界はそもそもいろんな姿形をしてい

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て例えばチューリップって言っても

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いろんなチューリップがあるしなんか桜の

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木って言ってもいろんな桜の木があるじゃ

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ないですかところが今起こってる現象って

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いうのはもうチューリップは全部

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チューリップで

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桜の木は桜は全部桜の木で赤いリンゴは

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全部赤いリンゴみたいに一括りにされて

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しまうような世界観だと思うんですよそれ

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怖いじゃないですか僕らはやっぱりそう

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じゃなくて同じ同級生だけど同級生の中で

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はちょっと違う何々さんですよねっていう

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違いを認識し合うことに成り立ってたはず

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の世界に対して

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鈍くなっていくってことなのかなっていう

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最後認識できない人間ってちょっとしたら

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ひょっとしてちょっとしたその感性の劣化

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っていうかあとね

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リン赤いリンゴは全部一緒でしょって言い

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出すといや味も違うよ

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質感も違うよってなるじゃないですか

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なんかもうあのオレンジ色の丸いものは

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全部みかんみかんしかないよねっていう

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ような世界になってしまうと僕は生きて

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いけないと思うんですよ

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微妙に違っている

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違いの違いを見分けるトレーニングみたい

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なことを他人の顔を通してしたりしてる

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あるのかなと思って目だけだとそのサイン

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がはっきりわからなくなるみたいなね先生

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なんか感性が鍛えるべき感性が鈍くなって

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いくっていう恐れは多分あると思うんです

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けどねそうですね顔っていうのはあのこの

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全体で

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ゲシュタルトというか目鼻口そらそろって

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そのバランスでその人それぞれなんですよ

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ね私たちって生まれてから30年間ぐらい

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たくさんの顔を見てその差分で

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こんな顔こんな顔だなっていうのは頭に

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インプットして顔を覚えていくんですねで

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その中であちょっとこれ美しいねとか自分

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の好みだねっていうのも学習していくん

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ですけれども

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そもそものこの全体の

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ゲシュタルトのバランスで見ていたのにも

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かかわらず下半分だけ隠されてしまうと

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そのバランスがない状態ですよねで私たち

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は例えばじゃあ目だけ覚えればいいじゃ

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んっていう風に思うかもしれないけれども

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あのその人の印象を作り出すのは目と全体

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のバランスの中の目なのでその名だけ

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取り出してこの人の目で覚えてるねって

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いうのはできないと思うんですねで皆さん

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も例えば親しい人を思い出してもらって

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例えばお母さんの顔とかあのボーイ

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フレンドのガールでガールフレンドの顔を

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思い出してもらう時に

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顔を思い出しても目だけ思い出して

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くださいと言われても難しいと思うんです

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よね

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私たちはやっぱりある人の顔思い出すと

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にっこり笑った全体の印象なのでそれが顔

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なんですよねまずそういう印象がマスク

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だけだと作りづらいということとマスク

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だけの世界でお友達がマスクだけ

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クラスメイトがマスクだけになると

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クラスメイト全体の印象とかのクラスの

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全体の印象とかそれぞれですねクラスの

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全体のそれぞれが覚えられないまま

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卒業していってしまったりすることになる

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とつまり

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背景としてたくさんの顔があるということ

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が実は私たちにとってもとても必要な世界

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なのにそれがないと何でしょうね人間関係

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が違う世界になっていくのかなって気がし

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ますね私たちオールドな世代ではたくさん

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の人に囲まれてクラスメイトがいてその後

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の同窓会で当たったり会って

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楽しいねってなるけれども今の子たちに

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とってはちょっと違う世界に生きているの

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かもしれないなということを考えてあげる

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必要あるかもしれないですね今山口さんが

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背景にある顔も必要というふうに

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おっしゃったんですけどそれってどういう

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ことですかそうですねあの顔を覚えるため

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にはとにかくたくさんの顔を見ることが

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必要でということはあの今の子たちだっ

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たらノーマスクのノースマスク状態になる

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友達って23人とかすごく親しい子たちは

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ノーマスクあとまあ

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肉親とかねあの親族関係のマスクって今

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なんて言うのかな

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差ができちゃってるんですけれども通常

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私たち

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コロナ前はクラスメイト全体の顔が全部

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ノーマスクで見えていて

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結局その顔っていうのはそれぞれの違いは

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頭の中にインプットしてその違いを学習し

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ていかなきゃいけないとか学習して

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区別できるようになるんですねでその証拠

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が例えば私たち人種交換と言われてるん

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ですけど日本人だったら外国人の顔例えば

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白人の韓国人の顔ですね

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区別しにくいと思うんですねそれは

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たくさん見ていないから例えば

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クラスメイトで全員が

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白人の子たちとか黒人の子達であったら

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最初のうちはわからないですねそれが

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だんだんと一緒に生活していくうちに

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それぞれの区別ができていくようになって

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いくそれが顔の学習なんですけれども

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つまりなんかたくさんの背景にある

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たくさんの顔を私たち頭の中に

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データベースとして入れて区別できるよう

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になっていくのが

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生まれてから30歳ぐらいまで続けてやっ

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てることなんですねはいあのイギリスの

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研究でこんなデータがあるようなんですね

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人は何人の顔を認識できるのかということ

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なんですけど個人差はかなりあるけれども

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平均5000人を識別できるという風に

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言われているんだそうですねこれ多分30

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年かけてなんですかねこの研究ってこれは

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ですね一応大学生ぐらいの子たちを対象に

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なってます

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そうですね

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有名人の顔とあとお友達の顔ですね

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トータルで5000人になるということが

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言われています

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事態はあるのに今の子供たちはマスクの

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生活が長引いてるがために

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そこまでいか

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ないっていう可能性はあるんですか

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ちょっとそれが考えるとちょっとだけ怖い

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なとは思うんですけれどもこれあの

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この名前2018年の時の結果なので

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2018年の大学生の結果ですねで生まれ

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てからまあ30年間の

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経験が30年間まで顔っていうのは学習

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続くと言ってますけれどもまあ一番例えば

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中学生高校生でクラスメイトにたくさん

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あって

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覚えていくというところが一つ重要な経験

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だと思うんですけれどもそこの経験が

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すっぽり3年間なくなると

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果たしてこの5000人に

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到達できるかどうかっていうのはちょっと

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だけ確かに怖いところがあるかと思います

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ねはいもう1回確認ですけれども例えば

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マスクをつけていないで人と接していない

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人はいないと思います家だったり親しいと

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思いますそれだけじゃなくそれ以外の

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もっと多様な顔に売れることがすっごく

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子供にとってそうなんです

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私たちはと顔を顔覚えてたりするってこと

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は顔をたくさん学習しているその結果なん

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ですねあの気づかないけれどもいろんな

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ところで

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道ですれ違ってる人とか

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歯医者さんの受付とかいろんなところで

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すれ違ういろんな人たちの顔がインプット

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されててそれがいつの間にか学習になって

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いるわけなんですだから親しい人だけでは

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なくて親しい人+背景にたくさんの顔を見

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ていることが必要であるということが

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ポイントなんですねまあそれがないとどう

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いうことになるのかなっていうのが

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ちょっとまあ

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懸念といえば懸念ですねでもこの5000

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人まで至ったのはやっぱりあのこの時代の

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成果かもしれないですね私たち

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インターネットでたくさんの顔を見てます

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しテレビでもたくさんの顔見てますしで

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それって考えてみればちょっと昔

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江戸時代の人達ってこんなにたくさんの顔

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見てたかなということを考えると

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その頃はこんな5000人まではいか

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なかったと思いますそれを考えると時代的

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に言えばちょっと昔に戻るのかなっていう

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ところかもしれないあの2018年とか今

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の成果がものすごく顔を見過ぎている

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私たちなのかもしれないですけどは明らか

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に今あの生きている大人とちょっと下の

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世代の今コロナで中学生高校生を過ごし

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てる子たちにとってはこの

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ギャップというか5000年行く5000

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覚えるかどうかのギャップはきっと存在

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するような状況になってるんじゃないかな

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と思いますね

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具体的に行こうとは言い切れないです

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けれどもでも結構な差は出てきそうですよ

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ねちょっとなんか大げさな話かもしれない

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ですけどなんか僕あの若い世代の思い出に

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影響を与えるんじゃないかなって気がする

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んですけど思い出作りに例えば世界各地の

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駅の駅と駅前を全部同じにしちゃうとする

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じゃないですかどこ行ってもこの駅はこの

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形が便利だからって言って全部同じ駅舎に

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してて駅前はこの形が一番なんかタクシー

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も止めやすくてなんか例えば売店とかも

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ここがちょうどいいからつって世界中同じ

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駅と駅前を作ったとしたら

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便利なようでどこに行ったかってあんまり

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覚えられなくなると思うんですよで

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もちろんでも駅と駅前の姿は全部一緒だっ

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たとしても天気は違うし気温も違うし匂い

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とかも違うから違いはあるはずだけどそれ

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はずっと先生がおっしゃってる目だけでは

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わからないって話と一緒だと思うんですよ

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いろんなバランスの組み合わせであそこの

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駅前ってなんか良かったなとかあの街並

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みって良かったなっていうもの見ながら

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自分の好みの

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街の風景とか次行きたい旅行先だったりと

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かなんか憧れのなんかこう何て言うんすか

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街並みみたいなものが生まれてくると思う

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んですよねそういう中で何が自分とって

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心地いいんだろうかとか何を望んでるん

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だろうかっていう感覚を磨いていくと思う

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んですけどでしかもそこにあそこに行った

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あのあのいつかは忘れちゃったけどあの

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町並み良かったみたいな思い出の中で自分

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の人生っていうものを作り上げていくと

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思うんですよそれが人間も似てると思うん

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ですよねマスクしてる顔っていうのは確か

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にお互いコミュニケーション取れるし1億

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最低限の関係を作れるから

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楽っちゃ楽じゃんこれでも問題じゃない

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じゃんって言えるようでだんだんそれが

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ずっと増えていくと誰とどんな思い出を

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作ったかってことに関しても究極言うと

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若干鈍くなるような気がするしなんか僕ら

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やっぱりそういったいろんな顔形先生

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おっしゃった背景みたいなもの風景みたい

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なものと一緒だと思うんですけどがある中

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で自分の

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好みというかどういう人生を自分の場合は

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どういう人生人間関係を作ったかってこと

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をそのデータから蓄積するような気がする

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んで今のちょっと目的を思いつき言ってる

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けど人生とは何であったかってことに影響

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を与えそうな気がします前回のシェアで

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体験格差っていうのをやったんですけど

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その時にやっぱりいろんな経験をしてい

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ないと

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選択肢が増えないっていうような結論が一

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つあったんですねそれと同じでやっぱり

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いろんな関係性をいろんな顔とこうあの

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触れ合いながらその自分の中で

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蓄積することによって得られる

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きっと多い人間関係こういう時はこう

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しようこういう時はこういう風に

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コミュニケーションしようっていう経験

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って積み重なるような気がするんですけど

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それがまあたかがマスクかもしれないけど

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そこの部分がないことによってすごいその

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情報量を減らしてしまってきたっていう

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ことは言えそうな気がしますね

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コミュニケーションの研究者でもあるので

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その点で言うとだから

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一人一人顔が違うということは別にその

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マスクしてても性格は違うわけだけど

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一人一人違いがあったってことについて

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思い出す感度は鈍くなる気がするんですよ

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顔が全然違うとさっき喋ってた人とは全然

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違う人だよなって1回1回顔を通して

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思い出されるわけだからこの人の場合は

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どうコミュニケーションしようかってこと

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を意識すると思うんですけど

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マスクしたってもちろん全員一緒じゃない

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んだけど僕らって人それぞれに合わせて人

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の数だけ違うコミュニケーションもし

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なければいけないという面倒くさいことを

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しなきゃいけないんだっていうことを忘れ

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てしまう気はしますよね実際はみんな違う

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わけだから

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面倒くさいわけじゃないですか一括りにし

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ないでってみんな思ってるし人とは違う

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自分を見てってお互いに思ってるわけだ

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けどその

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違うっていう面倒くささと向き合う訓練

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みたいなものはやっぱりなんか表情の違い

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顔の違いってこととすごい直結してたんだ

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なっていうのは先生の話を伺ってて僕は

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そう感じましたね

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